JPH09188827A - 顔料組成物及びその製造法 - Google Patents
顔料組成物及びその製造法Info
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- JPH09188827A JPH09188827A JP73696A JP73696A JPH09188827A JP H09188827 A JPH09188827 A JP H09188827A JP 73696 A JP73696 A JP 73696A JP 73696 A JP73696 A JP 73696A JP H09188827 A JPH09188827 A JP H09188827A
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- Japan
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- pigment composition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性及び色相を維持しながら、光安定性と
耐候性に優れた顔料組成物を提供すること。 【解決手段】 有機顔料の表面にセリウム化合物を含む
被膜を被覆して成る顔料組成物。
耐候性に優れた顔料組成物を提供すること。 【解決手段】 有機顔料の表面にセリウム化合物を含む
被膜を被覆して成る顔料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光安定性と耐候性
に優れた顔料組成物及びその製造法に関し、更に詳しく
は、塗料、インキ、プラスチック、カラートナー、カラ
ーフィルター並びに化粧品等の色材として有用な顔料組
成物に関する。
に優れた顔料組成物及びその製造法に関し、更に詳しく
は、塗料、インキ、プラスチック、カラートナー、カラ
ーフィルター並びに化粧品等の色材として有用な顔料組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、着色材の耐候性を向上させる
ために、種々の方法がとられてきた。自動車用塗料にお
いて、例えば、特開昭56−84757号公報、同56
−84758号公報、同56−84761号公報、同5
6−84762号公報、同56−84763号号公報、
同56−84765号公報等には、樹脂層又は塗料中に
光安定剤や抗酸化剤を添加して、塗膜又は顔料の耐候性
や退色性を改良する方法が記載されている。また、プラ
スチック用途においても、光安定剤剤や抗酸化剤を加
え、耐候性や退色性を改良することがごく普通に行われ
ている。
ために、種々の方法がとられてきた。自動車用塗料にお
いて、例えば、特開昭56−84757号公報、同56
−84758号公報、同56−84761号公報、同5
6−84762号公報、同56−84763号号公報、
同56−84765号公報等には、樹脂層又は塗料中に
光安定剤や抗酸化剤を添加して、塗膜又は顔料の耐候性
や退色性を改良する方法が記載されている。また、プラ
スチック用途においても、光安定剤剤や抗酸化剤を加
え、耐候性や退色性を改良することがごく普通に行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の場合、顔料の変退色を防止するためには、大量の光安
定剤や酸化防止剤を添加しなければならず、コスト面で
高くなることが難点である。また、自動車塗料の1コー
ト1ベイク方式のソリッドカラーにおいては、光安定剤
や酸化防止剤を添加しても、顔料とそれらが混在してい
るため、顔料の変退色を促進する紫外線を顔料に到達す
る前に吸収することができず、従って、紫外線が直接顔
料に到達する場合もあり、2コート1ベイク方式のメタ
リックカラーと比較して効果が薄い、という問題点を有
していた。
の場合、顔料の変退色を防止するためには、大量の光安
定剤や酸化防止剤を添加しなければならず、コスト面で
高くなることが難点である。また、自動車塗料の1コー
ト1ベイク方式のソリッドカラーにおいては、光安定剤
や酸化防止剤を添加しても、顔料とそれらが混在してい
るため、顔料の変退色を促進する紫外線を顔料に到達す
る前に吸収することができず、従って、紫外線が直接顔
料に到達する場合もあり、2コート1ベイク方式のメタ
リックカラーと比較して効果が薄い、という問題点を有
していた。
【0004】さらに近年、フッ素樹脂塗料等の超耐候性
塗料が開発され、いままでの有機顔料や染料の耐候性の
水準では、要求される性能を満たすことができなかっ
た。
塗料が開発され、いままでの有機顔料や染料の耐候性の
水準では、要求される性能を満たすことができなかっ
た。
【0005】また、有機系紫外線吸収剤や光安定化剤
は、特定波長の紫外線しか吸収することができず、光安
定化と耐候性の向上には不十分であり、顔料により選択
性があり組み合わせが複雑であるという問題点もあっ
た。さらに、樹脂組成物を高温で溶解させたり、塗料な
どを高温で焼き付ける際に、有機系紫外線吸収剤が分解
ないしは揮発して、その性能を発揮できない場合が多か
った。
は、特定波長の紫外線しか吸収することができず、光安
定化と耐候性の向上には不十分であり、顔料により選択
性があり組み合わせが複雑であるという問題点もあっ
た。さらに、樹脂組成物を高温で溶解させたり、塗料な
どを高温で焼き付ける際に、有機系紫外線吸収剤が分解
ないしは揮発して、その性能を発揮できない場合が多か
った。
【0006】無機の酸化チタンや酸化亜鉛なども紫外線
吸収剤として効果が認められるが、不透明で白色のた
め、有機顔料と混合して使用したときに、有機顔料の本
来の色を出すことができず、不透明で淡い色になるとい
う欠点があった。
吸収剤として効果が認められるが、不透明で白色のた
め、有機顔料と混合して使用したときに、有機顔料の本
来の色を出すことができず、不透明で淡い色になるとい
う欠点があった。
【0007】特開平1−148710号及び特開平1−
306435号には、酸化第2セリウムのゾルを、ガラ
ス又は高分子材料表面にコーティングすることによって
紫外線を吸収する方法、あるいは、塗料又は高分子材料
への内添することによって紫外線を吸収する方法が記載
されている。しかしながら、このような方法では、酸化
セリウムは有機顔料に対して過剰に必要であるので、製
造原価が高くなるという問題点を有していていた。
306435号には、酸化第2セリウムのゾルを、ガラ
ス又は高分子材料表面にコーティングすることによって
紫外線を吸収する方法、あるいは、塗料又は高分子材料
への内添することによって紫外線を吸収する方法が記載
されている。しかしながら、このような方法では、酸化
セリウムは有機顔料に対して過剰に必要であるので、製
造原価が高くなるという問題点を有していていた。
【0008】特公平7−47699号公報には、セリウ
ム化合物により被覆されたビスマスオキシクロライド光
沢顔料が記載されている。被覆される顔料が有機顔料と
比較して安定な無機顔料であるにも係わらず、この方法
によって得られる光沢顔料は、耐候性試験において、被
覆されていないサンプルと比較して多少改善されてはい
るものの、色差△Lが−31.1と大きく、実用的に
は、耐候性を改善したものとは言えない水準のものであ
った。
ム化合物により被覆されたビスマスオキシクロライド光
沢顔料が記載されている。被覆される顔料が有機顔料と
比較して安定な無機顔料であるにも係わらず、この方法
によって得られる光沢顔料は、耐候性試験において、被
覆されていないサンプルと比較して多少改善されてはい
るものの、色差△Lが−31.1と大きく、実用的に
は、耐候性を改善したものとは言えない水準のものであ
った。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、透明性
及び色相を維持しながら、光安定性と耐候性に優れた顔
料組成物を提供することにある。
及び色相を維持しながら、光安定性と耐候性に優れた顔
料組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、こうした
実状に鑑み、従来技術の欠点を解決すべく鋭意研究した
結果、無機顔料に適用した前例の結果に反して、有機顔
料の表面にセリウム化合物を含む被膜を被覆することに
より、透明性及び色相を維持しながら高い光安定性と耐
候性を改善できることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
実状に鑑み、従来技術の欠点を解決すべく鋭意研究した
結果、無機顔料に適用した前例の結果に反して、有機顔
料の表面にセリウム化合物を含む被膜を被覆することに
より、透明性及び色相を維持しながら高い光安定性と耐
候性を改善できることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
【0011】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、有機顔料の表面にセリウム化合物を含む被膜を被覆
して成ることを特徴とする顔料組成物を提供する。
に、有機顔料の表面にセリウム化合物を含む被膜を被覆
して成ることを特徴とする顔料組成物を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の顔料組成物は、例えば、
次の方法によって製造することができる。第1の製造方
法としては、有機顔料の水性スラリーにセリウム塩化合
物を加え、攪拌した後、アルカリを加えて、さらに攪拌
し、攪拌終了後、濾過、洗浄を行ない、乾燥する方法が
挙げられる。この処理の温度は、10〜150℃の範囲
で行なうことが好ましい。
次の方法によって製造することができる。第1の製造方
法としては、有機顔料の水性スラリーにセリウム塩化合
物を加え、攪拌した後、アルカリを加えて、さらに攪拌
し、攪拌終了後、濾過、洗浄を行ない、乾燥する方法が
挙げられる。この処理の温度は、10〜150℃の範囲
で行なうことが好ましい。
【0013】第2の製造方法としては、有機顔料の水性
スラリーに酸化セリウムの水分散液、カップリング剤を
加え、攪拌後、濾過、洗浄を行ない、乾燥させる方法が
挙げられる。
スラリーに酸化セリウムの水分散液、カップリング剤を
加え、攪拌後、濾過、洗浄を行ない、乾燥させる方法が
挙げられる。
【0014】第1の製造方法で使用するセリウム塩化合
物としては、例えば、硫酸セリウム(IV)、硝酸セリウ
ム(IV)アンモニウム、硫酸セリウム(IV)アンモニウ
ム、酢酸セリウム(III)、 塩化セリウム(III)、 臭
化セリウム(III)、 硝酸セリウム(III)アンモニウ
ム、 硝酸セリウム(III)、 硫酸セリウム(III)、炭
酸セリウム(III)、しゅう酸セリウム(III)等が挙げ
られる。セリウム塩の使用量は、有機顔料100重量部
に対して、反応後のセリウム化合物換算で0.1〜50
重量部の範囲が好ましく、1〜15重量部の範囲が特に
好ましい。使用量がセリウム化合物換算で0.1重量部
よりも少ない場合、耐候性に対する効果が十分に得られ
ない傾向にあるので好ましくなく、また、セリウム化合
物換算で50重量部よりも多い場合、着色剤として着色
力が低下する傾向にあるので好ましくない。
物としては、例えば、硫酸セリウム(IV)、硝酸セリウ
ム(IV)アンモニウム、硫酸セリウム(IV)アンモニウ
ム、酢酸セリウム(III)、 塩化セリウム(III)、 臭
化セリウム(III)、 硝酸セリウム(III)アンモニウ
ム、 硝酸セリウム(III)、 硫酸セリウム(III)、炭
酸セリウム(III)、しゅう酸セリウム(III)等が挙げ
られる。セリウム塩の使用量は、有機顔料100重量部
に対して、反応後のセリウム化合物換算で0.1〜50
重量部の範囲が好ましく、1〜15重量部の範囲が特に
好ましい。使用量がセリウム化合物換算で0.1重量部
よりも少ない場合、耐候性に対する効果が十分に得られ
ない傾向にあるので好ましくなく、また、セリウム化合
物換算で50重量部よりも多い場合、着色剤として着色
力が低下する傾向にあるので好ましくない。
【0015】第1の製造方法で使用するアルカリとして
は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
アンモニア等が挙げられる。その使用量は、反応系のp
Hが7.0以上と成る量が好ましい。アルカリの使用量
が反応系のpHが下限よりも低くなる量を添加した場
合、水酸化セリウムの沈澱が起きず、有機顔料に対する
被膜が十分に形成されない傾向にあるので好ましくな
い。
は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
アンモニア等が挙げられる。その使用量は、反応系のp
Hが7.0以上と成る量が好ましい。アルカリの使用量
が反応系のpHが下限よりも低くなる量を添加した場
合、水酸化セリウムの沈澱が起きず、有機顔料に対する
被膜が十分に形成されない傾向にあるので好ましくな
い。
【0016】第2の製造方法で使用するカップリング剤
としては、例えば、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤、アルミニウムカップリング剤などが挙げる
ことができる。カップリング剤の使用量は、有機顔料1
00重量部に対し、0.05〜5重量部の範囲が好まし
い。カップリング剤の使用量が0.05重量部よりも少
ない場合、有機顔料と酸化セリウムが系内で分離してし
まう傾向にあるので好ましくなく、また、カップリング
剤の使用量が5重量部よりも多い場合、経済的でない。
としては、例えば、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤、アルミニウムカップリング剤などが挙げる
ことができる。カップリング剤の使用量は、有機顔料1
00重量部に対し、0.05〜5重量部の範囲が好まし
い。カップリング剤の使用量が0.05重量部よりも少
ない場合、有機顔料と酸化セリウムが系内で分離してし
まう傾向にあるので好ましくなく、また、カップリング
剤の使用量が5重量部よりも多い場合、経済的でない。
【0017】第2の製造方法において、酸化セリウムの
使用量は、有機顔料100重量部に対して、0.1〜5
0重量部の範囲が好ましく、1〜15重量部の範囲が特
に好ましい。酸化セリウム塩の使用量が、0.1重量部
よりも少ない場合、耐候性に対する効果が十分に得られ
ない傾向にあるので好ましくなく、また、酸化セリウム
の使用量が、50重量部よりも多い場合、着色剤として
着色力が低下する傾向にあるので好ましくない。
使用量は、有機顔料100重量部に対して、0.1〜5
0重量部の範囲が好ましく、1〜15重量部の範囲が特
に好ましい。酸化セリウム塩の使用量が、0.1重量部
よりも少ない場合、耐候性に対する効果が十分に得られ
ない傾向にあるので好ましくなく、また、酸化セリウム
の使用量が、50重量部よりも多い場合、着色剤として
着色力が低下する傾向にあるので好ましくない。
【0018】第2の製造方法において、酸化セリウムの
水分散液を作成する際に、界面活性剤を併用することも
できる。界面活性剤の種類としては、例えば、アニオン
系界面活性剤、ノニオン活性剤、カチオン系活性剤等が
挙げられる。
水分散液を作成する際に、界面活性剤を併用することも
できる。界面活性剤の種類としては、例えば、アニオン
系界面活性剤、ノニオン活性剤、カチオン系活性剤等が
挙げられる。
【0019】アニオン系の界面活性剤としては、例え
ば、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ジアル
キルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
ば、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ジアル
キルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
【0020】ノニオン系界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル等が挙げられる。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル等が挙げられる。
【0021】カチオン系界面活性剤としては、例えば、
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステ
アリルジメチルアンモニウムクロライド等が挙げられ
る。
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステ
アリルジメチルアンモニウムクロライド等が挙げられ
る。
【0022】第2の製造方法において、界面活性剤を併
用する場合の使用量は、酸化セリウム100重量部に対
して、10重量部以下の範囲が好ましい。界面活性剤の
使用量が10重量部よりも多い場合、塗膜にしたときに
ブリスターが出易くなる傾向にあるので好ましくない。
用する場合の使用量は、酸化セリウム100重量部に対
して、10重量部以下の範囲が好ましい。界面活性剤の
使用量が10重量部よりも多い場合、塗膜にしたときに
ブリスターが出易くなる傾向にあるので好ましくない。
【0023】本発明の顔料組成物に使用することができ
る有機顔料としては、特には限定がないが、それらのう
ちで特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、ア
ゾ系顔料、レーキ系顔料、チオインジゴ顔系料、アント
ラキノン系顔料(例えば、アントアンスロン顔料、ジア
ミノアンスラキノニル顔料、インダンスロン顔料、フラ
バンスロン顔料、アントラピリミジン顔料など)、ペリ
レン系顔料、ペリノン系顔料、ジケトピロロピロール系
顔料、ジオキサジン系顔料、フタロシアニン系顔料、キ
ノフタロン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリ
ン系顔料及びイソインドリノン系顔料が挙げられ、これ
らの有機顔料は、2種類以上併用することもできる。
る有機顔料としては、特には限定がないが、それらのう
ちで特に代表的なもののみを例示するにとどめれば、ア
ゾ系顔料、レーキ系顔料、チオインジゴ顔系料、アント
ラキノン系顔料(例えば、アントアンスロン顔料、ジア
ミノアンスラキノニル顔料、インダンスロン顔料、フラ
バンスロン顔料、アントラピリミジン顔料など)、ペリ
レン系顔料、ペリノン系顔料、ジケトピロロピロール系
顔料、ジオキサジン系顔料、フタロシアニン系顔料、キ
ノフタロン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリ
ン系顔料及びイソインドリノン系顔料が挙げられ、これ
らの有機顔料は、2種類以上併用することもできる。
【0024】以上のようにして、セリウム化合物(酸化
セリウム)を含む被膜を有機顔料の表面に被覆すること
により、少ないセリウム化合物の使用量で有機顔料の表
面で紫外線を吸収することができ、被膜の透明性にも優
れているので、顔料の着色力を維持したまま耐候性を向
上させることができる。
セリウム)を含む被膜を有機顔料の表面に被覆すること
により、少ないセリウム化合物の使用量で有機顔料の表
面で紫外線を吸収することができ、被膜の透明性にも優
れているので、顔料の着色力を維持したまま耐候性を向
上させることができる。
【0025】本発明の顔料組成物を公知の分散機により
分散することにより分散体が得られる。その分散体とし
ては、例えば、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、アミド樹脂、メラミン樹
脂、エーテル樹脂、フッ素樹脂等を使用した塗料、ポリ
塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリレート、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリエチレンやポリプロピ
レン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリカーボネート、PETやPBT等のポリエステ
ル、変性ポリフェニレンエーテル等を使用したプラスチ
ック、グラビアインキ、平版インキ、金属インキ及びジ
ェットインキ等の印刷インキ及び、カラートナーやカラ
ーフィルター等の記録材料等、公知の一般的なものが挙
げられるが、特にこれらに限定されない。
分散することにより分散体が得られる。その分散体とし
ては、例えば、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、アミド樹脂、メラミン樹
脂、エーテル樹脂、フッ素樹脂等を使用した塗料、ポリ
塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリレート、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリエチレンやポリプロピ
レン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリアセター
ル、ポリカーボネート、PETやPBT等のポリエステ
ル、変性ポリフェニレンエーテル等を使用したプラスチ
ック、グラビアインキ、平版インキ、金属インキ及びジ
ェットインキ等の印刷インキ及び、カラートナーやカラ
ーフィルター等の記録材料等、公知の一般的なものが挙
げられるが、特にこれらに限定されない。
【0026】本発明の顔料組成物を分散して得られた分
散体中の本発明の顔料組成物の割合は、通常90重量%
以下が好ましく、0.01〜50重量%の範囲が特に好
ましい。なお、残部は分散媒となる。
散体中の本発明の顔料組成物の割合は、通常90重量%
以下が好ましく、0.01〜50重量%の範囲が特に好
ましい。なお、残部は分散媒となる。
【0027】分散媒としては、塗料、プラスチック、印
刷インキ及びカラートナー等の分散体に使用される樹脂
や溶剤等が挙げられるが、例えば、アルキッド樹脂、ア
クリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミド
樹脂、メラミン樹脂、エーテル樹脂、フッ素樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポ
リエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、
ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂;
水、トルエンやキシレンの如き芳香族炭化水素系溶剤、
ミネラルスピリットの如き脂肪族炭化水素系溶剤、メタ
ノールやエタノールの如きアルコール系溶剤、酢酸エチ
ルの如きエステル系溶剤、メチルエチルケトンの如きケ
トン系溶剤及びエチレングリーコールの如きエーテル系
溶剤等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
刷インキ及びカラートナー等の分散体に使用される樹脂
や溶剤等が挙げられるが、例えば、アルキッド樹脂、ア
クリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミド
樹脂、メラミン樹脂、エーテル樹脂、フッ素樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポ
リエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、
ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂;
水、トルエンやキシレンの如き芳香族炭化水素系溶剤、
ミネラルスピリットの如き脂肪族炭化水素系溶剤、メタ
ノールやエタノールの如きアルコール系溶剤、酢酸エチ
ルの如きエステル系溶剤、メチルエチルケトンの如きケ
トン系溶剤及びエチレングリーコールの如きエーテル系
溶剤等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0028】また、必要に応じて、分散湿潤剤、皮張り
防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種助材や安定
剤を用いてもかまわない。
防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種助材や安定
剤を用いてもかまわない。
【0029】この分散条件は、分散媒及び分散機によっ
て異なるため、分散温度や分散時間は問わないが、分散
温度が室温〜240℃、好ましくは室温〜150℃、分
散時間が120時間以内、好ましくは5時間以内であ
る。
て異なるため、分散温度や分散時間は問わないが、分散
温度が室温〜240℃、好ましくは室温〜150℃、分
散時間が120時間以内、好ましくは5時間以内であ
る。
【0030】これらの本発明顔料組成物の分散体は、必
要に応じて他の添加剤や顔料や染料と混合され最終的な
塗料、印刷インキ、プラスチック、カラートナーや記録
剤等に調製され使用される。
要に応じて他の添加剤や顔料や染料と混合され最終的な
塗料、印刷インキ、プラスチック、カラートナーや記録
剤等に調製され使用される。
【0031】これら分散体に本発明顔料組成物を分散す
る分散機としては、ディスパー、ホモミキサー、ビーズ
ミル、ボールミル、二本ロール、三本ロール、加圧ニー
ダー等の公知の分散機が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
る分散機としては、ディスパー、ホモミキサー、ビーズ
ミル、ボールミル、二本ロール、三本ロール、加圧ニー
ダー等の公知の分散機が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更
に詳細に説明する。以下の実施例および比較例におい
て、「部」及び「%」は、特に断りのない限り、全て重
量基準であるものとし、顔料のスラリーの場合は、顔料
に換算した重量で表示する。
に詳細に説明する。以下の実施例および比較例におい
て、「部」及び「%」は、特に断りのない限り、全て重
量基準であるものとし、顔料のスラリーの場合は、顔料
に換算した重量で表示する。
【0033】[実施例1] C.I.ピグメント バイオレット 19のスラリー 100部 硫酸第2セリウム10%水溶液 60部 を室温にて攪拌混合した後、水酸化ナトリウム20%水
溶液を加えて、pH9.8とし、更に、室温にて3時間
攪拌した。攪拌終了後、濾過し、残渣を水で洗浄した
後、95℃で乾燥させて顔料組成物を得た。
溶液を加えて、pH9.8とし、更に、室温にて3時間
攪拌した。攪拌終了後、濾過し、残渣を水で洗浄した
後、95℃で乾燥させて顔料組成物を得た。
【0034】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0035】 (耐候性試験板作製) 実施例1で得た顔料組成物 18.0部 「ベッコゾールEY−3002−65」 29.1部 (大日本インキ化学工業(株)製のアルキッド系樹脂) 溶剤(キシレン:n−ブタノール=75:25) 40.0部 を分散させた後、この分散液に 「ベッコゾール57−1365」 67.9部 (大日本インキ化学工業(株)製のアルキッド系樹脂) 「スーパーベッカミンL−117−60」 45.0部 (大日本インキ化学工業(株)製のメラミン系硬化剤) を加えて色エナメルを製造した。(アルキッド:メラミ
ン不揮発分比=7:3)
ン不揮発分比=7:3)
【0036】 「タイペークR−930」 60.0部 (石原産業社製チタン白) 「ベッコゾールEY−3002−65」 19.4部 「ベッコゾール57−1365」 45.2部 溶剤(キシレン:n−ブタノール=75:25) 5.4部 を分散させた後、この分散液に 「スーパーベッカミンL−117−60」 30.0部 を加えて白エナメルを製造した。(アルキッド:メラミ
ン不揮発分比=7:3)
ン不揮発分比=7:3)
【0037】有機顔料とチタン白との配合割合が1対1
となるように混合し、フォードカップ#4で20〜22
秒になるように溶剤で希釈して塗料を作製した。この塗
料を、7cm×15cmの中塗り水研ぎしたアルミ板面
に、乾燥後の塗膜が30μmと成るようにエアー式スプ
レーを用いて塗布した後、1時間室温で放置し、140
℃の乾燥機で30分焼き付け乾燥して、耐候性試験板と
した。
となるように混合し、フォードカップ#4で20〜22
秒になるように溶剤で希釈して塗料を作製した。この塗
料を、7cm×15cmの中塗り水研ぎしたアルミ板面
に、乾燥後の塗膜が30μmと成るようにエアー式スプ
レーを用いて塗布した後、1時間室温で放置し、140
℃の乾燥機で30分焼き付け乾燥して、耐候性試験板と
した。
【0038】(促進耐候性試験)この試験板を、促進耐
候性試験機:アイスーパーUVテスター(岩崎電気社
製)を使用して、デューサイクル(照射−暗黒−結露)
で288時間の促進耐候性試験を行った。促進試験前の
試験板と試験後の塗装板の色差を測色したが、色差は
0.8と非常に小さく、この顔料組成物は高耐候性を示
し、例えば、自動車用塗料への応用も可能であることが
判明した。
候性試験機:アイスーパーUVテスター(岩崎電気社
製)を使用して、デューサイクル(照射−暗黒−結露)
で288時間の促進耐候性試験を行った。促進試験前の
試験板と試験後の塗装板の色差を測色したが、色差は
0.8と非常に小さく、この顔料組成物は高耐候性を示
し、例えば、自動車用塗料への応用も可能であることが
判明した。
【0039】[比較例1] C.I.ピグメント バイオレット 19のスラリー 100部 を室温にて3時間攪拌した。攪拌終了後、濾過した後、
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料を得
た。
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料を得
た。
【0040】実施例1において、実施例1で使用した顔
料組成物に代えて、上記顔料を用いた以外は、実施例1
と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製及び促進耐候
性試験を行ない、促進試験前の試験板との色差の測色を
行った。その結果、色差は1.7と大きかった。
料組成物に代えて、上記顔料を用いた以外は、実施例1
と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製及び促進耐候
性試験を行ない、促進試験前の試験板との色差の測色を
行った。その結果、色差は1.7と大きかった。
【0041】[実施例2] C.I.ピグメント レッド 179のスラリー 100部 硝酸第2セリウムアンモニウム10%水溶液 320部 を室温にて攪拌混合した後、水酸化ナトリウム20%水
溶液を加えて、pH10とし、80℃にて3時間攪拌し
た。攪拌終了後、濾過し、残渣を水で洗浄した後、95
℃で乾燥させて顔料組成物を得た。
溶液を加えて、pH10とし、80℃にて3時間攪拌し
た。攪拌終了後、濾過し、残渣を水で洗浄した後、95
℃で乾燥させて顔料組成物を得た。
【0042】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0043】 (耐候性試験板作製) 実施例2で得た顔料組成物 15.0部 「アクリディック47−712」 37.5部 (大日本インキ化学工業(株)製アクリル系樹脂) 溶剤(キシレン/ノルマルブタノール=75/25) 40.0部 を分散させた後、この分散液に 「アクリディック47−712」 82.5部 「スーパーベッカミンL−117−60」 25.0部 を加えて色エナメルを製造した。
【0044】同様に、実施例2で使用した顔料組成物に
代えて、「アルペースト8620NS」(東洋アルミニ
ウム社製アルミニウムペースト)を用いて、アルミエナ
メルを製造した。
代えて、「アルペースト8620NS」(東洋アルミニ
ウム社製アルミニウムペースト)を用いて、アルミエナ
メルを製造した。
【0045】有機顔料とアルミペーストとの配合割合が
1対9になるように混合し、ファードカップ#4で15
〜17秒になるよう溶剤で希釈し塗料を作製した。この
塗料を、7cm×15cmの中塗り水研ぎアルミ板面に
エアー式スプレーを用いて乾燥後の塗膜が20μmとな
るように塗布した。次に、この塗膜上に、「アクリディ
ックA−310」(大日本インキ化学工業(株)社製の
アクリル樹脂)/「スーパーベッカミンL−117−6
0」(不揮発分比7/3)から成るクリアエナメルをフ
ォードカップ#4で23〜25秒になるよう溶剤で希釈
した塗料を、エアー式スプレーを用いて乾燥後の塗膜が
25μmとなるように塗布した。この塗装板を1時間室
温で放置した後、150℃の乾燥機で30分焼き付け乾
燥して、2コート1ベイク方式のメタリック塗装板を作
製し、耐候性試験板とした。
1対9になるように混合し、ファードカップ#4で15
〜17秒になるよう溶剤で希釈し塗料を作製した。この
塗料を、7cm×15cmの中塗り水研ぎアルミ板面に
エアー式スプレーを用いて乾燥後の塗膜が20μmとな
るように塗布した。次に、この塗膜上に、「アクリディ
ックA−310」(大日本インキ化学工業(株)社製の
アクリル樹脂)/「スーパーベッカミンL−117−6
0」(不揮発分比7/3)から成るクリアエナメルをフ
ォードカップ#4で23〜25秒になるよう溶剤で希釈
した塗料を、エアー式スプレーを用いて乾燥後の塗膜が
25μmとなるように塗布した。この塗装板を1時間室
温で放置した後、150℃の乾燥機で30分焼き付け乾
燥して、2コート1ベイク方式のメタリック塗装板を作
製し、耐候性試験板とした。
【0046】この試験版について、実施例1と同様にし
て、促進耐候性試験を行った。促進試験前の試験板と試
験後の塗装板の色差を測色した結果、色差は0.5と非
常に小さく、この顔料組成物は、高耐候性を示し、例え
ば、自動車用塗料への応用も可能であることが判明し
た。
て、促進耐候性試験を行った。促進試験前の試験板と試
験後の塗装板の色差を測色した結果、色差は0.5と非
常に小さく、この顔料組成物は、高耐候性を示し、例え
ば、自動車用塗料への応用も可能であることが判明し
た。
【0047】[比較例2] C.I.ピグメント レッド 179のスラリー 100部 を室温にて攪拌混合し、水酸化ナトリウム20%水溶液
を加えて、pHを10とした後、80℃にて3時間攪拌
した。攪拌終了後、濾過し、残渣を水で洗浄した後、9
5℃で乾燥させて顔料を得た。
を加えて、pHを10とした後、80℃にて3時間攪拌
した。攪拌終了後、濾過し、残渣を水で洗浄した後、9
5℃で乾燥させて顔料を得た。
【0048】実施例2において、実施例2で使用した顔
料組成物に代えて、比較例2で得た顔料を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.6と大きか
った。
料組成物に代えて、比較例2で得た顔料を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.6と大きか
った。
【0049】[実施例3] C.I.ピグメント レッド 177のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 100部 「プレンアクトTTS」 4部 (味の素社製のチタンカップリング剤) を室温にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過し、
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組成物
を得た。
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組成物
を得た。
【0050】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。 ポリプロピレン(三菱ノーブレンMA−4) 100部 実施例3で得た顔料組成物 0.05部 「タイペークR−680」(石原産業社製の酸化チタン) 0.32部 ステアリン酸アルミニウム 0.13部 の組成で成型温度220℃で射出成型をおこない、耐候
性の試験片とした。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。 ポリプロピレン(三菱ノーブレンMA−4) 100部 実施例3で得た顔料組成物 0.05部 「タイペークR−680」(石原産業社製の酸化チタン) 0.32部 ステアリン酸アルミニウム 0.13部 の組成で成型温度220℃で射出成型をおこない、耐候
性の試験片とした。
【0051】 (ポリプロピレン着色板作製) ポリプロピレン(三菱ノーブレンMA−4) 100部 実施例3で得た顔料組成物 0.05部 「タイペークR−680」(石原産業社製の酸化チタン) 0.32部 ステアリン酸アルミニウム 0.13部 の組成で成型温度220℃で射出成型をおこない、耐候
性の試験片とした。
性の試験片とした。
【0052】実施例1と同様にして促進耐候性試験を行
った。促進試験前の試験片と試験後の試験片の色差を測
色した結果、色差は0.8と非常に小さく、この顔料組
成物は高耐候性を示した。
った。促進試験前の試験片と試験後の試験片の色差を測
色した結果、色差は0.8と非常に小さく、この顔料組
成物は高耐候性を示した。
【0053】[比較例3] C.I.ピグメント レッド 177のスラリー 100部 「プレンアクトTTS」 4部 (味の素社製のチタンカップリング剤) を室温にて5時間攪拌した。攪拌終了後、濾過した後、
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて、顔料組成
物を得た。
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて、顔料組成
物を得た。
【0054】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、比較例2で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は2.9と大きか
った。
成物に代えて、比較例2で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は2.9と大きか
った。
【0055】[実施例4] C.I.ピグメント ブルー 60のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 50部 「KBE903」 2部 (信越化学社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0056】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0057】実施例2において、実施例2で得た顔料組
成物に代えて、実施例4で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.9と非常に
小さく、高耐候性を示した。
成物に代えて、実施例4で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.9と非常に
小さく、高耐候性を示した。
【0058】[比較例4] C.I.ピグメント ブルー 60のスラリー 100部 「KBE903」 2部 (信越化学社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0059】実施例2において、実施例2で得た顔料組
成物に代えて、比較例4で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は2.3と大きか
った。
成物に代えて、比較例4で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は2.3と大きか
った。
【0060】[実施例5] C.I.ピグメント イエロー 151のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 30部 「プレンアクトAL−M」 2部 (味の素社製のアルミカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を、水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料
組成物を得た。
し、残渣を、水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料
組成物を得た。
【0061】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0062】実施例2において、実施例2で得た顔料組
成物に代えて、実施例5で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.3と小さ
く、高耐候性を示した。
成物に代えて、実施例5で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.3と小さ
く、高耐候性を示した。
【0063】[比較例5] C.I.ピグメント イエロー 151のスラリー 100部 「プレンアクトAL−M」 2部 (味の素社製のアルミカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて、顔料
組成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて、顔料
組成物を得た。
【0064】実施例2において、実施例2で得た顔料組
成物に代えて、比較例5で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は3.5と大きか
った。
成物に代えて、比較例5で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例2と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は3.5と大きか
った。
【0065】[実施例6] C.I.ピグメント ブルー 15:1のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 50部 「KBE903」 3部 (信越化学社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0066】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0067】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、実施例6で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.4と非常に
小さく、高耐候性を示した。
成物に代えて、実施例6で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.4と非常に
小さく、高耐候性を示した。
【0068】[比較例6] C.I.ピグメント ブルー 15:1のスラリー 100部 「KBE903」 3部 (信越化学社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0069】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、比較例6で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.3と大きく
なった。
成物に代えて、比較例6で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.3と大きく
なった。
【0070】[実施例7] C.I.ピグメント バイオレット 23のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 30部 「A−1120」 1部 (ユニオンカーバイド社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0071】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0072】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、実施例7で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.2と小さ
く、高耐候性を示した。
成物に代えて、実施例7で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.2と小さ
く、高耐候性を示した。
【0073】[比較例7] C.I.ピグメント バイオレット 23のスラリー 100部 「A−1120」 1部 (ユニオンカーバイド社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0074】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、比較例7で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は2.4と大きく
なった。
成物に代えて、比較例7で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は2.4と大きく
なった。
【0075】[実施例8] C.I.ピグメント イエロー 110のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 50部 「KBE903」 3部 (信越化学社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0076】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0077】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、実施例8で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.7と小さ
く、高耐候性を示した。
成物に代えて、実施例8で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.7と小さ
く、高耐候性を示した。
【0078】[比較例8] C.I.ピグメント イエロー 110のスラリー 100部 「KBE903」 3部 (信越化学社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0079】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、比較例8で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.3と大きく
なった。
成物に代えて、比較例8で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作製
し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.3と大きく
なった。
【0080】[実施例9] C.I.ピグメント レッド 254のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 30部 「A−1120」 2部 (ユニオンカーバイド社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0081】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0082】実施例1において、実施例1で得た顔料組
成物に代えて、実施例9で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例1と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.6と非常に
小さく、高耐候性を示した。
成物に代えて、実施例9で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例1と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は0.6と非常に
小さく、高耐候性を示した。
【0083】[比較例9] C.I.ピグメント レッド 254のスラリー 100部 「A−1120」 2部 (ユニオンカーバイド社製のシランカップリング剤) を40℃にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
し、残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組
成物を得た。
【0084】実施例1において、実施例1で得た顔料組
成物に代えて、比較例9で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例1と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.1と大きく
なった。
成物に代えて、比較例9で得た顔料組成物を用いた以外
は、実施例1と同様にして塗料を作製し、塗装板の作製
及び促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板との
色差の測色を行った。その結果、色差は1.1と大きく
なった。
【0085】[実施例10] C.I.ピグメント オレンジ 43のスラリー 100部 酸化セリウムの10%水分散液 100部 「プレンアクトTTS」 4部 (味の素社製のチタンカップリング剤) を室温にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過し、
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組成物
を得た。
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組成物
を得た。
【0086】このようにして得た顔料組成物を電子顕微
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
鏡で観察した結果、顔料の表面がセリウム化合物からな
る被膜で被覆されていることを確認することができた。
【0087】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、実施例10で得た顔料組成物を用いた以
外は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作
製し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板と
の色差の測色を行った。その結果、色差は1.2と高耐
候性を示した。
成物に代えて、実施例10で得た顔料組成物を用いた以
外は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作
製し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板と
の色差の測色を行った。その結果、色差は1.2と高耐
候性を示した。
【0088】[比較例10] C.I.ピグメント オレンジ 43のスラリー 100部 「プレンアクトTTS」 4部 (味の素社製のチタンカップリング剤) を室温にて5時間攪拌混合した。攪拌終了後、濾過し、
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組成物
を得た。
残渣を水で洗浄した後、95℃で乾燥させて顔料組成物
を得た。
【0089】実施例3において、実施例3で得た顔料組
成物に代えて、比較例10で得た顔料組成物を用いた以
外は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作
製し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板と
の色差の測色を行った。その結果、色差は2.1と大き
かった。
成物に代えて、比較例10で得た顔料組成物を用いた以
外は、実施例3と同様にしてポリプロピレン着色板を作
製し、促進耐候性試験を行ない、促進試験前の試験板と
の色差の測色を行った。その結果、色差は2.1と大き
かった。
【0090】
【発明の効果】本発明の顔料組成物は、容易にかつ短時
間で製造できるものである。またセリウム化合物を含む
被膜が有機顔料の表面に被覆されているため、少ないセ
リウム化合物の使用量で有機顔料の表面で紫外線を吸収
することができ、しかも、被膜の透明性にも優れている
ので、有機顔料の変色、退色が著しく改善することがで
きる。また、今まで耐候性塗料に適用できなかった顔料
であっても、耐候性塗料への応用、樹脂着色剤への応用
が可能となる。
間で製造できるものである。またセリウム化合物を含む
被膜が有機顔料の表面に被覆されているため、少ないセ
リウム化合物の使用量で有機顔料の表面で紫外線を吸収
することができ、しかも、被膜の透明性にも優れている
ので、有機顔料の変色、退色が著しく改善することがで
きる。また、今まで耐候性塗料に適用できなかった顔料
であっても、耐候性塗料への応用、樹脂着色剤への応用
が可能となる。
Claims (7)
- 【請求項1】 有機顔料の表面にセリウム化合物を含む
被膜を被覆して成ることを特徴とする顔料組成物。 - 【請求項2】 セリウム化合物の量が有機顔料に対して
0.1〜50重量%の範囲にある請求項1記載の顔料組
成物。 - 【請求項3】 有機顔料の表面にセリウム化合物を沈着
させることを特徴とする請求項1又は2記載の顔料組成
物の製造方法。 - 【請求項4】 有機顔料の水系スラリー、カップリング
剤及び酸化セリウムを攪拌することを特徴とする請求項
1又は2記載の顔料組成物の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の顔料組成物を含有
する高分子量有機材料。 - 【請求項6】 請求項1又は2記載の顔料組成物及び塗
膜形成性樹脂を含有する塗料。 - 【請求項7】 自動車用塗料である請求項6記載の塗
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP73696A JPH09188827A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 顔料組成物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP73696A JPH09188827A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 顔料組成物及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09188827A true JPH09188827A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11482016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP73696A Pending JPH09188827A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 顔料組成物及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09188827A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001040365A1 (de) * | 1999-12-01 | 2001-06-07 | Basf Aktiengesellschaft | Mattierte thermoplastische formmassen |
KR100352246B1 (ko) * | 1999-09-14 | 2002-09-12 | 홍치흠 | 착색 필러의 제조방법 및 이를 함유하는 시이트용 컴파운드 조성물 |
US7291217B2 (en) | 2002-01-04 | 2007-11-06 | University Of Dayton | Non-toxic corrosion-protection pigments based on rare earth elements |
JP5413702B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2014-02-12 | Dic株式会社 | 複合顔料及びその製造方法 |
KR20170088939A (ko) | 2014-12-26 | 2017-08-02 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 컬러 필터용 색재 분산액, 컬러 필터용 착색 수지 조성물, 색재, 컬러 필터, 액정 표시 장치 및 발광 표시 장치 |
-
1996
- 1996-01-08 JP JP73696A patent/JPH09188827A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100352246B1 (ko) * | 1999-09-14 | 2002-09-12 | 홍치흠 | 착색 필러의 제조방법 및 이를 함유하는 시이트용 컴파운드 조성물 |
WO2001040365A1 (de) * | 1999-12-01 | 2001-06-07 | Basf Aktiengesellschaft | Mattierte thermoplastische formmassen |
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KR20170088939A (ko) | 2014-12-26 | 2017-08-02 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 컬러 필터용 색재 분산액, 컬러 필터용 착색 수지 조성물, 색재, 컬러 필터, 액정 표시 장치 및 발광 표시 장치 |
US10519313B2 (en) | 2014-12-26 | 2019-12-31 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Color material dispersion liquid for color filter, color resin composition for color filter, color material, color filter, liquid crystal display device, and light-emitting display device |
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