JPH0919176A - 発動装置 - Google Patents

発動装置

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JPH0919176A
JPH0919176A JP19787895A JP19787895A JPH0919176A JP H0919176 A JPH0919176 A JP H0919176A JP 19787895 A JP19787895 A JP 19787895A JP 19787895 A JP19787895 A JP 19787895A JP H0919176 A JPH0919176 A JP H0919176A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnet
pole
rotating
sliding magnet
magnets
Prior art date
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Pending
Application number
JP19787895A
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English (en)
Inventor
Koichi Sekiya
紘一 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUKOO KK
Original Assignee
MARUKOO KK
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Publication date
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Priority to JP19787895A priority Critical patent/JPH0919176A/ja
Publication of JPH0919176A publication Critical patent/JPH0919176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 S極とN極とが最接近する地点で停止しない
ために、永久に運動することになる発動装置を提供す
る。 【構成】 両端の磁極方向に直線の往復運動をなすよう
保持された直滑動磁石の両側に、回転方向にS極とN極
とが交互に配列される回転磁石を軸支し、直滑動磁石に
対して両方の回転磁石が同極で同時に回転接近するよう
に、両方の回転磁石を同期に回転させる同期装置および
原動機を備え、さらに、直滑動磁石の往復運動を回転運
動に変えるクランク機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁石の吸引力や反発
力を利用することによって、僅かな動力を基に多大な動
力を発生させることのできる発動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー保存の法則からすると、エネ
ルギーは、位置、運動、熱、光、電気等の態様の変化を
伴うことがあっても、無から発生しないだけでなく、増
減もしないとされる。この法則から、生活に必要な電気
や熱、動力等のエネルギーは、石炭や石油等の燃料の消
費、或いは水力ダムの貯水の使用、さらには、原子核変
換等によって得られるしかないのであるが、これには多
大な設備を要することはもとより、自然破壊や公害問題
の発生が避けられない。そこで、このような問題のない
人類が求める究極のエネルギーを求める理想から、燃料
等の消耗を伴わないでエネルギーが得られる永久機関の
発明がなされる。しかし、これまでに成功したものは一
例としてない。
【0003】磁石の吸引力や反発力を利用することによ
る永久機関の考え方としては、例えば、図8に示すよう
なものが挙げられる。これによると、回転子の外周に、
複数個の磁石Aが等間隔に固着されるとともに、固定子
の内周にも磁石Aと同数の磁石Bが等間隔に配設されて
いる。そして、磁石A,Bの磁極の配列は、回転子の磁
石AはN極、S極が回転方向の両側になるように配置さ
れ、固定子の磁石Bは同一極ばかりが中心に向かって突
出するように配列されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置によれば、
磁石の同極は反発し異極は引き合うため、回転子は反時
計回りの力を受けて回転する。その場合に、磁石Bの付
近には磁石BのN極が磁石AのS極を最も強く引き付け
る地点が存在するが、運動する物体の慣性によって磁石
AのS極はその地点を回転通過する。S極の回転通過に
伴って、S極と対をなす磁石AのN極もその地点を通過
するから、磁石Aと磁石BはN極どうしとなり反発力に
より同じ向きの回転が持続する。これを次々に繰り返す
ことによって、回転子の回転は永久に続くという訳であ
る。
【0005】この発明家の陥った誤りは、磁石Aは磁石
BのN極が磁石AのS極を最も強く引き付けるという地
点を、慣性により簡単に通過すると考えた点にある。磁
石BのN極に最も接近した磁石AのS極がその引き合う
力をふりきってその地点を通過するためには、回転子の
慣性力だけでは不十分で、結局、回転子は磁石AのS極
が磁石BのN極に最接近した地点で停止してしまうもの
と考えられる。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
S極とN極とが最接近する地点で停止しないために、永
久に運動することになる発動装置を提供することを目的
とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、両端の磁極方向に直線の往復運動を
なすよう保持された直滑動磁石の両側に、回転方向にS
極とN極とが交互に配列される回転磁石を軸支し、直滑
動磁石に対して両方の回転磁石が同極で同時に回転接近
するように、両方の回転磁石を同期に回転させる同期装
置および原動機を備え、さらに、直滑動磁石の往復運動
を回転運動に変えるクランク機構を設けて発動装置を構
成した。
【0008】また、クランク機構のクランク軸に勢車を
取り付けることもある。
【0009】
【作 用】
【0010】上記の構成によれば、両方の回転磁石を回
転させることにより、一方の回転磁石のS極が直滑動磁
石のS極に回転接近して反発力が生じると、同時に他方
の回転磁石のS極が直滑動磁石のN極に回転接近して吸
引力が生じるために、直滑動磁石がN極側に駆動され、
次に、一方の回転磁石のN極が直滑動磁石のS極に回転
接近して吸引力が生じると、他方の側では回転磁石のN
極が直滑動磁石のN極に回転接近してその間に反発力が
生じるために、直滑動磁石がそのS極側に駆動される。
【0011】このように直滑動磁石の両側において反発
と吸引が交互となるために、直滑動磁石が左右交互に往
復運動をなす。この交互作用により、同極の接近により
停止するということがなくなることはもちろん、磁石の
磁力、回転磁石のS極とN極の配列数等によって異なる
が、原動機の力が1とすれば、例えば、100〜100
0倍のエネルギーを取り出すことができる。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1ないし図4は、一実施例を示したもの
で、その発動装置は、図1に示すように、直線運動を起
こす動力増幅機1に、その直線運動を回転運動に変える
一対のクランク機構3,3を備えて構成される。そし
て、両方のクランク機構3,3から動力が取り出され
る。
【0014】動力増幅機1は、直線の往復運動をなす直
滑動磁石5と、その滑り方向の両側に配置される回転磁
石7,8とからなるもので、直滑動磁石5および回転磁
石7,8は、それぞれ永久磁石により形成され、両方の
回転磁石7,8がモータの原動機9およびそれに続く同
期装置10により同期に回転するようになっている。そ
の回転は、矢印に示す如く同方向であるが、異方向であ
っても良い。なお、同期装置10としては、歯車やチェ
ーンを使用したものを挙げることができる。
【0015】直滑動磁石5は、ホルダー11により左右
に直線運動をなすように保持されており、その直線運動
をなす方向の一端部がS極に、他端部がN極になってい
る。ホルダー11にはシリンダーが使用されているが、
磁石を利用することもできる。
【0016】回転磁石7,8は、回転軸を中心に磁石的
に四分割されており、S極とN極とが交互に配列されて
いる。また、両回転磁石7,8が同期するよう連結され
ているが、磁石の極の配列においても同じになってい
る。これは必ずしも正確に一致する必要がなく、ほゞ一
致すれば良い。
【0017】回転磁石7,8の分割数は、このように四
であることを要しなく、図6に示すように、6分割、図
7に示す如く、8分割というように、さらに分割数を増
やすと動力の増幅が飛躍的に大きくなる。
【0018】両方の回転磁石7,8が回転することによ
って、図2に示すように、直滑動磁石5のS極側におい
て、回転磁石7がS極で接近すると、同時に、N極側に
おいて、回転磁石8が同じくS極で接近するので、直滑
動磁石5のS極では反発が、N極側では吸引が生じる結
果、直滑動磁石5は矢印の如くN極側に移動する。
【0019】さらに、回転磁石7,8の回転により、図
3に示す如く、直滑動磁石5のS極で回転磁石7のN極
が接近し、N極側で回転磁石8のN極が接近すると、S
極側では吸引が、N極側では反発が生じて、矢印の如く
直滑動磁石5がS極に移動する。移動した状態を図4に
示す。
【0020】図4に示すように、直滑動磁石5がS極側
に移動した時、その側の回転磁石7のS極が接近する
と、同時にN極側では回転磁石8のS極が接近し、同図
矢印の如く、直滑動磁石5がN極側に移動する。
【0021】直滑動磁石5の両極において、このよう
に、吸引と反発とが同時に発生し、且つ、それが交互と
なるので、両回転磁石7,8の回転に伴い直滑動磁石5
が左右に往復移動を繰り返す。この往復運動は、連接棒
12,12を介してクランク機構3,3のピストン1
4,14に伝達される。
【0022】クランク機構3,3は、一般的なエンジン
と同様に回転運動の動力を取り出し得るようにしたもの
であるが、直滑動磁石5に往復の慣性運動を付与する重
要な役目を果たしている。そのため、動力の取り出し口
としてのクランク軸15には勢車17が取り付けられて
いる。また、勢車17を囲むクランクケース19と一体
にピストン14を保持するシリンダー21が形成されて
いる。
【0023】ピストン14の運動が連杆22を介してク
ランク軸15に伝えるために、クランク軸15にはクラ
ンク腕23が取り付けられ、それに連杆22がピン連結
される。しかし、勢車17に直結ピン連結しても良い。
また、勢車17は、図5に示すように、扇形のように他
の形態であっても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、S極とN極とが最接近する地点で停止しないことは
もちろん、少ない動力を付与することによって、それよ
りも遥かに多い動力を取り出すことができるために、こ
れを例えば自動車のエンジンに利用すれば、バッテリー
の電気により自動車を走らせることが可能であり、ま
た、発電装置を交互に接続することにより多大な電力も
得られることから、ビルや工場の発電にも利用でき、さ
らには、人類が夢としてきた燃料を要しない無公害のエ
ネルギーの造り出しが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す発動装置の断面説明図である。
【図2】直滑動磁石が往復運動をなす説明図である。
【図3】直滑動磁石が往復運動をなす説明図である。
【図4】直滑動磁石が往復運動をなす説明図である。
【図5】他の実施例を示すクランク機構の断面説明図で
ある。
【図6】回転磁石の他の例を示す説明図である。
【図7】回転磁石の他の例を示す説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
3 クランク機構 5 直滑動磁石 7,8 回転磁石 9 原動機 10 同期装置 17 勢車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端の磁極方向に直線の往復運動をなす
    よう保持された直滑動磁石の両側に、回転方向にS極と
    N極とが交互に配列される回転磁石を軸支し、直滑動磁
    石に対して両方の回転磁石が同極で同時に回転接近する
    ように、両方の回転磁石を同期に回転させる同期装置お
    よび原動機を備え、さらに、直滑動磁石の往復運動を回
    転運動に変えるクランク機構を設けたことを特徴とする
    発動装置。
  2. 【請求項2】 クランク機構のクランク軸に勢車を取り
    付けたことを特徴とする請求項1記載の発動装置。
JP19787895A 1995-06-28 1995-06-28 発動装置 Pending JPH0919176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19787895A JPH0919176A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 発動装置

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JP19787895A JPH0919176A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 発動装置

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JPH0919176A true JPH0919176A (ja) 1997-01-17

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ID=16381826

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JP19787895A Pending JPH0919176A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 発動装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998043000A1 (fr) * 1997-03-25 1998-10-01 Muneaki Takara Dispositif d'assistance a la rotation pour corps rotatif
CN103780159A (zh) * 2014-02-25 2014-05-07 哈密市金磁封环保科技有限公司 磁性转子转动磁性泵机
KR101593581B1 (ko) * 2014-08-07 2016-02-12 주식회사 포스코 롤 클리닝 장치

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