JPH09188025A - 文字情報処理装置 - Google Patents

文字情報処理装置

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JPH09188025A
JPH09188025A JP8000323A JP32396A JPH09188025A JP H09188025 A JPH09188025 A JP H09188025A JP 8000323 A JP8000323 A JP 8000323A JP 32396 A JP32396 A JP 32396A JP H09188025 A JPH09188025 A JP H09188025A
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characters
character
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Pending
Application number
JP8000323A
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English (en)
Inventor
Kenji Watanabe
健二 渡邊
Takanobu Kameda
登信 亀田
Tomoyuki Niimura
朋之 新村
Hitoshi Hayama
均 羽山
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Publication date
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Priority to TW086102188A priority patent/TW322551B/zh
Publication of JPH09188025A publication Critical patent/JPH09188025A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷領域に縦横共に制約がある場合におい
て、文字入力段階で文字入力の妥当性を判断できるよう
にする。 【解決手段】 本発明の文字情報処理装置は、入力文字
列を表示する表示手段と、印刷領域の大きさ及び指定さ
れた文字サイズに応じて、各行の許容できる文字数を決
定する行許容文字数決定手段と、入力文字数がその行に
許容されている文字数を越えている場合、越えている文
字数部分と、越えていない文字数部分とを異なる表示態
様で表示させる表示制御手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1行以上の文字列
を取込んで印刷媒体に転写又は印刷処理する文字情報処
理装置に関し、例えば、紫外線硬化樹脂からなる印面部
材の入力文字列に対応した部分に紫外線を選択的に照射
して硬化させ(転写させ)、非硬化部分を除去すること
で印章を作成させる印章作成装置に適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、印章作成の専門家や専門業者以外
でも容易に所望の印章を作成できる印章作成装置とし
て、特開平6−278350号公報に記載されているも
のが提案されている。
【0003】上記公報は、情報処理手段が取込んだ印影
模様に基づいて、印面部材上にどのようにして凹凸を形
成させるかについては詳述されているが、印影模様をど
のように取込むかについては簡単に記載されているに過
ぎない。すなわち、印影模様を取込む情報処理手段とし
て、ワープロやパソコン等の文字情報処理装置で採用さ
れている、入力文字列を取込むための手段(キーボード
だけでなくそれを処理する構成を含む)や、いわゆるイ
メージスキャナを適用できることが記載されているに過
ぎない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワープ
ロやパソコン等の文字情報処理装置で採用されている入
力文字列を取込むための情報処理手段は、印影模様が印
面部材に反映されることをも考慮したものではない。す
なわち、印影模様が印面部材に反映されることを意図し
た特有の機能などは存在しない。
【0005】ワープロにおける印刷媒体としての用紙
は、1枚に印刷できる文字数に制限があるが、これを越
える文字数が入力された場合には、他の用紙に印刷すれ
ば良く、従って、基本的には入力文字数に対する制約は
存在しない。一方、印影模様が反映される印面部材は縦
横の大きさが定まっているものであり、印面部材に含め
る文字数には最小の文字サイズのものを適用したとして
も上限(制約)があり、この制約文字数を越えた部分を
他の印面部材に反映させることは当然にできないもので
ある。
【0006】従って、ワープロやパソコン等の文字情報
処理装置で採用されている文字の入力方法をそのまま印
章作成装置に適用することは、入力文字数の制約の面か
らできない。
【0007】ところで、テープに入力文字列を印刷する
テープ印刷装置の中には、入力文字数に制約を設け、制
約文字数を越えた文字の入力を受付けないようにして、
徒に長い不自然なラベル(印刷テープを切断したもの)
が形成されることを防止できる機能を備えた文字入力方
法を適用しているものがある。かかる入力文字数の制限
機能を備えた文字入力方法を印章作成装置にも適用可能
である。
【0008】しかし、印面部材は縦横共に制約があるの
に対して、テープは長手方向については印刷に対する制
約がないという相違があり、テープ印刷装置における文
字入力方法を印章作成装置に単に適用しても必ずしも十
分ではない。そのため、ユーザは、印刷やレイアウト表
示を起動したときに、現状の入力文字列では印刷等がで
きないことを表示されて初めて文字入力が妥当でなかっ
たことを知得することも生じていた。
【0009】また、印章作成装置は、熟語登録機能を備
えているが、登録熟語の文字数やその読みの文字数には
制約を設けている。確定文字が制約文字数に達している
状況において、登録熟語を確定して装置に登録格納させ
たり、その読みを確定して装置に登録格納させたりする
操作を実行した段階で、変換されていない入力候補文字
が最後尾に残っていることがある。特に、回動して入力
候補文字を発生する選字ダイヤルを用いている場合、誤
って選字ダイヤルに僅かに触れた場合でも入力候補文字
の出力が送出され、上述のような状況が発生し易い。上
述した状況での登録格納指令に対しては、従来、装置は
無反応であり、元と同じ表示を行なっていた。そのた
め、ユーザは入力候補文字を削除した後、格納指令を発
生させる操作を行ない、格納指令を2回も発生させる必
要があった。
【0010】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、印刷又は転写対象が印面部材のような縦横共
に制約がある場合において、文字入力段階で文字入力の
妥当性を判断できる文字情報処理装置を提供しようとし
たものである。
【0011】また、本発明は、文字数に制限がある文字
列を装置に格納させる場合の操作性を向上させた文字情
報処理装置を提供しようとしたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明は、縦横の大きさに制約がある印刷領
域に入力文字列を印刷する文字情報処理装置において、
(1) 入力文字列を表示する表示手段と、(2) 印刷領域の
大きさ及び指定された文字サイズに応じて、各行の許容
できる文字数を決定する行許容文字数決定手段と、(3)
入力文字数がその行に許容されている文字数を越えてい
る場合、越えている文字数部分と、越えていない文字数
部分とを異なる表示態様で表示させる表示制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0013】第1の本発明の文字情報処理装置において
は、行毎に許容できる文字数を決定し、入力文字数がそ
の行に許容されている文字数を越えている場合、越えて
いる文字数部分と、越えていない文字数部分とを異なる
表示態様で表示させるようにしたので、ユーザは印刷や
レイアウト表示を起動する前の文字入力段階において、
文字入力の妥当性を知得することができ、改行操作等の
適切な対応をとることができる。
【0014】また、第2の本発明は、入力文字数に制限
がある文字列を装置に登録させる機能を有する文字情報
処理装置であって、入力候補文字を入力させる候補文字
入力手段と、確定された文字数が制限文字数以下のとき
に入力された入力候補文字の受付けを認める文字数制限
手段と、入力文字列の登録を指令する信号を出力する登
録指令手段とを有する文字情報処理装置において、(1)
登録指令手段から出力信号が送出された場合において、
文字列の入力状況が、入力された確定文字数が制限文字
数に等しく、確定文字列の最後尾に入力候補文字が存在
する状況か否かを判別する判別手段と、(2) この判別手
段の判別結果が、入力された確定文字数が制限文字数に
等しく、確定文字列の最後尾に入力候補文字が存在する
状況という結果のとき、その入力候補文字を除いた入力
済の確定文字列を登録させる登録実行手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】第2の本発明の文字情報処理装置において
は、入力された確定文字数が制限文字数に等しく、確定
文字列の最後尾に入力候補文字が存在する状況で登録指
令が与えられた場合に、その入力候補文字を除いた入力
済の確定文字列を登録させるようにしたので、必要な文
字列を制限文字数まで入力後にユーザが誤って入力候補
文字を入力させても、これを削除してから登録指令を発
生させる操作を実行しなくても良くなり、操作性が向上
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による文字情報処理
装置を印章作成装置に適用した一実施形態を図面を参照
しながら詳述する。
【0017】この実施形態の印章作成装置は、大きく
は、図2に示す電気的構成部(情報処理部や印影転写制
御部など)と、図3に示す機構的光学的構成部(印刷部
や光線照射部など)とから構成されている。なお、図3
は印章本体の構成をも示している。また、図4には、当
該印章作成装置の斜視図を示している。
【0018】まず、この実施形態の電気的構成部を図2
のブロック図及び図4の斜視図を参照しながら説明す
る。
【0019】この電気的構成部は、主として、印影模様
情報を取り込んで機構的光学的構成部を制御するための
ものであって、一種の情報処理装置に該当するものであ
り、他の情報処理装置と同様に、大きくは、入力部1
0、制御部20及び出力部30から構成されている。制
御部20は、入力部10からの情報やその時点の処理段
階等に応じた処理を実行し、その処理結果等に応じて出
力部30を介して機構的光学的構成部を制御するもので
ある。
【0020】入力部10は、キー入力部11と、装置の
状態を切り換える切換スイッチ12と、各種の検出セン
サ群13とから構成されている。
【0021】キー入力部11は、制御部20に与える文
字コードデータや各種の制御データを発生するものであ
る。切換スイッチ12は、例えばダイヤルスイッチで構
成されており、電源オン、電源オフ、印章本体(印面部
材)への露光起動、印章本体を収容する空間部の蓋体6
5の開放を指示したりするものである。検出センサとし
ては、印章種類を検出するものや、インクリボンの装着
を検出するものや、後述する製版シートの装着や位置を
検出するものが設けられている。
【0022】キー入力部11は、大きくは、文字入力の
ための一般的な操作信号を出力する選字ダイヤル部11
Bと、文字入力以外の機能に係る操作信号や、入力文字
の削除や記号文字入力等の文字入力のための特殊な操作
信号を出力する機能キー部11Aとからなる。
【0023】ここで、選字ダイヤル部11Bは、図4に
示すように、中央の選択改行キー80と、その外周のカ
ーソル移動キー81〜84と、さらに、その外周の選字
ダイヤル85とから構成されている。図5は、選字ダイ
ヤル部11Bにおける文字割当てや文字入力機能の割当
てを示しているものである。なお、図5は、図面の表記
上の簡便さから円形、円環状の部分を矩形で示してい
る。
【0024】選字ダイヤル85は、時計周り及び半時計
周りに回転可能なものであり、例えば、周方向に54分
割された角度を単位角として位置決めできるものであ
る。選字ダイヤル85には、図5に示すように、外周に
は「あいうえお…」が内周には「ABCDE…」が印刷
されており、文字指定マーク86が指向する位置の文字
信号を制御部20に送出するものである。なお、同一単
位角に割当てられている、例えば「あ」及び「A」につ
いての文字信号は同じものであり、制御部20は、その
時点で内部に保持している文字種信号に応じて「あ」が
入力されたか「A」が入力されたかを決定する。
【0025】カーソル上移動キー81は押下キーとなっ
ており、このカーソル上移動キー81には、「↑」及び
「無変換」という文字が印刷されている。制御部20
は、このカーソル上移動キー81からの操作信号が、カ
ーソルの上方向の移動も仮確定文字に対する無変換動作
も受付けられない状況で与えられると警告を発し、カー
ソルの上方向の移動が受付けられない状況で与えられる
と無変換動作を実行し、その他の状況で与えられるとカ
ーソルの上方向の移動を行なう。
【0026】同様に、カーソル左移動キー82、カーソ
ル下移動キー83、カーソル右移動キー84も、カーソ
ル移動だけでなく、他の動作にも対応付けられており、
制御部20は、このキーからの操作信号が与えられた際
の文字入力状態に応じてどちらの動作が指示するかを判
別するようになされている。カーソル移動以外の動作と
して、カーソル左移動キー82には小文字変換や小文字
入力への切換え(大文字入力への復帰を含む)が割り当
てられており、カーソル下移動キー83にはかな漢字変
換が割り当てられており、カーソル右移動キー84に
は、ひらがな入力、カタカナ入力、アルファベット入力
を切り替える「あアA」変換動作が割り当てられてい
る。
【0027】選択改行キー80には、改行機能及び選択
機能が割り当てられており、制御部20は、このキーか
らの操作信号が与えられた際の文字入力状態に応じて、
改行動作又は選択動作を実行する。
【0028】この実施形態の場合、印章の種類として
は、印面部材がほぼ正方形の「角形印」や、氏名印とし
て適用するのに好適な大きさの印面部材が矩形形状の
「氏名印」や、住所印として適用するのに好適な大きさ
の印面部材が矩形形状の「住所印」や、ビジネス上の各
種の文字列を含む印章に適用するのに好適な大きさ、す
なわち、氏名印と住所印との中間の大きさの印面部材が
矩形形状の「ビジネス印」等が用意されている。これら
の印章種類を弁別できるセンサ(13)が上述したよう
に設けられている。
【0029】出力部30は、後述する機構的光学的構成
部の各部を駆動制御する機構的光学的構成部駆動回路群
31と、表示装置33の駆動回路32とから構成されて
おり、各駆動回路31、32は制御部20の制御下で対
応する構成部分を駆動する。
【0030】表示装置33は、図6に示すように、例え
ば6文字表示可能な液晶ディスプレイ33Aと、この液
晶ディスプレイ33Aの周囲に配置されたLEDでなる
複数のインジケータ33B−1〜33B−nとからな
る。液晶ディスプレイ33Aには、ユーザに対するガイ
ダンスメッセージや、ユーザが入力している文字列(印
影模様)が表示される。各インジケータ33B−1、
…、33B−nに関連した装置の表面には、そのインジ
ケータに割り当てられている属性や状態を示す文字33
C−1、…、33C−nが印刷されており、対応するイ
ンジケータ33B−1、…、33B−nの点灯、消灯、
点滅によって現在の属性や状態の内容を示すようになさ
れている。
【0031】この実施形態の場合、文字入力時の表示画
面では、基本的には、液晶ディスプレイ33Aの5番目
の文字表示位置33A−5にカーソルを固定表示するカ
ーソル固定表示方式を採用しており、また、選字ダイヤ
ル85が指示している入力候補文字の表示位置は、液晶
ディスプレイ33Aの6番目の文字表示位置33A−6
に定められている。さらに、液晶ディスプレイ33Aに
対する各文字の表示態様としては、「ポジ表示」と、
「ネガ表示」と、これらを繰返す「点滅表示」とがあ
る。「ポジ表示」は確定文字や準確定文字の表示態様で
あり、「ネガ表示」は仮確定文字の表示態様であり、
「点滅表示」は選字ダイヤル85が指示している入力候
補文字の表示態様である。
【0032】なお、以下では、「ポジ表示」対象の確定
文字(これ以上変化することがない文字)や準確定文字
(ひらがな及びカタカナ間の変換だけが認められている
文字)を「ポジ文字」と呼び、「ネガ表示」対象の仮確
定文字(漢字への変換が許容されているひらがな文字)
を「ネガ文字」と呼び、「点滅表示」対象の入力候補文
字(選字ダイヤル85が指示している文字)を「点滅文
字」と呼ぶ。
【0033】機構的光学的構成部駆動回路群31は、種
々の駆動回路からなっているが、ここではまとめて示し
ている。機構的光学的構成部の要素の内には、後述する
ように、駆動制御が必要な構成要素が種々あり、実際上
は、その各構成要素毎に駆動回路は存在する。
【0034】制御部20は、例えばマイクロコンピュー
タによって構成されており、CPU21、ROM22、
RAM23、キャラクタジェネレータROM(CG−R
OM)24、入力インタフェース25及び出力インタフ
ェース26がシステムバス27を介して接続されて構成
されている。
【0035】ROM22には、CPU21が実行する文
字入力処理プログラムを含めた印章作成のための各種の
処理プログラム(図1、図8及び図10参照)や、かな
漢字変換用辞書データや文字サイズ決定のためのデータ
等の固定データが格納されている。
【0036】RAM23は、CPU21によってワーキ
ングメモリとして用いられるものであり、また、ユーザ
入力に係る固定データが格納されるものである。RAM
23は、電源オフ時にもバックアップされている。
【0037】CG−ROM24は、当該印章作成装置に
用意されている文字や記号のドットパターンを格納して
いるものであり、文字や記号を特定するコードデータが
与えられたときに対応するドットパターンを出力するも
のである。CG−ROM24には、装置が許容している
全ての文字サイズのドットパターンを格納しておく必要
はなく、CG−ROM24に用意されていない文字サイ
ズのものは必要に応じて、用意されている文字サイズの
ドットパターンを拡大、縮小して使用するようになされ
ている。
【0038】入力インタフェース25は、入力部10及
び制御部20間のインタフェースを行なうものであり、
出力インタフェース26は、出力部30及び制御部20
間のインタフェースを行なうものである。
【0039】CPU21は、入力部10からの入力信号
やそのときの処理段階に応じて定まるROM22内の処
理プログラムを、RAM23をワーキングエリアとして
利用しながら、また、必要ならばROM22やRAM2
3に格納されている固定データを適宜用いて処理するも
のであり、その処理状況や処理結果等を表示装置33に
表示させたり、機構的光学的構成部(図3)の各部を駆
動して印章を作成させたりする。
【0040】次に、機構的光学的構成部及び印章本体の
構成を、図3を参照しながら説明する。
【0041】印章本体40は、棒状の台木41と、印面
部材凸部と紙面とのなじみを高めるためのスポンジ部材
43と、平板状の印面部材42とから構成されている。
印面部材42は、紫外線に無反応なベース層42Aと外
部に露出している紫外線硬化樹脂層42Bとからなり、
紫外線硬化樹脂層42Bの厚さは、印面の印肉が付着す
る凸部に求められている突起量に選定されている。紫外
線硬化樹脂層42Bは、硬化した部分以外が所定の液体
によって除去できるものである。
【0042】印章本体40の台木41の一側面には図示
しない複数の非貫通孔が設けられており、装置本体に設
けられている複数の突起とこれら非貫通孔とが嵌合する
ことにより、印章本体40が装置に取り付けられる。ま
た、印章本体40の台木41の印面部材42が取り付け
られていない側の端面には、印章種類を規定する孔等の
物理的な識別要素が設けられており、図示しない印章種
類の検出センサ(13)はこの物理的な識別要素を読み
取るようになされている。
【0043】図3に示す機構的光学的構成部は、大きく
は、印刷構成と紫外線照射構成とからなっている。
【0044】印刷構成は熱転写方式に従うものであり、
固定型印刷ヘッド50と、プラテンローラ51と、イン
クリボン52と、供給リール53と、巻取リール54
と、インクリボン52の進行方向変換用のローラ55な
どからなっている。さらには、製版シート(図7参照)
の挿入孔56や、製版シートの排出孔57や、製版シー
トの挿入孔56から挿入された製版シートを印刷位置に
案内する案内部材(製版シートの装着や位置を検出する
検出センサを含む)58や、印刷位置から走行されてき
たインクリボン52及び製版シートを分離し、分離され
た製版シートを排出孔57に案内する分離機構59を備
えている。
【0045】製版シート60は、図7に角形印用のもの
を示すように、背面に接着剤が塗布されているシート本
体62と、その背面に設けられている剥離紙61とから
なる。製版シート60は、印章の種類に拘らず、同じ大
きさのものであり、印刷開始位置の基準を与える透孔6
3A、63Bが対称的に穿設されている。シート本体6
2は、印章の種類によって異なる印面部材42の外形と
同じ形状の部分62Aと、その他の部分62Bとにハー
フカットにより切り分かれており、部分62Aだけを分
離して剥せるようになされている。
【0046】このような製版シート60が挿入孔56か
ら差し込まれたときには、この製版シート60の端部と
インクリボン52とが重ね合わされて、印刷ヘッド50
及びプラテンローラ51間の印刷位置に位置する。
【0047】印刷ヘッド50は、制御部20からの制御
下で、発熱駆動回路(図2符号31参照)が駆動動作し
たときに発熱してインクリボン52のインクを製版シー
ト60に転写させるものである。
【0048】ここで、熱転写方式のインクリボン52に
おいては、転写された部分はインクがなくなって透明と
なる。すなわち、転写後のインクリボン52は、紫外線
を透過できる部分(インクが除去された部分)と紫外線
の透過を阻止する部分(インクが残っている部分)とか
らなる。そこで、この実施形態においては、印影模様を
印刷処理し、印影模様に応じた部分が透明となった転写
後のインクリボン52をネガフィルムとして利用するこ
ととした。このようにネガフィルムの作成に印刷対象の
シートが用いられるので、上述のように製版シートと読
んでおり、また、印刷することをこの明細書では製版と
読んでいる。
【0049】製版時において、印刷ヘッド50及びプラ
テンローラ51でなる印刷部を通過した重ね合わされた
状態のインクリボン52及び製版シート60は、プラテ
ンローラ51(又は図示しない駆動ローラ)によって分
離機構59に達し、この分離機構59によってインクリ
ボン52及び製版シート60が分離される。
【0050】分離された製版シート60は排出孔57に
送り出される。一方、分離されたインクリボン52は、
印章本体40の紫外線硬化樹脂層42Bに対向する位置
で停止されるようになされている。このような製版時に
おいて走行されたインクリボン52は、巻取リール54
によって巻き取られる。
【0051】排出孔57から排出された製版シート60
における印刷部分62Aを剥がして印章本体40の頂部
に張り付けることにより、当該印章本体40がどのよう
な印面を有するものであるかを視認させることができ
る。
【0052】紫外線照射構成として、例えば螢光灯構成
の紫外線照射光源70が例えば固定的に設けられてお
り、制御部20によって点灯及び消灯が制御される。ま
た、図示しない進退動機構によって進退動する透明板7
1が、インクリボン52を挾んで、印面部材42の紫外
線硬化樹脂層42Bの反対側に設けられている。透明板
71は、進動位置(切換スイッチ12が露光起動を指示
しているときにとる位置)でネガフィルムとして機能す
るインクリボン52と紫外線硬化樹脂層42Bとの密着
性を高め、退動位置でインクリボン52の走行を邪魔を
しないようになされている。
【0053】次に、この実施形態の印章作成装置を用い
て印章を作成させるユーザが行なう一般的な手順の流れ
を説明する。
【0054】ユーザは、切換スイッチ12を操作して電
源をオンした後、キー入力部11の各種のキーを操作し
て印影模様情報(文字列)を入力させる。印影模様情報
の入力は、印影を構成する文字列の入力だけでなく、文
字の書体や縦書き横書きや文字サイズなどの各種の属性
の入力も伴なう。
【0055】ユーザは、印影模様情報の入力が終了する
と、一般的にはキー入力部11のレイアウト表示キーを
操作してレイアウト表示を実行させ、印影が所望するも
のであるか否かを確認する。レイアウト表示によって、
印影の妥当性を確認したユーザは、製版シート60を挿
入孔56から突き当たるまで挿入した後、キー入力部1
1の製版キーを操作して、製版処理を実行させて、イン
クリボン52にネガフィルムを作成させる。CPU21
は、製版キーが操作されたときには、入力文字列に係る
各種の属性に応じて、入力文字列をRAM23上の印刷
バッファに展開した後、印刷ヘッド50やプラテンロー
ラ51などを駆動して印刷を実行させてネガフィルムを
作成し、そのネガフィルムを印面部材42の対向位置ま
で搬送させる。
【0056】製版処理が終了すると、ユーザは、切換ス
イッチ12を操作して露光を指示する。CPU21は、
紫外線照射光源70を起動して紫外線を印面部材42に
照射させ、この際、装着されている印章本体40の種類
に応じて定まる照射時間が経過するまで照射を継続さ
せ、所定の照射時間の経過時に露光終了メッセージを表
示させると共に、紫外線照射光源70からの紫外線の照
射を停止させる。このような露光処理によって、印面部
材42の紫外線硬化樹脂層42Bは、印影模様に応じた
部分だけが硬化する。
【0057】露光が終了すると、ユーザは、切換スイッ
チ12を操作して蓋体65の開放を指示し、蓋体65が
開放されると、露光済みの印章本体40を取り出す。そ
の後、所定液体(例えば水)を収容している容器に、取
り出した印章本体40の印面部材42を浸漬させて往復
動させて洗うことにより、非硬化部分を除去させて印面
部材42に凹凸を形成させて、印章を完成させる。
【0058】この実施形態は、各行の入力文字数(ポジ
文字数)に制限を加えたことに特徴を有するものであ
る。
【0059】まず、各行の許容文字数の決定処理を含む
一連の処理を図1のフローチャートを参照しながら説明
する。この図1に示す処理には、電源が投入された後、
装着印章が取り替えられた直後、又は、入力文字列の全
体に対する属性(例えば行毎の文字サイズ)の変更が実
行された直後に入るものである。
【0060】CPU21はまず、装着されている印章種
類を認識する(ステップ100)。次に、認識した印章
種類によって定まる許容行数を認識して所定のバッファ
に格納する(ステップ101)。この許容行数は、改行
指令時に新たな行を形成可能か否かの判断に利用され
る。
【0061】その後、その時点で有効となっている入力
文字列の全体に対する属性(電源投入直後ではデフォル
トの内容、属性の更新時においては更新された内容)の
情報に基づいて、行毎の文字サイズの指定方法を判別す
る(ステップ102)。文字サイズの指定方法として
は、大きくは、ユーザが相対的な文字サイズ(大中小)
を指定する方法と、装置が自動的に文字サイズを決定す
ることを指定する方法とがある。前者の場合には、各行
について、指定された相対的な文字サイズを印章種類に
応じて絶対的な値に変換した基本文字サイズを副走査方
向に縮小した文字サイズ(印刷時に認められている最も
小さな文字サイズ)の文字が、文字を印刷できるエリア
に何文字入るかを算出し、その文字数を対象行の許容文
字数として格納する(ステップ104)。一方、後者の
場合には、装置が認めている最も小さい文字サイズの文
字が、印章種類で定まっている文字を印刷できるエリア
に何文字入るかを算出し、その文字数を全ての行の許容
文字数として格納する(ステップ105)。
【0062】その後、カーソル位置ポインタが表してい
るテキストエリア内の文字位置や、入力済の行内文字数
を表す行内文字数ポインタや、行許容文字数等に基づい
て、網掛けで表示すべき、行許容文字数を越えた文字
(以下、オーバー文字と呼ぶ)の有無を認識する(ステ
ップ106)。また、カーソル位置ポインタが表してい
るテキストエリア内の文字位置や、入力済の総文字数を
表す総文字数ポインタや、装置が固定的に定めている許
容総文字数等に基づいて、文末マークの表示が必要か否
かを認識する(ステップ107)。そして、RAM23
の図示しない表示バッファを、テキストエリア等の格納
内容に応じて操作して、文字入力画面の表示状態に移行
する(ステップ108)。この際において、オーバー文
字は網掛けを伴ったポジ文字として表示され、許容総文
字数と同じ順番の文字が液晶ディスプレイ33Aの5番
目の表示位置(カーソルの表示エリア)33A−5に表
示された際には、液晶ディスプレイ33Aの6番目の表
示位置33A−6に文末マークが表示される。
【0063】以上のようにして、行毎に定まっている許
容文字数を越えた入力文字に対しては、網掛け表示を行
なって改行の指示をユーザに促している。
【0064】図8は、テキストエリアに格納している文
字数(ポジ文字数)に変化を与える操作信号が与えられ
た場合の処理を示したフローチャートである。例えば、
数字やアルファベットが点滅文字(入力候補文字)で表
示されている状態で選択キー(80)が操作された際
や、かな漢字変換動作において変換漢字を選択するため
に選択キー(80)が操作された際や、ネガ文字(仮確
定文字)が表示されている状態で無変換キー(81)が
操作された際に、CPU21は図8に示す処理に入る。
【0065】なお、この実施形態では、選字ダイヤル8
5による入力候補文字を示す点滅文字の格納バッファ
と、漢字への変換の可能性があるネガ文字(仮確定文
字)の格納バッファと、変換候補漢字の格納バッファと
が、ポジ文字(確定文字又は準確定文字)を格納するテ
キストエリアとは別個に設けられているとする。
【0066】CPU21はまず、総文字数ポインタを今
回増加したポジ文字数だけ更新し(ステップ200)、
その値が許容総文字数より大きくなったか否かを判別す
る(ステップ201)。許容総文字数以下であれば、該
当文字情報を所定のバッファからテキストエリアに転送
して格納する(ステップ202)。許容総文字数より大
きくなると、該当文字情報の一部又は全てを所定のバッ
ファからテキストエリアに転送してテキストエリアに許
容総文字数分だけを格納させると共に(ステップ20
3)、総文字数ポインタの値を許容総文字数に更新する
(ステップ204)。その後、カーソル位置ポインタ
を、テキストエリアに追加された文字数だけ更新する
(ステップ205)。
【0067】なお、ステップ203の処理においては、
テキストエリアへの転送文字の追加位置が最後尾であれ
ば、転送文字のうち何文字かを格納しないことでテキス
トエリア内の文字数を許容総文字数と等しくし、テキス
トエリアへの転送文字の追加位置が既に格納されている
文字列の途中であれば(挿入動作であれば)、転送文字
を全て格納させ、それに伴い、テキストエリア内の最後
尾側の何文字かをテキストエリアから追い出して、テキ
ストエリア内の文字数を許容総文字数と等しくする。
【0068】次に、カーソル位置ポインタが表している
テキストエリア内の文字位置や、入力済の行内文字数を
表す行内文字数ポインタや、行許容文字数等に基づい
て、網掛けで表示すべき、行許容文字数を越えたオーバ
ー文字の有無を認識する(ステップ206)。また、カ
ーソル位置ポインタが表しているテキストエリア内の文
字位置や、入力済の総文字数を表す総文字数ポインタ
や、装置が固定的に定めている許容総文字数等に基づい
て、文末マークの表示が必要か否かを認識する(ステッ
プ207)。そして、RAM23の図示しない表示バッ
ファを、テキストエリア等の格納内容に応じて操作し
て、文字入力画面の表示状態を更新させる(ステップ2
08)。
【0069】以上のように、ポジ文字数が変更する毎
に、ポジ文字に対する網掛け表示の実行有無や、文末マ
ークの表示の実行有無が確認される。
【0070】なお、対象行の文字数を変化させる処理と
して改行があるが、この場合にも上述とほぼ同様にし
て、ポジ文字に対する網掛け表示の実行有無や、文末マ
ークの表示の実行有無が確認される。すなわち、フロー
チャートの図示は省略するが、行文字数ポインタを初期
値にした後、新たの行についてステップ205〜208
とほぼ同様な処理が実行される。
【0071】図9は、入力文字数と表示内容との関係例
の説明図である。図9(a)は行許容文字数と等しい数
の文字(ポジ文字)を入力した直後の表示内容を示して
いる。この図9(a)に示す状態において、選字ダイヤ
ル85が操作されて「Z」が入力候補文字とされた後、
選択キー(80)が操作されると、この文字「Z」は行
許容文字数を越えた文字であるので、図9(b)に示す
ように網掛け表示される。本来ならば、ここで、改行が
なされることが好ましい。図9(b)に示す状態から、
改行操作がなされることなく、次々と文字が入力され、
許容総文字数−1の文字が入力され、図9(c)に示す
表示状態となったとする。ここで、ひらがな入力モード
に変更になって、「あいうえ」の4文字がネガ文字とし
て入力されたとする。この4文字を含めると、許容総文
字数を越えるが、「あいうえ」は1文字でなる漢字への
変換の可能性があるので受付け、図9(d)に示すよう
にネガ表示される。この状態で、無変換キー(81)が
操作されると、「あいうえ」をポジ文字に変換するが、
この場合には許容総文字数を越えることが確定し、図9
(e)に示すように、許容総文字数を越えた「いうえ」
を削除し、文末マークを表示する。
【0072】この図9(e)に示す状態においては、選
字ダイヤル85からの入力候補文字の入力指示は無視
し、文末であることを強くユーザに認識させる。なお、
カーソルを相対的に左に移動させた状態では、入力総文
字数が許容総文字数に等しくなっていても入力候補文字
の指示を受入れ、それがポジ文字に変換したときに、文
末側のポジ文字をオーバーフローさせる。
【0073】以上、総文字数及び行文字数に対する制約
に関する処理を説明したが、入力文字数を制約する処理
は、これに限らない。
【0074】例えば、熟語登録における登録し得る文字
数(例えば5文字)や、その読みに許容されている文字
数(例えば16文字)は定まっている。また、特定用途
の印章作成に便利なようなフォーム入力が用意されてい
るが、フォーム入力時にも文字数が制限されている場合
がある。氏名印作成用のフォーム入力では、氏の入力文
字と名の入力文字とを別個に取込むようになされてお
り、それぞれ許容されている文字数が定まっている。こ
のような入力文字数に制限がある場合の入力時において
は、「[」及び「]」を表示させて文字を入力し得る入
力フィールドを明らかにしている。
【0075】図10は、このような入力文字数に制限が
ある場合の入力時において、点滅文字(入力候補文字)
が存在する状況で選択キー(80)が操作されたときに
実行される処理用のフローチャートを示している。
【0076】まず、CPU21は、既に入力されている
文字数(ポジ文字数)が許容されている文字数と等しい
か否かを判別する(ステップ300)。ここで、肯定結
果を得ると、CPU21は、この点滅文字の位置が最後
尾か否か、言い換えると、文字列の途中に対する挿入動
作がなされている位置か否かを判別する(ステップ30
1)。ここでも、肯定結果を得ると、この点滅文字を削
除した文字列を所定のエリアに格納し(ステップ30
2)、他の入力画面に表示を切り替える(ステップ30
3)。
【0077】例えば、登録熟語の入力時において、ステ
ップ302の肯定結果を得た場合には、登録熟語の格納
エリア(作業エリアではない)に点滅文字を除いた文字
列を格納し、その登録熟語の読みを取込む入力画面を表
示させる。
【0078】上述したステップ300及び301で否定
結果を得た場合には、入力文字列を取込んでいる作業エ
リアに、点滅文字をポジ文字又はネガ文字に変換して格
納して、表示を更新させる(ステップ304)。なお、
この際において、ポジ文字への変換が実行された場合に
は、文字数を更新させる(但し許容文字数が上限とな
る)。また、ポジ文字への変換によって、許容文字数を
越えるようになったポジ文字を入力文字列から消去す
る。
【0079】文字数が許容文字数を越えた場合には、選
字ダイヤル85からの入力候補文字の入力を認めないよ
うにすることもできるが、許容文字数になっても途中で
の挿入を認め、最後尾側を消去することが実際的であ
る。このようにした場合、処理プログラムの構成上、許
容文字数になっても途中か否かに拘らず、選字ダイヤル
85からの入力候補文字(点滅文字)を受入れるように
することが好ましい。この場合において、最後尾への追
加は許容できるものではなく(最後尾の点滅文字が最終
的にポジ文字に変換されても削除されるものであるか
ら)、そこで、選択時には、入力候補文字の選択ではな
く、確定しているポジ文字列の登録選択として処理する
こととした。
【0080】図11は、登録熟語の入力操作と表示内容
との関係例の説明図である。図11(a)は、登録熟語
としての許容文字数と等しい数の文字(ポジ文字)「あ
いうえお」が入力された直後の表示内容を示している。
この表示状態において、選字ダイヤル85が1単位角だ
け操作されると、図11(b)に示すように、「か」が
点滅操作される。ここで、選択キー(80)が操作され
た場合、点滅文字のネガ文字への変換として処理するこ
ともできるが、許容文字数を越えており、しかも、最後
尾への入力指令であるので、ネガ文字への変換指令とは
取り扱わず、登録熟語の選択確定指令として受付け、点
滅文字「か」を除いた文字列「あいうえお」を登録熟語
の格納エリアに格納させた後、図11(c)に示すよう
に、その読みを入力させるための画面を表示させる。
【0081】上記実施形態によれば、印章種類及び指定
されている行毎の文字サイズに応じて行毎に許容できる
文字数を決定し、入力文字数がその行に許容されている
文字数を越えている場合、越えている文字数部分と、越
えていない文字数部分とを異なる表示態様で表示させる
ようにしたので、ユーザは印刷やレイアウト表示を起動
する前の文字入力段階において、文字入力の妥当性を知
得することができ、改行操作等の適切な対応をとること
ができる。
【0082】また、上記実施形態によれば、登録熟語を
装置に格納登録するような入力文字数に制約がある場合
等において、入力された確定文字数が制限文字数に等し
く、確定文字列の最後尾に入力候補文字が存在する状況
で文字列の装置への登録指令が与えられたときに、その
入力候補文字を除いた入力済の確定文字列を登録させる
ようにしたので、必要な文字列を制限文字数まで入力後
にユーザが誤って入力候補文字を入力させても、これを
削除してから登録指令を発生させる操作を実行しなくて
も良くなり、操作性を向上させることができる。
【0083】なお、上記実施形態においては、本発明を
印章作成装置に適用したものを示したが、本発明の適用
装置はこれに限定されず、テープ印刷装置等の他の文字
情報処理装置に適用することができる。行毎に文字数の
制約を加えた技術思想は、印刷領域について縦横の制約
がある装置であれば適用でき、また、最後尾の入力候補
文字を削除して制限文字数に等しい確定文字を登録させ
る技術思想は、装置に登録させる文字数の制限がある装
置への登録機能を有する装置であれば適用できる。
【0084】また、上記実施形態においては、文字入力
構成として選字ダイヤル(選字手段)を備えたものを示
したが、選字ダイヤルを備えない文字入力構成を採用し
ている装置に本発明を適用できることは勿論である。
【0085】さらに、上記実施形態においては、行毎の
許容文字数を演算により決定するものを示したが、行毎
の許容文字数のテーブルを設けておき、印章種類及び行
毎の文字サイズをキーとして、そのテーブルから行毎の
許容文字数を取出すものであっても良い。
【0086】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明の文字情報
処理装置によれば、行毎に許容できる文字数を決定し、
入力文字数がその行に許容されている文字数を越えてい
る場合、越えている文字数部分と、越えていない文字数
部分とを異なる表示態様で表示させるようにしたので、
ユーザは印刷やレイアウト表示を起動する前の文字入力
段階において、文字入力の妥当性を知得することがで
き、改行操作等の適切な対応をとることができる。
【0087】また、第2の本発明の文字情報処理装置に
よれば、入力された確定文字数が制限文字数に等しく、
確定文字列の最後尾に入力候補文字が存在する状況で文
字列の装置への登録指令が与えられた場合に、その入力
候補文字を除いた入力済の確定文字列を登録させるよう
にしたので、必要な文字列を制限文字数まで入力後にユ
ーザが誤って入力候補文字を入力させても、これを削除
してから登録指令を発生させる操作を実行しなくても良
くなり、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の行毎の許容文字数の決定処理を含む
一連の処理を示すフローチャートである。
【図2】実施形態の電気的構成部を示すブロック図であ
る。
【図3】実施形態の機構的光学的構成部を示す配置図で
ある。
【図4】実施形態の外観構成例を示す斜視図である。
【図5】実施形態の選字ダイヤル部11Bの概略平面図
である。
【図6】実施形態の表示装置33の平面図である。
【図7】実施形態の製版シート60の説明図である。
【図8】実施形態の文字数の変化時の処理を示すフロー
チャートである。
【図9】実施形態の入力文字数と表示内容との関係を示
す説明図である。
【図10】実施形態の点滅文字存在時の文字列の装置へ
の登録処理を示すフローチャートである。
【図11】実施形態の登録熟語の入力状況と表示内容と
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10…入力部、20…制御部、21…CPU、22…R
OM、23…RAM、30…出力部、40…印章本体、
42…印面部材、42B…紫外線硬化樹脂層、50…印
刷ヘッド、52…インクリボン、60…製版シート、7
0…紫外線照射光源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 羽山 均 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横の大きさに制約がある印刷領域に入
    力文字列を印刷する文字情報処理装置において、 入力文字列を表示する表示手段と、 各行の許容できる文字数を決定する行許容文字数決定手
    段と、 入力文字数がその行に許容されている文字数を越えてい
    る場合、越えている文字数部分と、越えていない文字数
    部分とを異なる表示態様で表示させる表示制御手段とを
    備えたことを特徴とする文字情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記行許容文字数決定手段は、装置が自
    動的に文字サイズを決定できる文字サイズの決定モード
    では印刷可能な最小の文字サイズ及び上記印刷領域の大
    きさに基づいて、各行の許容できる文字数を決定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の文字情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記行許容文字数決定手段は、行の文字
    サイズが指定されているときは、その文字サイズを横方
    向に縮小した文字サイズ及び上記印刷領域の大きさに基
    づいて、各行の許容できる文字数を決定することを特徴
    とする請求項1に記載の文字情報処理装置。
  4. 【請求項4】 入力文字数に制限がある文字列を装置に
    登録させる機能を有する文字情報処理装置であって、入
    力候補文字を入力させる候補文字入力手段と、確定され
    た文字数が制限文字数以下のときに入力された入力候補
    文字の受付けを認める文字数制限手段と、入力文字列の
    登録を指令する信号を出力する登録指令手段とを有する
    文字情報処理装置において、 上記登録指令手段から出力信号が送出された場合におい
    て、文字列の入力状況が、入力された確定文字数が制限
    文字数に等しく、確定文字列の最後尾に入力候補文字が
    存在する状況か否かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果が、入力された確定文字数が制
    限文字数に等しく、確定文字列の最後尾に入力候補文字
    が存在する状況という結果のとき、その入力候補文字を
    除いた入力済の確定文字列を登録させる登録実行手段と
    を備えたことを特徴とする文字情報処理装置。
JP8000323A 1996-01-05 1996-01-05 文字情報処理装置 Pending JPH09188025A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8000323A JPH09188025A (ja) 1996-01-05 1996-01-05 文字情報処理装置
US08/774,695 US6226094B1 (en) 1996-01-05 1996-12-26 Apparatus and method for processing character information
EP97100068A EP0783156A3 (en) 1996-01-05 1997-01-03 Apparatus and method for processing character information
KR1019970000051A KR100483424B1 (ko) 1996-01-05 1997-01-04 문자정보처리장치및문자정보처리방법
TW086102188A TW322551B (ja) 1996-01-05 1997-02-18
US09/761,757 US6657738B1 (en) 1996-01-05 2001-01-18 Apparatus and method for processing character information

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8000323A JPH09188025A (ja) 1996-01-05 1996-01-05 文字情報処理装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058309A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Casio Comput Co Ltd テープ印刷装置
JP2013049283A (ja) * 2012-11-09 2013-03-14 Casio Computer Co Ltd テープ印刷装置及びラベル作成方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058309A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Casio Comput Co Ltd テープ印刷装置
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Legal Events

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Effective date: 20040914