JP2006520267A - バッチ送り廃棄物ディスポーザのインターロック装置 - Google Patents

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Abstract

排水口を閉鎖することなく、インターロック保護された食品廃棄物ディスポーザのスイッチを起動する手段と、インターロック保護された食品廃棄物ディスポーザを起動することなく、排水口を閉鎖する手段とを有する装置が提供される。

Description

(関連出願の参照)
本出願は、本出願と同時出願され、参照により全体が本明細書に組み込まれる、「バッチ送り廃棄物ディスポーザのスイッチング機構」と題された、米国特許出願に関連するものである。
本発明は、食品廃棄物ディスポーザ(food waste disposer)に関し、さらに詳細には、食品廃棄物ディスポーザをバッチ送りモード(batch feed mode)で作動する手段に関する。
本発明の開示は、バッチ送り廃棄物ディスポーザで用いるインターロック装置に関する。
連続送り廃棄物ディスポーザと異なり、バッチ送り廃棄物ディスポーザは、ディスポーザを廃棄物食品で満たし、次に排水口をほぼ閉鎖した後にディスポーザを作動することにより動作し、これにより食品廃棄物をバッチで処理する。バッチ送りディスポーザは、排水口内に位置するインターロック装置を用いてディスポーザを起動する。インターロック装置は、さらに、作動中に金属製食器などの異物がディスポーザに入るのを防止するが、通常は、水がディスポーザに流れ込むことを可能にする。バッチ送り廃棄物ディスポーザは、シンク領域の上方に電気配線スイッチを有していない台所でも使用され、その場合には、インターロック装置は、バッチ送り廃棄物ディスポーザのスイッチとして作用する。
ディスポーザを起動する1つの一般的手段は、インターロック装置をディスポーザのスロート内のスイッチに機械的に接触させることによる。しかし、ディスポーザを起動するそのような機械的手段は、信頼性に劣り、早期に故障することがあった。
バッチ送り廃棄物ディスポーザを起動する新規な方法は、例えば磁気スイッチの起動などの非接触方式を含んでいる。この方法では、インターロック装置は、磁石を含み、この磁石は、排水口内に正しく位置合わせされると、ディスポーザを起動する磁気スイッチを閉じる。インターロック装置は、その磁石が、排水口内において正確な垂直方向および径方向位置にあり、磁気スイッチに位置合わせされるように、配置されなければならない。
インターロック装置は、さらに、ディスポーザの作動全体を通して正しい位置に保持されると同時に、ディスポーザ内への水の自由流れを可能にしなければならない。しかしながら、ディスポーザを使用していないときは、住宅所有者が、食器洗いのためなどにディスポーザを起動することなく、ストッパを用いてシンク内に水を保持できることが望ましい。磁気インターロック装置を備える従来のディスポーザは、異なる2つの装置を用いて、これら2つの異なる機能を実行していた。すなわち、水流を用いてディスポーザを起動するためのインターロック装置、およびディスポーザを起動せずに水を保持するためのストッパ装置である。必要とされるものは、両方の機能を実行できる単一の装置であり、これにより、ディスポーザおよびシンクの付属部品数を低減し、それらの使用を簡単化する。
Greenwood,MississippiのViking Range Corporationから販売されているような、磁気スイッチアセンブリを用いるバッチ送り廃棄物ディスポーザでは、スイッチ(一般にスナップ作動スイッチまたはマイクロスイッチ)に接続された磁石を使用して、ディスポーザを起動する。さらに、リードスイッチまたはホール効果センサを使用することもできる。アセンブリは、一般に、特定の接続アセンブリを用いて、ディスポーザ本体の外側面に取り付けられる。必要とされるものは、住宅所有者が工具を使用せずに、既存の食品廃棄物ディスポーザに容易に取付け可能な、簡単な磁気スイッチアセンブリである。さらに、既存の連続送り廃棄物ディスポーザに容易に取付け可能な磁気スイッチアセンブリを有することにより、連続送り廃棄物ディスポーザを、バッチ送り廃棄物ディスポーザに変更できることが望ましい。
排水口を閉鎖することなくバッチ送り食品廃棄物ディスポーザの磁気スイッチを起動する手段と、ディスポーザを起動することなく排水口を閉鎖する手段とを有する、インターロック装置が提供される。
第1の実施形態において、インターロック装置は、第1の複数の排水孔および少なくとも1つの磁石を有するストレーナバスケットと、排水口に係合されかつ第2の複数の排水孔を有する下側ディスクと、第2の複数の排水孔を閉鎖できるゴム被覆シールと、シールおよびストレーナバスケットに結合されたステムと、ストレーナバスケットおよび下側ディスクで支持されるばねとを備える。インターロック装置は、開位置および閉位置を有し、開位置は、第2の複数の排水孔を閉鎖することなく磁気スイッチを起動し、閉位置は、磁気スイッチを起動することなく第2の複数の排水孔を閉鎖する。好ましい実施形態においては、ステムは、開位置と閉位置との間の移動を提供にするトラックを有し、下側ディスクは、トラック内で動く少なくとも1つのタブを有する。
第2の実施形態において、インターロック装置は、第1の端部および第2の端部を有し、第1の端部は、排水口に下向きに向けられているときに、スイッチング機構を起動せずに排水口を閉鎖でき、第2の端部は、第2の端部の周辺部近くに置かれた磁石を有し、かつ排水口に下向きに向けられているときに、排水口を閉鎖せずにスイッチング機構を起動できる。好ましい実施形態において、第1の端部は、ほぼ円形の周辺部を有し、第2の端部は、円形または非円形の周辺部を有し、第2の端部の有効直径は、第1の端部の有効直径より大きい。この好ましい実施形態において、第1の端部は、第1の端部が排水口に下向きに向けられると、取付けガスケットに着座し、第2の端部は、第2の端部が排水口に下向きに向けられると、環状リッジに着座する。
本開示のより完全な理解は、添付図面を参照することにより可能になる。
次に、本開示は、開示される主題の好ましい実施形態が示される添付図面を参照して、より完全に記載される。しかしながら、この開示される主題は、他の多くの異なる形態において具体化でき、本明細書で示される実施形態に限定されると解釈すべきではない。
図1から図4A、図4Bを参照すると、シンクフランジ20に取り付ける磁気スイッチアセンブリ10が示される。食品廃棄物ディスポーザのシンクフランジならびに標準シンクマウントの解説は、米国特許第3,025,007号に見出すことができる。この特許は、参照により本明細書に組み込まれる。
図1は、磁気スイッチアセンブリ10の上面図を示し、この磁気スイッチアセンブリ10は、ハウジング12と、磁石14(ハウジング内に含まれ、仮想線で示される)と、磁石14に動作的に結合されるスイッチ16(ハウジング内に含まれ、仮想線で示される)とからなる。最終的にスイッチ16は、ケーブル18を介してディスポーザを作動する電源(図示せず)に接続し、かつ制御する。ハウジング12は、プラスチック材料または任意の別の適正な材料で製作される一体ハウジングである。「一体ハウジング」の用語は、住宅所有者により使用されるハウジング12の最終構造を示し、実際にはハウジング12は、2つ以上の部品で形成されていると想定される。
本開示の好ましい態様では、ハウジング12は、シンクフランジ20外側周辺の少なくとも一部のまわりでハウジング12を「はめ込む」ことにより、シンクフランジ20に取り付けられる。ハウジング12は、排水口に外接する食品廃棄物ディスポーザの任意の外側表面15にはめ込まれることができることも想定される。図1に最も良く示されるように、このはめ込み係合は、シンクフランジ20の直径Dにほぼ一致するハウジング12を設けることにより達成される。このようにして、ハウジング12の第1の表面13は、ディスポーザのシンクフランジ20の外側表面15に係合する。図3に最も良く示されているように、この第1の表面13および外側表面15は、一般に円形の幾何形状である。また、ハウジング12は、はめ込み嵌合をまだ可能にしながら、シンクフランジ20に対するハウジング12の安定した係合を促進するように、シンクフランジ20の周辺の半分以上を取り囲むことが好ましいことに留意されたい。図2に最も良く示されているように、ハウジング12は、シンクフランジ20のまわりにはめ込まれて、シンク22、シンクフランジ20、または食品廃棄物ディスポーザ(図示せず)の分解を必要とせずに、シンクフランジ20とのはめ込み係合を維持する。詳細には、ハウジング12は、シンクフランジ20に(通常は)3つのフランジねじ24のうちの2つのねじの間に取り付けられる。したがって、ハウジング12は、フランジねじ24のいずれも取り外すことなく、取り付けまたは取り外しできる。
さらに、好ましくは、ハウジング12は、フランジねじの少なくとも1本に係合するように構成された係止溝28を含む。このようにして、磁気スイッチングアセンブリ10は、第1にシンクフランジ20のまわりにハウジング12をはめ込み(図2)、次に、係止溝28がフランジねじ24に係合するまでハウジング12を回転させることにより、強固に取り付けられることができる。この方法で磁気スイッチングアセンブリ10を固定することにより、食品廃棄物ディスポーザの作動中に磁気スイッチングアセンブリ10が動く可能性を低減させ、安定したスイッチング位置を提供する。
当業者には理解されることであるが、シンクフランジ20でのハウジング12の適正な位置(すなわち、シンク22の下向きの相対的な垂直距離)は、インターロック装置が排水口内に配置されるとき、起動する磁石の予測される位置に応じる。したがって、そのような当業者は、ハウジングの位置を調整できる。
ハウジング12は、磁石14と、スイッチ16と、磁石14をスイッチ16に動作的に結合するのに必要な任意の他の結合装置26とを保持するように構成されている。図1から図4A、図4Bは、ハウジング12が、磁石14およびスイッチ16を完全に含むとして示しているが、ハウジングは、これらアイテムの一方または両方の一部だけを含むこともできる。単一スイッチが、図に示され本明細書で記載されるが、当業者には明らかであるが、複数のスイッチを使用して、冗長なスイッチングシステムを実現できる(例えば、食品廃棄物ディスポーザを起動するために、2つのスイッチを閉じる必要があるスイッチング機構)。ハウジング12の別の機能的態様は、シンクフランジ20の外側表面に近接する位置への磁石14の安定した配置である。これはいくつかの方法で達成でき、その1つが図1および図3に描かれていることは、当業者には理解されるであろう。
なお、スイッチ16は、排水口内に磁石を有するインターロック装置の存在を検出すると、食品廃棄物ディスポーザを作動させることができるように構成される。好ましくは、スイッチ16は、磁石14に結合されるスナップ作動スイッチである。ただし、他の種類のレシーバを用いて、インターロック装置およびその磁石の存在を検出することも想定される。当業者には理解されることであるが、スイッチングアセンブリ10内に個別磁石14を必要とするかどうかは、使用されるスイッチの種類に応じる。図1から図3に示される実施形態においては、スナップ作動スイッチ16が、用いられ、かつインターロック装置の磁石を検出し、それによってスイッチングを閉じる手段として、磁石14に結合される。しかし、レシーバとしてリードスイッチまたはホール効果センサを使用すれば、ハウジング内の個別磁石は必要とされない。リードスイッチの内部では、2つの強磁性体接点が、この場合インターロック装置内に配置される磁石である個別磁石の存在により発生される磁界の存在の下で、吸引または反発される。ホール効果センサのコアは、ホール効果素子である。磁石が、ホール効果素子の近傍にあるとき、磁界の強さに比例した電流が素子内を流れる。素子内に発生した電流は、2つの端子間に電位差を発生させる。ホール効果スイッチでは、この電位差がある一定レベルを超えると、スイッチが閉じる。
スナップ作動スイッチは、他の種類のスイッチでは扱えないような、食品廃棄物ディスポーザの大きい動作電流を扱える理由から好ましい。市場で現在一般に見られるスナップ作動スイッチの例には、Cherry KWSA−0001スナップ作動スイッチ、およびSaia−Burgessスナップ作動スイッチがある。リードスイッチまたはホール効果スイッチなどの他のスイッチは、リレーまたはトライアックと組み合わせて使用して、大きい電流作動を可能にする必要があり得る。ディスポーザが作動していないとき、スイッチ16は、ノーマルオープン構成にあり、スイッチ接点が開回路位置にあることを意味する(すなわち、ディスポーザが起動されない)。
スイッチ16を閉じるための2つの可能な代替構成があり、それらの両方を用いて食品廃棄物ディスポーザを起動できる。第1の構成では、スイッチ16は、磁石14がシンクフランジ20内部に置かれた別の磁石により「吸引」されるときに閉じる。第2の構成では、スイッチ16は、磁石14がシンクフランジ20内部に置かれた別の磁石により「反発」されるときに閉じる。知られているように、開示されるスナップ作動スイッチは、ボタンを含み、このボタンは、押されるとスイッチを閉じさせる。ハウジング内の磁石14の移動を、スイッチ16のボタンに結合させる(使用されるスナップ作動スイッチの種類に応じて)必要がある。したがって、磁石14を受け入れ、かつスイッチ16のボタンと連動するのに特に適合する結合手段26は、磁石14の動きに従って動き、これによりスイッチを閉じるように構成される。一実施形態においては、結合手段26は、特定に形成されかつ形状付けられた硬質プラスチック部品であるが、複数の異なる材料および複数の異なる構成で形成して、スイッチ16への磁気力の適正な伝達を実現できる。しかし、磁石およびスイッチの向きに応じて、磁石の力をスイッチに直接伝達できる限り、結合手段26は必要でないこともある。さらに、構成部品14、16、および26の代わりに、組み合わされた磁石/スイッチアセンブリを用いることができ、この場合には、アセンブリ上の磁石は、スイッチとして作動して、スイッチング機能を直接制御する。
好ましくは、磁石14は、希土類磁石であり、より好ましくは、ネオジムからなる磁石であり、さらに好ましくは、ネオジム鉄ホウ素からなる磁石である。希土類磁石は、強度、小型サイズ、信頼性、およびコストの点から好ましい。テストの結果では、希土類磁石は、住宅所有者による容易な利用に重要である、より頑強で正確なスイッチ位置を提供することを示している。
図4Aおよび図4Bは、本開示のさらなる特徴を示す。ケーブル18は、食品廃棄物ディスポーザに直接接続できるが、ケーブル18は、標準の接地型コンセントに差し込まれることができるプラグ30に接続されることもできる。プラグ30は、オス型端部32およびメス型端部34を含む。当業者には良く知られているように、オス型端部32は、3つの端子、すなわちライン端子36、中立端子38、および接地端子40を備える。メス型端部34は、食品廃棄物ディスポーザ(図示せず)からのプラグを受け入れるために、ラインレセプタクル42、中立レセプタクル44、接地レセプタクル46を有する。図4Bに示されるとおり、食品廃棄物ディスポーザを起動できるのは、ライン端子36をライン端子42に接続する回路が、スイッチングアセンブリ10のスイッチ16を閉じることにより閉じられたときだけである。この構成は、住宅所有者の部品に配線を全く必要としないため、連続送り廃棄物ディスポーザをバッチ送り廃棄物ディスポーザに変更するのに特に有効である。
次に図5A、図5Bから図7を参照すると、インターロック装置100の第1の実施形態が、排水口101と関連付けて示されている。下側ディスク102は、その上側縁部の周辺部に、食品廃棄物ディスポーザのストレーナフランジ104でシールするためのシール103を組み込んでいる。下側ディスク102は、ゴムシール110が開位置にあるときに、水を流すことができる孔108を有する円錐形部分106を備えるように構成される。好ましくは、ゴムシール110は、中実の円錐形ゴム部品であり、閉じた位置にあるとき、下側ディスク102の円錐形部分106と嵌合することにより、水が孔108から流れ出るのを防止する。
インターロック装置100は、水を通過させる排水孔114と上側縁部の周辺部の磁石バンド116とを有する、可動のストレーナバスケット112を使用する。ストレーナバスケット112は、ステム118のねじりおよびロック運動により下方に移動可能である。ステム118にあるトラック120は、円錐形部分106の頂部に配置されるタブ128(図5B参照)と接触し、閉位置から開位置へ移動するとき開位置から閉位置に移動するとき、ストレーナバスケット112のねじりおよびロック運動を案内する。ばね122は、ストレーナバスケット112と下側ディスク102との間でステム118を覆って取り付けられ、それら部品を相互に離れるように付勢する。保持リング124をステム118の底部に取り付けて、ゴムシール110をステム118に固定する。代替方法では、保持ピン、接着手段、ステム118とゴムシール110との間のねじ接続部、あるいはステム118とゴムシール110との間の加圧接続部を含むが、これらに限定されない、他の保持手段も利用できる。
図6には、閉位置にあるインターロック装置100が示されている。閉位置では、ゴムシール110は、下側ディスク102の円錐形部分106に係合されている。閉位置ではまた、磁石バンド116は、スイッチ126(すなわち、図1から図4A、図4Bのスイッチ16)を閉じるのに必要なスイッチング位置の上にあり、この結果、食品廃棄物ディスポーザを起動できない。したがって、水は、孔114を通ってストレーナバスケット112内に流入できるが、ゴムシール110の係合により孔108を通って下側ディスク102内への流れは妨げられる。したがって、閉じたとき、インターロック装置100は、バッチ食品廃棄物ディスポーザを起動することなく、シンクのストッパとして作用する。
図7には、開位置にあるインターロック装置100が示されている。インターロック装置100は、ばねで付勢されたステム118を下方に押すことにより、閉位置から開位置に移動する。下側ディスク102にあるタブ128(図5B)は、ステム118が下方に押されるとき、上向きにトラック120に従う。タブ128がトラック118の最上部に達すると、ステムは、回転されてタブ128をトラック120の水平部部分で係止することができる。
この開位置では、磁石バンド116は、スイッチ126と位置合わせされ、この結果、スイッチ126を閉じ、食品廃棄物ディスポーザを起動する。磁石バンド116は、ストレーナバスケット112の周辺部を覆うため、磁石バンド116とスイッチ126との径方向の位置合わせは、この実施形態では問題とならないことに留意されたい。ただし、磁石バンド116を、ストレーナバスケット112の上側縁部に沿った1つの位置に置かれるより小さな磁石に置換えられることは可能である。この代替実施形態において、このより小さな磁石とスイッチ126を径方向に位置合わせする必要があり、これは重要な追加の特徴となる。開位置では、下側ディスク102およびストレーナバスケット112の両方の排水孔(108、114)は、水をディスポーザ内に排水するために開いており、これはディスポーザの作動中には望ましい。
ばね122の付勢と併せて、前述のねじり運動を反転することにより、ストレーナバスケット112およびゴムシール110は回転して閉位置に戻り、これにより、食品廃棄物ディスポーザの作動を停止させる。明らかに分かるように、排水口からインターロック装置100を取り外すことにより、ディスポーザを作動することなく、水を排水口から流すことができる。
図8から図11を参照すると、排水口201に関連して、インターロック装置200の第2の実施形態が示されている。好ましくは、インターロック装置200は、可動構成要素を持たない一体部品ユニットである。インターロック装置200は、2つの対向する端部、すなわち直径Dを有する第1の端部202と、Dより大きい有効直径Dを有する第2の端部204とを有する。第2の端部は、円形形状にでき、または図8から図11に示すように非円形形状であってもよい。これに関して、「有効」直径Dは、非円形の第2の端部204まわりに外接する円の直径を構成する。各端部は、ストッパ200に異なる機能を提供する。この実施形態において、磁石208は、第2の端部204の外側周辺210に配置される。特定の端部が排水口201内に配置されるようにストッパ200を向けることにより、食品廃棄物ディスポーザの作動を指令する。さらに、各端部(202、204)は、側面に形成されたハンドル206を含み、住宅所有者による取扱いを容易にする。
図9Aおよび図11は、排水口201に関連する閉位置のインターロック装置200を示す。第1の端部202は、排水口201に下向きに挿入され、既存の取付けガスケット212(図11に示すとおり)に着座し、主シール面210を形成し、これにより水が排水口201から流れるのを阻止する。既存の着脱可能なバッフル(図示せず)の上面など排水口201内の別の代替面は、磁石208がスイッチ214に位置合わせされていないなら、有効シール面を提供するのに十分である。この構成においては、インターロック装置200は、シンクに対してストッパとして作用し、磁石208がスイッチ214に位置合わせされていないため、バッチ食品廃棄物ディスポーザは起動されない。
図9Bおよび図10は、インターロック装置200に関する開位置を示す。第2の側204が排水口201に下向きに挿入されると、第2の側は、DからDの間の直径(したがって、端部202は通過するが、端部204は通過しない)が好ましい、環状リッジ216上に載る。この位置で、磁石208は、シンクフランジの外側に配置されたスイッチ214(すなわち図1から図4A、図4Bのスイッチ16)に位置合わせされ、これにより食品廃棄物ディスポーザを起動する。環状リッジ216の位置は、スイッチ214との適切な垂直方向の位置合わせを提供することに留意されたい。ただし、インターロック装置200は、磁石208がスイッチ214に位置合わせされており、水がディスポーザに自由に流れ込むなら、取付けガスケット(図示せず)または既存の着脱可能なバッフル(図示せず)を含む別の面に着座してもよい。
この実施形態において、第2の端部204は、「3スポーク」構成を有するものとして示されるが、食品廃棄物ディスポーザが起動され、かつ水がディスポーザに流れ込むとするように、その面が排水口201内に着座するなら、他の形状を用いることもできることは、当業者には明らかである。図8から図11の実施形態において、第2の側204は、非円形形状面を有し、この形状面は、この構造に着座されるとき、水が排水口201を通り流れるための間隔220を本質的に提供し、したがって、水が、自由にディスポーザに流れ込み、これは、ディスポーザの作動中に望ましい。あるいは、インターロック装置200に円形の第2の端部を設けるには、ディスポーザが起動しているとき、水がディスポーザ内に自由に流れ込むことができる特定形状の排水口(すなわち、孔、スリット)を必要とする。
さらに、この実施形態は、第2の端部204の1つの「スポーク」内に配置された単一磁石208を示しているが、当業者には明らかなように、任意の数の磁石を、第2の端部204の周辺に沿った任意の数の位置に配置して、本明細書で前述の利点を実現できる。磁石の別の実施形態は、図8の仮想線で示すような磁石バンド207であり、これは、第2の端部204と組み合わせて使用され、第2の端部204とスイッチ214との径方向の位置合わせの必要をなくし、同時に、水がまだディスポーザを通り流れることを可能にする。磁石バンド207は、円形の幾何形状、または図8に示される非円形の幾何形状である第2の端部で使用できることに留意されたい。第2の端部204の周辺に沿った複数の磁石は、スイッチング機構が、ディスポーザを起動するためにインターロック装置の複数の磁石を同時に位置合わせする必要がある複数の冗長性スイッチを用いて構成できるため、ディスポーザ係合に関するさらに別の選択肢を提供する。矢印を、第1または第2の端部および排水口201にいずれかに設けることにより、所定の実施形態においてこのような位置合わせが必要な場合、ユーザが磁石208をスイッチ214に位置合わせするときに案内できる。
好ましくは、インターロック装置200は、少なくとも一部はプラスチック材料で構成されるが、他の適正な材料、例えばゴムまたは非磁性金属材料などを使用できることは、当業者には明らかである。
本明細書に述べたバッチ送り廃棄物ディスポーザを起動する新規システムは、当業者には明らかであろう。本発明は、特定の実施形態を参照して説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるもものではない。本発明は、多くの方法で修正または変更可能であり、そのような修正および変更形態は、本発明の範囲および精神内にあり、特許請求の範囲に含まれる。
本開示の特定の教示による、スイッチアセンブリの上面図である。 本開示の特定の教示による、シンクフランジまわりにはめ込まれたスイッチアセンブリの斜視図である。 フランジねじにより固定された、図2のスイッチアセンブリの斜視図である。 スイッチアセンブリの簡易取付け用プラグを含む、スイッチアセンブリの斜視図である。 図4Aのプラグの概略図である。 本開示の特定の教示による、インターロック装置の第1の実施形態の分解組立斜視図である。 図4Aに示すインターロック装置の第1の実施形態の下側ディスクを切取図である。 閉位置のインターロック装置の第1の実施形態の断面図である。 開位置のインターロック装置の第1の実施形態の断面図である。 本開示の特定の教示による、インターロック装置の第2の実施形態の斜視図である。 排水口に関連する、閉位置のインターロック装置の第2の実施形態の上面図である。 排水口に関連する、開位置のインターロック装置の第2の実施形態の上面図である。 排水口に関連する、開位置のインターロック装置の第2の実施形態の側面断面図である。 排水口に関連する、閉位置のインターロック装置の第2の実施形態の側面断面図である。

Claims (42)

  1. 食品廃棄物ディスポーザに結合されたシンクの排水口内に位置合わせできる装置であって、
    排水口に下向きに挿入されると、排水口を完全に覆う孔のない中実の第1の端部と、
    排水口に下向きに挿入されると、食品廃棄物ディスポーザを起動できる第2の端部とを備える、装置。
  2. 可動構成部品を含まない、請求項1に記載の装置。
  3. 第2の端部が、周辺部近くに配置された磁石を備える、請求項1に記載の装置。
  4. 磁石が、第2の端部に外接している、請求項3に記載の装置。
  5. 食品廃棄物ディスポーザが、スイッチにより起動される、請求項1に記載の装置。
  6. それぞれ第1の端部および第2の端部が、実質的に円形の周辺部を有する、請求項1に記載の装置。
  7. 第2の端部が、非円形の周辺部を有する、請求項1に記載の装置。
  8. 第2の端部の有効直径が、第1の端部の有効直径より大きい、請求項1に記載の装置。
  9. 排水口は、第2の端部が排水口に下向きに配置されると、完全に閉鎖されない、請求項1に記載の装置。
  10. スイッチは、第1の端部が排水口に下向きに配置されると、起動されない、請求項1に記載の装置。
  11. プラスチック材料で構成される、請求項1に記載の装置。
  12. 排水口が、環状リッジを備え、第2の端部は、第2の端部が排水口に下向きに配置されると、環状リッジ上に着座するが、第1の端部は、第1の端部が排水口に下向きに挿入されるとき、環状リッジを通過する、請求項1に記載の装置。
  13. 食品廃棄物ディスポーザに結合されたシンクの排水口内に位置合わせできる装置であって、
    排水口に下向きに挿入されると、排水口を閉鎖できる第1の端部と、
    排水口に下向きに挿入されると、食品廃棄物ディスポーザを起動できる第2の端部とを備え、
    第1の端部と第2の端部とが相互に固定される、装置。
  14. 可動構成部品を含まない、請求項13に記載の装置。
  15. 第2の端部が、周辺部近くに配置された磁石を備える、請求項13に記載の装置。
  16. 磁石が、第2の端部に外接している、請求項15に記載の装置。
  17. 食品廃棄物ディスポーザが、スイッチにより起動される、請求項13に記載の装置。
  18. それぞれ第1の端部および第2の端部が、実質的に円形の周辺部を有する、請求項13に記載の装置。
  19. 第2の端部が、非円形の周辺部を有する、請求項13に記載の装置。
  20. 第2の端部の有効直径が、第1の端部の有効直径より大きい、請求項13に記載の装置。
  21. 排水口は、第2の端部が排水口に下向きに配置されると、完全に閉鎖されない、請求項13に記載の装置。
  22. スイッチは、第1の端部が排水口に下向きに配置されると、起動されない、請求項13に記載の装置。
  23. プラスチック材料で構成されている、請求項13に記載の装置。
  24. 排水口が、環状リッジを備え、第2の端部は、第2の端部が排水口に下向きに配置されると環状リッジ上に着座するが、第1の端部は、第1の端部が排水口に下向きに配置されると環状リッジを通過する、請求項13に記載の装置。
  25. 食品廃棄物ディスポーザに結合されたシンクの排水口内に位置合わせできる装置であって、
    磁石とシールとに結合されたステムと、
    下側ディスクとを備え、該下側ディスクが、複数の排水孔を有し、かつ下側ディスクを貫通するステムを有し、ステムが、第1および第2の位置において下側ディスクに対して位置合せされることができ、シールが、下側ディスクの下に現れ、
    第1の位置は、食品外器物ディスポーザを起動し、第2の位置は、複数の排水孔をシールで閉鎖する、装置。
  26. ステムが、第1の位置と第2の位置との間の移動を提供するトラックを有する、請求項25に記載の装置。
  27. 下側ディスクが、トラック内を動く少なくとも1つのタブを有する、請求項26に記載の装置。
  28. 食品廃棄物ディスポーザが、スイッチにより起動される、請求項25に記載の装置。
  29. 第1の位置は、磁石がスイッチに位置合わせされることに対応する、請求項28に記載の装置。
  30. ステムが、第1の位置に下向きに押される、請求項25に記載の装置。
  31. 複数の排水孔が、第1の位置でシールによって閉鎖されない、請求項25に記載の装置。
  32. シールが、ゴム被覆材料で構成される、請求項25に記載の装置。
  33. 食品廃棄物ディスポーザに結合されたシンクの排水口内に位置合わせできる装置であって、
    第1の複数の排水孔と少なくとも1つの磁石とを備えるストレーナバスケットと、
    排水口に係合されており、かつ第2の複数の排水孔を有する下側ディスクと、
    第2の複数の排水孔を閉鎖可能なシールと、
    シールおよびストレーナバスケットに結合されたステムとを備え、
    装置が、第1の位置と第2の位置とを有し、第1の位置が、第2の複数の排水孔を閉鎖することなく食品廃棄物ディスポーザを起動し、第2の位置が食品廃棄物ディスポーザを起動することなく第2の複数の排水孔を閉鎖する、装置。
  34. ステムが、第1の位置と第2の位置との間の移動を提供するトラックを有する、請求項33に記載の装置。
  35. 下側ディスクが、トラック内を動く少なくとも1つのタブを有する、請求項34に記載の装置。
  36. 食品廃棄物ディスポーザが、スイッチにより起動される、請求項33に記載の装置。
  37. 第1の位置は、磁石がスイッチに位置合わせされることに対応する、請求項36に記載の装置。
  38. ステムが、第1の位置に下向きに押される、請求項33に記載の装置。
  39. シールが、ゴム被覆材料で構成される、請求項33に記載の装置。
  40. ストレーナバスケットおよび下側ディスクに支持されるばねをさらに備えている、請求項33に記載の装置。
  41. 下側ディスクが、第2の複数の排水孔を有する円錐形部分を有する、請求項33に記載の装置。
  42. シールが、下側ディスクの円錐形部分に対して相補的な円錐形状を有する、請求項39に記載の装置。
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