JPH09192136A - 細胞採取用鉗子 - Google Patents

細胞採取用鉗子

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Publication number
JPH09192136A
JPH09192136A JP8005656A JP565696A JPH09192136A JP H09192136 A JPH09192136 A JP H09192136A JP 8005656 A JP8005656 A JP 8005656A JP 565696 A JP565696 A JP 565696A JP H09192136 A JPH09192136 A JP H09192136A
Authority
JP
Japan
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forceps
cups
head
tip
endoscope
Prior art date
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Application number
JP8005656A
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English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝之 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09192136A publication Critical patent/JPH09192136A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は先端の鉗子部の揺動機能を持ちながら
も作動不良を起こすことなく、また内視鏡の鉗子チャン
ネルへの挿通性も良い細胞採取用鉗子を提供することを
目的としている。 【解決手段】本発明は内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可
能なシース部5の先端側に取着された先端ヘッド7と、
前記シース部5の内部に挿通された操作ワイヤ19と、
前記先端ヘッド7に回動自在に軸支され前記操作ワイヤ
19の進退により開閉して組織細胞を採取する少なくと
も一対のカップ11a,11bを有した細胞採取用鉗子
において、前記カップ11a,11bと前記先端ヘッド
7との両者にわたって前記カップ11a,11bが首振
り揺動する所定の揺動範囲内に前記カップ11a,11
bの回動を制限するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡の鉗子チャン
ネルに挿通し、体腔内の組織細胞を採取する細胞採取用
鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体腔内の組織細胞を採取するため
の細胞採取用鉗子が知られている。一般に細胞採取用鉗
子は内視鏡の鉗子チャンネルに挿通して内視鏡の先端か
ら先端カップ部を突き出し、内視鏡を適宜湾曲操作する
ことにより、採取部位にその先端カップ部を向けて開
き、採取部位に垂直に当てた状態で先端カップ部を閉じ
ることにより組織を採取するようにしている。
【0003】しかし、採取部位が細い管腔内にある場合
はその内視鏡操作ができずに管腔内壁の採取部位に対し
て垂直に先端カップ部を当てることができない場合も存
在し得る。従来、先端カップ部が鉗子の中心線から等角
にしか開かず、管腔内壁の方を向かない方式の構造のも
のが一般的であったが、このような構造の鉗子では管腔
内壁組織を確実に把持できないために採取が困難であ
る。
【0004】そこで、このような状況での手技に適する
鉗子が、実開平5−51314号公報において提案され
ている。この提案された細胞採取用鉗子は鉗子の中心線
から先端カップ部が揺動する構造のものである。
【0005】実開平5−51314号公報に開示されて
いる鉗子は図6で示すように、先端ヘッド31の先端側
部分に形成したすり割り空間32内に一対のカップ33
a,33bの基端アーム部34a,34bを配置して、
これを先端ヘッド31に枢着する。カップ33a,33
bの基端アーム34a,34bには、リンク板35a,
35bを介してワイヤ継手36を連結してある。ワイヤ
継手36は先端ヘッド31の手元側部分に形成した孔3
7に挿通されている。そして、ワイヤ継手37に連結し
た操作ワイヤ38を手元側から押し引きすることにより
リンク板35a,35bを介してカップ33a,33b
を開閉するようになっている。
【0006】カップ33a,33bを揺動可能ならしめ
るため、ワイヤ継手36は先端ヘッド31の孔37の内
径に対して揺動変位可能な程に外径を小さくしている。
ワイヤ継手36は先端ヘッド31の孔37に緩く挿通さ
れているため、孔37とこれの内部に挿通されるワイヤ
継手36との間の隙間39が大きくなり、これによりカ
ップ33a,33bが揺動可能な構造となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実開平5−51314
号公報によって提案されている鉗子はそのカップ33
a,33bを揺動可能ならしめるため、ワイヤ継手36
は孔37に対して緩く挿通されている。孔37とこれの
内部に挿通されるワイヤ継手36との間の隙間39が大
きくなっている。そこで、カップ33a,33bを開く
ため、操作ワイヤ38を手元側から押し、ワイヤ継手3
6が先端側に移動した状態で、カップ33a,33bか
らなるカップ部を揺動させた場合において、図7で示す
ように揺動角度が特に大きいときにはワイヤ継手36が
先端ヘッド31の孔37の領域から外れてしまう。この
状態からでは操作ワイヤ38を手元側に引っ張ってもカ
ップ33a,33bを閉じることができず、この状態を
解消する作業にかなりの時間がかかる。
【0008】ワイヤ継手36の先端ヘッド31の孔37
からの外れを未然に防止するためにはそのワイヤ継手3
6の全長を伸ばすことが効果的な対策である。しかし、
この対策では湾曲不可能な硬質な先端部分の全長を長く
することになり、細胞採取用鉗子を軟性内視鏡の鉗子チ
ャンネル内に挿入する上で挿入性を損なうという難点が
生じる。
【0009】本発明は前記課題に鑑みてなされたもの
で、先端の鉗子部の揺動機能を持ちながらも作動不良を
起こすことなく、また内視鏡の鉗子チャンネルへの挿通
性も良い細胞採取用鉗子を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は内視鏡の鉗子チ
ャンネルに挿通可能なシース部と、前記シース部の先端
側に取着され、前記シース部の内部と連通する孔部と先
端側にすり割り空間とを有する先端ヘッドと、前記シー
ス部の内部に挿通された操作ワイヤと、前記先端ヘッド
に回動自在に軸支され前記操作ワイヤの進退により開閉
して組織細胞を採取する少なくとも一対の鉗子部材を有
し、前記先端ヘッドに対して揺動する鉗子部とを具備し
た細胞採取用鉗子において、前記鉗子部材と前記先端ヘ
ッドとの両者にわたって前記鉗子部が揺動する所定の揺
動範囲内に前記鉗子部材の回動を制限する回動制限手段
を組み込んで設けたことを特徴とするものである。
【0011】内視鏡の鉗子チャンネルにシース部を通し
て体腔内の組織細胞採取部位に鉗子部を誘導し、操作ワ
イヤにより鉗子部材を開く。そのまま鉗子部材の少なく
ともいずれかを体腔内壁の方へ向けて組織細胞採取部位
に押圧すると、鉗子部材が揺動してその体腔内壁の方へ
向く。一対の鉗子部材が予め設定した角度まで揺動する
と、鉗子部材と先端ヘッドとの両者にわたって組み込ん
だ回動制限手段が、鉗子部材の、それ以上の角度の揺動
を阻止する。この状態で操作ワイヤを操作して鉗子部を
閉じることにより、体腔内壁の組織細胞を採取する。細
胞採取用鉗子を内視鏡チャンネルから引き抜き組織細胞
を回収する。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>図1から図3を参照して、本発明の第
1の実施形態について説明する。
【0013】(構成)図3は細胞採取用鉗子1の全体を
示し、この鉗子1は図示しない内視鏡の鉗子チャンネル
に挿入可能な挿入部2と、この挿入部2に連接された操
作部3で構成されている。挿入部2はその先端側に設け
られた体腔内組織の採取を行う湾曲不可能な先端処置部
4と、先端処置部4の手元側に設けられた湾曲可能なシ
ース部5とから構成される(図2参照)。操作部3の手
元側には前記先端処置部4を操作するためのスライダ6
が設けられ、操作部3の本体に対して進退自在となって
いる。
【0014】図2で示すように、先端処置部4はその手
元側部位に位置する先端ヘッド7を設け、この先端ヘッ
ド7はシース部5の先端に固着されている。この先端ヘ
ッド7の手元側部分にはシース部5の内部と連通すると
共に同軸的に形成した孔8が設けられ、先端ヘッド7の
先端側部分には最先端からこの孔8の部分まで達するス
リット状のすり割り空間9が形成される。このすり割り
空間9内には鉗子部材としての一対のカップ11a,1
1bの基端アーム部12a,12bが交差する状態で配
置されている。カップ11a,11bはその基端アーム
部12a,12bの交差重合部を貫通し、前記すり割り
空間9の左右両側の壁部分に両端それぞれを固着したピ
ン13によって、先端ヘッド7に対して回動自在に取着
されている。つまり、処置用鉗子部を構成する一対のカ
ップ11a,11bはそれぞれ先端ヘッド7から突き出
して組織細胞を採取するカップ部14a,14bとこれ
の手元側に連接された基端部アーム12a,12bから
構成される。
【0015】基端アーム部12a,12bの後端にはリ
ンク板15a,15bの先端がそれぞれピン16a,1
6bによって回動自在に取着され、このリンク板15
a,15bの手元側端は1本のピン17によってワイヤ
継手18の先端部分に回動自在に取着される。
【0016】このワイヤ継手18は先端ヘッド7の孔8
内に進退自在に配設される。ワイヤ継手18は操作ワイ
ヤ19の先端が固着されている。操作ワイヤ19は挿入
部2のシース部5内を通じて操作部3に導かれ、前記ス
ライダ6に連結されている。そして、操作ワイヤ19は
操作部3のスライダ6を前後に進退させるときの操作駆
動力を先端処置部4に伝達する。
【0017】ここで、前記ワイヤ継手18の外径は先端
ヘッド7の孔8の内径あるいはシース部5の内径より約
2mm以上細くなっており、このため、ワイヤ継手18
は先端ヘッド7の孔8内に隙間10を有して遊嵌され、
その孔8内で揺動自在である。従って、一対のカップ1
1a,11bによって構成した処置用鉗子部を前記先端
ヘッド31に対し、ピン13を中心として揺動させるこ
とが可能である。
【0018】一方、カップ11a,11bの、先端ヘッ
ド7から突き出したカップ部14a,14bの側方の左
右両側壁面にはそれぞれ先端ヘッド7のすり割り空間9
の幅の領域よりも側方へ突き出した張出し部20a,2
0bが設けられ、先端ヘッド7にはカップ11a,11
bが所定の角度まで揺動したときにその張出し部20
a,20bが突き当たる当接部21a,21bが形成さ
れている。
【0019】そして、カップ11a,11b側の張出し
部20a,20bと、これが当接する位置に対応して先
端ヘッド7に設けた当接部21a,21bとによって、
カップ11a,11bからなる鉗子部が揺動するとき、
その揺動ストローク端を定め、所定の揺動範囲での角度
に、カップ11a,11bの揺動を制限する回動制限手
段を構成している。つまり、カップ11a,11bから
なる鉗子部の首振り揺動可能な領域の終端はその張出し
部20a,20bが当接部21a,21bに当たること
によって制限されるようになっている。
【0020】(作用)この鉗子1を体腔内の組織細胞を
採取する場合、鉗子1の挿入部2を内視鏡のチャンネル
に通してその先端処置部4を体腔内の組織採取部位まで
挿入する。操作部3のスライダ6を前進操作することに
より操作ワイヤ19を押し進める。すると、ワイヤ継手
18も先端側へ移動し、リンク板15a,15bを介し
てカップ11a,11bの基端アーム12a,12bを
開方向に操作し、カップ部14a,14bを開く。
【0021】カップ11a,11bを開いた状態で、そ
のカップ部14a,14bのいずれかを体腔内壁の組織
採取部位に押圧すると、ワイヤ継手18の外径が先端ヘ
ッド7の孔8の内径に対して小さいため、そのワイヤ継
手18が斜めに振られてカップ11a,11bの全体が
揺動して体腔内壁の方を向く。
【0022】このとき、カップ11a,11bが予め設
定した揺動角度の範囲端まで開くと、図1のように傾き
側のカップ11a,11bの張出し部20a,20bが
先端ヘッド7の対応する当接部21a,21bに突き当
たり、その角度以上のカップ11a,11bの傾きを阻
止する。つまり、カップ11a,11bからなる鉗子部
の過剰の首振り揺動はその張出し部20a,20bと当
接部21a,21bの当接によって制限される。
【0023】この状態でスライダ6を操作して操作ワイ
ヤ19を後退させ、カップ11a,11bを閉じること
により、壁方向の組織を確実に採取することができる。
細胞採取用鉗子1を内視鏡チャンネルから引き抜き組織
を回収する。
【0024】(効果)この実施態様によれば、カップ1
1a,11bに張出し部20a,20bを設け、先端ヘ
ッド7にはカップ11a,11bが所定の角度まで揺動
したときにその張出し部20a,20bが突き当たる当
接部21a,21bを設けたから、カップ11a,11
bの過剰な揺動を抑える。前述した図7で示すような過
度の揺動によって、ワイヤ継手18や操作ワイヤ19が
先端ヘッド7の孔8からすり割り空間9を通して先端ヘ
ッド7の外部に突出して、カップ11a,11bの円滑
な閉止動作を妨げるというような作動不良を未然に防ぐ
ことができる。
【0025】また、カップ11a,11bからなる鉗子
部の揺動角度をワイヤ継手18の全長を伸ばすことによ
って規制し、その作動不良を未然に防ぐことの必要がな
く、ワイヤ継手18の全長を短縮でき、従って、硬質で
湾曲不可能な先端処置部4の全長を短くすることがで
き、これによって、細胞採取用鉗子1の内視鏡チャンネ
ルへの挿入性を向上することができる。
【0026】<第2実施形態>図4を参照して、本発明
の第2の実施形態を説明する。 (構成)この第2の実施形態において前述した第1の実
施形態と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細は
省略する。この第2の実施形態では、カップ11a,1
1bに張出し部20a,20bの代わりに突設ピン22
a,22bを設け、この突設ピン22a,22bを前述
したような対応関係で先端ヘッド7側の当接部21a,
21bに突き当てるようにしたものである。
【0027】(作用)カップ11a,11bが予め設定
した揺動角度まで開くと、前記突設ピン22a,22b
のいずれかが先端ヘッド7の当接部21a,21bのい
ずれかに突き当たり、その角度以上の揺動を阻止する。
その他の作用は前述した第1の実施形態と同様である。
【0028】(効果)この第2の実施形態によれば、前
述した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0029】<第3実施形態>図5を参照して、本発明
の第3の実施形態を説明する。
【0030】(構成)この第3の実施形態において前述
した第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付
し、その詳細は省略する。この第3の実施形態では先端
ヘッド7にすり割り空間9の中に突出する突設部23
a,23bを設け、カップ11a、11bには前述した
ような対応関係で、その突設部23a,23bが当接す
る当接部24a,24bを設けている。
【0031】(作用)カップ11a,11bが予め設定
した揺動角度まで開くと、カップ11a,11bの当接
部24a,24bのいずれかが先端ヘッド7のすり割り
空間9内の突設部23a,23bのいずれかに突き当た
り、その角度以上のカップ11a,11bの揺動を阻止
する。その他の作用は前述した第1の実施形態と同様で
ある。
【0032】(効果)この第3の実施形態の効果は第1
の実施形態と同様である。
【0033】[付記] (1) 内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシース部と、
前記シース部の先端側に取着された先端ヘッドと、前記
シース部の内部に挿通された操作ワイヤと、前記先端ヘ
ッドに回動自在に軸支され前記操作ワイヤの進退により
開閉して組織細胞を採取する少なくとも一対の鉗子部材
を有し、前記先端ヘッドに対して揺動する鉗子部とを具
備した細胞採取用鉗子において、前記鉗子部が揺動する
とき、所定の揺動角度の範囲(領域)以上に前記鉗子部
材が回動することを阻止する回動制限手段を鉗子部材と
先端ヘッドとの両者にわたって組み込んで設けたことを
特徴とする細胞採取用鉗子。
【0034】(2) 前記回動制限手段は前記鉗子部が揺動
するとき、前記鉗子部材が所定の揺動範囲の終端の角度
でその鉗子部材が前記先端ヘッドに突き当たるものであ
ることを特徴とする(1) の細胞採取用鉗子。
【0035】(3) 内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能な
シース部と、前記シース部の先端側に取着され、前記シ
ース部の内部と連通し後端側に位置した孔部と先端側に
位置したすり割り空間とを有する先端ヘッドと、前記シ
ース部の内部を挿通した操作ワイヤと、前記先端ヘッド
のすり割り空間内に少なくとも基端アーム部を配置し、
その基端アーム部を前記先端ヘッドに回動自在に軸支
し、前記操作ワイヤの進退により開閉して組織細胞を採
取する少なくとも一対の鉗子部材を有し、前記先端ヘッ
ドに対して揺動する鉗子部とを具備した細胞採取用鉗子
において、前記鉗子部材に前記先端ヘッドのすり割り空
間の幅の領域よりも突出した突設部を設けると共に、前
記先端ヘッドには前記鉗子部が揺動するとき、所定の揺
動範囲の終端の角度で前記突設部が突き当たる当接部を
設けたことを特徴とする細胞採取用鉗子。
【0036】(4) 前記操作ワイヤの先端に取着され前記
先端ヘッドの孔部内に配置され、その孔部の内径より外
径が小さなワイヤ継手と、前記ワイヤ継手が一端で回動
自在に軸支され、他端では前記一対の鉗子部材の基端ア
ーム部にそれぞれ回動自在に軸支された一対のリンク板
とを具備したことを特徴とする(3) の細胞採取用鉗子。
【0037】(5) 前記突設部が前記鉗子部材の張出し部
として形成されることを特徴とする(3) の細胞採取用鉗
子。
【0038】(6) 前記突設部が前記鉗子部材にピン状に
突設して形成されることを特徴とする(3) の細胞採取用
鉗子。
【0039】(7) 内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能な
シース部と、前記シース部の先端側に取着され、前記シ
ース部の内部と連通し後端側に位置した孔部と先端側に
位置したすり割り空間とを有する先端ヘッドと、前記シ
ース部の内部を挿通した操作ワイヤと、前記先端ヘッド
のすり割り空間内に少なくとも基端アーム部を配置し、
その基端アーム部を前記先端ヘッドに回動自在に軸支
し、前記操作ワイヤの進退により開閉して組織細胞を採
取する少なくとも一対の鉗子部材を有し、前記先端ヘッ
ドに対して揺動する鉗子部とを具備した細胞採取用鉗子
において、前先端ヘッドに前記すり割り空間内に突出し
た突設部を設けると共に、前記鉗子部材に、その鉗子部
材が揺動するとき、所定の揺動範囲の終端の角度で前記
突設部が突き当たる当接部を設けたことを特徴とする細
胞採取用鉗子。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、先
端ヘッドに対して揺動する鉗子部が所定の首振り揺動角
度以上に過剰な揺動動作を行うことによって通常の処置
動作を損なうことがなくなり、円滑な動作を確保する。
例えば操作ワイヤやワイヤ継手が先端ヘッドの孔から外
れて引っ掛かるというような作動不良状態が起こらな
い。また、このような作動不良を防止するためにワイヤ
継手の全長を伸ばす必要もないため、内視鏡の鉗子チャ
ンネルへの挿通性の良い揺動機能付き細胞採取用鉗子を
得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の細胞採取用鉗子の先端処置部
の斜視図。
【図2】第1の実施形態の細胞採取用鉗子の先端処置部
の縦断面図。
【図3】第1の実施形態の細胞採取用鉗子の全体を概略
的に示す側面図。
【図4】第2の実施形態の細胞採取用鉗子の先端処置部
の斜視図。
【図5】第3の実施形態の細胞採取用鉗子の先端処置部
の斜視図。
【図6】従来の細胞採取用鉗子における先端処置部の縦
断面図。
【図7】従来の細胞採取用鉗子における先端処置部のカ
ップ揺動状態の縦断面図。
【符号の説明】
1…細胞採取用鉗子 2…挿入部 3…操作部 4…先端処置部 5…シース部 6…スライダ 7…先端ヘッド 8…孔 9…すり割り空間 10…隙間 11a,11b…カップ 12a,12b…基端アーム部 13…ピン 14a,14b…カップ部 15a,15b…リンク板 18…ワイヤ継手 19…操作ワイヤ 20a,20b…張出し部 21a,21b…当接部 22a,22b…突設ピン 23a,23b…突設部 24a,24b…当接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の鉗子チャンネルに挿通可能なシー
    ス部と、 前記シース部の先端側に取着された先端ヘッドと、 前記シース部の内部に挿通された操作ワイヤと、 前記先端ヘッドに回動自在に軸支され前記操作ワイヤの
    進退により開閉して組織細胞を採取する少なくとも一対
    の鉗子部材を有し、前記先端ヘッドに対して揺動する鉗
    子部とを具備した細胞採取用鉗子において、 前記鉗子部材と前記先端ヘッドとの両者にわたって前記
    鉗子部が揺動する所定の揺動範囲内に前記鉗子部材の回
    動を制限する回動制限手段を組み込んで設けたことを特
    徴とする細胞採取用鉗子。
JP8005656A 1996-01-17 1996-01-17 細胞採取用鉗子 Pending JPH09192136A (ja)

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JP (1) JPH09192136A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8551086B2 (en) 2009-09-15 2013-10-08 Olympus Medical Systems Corp. Endoscopic treatment tool

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8551086B2 (en) 2009-09-15 2013-10-08 Olympus Medical Systems Corp. Endoscopic treatment tool

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