JPH09191245A - クロック生成回路 - Google Patents
クロック生成回路Info
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- JPH09191245A JPH09191245A JP8018271A JP1827196A JPH09191245A JP H09191245 A JPH09191245 A JP H09191245A JP 8018271 A JP8018271 A JP 8018271A JP 1827196 A JP1827196 A JP 1827196A JP H09191245 A JPH09191245 A JP H09191245A
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- clock
- phase
- delay
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- synchronization signal
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路規模が小さくて精度の高いシステムクロ
ックを再生するクロック生成回路を提供する。 【解決手段】 クロック生成回路は、クロック発振素子
101、第1、第2のディレイライン102、103、
第1、第2のクロック位相検出回路104、105、第
1、第2のクロックセレクタ106、107、回路遅延
補正回路108およびピーク検出回路109から構成さ
れる。一定周期の同期信号201がピーク検出回路10
9により検出されると、第1のクロック位相検出回路1
04は次の同期信号206を第1のディレイライン10
2より出力される複数の位相クロック207のうち同期
信号206に最も近くてそれより前にある位相クロック
を選択する。第1のクロックセレクタ106は、遅延補
正された位相クロックを第2のディレイライン103に
出力する。第2のクロック位相検出回路105は、1タ
ップ分の分割した位相を持つ複数の位相クロック208
が出力されると、同期信号206に位相同期したシステ
ムクロックを選択して出力する。
ックを再生するクロック生成回路を提供する。 【解決手段】 クロック生成回路は、クロック発振素子
101、第1、第2のディレイライン102、103、
第1、第2のクロック位相検出回路104、105、第
1、第2のクロックセレクタ106、107、回路遅延
補正回路108およびピーク検出回路109から構成さ
れる。一定周期の同期信号201がピーク検出回路10
9により検出されると、第1のクロック位相検出回路1
04は次の同期信号206を第1のディレイライン10
2より出力される複数の位相クロック207のうち同期
信号206に最も近くてそれより前にある位相クロック
を選択する。第1のクロックセレクタ106は、遅延補
正された位相クロックを第2のディレイライン103に
出力する。第2のクロック位相検出回路105は、1タ
ップ分の分割した位相を持つ複数の位相クロック208
が出力されると、同期信号206に位相同期したシステ
ムクロックを選択して出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロック生成回路に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システムの動作クロックから生成
された一定周期の同期信号を用いてシステムクロックを
再生するクロック生成回路において、フェイズロックル
ープ(PLL)を用いる方法の場合、システムクロック
周波数を中心周波数とする電圧周波数制御発振素子(V
CO)を用い、その発振周波数を分周してPLLにより
再生クロックを制御する。
された一定周期の同期信号を用いてシステムクロックを
再生するクロック生成回路において、フェイズロックル
ープ(PLL)を用いる方法の場合、システムクロック
周波数を中心周波数とする電圧周波数制御発振素子(V
CO)を用い、その発振周波数を分周してPLLにより
再生クロックを制御する。
【0003】一方、PLLを用いない方法の場合、高精
度のシステムクロック周波数発振素子から出力されるク
ロックをディレイラインなどを用いていくつかの位相を
持つ位相クロックを生成し、生成された位相クロックの
うち同期信号に近い位相を持つ位相クロックを選択す
る。
度のシステムクロック周波数発振素子から出力されるク
ロックをディレイラインなどを用いていくつかの位相を
持つ位相クロックを生成し、生成された位相クロックの
うち同期信号に近い位相を持つ位相クロックを選択す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のPLLを用いる方法では、同期引き込み時間とジッ
タおよび同期引き込み安定度との関係から引き込み時間
を短縮するには限界があり、初めにプリアンブルとして
同期信号を送出した後にデータを送出する通信(パケッ
ト通信や時分割多重通信など)の場合、時捕捉に必要な
プリアンブル期間の短縮が困難となり、スループットが
低下してしまうといった問題がある。また、プリアンブ
ル期間に同期捕捉を行った後、再生クロックの位相を保
持する場合、VCO電圧を保持しなくてはならず、電圧
をサンプルホールドする場合にその精度が問題となる。
さらに、サンプルホールドされた電圧をA/D、D/A
コンバータを用いて制御する方法も考えられるが、回路
規模が大きくなり、部品コストが増加してしまう。
来のPLLを用いる方法では、同期引き込み時間とジッ
タおよび同期引き込み安定度との関係から引き込み時間
を短縮するには限界があり、初めにプリアンブルとして
同期信号を送出した後にデータを送出する通信(パケッ
ト通信や時分割多重通信など)の場合、時捕捉に必要な
プリアンブル期間の短縮が困難となり、スループットが
低下してしまうといった問題がある。また、プリアンブ
ル期間に同期捕捉を行った後、再生クロックの位相を保
持する場合、VCO電圧を保持しなくてはならず、電圧
をサンプルホールドする場合にその精度が問題となる。
さらに、サンプルホールドされた電圧をA/D、D/A
コンバータを用いて制御する方法も考えられるが、回路
規模が大きくなり、部品コストが増加してしまう。
【0005】一方、高精度システムクロック周波数発振
素子より出力されるクロックを、ディレイラインなどを
用いていくつかの位相クロックを生成し、生成された位
相クロックのうち同期信号に近い位相を持つ位相クロッ
クを選択する場合、PLLを用いた場合と同程度のクロ
ック位相精度を実現するためには、クロックの1周期の
時間を細かく分割する必要がある。例えば、システムク
ロックが12.5MHz(1周期80nS)で分解能を
3nSとした場合、27タップが必要となり、一般的な
ディレイライン(5タップ)を用いた場合、6個のディ
レイラインが必要となるので、サイズが大きくなってコ
ストが増加するといった問題がある。また、解像度を上
げるために複数のディレイラインを直列に接続しなくて
はならないことから、後段のディレイラインでは前段の
ディレイラインの誤差が蓄積されることになり、正確な
システムクロックの再生を行うためには少なくとも各タ
ップのディレイ量を足した値がシステムクロック1周期
分を越えた値に、ディレイラインのばらつきを含んだ形
で構成する必要があり、さらに回路規模を大きくしてし
まうといった問題がある。
素子より出力されるクロックを、ディレイラインなどを
用いていくつかの位相クロックを生成し、生成された位
相クロックのうち同期信号に近い位相を持つ位相クロッ
クを選択する場合、PLLを用いた場合と同程度のクロ
ック位相精度を実現するためには、クロックの1周期の
時間を細かく分割する必要がある。例えば、システムク
ロックが12.5MHz(1周期80nS)で分解能を
3nSとした場合、27タップが必要となり、一般的な
ディレイライン(5タップ)を用いた場合、6個のディ
レイラインが必要となるので、サイズが大きくなってコ
ストが増加するといった問題がある。また、解像度を上
げるために複数のディレイラインを直列に接続しなくて
はならないことから、後段のディレイラインでは前段の
ディレイラインの誤差が蓄積されることになり、正確な
システムクロックの再生を行うためには少なくとも各タ
ップのディレイ量を足した値がシステムクロック1周期
分を越えた値に、ディレイラインのばらつきを含んだ形
で構成する必要があり、さらに回路規模を大きくしてし
まうといった問題がある。
【0006】そこで、本発明は、回路規模が小さくて精
度の高いシステムクロックを再生するクロック生成回路
を提供することを目的とする。
度の高いシステムクロックを再生するクロック生成回路
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るクロック生成回路は、動作
クロックからシステムクロックを生成するクロック生成
回路において、前記動作クロックから生成された一定周
期の同期信号の位相を検出する位相検出手段と、固定さ
れた位相を持つクロックを発生するクロック発生手段
と、該発生したクロックから第1のディレイラインによ
り複数の位相を持つ第1の位相クロックを生成する第1
のクロック生成手段と、該生成された複数の第1の位相
クロックで前記同期信号をそれぞれサンプリングし、前
記同期信号に最も近くてかつそれより前にある位相を持
つ第1の位相クロックを選択する第1のクロック選択手
段と、該選択された第1の位相クロックを前記第1のデ
ィレイラインより小さなディレイ量を有する第2のディ
レイラインにより複数の位相を持つ第2の位相クロック
を生成する第2のクロック生成手段と、該生成された複
数の第2の位相クロックで前記同期信号をサンプリング
し、前記同期信号に最も近くてそれより前にある位相を
持つ第2の位相クロックを選択する第2のクロック選択
手段と、該選択された第2の位相クロックに基づき、前
記システムクロックを出力する出力手段とを備えたこと
を特徴とする。
に、本発明の請求項1に係るクロック生成回路は、動作
クロックからシステムクロックを生成するクロック生成
回路において、前記動作クロックから生成された一定周
期の同期信号の位相を検出する位相検出手段と、固定さ
れた位相を持つクロックを発生するクロック発生手段
と、該発生したクロックから第1のディレイラインによ
り複数の位相を持つ第1の位相クロックを生成する第1
のクロック生成手段と、該生成された複数の第1の位相
クロックで前記同期信号をそれぞれサンプリングし、前
記同期信号に最も近くてかつそれより前にある位相を持
つ第1の位相クロックを選択する第1のクロック選択手
段と、該選択された第1の位相クロックを前記第1のデ
ィレイラインより小さなディレイ量を有する第2のディ
レイラインにより複数の位相を持つ第2の位相クロック
を生成する第2のクロック生成手段と、該生成された複
数の第2の位相クロックで前記同期信号をサンプリング
し、前記同期信号に最も近くてそれより前にある位相を
持つ第2の位相クロックを選択する第2のクロック選択
手段と、該選択された第2の位相クロックに基づき、前
記システムクロックを出力する出力手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2に係るクロック生成回路は、請求
項1に係るクロック生成回路において前記選択された第
2の位相クロックを前記第2のディレイラインより小さ
なディレイ量を有する第3のディレイラインにより複数
の位相を持つ第3の位相クロックを生成する第3のクロ
ック生成手段と、該生成された複数の第3の位相クロッ
クで前記同期信号をサンプリングし、前記同期信号に最
も近くてそれより前にある位相を持つ第3の位相クロッ
クを選択する第3のクロック選択手段とを備え、前記出
力手段は、前記選択された第3の位相クロックに基づ
き、前記システムクロックを出力することを特徴とす
る。
項1に係るクロック生成回路において前記選択された第
2の位相クロックを前記第2のディレイラインより小さ
なディレイ量を有する第3のディレイラインにより複数
の位相を持つ第3の位相クロックを生成する第3のクロ
ック生成手段と、該生成された複数の第3の位相クロッ
クで前記同期信号をサンプリングし、前記同期信号に最
も近くてそれより前にある位相を持つ第3の位相クロッ
クを選択する第3のクロック選択手段とを備え、前記出
力手段は、前記選択された第3の位相クロックに基づ
き、前記システムクロックを出力することを特徴とす
る。
【0009】請求項3に係るクロック生成回路は、請求
項1に係るクロック生成回路において前記第1のクロッ
ク選択手段から出力されるまでのディレイ量が前記位相
クロック間のディレイ量を越える場合、該第1のクロッ
ク選択手段は更に前の位相クロックを選択する遅延補正
手段を備えたことを特徴とする。
項1に係るクロック生成回路において前記第1のクロッ
ク選択手段から出力されるまでのディレイ量が前記位相
クロック間のディレイ量を越える場合、該第1のクロッ
ク選択手段は更に前の位相クロックを選択する遅延補正
手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のクロック生成回路の実施
の形態について説明する。図1はクロック生成回路の構
成を示すブロック図である。図2はクロック生成回路の
各部の信号波形を示すタイミングチャートである。
の形態について説明する。図1はクロック生成回路の構
成を示すブロック図である。図2はクロック生成回路の
各部の信号波形を示すタイミングチャートである。
【0011】図1において、101は固定された位相を
持つクロックを発生するクロック発振素子、102およ
び103は一定間隔のディレイ量を持つタップ付き第1
および第2のディレイラインである。
持つクロックを発生するクロック発振素子、102およ
び103は一定間隔のディレイ量を持つタップ付き第1
および第2のディレイラインである。
【0012】104および105は複数の位相を持つ位
相クロックと動作クロックから生成される一定周期の同
期信号との位相関係を検出する第1および第2のクロッ
ク位相検出回路である。ここで、第1、第2のクロック
位相検出回路104、105に入力される各位相を持つ
位相クロックに番号を割り当て(例えば、ディレイ無し
のクロックを0番、最初のディレイタップ出力を1
番)、この番号により選択される位相クロック(選択ク
ロック)を示すこととする。
相クロックと動作クロックから生成される一定周期の同
期信号との位相関係を検出する第1および第2のクロッ
ク位相検出回路である。ここで、第1、第2のクロック
位相検出回路104、105に入力される各位相を持つ
位相クロックに番号を割り当て(例えば、ディレイ無し
のクロックを0番、最初のディレイタップ出力を1
番)、この番号により選択される位相クロック(選択ク
ロック)を示すこととする。
【0013】106および107は第1、第2のクロッ
ク位相検出回路104、105からの位相関係の情報に
したがって位相クロックを選択して出力する第1および
第2のクロックセレクタ回路、108は第1のディレイ
ライン102から出力される位相クロックが第2のディ
レイライン103に入力されるまでの回路遅延分を補正
する回路遅延補正回路である。109は一定周期の同期
信号を検出するピーク検出回路である。
ク位相検出回路104、105からの位相関係の情報に
したがって位相クロックを選択して出力する第1および
第2のクロックセレクタ回路、108は第1のディレイ
ライン102から出力される位相クロックが第2のディ
レイライン103に入力されるまでの回路遅延分を補正
する回路遅延補正回路である。109は一定周期の同期
信号を検出するピーク検出回路である。
【0014】図2において、201および206は一定
周期の同期信号であり、206は201の時間軸を拡大
したときの同期信号である。202および204はクロ
ック位相検出タイミング信号、203および205は選
択クロックのデータである。
周期の同期信号であり、206は201の時間軸を拡大
したときの同期信号である。202および204はクロ
ック位相検出タイミング信号、203および205は選
択クロックのデータである。
【0015】207は第1のディレイライン102から
出力される複数の位相クロックck0〜ck5、208
は第2のディレイライン103から出力される複数の位
相クロックDCK0〜DCK4である。
出力される複数の位相クロックck0〜ck5、208
は第2のディレイライン103から出力される複数の位
相クロックDCK0〜DCK4である。
【0016】つぎに、クロック生成回路の動作について
説明する。まず、一定周期の同期信号201がピーク検
出回路109により検出されると、第1のクロック位相
検出回路104の内部でクロック位相検出タイミング信
号202が出力され、次の同期信号206を第1のディ
レイライン102より出力される複数の位相クロック2
07によりサンプリングし、同期信号206に最も近く
てそれより前にある位相クロックを選択した後、第2の
クロック位相検出回路105に対し位相検出信号204
を出力する。図2の場合、同期信号206は第1のディ
レイライン102から出力される位相クロック207の
うち、位相クロックck1が最も同期信号に近くてそれ
より前にあることから第1のクロック位相検出回路10
4から1番のデータ203(ck1)が選択され、回路
遅延補正回路108に出力される。
説明する。まず、一定周期の同期信号201がピーク検
出回路109により検出されると、第1のクロック位相
検出回路104の内部でクロック位相検出タイミング信
号202が出力され、次の同期信号206を第1のディ
レイライン102より出力される複数の位相クロック2
07によりサンプリングし、同期信号206に最も近く
てそれより前にある位相クロックを選択した後、第2の
クロック位相検出回路105に対し位相検出信号204
を出力する。図2の場合、同期信号206は第1のディ
レイライン102から出力される位相クロック207の
うち、位相クロックck1が最も同期信号に近くてそれ
より前にあることから第1のクロック位相検出回路10
4から1番のデータ203(ck1)が選択され、回路
遅延補正回路108に出力される。
【0017】回路遅延補正回路108では、クロックセ
レクタ106から選択された位相クロックが出力される
までの遅延量がディレイライン1タップ分のディレイ量
を越える場合、その値に応じて第1のクロック位相検出
回路104から出力されるデータより前の値を選択し、
例えば回路遅延が1タップ分ある場合、1つ前の位相ク
ロックを選択するデータ0番を出力し、クロックセレク
タ106に出力する。
レクタ106から選択された位相クロックが出力される
までの遅延量がディレイライン1タップ分のディレイ量
を越える場合、その値に応じて第1のクロック位相検出
回路104から出力されるデータより前の値を選択し、
例えば回路遅延が1タップ分ある場合、1つ前の位相ク
ロックを選択するデータ0番を出力し、クロックセレク
タ106に出力する。
【0018】これを受けた第1のクロックセレクタ10
6は、その値にしたがって選択クロックを出力する。こ
の選択クロックは第2のディレイライン103に入力さ
れ、第1のディレイライン102は1タップ分を分割し
た位相を持つ複数の位相クロック208を出力する。
6は、その値にしたがって選択クロックを出力する。こ
の選択クロックは第2のディレイライン103に入力さ
れ、第1のディレイライン102は1タップ分を分割し
た位相を持つ複数の位相クロック208を出力する。
【0019】位相検出信号204を受けた第2のクロッ
ク位相検出回路105は分割された位相クロック208
の中から特定のクロック位相を検出し、その選択番号2
05のデータを第2のクロックセレクタ107に出力す
る。
ク位相検出回路105は分割された位相クロック208
の中から特定のクロック位相を検出し、その選択番号2
05のデータを第2のクロックセレクタ107に出力す
る。
【0020】第2のクロックセレクタ107は、第1の
クロックセレクタ106と同様に選択番号205のデー
タから位相クロックを選択し、選択された位相クロック
を同期信号206に位相同期したシステムクロックとし
て出力し、一連の動作を終了する。また、新たに一定周
期の同期信号206が検出された時点で一連の動作を行
う。
クロックセレクタ106と同様に選択番号205のデー
タから位相クロックを選択し、選択された位相クロック
を同期信号206に位相同期したシステムクロックとし
て出力し、一連の動作を終了する。また、新たに一定周
期の同期信号206が検出された時点で一連の動作を行
う。
【0021】尚、本実施の形態では、ディレイラインを
第1、第2のディレイライン102、103に限ってい
たが、さらに、ディレイラインを増やすことによって分
解能を上げることが可能である。また、前段および後段
の位相クロックの選択では、一度の同期信号を用いてク
ロック位相を検出しているが、クロック位相検出回路で
複数の同期信号を用いてサンプリングを行い、その値の
平均をとってクロック位相を検出することも可能であ
る。また、クロック位相の検出を行った後にクロックと
同期信号との位相関係をモニタし、正しい位相関係にな
い場合、再度、位相クロックを選択する構成にしてもよ
い。
第1、第2のディレイライン102、103に限ってい
たが、さらに、ディレイラインを増やすことによって分
解能を上げることが可能である。また、前段および後段
の位相クロックの選択では、一度の同期信号を用いてク
ロック位相を検出しているが、クロック位相検出回路で
複数の同期信号を用いてサンプリングを行い、その値の
平均をとってクロック位相を検出することも可能であ
る。また、クロック位相の検出を行った後にクロックと
同期信号との位相関係をモニタし、正しい位相関係にな
い場合、再度、位相クロックを選択する構成にしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るクロック生成回
路によれば、動作クロックからシステムクロックを生成
する際、位相検出手段により前記動作クロックから生成
された一定周期の同期信号の位相を検出し、クロック発
生手段により固定された位相を持つクロックを発生し、
第1のクロック生成手段により該発生したクロックから
第1のディレイラインにより複数の位相を持つ第1の位
相クロックを生成し、第1のクロック選択手段により該
生成された複数の第1の位相クロックで前記同期信号を
それぞれサンプリングし、前記同期信号に最も近くてか
つそれより前にある位相を持つ第1の位相クロックを選
択し、第2のクロック生成手段により該選択された第1
の位相クロックを前記第1のディレイラインより小さな
ディレイ量を有する第2のディレイラインにより複数の
位相を持つ第2の位相クロックを生成し、第2のクロッ
ク選択手段により該生成された複数の第2の位相クロッ
クで前記同期信号をサンプリングし、前記同期信号に最
も近くてそれより前にある位相を持つ第2の位相クロッ
クを選択し、出力手段により該選択された第2の位相ク
ロックに基づき、前記システムクロックを出力するの
で、システムクロックの同期をとるために各々ディレイ
量の異なるディレイラインを用いて複数のクロック位相
を生成し、その位相クロックから一定周期の同期信号に
位相同期した位相クロックを再生することにより少ない
ディレイラインで高速に高精度でジッタ量の小さな同期
システムクロックを再生することが可能となり、さらに
回路規模も小さくすることができ、部品コストを下げる
ことができる。また、一度のサンプリング時に最小のデ
ィレイラインを用いることにより、ディレイラインの直
列接続を行わずに構成できることから部品のばらつきや
温度変化による誤差の拡大を減らすことが可能となり、
システムの信頼性を向上できる。
路によれば、動作クロックからシステムクロックを生成
する際、位相検出手段により前記動作クロックから生成
された一定周期の同期信号の位相を検出し、クロック発
生手段により固定された位相を持つクロックを発生し、
第1のクロック生成手段により該発生したクロックから
第1のディレイラインにより複数の位相を持つ第1の位
相クロックを生成し、第1のクロック選択手段により該
生成された複数の第1の位相クロックで前記同期信号を
それぞれサンプリングし、前記同期信号に最も近くてか
つそれより前にある位相を持つ第1の位相クロックを選
択し、第2のクロック生成手段により該選択された第1
の位相クロックを前記第1のディレイラインより小さな
ディレイ量を有する第2のディレイラインにより複数の
位相を持つ第2の位相クロックを生成し、第2のクロッ
ク選択手段により該生成された複数の第2の位相クロッ
クで前記同期信号をサンプリングし、前記同期信号に最
も近くてそれより前にある位相を持つ第2の位相クロッ
クを選択し、出力手段により該選択された第2の位相ク
ロックに基づき、前記システムクロックを出力するの
で、システムクロックの同期をとるために各々ディレイ
量の異なるディレイラインを用いて複数のクロック位相
を生成し、その位相クロックから一定周期の同期信号に
位相同期した位相クロックを再生することにより少ない
ディレイラインで高速に高精度でジッタ量の小さな同期
システムクロックを再生することが可能となり、さらに
回路規模も小さくすることができ、部品コストを下げる
ことができる。また、一度のサンプリング時に最小のデ
ィレイラインを用いることにより、ディレイラインの直
列接続を行わずに構成できることから部品のばらつきや
温度変化による誤差の拡大を減らすことが可能となり、
システムの信頼性を向上できる。
【0023】請求項2に係るクロック生成回路によれ
ば、前記選択された第2の位相クロックを前記第2のデ
ィレイラインより小さなディレイ量を有する第3のディ
レイラインにより複数の位相を持つ第3の位相クロック
を生成する第3のクロック生成手段と、該生成された複
数の第3の位相クロックで前記同期信号をサンプリング
し、前記同期信号に最も近くてそれより前にある位相を
持つ第3の位相クロックを選択する第3のクロック選択
手段とを備え、前記出力手段は、前記選択された第3の
位相クロックに基づき、前記システムクロックを出力す
るので、位相クロックの分解能が向上し、システムクロ
ックの精度を高めることができる。
ば、前記選択された第2の位相クロックを前記第2のデ
ィレイラインより小さなディレイ量を有する第3のディ
レイラインにより複数の位相を持つ第3の位相クロック
を生成する第3のクロック生成手段と、該生成された複
数の第3の位相クロックで前記同期信号をサンプリング
し、前記同期信号に最も近くてそれより前にある位相を
持つ第3の位相クロックを選択する第3のクロック選択
手段とを備え、前記出力手段は、前記選択された第3の
位相クロックに基づき、前記システムクロックを出力す
るので、位相クロックの分解能が向上し、システムクロ
ックの精度を高めることができる。
【0024】請求項3に係るクロック生成回路によれ
ば、前記第1のクロック選択手段から出力されるまでの
ディレイ量が前記位相クロック間のディレイ量を越える
場合、該第1のクロック選択手段は更に前の位相クロッ
クを選択する遅延補正手段を備えるので、システムクロ
ックの精度を高めることができる。
ば、前記第1のクロック選択手段から出力されるまでの
ディレイ量が前記位相クロック間のディレイ量を越える
場合、該第1のクロック選択手段は更に前の位相クロッ
クを選択する遅延補正手段を備えるので、システムクロ
ックの精度を高めることができる。
【図1】クロック生成回路の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】クロック生成回路の各部の信号波形を示すタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
101 クロック発振素子 102 第1のディレイライン 103 第2のディレイライン 104 第1のクロック位相検出回路 105 第2のクロック位相検出回路 106 第1のクロックセレクタ 107 第2のクロックセレクタ
Claims (3)
- 【請求項1】 動作クロックからシステムクロックを生
成するクロック生成回路において、 前記動作クロックから生成された一定周期の同期信号の
位相を検出する位相検出手段と、 固定された位相を持つクロックを発生するクロック発生
手段と、 該発生したクロックから第1のディレイラインにより複
数の位相を持つ第1の位相クロックを生成する第1のク
ロック生成手段と、 該生成された複数の第1の位相クロックで前記同期信号
をそれぞれサンプリングし、前記同期信号に最も近くて
かつそれより前にある位相を持つ第1の位相クロックを
選択する第1のクロック選択手段と、 該選択された第1の位相クロックを前記第1のディレイ
ラインより小さなディレイ量を有する第2のディレイラ
インにより複数の位相を持つ第2の位相クロックを生成
する第2のクロック生成手段と、 該生成された複数の第2の位相クロックで前記同期信号
をサンプリングし、前記同期信号に最も近くてそれより
前にある位相を持つ第2の位相クロックを選択する第2
のクロック選択手段と、 該選択された第2の位相クロックに基づき、前記システ
ムクロックを出力する出力手段とを備えたことを特徴と
するクロック生成回路。 - 【請求項2】 前記選択された第2の位相クロックを前
記第2のディレイラインより小さなディレイ量を有する
第3のディレイラインにより複数の位相を持つ第3の位
相クロックを生成する第3のクロック生成手段と、 該生成された複数の第3の位相クロックで前記同期信号
をサンプリングし、前記同期信号に最も近くてそれより
前にある位相を持つ第3の位相クロックを選択する第3
のクロック選択手段とを備え、 前記出力手段は、前記選択された第3の位相クロックに
基づき、前記システムクロックを出力することを特徴と
する請求項1記載のクロック生成回路。 - 【請求項3】 前記第1のクロック選択手段から出力さ
れるまでのディレイ量が前記位相クロック間のディレイ
量を越える場合、該第1のクロック選択手段は更に前の
位相クロックを選択する遅延補正手段を備えたことを特
徴とする請求項1記載のクロック生成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8018271A JPH09191245A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | クロック生成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8018271A JPH09191245A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | クロック生成回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09191245A true JPH09191245A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11966997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8018271A Pending JPH09191245A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | クロック生成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09191245A (ja) |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP8018271A patent/JPH09191245A/ja active Pending
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