JPH09191472A - 信号加算回路及び映像処理回路 - Google Patents

信号加算回路及び映像処理回路

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JPH09191472A
JPH09191472A JP97396A JP97396A JPH09191472A JP H09191472 A JPH09191472 A JP H09191472A JP 97396 A JP97396 A JP 97396A JP 97396 A JP97396 A JP 97396A JP H09191472 A JPH09191472 A JP H09191472A
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signal
delay
circuit
timing
line
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JP97396A
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Inventor
Tetsuya Kondo
哲也 近藤
Tadakuni Narabe
忠邦 奈良部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遅延が必要な信号ラインに接続される遅延線
の段数を増やすことなく、本来遅延が不要な信号ライン
に接続される遅延線による群遅延を抑えて信号加算回路
を用いた各種回路のチップ面積の縮小化を図る。 【解決手段】 本来遅延が不要な信号ラインに接続され
る段数の少ない第1のCCD遅延線1と、遅延が必要な
信号ラインに接続される段数の多い第2のCCD遅延線
2と、各遅延線1及び2からの遅延信号Sd1及びSd
2を加算する加算回路3と、第2のCCD遅延線2の遅
延量を決める所定周波数の第1及び第2の転送パルスφ
21及びφH22を生成する第2のタイミング発生回路8
と、第1のCCD遅延線1の遅延量を決め、かつ上記転
送パルスφH21及びφH22よりも高い周波数を有する第
1及び第2の転送パルスφH11及びφH12を生成する第
1のタイミング発生回路7とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD遅延線やス
イッチドキャパシタによる遅延線を用いた信号加算回路
と、該信号加算回路を有する例えばNTSC方式におけ
るY/C分離回路や例えばPAL方式のU,V信号分離
回路及び位相歪補正などの映像信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CCD遅延線を用いた信号加算
回路は、それぞれ別経路から供給される2種の入力信号
のうち、一方の入力信号をCCD遅延線で所定時間遅延
させ、この遅延信号と他方の遅延されていない入力信号
とを加算するという処理を行なう。
【0003】しかし、CCD遅延線を通じて出力される
遅延信号は、一旦、信号電荷に変換されて再び電気信号
として出力されることから、そのゲインは、他方の遅延
されていない入力信号のゲインと整合性がとれず、所望
の加算信号を得ることができない。
【0004】そこで、従来では、他方の入力信号が供給
される信号ラインにもCCD遅延線を接続させることに
より、両者のゲインを合わせるようにしている。
【0005】具体的に、従来の信号加算回路について図
9を参照しながら説明すると、この信号加算回路は、2
つの入力端子φ1及びφ2を有し、一方の入力端子φ1
に段数の少ない第1のCCD遅延線101を接続し、他
方の入力端子φ2に段数の多い第2のCCD遅延線10
2を接続し、更に、これらCCD遅延線101及び10
2の後段に各CCD遅延線101及び102からの遅延
信号Sd1及びSd2を加算処理して加算信号Saとし
て出力する加算回路103を接続して構成されている。
【0006】各CCD遅延線101及び102は、それ
ぞれ対応する入力端子φ1及びφ2に供給される入力信
号S1及びS2を一旦信号電荷に変換し、変換された信
号電荷を例えば2層の多結晶シリコン層による転送電極
への互いに位相の異なる2相の転送パルス(第1及び第
2の転送パルスφH1及びφH2)の印加によって、一
方向に転送する。最終段まで転送された信号電荷は、例
えばフローティング・ディフュージョンあるいはフロー
ティング・ゲート等で構成される電荷−電気信号変換部
にて電気信号(例えば電圧信号)に変換されてそれぞれ
遅延信号Sd1及びSd2として出力されることとな
る。
【0007】上記第1及び第2の転送パルスφH1及び
φH2は、水晶振動子等の基準クロック発生器104か
らの基準クロックPcの入力に基づいて各種タイミング
信号を生成するタイミング発生回路105にて作成され
て、第1及び第2のCCD遅延線101及び102に供
給される。
【0008】上記構成を有する信号加算回路は、例えば
NTSC方式のカラーテレビジョン受像機において、カ
ラー映像信号を輝度信号と色信号とに分離するY/C分
離回路(櫛形フィルタによるY/C分離回路)や、例え
ばPAL方式のカラーテレビジョン受像機において、搬
送色信号をU信号とV信号に分離するデコーダなどに使
用される。
【0009】ここで、図9に示す信号加算回路を使用し
たY/C分離回路を図10を参照しながら説明すると、
このY/C分離回路は、カラー映像信号Svが供給され
る入力端子φinから延びる本線Lから二つの支線(第
1及び第2の支線L1及びL2)が分岐し、本線Lに段
数の多い第1のCCD遅延線111が接続され、第1及
び第2の支線L1及びL2に段数の少ない第2及び第3
のCCD遅延線112及び113が接続され、更に、第
1及び第2のCCD遅延線111及び112の後段に第
1のCCD遅延線111からの第1の遅延信号Sd1と
第2のCCD遅延線112からの第2の遅延信号Sd2
とを加算処理する加算回路114が接続され、第1及び
第3のCCD遅延線111及び113の後段に上記第1
の遅延信号Sd1と第3のCCD遅延線113からの第
3の遅延信号Sd3とを減算処理する減算回路115が
接続されて構成されている。
【0010】上記加算回路114の後段には、該加算回
路114から出力される加算信号Saからその信号成分
Sasのみをサンプルホールドする第1のサンプルホー
ルド回路(以下、単に第1のS/H回路と記す)116
と、該第1のS/H回路116から出力される加算信号
成分Sasの高周波成分を除去して輝度信号Syを得る
第1のローパスフィルタ117が接続されている。
【0011】上記減算回路115の後段には、該減算回
路115から出力される減算信号Ssからその信号成分
Sssのみをサンプルホールドする第2のサンプルホー
ルド回路(以下、単に第2のS/H回路と記す)118
と、該第2のS/H回路118から出力される減算信号
成分Sssの高周波成分を除去して色信号Scを得る第
2のローパスフィルタ119が接続されている。
【0012】また、このY/C分離回路は、基準クロッ
ク発生器104から出力される基準クロックPcの入力
に基づいて、第1〜第3のCCD遅延線111〜113
に供給すべき第1及び第2の転送パルスφH1及びφH
2と、第1及び第2のS/H回路116及び118に供
給すべきサンプリングパルスPSHを生成して出力するタ
イミング発生回路105が接続されている。
【0013】上記第2及び第3のCCD遅延線112及
び113は、それぞれ同じ段数に設定されて各遅延時間
が同じとされ、上記第1のCCD遅延線111は、第2
及び第3のCCD遅延線112及び113の各遅延時間
に対して1ライン分の遅延となるようにその段数が設定
されている。
【0014】このY/C分離回路は以下のような信号処
理を行なう。即ち、入力端子φinに入力されるカラー
映像信号Svは、それぞれ本線Lと第1及び第2の支線
L1及びL2にそれぞれ分岐されて第1〜第3のCCD
遅延線111〜113に供給される。
【0015】各CCD遅延線111〜113は、供給さ
れるカラー映像信号Svをそれぞれ信号電荷に変換し、
これら信号電荷をタイミング発生回路105から出力さ
れる第1及び第2の転送パルスφH1及びφH2の交番
電位の変化に従って出力側に転送し、それぞれ第1〜第
3の遅延信号Sd1,Sd2及びSd3として出力す
る。
【0016】この場合、第1の遅延信号Sd1は、第2
及び第3の遅延信号Sd2及びSd3に対して1ライン
分遅延した信号として第1のCCD遅延線111から出
力される。
【0017】上記第1の遅延信号Sd1と第2の遅延信
号Sd2は、後段の加算回路114にて加算処理されて
加算信号Saとして出力される。この加算信号Saは、
後段の第1のS/H回路116にてその信号成分Sas
のみが取り出され、更に後段の第1のローパスフィルタ
117にて高周波成分が除去されてその出力端子φyよ
り輝度信号Syとして取り出されることになる。
【0018】一方、上記第1の遅延信号Sd1と第3の
遅延信号Sd3は、後段の減算回路115にて減算処理
されて減算信号Ssとして出力される。この減算信号S
sは、後段の第2のS/H回路118にてその信号成分
Sssのみが取り出され、更に後段の第2のローパスフ
ィルタ119にて高周波成分が除去されてその出力端子
φcより色信号Scとして取り出されることになる。
【0019】次に、図9に示す信号加算回路を使用した
PAL方式のデコーダ(U/V信号分離回路)を図11
を参照しながら説明すると、このデコーダは、入力端子
φinに搬送色信号Scが供給される点を除けば、図1
0で示す上記Y/C分離回路と同じ構成を有する。従っ
て、図10と対応するものについて同符号を記し、その
重複説明を省略する。
【0020】このデコーダの入力端子φinを通じて供
給された搬送色信号Scは、それぞれ本線L及び2本の
支線L1及びL2を通じて第1〜第3のCCD遅延線1
11〜113に供給され、それぞれ第1〜第3の遅延信
号Sd1,Sd2及びSd3として出力される。この場
合も、第1の遅延信号Sd1は、第2及び第3の遅延信
号Sd2及びSd3に対して1ライン分遅延した信号と
なっている。
【0021】上記第1及び第2の遅延信号Sd1及びS
d2は、後段の加算回路114にて加算処理されて加算
信号Saとされる。この加算信号Saは、後段の第1の
S/H回路116にてその信号成分Sasのみが取り出
され、更に第1のローパスフィルタ117にて高周波成
分が除去されてU信号(B−Y信号)Suとして取り出
される。
【0022】一方、第1及び第3の遅延信号Sd1及び
Sd3は、後段の減算回路115にて減算処理されて減
算信号Ssとされる。この減算信号Ssは、後段の第2
のS/H回路118にてその信号成分Sssのみが取り
出され、更に第2のローパスフィルタ119にて高周波
成分が除去されてV信号(R−Y信号)Svとして取り
出される。
【0023】また、このデコーダにおいては、上記信号
の加減算により、U/V信号のひずみ補正が行なわれ
る。
【0024】そして、一般に、カラーテレビジョン受像
機等の映像処理回路においては、このデコーダの後段に
マトリクス回路120が接続される。このマトリクス回
路120は、第1のローパスフィルタ117から出力さ
れるU信号Suと第2のローパスフィルタ119から出
力されるV信号Svと別の入力端子φyから供給される
輝度信号Syに基づいて、3原色のR信号SR ,G信号
G 及びB信号SB を得る回路である。
【0025】この場合、デコーダには本来遅延線を接続
する必要のない2本の支線L1及びL2に、本線Lに供
給される信号とゲインを合わせる目的でそれぞれ遅延線
を接続するようにしているため、この2本の支線L1及
びL2においても群遅延が生ずることとなる。従って、
上記輝度信号Syが供給される別の入力端子φyとマト
リクス回路120の間には、上記デコーダから出力され
る信号との位相合わせのために遅延回路121を挿入接
続するようにしている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】このように、遅延線を
用いた信号加算回路を使用したY/C分離回路やデコー
ダにおいては、図10及び図11に示すように、本来遅
延させる必要のない支線L1及びL2にもCCD遅延線
112及び113を挿入接続するようにしているため、
各支線L1及びL2において群遅延が生じることとなっ
ていた。
【0027】一般に、輝度信号Syを外部回路(遅延回
路)121にてその遅延量を補正する場合、その補正量
の違いにより、遅延回路121の回路構成が変わり、補
正量が少ないほど遅延回路121の回路規模が小さくな
る。従って、支線L1及びL2に接続されているCCD
遅延線112及び113の群遅延を抑えることにより、
外部回路(遅延回路121)の構成を小さくすることが
でき、回路構成の縮小化に寄与させることが可能とな
る。
【0028】各支線L1及びL2でのCDD遅延線11
2及び113による群遅延を極力抑えるためには、各C
CD遅延線112及び113を駆動するための第1及び
第2の転送パルスφH1及びφH2の駆動周波数を上げ
ることが考えられるが、この場合、本線LのCCD遅延
線111の段数を増やして1ライン分の遅延が行えるよ
うにすることが必要となる。
【0029】CCD遅延線の段数を増やすことは、それ
だけチップ面積の増大につながり、その結果、信号加算
回路及びY/C分離回路並びにPAL方式のデコーダの
チップ面積が増大し、これらY/C分離回路及びデコー
ダを搭載したカラーテレビジョン受像機やVTR等の回
路構成の増大化を招くという問題が生じる。
【0030】特に、CCD遅延線の代わりにスイッチド
キャパシタを用いた場合は、1つのMOSトランジスタ
によるスイッチと、1つのキャパシタにて1つの段が構
成されるため、段数を増やすことはCCD遅延線を用い
た場合よりも更にチップ面積の増大化を招くため、最近
の電子機器の小型軽量化設計において、深刻な問題とな
るおそれがある。
【0031】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、入力信号のゲインを合
わせるために本来遅延を行なう必要のない信号ラインに
も遅延線を接続する場合において、遅延が必要な信号ラ
インに接続される遅延線の構成を大きくすることなく、
本来遅延を行なう必要のない信号ラインに接続される遅
延線による群遅延を抑えることができ、信号加算回路を
用いた各種回路のチップ面積の縮小化を図ることができ
る信号加算回路を提供することにある。
【0032】また、本発明の他の目的は、上記信号加算
回路を例えばNTSC方式のカラーテレビジョン信号に
対するY/C分離回路に適用した場合において、該Y/
C分離回路の回路構成の簡略化及びチップ面積の縮小化
を実現させることができる映像処理回路を提供すること
にある。
【0033】また、本発明の他の目的は、上記信号加算
回路を例えばPAL方式のカラーテレビジョン信号に対
するU/V信号分離回路(デコーダ)に適用した場合に
おいて、該デコーダの回路構成の簡略化及びチップ面積
の縮小化並びに外部に接続される輝度信号用の外部回路
の構成の簡略化を実現させることができる映像処理回路
を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号加算回
路は、並列に延びる複数の信号ラインにそれぞれ接続さ
れた複数の遅延線と、上記各遅延線からの遅延信号を加
算する加算回路と、上記各遅延線のうち、少なくとも1
つの遅延線の遅延量を決める所定周波数の第1のタイミ
ング信号と、他の遅延線の遅延量を決め、かつ上記第1
のタイミング信号の周波数よりも高い周波数を有する第
2のタイミング信号を発生するタイミング発生回路とを
設けて構成する。
【0035】これにより、まず、並列に延びる複数の信
号ラインに供給された入力信号が、各信号ラインに接続
された遅延線によって遅延されることになる。この場
合、タイミング発生回路からの第1のタイミング信号が
供給される遅延線(便宜的に、第1の遅延線と記す)に
おいては、該第1のタイミング信号の所定周波数によっ
て入力信号に対する遅延量が決定されることとなる。
【0036】一方、タイミング発生回路からの第2のタ
イミング信号が入力される遅延線(便宜的に第2の遅延
線と記す)においては、その周波数が上記第1のタイミ
ング信号の周波数よりも高いことから、入力信号に対す
る遅延量が第1の遅延線よりも小さいものとなる。
【0037】従って、第1の遅延線と第2の遅延線を同
一段数とした場合、第2の遅延線による遅延量は第1の
遅延線による遅延量よりも小さいものとなり、第2の遅
延線の段数を少なくすることにより、該第2の遅延線に
よる群遅延を抑制することが可能となる。
【0038】このことから、第1の遅延線を、遅延が必
要な信号ラインに接続し、第2の遅延線を本来遅延が不
要な信号ラインに接続すれば、第1の遅延線の段数を増
加させることなく、信号加算処理に必要な遅延量を得る
ことが可能となり、信号加算回路の回路構成の簡略化及
びチップ面積の縮小化を実現させることができる。
【0039】次に、本発明に係る映像信号処理回路は、
映像に関する信号が供給される本線と該本線から分岐さ
れる複数の支線にそれぞれ遅延線を接続し、上記本線に
接続された遅延線からの遅延信号と上記支線に接続され
た遅延線からの遅延信号とを加算して映像に関する第1
の属性信号として出力する加算回路と、上記本線に接続
された遅延線からの遅延信号と上記支線に接続された遅
延線からの遅延信号とを減算して映像に関する第2の属
性信号として出力する減算回路と、上記本線に接続され
た遅延線の遅延量を決める所定周波数の第1のタイミン
グ信号と上記支線に接続された遅延線の遅延量を決め、
かつ上記第1のタイミング信号の周波数よりも高い周波
数を有する第2のタイミング信号を発生するタイミング
発生回路とを設けて構成する。
【0040】これにより、まず、本線に供給された映像
に関する信号は、タイミング発生回路からの第1のタイ
ミング信号が供給される遅延線(便宜的に、第1の遅延
線と記す)において遅延され、支線に供給された映像に
関する信号は、タイミング発生回路からの第2のタイミ
ング信号が供給される遅延線(便宜的に、第2の遅延線
と記す)において遅延されることとなる。
【0041】この場合、第2のタイミング信号は、その
周波数が第1のタイミング信号よりも高いものとなって
いるため、第1の遅延線と第2の遅延線を例えば同一段
数とした場合、第2の遅延線による遅延量は第1の遅延
線による遅延量よりも小さいものとなり、第2の遅延線
の段数を少なくすることにより、該第2の遅延線による
群遅延を抑制することが可能となる。これは、第1の遅
延線の段数を増加させなくても、第2の遅延線での群遅
延を抑制できることにつながり、第1及び第2の遅延線
を用いた回路の構成の簡略化及びチップ面積の縮小化の
実現に有効となる。
【0042】従って、上記映像に関する信号をカラー映
像信号とし、加算回路から出力される第1の属性信号を
輝度信号とし、減算回路から出力される第2の属性信号
を色信号とした場合、即ち、この映像信号処理をNTS
C方式のカラー映像信号に対するY/C分離回路に適用
した場合、当該Y/C分離回路の構成の簡略化及びチッ
プ面積の縮小化を実現させることができる。
【0043】また、上記映像に関する信号を搬送色信号
とし、加算回路及び減算回路からそれぞれ出力される第
1及び第2の属性信号を色差信号(U信号,V信号)と
した場合、即ち、この映像信号処理を例えばPAL方式
の搬送色信号に対するU/V信号分離回路(デコーダ)
に適用した場合、当該デコーダの構成の簡略化及びチッ
プ面積の縮小化並びに外部に接続される輝度信号用の外
部回路の構成の簡略化を実現させることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る信号加算回路
を単純な加算回路に適用した実施の形態例(以下、単に
実施の形態に係る信号加算回路と記す)と、該本実施の
形態に係る信号加算回路をNTSC方式のカラー映像信
号に対するY/C分離回路(櫛形フィルタによるY/C
分離回路)に適用した実施の形態例(以下、単に実施の
形態に係るY/C分離回路と記す)と、該本実施の形態
に係る信号加算回路をPAL方式の搬送色信号に対する
U/V信号分離回路(櫛形フィルタによるデコーダ)に
適用した実施の形態例(以下、単に実施の形態に係るデ
コーダと記す)を図1〜図8を参照しながら説明する。
【0045】まず、本実施の形態に係る信号加算回路
は、図1に示すように、2つの入力端子φ1及びφ2を
有し、一方の入力端子φ1に段数の少ない第1のCCD
遅延線1が接続され、他方の入力端子φ2に段数の多い
第2のCCD遅延線2が接続され、これらCCD遅延線
1及び2の後段に各CCD遅延線1及び2からの遅延信
号Sd1及びSd2を加算処理する加算回路3が接続さ
れ、更に、該加算回路3の後段にS/H回路4が接続さ
れて構成されている。
【0046】また、この信号加算回路は、水晶振動子等
の基準クロック発生器5から出力される基準クロックP
cの2分周クロック2Pcを生成する分周回路6と、上
記基準クロック発生器5からの基準クロックPcの入力
に基づいて、第1のCCD遅延線1に供給すべき2相の
転送パルス(第1及び第2の転送パルスφH11及びφH
12)と、S/H回路4に供給すべきサンプリングパルス
SHをそれぞれ生成して出力する第1のタイミング回路
7と、上記分周回路6からの2分周クロック2Pcの入
力に基づいて第2のCCD遅延線2に供給すべき2相の
転送パルス(第1及び第2の転送パルスφH21及びφH
22)を生成する第2のタイミング発生回路8とを有す
る。
【0047】各CCD遅延線1及び2は、代表的に例え
ば第1のCCD遅延線1についてみると、第1の入力端
子φ1に供給される入力信号S1を一旦信号電荷に変換
し、変換された信号電荷を例えば2層の多結晶シリコン
層による転送電極への互いに位相の異なる2相の転送パ
ルス(第1及び第2の転送パルスφH11及びφH12)の
印加によって一方向に転送する構成を有する。最終段ま
で転送された信号電荷は、例えばフローティング・ディ
フュージョンあるいはフローティング・ゲート等で構成
される電荷−電気信号変換部にて電気信号(例えば電圧
信号)に変換されて遅延信号Sd1として出力されるこ
ととなる。これは、第2のCCD遅延線2についても同
様である。
【0048】ここで、上記各CCD遅延線1及び2から
出力される遅延信号Sd1及びSd2には、電気信号に
変換された後の信号電荷をリセットするためのリセット
電位がカップリング電位として重畳される。そのため、
この実施の形態においては、これら遅延信号Sd1及び
Sd2を加算回路3にて加算処理した後の加算信号Sa
のうち、その信号成分のみを取り出すように上記S/H
回路4が設けられる。
【0049】次に、この信号加算回路の信号処理動作を
説明すると、第1及び第2の入力端子φ1及びφ2に供
給された2つの入力信号S1及びS2は、それぞれ第1
及び第2のCCD遅延線1及び2にて遅延されることに
なる。
【0050】この場合、第2のタイミング発生回路8か
らの第1及び第2の転送パルスφH 21及びφH22が供給
される第2のCCD遅延線2においては、該第1及び第
2の転送パルスφH21及びφH22が2分周クロック2P
cのパルス周期に基づいて作成されていることから、該
第2のCCD遅延線2に供給される入力信号S2は、2
分周クロック2Pcの周波数によってその遅延量が決定
されることになる。
【0051】一方、第1のタイミング発生回路7からの
第1及び第2の転送パルスφH11及びφH12が印加され
る第1のCCD遅延線1においては、該第1及び第2の
転送パルスφH11及びφH12が基準クロックPcのパル
ス周期に基づいて作成されていることから、該第1のC
CD遅延線1に供給される入力信号S1は、上記2分周
クロック2Pcの2倍の周波数によってその遅延量が決
定されることになる。
【0052】即ち、第1のCCD遅延線1に印加される
第1及び第2の転送パルスφH11及びφH12は、その周
波数が上記第2のCCD遅延線2に印加される第1及び
第2の転送パルスφH21及びφH22よりも2倍高いこと
から、第1のCCD遅延線1に供給される入力信号S1
に対する遅延量は第2のCCD遅延線2よりも小さいも
のとなる。
【0053】従って、第1のCCD遅延線1と第2のC
CD遅延線2を同一段数とした場合、第1のCCD遅延
線1による遅延量は第2のCCD遅延線2による遅延量
よりも小さいものとなり、第1のCCD遅延線1の段数
を少なくすることにより、該第1のCCD遅延線1によ
る群遅延を抑制することが可能となる。
【0054】このことから、第2のCCD遅延線2を、
遅延が必要な信号ラインに接続し、第1のCCD遅延線
1を本来遅延が不要な信号ラインに接続すれば、第2の
CCD遅延線2の段数を増加させることなく、しかも、
第1のCCD遅延線1での群遅延を抑制した状態で、一
方の入力信号S2に対して必要な遅延量を得ることが可
能となり、信号加算回路の回路構成の簡略化及びチップ
面積の縮小化を実現させることができる。
【0055】次に、上記本実施の形態に係る信号加算回
路が組み込まれた本実施の形態に係るY/C分離回路
(櫛形フィルタによるY/C分離回路)について図2を
参照しながら説明する。
【0056】この実施の形態に係るY/C分離回路は、
図2に示すように、カラー映像信号Svが供給される入
力端子φinから延びる本線Lから二つの支線(第1及
び第2の支線L1及びL2)が分岐し、本線Lに段数の
多い第1のCCD遅延線11が接続され、第1及び第2
の支線L1及びL2にそれぞれ段数の少ない第2及び第
3の遅延線12及び13が接続され、更に、第1及び第
2のCCD遅延線11及び12の後段に第1のCCD遅
延線11からの第1の遅延信号Sd1と第2のCCD遅
延線12からの第2の遅延信号Sd2とを加算処理する
加算回路14が接続され、第1及び第3のCCD遅延線
11及び13の後段に上記第1の遅延信号Sd1と第3
のCCD遅延線13からの第3の遅延信号Sd3とを減
算処理する減算回路15が接続されて構成されている。
【0057】上記加算回路14の後段には、該加算回路
14から出力される加算信号Saからその信号成分のみ
をサンプルホールドする第1のS/H回路16と、該第
1のS/H回路16から出力される加算信号成分Sas
の高周波成分を除去して輝度信号Syを得る第1のロー
パスフィルタ17が接続されている。
【0058】上記減算回路15の後段には、該減算回路
15から出力される減算信号Ssからその信号成分のみ
をサンプルホールドする第2のS/H回路18と、該第
2のS/H回路18から出力される減算信号成分Sss
の高周波成分を除去して色信号Scを得る第2のローパ
スフィルタ19が接続されている。
【0059】また、このY/C分離回路は、図1で示す
信号加算回路と同様に、基準クロック発生器5から出力
される基準クロックPcの2分周クロック2Pcを生成
する分周回路6と、上記基準クロック発生器5からの基
準クロックPcの入力に基づいて、第2及び第3のCC
D遅延線12及び13に供給すべき2相の転送パルス
(第1及び第2の転送パルスφH11及びφH12)と、第
1及び第2のS/H回路16及び18に供給すべきサン
プリングパルスPSHをそれぞれ生成して出力する第1の
タイミング回路7と、上記分周回路6からの2分周クロ
ック2Pcの入力に基づいて第1のCCD遅延線11に
供給すべき2相の転送パルス(第1及び第2の転送パル
スφH21及びφH22)を生成する第2のタイミング発生
回路8とを有する。
【0060】上記第2及び第3のCCD遅延線12及び
13は、それぞれ同じ段数に設定されて各遅延時間が同
じとされ、上記第1のCCD遅延線11は、第2及び第
3の遅延線の各遅延時間に対して1ライン分の遅延とな
るようにその段数が設定されている。
【0061】次に、この実施の形態に係るY/C分離回
路の信号処理動作を説明すると、入力端子φinに入力
されるカラー映像信号Svは、それぞれ本線Lと第1及
び第2の支線L1及びL2にそれぞれ分岐されて第1〜
第3のCCD遅延線11〜13に供給される。
【0062】第1のCCD遅延線11は、供給されるカ
ラー映像信号Svを信号電荷に変換し、その信号電荷を
第2のタイミング発生回路8から出力される第1及び第
2の転送パルスφH21及びφH22の交番電位の変化に従
って出力側に転送し、第1の遅延信号Sd1として出力
する。一方、第2及び第3のCCD遅延線12及び13
は、供給されるカラー映像信号Svをそれぞれ信号電荷
に変換し、これら信号電荷を第1のタイミング発生回路
7から出力される第1及び第2の転送パルスφH11及び
φH12の交番電位の変化に従って出力側に転送し、それ
ぞれ第2及び第3の遅延信号Sd2及びSd3として出
力する。
【0063】この場合、第1の遅延信号Sd1は、第2
及び第3の遅延信号Sd2及びSd3に対して1ライン
分遅延した信号として第1のCCD遅延線11から出力
される。
【0064】上記第1の遅延信号Sd1と第2の遅延信
号Sd2は、後段の加算回路14にて加算処理されて加
算信号Saとして出力される。この加算信号Saは、後
段の第1のS/H回路16にてその信号成分Sasのみ
が取り出され、更に後段の第1のローパスフィルタ17
にて高周波成分が除去されてその出力端子φyより輝度
信号Syとして取り出されることになる。
【0065】一方、上記第1の遅延信号Sd1と第3の
遅延信号Sd3は、後段の減算回路15にて減算処理さ
れて減算信号Ssとして出力される。この減算信号Ss
は、後段の第2のS/H回路18にてその信号成分Ss
sのみが取り出され、更に後段の第2のローパスフィル
タ19にて高周波成分が除去されてその出力端子φcよ
り色信号Scとして取り出されることになる。
【0066】このように、本実施の形態に係るY/C分
離回路においては、第2及び3のCCD遅延線12及び
13に印加される第1のタイミング発生回路7からの第
1及び第2の転送パルスφH11及びφH12の周波数が、
第1のCCD遅延線11に印加される第2のタイミング
回路8からの第1及び第2の転送パルスφH21及びφH
22の周波数よりも高いものとなっているため、第1〜第
3のCCD遅延線11〜13の各段数をそれぞれ同一と
した場合、第2及び第3のCCD遅延線12及び13に
よる遅延量は第1のCCD遅延線11による遅延量より
も小さいものとなり、これら第2及び第3の遅延線12
及び13の段数を少なくすることにより、該第2及び第
3の遅延線12及び13による群遅延を抑制することが
可能となる。
【0067】これは、第1のCCD遅延線11の段数を
増加させなくても、第2及び第3のCCD遅延線12及
び13での群遅延を抑制できることにつながり、第1〜
第3のCCD遅延線11〜13を用いたY/C分離回路
の構成の簡略化及びチップ面積の縮小化の実現に有効と
なる。
【0068】次に、本実施の形態に係る信号加算回路を
使用した本実施の形態に係るデコーダ(櫛形フィルタに
よるデコーダ)について図3及び図4を参照しながら説
明する。
【0069】本実施の形態に係るデコーダは、図3に示
すように、入力端子φinに搬送色信号Scが供給され
る点を除けば、上記図2で示す本実施の形態に係るY/
C分離回路と同じ構成を有する。従って、図2と対応す
るものについて同符号を記し、その重複説明を省略す
る。
【0070】このデコーダの入力端子φinを通じて供
給された搬送色信号Scは、それぞれ本線L及び2本の
支線L1及びL2を通じて第1〜第3のCCD遅延線1
1〜13に供給され、それぞれ第1〜第3の遅延信号S
d1〜Sd3として出力される。この場合も、第1の遅
延信号Sd1は、第2及び第3の遅延信号Sd2及びS
d3に対して1ライン分遅延した信号となっている。
【0071】上記第1及び第2の遅延信号Sd1及びS
d2は、後段の加算回路14にて加算処理されて加算信
号Saとされる。この加算信号Saは、後段の第1のS
/H回路16にてその信号成分Sasのみが取り出さ
れ、更に第1のローパスフィルタ17にて高周波成分が
除去されてU信号(B−Y信号)Suとして取り出され
る。
【0072】一方、第1及び第3の遅延信号Sd1及び
Sd3は、後段の減算回路15にて減算処理されて減算
信号Ssとされる。この減算信号Ssは、後段の第2の
S/H回路18にてその信号成分Sssのみが取り出さ
れ、更に第2のローパスフィルタ19にて高周波成分が
除去されてV信号(R−Y信号)Svとして取り出され
る。
【0073】また、このデコーダにおいては、上記信号
の加減算により、U/V信号のひずみ補正が行なわれ
る。
【0074】そして、一般に、カラーテレビジョン受像
機等の映像処理回路においては、このデコーダの後段に
マトリクス回路31が接続される。このマトリクス回路
31は、第1のローパスフィルタ17から出力されるU
信号Suと第2のローパスフィルタ19から出力される
V信号Svと別の入力端子φyから供給される輝度信号
Syに基づいて、3原色のR信号SR ,G信号SG 及び
B信号SB を得る回路である。
【0075】この場合、デコーダには本来遅延線を接続
する必要のない2本の支線L1及びL2に、本線Lに供
給される信号とゲインを合わせる目的でそれぞれ遅延線
12及び13を接続するようにしているため、この2本
の支線L1及びL2においても群遅延が生ずることとな
る。従って、上記輝度信号Syが供給される別の入力端
子φyとマトリクス回路31の間には、上記デコーダか
ら出力される信号(U信号Su及びV信号Sv)との位
相合わせのために遅延回路32を挿入接続するようにし
ている。
【0076】ここで、上記実施の形態に係るデコーダ、
特にU信号Suを得る経路における信号処理動作を図4
のタイミングチャートも参照しながら説明する。
【0077】このU信号Suを得る経路において、第1
のCCD遅延線11に対しては、図4Aに示すように、
基準クロックPcの2分周クロック2Pcのパルス周期
に基づく第1及び第2の転送パルスφH21及びφH22
供給され、第2のCCD遅延線12に対しては、図4B
に示すように、基準クロックPcのパルス周期に基づく
第1及び第2の転送パルスφH11及びφH12が供給され
る。なお、図4A及び図4Bにおいては、共に第1の転
送パルスφH11及びφH21のみを示してある。
【0078】これにより、第2のCCD遅延線12から
出力される遅延信号Sd2は、図4Dに示すように、図
4Cで示す第1のCCD遅延線11からの遅延信号Sd
1に対して2倍の周波数を有することとなる。
【0079】そして、両遅延信号Sd1及びSd2を加
算回路14にて加算した結果(加算信号Sa)が図4E
に示す信号波形であり、この加算信号Saの信号成分S
asのみが、後段の第1のS/H回路16において、第
1のタイミング発生回路7からの図4Fで示すサンプリ
ングパルスPSHに従ってサンプルホールドされる。第1
のS/H回路16の出力波形、即ちU信号Suのサンプ
リング波形を図4Gに示す。
【0080】上記サンプリングパルスPSHは、第1のタ
イミング発生回路7にて基準クロックPcのパルス周期
に基づいて作成されることから、その周波数は第2のC
CD遅延線12から出力される遅延信号Sd2と同じに
なる。そのため、サンプリングパルスPSHにてサンプル
ホールドされる加算信号Saは、結果的に第2のCCD
遅延線12から出力される遅延信号Sd2の信号成分に
対応する部分と同じになる。
【0081】図4Gにおいて一点鎖線で示す波形は、第
1のS/H回路16にてサンプルホールどされた信号S
asを理想ローパスフィルタ(第1のローパスフィルタ
17)にて平滑化してアナログのU信号Suとした場合
の信号波形を示す。
【0082】ここで、比較のために、従来のPAL方式
のU/V信号分離回路(デコーダ)において、特にU信
号Suを得るための経路における信号処理動作を図4H
及びIに示す。
【0083】この従来の信号処理動作においては、単一
のタイミング発生回路から基準クロックPcの2分周ク
ロック2Pcに基づいて作成された第1及び第2の転送
パルスが出力され、また、上記タイミング発生回路から
上記2分周クロック2Pcに基づいて作成された図4H
で示すサンプリングパルスが出力される。このサンプリ
ングパルスによるU信号Suのサンプリング波形を図4
Iに示す。また、このサンプリング波形を理想ローパス
フィルタ(第1のローパスフィルタ17)にて平滑化し
てアナログのU信号Suとした場合の信号波形を図4I
の一点鎖線で示す。
【0084】まず、本実施の形態において、U信号Su
が確定する時点はt1時(点(X)で示す)であるが、
従来においてU信号Suが確定する時点は、本実施の形
態の場合よりも2分周クロック2Pcの1パルス周期分
遅れた時点t2(点(Y)で示す)となっている。ま
た、理想ローパスフィルタ17を通す前の出力を比べた
場合においても、従来の方が本実施の形態(点(X)’
で示す)よりも2分周クロック2Pcの0.5パルス周
期分遅れた時点(点(Y)’で示す)で出力が確定する
こととなる。
【0085】ところで、輝度信号Syを外部回路(遅延
回路)32にてその遅延量を補正する場合、その補正量
の違いにより、遅延回路32の回路構成が変わり、補正
量が少ないほど遅延回路32の回路規模が小さくなる。
このため、従来では、各CCD遅延線11〜13に印加
される第1及び第2の転送パルス並びにサンプリングパ
ルスの各周波数を上げることにより対処していた。
【0086】しかし、この場合、1ライン分の遅延を行
なう第1のCCD遅延線11の段数をその分多くしなけ
ればならず、これにより、回路構成が複雑化し、チップ
面積の増大化を招いていた。
【0087】これに対して、本実施の形態に係るデコー
ダにおいては、1ライン分の遅延を行なう第1のCCD
遅延線11には、2分周クロック2Pcに基づく第1及
び第2の転送パルスφH21及びφH22を印加し、本来遅
延が不要な第2及び第3のCCD遅延線12及び13並
びに第1及び第2のS/H回路16及び18には、基準
クロックPcに基づく2倍の周波数を有する第1及び第
2の転送パルスφH11及びφH12並びにサンプリングパ
ルスPSHを供給するようにしたので、第1のCCD遅延
線11の段数を増加させる必要がなくなり、チップ面積
の増大化を回避させることが可能となる。
【0088】なお、本実施の形態においては、基準クロ
ックPcに基づいて第1及び第2の転送パルスφH11
びφH12並びにサンプリングパルスPSHを生成する第1
のタイミング発生回路7と、基準クロックPcの2分周
クロック2Pcを発生する分周回路6及び2分周クロッ
ク2Pcに基づいて第1及び第2の転送クロックφH 21
及びφH22を生成する第2のタイミング発生回路8が必
要となるため、その分、チップ面積が増大するようにも
みえるが、これらタイミング発生回路7及び8や分周回
路6はその回路構成が簡単であり、第1のCCD遅延線
11の段数を増加させることによるチップ面積の増大と
比べて非常に小さいものである。
【0089】なお、上記実施の形態に係る信号加算回
路、Y/C分離回路並びにデコーダにおいては、それぞ
れ独立に第1及び第2のタイミング発生回路7及び8を
設けるようにしたが、その他、第1及び第2のタイミン
グ発生回路7及び8を図5に示すように(この図5にお
いては信号加算回路に適用した場合を示す。)、基準ク
ロック発生器5からの基準クロックPcに基づいて第1
及び第2の転送パルスφH11及びφH12並びにサンプリ
ングパルスPSHを生成する第1のタイミング発生回路7
のみとし、第1及び第2の転送パルスφH11及びφH12
の出力ラインのうち、遅延を必要とするCCD遅延線
(信号加算回路においては第2のCCD遅延線2,Y/
C分離回路及びデコーダにおいては第1のCCD遅延線
11)に通じる出力ラインに分周回路6を挿入接続し、
該分周回路から第1及び第2の転送パルスφH21及びφ
22を出力させるようにしてもよい。この場合、2つの
タイミング発生回路7及び8を設ける必要がなくなるた
め、更にチップ面積の縮小化に寄与させることが可能と
なる。
【0090】また、上記実施の形態においては、遅延線
としてCCD遅延線を用いたが、その他、図6に示すよ
うに、1つの段が、1つのMOSトランジスタTrによ
るスイッチング回路と1つのキャパシタCにて構成さ
れ、これら1つの段が多段に縦続接続され、その出力側
にオペアンプOPが接続されて構成されたスイッチドキ
ャパシタフィルタにて遅延線を構成するようにしてもよ
い。
【0091】このスイッチドキャパシタフィルタにおい
ては、CCD遅延線と同様に2相の転送パルスφH1及
びφH2が供給され、互いに隣接するMOSトランジス
タの一方のMOSトランジスタTrのゲート電極に第1
の転送パルスφH1が印加され、他方のMOSトランジ
スタTrのゲート電極に第2の転送パルスφH2が印加
されるように配線接続されている。
【0092】従って、例えば図1に示す信号加算回路に
適用した場合に、一方の入力端子φ1に接続される第1
の遅延線1を構成するスイッチドキャパシタフィルタに
おいては、互いに隣接する第1及び第2のスイッチング
回路(MOSトランジスタTr)の各ゲート電極に第1
のタイミング発生回路7からの第1及び第2の転送パル
スφH11及び第H12を印加させ、他方の入力端子φ2に
接続される第2の遅延線2を構成するスイッチドキャパ
シタフィルタにおいては、互いに隣接する第1及び第2
のスイッチング回路(MOSトランジスタTr)の各ゲ
ート電極に第2のタイミング発生回路8からの第1及び
第2の転送パルスφH21及びφH22を印加させるように
配線接続する。このような配線接続は、Y/C分離回路
及びデコーダにおいても同様である。
【0093】遅延線として上記スイッチドキャパシタフ
ィルタを用いた場合、段数を1つ増加させることによる
チップ面積の増大の割合がCCD遅延線の場合よりも大
きいため、遅延線としてスイッチドキャパシタを用いた
信号加算回路,Y/C分離回路及びデコーダのチップ面
積の縮小化において非常に有利となる。
【0094】なお、本実施の形態においては、遅延線を
用いた信号加算回路を単純な加算回路に適用した場合を
示したが、特に、そのタイミング原理を単純な遅延素子
に適用させることもできる。
【0095】この場合、図7に示すように、入力信号S
が供給される入力端子φinにCCD遅延線41を接続
し、その後段にS/H回路42を接続し、更に該S/H
回路の後段にローパスフィルタ43を接続して遅延素子
を構成する。そして、その周辺に基準クロック発生器5
から出力される基準クロックPcの2分周クロック2P
cを生成する分周回路6と、上記基準クロックPcに基
づいてサンプリングパルスPSHを生成する第1のタイミ
ング発生回路7と、上記分周回路6からの2分周クロッ
ク2Pcに基づいて第1及び第2の転送パルスφH21
びφH22を生成する第2のタイミング発生回路8を接続
する。
【0096】この遅延素子による処理動作を図8のタイ
ミングチャートに基づいて簡単に説明すると、CCD遅
延線41に対しては、図8Aに示すように、基準クロッ
クPcの2分周クロック2Pcのパルス周期に基づく第
1及び第2の転送パルスφH 21及びφH22が供給され
る。なお、図8においては、第1の転送パルスφH21
みを示してある。
【0097】そして、S/H回路42に対しては、基準
クロックPcのパルス周期に基づく図8Cで示すサンプ
リングパルスPSHが供給され、CCD遅延線41から出
力される遅延信号Sd(図8B参照)の各信号成分Sd
sがそれぞれ2つのサンプリングパルスPSHにてサンプ
リングホールドされる。図8DにS/H回路の出力波形
及びローパスフィルタの出力波形(一点鎖線で示す波形
参照)を示す。
【0098】ここで、比較のために、図8E及びFに通
常のサンプルホールドを行なう場合の信号処理を示す。
この通常の処理動作においては、CCD遅延線41に供
給される2分周クロック2Pcに基づく転送パルスφH
21及びφH22と同様に2分周クロック2Pcに基づくサ
ンプリングパルスでサンプリングホールドする。即ち、
2分周クロック2Pcの1クロック毎にサンプルホール
ドする場合である。
【0099】図8Dと図8Fから、本実施の形態に係る
遅延素子のサンプルホールド出力は、その確定する時点
がt1であり、通常の遅延素子でのサンプルホールド出
力の確定する時点t2よりも0.5クロック分速いこと
がわかる。
【0100】従って、この遅延素子から出力される信号
と時間的整合をとるために外部に接続される遅延回路の
補正量を少なくすることが可能となるため、該外部の遅
延回路の構成を簡単化することができる。
【0101】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る信号加算回
路によれば、並列に延びる複数の信号ラインにそれぞれ
接続された複数の遅延線と、上記各遅延線からの遅延信
号を加算する加算回路と、上記各遅延線のうち、少なく
とも1つの遅延線の遅延量を決める所定周波数の第1の
タイミング信号と、他の遅延線の遅延量を決め、かつ上
記第1のタイミング信号の周波数よりも高い周波数を有
する第2のタイミング信号を発生するタイミング発生回
路とを設けるようにしたので、入力信号のゲインを合わ
せるために本来遅延を行なう必要のない信号ラインにも
遅延線を接続する場合において、遅延が必要な信号ライ
ンに接続される遅延線の構成を大きくすることなく、本
来遅延を行なう必要のない信号ラインに接続される遅延
線による群遅延を抑えることができ、信号加算回路を用
いた各種回路のチップ面積の縮小化を図ることができ
る。
【0102】また、本発明に係る映像信号処理回路によ
れば、映像に関する信号が供給される本線と該本線から
分岐される複数の支線にそれぞれ遅延線を接続し、上記
本線に接続された遅延線からの遅延信号と上記支線に接
続された遅延線からの遅延信号とを加算して映像に関す
る第1の属性信号として出力する加算回路と、上記本線
に接続された遅延線からの遅延信号と上記支線に接続さ
れた遅延線からの遅延信号とを減算して映像に関する第
2の属性信号として出力する減算回路と、上記本線に接
続された遅延線の遅延量を決める所定周波数の第1のタ
イミング信号と上記支線に接続された遅延線の遅延量を
決め、かつ上記第1のタイミング信号の周波数よりも高
い周波数を有する第2のタイミング信号を発生するタイ
ミング発生回路とを設けるようにしたので、例えばNT
SC方式のカラーテレビジョン信号に対するY/C分離
回路に適用した場合において、該Y/C分離回路の回路
構成の簡略化及びチップ面積の縮小化を実現させること
ができる。また、例えばPAL方式のカラーテレビジョ
ン信号に対するU/V信号分離回路(デコーダ)に適用
した場合において、該デコーダの回路構成の簡略化及び
チップ面積の縮小化並びに外部に接続される輝度信号用
の外部回路の構成の簡略化を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号加算回路を単純な加算回路に
適用した実施の形態例(以下、単に実施の形態に係る信
号加算回路と記す)の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る信号加算回路をNTSC方
式のカラー映像信号に対するY/C分離回路(櫛形フィ
ルタによるY/C分離回路)に適用した実施の形態例の
構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る信号加算回路をPAL方式
の搬送色信号に対するU/V信号分離回路(櫛形フィル
タによるデコーダ)に適用した実施の形態例(以下、単
に実施の形態に係るデコーダと記す)の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本実施の形態に係るデコーダでの信号処理動作
を示すタイミングチャートである。
【図5】本実施の形態に係る信号加算回路の他の構成例
を示すブロック図である。
【図6】遅延線として用いることができるスイッチドキ
ャパシタフィルタの構成を示す回路図である。
【図7】本実施例に係る信号加算回路のタイミング原理
を加算回路としてではなく、単純な遅延素子(本実施の
形態に係る遅延素子と記す)として利用した場合の構成
を示すブロック図である。
【図8】本実施の形態に係る遅延素子の信号処理動作を
示すタイミングチャートである。
【図9】従来例に係るCCD遅延線を用いた信号加算回
路の構成を示すブロック図である。
【図10】従来例に係るCCD遅延線を用いたY/C分
離回路の構成を示すブロック図である。
【図11】従来例に係るCCD遅延線を用いたデコーダ
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1のCCD遅延線 2 第2のCCD遅延線 3 加算回路 4 S/H回路 5 基準クロック発生器 6 分周回路 7 第1のタイミング発生回路 8 第2のタイミング発生回路 11,12及び13 第1,第2及び第3のCCD遅延
線 14 加算回路 15 減算回路 16及び18 第1及び第2のS/H回路 17及び19 第1及び第2のローパスフィルタ 31 マトリクス回路 32 遅延回路(外部回路)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に延びる複数の信号ラインにそれぞ
    れ接続された複数の遅延線と、 上記各遅延線からの遅延信号を加算する加算回路と、 上記各遅延線のうち、少なくとも1つの遅延線の遅延量
    を決める所定周波数の第1のタイミング信号と、他の遅
    延線の遅延量を決め、かつ上記第1のタイミング信号の
    周波数よりも高い周波数を有する第2のタイミング信号
    を発生するタイミング発生回路とを有することを特徴と
    する信号加算回路。
  2. 【請求項2】 上記第2のタイミング信号の周波数は、
    上記第1のタイミング信号の周波数の整数倍であること
    を特徴とする請求項1記載の信号加算回路。
  3. 【請求項3】 上記タイミング発生回路は、上記第1の
    タイミング信号を発生する第1のタイミング発生回路
    と、上記第2のタイミング信号を発生する第2のタイミ
    ング発生回路とを有して構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の信号加算回路。
  4. 【請求項4】 上記加算回路の出力信号を上記第2のタ
    イミング信号の周波数と同じ周波数でサンプルホールド
    するサンプルホールド回路を有することを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の信号加算回路。
  5. 【請求項5】 上記各遅延線は、電荷結合素子にて構成
    されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記
    載の信号加算回路。
  6. 【請求項6】 上記各遅延線は、スイッチドキャパシタ
    にて構成されていることを特徴とする請求項1〜4いず
    れか1記載の信号加算回路。
  7. 【請求項7】 映像に関する信号が供給される本線と該
    本線から分岐される複数の支線にそれぞれ遅延線が接続
    され、 上記本線に接続された遅延線からの遅延信号と上記支線
    に接続された遅延線からの遅延信号とを加算して映像に
    関する第1の属性信号として出力する加算回路と、 上記本線に接続された遅延線からの遅延信号と上記支線
    に接続された遅延線からの遅延信号とを減算して映像に
    関する第2の属性信号として出力する減算回路と、 上記本線に接続された遅延線の遅延量を決める所定周波
    数の第1のタイミング信号と、上記支線に接続された遅
    延線の遅延量を決め、かつ上記第1のタイミング信号の
    周波数よりも高い周波数を有する第2のタイミング信号
    を発生するタイミング発生回路とを有することを特徴と
    する映像信号処理回路。
  8. 【請求項8】 上記第2のタイミング信号の周波数は、
    上記第1のタイミング信号の周波数の整数倍であること
    を特徴とする請求項7記載の映像信号処理回路。
  9. 【請求項9】 上記タイミング発生回路は、上記第1の
    タイミング信号を発生する第1のタイミング発生回路
    と、上記第2のタイミング信号を発生する第2のタイミ
    ング発生回路とを有して構成されていることを特徴とす
    る請求項7又は8記載の映像信号処理回路。
  10. 【請求項10】 上記加算回路の出力信号を上記第2の
    タイミング信号の周波数と同じ周波数でサンプルホール
    ドするサンプルホールド回路を有することを特徴とする
    請求項7、8又は9記載の映像信号処理回路。
  11. 【請求項11】 上記各遅延線は、電荷結合素子にて構
    成されていることを特徴とする請求項7〜10いずれか
    1記載の映像信号処理回路。
  12. 【請求項12】 上記各遅延線は、スイッチドキャパシ
    タにて構成されていることを特徴とする請求項7〜10
    いずれか1記載の映像信号処理回路。
  13. 【請求項13】 上記映像に関する信号がカラー映像信
    号であり、上記第1の属性信号が輝度信号であり、第2
    の属性信号が色信号であることを特徴とする請求項7〜
    12いずれか1記載の映像信号処理回路。
  14. 【請求項14】 上記映像に関する信号が搬送色信号で
    あり、上記第1の属性信号及び第2の属性信号がそれぞ
    れ色差信号であることを特徴とする請求項7〜12いず
    れか1記載の映像信号処理回路。
  15. 【請求項15】 上記搬送色信号がPAL方式の搬送色
    信号であり、第1の属性信号がU信号であり、第2の属
    性信号がV信号であることを特徴とする請求項14記載
    の映像信号処理回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7956931B2 (en) 2005-09-30 2011-06-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Delay circuit and video signal processing circuit using the same

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