JPH09192838A - アルミニウム薄板t型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法 - Google Patents
アルミニウム薄板t型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法Info
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- JPH09192838A JPH09192838A JP750596A JP750596A JPH09192838A JP H09192838 A JPH09192838 A JP H09192838A JP 750596 A JP750596 A JP 750596A JP 750596 A JP750596 A JP 750596A JP H09192838 A JPH09192838 A JP H09192838A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルミまたはアルミ合金からなる板厚2mm
以下の薄板で構成されるT型継手をミグアークによるす
み肉溶接で接合するに際し、過大入熱に起因する過大溶
込みやアークの板貫通によるビードの溶け落ちを発生す
ることなく、等脚長で溶込みの安定したすみ肉ビードを
形成できること。 【解決手段】 通電チップ先端がトーチノズル先端から
前方にトーチノズル内径寸法の10〜45%分の長さだ
け突き出した溶接トーチを用い、交流1周期における正
極性期間の時間比率を5〜50%の範囲で設定し、溶接
ワイヤとT型継手との間に交流パルスミグアークを発生
させてすみ肉溶接を行う。
以下の薄板で構成されるT型継手をミグアークによるす
み肉溶接で接合するに際し、過大入熱に起因する過大溶
込みやアークの板貫通によるビードの溶け落ちを発生す
ることなく、等脚長で溶込みの安定したすみ肉ビードを
形成できること。 【解決手段】 通電チップ先端がトーチノズル先端から
前方にトーチノズル内径寸法の10〜45%分の長さだ
け突き出した溶接トーチを用い、交流1周期における正
極性期間の時間比率を5〜50%の範囲で設定し、溶接
ワイヤとT型継手との間に交流パルスミグアークを発生
させてすみ肉溶接を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルミニウムま
たはアルミニウム合金からなる薄板(以下、アルミニウ
ム薄板という)で板厚2mm以下のもので構成されるT
型継手をミグアークによるすみ肉溶接で接合する溶接方
法に関し、過大溶込みを発生することなく、等脚長で溶
込みの安定したすみ肉ビードを形成できるアルミニウム
薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法に関するもの
である。
たはアルミニウム合金からなる薄板(以下、アルミニウ
ム薄板という)で板厚2mm以下のもので構成されるT
型継手をミグアークによるすみ肉溶接で接合する溶接方
法に関し、過大溶込みを発生することなく、等脚長で溶
込みの安定したすみ肉ビードを形成できるアルミニウム
薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両、船舶等の輸送機分野においては、
高速化、軽量化の要請に応えるため、車体や船体として
アルミニウム製の溶接構造物の採用が進展しており、最
近では部位によっては、板厚2mm以下のアルミニウム
薄板が使用されるようになっている。
高速化、軽量化の要請に応えるため、車体や船体として
アルミニウム製の溶接構造物の採用が進展しており、最
近では部位によっては、板厚2mm以下のアルミニウム
薄板が使用されるようになっている。
【0003】アルミニウム製の溶接構造物の溶接法とし
ては、溶接部に対する要求特性や作業能率等の点から、
アルゴンなどの不活性ガスを主体としたシールドガスと
定速度送給される溶接ワイヤとを用いるミグ溶接(Meta
l Inert Gas Arc Welding )が多用されている。そして
溶接構造物の継手構造としては、主に、二枚の板材を突
き合わせて構成する突合せ継手と、図4に示すように、
下板M1の上に立板M2を立設して構成したT型継手と
があり、アルミニウムによる軽量化の進展が著しい漁船
などでは、ミグアークによるすみ肉溶接で接合するT型
継手の占める割合が多い。
ては、溶接部に対する要求特性や作業能率等の点から、
アルゴンなどの不活性ガスを主体としたシールドガスと
定速度送給される溶接ワイヤとを用いるミグ溶接(Meta
l Inert Gas Arc Welding )が多用されている。そして
溶接構造物の継手構造としては、主に、二枚の板材を突
き合わせて構成する突合せ継手と、図4に示すように、
下板M1の上に立板M2を立設して構成したT型継手と
があり、アルミニウムによる軽量化の進展が著しい漁船
などでは、ミグアークによるすみ肉溶接で接合するT型
継手の占める割合が多い。
【0004】従来、アルミニウム合金で構成されるT型
継手をすみ肉溶接する場合には、図4に示すように、T
型継手の開先コーナー部Aに向かって定速度送給される
溶接ワイヤWを支持する代表的な市販の溶接トーチとし
て、溶接ワイヤ通電用の通電チップ1aの先端を、シー
ルド性を高めるなどの観点から、シールドガスを溶接部
に向けて噴出させる円筒状のトーチノズル1b(ノズル
内径D=16mm)の先端からノズル内部側に距離L2
(L2=−6〜−12mm、マイナス符号はノズル先端
からの後退方向を意味する)だけ後退させた溶接トーチ
1(全体図は図示省略)が用いられている。そして、溶
接中に開先コーナー部Aへの目視によるワイヤの狙い位
置調整がスムーズに行えるよう開先コーナー部Aとトー
チノズル1b先端との距離L1が17〜20mm程度に
なるように、溶接トーチ1を保持してすみ肉溶接を行っ
ている。したがって通電チップ1a先端と開先コーナー
部Aとの距離L3、つまりワイヤ突出し長さL3は、2
4〜32mm程度となっている。なお、すみ肉ビードの
脚長は、3〜5mm程度である。
継手をすみ肉溶接する場合には、図4に示すように、T
型継手の開先コーナー部Aに向かって定速度送給される
溶接ワイヤWを支持する代表的な市販の溶接トーチとし
て、溶接ワイヤ通電用の通電チップ1aの先端を、シー
ルド性を高めるなどの観点から、シールドガスを溶接部
に向けて噴出させる円筒状のトーチノズル1b(ノズル
内径D=16mm)の先端からノズル内部側に距離L2
(L2=−6〜−12mm、マイナス符号はノズル先端
からの後退方向を意味する)だけ後退させた溶接トーチ
1(全体図は図示省略)が用いられている。そして、溶
接中に開先コーナー部Aへの目視によるワイヤの狙い位
置調整がスムーズに行えるよう開先コーナー部Aとトー
チノズル1b先端との距離L1が17〜20mm程度に
なるように、溶接トーチ1を保持してすみ肉溶接を行っ
ている。したがって通電チップ1a先端と開先コーナー
部Aとの距離L3、つまりワイヤ突出し長さL3は、2
4〜32mm程度となっている。なお、すみ肉ビードの
脚長は、3〜5mm程度である。
【0005】そして溶接法としては、ワイヤ径1.0m
mあるいは1.2mmの溶接ワイヤとアルゴンガスをシ
ールドガスとして用い、溶接ワイヤを陽極とする逆極性
において、溶接ワイヤをスプレイ移行させる臨界電流値
以上のパルス電流とアークを維持するだけの小さいベー
ス電流とを交互に繰り返して溶接を行う直流パルスミグ
アーク溶接が用いられている。
mあるいは1.2mmの溶接ワイヤとアルゴンガスをシ
ールドガスとして用い、溶接ワイヤを陽極とする逆極性
において、溶接ワイヤをスプレイ移行させる臨界電流値
以上のパルス電流とアークを維持するだけの小さいベー
ス電流とを交互に繰り返して溶接を行う直流パルスミグ
アーク溶接が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来のアル
ミニウム薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法で
は、アルミニウム製の溶接ワイヤは鋼製の溶接ワイヤに
比べて軟らかであり、溶接中にワイヤの巻き癖や送給抵
抗の影響を受けてワイヤ狙い位置のずれが発生し易く、
図5に示すように、不等脚長で、下板M1と立板M2と
で溶込みが不均一なすみ肉ビードとなる場合がしばしば
あった。
ミニウム薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法で
は、アルミニウム製の溶接ワイヤは鋼製の溶接ワイヤに
比べて軟らかであり、溶接中にワイヤの巻き癖や送給抵
抗の影響を受けてワイヤ狙い位置のずれが発生し易く、
図5に示すように、不等脚長で、下板M1と立板M2と
で溶込みが不均一なすみ肉ビードとなる場合がしばしば
あった。
【0007】また、前記従来の方法では、平均溶接電流
が溶接ワイヤの臨界電流値以下の範囲においても溶滴の
スプレー移行化ができるようにした逆極性の直流パルス
ミグアーク溶接であっても、板厚が1.5〜2.0mm
程度となると溶接入熱が過大となって、図6に示すよう
に、過大溶込みBや、溶接ビード裏面の膨れCなどの欠
陥がしばしば発生し、溶接条件によってはアークの板貫
通によるビードの溶け落ちが発生することがあった。
が溶接ワイヤの臨界電流値以下の範囲においても溶滴の
スプレー移行化ができるようにした逆極性の直流パルス
ミグアーク溶接であっても、板厚が1.5〜2.0mm
程度となると溶接入熱が過大となって、図6に示すよう
に、過大溶込みBや、溶接ビード裏面の膨れCなどの欠
陥がしばしば発生し、溶接条件によってはアークの板貫
通によるビードの溶け落ちが発生することがあった。
【0008】このため、溶接ひずみ取り作業や補修溶接
作業に手間がかかるという問題があり、アルミニウム製
溶接構造物の薄肉化・軽量化が阻害されていた。
作業に手間がかかるという問題があり、アルミニウム製
溶接構造物の薄肉化・軽量化が阻害されていた。
【0009】そこでこの発明は、板厚2mm以下のアル
ミニウム薄板で構成されるT型継手をミグアークによる
すみ肉溶接で接合するに際し、過大入熱に起因する過大
溶込みやアークの板貫通によるビードの溶け落ちを発生
することなく、等脚長で溶込みの安定した良好なすみ肉
ビードを形成でき、これにより従来行われていた溶接ひ
ずみ取り作業や補修溶接作業を大幅に低減して生産性を
向上でき、車体や船体等のアルミニウム製溶接構造物の
薄肉化・軽量化に寄与できるようにした、アルミニウム
薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法を提供するこ
とを目的とするものである。
ミニウム薄板で構成されるT型継手をミグアークによる
すみ肉溶接で接合するに際し、過大入熱に起因する過大
溶込みやアークの板貫通によるビードの溶け落ちを発生
することなく、等脚長で溶込みの安定した良好なすみ肉
ビードを形成でき、これにより従来行われていた溶接ひ
ずみ取り作業や補修溶接作業を大幅に低減して生産性を
向上でき、車体や船体等のアルミニウム製溶接構造物の
薄肉化・軽量化に寄与できるようにした、アルミニウム
薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明によるアルミニウム薄板T型継手のすみ
肉ミグアーク溶接方法は、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金からなる板厚2mm以下の薄板で構成されるT
型継手をミグアークによるすみ肉溶接で接合するに際
し、T型継手に向かって定速度送給される溶接ワイヤを
支持する溶接トーチとして、通電チップ先端がトーチノ
ズル先端から前方にトーチノズル内径寸法の10〜45
%分の長さだけ突き出した溶接トーチを用い、交流1周
期における正極性期間の時間比率を5〜50%の範囲で
設定し、溶接ワイヤとT型継手との間に交流パルスミグ
アークを発生させてすみ肉溶接を行うことを特徴とす
る。
めに、この発明によるアルミニウム薄板T型継手のすみ
肉ミグアーク溶接方法は、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金からなる板厚2mm以下の薄板で構成されるT
型継手をミグアークによるすみ肉溶接で接合するに際
し、T型継手に向かって定速度送給される溶接ワイヤを
支持する溶接トーチとして、通電チップ先端がトーチノ
ズル先端から前方にトーチノズル内径寸法の10〜45
%分の長さだけ突き出した溶接トーチを用い、交流1周
期における正極性期間の時間比率を5〜50%の範囲で
設定し、溶接ワイヤとT型継手との間に交流パルスミグ
アークを発生させてすみ肉溶接を行うことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明による溶接方法は、図1
に示すように、溶接トーチとして、通電チップ2a先端
をトーチノズル2b先端から前方にトーチノズル内径寸
法Dの10〜45%分の長さL2だけ突き出した溶接ト
ーチ2を用い、溶接中にワイヤ狙い位置調整がスムーズ
に行えるよう開先コーナー部Aとトーチノズル2b先端
との距離L1が17〜20mm程度になるように、溶接
トーチ1を保持してすみ肉溶接を行う。したがって、ト
ーチノズル内径寸法Dを16mm、距離L1を18mm
とすると、通電チップ2aのチップ突出し長さL2は約
2〜7mm、ワイヤ突出し長さL3は約16〜11mm
となる。
に示すように、溶接トーチとして、通電チップ2a先端
をトーチノズル2b先端から前方にトーチノズル内径寸
法Dの10〜45%分の長さL2だけ突き出した溶接ト
ーチ2を用い、溶接中にワイヤ狙い位置調整がスムーズ
に行えるよう開先コーナー部Aとトーチノズル2b先端
との距離L1が17〜20mm程度になるように、溶接
トーチ1を保持してすみ肉溶接を行う。したがって、ト
ーチノズル内径寸法Dを16mm、距離L1を18mm
とすると、通電チップ2aのチップ突出し長さL2は約
2〜7mm、ワイヤ突出し長さL3は約16〜11mm
となる。
【0012】このような通電チップ2aを前方に突き出
した溶接トーチ2を使用し、ワイヤ突出し長さL3を従
来よりも短くすることにより、ワイヤの巻き癖や送給抵
抗の影響が緩和されて開先コーナー部Aへのワイヤ狙い
位置の変動を大幅に小さくすることができ、これによっ
て等脚長で溶込みの安定したすみ肉ビードを形成でき
る。
した溶接トーチ2を使用し、ワイヤ突出し長さL3を従
来よりも短くすることにより、ワイヤの巻き癖や送給抵
抗の影響が緩和されて開先コーナー部Aへのワイヤ狙い
位置の変動を大幅に小さくすることができ、これによっ
て等脚長で溶込みの安定したすみ肉ビードを形成でき
る。
【0013】チップ突出し長さL2については、トーチ
ノズル内径寸法Dの10%分の長さを下回ると、ワイヤ
突出し長さL3の縮小が十分でなく前記ワイヤ狙い位置
の変動抑制効果が得られず、溶接中にいつもワイヤ狙い
位置の調整を必要とするという溶接作業性の悪化を招
く。一方、チップ突出し長さL2がトーチノズル内径寸
法Dの45%分の長さを超えると、ワイヤ突出し長さL
3が短くなり過ぎ、アークスタート時(溶接開始時)
に、ワイヤ先端と開先コーナー部間に発生したアークが
這い上がって通電チップ先端部が溶着するいわゆるバー
ンバックを起こすことがある。したがって、チップ突出
し長さL2は、トーチノズル内径寸法Dの10〜45%
分の長さとする必要があり、すみ肉ビード形状や溶込み
の観点から、15〜35%分の長さとすることがより好
ましい。
ノズル内径寸法Dの10%分の長さを下回ると、ワイヤ
突出し長さL3の縮小が十分でなく前記ワイヤ狙い位置
の変動抑制効果が得られず、溶接中にいつもワイヤ狙い
位置の調整を必要とするという溶接作業性の悪化を招
く。一方、チップ突出し長さL2がトーチノズル内径寸
法Dの45%分の長さを超えると、ワイヤ突出し長さL
3が短くなり過ぎ、アークスタート時(溶接開始時)
に、ワイヤ先端と開先コーナー部間に発生したアークが
這い上がって通電チップ先端部が溶着するいわゆるバー
ンバックを起こすことがある。したがって、チップ突出
し長さL2は、トーチノズル内径寸法Dの10〜45%
分の長さとする必要があり、すみ肉ビード形状や溶込み
の観点から、15〜35%分の長さとすることがより好
ましい。
【0014】またこの発明による溶接方法は、過大入熱
に起因する過大溶込みやアークの板貫通によるビードの
溶け落ちを防止するため、図2にその溶接電流波形を示
すように、溶接ワイヤとT型継手との間に、溶接ワイヤ
が陽極となる逆極性期間TEPにベース電流IB とパルス
電流IP とからなる逆極性溶接電流を通電し、溶接ワイ
ヤが陰極となる正極性期間TENに正極性溶接電流IENを
通電し、この逆極性期間TEPと正極性期間TENとを交互
に繰り返す交流パルスミグアークを発生させ、交流1周
期における正極性期間の時間比率である正極性比率を5
〜50%の範囲で設定してすみ肉溶接を行う。なお、正
極性比率=〔TEN/(TEN+TEP)〕×100%で表さ
れる。
に起因する過大溶込みやアークの板貫通によるビードの
溶け落ちを防止するため、図2にその溶接電流波形を示
すように、溶接ワイヤとT型継手との間に、溶接ワイヤ
が陽極となる逆極性期間TEPにベース電流IB とパルス
電流IP とからなる逆極性溶接電流を通電し、溶接ワイ
ヤが陰極となる正極性期間TENに正極性溶接電流IENを
通電し、この逆極性期間TEPと正極性期間TENとを交互
に繰り返す交流パルスミグアークを発生させ、交流1周
期における正極性期間の時間比率である正極性比率を5
〜50%の範囲で設定してすみ肉溶接を行う。なお、正
極性比率=〔TEN/(TEN+TEP)〕×100%で表さ
れる。
【0015】周知のように、逆極性アーク(溶接ワイヤ
が陽極で溶接母材が陰極)と、正極性アーク(溶接ワイ
ヤが陰極で溶接母材が陽極)とを比較すると、逆極性ア
ークでは深い溶込みが得られる一方、正極性アークで
は、ワイヤ送給速度が同一の場合、逆極性アークに比べ
て低い溶接電流でワイヤを溶融することができるので、
溶接入熱が低く浅い溶込みとなる。したがって、両極性
の交流パルスミグアーク溶接によると、ワイヤ送給速度
を一定に設定したままで正極性比率を適正範囲で増加さ
せることにより、従来の逆極性の直流パルスミグアーク
溶接に比べて溶接母材(T型継手)への溶接入熱を減少
させて、過大入熱に起因する過大溶込みやアークの板貫
通によるビードの溶け落ちを防止できる。
が陽極で溶接母材が陰極)と、正極性アーク(溶接ワイ
ヤが陰極で溶接母材が陽極)とを比較すると、逆極性ア
ークでは深い溶込みが得られる一方、正極性アークで
は、ワイヤ送給速度が同一の場合、逆極性アークに比べ
て低い溶接電流でワイヤを溶融することができるので、
溶接入熱が低く浅い溶込みとなる。したがって、両極性
の交流パルスミグアーク溶接によると、ワイヤ送給速度
を一定に設定したままで正極性比率を適正範囲で増加さ
せることにより、従来の逆極性の直流パルスミグアーク
溶接に比べて溶接母材(T型継手)への溶接入熱を減少
させて、過大入熱に起因する過大溶込みやアークの板貫
通によるビードの溶け落ちを防止できる。
【0016】正極性比率については、板厚2.0mmの
場合、5%を下回ると前記溶接入熱減少効果が小さく過
大溶込みが発生する一方、40%を超えると溶接入熱が
減少しすぎて溶込みが不足し、すみ肉ビード形状も細幅
で凸状となるので、5〜40%の範囲が適正であり、す
み肉ビード形状や溶接作業性の観点から10〜40%の
範囲がより好ましい。また、板厚が2.0mmより小の
板厚1.5mmの場合、10%を下回ると前記溶接入熱
減少効果が小さく過大溶込みが発生する一方、50%を
超えると溶込みが不足するので、10〜50%の範囲が
適正である。
場合、5%を下回ると前記溶接入熱減少効果が小さく過
大溶込みが発生する一方、40%を超えると溶接入熱が
減少しすぎて溶込みが不足し、すみ肉ビード形状も細幅
で凸状となるので、5〜40%の範囲が適正であり、す
み肉ビード形状や溶接作業性の観点から10〜40%の
範囲がより好ましい。また、板厚が2.0mmより小の
板厚1.5mmの場合、10%を下回ると前記溶接入熱
減少効果が小さく過大溶込みが発生する一方、50%を
超えると溶込みが不足するので、10〜50%の範囲が
適正である。
【0017】
【実施例】以下、実施例について説明する。なお、交流
パルスミグ溶接機(溶接電源)は神戸製鋼所製の「セン
サークAL350」を使用した。また、溶接トーチはダ
イヘン製のWTGAW−5001形(ピストル型タイプ
でトーチノズル内径寸法Dは16mm)を使用し、前記
図1における距離L1が18mmになるように保持し
た。
パルスミグ溶接機(溶接電源)は神戸製鋼所製の「セン
サークAL350」を使用した。また、溶接トーチはダ
イヘン製のWTGAW−5001形(ピストル型タイプ
でトーチノズル内径寸法Dは16mm)を使用し、前記
図1における距離L1が18mmになるように保持し
た。
【0018】〔実施例1〕 図1におけるチップ突出し
長さL2を種々変化させて、板厚2.0mm、1.5m
mの各場合において、アルミニウム合金薄板で構成され
るT型継手を交流パルスミグアークにてすみ肉溶接し、
そのときの溶接作業性、すなわち溶接中におけるワイヤ
狙い位置調整操作の度合いを調べて評価した。
長さL2を種々変化させて、板厚2.0mm、1.5m
mの各場合において、アルミニウム合金薄板で構成され
るT型継手を交流パルスミグアークにてすみ肉溶接し、
そのときの溶接作業性、すなわち溶接中におけるワイヤ
狙い位置調整操作の度合いを調べて評価した。
【0019】溶接に係る条件は、母材(下板及び立
板):A5052−H34、下板寸法:幅250mm×
長さ300mm、立板寸法:幅50mm×長さ300m
m、溶接ワイヤ:A5356WY,ワイヤ径1.2m
m、シールドガス:アルゴンガス(流量25〜30リッ
トル/min)、正極性比率:20%、ワイヤ送給速
度:8m/min、溶接速度:200cm/min、で
ある。
板):A5052−H34、下板寸法:幅250mm×
長さ300mm、立板寸法:幅50mm×長さ300m
m、溶接ワイヤ:A5356WY,ワイヤ径1.2m
m、シールドガス:アルゴンガス(流量25〜30リッ
トル/min)、正極性比率:20%、ワイヤ送給速
度:8m/min、溶接速度:200cm/min、で
ある。
【0020】溶接作業性の評価判定は、通電チップ先端
がトーチノズル先端から6mm後退した従来溶接トーチ
を使用した場合との比較で行い、◎:溶接作業性特に良
好、○:溶接作業性良好、△:溶接作業性従来と同等、
×:溶接作業性劣る、の四段階とした。結果を表1に示
す。
がトーチノズル先端から6mm後退した従来溶接トーチ
を使用した場合との比較で行い、◎:溶接作業性特に良
好、○:溶接作業性良好、△:溶接作業性従来と同等、
×:溶接作業性劣る、の四段階とした。結果を表1に示
す。
【0021】
【表1】
【0022】表1からわかるように、板厚2.0mmの
場合、板厚1.5mmの場合ともに、通電チップ突出し
長さL2がトーチノズル内径寸法Dの5%分の長さのと
きは、ワイヤ突出し長さL3の縮小が十分でなく溶接中
ひんぱんにワイヤ狙い位置の調整を必要とした。また、
ノズル内径寸法Dの50%分の長さのときは、ワイヤ突
出し長さL3が短くなり過ぎてバーンバックが発生し
た。これに対して、発明例では、チップ突出し長さL2
をトーチノズル内径寸法Dの10〜45%分の長さとし
たことから、従来より溶接作業性が改善され、等脚長で
溶込みの安定したすみ肉ビードを形成でき、特に、15
〜35%分の長さ範囲において、すみ肉ビード形状や溶
込みのより良好な結果が得られた。
場合、板厚1.5mmの場合ともに、通電チップ突出し
長さL2がトーチノズル内径寸法Dの5%分の長さのと
きは、ワイヤ突出し長さL3の縮小が十分でなく溶接中
ひんぱんにワイヤ狙い位置の調整を必要とした。また、
ノズル内径寸法Dの50%分の長さのときは、ワイヤ突
出し長さL3が短くなり過ぎてバーンバックが発生し
た。これに対して、発明例では、チップ突出し長さL2
をトーチノズル内径寸法Dの10〜45%分の長さとし
たことから、従来より溶接作業性が改善され、等脚長で
溶込みの安定したすみ肉ビードを形成でき、特に、15
〜35%分の長さ範囲において、すみ肉ビード形状や溶
込みのより良好な結果が得られた。
【0023】〔実施例2〕 正極性比率を種々変化させ
て、板厚2.0mm、1.5mmの各場合において、ア
ルミニウム合金薄板で構成されるT型継手を交流パルス
ミグアークにてすみ肉溶接し、そのときの立板側の溶込
み深さを調べて評価した。
て、板厚2.0mm、1.5mmの各場合において、ア
ルミニウム合金薄板で構成されるT型継手を交流パルス
ミグアークにてすみ肉溶接し、そのときの立板側の溶込
み深さを調べて評価した。
【0024】溶接に係る条件は、母材(下板及び立
板):A5052−H34、下板寸法:幅250mm×
長さ300mm、立板寸法:幅50mm×長さ300m
m、溶接ワイヤ:A5356WY,ワイヤ径1.2m
m、シールドガス:アルゴンガス(流量25〜30リッ
トル/min)、通電チップ突出し割合:20%(チッ
プ突出し長さL2=3.2mm)、ワイヤ送給速度:9
m/min、溶接速度:200cm/min、である。
板):A5052−H34、下板寸法:幅250mm×
長さ300mm、立板寸法:幅50mm×長さ300m
m、溶接ワイヤ:A5356WY,ワイヤ径1.2m
m、シールドガス:アルゴンガス(流量25〜30リッ
トル/min)、通電チップ突出し割合:20%(チッ
プ突出し長さL2=3.2mm)、ワイヤ送給速度:9
m/min、溶接速度:200cm/min、である。
【0025】溶込みの評価判定は、●:過大溶込み、
○:1.6〜1.9mm、◎:0.4mm以上1.6m
m未満、△:0.1mm以上0.4mm未満、×:0.
1mm未満、の四段階とした。結果を表2に示す。なお
表2において、正極性比率ゼロは、逆極性の直流パルス
ミグアーク溶接を意味している。
○:1.6〜1.9mm、◎:0.4mm以上1.6m
m未満、△:0.1mm以上0.4mm未満、×:0.
1mm未満、の四段階とした。結果を表2に示す。なお
表2において、正極性比率ゼロは、逆極性の直流パルス
ミグアーク溶接を意味している。
【0026】
【表2】
【0027】表2からわかるように、板厚2.0mmの
場合、正極性比率は、5%を下回ると溶接入熱減少効果
が得られずに過大溶込みが発生し、40%を超えると溶
接入熱が減少しすぎて溶込みが浅くなるので、5〜40
%の範囲が適正であり、すみ肉ビード形状や溶接作業性
の観点から10〜40%の範囲がより好ましい。一方、
板厚が2mmより小の板厚1.5mmの場合、正極性比
率は、10%を下回ると溶接入熱減少効果が得られずに
過大溶込みが発生し、50%を超えると溶込みが浅くな
るので、10〜50%の範囲がよい。
場合、正極性比率は、5%を下回ると溶接入熱減少効果
が得られずに過大溶込みが発生し、40%を超えると溶
接入熱が減少しすぎて溶込みが浅くなるので、5〜40
%の範囲が適正であり、すみ肉ビード形状や溶接作業性
の観点から10〜40%の範囲がより好ましい。一方、
板厚が2mmより小の板厚1.5mmの場合、正極性比
率は、10%を下回ると溶接入熱減少効果が得られずに
過大溶込みが発生し、50%を超えると溶込みが浅くな
るので、10〜50%の範囲がよい。
【0028】〔実施例3〕 板厚2.0mm、1.5m
mの各場合において、アルミニウム合金薄板で構成され
るT型継手を交流パルスミグアークにてすみ肉溶接し、
溶接によって発生する下板の変形量(角変形量)を調べ
た。変形量hについては、図3に示すように、下板M1
片側における溶接開始側の角部での変形量h1と溶接終
了側の角部での変形量h2とを測定し、その平均値(h
1+h2)/2を変形量hとした。
mの各場合において、アルミニウム合金薄板で構成され
るT型継手を交流パルスミグアークにてすみ肉溶接し、
溶接によって発生する下板の変形量(角変形量)を調べ
た。変形量hについては、図3に示すように、下板M1
片側における溶接開始側の角部での変形量h1と溶接終
了側の角部での変形量h2とを測定し、その平均値(h
1+h2)/2を変形量hとした。
【0029】溶接に係る条件は、母材(下板及び立
板):A5052−H34、下板寸法:幅500mm×
長さ500mm、立板寸法:幅50mm×長さ500m
m、溶接ワイヤ:A5356WY,ワイヤ径1.2m
m、シールドガス:アルゴンガス(流量25〜30リッ
トル/min)、通電チップ突出し割合:20%(チッ
プ突出し長さL2=3.2mm)、である。結果を表3
に示す。
板):A5052−H34、下板寸法:幅500mm×
長さ500mm、立板寸法:幅50mm×長さ500m
m、溶接ワイヤ:A5356WY,ワイヤ径1.2m
m、シールドガス:アルゴンガス(流量25〜30リッ
トル/min)、通電チップ突出し割合:20%(チッ
プ突出し長さL2=3.2mm)、である。結果を表3
に示す。
【0030】
【表3】
【0031】表3からわかるように、この発明による溶
接方法によると、板厚2mm以下のアルミニウム合金薄
板で構成されるT型継手の接合に際し、過大溶込みを発
生することなく等脚長で溶込みの安定した良好なすみ肉
ビードを形成でき、従来溶接方法に比べて継手の変形量
hを半減することができた。
接方法によると、板厚2mm以下のアルミニウム合金薄
板で構成されるT型継手の接合に際し、過大溶込みを発
生することなく等脚長で溶込みの安定した良好なすみ肉
ビードを形成でき、従来溶接方法に比べて継手の変形量
hを半減することができた。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるアル
ミニウム薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法によ
ると、板厚2mm以下のアルミニウム薄板で構成される
T型継手をミグアークによるすみ肉溶接で接合するに際
し、過大入熱に起因する過大溶込みやアークの板貫通に
よるビードの溶け落ちを発生することなく、等脚長で溶
込みの安定した良好なすみ肉ビードを形成でき、これに
より従来行われていた溶接ひずみ取り作業や補修溶接作
業を大幅に低減して生産性を向上でき、車体や船体等の
アルミニウム製溶接構造物の薄肉化・軽量化に寄与する
ことができる。
ミニウム薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法によ
ると、板厚2mm以下のアルミニウム薄板で構成される
T型継手をミグアークによるすみ肉溶接で接合するに際
し、過大入熱に起因する過大溶込みやアークの板貫通に
よるビードの溶け落ちを発生することなく、等脚長で溶
込みの安定した良好なすみ肉ビードを形成でき、これに
より従来行われていた溶接ひずみ取り作業や補修溶接作
業を大幅に低減して生産性を向上でき、車体や船体等の
アルミニウム製溶接構造物の薄肉化・軽量化に寄与する
ことができる。
【図1】この発明に係る溶接トーチの説明図である。
【図2】この発明に係る交流パルスミグアーク溶接の説
明図である。
明図である。
【図3】実施例におけるT型継手の変形量hの説明図で
ある。
ある。
【図4】T型継手のすみ肉溶接に使用される従来の溶接
トーチの説明図である。
トーチの説明図である。
【図5】T型継手における不等脚すみ肉溶接ビードの説
明図である。
明図である。
【図6】T型継手におけるすみ肉溶接ビードの過大溶込
み、および溶接ビード裏面の膨れの説明図である。
み、および溶接ビード裏面の膨れの説明図である。
1,2…溶接トーチ 1a,2a…通電チップ 1b,
2b…トーチノズル M1…下板 M2…立板 A…開先コーナー部 W…溶
接ワイヤ
2b…トーチノズル M1…下板 M2…立板 A…開先コーナー部 W…溶
接ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 9/173 B23K 9/173 C 9/29 8509−4E 9/29 E
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウムまたはアルミニウム合金か
らなる板厚2mm以下の薄板で構成されるT型継手をミ
グアークによるすみ肉溶接で接合するに際し、T型継手
に向かって定速度送給される溶接ワイヤを支持する溶接
トーチとして、通電チップ先端がトーチノズル先端から
前方にトーチノズル内径寸法の10〜45%分の長さだ
け突き出した溶接トーチを用い、交流1周期における正
極性期間の時間比率を5〜50%の範囲で設定し、溶接
ワイヤとT型継手との間に交流パルスミグアークを発生
させてすみ肉溶接を行うことを特徴とするアルミニウム
薄板T型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP750596A JPH09192838A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | アルミニウム薄板t型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP750596A JPH09192838A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | アルミニウム薄板t型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09192838A true JPH09192838A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11667651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP750596A Withdrawn JPH09192838A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | アルミニウム薄板t型継手のすみ肉ミグアーク溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09192838A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6585148B2 (en) | 2001-03-15 | 2003-07-01 | Hitachi, Ltd. | Welding processes for iron-base ultra fine grained materials and structural components manufactured by the processes |
CN103612004A (zh) * | 2013-10-29 | 2014-03-05 | 南京南车浦镇城轨车辆有限责任公司 | 一种铝合金t型接头的mig补焊方法 |
-
1996
- 1996-01-19 JP JP750596A patent/JPH09192838A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6585148B2 (en) | 2001-03-15 | 2003-07-01 | Hitachi, Ltd. | Welding processes for iron-base ultra fine grained materials and structural components manufactured by the processes |
CN103612004A (zh) * | 2013-10-29 | 2014-03-05 | 南京南车浦镇城轨车辆有限责任公司 | 一种铝合金t型接头的mig补焊方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |