JPH09192522A - 粉砕装置 - Google Patents

粉砕装置

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JPH09192522A
JPH09192522A JP2603596A JP2603596A JPH09192522A JP H09192522 A JPH09192522 A JP H09192522A JP 2603596 A JP2603596 A JP 2603596A JP 2603596 A JP2603596 A JP 2603596A JP H09192522 A JPH09192522 A JP H09192522A
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JP
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lid
adapter
crushing
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crushing device
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JP2603596A
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English (en)
Inventor
Masaki Suzuki
雅喜 鈴木
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】シンクの排水口に取り付けられて生ゴミを
粉砕する粉砕装置において、従来の連続処理式粉砕装置
に対してバッチ処理機能を付加する。また併せて安全機
能を付加することを目的とする。 【解決手段】処理本体18をシンク底部14Aの排水口
42に取り付けるために従来の連続処理式粉砕装置にお
いて備えられている筒状の吊持部材22に対して、これ
よりも大径の筒状のアダプター24を第一の締付ナット
26を用いて連結し、そしてそのアダプター24の上端
部を第二の締付ナット28にてシンク底部14Aの排水
口42に取り付けるようにする。そのアダプター24に
は一対のリードスイッチ46を埋設し、また一方蓋体5
0にはマグネット66を装着して、それらにより蓋体5
0が閉じた状態となったときにモータに起動信号を送
り、モータを起動させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は生ゴミを粉砕する
粉砕装置に関し、詳しくは生ゴミをバッチ式に処理可能
な粉砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図11(A)に示しているよ
うにキッチンのシンク200の排水口下部に生ゴミの粉
砕装置202を取り付け、上端の投入用開口より投入し
た生ゴミを自動粉砕した上、排水とともに外部に排出す
ることが行われている。この種粉砕装置として、従来、
生ゴミを連続粉砕する連続処理式のものと生ゴミを一定
量溜めた状態で粉砕するバッチ処理式のものとが知られ
ている。
【0003】而して連続処理式の場合、同図(B)に示
しているように処理槽と、回転体を回転させることによ
って生ゴミを粉砕する回転機構、及びこれを回転駆動す
るモータとを備えた処理本体204に対して、筒状の吊
持部材206を別体に構成し、これをシンク200の排
水口208に対して下向きに嵌入させて上端部の外向き
鍔状の被支持部210を環状のワッシャー212を介し
てシンク200の排水口208の周縁部上面に支持さ
せ、そして吊持部材206の外周面に形成した雄ねじに
締付ナット214をねじ込んでこれをシンク200に固
定するとともに、吊持部材206の下端部に対して処理
本体204を所定の締結部材216で締結して、装置全
体をシンク200に吊持状態に取り付けるような構成と
なっている。
【0004】この連続処理式の粉砕装置の場合、筒状の
吊持部材206における上端開口より生ゴミを処理槽内
に連続的に投入しつつ、これをモータの回転に基づいて
連続的に粉砕処理し且つ排出する。
【0005】一方バッチ処理式の粉砕装置の場合、処理
本体より筒状の長い首部を上向きに一体に延び出させ、
その首部の上端部を上記と同様の吊持部材の下端部に締
結し、以て装置全体をシンクに吊持状態に取り付ける形
態とされている。
【0006】而してこのバッチ処理式粉砕装置の場合、
生ゴミを一定量処理槽及び長い首部内部に投入してそこ
に溜めた状態で、吊持部材の上端開口部を蓋体にて閉鎖
し、その状態でモータを回転させて一定量の生ゴミを一
度にバッチ式に粉砕処理する。
【0007】従来、これら連続処理式及びバッチ処理式
何れの粉砕装置も、通常は筒状の吊持部材及び首部の内
径が80mmφ程度の小径、つまり誤って手が入ってし
まうといったことがないような小口径とされている。一
方においてシンクの排水口は一般に口径が160mmφ
となっており、そこで従来にあってはこれら粉砕装置を
シンクに取り付けるに際しては外径の大きな環状のワッ
シャーを用いて取り付けるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように連続処理
式の粉砕装置の場合、上端開口を開放したままで粉砕動
作を行うものであり、従って安全性を考えれば蓋体にて
上端開口を閉鎖した状態で粉砕動作を行うバッチ処理式
粉砕装置の方が優れている。
【0009】しかしながら一方においてバッチ処理式の
粉砕装置の場合、スプーン等が誤って処理槽内に落下し
たとき、処理本体に上向きに一体に形成した長い首部が
邪魔となって、スプーン等落下物を取り出すことが難し
いといった問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明の粉砕装置は
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して本願の発明の粉砕装置は、上端部に生ゴミの
投入用開口と水槽の底部への取付部とを有し、該開口よ
り投入された生ゴミを粉砕したうえ排出する粉砕装置本
体に対して、該粉砕装置本体の上部を上方に延長した形
態の、該粉砕装置本体とは別体且つ上端に開口を有する
筒状のアダプターを付加し、該アダプターの下端部を該
粉砕装置本体の上端部に連結するとともに、該アダプタ
ーの上端部を前記水槽の底部に取り付けることを特徴と
する(請求項1)。
【0011】本願の別の発明の粉砕装置は、請求項1に
おいて、前記アダプターの上端部の開口に嵌合される蓋
体を設けるとともに、前記粉砕装置本体を、(イ)生ゴ
ミを粉砕処理する処理槽と、回転体の回転に基づいて該
生ゴミを粉砕する粉砕機構、及び該粉砕機構を駆動する
モータとを備えた処理本体と、(ロ)該処理本体と別体
の筒状を成し、上端部に第一の外向き鍔状の被支持部を
有するとともに、下端部において前記処理本体に固定さ
れる吊持部材とを有するものとなし、また前記アダプタ
ーを、該吊持部材と別体を成して前記水槽の排水口に対
し上側から下向きに嵌入され、下端部に内向き鍔状の支
持部を備えて該支持部において該吊持部材の前記第一の
被支持部を支持するとともに、上端部に外向き鍔状の第
二の被支持部を備えて、該第二の被支持部において前記
水槽の排水口周りの上面に直接又は環状のワッシャーを
介して間接に支持されるものとなし、且つ前記吊持部材
の上端部を前記アダプターの下端部に締め付ける第一の
締付部材を設け、それら上端部と第一の締結部材とで前
記取付部を構成するとともに、該アダプターの上端部を
前記水槽の底部に締め付ける第二の締付部材を設けたこ
とを特徴とする(請求項2)。
【0012】本願の更に別の発明の粉砕装置は、請求項
2において、前記第一の締付部材が、前記アダプターの
支持部の下側において前記吊持部材の外周面の雄ねじに
螺合され、該支持部を該吊持部材における前記第一の被
支持部とともに上下両側から挾み込む第一の締付ナット
であり、前記第二の締付部材が、前記水槽の底部の下面
側において該アダプターの外周面の雄ねじに螺合され、
該水槽底部を該アダプターにおける前記第二の被支持部
とともに上下両側から挟み込む第二の締付ナットである
ことを特徴とする(請求項3)。
【0013】本願の更に別の発明の粉砕装置は、請求項
1,2,3の何れかにおいて、前記アダプターが前記吊
持部材よりも大径のものとされていることを特徴とする
(請求項4)。
【0014】本願の更に別の発明の粉砕装置は、請求項
1,2,3,4の何れかにおいて、前記アダプターには
前記蓋体が設定した閉位置にあることを検知する蓋閉セ
ンサが設けられているとともに、該蓋体には該蓋閉セン
サによる被検知部が設けられており、且つ該蓋閉センサ
は、蓋閉状態の検知によりモータ起動信号を発する一
方、蓋開状態のときにモータ停止信号を発するものとさ
れていることを特徴とする(請求項5)。
【0015】本願の更に別の発明の粉砕装置は、請求項
5において、前記蓋閉センサが前記アダプターの周方向
2個所に設けられているとともに、前記被検知部が対応
する2個所において前記蓋体に設けられており、且つそ
れら蓋閉センサが直列に接続されていることを特徴とす
る(請求項6)。
【0016】本願の更に別の発明の粉砕装置は、請求項
5又は6において、前記蓋体は前記設定した閉位置にお
いて前記粉砕装置本体に対して水を供給するための通水
穴を形成するものとされていることを特徴とする(請求
項7)。
【0017】本願の更に別の発明の粉砕装置は、請求項
1,2,3,4,5,6,7の何れかにおいて、前記蓋
体には周方向所定個所に抜止凹部が形成されているとと
もに、前記アダプターの対応する個所には該蓋体の回転
に基づいて該抜止凹部に係合する抜止凸部が形成されて
おり、それら抜止凹部と抜止凸部との係合により該蓋体
が抜け止めされるようになっていることを特徴とする
(請求項8)。
【0018】本願の更に別の発明の粉砕装置は、請求項
5,6,7,8の何れかにおいて、前記蓋閉センサがリ
ードスイッチであり、前記被検知部が前記蓋体に取り付
けられたマグネットであることを特徴とする(請求項
9)。
【0019】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、粉砕装置本体とは別体の筒状のアダプターを付加し
て、そのアダプターの上端部を水槽の底部に取り付ける
ようになしたもので、本発明によれば、生ゴミの収容容
積を大きくすることができ、従って従来バッチ処理式粉
砕装置よりも広く普及している連続処理式粉砕装置に対
してもバッチ処理機能を付与することができる。
【0020】請求項2の発明は、粉砕装置本体を実質的
に生ゴミの粉砕処理を行う処理本体と、これとは別体の
筒状の吊持部材とに分離し、その吊持部材の下端部を処
理本体に固定するとともに、吊持部材の上端部をアダプ
ターの下端部に固定するようになしたもので、本発明に
よれば、生ゴミをバッチ式に処理することが可能である
とともに、従来のバッチ処理式粉砕装置と異なって処理
本体,吊持部材及びアダプターがそれぞれ別体を成して
いて互いに分解可能であり、従って誤って処理槽内にス
プーン等を落下させた場合においても、それらを分解す
ることによって処理槽内の落下物を容易に取り出すこと
ができる。
【0021】請求項3の発明は、アダプターの下端部と
吊持部材の上端部とを第一の締付ナットで締め付けると
ともに、アダプターの上端部を水槽底部に対して第二の
締付ナットで締め付けるようになしたもので、本発明に
よれば、アダプター及び吊持部材の連結を容易になし得
るとともに、アダプターの上端部を簡単に水槽底部に取
付固定することができる。
【0022】請求項4の発明は、上記アダプターを吊持
部材よりも大径となしたもので、本発明によれば、アダ
プターの内部の内容積をより大きくすることができ、生
ゴミの収容能力を高めることができるとともに、そのア
ダプターの上端部を一般的な水槽底部の排水口に合わせ
た大きさとすることによって、従来必要とされていた図
11(B)に示す粉砕装置取付けのための環状のワッシ
ャー212を省略することが可能となり、その分部品点
数及び組付工数を簡略化することができる。
【0023】請求項5の発明は、蓋体が設定した閉位置
にあることを検知する蓋閉センサをアダプターに設ける
一方、蓋体に被検知部を設け、その蓋閉センサによる蓋
閉状態の検知に基づいてモータ起動信号を出し、また蓋
が開いた状態のときにモータ停止信号を出すようになし
たもので、本発明によれば、蓋が開いた状態で粉砕装置
が作動するのを防止でき、安全性の高いものとすること
ができる。
【0024】請求項6の発明は、上記蓋閉センサをアダ
プターの周方向2個所に設けるとともに、蓋体に対して
被検知部を対応する2個所に設け、且つそれら蓋閉セン
サを直列に接続するようになしたもので、本発明によれ
ば、蓋体が設定した位置に閉じていないにも拘らず誤っ
て何れか一方の蓋閉センサが働くことにより粉砕装置が
作動してしまうといったことを防止でき、安全性を更に
高いものとすることができる。
【0025】請求項7の発明は、上記蓋体が前記設定し
た閉位置において通水穴を形成するものとなしたもの
で、本発明によれば、その通水穴を通じて水を粉砕装置
本体に向けて流しながら粉砕装置を作動させることがで
きる。
【0026】請求項8の発明は、上記蓋体の周方向所定
個所に抜止凹部を形成する一方、アダプターの対応する
個所に蓋体の回転に基づいてその抜止凹部に係合する抜
止凸部を形成したもので、本発明によれば、蓋体を所定
角度回転操作することにより、それら抜止凹部と抜止凸
部とを係合させて蓋体の抜止めをなすことができ、安全
性を更に高めることができる。
【0027】請求項9の発明は、上記蓋閉センサをリー
ドスイッチとなす一方、前記被検知部をマグネットとな
したもので、本発明によれば、蓋閉或いは蓋開動作を非
接触状態で検知することができ、防水性を確保すること
ができる。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10はキッチンの流し台で上
面に水栓12が設置されている。14は水槽としてのシ
ンクで、このシンク14の下部空間内に本例の生ゴミの
粉砕装置16が配設されている。この粉砕装置16は、
処理槽と、回転体の回転により生ゴミを粉砕する粉砕機
構、及びこれを駆動するためのモータとを内蔵する処理
本体18を備えている。
【0029】22は筒状の吊持部材であってその下端部
に処理本体18が締結部材20によって締結固定されて
いる。吊持部材22はまた、その上端部が筒状のアダプ
ター24の下端部に対して第一の締付ナット26により
締結されて支持されており、更にそのアダプター24の
上端部は、第二の締付ナット28によりシンク14の底
部に締結され、支持されている。
【0030】このアダプター24の外周面にはコントロ
ールボックス30が設けられており、このコントロール
ボックス30から電気コード32が延び出している。こ
こでコントロールボックス30はアダプター24に対し
て脱着可能とされている。一方処理本体18からも電気
コードが延び出しており、この電気コードがコントロー
ルボックス30に接続されるようになっている。尚、処
理本体18からは生ゴミの粉砕物を排水とともに排出す
る排出管34が延び出している。
【0031】図2に示しているように、上記円筒形状の
吊持部材22の上端部には外向き鍔状の第一の被支持部
36が形成されており、また一方円筒形状のアダプター
24の下端部には内向き鍔状の支持部38が形成されて
いて、この支持部38により第一の被支持部36が支持
されている。
【0032】吊持部材22の外周面には雄ねじ40が形
成されていてここに上記第一の締付ナット26が螺合さ
れ、この第一の締付ナット26のねじ込みによって、第
一の被支持部36が第一の締付ナット26とともにアダ
プター24における内向き鍔状の支持部38を上下両側
から挾み込む状態にかかるアダプター24に締結固定さ
れている。
【0033】一方アダプター24の上端部には外向き鍔
状の第二の被支持部41が形成されており、この第二の
被支持部41が、シンク底部14Aにおける排水口42
周りの上面により支持されている。アダプター24に
は、また、外周面に雄ねじ44が形成されていてこの雄
ねじ44に第二の締付ナット28が螺合され、この第二
の締付ナット28のねじ込みにより、第二の被支持部4
1が第二の締付ナット28とともに、シンク底部14A
における排水口42の周縁部を上下両側から挾み込む状
態にかかるシンク底部14Aに締結固定されている。
【0034】このアダプター24は、これをシンク底部
14Aの排水口42に対して上側から下向きに嵌入した
上、シンク底部14Aの下面側から第二の締付ナット2
8をねじ込むことでシンク底部14Aに取り付けること
ができる。
【0035】このアダプター24には、上端部近傍にお
いて蓋閉センサとしての一対のリードスイッチ46が周
方向に180°隔たった2位置において埋設されてい
る。これらリードスイッチ46からはリード線が延び出
していてそれぞれがコントロールボックス30に接続さ
れている。
【0036】本例において、これらリードスイッチ46
は直列に接続されており、それら一対のリードスイッチ
46が共にオン動作したときに回路が閉じるようになっ
ている。即ち後述の蓋体50が設定した閉位置にあるこ
とを検知するようになっている。
【0037】アダプター24の上端部には、また、その
内側に開口48が形成されており、その開口48に蓋体
50が嵌込み状に装着されるようになっている。
【0038】蓋体50は、図3及び図5に示しているよ
うに図中左半分がほぼ半円形状の開口52とされてお
り、また右半分にはT字状の溝54が形成されている。
この溝54の内部の水は、開口56を通じて下向きに落
下させられるようになっている。蓋体50は、更にこの
T字状の溝54の図中右側部分が傾斜面58とされてお
り、その傾斜面58の下端に通孔60が形成されてい
る。
【0039】蓋体50には、また、部分円錐形状の舌片
62が装着されており、図3(A)の平面視においてこ
の舌片62と開口52との間にスリット状の通水穴64
が形成されている。
【0040】蓋体50には、その外周部の2位置、即ち
蓋体50が設定した閉位置に位置したときに上記一対の
リードスイッチ46にそれぞれ対向する2位置におい
て、マグネット66が装着されている。
【0041】図4(A)に示しているように、蓋体50
には周方向2個所においてその外周面に沿って延びる一
対の抜止凹部68が形成されている。一方アダプター2
4の内周面には、対応する位置において周方向に延びる
抜止凸部70が形成されており、蓋体50の回転操作に
よってそれら抜止凹部68と抜止凸部70とが、蓋体5
0の閉位置において互いに上下方向に係合させられ、以
て蓋体50が抜け止めされるようになっている。尚、蓋
体50の側には切欠き72が形成されていて、この切欠
き72において抜止凸部70が上向きに通過可能とされ
ている。
【0042】図2,図3,図5に示しているようにアダ
プター24の下端部、詳しくは吊持部材22における上
端部の外向き鍔状の第一の被支持部36の上側部位にリ
ング部材74が配置され、このリング部材74がアダプ
ター24の内周面に脱着可能に嵌合されている。
【0043】このリング部材74は、内周面がテーパ面
76とされており、投入された生ゴミが吊持部材22に
おける第一の被支持部36上に引掛かることなく、円滑
に粉砕装置16における処理本体18に向かって落下す
るようになされている。
【0044】図2に明らかに示しているように、本例に
おいてはアダプター24が吊持部材22よりも大径とさ
れており、かかるアダプター24が従来のように環状の
ワッシャーを介することなく直接シンク底部14Aの排
水口42の周縁部に締結固定されている。
【0045】本例においては、従来の連続処理式粉砕装
置における吊持部材の上端部に、これよりも内径の大き
な円筒形状のアダプター24が連結されており、そのア
ダプター24の上端部において粉砕装置16全体がシン
ク底部14Aに締結固定され、吊持されるようになって
いる。
【0046】而して本例の粉砕装置16において、それ
ら吊持部材22及びアダプター24の内側には処理本体
18内の処理槽内部とともに大容積の生ゴミの収容空間
が形成されており、従って本例の粉砕装置16において
は、一度に多量の生ゴミをその収容空間に投入した状態
において蓋体50をセットし、その状態で生ゴミをバッ
チ式に処理することができる。即ち本例によれば、従来
の連続処理式粉砕装置に対してバッチ処理機能を付加す
ることができる。
【0047】一方においてその吊持部材22の内径は小
さいものとされ(例えば80mmφ)、従って上端開口
より手が処理本体18内に挿入されるのが防止される構
造となっている。
【0048】本例の粉砕装置16においては、また、蓋
体50が設定した閉位置に位置したとき、蓋体50に装
着した一対のマグネット66が、アダプター24に埋設
した一対のリードスイッチ46に丁度対向する状態とな
り、ここにおいて処理本体18のモータに起動信号が送
られて、モータが回転させられるようなっている。
【0049】即ち蓋体50が閉じられた状態において初
めて粉砕装置16が作動させられるようになっており、
従って蓋体50が開かれた状態で粉砕装置16が作動す
ることの危険が回避されている。
【0050】尚、本例においては蓋体50を閉じた状態
においても水栓12からの水が蓋体50を通過して処理
本体18内部に流入可能とされており、水栓12からの
水を連続供給しつつ生ゴミをバッチ式に処理可能とされ
ている。
【0051】上記のように本例の粉砕装置16において
は、生ゴミをバッチ式に処理することが可能である一方
において、従来のバッチ処理式粉砕装置と異なって、吊
持部材22及びアダプター24が処理本体18と別体且
つ分解可能とされているため、誤って処理槽内にスプー
ン等が落下した場合においても、それらを分解すること
によって処理槽内の落下物を容易に取り出すことができ
る。
【0052】また本例においては、そのアダプター24
の上端部が従来一般のシンク底部14Aの排水口42の
大きさに対応した大きさとされているため、装置取付け
に当たって従来のように環状のワッシャーを必要としな
い利点を有する。
【0053】また本例においては、蓋閉センサとしての
リードスイッチ46及び対応するマグネット66が、ア
ダプター24及び蓋体50の周方向2個所に設けられて
いて、それらが共に対向する状態となって初めて処理本
体18のモータが起動させられるようになっているた
め、蓋体50が開いた状態において、例えば磁性材から
なる物品が誤ってリードスイッチ46の近傍に落下し或
いは位置したような場合においても、蓋体50が開いた
状態で処理本体18のモータが起動するといったことが
なく、安全性が高い利点を有する。
【0054】また本例においては、蓋体50を閉じた状
態において抜止凹部68と抜止凸部70との係合作用に
基づいて蓋体50が抜け止めされており、安全性が更に
高められている。
【0055】更に本例の装置においては、蓋閉センサが
リードスイッチ46にて構成されており、これにより蓋
体50を非接触状態で検知することが可能となって防水
性を確保できる利点も有している。
【0056】図6は上記実施例とは異なった蓋体の形態
例を示したもので、この例の蓋体78は、略半円形状の
プレート状の固定部80と、同じく略半円形状のプレー
ト状の可動部82とを有するように成したもので、この
例の蓋体78の場合、つまみ84を摘んで可動部82を
スライド回転操作することによって、開口86を広く或
いは狭くすることができる。
【0057】而して本例においては同図(B)に示すよ
うに可動部82を回転操作して扇形状の通水穴86Aが
形成された時点において、蓋体78に設けたマグネット
66がアダプター24に設けたリードスイッチ46と丁
度対向するようにされている。即ちこの状態が粉砕装置
16を作動させる際の蓋体78の閉位置に設定されてい
る。
【0058】尚、図6(C)に示しているように可動部
82を180°回転操作して開口86を完全に閉じた状
態にすることによって、シンク14内部に水を溜めるこ
とが可能である。
【0059】図7は蓋体の更に他の形態例を示したもの
で、この例の蓋体90は、一対の略扇形状の開口92を
形成するプレート状の固定部94と、その開口92を開
閉するシャッター式の回転スライド式のプレート状の可
動部96とを有する形態を成したもので、本例において
は、つまみ98を摘んでこれを回転操作することにより
開口92を広く又は狭く開閉することができる。
【0060】而して図7(B)に示しているように所定
の大きさの通水穴92Aを形成する状態まで可動部96
が閉じられた時点で、蓋体90側のマグネット66とア
ダプター24側のリードスイッチ46とが丁度対向する
ようにされている。即ちこの状態において処理本体18
のモータが起動させられるようになっているこの状態に
おいては、水栓12からの水をその通水穴92Aを通じ
て処理本体18側に連続供給することが可能である。
【0061】一方、図7(C)に示しているように可動
部96をスライド回転させて開口92を完全に閉じるこ
とによって、シンク14内部に水を溜めることが可能と
なる。
【0062】図8は蓋体の更に他の形態例を示してい
る。この例は、粉砕装置16を使用しないでシンク14
を使用するときには(A)に示す通常の蓋体104をシ
ンク14の排水口部に装着する一方、粉砕装置16を使
用する際には(B)の蓋体100又は(C)の蓋体10
2をシンク14の排水口部に装着して使用するように成
したものである。而して本例における蓋体100又は1
02には、粉砕装置16を作動させる際に水栓12から
の水を通過させるための一定の大きさの通水穴106又
は108が形成されている。
【0063】尚、これら蓋体100,102に対して上
記第一の実施例と同様に抜止凹部68を形成しておいて
抜け止めするようになすことが望ましく、また蓋体10
0,102を回転操作して抜止凹部68と抜止凸部70
とを係合させ且つ回転方向位置を規定することでマグネ
ット66をリードスイッチ46に対向状態とすることが
できる。
【0064】図9は蓋体の更に他の形態例を示したもの
で、この例の蓋体106は、上端及び下端が開口形状の
リング部材の下端面にメッシュ108を張設し、またリ
ング部材を直径方向に連結した形態のつまみ110を設
けたものである。この例の場合、抜止凸部70を抜止凹
部68に係合させつつ蓋体106を一杯まで回転操作し
た位置が蓋体106の閉位置となり、蓋体106に設け
たマグネット66がリードスイッチ46に当接した状態
となる。本例においては、メッシュ108における各網
目部分が全体として通水穴を形成する
【0065】図10は蓋体の更に他の形態例を示したも
ので、この例の蓋体106は図9に示す蓋体106にお
いてメッシュ108の上面にプレート状且つ半円形状の
固定部112とスライド回転可能なプレート状且つ半円
形状の可動部114を設け、その可動部114に回転操
作つまみ116を設けたものである。この例の蓋体10
6の場合、可動部114をスライド回転させることによ
って、蓋体106の開口を全体的に閉じた状態とするこ
とができる。尚、可動部114を閉じた状態において、
同図(B)に示しているように円弧形状のスリット状通
水部118が形成されるようになっている。
【0066】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記実施例においては、ア
ダプターが円筒形状を成しているが、これを円錐台形
状、つまり外周壁部がテーパ形状をなしているような形
状とすることも可能であるし、また上記図1に示すコン
トロールボックス30をアダプター24と別体としてこ
れを流し台内部の他の個所に設置するといったことも可
能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である粉砕装置をキッチンの
流し台内部に取り付けた状態で示す図である。
【図2】図1における粉砕装置の要部断面図である。
【図3】図2の粉砕装置におけるアダプターを蓋体とと
もに示す図である。
【図4】図3に示すアダプターに対して蓋体を開いた状
態及び閉じた状態で示す図である。
【図5】図2における本発明の要部を各部品に分解して
示す分解図である。
【図6】図1ないし図5の実施例とは異なった形態の蓋
体を示す図である。
【図7】図1ないし図5の実施例とは更に異なった形態
の蓋体を示す図である。
【図8】図1ないし図5の実施例とは更に異なった形態
の蓋体を示す図である。
【図9】図1ないし図5の実施例とは更に異なった形態
の蓋体を示す図である。
【図10】図1ないし図5の実施例とは更に異なった形
態の蓋体を示す図である。
【図11】本発明の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 流し台 14A シンク底部 16 粉砕装置 18 処理本体 22 吊持部材 24 アダプター 26 第一の締付ナット 28 第二の締付ナット 30 コントロールボックス 32 電気コード 36 第一の被支持部 38 支持部 41 第二の被支持部 42 排水口 46 リードスイッチ 48 開口 50,78,90,100,102,104,106
蓋体 64 通水穴 66 マグネット 68 抜止凹部 70 抜止凸部 80,94,112 固定部 82,96,114 可動部 86A,92A 通水穴 108 メッシュ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に生ゴミの投入用開口と水槽の底
    部への取付部とを有し、該開口より投入された生ゴミを
    粉砕したうえ排出する粉砕装置本体に対して、該粉砕装
    置本体の上部を上方に延長した形態の、該粉砕装置本体
    とは別体且つ上端に開口を有する筒状のアダプターを付
    加し、該アダプターの下端部を該粉砕装置本体の上端部
    に連結するとともに、該アダプターの上端部を前記水槽
    の底部に取り付けるようになしたことを特徴とする粉砕
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記アダプターの上
    端部の開口に嵌合される蓋体を設けるとともに、前記粉
    砕装置本体を、(イ)生ゴミを粉砕処理する処理槽と、
    回転体の回転に基づいて該生ゴミを粉砕する粉砕機構、
    及び該粉砕機構を駆動するモータとを備えた処理本体
    と、(ロ)該処理本体と別体の筒状を成し、上端部に第
    一の外向き鍔状の被支持部を有するとともに、下端部に
    おいて前記処理本体に固定される吊持部材とを有するも
    のとなしまた前記アダプターを、該吊持部材と別体を成
    して前記水槽の排水口に対し上側から下向きに嵌入さ
    れ、下端部に内向き鍔状の支持部を備えて該支持部にお
    いて該吊持部材の前記第一の被支持部を支持するととも
    に、上端部に外向き鍔状の第二の被支持部を備えて、該
    第二の被支持部において前記水槽の排水口周りの上面に
    直接又は環状のワッシャーを介して間接に支持されるも
    のとなし且つ前記吊持部材の上端部を前記アダプターの
    下端部に締め付ける第一の締付部材を設け、それら上端
    部と第一の締結部材とで前記取付部を構成するととも
    に、該アダプターの上端部を前記水槽の底部に締め付け
    る第二の締付部材を設けたことを特徴とする粉砕装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第一の締付部材
    が、前記アダプターの支持部の下側において前記吊持部
    材の外周面の雄ねじに螺合され、該支持部を該吊持部材
    における前記第一の被支持部とともに上下両側から挾み
    込む第一の締付ナットであり、前記第二の締付部材が、
    前記水槽の底部の下面側において該アダプターの外周面
    の雄ねじに螺合され、該水槽底部を該アダプターにおけ
    る前記第二の被支持部とともに上下両側から挟み込む第
    二の締付ナットであることを特徴とする粉砕装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、前
    記アダプターが前記吊持部材よりも大径のものとされて
    いることを特徴とする粉砕装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3,4の何れかにおい
    て、前記アダプターには前記蓋体が設定した閉位置にあ
    ることを検知する蓋閉センサが設けられているととも
    に、該蓋体には該蓋閉センサによる被検知部が設けられ
    ており、且つ該蓋閉センサは、蓋閉状態の検知によりモ
    ータ起動信号を発する一方、蓋開状態のときにモータ停
    止信号を発するものとされていることを特徴とする粉砕
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記蓋閉センサが前
    記アダプターの周方向2個所に設けられているととも
    に、前記被検知部が対応する2個所において前記蓋体に
    設けられており、且つそれら蓋閉センサが直列に接続さ
    れていることを特徴とする粉砕装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記蓋体は前
    記設定した閉位置において前記粉砕装置本体に対して水
    を供給するための通水穴を形成するものとされているこ
    とを特徴とする粉砕装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6,7の何
    れかにおいて、前記蓋体には周方向所定個所に抜止凹部
    が形成されているとともに、前記アダプターの対応する
    個所には該蓋体の回転に基づいて該抜止凹部に係合する
    抜止凸部が形成されており、それら抜止凹部と抜止凸部
    との係合により該蓋体が抜け止めされるようになってい
    ることを特徴とする粉砕装置。
  9. 【請求項9】 請求項5,6,7,8の何れかにおい
    て、前記蓋閉センサがリードスイッチであり、前記被検
    知部が前記蓋体に取り付けられたマグネットであること
    を特徴とする粉砕装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252582A (ja) * 2000-03-13 2001-09-18 Toto Ltd 厨芥処理機
JP2002301396A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Teral Kyokuto Inc ディスポーザの投入口蓋
JP2008302363A (ja) * 2008-09-25 2008-12-18 Aichi Electric Co Ltd 粉砕処理装置
KR20160016444A (ko) * 2014-08-05 2016-02-15 이창주 회피 설치가 가능한 디스포저

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