JPS60219960A - 原動力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は原動力装置に係り、特に動力源として磁気力
を利用し、回転運動や直線運動等の機械エネルギの発生
を図る原動力装置に関する。

［発明の技術的背景］ 原動機において、動力源として石炭、石油、水力、風力
、地熱、潮力、原子力等を利用し、これらの動力源によ
って蒸気機関、内燃機関、水車、風車、地熱発電用機関
、潮力機関、原子力機関等に大別されている。

また、水力発電や火力発電、あるいは原子力発電によっ
て発生した電力を動力源とする電動機もある。

このように、天然に蓄えられたエネルギを機関エネルギ
に変換し、種々機械を駆動させて工業化に寄与している
。

［背景技術の問題点コ ところで、従来の原動機においては、動力源として天然
資源を利用し、機械エネルギを発生させている。

しかし、天然資源、例えば石炭や石油、ウラン等には限
りがあり、天然資源の永久的な確保が困難であるととも
に、変換作業時に大気汚染等の公害問題を惹起する不都
合がある。

また、水力や風力等の天然資源を動力源とするものにお
いては、装置が大形化するとともに、設備費が大となる
不都合がある。

［発明の目的］ そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、動力源として磁気力を利用し、移動子を移動させ磁気
力を所望の一方向へ作用させるべく第１手段の極性を切
換制御する切換手段を設けたことにより、第１手段の極
性を容易に切換制御することができ、所望の一方向に作
用する磁気力を動力源とし得て、天然資源を動力源とす
る必要がなく、有用な機械エネルギに磁気力を変化させ
得るとともに、騒音や大気汚染等の公害問題を回避でき
、構成が簡単で、コストを低置とし得る原動力装置を実
現するにある。

［発明の構成］ この目的を達成するためにこの発明は、磁石の両極性を
交互に有する第１手段と一方の極性を有する第２手段と
からなり、前記両手段中の−の手段を固定子とするとと
もに他の手段を移動子とし、前記第１手段の所定の極性
の磁気力を所望の一方向に作用させるべく前記第１手段
の極性を切換制御する極性制御手段を設けたことを特徴
とする。

［発明の実施例］ 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１〜９図はこの発明の実施例を示すものである。第１
〜９図において、２は永久磁石を利用した原動力装置、
例えばモータである。このモータ２は、磁石のＮ極およ
びＳ極の両極性を有する第１手段たる例えば固定子４と
、一方の極性としてＮ極を有する第２手段たる例えば移
動子６とからなる。つまり、前記固定子４を、例えば４
個の第１永久磁石８−１．８−２．８−３．８−４と、
この第１永久磁石８−１．８−２．８−３．８−４を夫
々回動可能に軸着する第１回転軸１０−１、ｌｏ−２，
１０−３，１０−４と、前記第１永久磁石８と第１回転
軸１０とを内包する４個の磁性体１２とにより構成する
。この磁性体１２を円周方向等間隔に配設するとともに
、磁性体１２を、非磁性体１４を介設した２個の常磁性
体１６ａ、１６ｂにより一体的に形成する。更に、第１
図に示す如く、前記第１永久磁石８を所望の一方向例え
ば時計方向たる矢印ｍ方向に回転させる図示しない回転
手段と、前記磁性体１２とにより極性制御手段１８を構
成する。このとき、極性制御手段１８を、前記回転手段
によって第１永久磁石８を回転させて磁気誘導作用を生
じさせ、Ｎ極とＳ極との両極性を交互に切換制御する構
成とする。また、前記移動子６を回転可能な回転子２０
とし、この回転子２０を２個の第２永久磁石２２−１．
２２−２と第２回転軸２４とにより形成し、一方の極性
例えばＮ極を前記固定子４側たる外側方向に指向させる
構成とする。

これにより、前記固定子４には、回転子２０の第２回転
軸２４を中心として、９０°毎に極性制御手段１８の４
１１！Ｉの磁性体１２−１．１２−２．１２−３．１２
−４が配設される。

なお、符号ａは前記固定子４の中心線、ｂ　−ｉはこの
中心線ａを中心Ｏに対し時計方向に４５゜ずつ回転させ
た際の中心線である。

前記モータ２を回転駆動させる際には、第２図に示す如
く、中心線ａ付近に位置する回転子２０の第２永久磁石
２２−１を少許時計方向、すなわち矢印ｍ方向に回転さ
せるとともに、回転手段によって第１永久磁石８−１を
時針方向に１／４回転させる。これにより、第１永久磁
石８−１によって磁性体１２−１の常磁性体１６ａ−１
の回転子２０側に磁気誘導作用により生じたＮ極と第２
永久磁石２２−１のＮ極との反発力によって第３図に示
す如く、回転子２０の第２永久磁石２２−１を中心線す
付近に位置させる。なおこのとき同時に、前記回転手段
によって第１永久磁石８−２を１／４回転させ、常磁性
体１６ａ−２をＳ極に切換制御し、常磁性体１６ａ−２
と第２永久磁石２２−１との間に正性磁気力たる吸引力
が発生し、この吸引力によって時計方向たる矢印ｍ方向
への回転力が発生し、第４図に示す如く、回転子２０の
第２永久磁石２２−１を中心線Ｃ付近に位置させる。そ
して、回転手段によって第１永久磁石８−２を更に１／
４回転させることにより、常磁性体１６ａ−２のＳ極の
磁気力が無磁気力状態に切換制御され、常磁性体１６ａ
−２と第２永久磁石２２−１との間に逆性磁気力たる吸
引力が減殺制御され、回転子２０が有する慣性力によっ
て、回転子２０の第２永久磁石２２−１を回転させる。

このとき、前記第２永久磁石８−２を更に１／４回転さ
せることにより、常磁性体１６ａ−２にＮ極が生じると
ともに第２永久磁石２２−１との間に正性磁気力たる反
発力が発生し、第５図に示す如く、前記回転子２０の第
２永久磁石２２−１を中心線ｄ付近に位置させる。この
中心線ｄ付近において第１永久磁石８−３を１／４回転
させ、常磁性体１６ａ−３にＳ極の正性磁気力たる吸引
力が発生し、この吸引力によって、第６図に示す如く、
回転子２０の第２永久磁石２２−１を中心線ｅ付近まで
移動させることができる。

この回転子２０の第２永久磁石２２−１が中心線ｅ付近
に位置する際に、前記第１永久磁石８−３を１／４回転
させることによって常磁性体１６ａ−３のＳ極が黒値気
力状態に切換制御され、慣性力によって前記回転子２０
を矢印ｍ方向に少許回転させる。このとき、前記第１永
久磁石８−３を更にｌ／４回転させることにより、常磁
性体１６ａ−３が黒値気力状態からＮ極に切換制御され
、常磁性体１６ａ−３と第２永久磁石２２−１との間の
正性磁気力たる反発力により回転子２０を更に回転させ
、第７図に示す如く、中心線ｆ付近に位置させる。そし
て同時に、前記第３図の場合と同様に、第１永久磁石８
−４を１／４回転させて常磁性体１６ａ−４をＳ極に切
換制御し、常磁性体１６ａ−４と第２永久磁石２２−１
との間の吸引力により、第８図に示す如く、Ｕ転子２０
の第２永久磁石２２−１を中心線ｇ付近に位置させる。

また、この中心線ｇ付近に回転子２０の第２永久磁石２
２−１が位置する際に、前記第１永久磁石８−４を更に
１／４回転させることにより、常磁性体１６ａ−４を黒
値気力状態に切換制御することができる。これにより、
回転子２０の第２永久磁石２２−１を、慣性力によって
回転させることができ、同時に前記第１永久磁石８−４
を更に１／４回転させて常磁性体１６ａ−４をＮ極に切
換制御し、第９図に示す如く、回転子２０の第２永久磁
石２２−１を中心線り付近に位置させる。

このとき、前記第１永久磁石８−１を１／４回転させる
ことにより、常磁性体１６ａ−１がＳ極に切換制御され
、回転子２０の第２永久磁石２２−１を吸引し、第１図
に示す如く、中心線ａたる中心線ｌ付近に至らせる。

この中心線ａ付近に回転子２０の第２永久磁石２２−１
が位置する際に、前記第１永久磁石８−１を更に１／４
回転させることにより、慣性力によって回転子２０が少
許回転する。このとき、前述説明の如く、前記第１永久
磁石８−１を更に１／４回転させるとともに、第１永久
磁石８−２をも１／４回転させ、常磁性体１６ａ−１と
第２永久磁石２２−１との間に生ずる反発力そして常磁
性体１６ａ−２と第２永久磁石２２−１との間に生ずる
吸引力により、回転子２０に第２回目の回転運動を開始
させるものである。

これにより、前記磁性体１２の極性を切換制御すること
によって磁気力を一定方向へ作用させることができ、逆
性磁気力を減殺制御して回転子の回転運動を連続的に継
続させ得て、第２回転軸から機械エネルギたる回転力を
得ることができるものである。

なおこの発明は上述実施例に限定されるものではなく、
種々の応用改変が可能である。

例えば、この発明の実施例においては、切換手段によっ
て磁性体の極性をＳ極とＮ極、更に黒値気力状態に切換
制御する構成としたが、切換手段の第１回転軸を正逆転
可能に構成し、Ｓ極と黒値気力状態、あるいはＮ極と黒
値気力状態のいずれか一方を切換制御し、回転子外周に
Ｓ極とＮ極とを交互に配設することも可能である。

また、第１０図に示す如く、円板状に永久磁石を形成し
て第１永久磁石８−１を形成することもできる。

更に、この発明の実施例においては、極性制御手段を機
械的に制御する構成としたが、電磁石を利用して電気的
に制御することも可能である。

［発明の効果］ 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、動力源とし
て磁気力を利用し、移動子を移動させ磁気力を所望の一
方向へ作用させるべく第１手段の極性を切換制御する切
換手段を設ける構成としたので、第１手段の極性を容易
に切換制御することができ、所望の一方向に作用する磁
気力を動力源とし得て、天然資源を動力源とする必要が
なく、有用なエネルギに磁気力を変化させ得る著効を有
する。また、装置の構成が簡単でありコストを低減し得
るものである。更に、使用時の有害因子の排出や騒音が
なく、公害問題を回避できる。

【図面の簡単な説明】

第１〜９図はこの発明の実施例を示し、第１図は極性制
御手段を示す拡大概略平面図、第２〜９図は回転子を４
５°ずつ順次回転させた状態を示す概略平面図である。 第１０図はこの発明の他の実施例を示す極性制御手段の
概略平面図である。 図において、２はモータ、４は固定子、８は第１永久磁
石、１０は第１回転軸、１２は磁性体、１８は極性制御
手段、２０は回転子、２２は第２永久磁石、２４は第２
回転軸、ａ　％　ｉは中心線である。 第２図 第３図 第６図 第８図 第９図 第１０図 手続ネ甫正書（自発） 昭和５９年　６月１３日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １、事件の表示 特願昭５９−７５３２７号 ２、発明の名称 原動力装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　静岡県掛用市千羽４０３番地の２名称　拡進工
業株式会社 代表者榛葉陸夫 ４、代　理　人　〒１０５　’Ｉｎ　０３−４３８−２
２４１　（代表）住　所　東京都港区虎ノ門３丁目４番
１７号５、補正命令の日付　自発 ７、補正の内容 （１）　明細書第４頁第４〜５行目「原動力装置、例え
ばモータである。このモータ２は、」を「原動力装置で
ある。この原動力装置２は、」に訂正する。 （２）　明細書第４頁第１９行目「矢印ｍ方向」を「矢
印に方向」に訂正する。 （３）　明細書第５頁第１７行目「モータ２」を「原動
力装置２」に訂正する。 （４）　明細書第６頁第１行目「時計方向」の次に「た
る矢印に方向」を挿入する。 （５）明細書第１１頁第１６行目「２はモータ」を「２
は原動力装置」に訂正する。 （６）　図面第１図〜第１０図を別紙のとおり補正する
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁石の両極性を交互に有する第１手段と一方の極性を有
   する第２手段とからなり、前記両手段中の−の手段を固
   定子とするとともに他の手段を移動子とし、前記第１手
   段の所定の極性の磁気力を所望の一方向に作用させるべ
   く前記第１手段の極性を切換制御する極性制御手段を設
   けたことを特徴とする原動力装置。