JPH09191016A - バイポーラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
バイポーラトランジスタおよびその製造方法Info
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- JPH09191016A JPH09191016A JP192196A JP192196A JPH09191016A JP H09191016 A JPH09191016 A JP H09191016A JP 192196 A JP192196 A JP 192196A JP 192196 A JP192196 A JP 192196A JP H09191016 A JPH09191016 A JP H09191016A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】素子面積の縮小に際して耐圧が低下せず、電流
増幅率が均一で、しかも製造の容易なバイポーラトラン
ジスタを提供する。 【解決手段】窒化膜パターン5aとレジストパターン6
bをマスクとしたほう素イオン13の注入および酸化性
雰囲気値中での熱処理により、拡散深さの深いpベース
領域の保護部8と選択酸化膜7を形成した後、窒化膜パ
ターン5aを除去し、選択酸化膜7とレジストパターン
6bをマスクとしたほう素イオン13の注入および熱処
理により、保護部8の内側に保護部8より拡散深さの浅
い活性部9を形成する。
増幅率が均一で、しかも製造の容易なバイポーラトラン
ジスタを提供する。 【解決手段】窒化膜パターン5aとレジストパターン6
bをマスクとしたほう素イオン13の注入および酸化性
雰囲気値中での熱処理により、拡散深さの深いpベース
領域の保護部8と選択酸化膜7を形成した後、窒化膜パ
ターン5aを除去し、選択酸化膜7とレジストパターン
6bをマスクとしたほう素イオン13の注入および熱処
理により、保護部8の内側に保護部8より拡散深さの浅
い活性部9を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラトラン
ジスタ、特に拡散深さの異なるベース領域をもつバイポ
ーラトランジスタおよびその製造方法に関する。
ジスタ、特に拡散深さの異なるベース領域をもつバイポ
ーラトランジスタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路に集積された従来の最も一般的
なプレーナ型のnpnトランジスタの断面図を図5に示
す。図5において、pサブストレート41aの表面層に
n+ 埋め込み層42aを形成した上に、nエピタキシャ
ル層43aを成長させたシリコンウェハを用い、表面か
らpサブストレート41aに達するp+ 分離領域44a
を形成して、nエピタキシャル層43aのnpnトラン
ジスタ部分を分離した後、その表面層に、pベース領域
49a、nエミッタ領域50a等の拡散領域を形成して
拡散構造が作製されている。その後、熱酸化膜や、減圧
CVD等により、フィールド酸化膜51aを形成し、ア
ルミニウム等により電極52aを形成してnpnトラン
ジスタを含んだ集積回路としていた。図示していない
が、電極52aの上にはプラズマCVD膜等の表面保護
膜が形成されることが多い。
なプレーナ型のnpnトランジスタの断面図を図5に示
す。図5において、pサブストレート41aの表面層に
n+ 埋め込み層42aを形成した上に、nエピタキシャ
ル層43aを成長させたシリコンウェハを用い、表面か
らpサブストレート41aに達するp+ 分離領域44a
を形成して、nエピタキシャル層43aのnpnトラン
ジスタ部分を分離した後、その表面層に、pベース領域
49a、nエミッタ領域50a等の拡散領域を形成して
拡散構造が作製されている。その後、熱酸化膜や、減圧
CVD等により、フィールド酸化膜51aを形成し、ア
ルミニウム等により電極52aを形成してnpnトラン
ジスタを含んだ集積回路としていた。図示していない
が、電極52aの上にはプラズマCVD膜等の表面保護
膜が形成されることが多い。
【0003】図5に示したnpnトランジスタの構造で
は、素子面積を縮小しようとした場合に、以下のような
問題があった。すなわち、素子面積を縮小しようとした
場合、pベース領域49aの拡散深さを浅くすることが
必要になる。その結果、pベース領域49aの曲率部の
曲率半径が小さくなるために、トランジスタのコレクタ
−エミッタ間耐圧が低下し、素子の保証電圧が低下して
しまう。
は、素子面積を縮小しようとした場合に、以下のような
問題があった。すなわち、素子面積を縮小しようとした
場合、pベース領域49aの拡散深さを浅くすることが
必要になる。その結果、pベース領域49aの曲率部の
曲率半径が小さくなるために、トランジスタのコレクタ
−エミッタ間耐圧が低下し、素子の保証電圧が低下して
しまう。
【0004】図6は、その対策を施した高耐圧npnト
ランジスタの断面図を示す。このnpnトランジスタで
は、pベース領域が、活性部49bと、その周囲の活性
部49bより拡散深さの深い保護部48bとの二つの拡
散領域で構成されている。活性部49bは拡散深さが浅
く、その表面層にnエミッタ領域50bが形成されてい
る。このトランジスタでは、pベース領域の活性部49
bの拡散深さを浅くしても、拡散深さの深い保護部48
bがあるため、トランジスタのコレクタ−エミッタ間耐
圧は低下しない。しかも、npnトランジスタの電流増
幅率を均一にすることができる。
ランジスタの断面図を示す。このnpnトランジスタで
は、pベース領域が、活性部49bと、その周囲の活性
部49bより拡散深さの深い保護部48bとの二つの拡
散領域で構成されている。活性部49bは拡散深さが浅
く、その表面層にnエミッタ領域50bが形成されてい
る。このトランジスタでは、pベース領域の活性部49
bの拡散深さを浅くしても、拡散深さの深い保護部48
bがあるため、トランジスタのコレクタ−エミッタ間耐
圧は低下しない。しかも、npnトランジスタの電流増
幅率を均一にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6のトラン
ジスタの場合は、pベース領域の活性部49bと保護部
48bとのマスク合わせ精度が極めて重要である。図7
にマスク合わせ精度が悪かった場合の断面図を示す。こ
のような場合、折角拡散深さの深い保護部48bを形成
しているにも拘わらず、耐圧が低下してしまい、或いは
電流増幅率が不均一なため、電流集中をおこすことがあ
る。
ジスタの場合は、pベース領域の活性部49bと保護部
48bとのマスク合わせ精度が極めて重要である。図7
にマスク合わせ精度が悪かった場合の断面図を示す。こ
のような場合、折角拡散深さの深い保護部48bを形成
しているにも拘わらず、耐圧が低下してしまい、或いは
電流増幅率が不均一なため、電流集中をおこすことがあ
る。
【0006】従って、マスク合わせ精度を確保するため
のマージンを必要とし、微細化に適していない。以上の
問題に鑑みて本発明の目的は、耐圧が低下せず、電流増
幅率が均一でしかも微細化に適した構造のバイポーラト
ランジスタおよびその製造方法を提供することにある。
のマージンを必要とし、微細化に適していない。以上の
問題に鑑みて本発明の目的は、耐圧が低下せず、電流増
幅率が均一でしかも微細化に適した構造のバイポーラト
ランジスタおよびその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため本発
明は、第一導電型ベース領域が、その表面層の一部に第
二導電型エミッタ領域が形成された拡散深さの浅い活性
部と、活性部より拡散深さの深い保護部とからなるバイ
ポーラトランジスタにおいて、保護部の表面に端をも
ち、活性部の反対側に延び、シリコン基板との界面が活
性部表面より下側にある選択酸化膜を有するものとす
る。
明は、第一導電型ベース領域が、その表面層の一部に第
二導電型エミッタ領域が形成された拡散深さの浅い活性
部と、活性部より拡散深さの深い保護部とからなるバイ
ポーラトランジスタにおいて、保護部の表面に端をも
ち、活性部の反対側に延び、シリコン基板との界面が活
性部表面より下側にある選択酸化膜を有するものとす
る。
【0008】そのようにすれば、選択酸化膜の膜厚を厚
くする必要はなく、また、セルフアライン方法で活性部
と、保護部を形成するため、マスクアライメントのマー
ジンを取る必要がない。特に、保護部が活性部を囲んで
いることがよい。そのようにすれば、活性部の拡散深さ
を浅くできる。
くする必要はなく、また、セルフアライン方法で活性部
と、保護部を形成するため、マスクアライメントのマー
ジンを取る必要がない。特に、保護部が活性部を囲んで
いることがよい。そのようにすれば、活性部の拡散深さ
を浅くできる。
【0009】そして、本発明にかかるバイポーラトラン
ジスタの製造方法としては、半導体基板表面に難酸化性
皮膜のパターンを形成する工程と、難酸化性皮膜のパタ
ーンとフォトレジストパターンとをマスクにして第一導
電型不純物を導入する工程と、酸化性の雰囲気中で高温
処理してベース領域の保護部を形成しかつ選択酸化膜を
形成する工程と、難酸化性皮膜のパターンを除去する工
程と、選択酸化膜をマスクの一部として第一導電型不純
物を導入する工程と、高温処理してベース領域の活性部
を形成する工程と、フォトレジストパターンとをマスク
にして第二導電型不純物を導入する工程と、高温処理し
てエミッタ領域を形成する工程とを含むものとする。
ジスタの製造方法としては、半導体基板表面に難酸化性
皮膜のパターンを形成する工程と、難酸化性皮膜のパタ
ーンとフォトレジストパターンとをマスクにして第一導
電型不純物を導入する工程と、酸化性の雰囲気中で高温
処理してベース領域の保護部を形成しかつ選択酸化膜を
形成する工程と、難酸化性皮膜のパターンを除去する工
程と、選択酸化膜をマスクの一部として第一導電型不純
物を導入する工程と、高温処理してベース領域の活性部
を形成する工程と、フォトレジストパターンとをマスク
にして第二導電型不純物を導入する工程と、高温処理し
てエミッタ領域を形成する工程とを含むものとする。
【0010】そのようにすれば、活性部と、保護部との
セルフアライン方法による形成が容易にできる。
セルフアライン方法による形成が容易にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(a)ないし(c)および図
2(a)ないし(c)に本発明にかかるnpnトランジ
スタの製造方法を工程順の断面図で示す。従来技術と同
様に、pサブストレート1の表面層にn+ 埋め込み拡散
層2を形成し、その上にnエピタキシャル層3を体積し
たウェハを用いる。nエピタキシャル層3の表面からp
サブストレート1に達するp+ 分離領域4を形成する。
そして、図示していないが、薄いシリコン酸化膜を介し
て減圧CVD法によりシリコン窒化膜5を膜付けし、そ
の上に、フォトレジストを塗布し、選択酸化用のレジス
トパターン6aを形成する〔図1(a)〕。
2(a)ないし(c)に本発明にかかるnpnトランジ
スタの製造方法を工程順の断面図で示す。従来技術と同
様に、pサブストレート1の表面層にn+ 埋め込み拡散
層2を形成し、その上にnエピタキシャル層3を体積し
たウェハを用いる。nエピタキシャル層3の表面からp
サブストレート1に達するp+ 分離領域4を形成する。
そして、図示していないが、薄いシリコン酸化膜を介し
て減圧CVD法によりシリコン窒化膜5を膜付けし、そ
の上に、フォトレジストを塗布し、選択酸化用のレジス
トパターン6aを形成する〔図1(a)〕。
【0012】次に、選択酸化用のレジストパターン6a
を用いて、シリコン窒化膜パターン5aを形成し、その
上にベース拡散用レジストパターン6bを形成する。こ
の状態で、シリコン窒化膜パターン5aとベース拡散用
レジストパターン6bの双方が無い部分に、イオン注入
法によりp型不純物であるほう素イオン13を導入する
〔同図(b)〕。
を用いて、シリコン窒化膜パターン5aを形成し、その
上にベース拡散用レジストパターン6bを形成する。こ
の状態で、シリコン窒化膜パターン5aとベース拡散用
レジストパターン6bの双方が無い部分に、イオン注入
法によりp型不純物であるほう素イオン13を導入する
〔同図(b)〕。
【0013】次に、酸化性雰囲気中で高温熱処理する
と、シリコン窒化膜パターン5aの無い部分に選択酸化
膜7が形成され、同時にその熱処理により、pベース領
域の保護部8が形成される。そして、再度ベース拡散用
のレジストパターン6cを形成し、イオン注入法により
p型不純物であるほう素イオン13をを注入する〔同図
(c)〕。このとき、レジストパターン6cは、端が選
択酸化膜7より外側になるようにする。図1(b)にお
いてレジストパターン6bを形成する際に使用したマス
クと同じマスクを使用することもできる。
と、シリコン窒化膜パターン5aの無い部分に選択酸化
膜7が形成され、同時にその熱処理により、pベース領
域の保護部8が形成される。そして、再度ベース拡散用
のレジストパターン6cを形成し、イオン注入法により
p型不純物であるほう素イオン13をを注入する〔同図
(c)〕。このとき、レジストパターン6cは、端が選
択酸化膜7より外側になるようにする。図1(b)にお
いてレジストパターン6bを形成する際に使用したマス
クと同じマスクを使用することもできる。
【0014】次に、熱処理により、pベース領域の活性
部9を形成する。そして、エミッタ拡散用のレジストパ
ターン6dを形成し、イオン注入により、n型不純物で
ある燐イオン14を注入する〔図2(a)〕。次に、熱
処理により、nエミッタ領域10が形成され、同時にn
コレクタ領域15が形成される。さらにその上に減圧C
VD法によりフィールド酸化膜11を形成する〔同図
(b)〕。
部9を形成する。そして、エミッタ拡散用のレジストパ
ターン6dを形成し、イオン注入により、n型不純物で
ある燐イオン14を注入する〔図2(a)〕。次に、熱
処理により、nエミッタ領域10が形成され、同時にn
コレクタ領域15が形成される。さらにその上に減圧C
VD法によりフィールド酸化膜11を形成する〔同図
(b)〕。
【0015】フィールド酸化膜11に電極用の窓あけを
した後、アルミニウム合金のスパッタ蒸着およびパター
ニングにより、金属配線や電極12を形成する〔同図
(c)〕。その後、プラスマCVD法により、シリコン
窒化膜等の表面保護膜を堆積し、完成させる。このよう
な製造方法により、pベース領域の活性部9と保護部8
とを選択酸化膜用のシリコン窒化膜5aを用いて、セル
フアライン方式で形成すれば、活性部9と保護部8とが
ずれて形成されることがない。従って、耐圧が低下せ
ず、電流増幅率が均一なバイポーラトランジスタとする
ことができる。
した後、アルミニウム合金のスパッタ蒸着およびパター
ニングにより、金属配線や電極12を形成する〔同図
(c)〕。その後、プラスマCVD法により、シリコン
窒化膜等の表面保護膜を堆積し、完成させる。このよう
な製造方法により、pベース領域の活性部9と保護部8
とを選択酸化膜用のシリコン窒化膜5aを用いて、セル
フアライン方式で形成すれば、活性部9と保護部8とが
ずれて形成されることがない。従って、耐圧が低下せ
ず、電流増幅率が均一なバイポーラトランジスタとする
ことができる。
【0016】また、保護部8と他の拡散層とのマスクア
ライメント・マージンが小さくできるので、面積を小さ
くすることができる。更に、保護部8と活性部9を形成
するためのレジストパターン用のフォトマスクは共用す
れば、フォトマスクの数が少なくて済むことになる。図
3(a)〜(c)および図4(a)〜(c)は本発明の
異なる実施例のnpnトランジスタの工程順の断面図で
ある。 概ね、図1(a)〜(c)および図2(a)〜
(c)の工程と同じであるが、構造が少し違っている。
ライメント・マージンが小さくできるので、面積を小さ
くすることができる。更に、保護部8と活性部9を形成
するためのレジストパターン用のフォトマスクは共用す
れば、フォトマスクの数が少なくて済むことになる。図
3(a)〜(c)および図4(a)〜(c)は本発明の
異なる実施例のnpnトランジスタの工程順の断面図で
ある。 概ね、図1(a)〜(c)および図2(a)〜
(c)の工程と同じであるが、構造が少し違っている。
【0017】シリコン窒化膜25を形成し、フォトレジ
スト26aでパターニングする。このとき、pベース領
域の第三部分として、コンタクト部のためのレジストパ
ターンも形成する〔図3(a)〕。形成された窒化膜パ
ターン25aと新たに形成したレジストパターン26b
をマスクにして、ほう素イオン33を注入するのは図1
の実施例と同じである〔同図(b)〕。
スト26aでパターニングする。このとき、pベース領
域の第三部分として、コンタクト部のためのレジストパ
ターンも形成する〔図3(a)〕。形成された窒化膜パ
ターン25aと新たに形成したレジストパターン26b
をマスクにして、ほう素イオン33を注入するのは図1
の実施例と同じである〔同図(b)〕。
【0018】酸化性雰囲気中での熱処理により、注入さ
れたほう素イオンを深く拡散させてpベース領域の保護
部28を形成し、同時に選択酸化膜27を形成する。再
び、レジストパターン26cを形成して、ほう素イオン
33を注入する〔同図(c)〕。このとき、レジストパ
ターン26cは、端が選択酸化膜27より外側になるよ
うにする。図3(b)においてレジストパターン26b
を形成する際に使用したマスクと同じマスクを使用する
こともできる。また、pベース領域のコンタクト部と活
性部とを分けて行い、それぞれの不純物濃度をかえても
良い。
れたほう素イオンを深く拡散させてpベース領域の保護
部28を形成し、同時に選択酸化膜27を形成する。再
び、レジストパターン26cを形成して、ほう素イオン
33を注入する〔同図(c)〕。このとき、レジストパ
ターン26cは、端が選択酸化膜27より外側になるよ
うにする。図3(b)においてレジストパターン26b
を形成する際に使用したマスクと同じマスクを使用する
こともできる。また、pベース領域のコンタクト部と活
性部とを分けて行い、それぞれの不純物濃度をかえても
良い。
【0019】熱処理をして、拡散させ、pベース領域の
活性部29とコンタクト部36を形成する。レジストパ
ターン26dを形成して、燐イオン34を注入する〔図
4(a)〕。次に、熱処理により、nエミッタ領域30
を形成し、同時にnコレクタ領域35を形成する。さら
にその上に減圧CVD法によりシリコン酸化膜のフィー
ルド酸化膜31を形成する〔同図(b)〕。
活性部29とコンタクト部36を形成する。レジストパ
ターン26dを形成して、燐イオン34を注入する〔図
4(a)〕。次に、熱処理により、nエミッタ領域30
を形成し、同時にnコレクタ領域35を形成する。さら
にその上に減圧CVD法によりシリコン酸化膜のフィー
ルド酸化膜31を形成する〔同図(b)〕。
【0020】フィールド酸化膜31に電極用の窓あけを
した後、アルミニウム合金のスパッタ蒸着およびパター
ニングにより、金属配線や電極32を形成する〔同図
(c)〕。その後、プラスマCVD法により、シリコン
窒化膜等の表面保護膜を堆積し、完成させる。この場合
も先の実施例と同様に、耐圧低下の無い、電流増幅率が
均一なバイポーラトランジスタとすることができる。
した後、アルミニウム合金のスパッタ蒸着およびパター
ニングにより、金属配線や電極32を形成する〔同図
(c)〕。その後、プラスマCVD法により、シリコン
窒化膜等の表面保護膜を堆積し、完成させる。この場合
も先の実施例と同様に、耐圧低下の無い、電流増幅率が
均一なバイポーラトランジスタとすることができる。
【0021】更に、先の実施例と異なる点は、ベース拡
散層のコンタクト部とエミッタ拡散層との間にも選択酸
化膜を形成している点であり、この結果、図4のpベー
ス領域のコンタクト部36の表面の不純物濃度が高くで
きるので、コンタクト抵抗を小さくすることができる。
散層のコンタクト部とエミッタ拡散層との間にも選択酸
化膜を形成している点であり、この結果、図4のpベー
ス領域のコンタクト部36の表面の不純物濃度が高くで
きるので、コンタクト抵抗を小さくすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、難酸化性
の皮膜を利用した選択酸化膜の形成により、ベース領域
の活性部と保護部とをセルフアラインで形成して、高耐
圧でかつ素子面積の小さいバイポーラトランジスタを提
供することができる。しかもマスク合わせの精度が緩和
されるので、微細化にてきした構造といえる。ベース領
域の活性部と保護部とを形成するためのフォトマスクを
共用すれば、マスク使用数を増やすことなく製造でき
る。
の皮膜を利用した選択酸化膜の形成により、ベース領域
の活性部と保護部とをセルフアラインで形成して、高耐
圧でかつ素子面積の小さいバイポーラトランジスタを提
供することができる。しかもマスク合わせの精度が緩和
されるので、微細化にてきした構造といえる。ベース領
域の活性部と保護部とを形成するためのフォトマスクを
共用すれば、マスク使用数を増やすことなく製造でき
る。
【図1】(a)〜(c)は本発明に係るnpnトランジ
スタの製造方法を説明する工程順断面図
スタの製造方法を説明する工程順断面図
【図2】(a)〜(c)は図1(c)に続く本発明に係
るnpnトランジスタの製造方法を説明する工程順断面
図
るnpnトランジスタの製造方法を説明する工程順断面
図
【図3】(a)〜(c)は本発明にかかる別のnpnト
ランジスタの製造方法を説明する工程順断面図
ランジスタの製造方法を説明する工程順断面図
【図4】(a)〜(c)は図3(c)に続く本発明に係
るnpnトランジスタの製造方法を説明する工程順断面
図
るnpnトランジスタの製造方法を説明する工程順断面
図
【図5】従来技術の断面図
【図6】不活性ベース拡散層を利用した従来技術の断面
図
図
【図7】不活性ベース拡散層を利用した従来技術の断面
図
図
1、21、41a pサブストレート 2、22、42a n+ 埋め込み層 3、23、43a nエピタキシャル層 4、24、44a p+ 分離領域 5、25 シリコン窒化膜 5a、25a シリコン窒化膜パターン 6a、6b、6c、6d、26a、26b、26c、2
6d フォトレジストパターン 7、27 選択酸化膜 8、28、48b pベース領域の保護部 9、29、49b pベース領域の活性部 10、30、50a nエミッタ領域 11、31、51a フィールド酸化膜 12、32、52a 電極 13、33 ほう素イオン 14、34 燐イオン 15、35、55a nコレクタ領域 36 コンタクト部 49a pベース領域
6d フォトレジストパターン 7、27 選択酸化膜 8、28、48b pベース領域の保護部 9、29、49b pベース領域の活性部 10、30、50a nエミッタ領域 11、31、51a フィールド酸化膜 12、32、52a 電極 13、33 ほう素イオン 14、34 燐イオン 15、35、55a nコレクタ領域 36 コンタクト部 49a pベース領域
Claims (3)
- 【請求項1】第一導電型ベース領域が、その表面層の一
部に第二導電型エミッタ領域が形成された拡散深さの浅
い活性部と、活性部より拡散深さの深い保護部とからな
るバイポーラトランジスタにおいて、保護部の表面に端
をもち、活性部の反対側に延び、シリコン基板との界面
が活性部表面より下側にある選択酸化膜を有することを
特徴とするバイポーラトランジスタ。 - 【請求項2】保護部が活性部を囲んでいることを特徴と
する請求項1に記載のバイポーラトランジスタ。 - 【請求項3】半導体基板表面に難酸化性皮膜のパターン
を形成する工程と、難酸化性皮膜のパターンとフォトレ
ジストパターンとをマスクにして第一導電型不純物を導
入する工程と、酸化性の雰囲気中で高温処理してベース
領域の保護部を形成しかつ選択酸化膜を形成する工程
と、難酸化性皮膜のパターンを除去する工程と、選択酸
化膜をマスクの一部として第一導電型不純物を導入する
工程と、高温処理してベース領域の活性部を形成する工
程と、フォトレジストパターンとをマスクにして第二導
電型不純物を導入する工程と、高温処理してエミッタ領
域を形成する工程とを含むことを特徴とするバイポーラ
トランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP192196A JPH09191016A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | バイポーラトランジスタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP192196A JPH09191016A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | バイポーラトランジスタおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09191016A true JPH09191016A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11515068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP192196A Pending JPH09191016A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | バイポーラトランジスタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09191016A (ja) |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP192196A patent/JPH09191016A/ja active Pending
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