JPH09190673A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH09190673A
JPH09190673A JP1936196A JP1936196A JPH09190673A JP H09190673 A JPH09190673 A JP H09190673A JP 1936196 A JP1936196 A JP 1936196A JP 1936196 A JP1936196 A JP 1936196A JP H09190673 A JPH09190673 A JP H09190673A
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JP
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optical pickup
area
optical
track
retry
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JP1936196A
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Takeshi Yogi
剛 与儀
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピットエリアからグルーブエリアに光ピック
アップを確実に移動させる。 【解決手段】 ピットエリアからグルーブエリアに光ピ
ックアップを移動させるときに、そのリトライ回数に比
例させてスライドモータに印加する電圧を増加させて光
ピックアップをグルーブエリアに確実に到達させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミニディスク等の
記録媒体に情報を記録、または記録媒体から情報の再生
を行う光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号を記録・再生する情報記録
担体やその装置は、装置の小型化や記録再生時間の拡大
等を目指して、新しいシステムの開発が行われている。
例えば、カートリッジに収納された直径64mmのディ
スク(以下ミニディスクと呼ぶ)でサイズの小型化を図
り、音声データの圧縮によりコンパクトディスク(以下
CDと呼ぶ)並みの記録再生時間を得、半導体メモリを
データバッファとして挿入して再生時の耐振動性を向上
させる等の技術を取り入れた記録再生装置(以下光ディ
スク装置)がある。
【0003】近時、光ディスク媒体の記録膜の研究が進
み、記録可能な光ディスクが開発され、既に再生専用の
CDと同一のディスクフォーマットを記録する装置が実
用化されている。これらの記録可能な光ディスクには、
レーザー光を照射することにより発生させた熱で、記録
膜を変形させたり、あるいは、記録膜を焼き切ることで
記録ビットを形成することにより、1回だけ記録可能で
消去の出来ない追記型(Direct Read Af
terWrite:DRAW)光ディスクと呼ばれるも
のがある。
【0004】同様にレーザー光を光源として用い、光磁
気ディスクに対して光源とは反対の位置から外部磁界を
かけて、記録膜の垂直磁区の方向を変えることにより情
報記録を行い、記録消去を繰り返し行える書換型(Er
asable−DRAW、光磁気型)光磁気ディスクと
呼ばれるものとがある。それらの中でも、既に実用化さ
れたものとしては、コンピュータの外部記憶メモリ装置
が挙げられる。
【0005】これらの光磁気ディスクの消去は、記録膜
にレーザー光を照射して加熱しながら記録時とは逆の磁
界を加えて消去動作が行われる。一方、光磁気ディスク
の再生には、磁区の向きを読み出すために、カー効果と
呼ばれる磁気光学現象が利用される。直線偏光のレーザ
ー光を垂直磁化膜に入射させると、反射光の偏向面は磁
区の向きに従って、左または右にわずかに回転する。こ
の回転を検光子によって光量変化に変換して情報が再生
される。
【0006】しかし、上述の様な光磁気ディスク記録装
置および光磁気ディスクの記録および消去の際には、光
磁気ディスクを挟んでレーザー光と反対の位置から、N
極、或いは、S極の磁界を発生させ、他方からは、高出
力のレーザー光源を用いて、ビット形成時には、レーザ
ーパワーをハイパワーに、ビット非形成時には、再生パ
ワーと同様にロウパワーを出力してレーザーパワーを変
調して記録、消去を行う光変調方式が知られているが、
この時の磁界は、記録時には補助的に機能をしている。
また、この場合、既に記録した部分をオーバーライトす
ることは、不可能であった。
【0007】これに対し、動作原理は同様であるが、レ
ーザー光を一定のパワーで発光させ、光変調方式とは逆
に、磁界のN極、S極を反転して記録を行うミニディス
クシステムが実用化されつつある。この方式は磁界を変
調して記録することによって、オーバーライトが可能と
なる磁界変調記録方式である。 この方式では既に記録
してある部分をさらに記録する際には、新しく記録する
部分を一度消去した後で記録するというような時間を浪
費すること無く、そのまま重ね記録が可能である。
【0008】以上の様な光磁気変調記録方式のディスク
システムにおいて、最近、音声の圧縮伸長技術を利用し
て、従来のCDと同様に、再生レベルにおいて、2チャ
ンネルでサンプリング周波数44.1kHz、16ビッ
ト分解能を有する光磁気ディスクが提案されている。こ
の方式では、記録再生する情報量を5分の1まで圧縮し
て光ディスクまたは、光磁気ディスク等のディスクに信
号を記録し、再生時に読み出した情報を伸長してCDと
同様なオーディオ性能を得ている。
【0009】この方式の主な特徴としては、ディスク直
径は64mmであり、トラックピッチは1.6μmでオ
ーディオデータを最大74分記録、再生可能で、ディス
クの線速度は1.2〜1.4m/秒である。また、オー
ディオ信号の性能はチャンネル数がステレオ2チャンネ
ル、周波数帯域5〜20kHz、ダイナミックレンジ1
05dBで記録方式は前記した様に磁界変調方式であ
る。更に信号フォーマットは標本化周波数44.1kH
z、変調方式はCDと同様のEFM(Eightto
Fourteen Modulation)であり誤り
訂正方式もACIRC(Adaptive Cross
Interleave Read−Solomon
Code)である。
【0010】音声の圧縮方式は、高性能符号化方式であ
るATRAC(AdaptiveTransform
Acoustic Coding)と呼ばれるものであ
り、この方式はアナログ−デジタル変換したオーディオ
データを最大11.6msの時間の枠で区分し、MDC
T(Modifyed Discrete Cosin
e Transform:変形離散コサイン変換)演算
で複数の周波数帯域に分離し、周波数軸に変換した後、
人間の聴覚特性を利用してデータの間引きを行い、約5
分の1のデータ量まで圧縮する。従って、光磁気ディス
ク上の記録密度はCDと同様でありながら、同一時間を
記録再生するのに必要なディスクの直径は、CDよりも
はるかに小さい直径64mmとすることができる。
【0011】この様なディスクシステムの大きな特徴を
考察してみる。CDを再生する場合、CDは1.4Mビ
ット/秒の信号を休むことなくデジタル−アナログ変換
器(DAC)に送りこまなければならない。従って、C
Dからの再生信号はリアルタイムで読み出さなければな
らない。これに対し、圧縮伸長技術を利用した光担体記
録装置の場合、記録再生する情報量を5分の1程度に圧
縮するため、1.4Mビット/秒で読み出された信号が
圧縮信号であるので、それをデコ−ドするのに0.3M
ビット/秒で充分である。従って、ディスクの信号を途
切れ途切れの間歇的に読み出せばよいことになる。
【0012】バッファメモリ等の記憶回路にディスクか
ら読み出した信号を格納しておけば、この記憶回路に蓄
えた分だけの音声信号を再生することができる。したが
って、ディスクシステムに振動が加わって、光学ピック
アップのトレ−スが本来の位置から外れてしまったと
き、これをリカバリするまでの間、CD再生器の場合で
あれば、音飛びになってしまうが、ミニデイスクレコー
ダの場合は蓄えられた記憶回路により音切れが発生せず
に済む。この記憶回路から読み出して連続で再生してい
る間に、光ピツクアツプは光担体上のトレースが外れた
元の位置に戻って、信号の読み出しを続行すれば、音飛
びは発生しないことになる。
【0013】前述の記憶回路と圧縮伸長技術を用いるこ
とによって、もう一つ大きな特徴を生ずる。CDは、一
つの曲、即ちトラックはディスク上で必ず、連続したエ
リアに一塊に記録されている。しかし、ミニディスクシ
ステムの場合は、ディスク上のランダムな領域に複数の
ブロック記録デ−タとして分割記録しても、一つの曲
(トラック)として再生することができる。これは、デ
ィスクからは1.4Mビット/秒の転送レ−トで信号を
読み出すが、圧縮信号を復調するのに必要な転送レ−ト
は0.3Mビット/秒であるから、時間的には空き時間
がある。
【0014】この時間を利用して、一旦、ディスクから
信号を読み出して記憶回路に蓄えてから、次にディスク
上の離れた領域(一つのトラックが複数の離れたブロッ
ク記録デ−タで構成されているトラックの次のブロック
記録デ−タ)まで光学ピックアップを移動させてディス
ク上から信号を読み出し、記憶回路が空になる前に記憶
回路に格納すれば、音声信号が途絶えることなく出力す
ることができる。
【0015】この様に、同一曲(トラック)がディスク
上の離れたエリアに引き続く音声信号が記録してあって
も、途絶えることなく再生することができる。一つのト
ラックが複数の小ブロック記録デ−タ(ディスク上で連
続した領域からなる小ブロック記録デ−タがディスク上
で複数個分散して存在する。以下前記小ブロック記録デ
−タをパ−トと記す)から成り立っていることを示す情
報(曲の構成情報)は、目次情報としてディスクの所定
の位置に登録してある。従って、例えば、曲の番号を変
更する場合、或いは、一つの曲を二つに分ける場合等の
編集をする場合にこのディスクシステムでは、目次情報
である領域の曲の構成情報(連結情報)を書き換えれ
ば、簡単に変更することができる。
【0016】前述の様に、ミニディスクシステムと呼ば
れる光磁気ディスク記録再生装置等の場合、(以下ミニ
ディスクをMDと記す)一つのトラックが複数のパ−ト
から成り立っているが、これらの曲の連続情報は、各ト
ラック毎に存在し、それらの情報は、目次情報としてM
Dの所定の領域に記録登録する。以下、目次情報を記録
する所定の領域は、UTOC(User’s Tabl
e of Contents)エリアと呼ぶ。このUT
OCエリアには各トラックの構成情報の他に、各トラッ
クに記録した年及び日時情報や、ディスクの名称やトラ
ックの名称等の付加情報も記録登録することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにミニディ
スクシステム等の光ディスクシステムにおいて、ディス
ク上のエリアがピットエリアとグルーブエリアとを有
し、内周側にピットエリア、外周側にグルーブエリアが
存在する。通常、ピットエリアは光ディスクに凹凸ピッ
トとして記録されたEFM信号を利用したトラッキング
追従方式を利用し、グルーブエリアは光ディスクに溝と
して記録されたプリグルーブ信号を利用したトラッキン
グ追従方式を利用する。
【0018】そのため、ピットエリアからグルーブエリ
アに光ピックアップを移動するまでの一定時間、スライ
ドモータに電圧を印加して外周に光ピックアップを移動
させ、トラッキングの追従方式をEFM信号を利用した
追従方式からプリグルーブ信号を利用したトラッキング
追従方式に切り換える必要がある。
【0019】しかし、経時的な変化によるトルクの低下
や摩滅による機械抵抗の増加等を原因とするスライドモ
ータの劣化や、光ピックアップの摺動部分や回転部分の
潤滑油切れや歯車の摩滅等によりスライドモータに加わ
る負荷が大きくなった場合等では光ピックアップの移動
速度が低下し移動距離が減少してしまうので、光ピック
アップはグルーブエリアに到達することができなくな
る。そのため、光ピックアップをピットエリアに戻して
からグルーブエリアに再度移動(以下リトライという)
させてもスライドモータに印加する電圧が同じ電圧のま
まではグルーブエリアに到達することができない欠点が
あった。
【0020】本発明の目的は、経時的な変化によるトル
クの低下や摩滅による機械抵抗の増加等を原因とするス
ライドモータの劣化や、光ピックアップの摺動部分や回
転部分の潤滑油切れや歯車の摩滅等によりスライドモー
タに加わる負荷が大きくなった場合等で光ピックアップ
の移動速度が低下し移動距離が減少した場合でも、再度
ピットエリアからグルーブエリアに光ピックアップを移
動させるときに、そのリトライ回数に比例させてスライ
ドモータに印加する電圧を増加させることにより、グル
ーブエリアに到達させること可能とするアルゴリズムを
備えた光ディスク装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の光ディスク装置によれ
ば、光ピツクアツプをデイスクのピットエリアで追従さ
せるピットエリアトラッキング追従手段と、ピットエリ
アからグルーブエリアへ光ピツクアツプを移動させる移
動手段と、グルーブエリアで光ピツクアツプを追従させ
るグルーブエリアトラッキング追従手段を有する光ディ
スク装置において、光ディスク装置は、光ピツクアツプ
をピットエリアから移動手段で移動後、グルーブエリア
トラッキング追従手段で追従させてトラッキングエラ−
が発生したときにデイスクのピットエリアからグルーブ
エリアへ移動させることを繰り返すリトライ手段と、リ
トライ手段でリトライを繰り返したときその回数を記憶
するリトライ回数記憶手段と、リトライ回数記憶手段の
リトライ回数に対応させて移動手段の駆動力を増加させ
る手段を具備したことを特徴としている。
【0022】また、請求項2に記載の光ディスク装置に
よれば、光ピツクアツプをデイスクのピットエリアで追
従させるピットエリアトラッキング追従手段と、ピット
エリアからグルーブエリアへ光ピツクアツプを移動させ
る移動手段と、グルーブエリアで光ピツクアツプを追従
させるグルーブエリアトラッキング追従手段を有する光
ディスク装置において、光ディスク装置は、光ピツクア
ツプをピットエリアから移動手段で移動後、グルーブエ
リアトラッキング追従手段で追従させてトラッキングエ
ラ−が発生したときにデイスクのピットエリアからグル
ーブエリアへ移動させることを繰り返すリトライ手段
と、リトライ手段でリトライを繰り返したときその回数
を記憶するリトライ回数記憶手段と、リトライ回数記憶
手段のリトライ回数に対応させて移動手段の駆動力を増
加させる手段と、デイスクに記録される記録情報を一時
記憶する情報記憶手段を具備したことを特徴としてい
る。
【0023】また、請求項3に記載の光ディスク装置に
よれば、光ディスク装置において、ディスクを回転させ
るターンテーブルの近傍に設けたスイッチと、スイッチ
を光ピツクアツプが接触することによってデイスクのピ
ットエリアの位置を認識するピットエリア認識手段と、
デイスクのピットエリアに記録されたEFM信号で光ピ
ツクアツプをディスクのトラックに追従させるピットエ
リアトラッキング追従手段と、デイスクに記録されたプ
リグルーブ信号で光ピツクアツプをディスクのトラック
に追従させるグルーブエリアトラッキング追従手段と、
モータでピットエリアからグルーブエリアへ光ピツクア
ツプを移動させる移動手段と、移動後グルーブエリアト
ラッキング追従手段に切り換えてディスクのトラックに
追従できなかったとき光ピツクアツプをピットエリア認
識手段を動作させる位置に戻してからグルーブエリアへ
光ピツクアツプを再度移動させることを繰り返すリトラ
イ手段と、リトライ手段でリトライを繰り返した回数を
記憶するリトライ回数記憶手段と、リトライ回数記憶手
段のリトライ回数に対応させてモータに印加する電圧を
増加させる手段を具備したことを特徴としている。
【0024】また、請求項1乃至請求項3に記載の光デ
ィスク装置に用いるデイスクがミニデイスクであること
も特徴としている。
【0025】光ピックアップをデイスクのピットエリア
からグルーブエリアへ移動させる動作を行ったときに、
光ピックアップがグルーブエリアに到達することができ
なくてプリグルーブ信号を認識することができずにエラ
ーを発生させ、リトライを繰り返しても、そのリトライ
回数に対応させて移動手段のモータに印加する電圧を増
加させるので、光ピックアップをグルーブエリアに到達
させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明に係る光ディスク装置の実
施の形態を図1及至図3に基づき説明する。図1はディ
スクにミニディスクを用いた場合の本発明の一実施例を
示す光ディスク装置のブロック図、図2(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)は本発明の一実施例に
て用いる光ピックアップの移動状態を説明するための
図、図3はフローチャートである。
【0027】これらの図において、1はミニディスク
(以下MDと呼ぶ)を示し、MD1は図示せずともカ−
トリッジ内で回動自在と成され、カ−トリッジを光ディ
スク装置内にロ−ディングすることでタ−ンテ−ブルの
上部に設置され、カ−トリッジ内でMD1はタ−ンテ−
ブルの中心部で固着されてスピンドルモ−タ6によって
回転自在と成される。
【0028】MD1の情報記録面はピットエリアとグル
−ブエリアに分かれ、ピットエリアは、内周スイッチ7
が光ピックアップ2により押されたことをシステムコン
トロ−ルマイクロコンピュ−タ(以下マイクロコンピュ
ータ)21により検出することでMD1の所定の最内周
位置(スタート位置)を認識することができる。MD1
の下側には光ピックアップ2が配設され、上側には磁気
ヘッドの記録ヘッド18が配され、これらはMD1の半
径方向に摺動自在に移動できるように成され、スライド
モ−タ5によって駆動力が与えられる。記録ヘッド18
は記録信号に対応したNS極の磁界をMD1に与えるた
めの磁界発生部である。
【0029】サ−ボ回路4はスピンドルモ−タ6のスピ
ンドル制御、スライドモ−タ5のスライド制御、光ピッ
クアップ2のフォ−カス制御及びトラッキング制御、光
ピックアップ2内の半導体レ−ザのレ−ザ制御等を行う
もので、スピンドルモ−タ6はサ−ボ回路4内のスピン
ドル制御回路によってCLV(Constant Li
near Velocity)制御されて必要な回転数
が与えられる。
【0030】また、サ−ボ回路4内のスライドモ−タ制
御回路によって光ピックアップ2をMD1の半径方向に
摺動動作させるスライドモ−タ5の制御を行い、さら
に、サ−ボ回路4内のフォ−カス制御回路、トラッキン
グ制御回路並びにレ−ザ制御回路によって、光ピックア
ップ2のフォ−カス、トラッキング並びに半導体レ−ザ
オン/オフ等の制御が行われる。
【0031】先ず再生の系路を説明する。MD1の記録
情報は光ピックアップ2によって読取られ、RFアンプ
3を通って、アドレスデコ−ダ8と、EFM(Eigh
tto Fourteen Modulation)/
ACIRC(Adaptive Cross Inte
rieave Read−Solomon Code)
デコ−ダ9に加えれられる。アドレスデコ−ダ8は、M
D1に予め成形されている案内溝(プリグル−ブ)をわ
ずかな量だけ蛇行させているCLV制御用正弦波信号に
重畳されたアドレス情報を検出し復調する。この出力を
EFM/ACIRCデコ−ダ9では、EFMとACIR
Cの復調を行い、その出力は、耐振用の半導体メモリコ
ントロ−ル回路10へ入力される。
【0032】半導体メモリコントロ−ル回路10は、再
生のために入力したEFM/ACIRCデコ−ダ9から
のデ−タを半導体メモリ15等のバッファメモリへ蓄積
する機能、及び、圧縮デ−タを復調するために音声伸長
デコ−ダ(ATRAC復調回路)11へ送り出すための
読み出し機能をもっている。音声伸長デコ−ダ11で
は、圧縮されたデ−タを伸長復調し、復調したデ−タを
D/Aコンバ−タ12へ送り、音声出力を出力する。
【0033】次に、記録信号の系路を説明する。音声等
の記録入力信号は入力され、A/Dコンバ−タ13でデ
ジタルデ−タに変換される。デジタルデ−タは、音声圧
縮エンコ−ダ(ATRAC変調回路)14で、前記の圧
縮デ−タに変換し、耐振用の半導体メモリコントロ−ル
回路10を介して、記憶回路である半導体メモリ15へ
記録し圧縮デ−タを格納する。半導体メモリ15への格
納量が所定の量に達した時、記録デ−タをMD1へ記録
する。即ち、半導体メモリ15に格納された圧縮デ−タ
を耐振用の半導体メモリコントロ−ル回路10にて読み
出し、EFM/ACIRCエンコ−ダ16へ出力する。
【0034】EFM/ACIRCエンコ−ダ16では、
EFMとACIRCの変調を行い、その出力をヘッド駆
動回路17へ出力し、ヘッド駆動回路17では、記録E
FM信号に対応したN、S極の磁界を発生する記録ヘッ
ド18を介し、MD1に磁界を加える。一方、MD1に
対し反対側に配置した光ピックアップ2からは、マイク
ロコンピュータ21からの指令でサ−ボ回路4を介して
出力された記録レ−ザパワ−(ハイパワ−)が、MD1
に照射される。MD1を挟んだ記録ヘッド18からの磁
界と、光ピックアップ2から照射される記録レ−ザビー
ムによりMD1に記録信号が記録される。
【0035】一方、光ピックアップ2を移動するため
に、マイクロコンピュータ21からのスライド制御信号
がサ−ボ回路4を介し、スライドモ−タ5に加えられ光
ピックアップ2の移動を行う。
【0036】なお、マイクロコンピュータ21は、記
録、再生、及び光ピックアップ2のサ−チ動作等の全て
の制御をするための指令信号やMD1のアドレス情報等
の検出信号がサ−ボ回路4、EFM/ACIRCエンコ
−ダ16、耐振用の半導体メモリコントロ−ル回路10
の各部とバスを介し接続され、制御(管理)デ−タの授
受が行われる。
【0037】また、キ−20は、マイクロコンピュータ
21の入力装置部で各種指令信号やテンキ−等のキーブ
ロツクを有する操作部であり、表示19は、マイクロコ
ンピュータ21からの各種デ−タを表示するための液晶
等の表示装置で、曲目等の目次情報を表示することがで
きる。
【0038】本実施例に用いられているMD1の記録面
のトラックに記録されるフォーマットは、MD1の最内
周からリードインエリア、UTOCエリア、音楽等を記
録するためのユーザー記録エリア、リードアウトエリア
からなり、MD1の最外周に至っている。上記エリアは
大きく分けて、リードインエリアをピットエリア(図2
中のA)それ以外のエリアをグルーブエリア(図2中の
B)と称することができる。
【0039】次に、本発明の一実施例の動作を説明す
る。通常は図2(a)の初期状態に示すように、光ピッ
クアップがピットエリアにある状態から、X(V)の電
圧を一定時間スライドモータに印加して光ピックアップ
を移動することにより、図2(b)の状態Aに示すよう
にグルーブエリアへ到達できるシステムであるとする。
しかしながら、スライドモータの劣化等により光ピック
アップの移動速度が低下して、初期状態からX(V)の
電圧を一定時間スライドモータに印加しても図2(C)
の状態Bに示すようにグルーブエリアへ到達できなくな
った場合、再度繰り返すことになる。その時のリトライ
回数に比例させて、スライドモータに印加する電圧を増
加させることにより、図2(e)の状態Dに示すように
グルーブエリアへ到達することが可能になる。
【0040】以下、図3に示すフロ−チャ−トに基づき
ながら説明する。光ディスク装置にミニディスク(MD
1)を装着する(S1)。MD1のリードインエリアに
あるTOCに記録されているUTOC開始アドレスを読
むために、内周スイッチ7が押される位置まで光ピック
アップ2を移動させ、光ピックアップ2の位置をリード
インエリア上に初期化する(S2)。この状態を図2
(a)初期状態に示す。マイクロコンピュータ21から
サーボ回路4を介して、光ピツクアツプ2のフォーカス
サーボを作動(ON)させる。また、スピンドルサーボ
作動(ON)してスピンドルモータ6を作動させMD1
の回転を所定の回転に制御する(S3)。
【0041】EFM信号を用いたトラッキングサーボを
投入する(S4)。光ピツクアツプ2がマイクロコンピ
ュータ21からサーボ回路4を介して制御されてTOC
情報を読み取り、RFアンプ3及びEFM/ACIRC
デコーダ9介してTOC情報を半導体メモリ15に記憶
させる(S5)。半導体メモリ15に記憶させたTOC
情報をマイクロコンピュータ21で読み取ることにより
UTOCの開始アドレスを取得することができる。
【0042】次にUTOCを読むために、グルーブエリ
アをサーチする。グルーブエリアにおいては、ピットエ
リアとは異なりプリグルーブを利用したトラッキングサ
ーボ用いなければならないため、トラッキングをオフし
た状態で光ピックアップ2をピットエリアからグルーブ
エリアへ移動させ、プリグルーブを利用したトラッキン
グサーボを投入しなければならない。
【0043】ここで、光ピツクアップ2がリードインエ
リアの内周スイッチ7の位置から、グルーブエリアに到
達するのに必要なスライドモータ5の駆動電圧をX
(V)と設定する。この値は、理論的に算出した値とす
る。そこで、マイクロコンピュータ21からサーボ回路
4を介してスライドモータ5にー定時間、X(V)の電
圧を印加し、光ピックアップ2を外周方向に移動させる
(S6)。
【0044】通常は、図2(b)の状態Aに示すよう
に、一定時間X(V)の電圧をスライドモータに印加し
た時に、光ピックアップ2はグルーブエリアに到達して
いるため、そこでプリグルーブを利用したトラッキング
サーボを投入すれば、グルーブエリアのUTOC情報を
読み取ることができる。しかし、経時的な変化によるト
ルクの低下や摩滅による機械抵抗の増加等を原因とする
スライドモータの劣化や、光ピックアップの摺動部分や
回転部分の潤滑油切れや歯車の摩滅等によりスライドモ
ータに加わる負荷が大きくなった場合等で光ピックアッ
プの移動速度が低下し移動距離が減少した場合は、図2
(C)の状態Bに示すように、一定時間X(V)の電圧
をスライドモータに印加しても光ピックアップ2がグル
ーブエリアに到達しない。その位置でプリグルーブを利
用したトラッキングサーボを投入しても、トラッキング
サーボがかからずスピンドルモータが暴走してしまう危
険性がある。
【0045】グルーブエリアに到達したか判断をする
(S7)。グルーブエリアに到達していない場合はリト
ライ処理を行うが、リトライ処理を行う際にリトライカ
ウンタaのカウントをアップする(S8)。図2(C)
の状態Bにおいて、リトライカウンタaのカウントをa
=0からa=1にカウントアップし、ステップS2から
ステップS6の処理を再度実行する。
【0046】そして、光ピツクアップ2をピットエリア
からグルーブエリアへ移動させるためにスライドモータ
に一定時間印可する電圧は、スライドモータに印可する
電圧の理論値Xに、理論値Xよりも少ない任意の電圧値
yにリトライカウンタの値aをかけた値を加えてスライ
ドモータに印可する電圧値とする。この状態を図2
(d)の状態Cに示す。図2(d)に示すように、それ
でもグルーブエリアに光ピツクアップ2が到達しない場
合は、再度リトライカウンタaを1から2にカウントア
ップしてステップS2からステップS6の処理を再度実
行する。
【0047】このように、光ピックアップ2がグルーブ
エリアに到達しない場合は、スライドモータに印加する
電圧をリトライカウンタ値aに比例して増加させていく
ので、最終的には図2(e)の状態Dに示すように、光
ピックアップ2はグルーブエリアに到達することができ
る。光ピックアップ2がグルーブエリアに到達すると、
リトライカウンタの値aを0にする(S9)。グルーブ
エリアに記録されているUTOC情報の読み込みを開始
する(S10)。グルーブエリアに記録されているUT
OC情報の読み込みが終了したら、再生、あるいは記録
の処理に移行させる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、経時的な変化によるト
ルクの低下や摩滅による機械抵抗の増加等を原因とする
スライドモータの劣化や、光ピックアップの摺動部分や
回転部分の潤滑油切れや歯車の摩滅等によりスライドモ
ータに加わる負荷が大きくなった場合等で光ピックアッ
プの移動速度が低下し移動距離が減少してしまった場合
でも、再度ピットエリアからグルーブエリアに光ピック
アップを移動させそれを繰り返すときに繰り返した回数
に比例させて光ピックアップの駆動手段の駆動力を増加
させるようにしたので、光ピックアップをグルーブエリ
アに到達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ディスク装置の
概略構成を示すブロック図。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は本
発明の実施の形態を示す光ピックアップの移動状態を説
明するための図。
【図3】本発明による光ディスク装置の一実施例を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 MD 2 光ピ
ックアップ 3 RFアンプ 4 サー
ボ回路 5 スライドモータ 6 スピ
ンドルモータ 7 内周スイッチ 8 アド
レスデコーダ 9 EFM/ACIRCデコーダ 10 半導体メモリコントロール回路 11 音声圧縮デコーダ 12
D/Aコンバータ 13 A/Dコンバータ 14
音声圧縮エンコーダ 15 半導体メモリ 16 EFM/ACIRCエンコーダ 17 ヘッド駆動回路 18
記録ヘッド 19 表示 20
キー 21 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピツクアツプをデイスクのピットエリ
    アでトラックに追従させるピットエリアトラック追従手
    段と、ピットエリアからグルーブエリアへ光ピツクアツ
    プを移動させる移動手段と、グルーブエリアで光ピツク
    アツプを追従させるグルーブエリアトラック追従手段を
    有する光ディスク装置において、該光ディスク装置は、
    前記光ピツクアツプをピットエリアから前記移動手段で
    グルーブエリアへ移動後前記グルーブエリアトラック追
    従手段でトラックに追従させてトラッキングエラ−が発
    生したときにデイスクのピットエリアからグルーブエリ
    アへ前記移動手段によって移動させることを繰り返すリ
    トライ手段と、該リトライ手段で前記光ピツクアツプの
    移動を繰り返したときその回数を記憶するリトライ回数
    記憶手段と、該リトライ回数記憶手段のリトライ回数に
    対応させて前記移動手段の移動量を増加させる手段を具
    備したことを特徴と光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ピツクアツプをデイスクのピットエリ
    アでトラックに追従させるピットエリアトラック追従手
    段と、ピットエリアからグルーブエリアへ光ピツクアツ
    プを移動させる移動手段と、グルーブエリアで光ピツク
    アツプを追従させるグルーブエリアトラック追従手段を
    有する光ディスク装置において、該光ディスク装置は、
    前記光ピツクアツプをピットエリアから前記移動手段で
    グルーブエリアへ移動後前記グルーブエリアトラック追
    従手段でトラックに追従させてトラッキングエラ−が発
    生したときにデイスクのピットエリアからグルーブエリ
    アへ前記移動手段によって移動させることを繰り返すリ
    トライ手段と、該リトライ手段で前記光ピツクアツプの
    移動を繰り返したときその回数を記憶するリトライ回数
    記憶手段と、該リトライ回数記憶手段のリトライ回数に
    対応させて前記移動手段の移動量を増加させる手段と、
    前記デイスクに記録される記録情報を一時記憶する情報
    記憶手段を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスク装置において、ディスクを回
    転させるターンテーブルの回転軸の近傍に設けたスイッ
    チと、該スイッチに光ピツクアツプが接触することによ
    ってデイスクのピットエリアの位置を認識するピットエ
    リア認識手段と、前記デイスクのピットエリアに記録さ
    れたEFM信号に含まれる同期信号により前記光ピツク
    アツプを前記ディスクのトラックに追従させるピットエ
    リアトラック追従手段と、前記デイスクに記録されたプ
    リグルーブ信号で前記光ピツクアツプを前記ディスクの
    トラックに追従させるグルーブエリアトラック追従手段
    と、前記光ピツクアツプをモータでピットエリアからグ
    ルーブエリアへ移動させる移動手段と、移動後前記グル
    ーブエリアトラック追従手段に切り換えて前記ディスク
    のトラックに追従できなかったとき前記光ピツクアツプ
    を前記ピットエリア認識手段を動作させる位置に戻して
    から前記グルーブエリアへ前記光ピツクアツプを再度移
    動させることを繰り返すリトライ手段と、該リトライ手
    段で前記光ピックアップの移動を繰り返した回数を記憶
    するリトライ回数記憶手段と、該リトライ回数記憶手段
    のリトライ回数に対応させて前記モータに印加する電圧
    を増加させる手段を具備したことを特徴とする光ディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 デイスクがミニデイスクであることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光デ
    ィスク装置。
JP1936196A 1996-01-10 1996-01-10 光ディスク装置 Withdrawn JPH09190673A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100546292B1 (ko) * 1999-07-22 2006-01-26 삼성전자주식회사 광디스크 장치의 재시도 시간에 기반한 배속 결정 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100546292B1 (ko) * 1999-07-22 2006-01-26 삼성전자주식회사 광디스크 장치의 재시도 시간에 기반한 배속 결정 방법

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