JPH09187935A - インクジェットヘッドおよびインクジェットカートリッジおよびこれを用いたインクジェット装置 - Google Patents
インクジェットヘッドおよびインクジェットカートリッジおよびこれを用いたインクジェット装置Info
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- JPH09187935A JPH09187935A JP23196A JP23196A JPH09187935A JP H09187935 A JPH09187935 A JP H09187935A JP 23196 A JP23196 A JP 23196A JP 23196 A JP23196 A JP 23196A JP H09187935 A JPH09187935 A JP H09187935A
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- generating element
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14362—Assembling elements of heads
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エネルギー発生素子ユニットと、駆動素子ユ
ニットとを接合する際、これらの重ね合わせ面が正しく
密着しない。 【解決手段】 エネルギー発生素子に電気信号を供給す
るための信号配線に接続する接続電極を重ね合わせ面2
2に突設したエネルギー発生素子ユニット20と、駆動
素子からの電気信号を送出する信号配線に接続する接続
電極を重ね合わせ面19に突設した駆動素子ユニット1
2と、これら二つのユニット20, 12の重ね合わせ面
22, 19を相互に重ね合わせ、エネルギー発生素子ユ
ニット20の重ね合わせ面22と反対側の押圧面23に
当接してエネルギー発生素子ユニット20を駆動素子ユ
ニット12に押圧することにより、接続電極を相互に接
続するための押圧手段とを具えたインクジェットヘッド
において、エネルギー発生素子ユニット20の重ね合わ
せ面22と押圧面23との間に薄肉部29を形成した。
ニットとを接合する際、これらの重ね合わせ面が正しく
密着しない。 【解決手段】 エネルギー発生素子に電気信号を供給す
るための信号配線に接続する接続電極を重ね合わせ面2
2に突設したエネルギー発生素子ユニット20と、駆動
素子からの電気信号を送出する信号配線に接続する接続
電極を重ね合わせ面19に突設した駆動素子ユニット1
2と、これら二つのユニット20, 12の重ね合わせ面
22, 19を相互に重ね合わせ、エネルギー発生素子ユ
ニット20の重ね合わせ面22と反対側の押圧面23に
当接してエネルギー発生素子ユニット20を駆動素子ユ
ニット12に押圧することにより、接続電極を相互に接
続するための押圧手段とを具えたインクジェットヘッド
において、エネルギー発生素子ユニット20の重ね合わ
せ面22と押圧面23との間に薄肉部29を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出して
被プリント媒体にプリントを行うためのエネルギー発生
素子を有するエネルギー発生素子ユニットと、このエネ
ルギー発生素子を駆動させるための駆動素子を有する駆
動素子ユニットとを具えたインクジェットヘッドおよび
このインクジェットヘッドを搭載したインクジェットカ
ートリッジおよびこのインクジェットカートリッジを用
いるインクジェット装置に関する。
被プリント媒体にプリントを行うためのエネルギー発生
素子を有するエネルギー発生素子ユニットと、このエネ
ルギー発生素子を駆動させるための駆動素子を有する駆
動素子ユニットとを具えたインクジェットヘッドおよび
このインクジェットヘッドを搭載したインクジェットカ
ートリッジおよびこのインクジェットカートリッジを用
いるインクジェット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリント法は、インクジ
ェットヘッドに配設されたインク吐出口からインクを吐
出させ、これを紙などの被プリント媒体に付着させるこ
とにより、プリントを行う方法であり、騒音の発生が極
めて少なく、かつ高速プリントが可能である。なかで
も、熱エネルギーをインクに作用させ、インクを急激に
加熱することによって気泡を発生させ、この気泡の体積
膨張によってインク流路内のインクをノズルからインク
滴として噴射し、気泡の消滅時にインク室からインク流
路内にインクを導入するようにした形態のインクジェッ
トヘッドは、プリント信号に対する応答性が良いこと、
および高マルチヘッド化が容易であることなどの利点を
有する。
ェットヘッドに配設されたインク吐出口からインクを吐
出させ、これを紙などの被プリント媒体に付着させるこ
とにより、プリントを行う方法であり、騒音の発生が極
めて少なく、かつ高速プリントが可能である。なかで
も、熱エネルギーをインクに作用させ、インクを急激に
加熱することによって気泡を発生させ、この気泡の体積
膨張によってインク流路内のインクをノズルからインク
滴として噴射し、気泡の消滅時にインク室からインク流
路内にインクを導入するようにした形態のインクジェッ
トヘッドは、プリント信号に対する応答性が良いこと、
および高マルチヘッド化が容易であることなどの利点を
有する。
【0003】このようなインクジェットヘッドのエネル
ギー発生素子ユニットの平面形状を図27に示し、その
XXXIII−XXXIII矢視断面形状を図28に示す。すなわ
ち、エネルギー発生素子基板101の上には、硼化ハフ
ニウム(Hf B2 )などの発熱部102が所定間隔で形
成され、これら発熱部102には、信号配線103a,
103bの一端部がそれぞれ一対ずつ接続している。一
方の信号配線103aの他端部には、アルミニウムなど
で形成した共通接続電極104が接続し、他方の信号配
線103bの他端部には、アルミニウムなどで形成した
接続電極105がそれぞれ個別に接続している。発熱部
102および信号配線103a, 103bは、二酸化ケ
イ素などで形成された耐酸化・絶縁層106で被覆さ
れ、さらに発熱部102の上にはタンタルなどで形成さ
れた耐キャビティーション層107が重ねて被覆され、
信号配線103a, 103bの上には、感光性ポリイミ
ドなどで形成された耐インク・絶縁層108が重ねて被
覆されている。
ギー発生素子ユニットの平面形状を図27に示し、その
XXXIII−XXXIII矢視断面形状を図28に示す。すなわ
ち、エネルギー発生素子基板101の上には、硼化ハフ
ニウム(Hf B2 )などの発熱部102が所定間隔で形
成され、これら発熱部102には、信号配線103a,
103bの一端部がそれぞれ一対ずつ接続している。一
方の信号配線103aの他端部には、アルミニウムなど
で形成した共通接続電極104が接続し、他方の信号配
線103bの他端部には、アルミニウムなどで形成した
接続電極105がそれぞれ個別に接続している。発熱部
102および信号配線103a, 103bは、二酸化ケ
イ素などで形成された耐酸化・絶縁層106で被覆さ
れ、さらに発熱部102の上にはタンタルなどで形成さ
れた耐キャビティーション層107が重ねて被覆され、
信号配線103a, 103bの上には、感光性ポリイミ
ドなどで形成された耐インク・絶縁層108が重ねて被
覆されている。
【0004】そして、このエネルギー発生素子ユニット
100の上に図示しない溝付き板が重ね合わされ、各発
熱部102に対応したインク流路およびインク吐出口な
どが形成される。ここで、接続電極105から信号配線
103b, 発熱部102, 信号配線103aを介して共
通接続電極104に電流を流すと、発熱部102が熱エ
ネルギを発生してインク流路内のインクがインク吐出口
から外部へ吐出されるようになっている。
100の上に図示しない溝付き板が重ね合わされ、各発
熱部102に対応したインク流路およびインク吐出口な
どが形成される。ここで、接続電極105から信号配線
103b, 発熱部102, 信号配線103aを介して共
通接続電極104に電流を流すと、発熱部102が熱エ
ネルギを発生してインク流路内のインクがインク吐出口
から外部へ吐出されるようになっている。
【0005】上述した上述した発熱部102, 信号配線
103a, 103b, 共通接続電極104, 接続電極1
05は、本発明でいうエネルギー発生素子として機能
し、通常、このようなエネルギー発生素子は、一つのエ
ネルギー発生素子ユニット100に複数形成されてお
り、複数ドットのプリントを同時に行ってプリントの高
速化を図ることができる。特に、高密度かつ高速プリン
トの要請が高い今日においては、プリント媒体の搬送方
向に対して直交する走査方向のプリントを同時に行うこ
とが望まれており、これに伴って多数のエネルギー発生
素子を高密度に配置したエネルギー発生素子ユニット1
00が登場している。
103a, 103b, 共通接続電極104, 接続電極1
05は、本発明でいうエネルギー発生素子として機能
し、通常、このようなエネルギー発生素子は、一つのエ
ネルギー発生素子ユニット100に複数形成されてお
り、複数ドットのプリントを同時に行ってプリントの高
速化を図ることができる。特に、高密度かつ高速プリン
トの要請が高い今日においては、プリント媒体の搬送方
向に対して直交する走査方向のプリントを同時に行うこ
とが望まれており、これに伴って多数のエネルギー発生
素子を高密度に配置したエネルギー発生素子ユニット1
00が登場している。
【0006】一つのエネルギー発生素子ユニット100
に複数のエネルギー発生素子を配置して複数ドットのプ
リントを同時に行う場合、エネルギー発生素子のそれぞ
れについて個別に通電のオン/オフを制御しなければな
らない。このような制御を行うための駆動素子は、上述
したエネルギー発生素子ユニット100内に形成するこ
とも可能であるが、通常は駆動素子ユニットとして独立
した駆動素子基板に設けられ、エネルギー発生素子ユニ
ット100に対して電気的に接続される。その理由は、
上述したエネルギー発生素子と、これらエネルギー発生
素子に接続される駆動素子とを共通の基板に形成した場
合、エネルギー発生素子および駆動素子の何れか一方に
不良が発生すると、全体が動作しなくなってしまう虞が
あるためである。
に複数のエネルギー発生素子を配置して複数ドットのプ
リントを同時に行う場合、エネルギー発生素子のそれぞ
れについて個別に通電のオン/オフを制御しなければな
らない。このような制御を行うための駆動素子は、上述
したエネルギー発生素子ユニット100内に形成するこ
とも可能であるが、通常は駆動素子ユニットとして独立
した駆動素子基板に設けられ、エネルギー発生素子ユニ
ット100に対して電気的に接続される。その理由は、
上述したエネルギー発生素子と、これらエネルギー発生
素子に接続される駆動素子とを共通の基板に形成した場
合、エネルギー発生素子および駆動素子の何れか一方に
不良が発生すると、全体が動作しなくなってしまう虞が
あるためである。
【0007】従来、エネルギー発生素子ユニットと駆動
素子ユニットとを電気的に接続する場合、特開平3−1
21851号公報や、特開平1−302829号公報な
どに開示された方法が知られている。特開平3−121
851号公報に示された方法は、各ユニットの接続電極
を基板表面からそれぞれ突出させ、これら接続電極が重
なり合うように各ユニットの基板を相互に押し当て、こ
れによってエネルギー発生素子ユニット側の接続電極と
駆動素子ユニット側の接続電極とを導通させるようにし
たものである。また、特開平1−302829号公報に
示された方法は、エネルギー発生素子ユニット側の接続
電極と駆動素子ユニット側の接続電極とを電極接続部材
を介して電気的に接続するものである。
素子ユニットとを電気的に接続する場合、特開平3−1
21851号公報や、特開平1−302829号公報な
どに開示された方法が知られている。特開平3−121
851号公報に示された方法は、各ユニットの接続電極
を基板表面からそれぞれ突出させ、これら接続電極が重
なり合うように各ユニットの基板を相互に押し当て、こ
れによってエネルギー発生素子ユニット側の接続電極と
駆動素子ユニット側の接続電極とを導通させるようにし
たものである。また、特開平1−302829号公報に
示された方法は、エネルギー発生素子ユニット側の接続
電極と駆動素子ユニット側の接続電極とを電極接続部材
を介して電気的に接続するものである。
【0008】これを具体的に説明すると、図29に示す
ように、エネルギー発生ユニット200のエネルギー発
生素子基板201の重ね合わせ面210に臨む接続電極
205の周囲に絶縁層211を環状に形成し、同様に、
駆動素子ユニット400の駆動素子基板401の重ね合
わせ面403に臨む接続電極404の周囲に絶縁層40
5を環状に形成する。また、それぞれ棒状をなす多数本
の導電部材501と、これら導電部材501の両端部が
突出するように、当該導電部材501を埋設保持する保
持板502とからなる電極接続部材500を用意する。
この場合、隣接する導電部材501の間隔は、接続電極
205, 404のそれぞれの間隔よりも狭く設定されて
いる。
ように、エネルギー発生ユニット200のエネルギー発
生素子基板201の重ね合わせ面210に臨む接続電極
205の周囲に絶縁層211を環状に形成し、同様に、
駆動素子ユニット400の駆動素子基板401の重ね合
わせ面403に臨む接続電極404の周囲に絶縁層40
5を環状に形成する。また、それぞれ棒状をなす多数本
の導電部材501と、これら導電部材501の両端部が
突出するように、当該導電部材501を埋設保持する保
持板502とからなる電極接続部材500を用意する。
この場合、隣接する導電部材501の間隔は、接続電極
205, 404のそれぞれの間隔よりも狭く設定されて
いる。
【0009】そして、電極接続部材500を介してエネ
ルギー発生ユニット200の重ね合わせ面210と駆動
素子ユニット400の重ね合わせ面403とを位置決め
状態で加圧し、図30および図31に示すようにこれら
を機械的に圧接する。なお、図中の符号で402は、駆
動素子基板401に搭載される駆動素子である。
ルギー発生ユニット200の重ね合わせ面210と駆動
素子ユニット400の重ね合わせ面403とを位置決め
状態で加圧し、図30および図31に示すようにこれら
を機械的に圧接する。なお、図中の符号で402は、駆
動素子基板401に搭載される駆動素子である。
【0010】上述したエネルギー発生素子ユニットと駆
動素子ユニットとを使用する従来のインクジェットヘッ
ドの部分の側面形状を図32に示し、その主要部の分解
状態を図33に示す。すなわち、台板601上には、駆
動素子ユニット400とこの駆動素子ユニット400に
ワイヤボンディング602などを介して電気的に接続す
る回路基板ユニット603とが固定されている。また、
台板601にねじ込まれる小ねじ604は、スペーサ6
05および押圧板606の基端部が貫通し、これにより
押圧板606はスペーサ605を介して台板601に保
持された状態となっている。
動素子ユニットとを使用する従来のインクジェットヘッ
ドの部分の側面形状を図32に示し、その主要部の分解
状態を図33に示す。すなわち、台板601上には、駆
動素子ユニット400とこの駆動素子ユニット400に
ワイヤボンディング602などを介して電気的に接続す
る回路基板ユニット603とが固定されている。また、
台板601にねじ込まれる小ねじ604は、スペーサ6
05および押圧板606の基端部が貫通し、これにより
押圧板606はスペーサ605を介して台板601に保
持された状態となっている。
【0011】前記駆動素子ユニット400の駆動素子基
板401に形成された重ね合わせ面403には、エネル
ギー発生素子ユニット200のエネルギー発生素子基板
201に形成された重ね合わせ面210が重ね合わされ
る。そして、このエネルギー発生素子基板201の重ね
合わせ面210の反対側に形成された押圧面212に
は、円形断面のゴム状弾性部材などによるクッション部
材607を介して押圧板606の先端部が押し付けられ
る。これにより、エネルギー発生素子基板201の重ね
合わせ面210が駆動素子402を搭載した駆動素子基
板401の重ね合わせ面403に対し、クッション部材
607の弾性変形を伴って押圧される。
板401に形成された重ね合わせ面403には、エネル
ギー発生素子ユニット200のエネルギー発生素子基板
201に形成された重ね合わせ面210が重ね合わされ
る。そして、このエネルギー発生素子基板201の重ね
合わせ面210の反対側に形成された押圧面212に
は、円形断面のゴム状弾性部材などによるクッション部
材607を介して押圧板606の先端部が押し付けられ
る。これにより、エネルギー発生素子基板201の重ね
合わせ面210が駆動素子402を搭載した駆動素子基
板401の重ね合わせ面403に対し、クッション部材
607の弾性変形を伴って押圧される。
【0012】これら重ね合わせ面403, 210には、
図示しない複数の接続電極がそれぞれ露出状態となって
おり、エネルギー発生素子ユニット200および駆動素
子ユニット400の重ね合わせ面403, 210を相互
に位置決めしつつ密着させることにより、これらが電気
的に接続するようになっている。
図示しない複数の接続電極がそれぞれ露出状態となって
おり、エネルギー発生素子ユニット200および駆動素
子ユニット400の重ね合わせ面403, 210を相互
に位置決めしつつ密着させることにより、これらが電気
的に接続するようになっている。
【0013】上述したインクジェットヘッドでは、クッ
ション部材607をエネルギー発生素子基板201に直
接当接させるようにしているが、エネルギー発生素子ユ
ニット200の剛性を確保するための支持板を介して当
接させるようにしたものも知られている。
ション部材607をエネルギー発生素子基板201に直
接当接させるようにしているが、エネルギー発生素子ユ
ニット200の剛性を確保するための支持板を介して当
接させるようにしたものも知られている。
【0014】このような従来のインクジェットヘッドの
外観を図34に示し、その側面形状を図35に示し、そ
の主要部の分解状態を図36に示すが、先のインクジェ
ットヘッドと同一機能の部材には、これと同一の符号を
記すに留めることとする。すなわち、エネルギー発生素
子ユニット200のエネルギー発生素子基板201に
は、補強用の支持板213が一体的に接合されている。
そして、この支持板213と押圧板606の先端部との
間にクッション部材607が圧縮状態で介装され、エネ
ルギー発生素子ユニット200および駆動素子ユニット
400の重ね合わせ面403, 210を密着させるよう
にしている。
外観を図34に示し、その側面形状を図35に示し、そ
の主要部の分解状態を図36に示すが、先のインクジェ
ットヘッドと同一機能の部材には、これと同一の符号を
記すに留めることとする。すなわち、エネルギー発生素
子ユニット200のエネルギー発生素子基板201に
は、補強用の支持板213が一体的に接合されている。
そして、この支持板213と押圧板606の先端部との
間にクッション部材607が圧縮状態で介装され、エネ
ルギー発生素子ユニット200および駆動素子ユニット
400の重ね合わせ面403, 210を密着させるよう
にしている。
【0015】また、溝付き板209とエネルギー発生素
子基板201との間に形成された図示しないインク通路
に連通するインク供給管608には、フィルタ装置60
9を介して図示しないインクタンクが接続し、このイン
クタンクからエネルギー発生素子ユニット200側へイ
ンクが供給されるようになっている。
子基板201との間に形成された図示しないインク通路
に連通するインク供給管608には、フィルタ装置60
9を介して図示しないインクタンクが接続し、このイン
クタンクからエネルギー発生素子ユニット200側へイ
ンクが供給されるようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図32〜図36に示し
た従来のインクジェットヘッドにおいては、エネルギー
発生素子ユニット200の主要部を構成するエネルギー
発生素子基板201の製造コストの削減や、基板素材か
らの切り出し個数の増加のため、エネルギー発生素子基
板201の幅寸法W(図32, 35参照)をなるべく小
さく製造することが望まれている。このため、エネルギ
ー発生素子基板201と駆動素子基板401との重ね合
わせ代dをできるだけ小さくする必要があり、エネルギ
ー発生素子基板201の重ね合わせ面403からその押
圧面212までの高さHに対する前述の重ね合わせ代d
の割合、つまり接続縦横比d/Hが小さくならざるを得
ない。
た従来のインクジェットヘッドにおいては、エネルギー
発生素子ユニット200の主要部を構成するエネルギー
発生素子基板201の製造コストの削減や、基板素材か
らの切り出し個数の増加のため、エネルギー発生素子基
板201の幅寸法W(図32, 35参照)をなるべく小
さく製造することが望まれている。このため、エネルギ
ー発生素子基板201と駆動素子基板401との重ね合
わせ代dをできるだけ小さくする必要があり、エネルギ
ー発生素子基板201の重ね合わせ面403からその押
圧面212までの高さHに対する前述の重ね合わせ代d
の割合、つまり接続縦横比d/Hが小さくならざるを得
ない。
【0017】この結果、エネルギー発生素子基板201
の押圧面212に対してクッション部材607の位置が
不適正であると、図37に示すように、駆動素子基板4
01の先端稜部を中心とする偶力がエネルギー発生素子
基板201に発生したり、あるいは図38に示すよう
に、エネルギー発生素子基板201の基端稜部を中心と
する偶力がエネルギー発生素子基板201に発生し、エ
ネルギー発生素子基板201の重ね合わせ面210が駆
動素子基板401の重ね合わせ面403に対して傾斜状
態で押圧されてしまい、良好な電気的接続を行うことが
できなくなる虞がある。
の押圧面212に対してクッション部材607の位置が
不適正であると、図37に示すように、駆動素子基板4
01の先端稜部を中心とする偶力がエネルギー発生素子
基板201に発生したり、あるいは図38に示すよう
に、エネルギー発生素子基板201の基端稜部を中心と
する偶力がエネルギー発生素子基板201に発生し、エ
ネルギー発生素子基板201の重ね合わせ面210が駆
動素子基板401の重ね合わせ面403に対して傾斜状
態で押圧されてしまい、良好な電気的接続を行うことが
できなくなる虞がある。
【0018】さらに、エネルギー発生素子ユニット20
0を構成するエネルギー発生素子基板201や支持板2
13自体に反りなどの形状不良がある場合、エネルギー
発生素子基板201の重ね合わせ面403からその押圧
面212までの高さHが大きいと、押圧板606による
押圧力不足のため、エネルギー発生素子基板201の重
ね合わせ面210の一部が駆動素子基板401の重ね合
わせ面403から浮き上がったままとなってしまい、良
好な電気的接続を行うことができなくなる虞があった。
0を構成するエネルギー発生素子基板201や支持板2
13自体に反りなどの形状不良がある場合、エネルギー
発生素子基板201の重ね合わせ面403からその押圧
面212までの高さHが大きいと、押圧板606による
押圧力不足のため、エネルギー発生素子基板201の重
ね合わせ面210の一部が駆動素子基板401の重ね合
わせ面403から浮き上がったままとなってしまい、良
好な電気的接続を行うことができなくなる虞があった。
【0019】なお、図37および図38において、図3
5に示したものと同一機能の部分には、これと同一符号
を記してある。
5に示したものと同一機能の部分には、これと同一符号
を記してある。
【0020】
【発明の目的】本発明の目的は、インクを吐出して被プ
リント媒体にプリントを行うためのエネルギー発生素子
を有するエネルギー発生素子ユニットと、このエネルギ
ー発生素子を駆動させるための駆動素子を有する駆動素
子ユニットとを接合する際に、これらの重ね合わせ面の
密着性を確保して良好な電気的接続を行い得るインクジ
ェットヘッドを提供することにある。
リント媒体にプリントを行うためのエネルギー発生素子
を有するエネルギー発生素子ユニットと、このエネルギ
ー発生素子を駆動させるための駆動素子を有する駆動素
子ユニットとを接合する際に、これらの重ね合わせ面の
密着性を確保して良好な電気的接続を行い得るインクジ
ェットヘッドを提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、このインクジェット
ヘッドを搭載したインクジェットカートリッジを提供す
ることにある。
ヘッドを搭載したインクジェットカートリッジを提供す
ることにある。
【0022】本発明のさらに別な目的は、このインクジ
ェットカートリッジを用いるインクジェット装置を提供
することにある。
ェットカートリッジを用いるインクジェット装置を提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による第一の形態
は、それぞれインクを吐出するための複数のエネルギー
発生素子に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子
に電気信号を供給するための複数本の信号配線が設けら
れると共に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面
に位置する前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続
電極を突設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エ
ネルギー発生素子を駆動するための駆動素子に一端側が
それぞれ接続して当該駆動素子からの電気信号を送出す
るための複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わ
せ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号
配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動
素子ユニットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよ
び前記駆動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重
ね合わせ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね
合わせ面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素
子ユニットを前記駆動素子ユニットに押圧することによ
り、前記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを
具えたインクジェットヘッドにおいて、前記エネルギー
発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と前記押圧面との
間に薄肉部を形成したことを特徴とするインクジェット
ヘッドにある。
は、それぞれインクを吐出するための複数のエネルギー
発生素子に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子
に電気信号を供給するための複数本の信号配線が設けら
れると共に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面
に位置する前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続
電極を突設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エ
ネルギー発生素子を駆動するための駆動素子に一端側が
それぞれ接続して当該駆動素子からの電気信号を送出す
るための複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わ
せ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号
配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動
素子ユニットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよ
び前記駆動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重
ね合わせ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね
合わせ面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素
子ユニットを前記駆動素子ユニットに押圧することによ
り、前記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを
具えたインクジェットヘッドにおいて、前記エネルギー
発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と前記押圧面との
間に薄肉部を形成したことを特徴とするインクジェット
ヘッドにある。
【0024】ここで、前記押圧面および前記薄肉部は、
前記エネルギー発生素子ユニットの前記信号配線が形成
されるエネルギー発生素子基板に形成することができ、
この場合、前記エネルギー発生素子ユニットは、前記エ
ネルギー発生素子基板が接合される補強用の支持板を有
するものであっても良い。また、前記エネルギー発生素
子ユニットは、前記エネルギー発生素子基板が接合され
る補強用の支持板を有し、前記押圧面および前記薄肉部
は、前記支持板に形成することができ、この場合、前記
薄肉部は溝状をなし、その溝底が前記押圧面であっても
良い。
前記エネルギー発生素子ユニットの前記信号配線が形成
されるエネルギー発生素子基板に形成することができ、
この場合、前記エネルギー発生素子ユニットは、前記エ
ネルギー発生素子基板が接合される補強用の支持板を有
するものであっても良い。また、前記エネルギー発生素
子ユニットは、前記エネルギー発生素子基板が接合され
る補強用の支持板を有し、前記押圧面および前記薄肉部
は、前記支持板に形成することができ、この場合、前記
薄肉部は溝状をなし、その溝底が前記押圧面であっても
良い。
【0025】また、本発明による第二の形態は、それぞ
れインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子に
一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信号
を供給するための複数本の信号配線が設けられると共に
重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する
前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設
したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー発
生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ接
続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための複
数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成
され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端
側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆動
素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わせ、
前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と
反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニット
を前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前記接
続電極を相互に接続するための押圧手段とを具えたイン
クジェットヘッドにおいて、前記押圧面に隣接して延び
る溝部を前記エネルギー発生素子ユニットに形成したこ
とを特徴とするインクジェットヘッドにある。
れインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子に
一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信号
を供給するための複数本の信号配線が設けられると共に
重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する
前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設
したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー発
生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ接
続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための複
数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成
され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端
側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆動
素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わせ、
前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と
反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニット
を前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前記接
続電極を相互に接続するための押圧手段とを具えたイン
クジェットヘッドにおいて、前記押圧面に隣接して延び
る溝部を前記エネルギー発生素子ユニットに形成したこ
とを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0026】ここで、前記押圧面および前記溝部は、前
記エネルギー発生素子ユニットの前記信号配線が形成さ
れるエネルギー発生素子基板に形成するようにしても良
い。また前記エネルギー発生素子ユニットは、前記エネ
ルギー発生素子基板が接合される補強用の支持板を有
し、前記押圧面および前記溝部は、前記支持板に形成す
ることが可能である。さらに、前記エネルギー発生素子
ユニットの前記重ね合わせ面と前記押圧面との間に前記
溝部に隣接する薄肉部を形成しても良い。
記エネルギー発生素子ユニットの前記信号配線が形成さ
れるエネルギー発生素子基板に形成するようにしても良
い。また前記エネルギー発生素子ユニットは、前記エネ
ルギー発生素子基板が接合される補強用の支持板を有
し、前記押圧面および前記溝部は、前記支持板に形成す
ることが可能である。さらに、前記エネルギー発生素子
ユニットの前記重ね合わせ面と前記押圧面との間に前記
溝部に隣接する薄肉部を形成しても良い。
【0027】一方、本発明による第三の形態は、それぞ
れインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子に
一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信号
を供給するための複数本の信号配線が設けられると共に
重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する
前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設
したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー発
生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ接
続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための複
数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成
され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端
側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆動
素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わせ、
前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と
反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニット
を前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前記接
続電極を相互に接続するための押圧手段とを有するイン
クジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに供給
するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えたイン
クジェットカートリッジにおいて、前記エネルギー発生
素子ユニットの前記重ね合わせ面と前記押圧面との間に
薄肉部を形成したことを特徴とするインクジェットカー
トリッジにある。
れインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子に
一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信号
を供給するための複数本の信号配線が設けられると共に
重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する
前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設
したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー発
生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ接
続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための複
数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成
され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端
側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆動
素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わせ、
前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と
反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニット
を前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前記接
続電極を相互に接続するための押圧手段とを有するイン
クジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに供給
するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えたイン
クジェットカートリッジにおいて、前記エネルギー発生
素子ユニットの前記重ね合わせ面と前記押圧面との間に
薄肉部を形成したことを特徴とするインクジェットカー
トリッジにある。
【0028】同様に、本発明による第四の形態は、それ
ぞれインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子
に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信
号を供給するための複数本の信号配線が設けられると共
に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置す
る前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突
設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー
発生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ
接続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための
複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形
成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他
端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニ
ットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆
動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わ
せ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ
面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニ
ットを前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前
記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを有する
インクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに
供給するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えた
インクジェットカートリッジにおいて、前記押圧面に隣
接して延びる溝部を前記エネルギー発生素子ユニットに
形成したことを特徴とするインクジェットカートリッジ
にある。
ぞれインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子
に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信
号を供給するための複数本の信号配線が設けられると共
に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置す
る前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突
設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー
発生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ
接続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための
複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形
成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他
端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニ
ットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆
動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わ
せ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ
面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニ
ットを前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前
記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを有する
インクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに
供給するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えた
インクジェットカートリッジにおいて、前記押圧面に隣
接して延びる溝部を前記エネルギー発生素子ユニットに
形成したことを特徴とするインクジェットカートリッジ
にある。
【0029】さらに、本発明による第五の形態は、それ
ぞれインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子
に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信
号を供給するための複数本の信号配線が設けられると共
に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置す
る前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突
設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー
発生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ
接続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための
複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形
成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他
端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニ
ットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆
動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わ
せ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ
面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニ
ットを前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前
記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを有する
インクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに
供給するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えた
インクジェットカートリッジを用いるインクジェット装
置において、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重
ね合わせ面と前記押圧面との間に薄肉部を形成したこと
を特徴とするインクジェット装置にある。
ぞれインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子
に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信
号を供給するための複数本の信号配線が設けられると共
に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置す
る前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突
設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー
発生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ
接続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための
複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形
成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他
端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニ
ットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆
動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わ
せ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ
面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニ
ットを前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前
記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを有する
インクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに
供給するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えた
インクジェットカートリッジを用いるインクジェット装
置において、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重
ね合わせ面と前記押圧面との間に薄肉部を形成したこと
を特徴とするインクジェット装置にある。
【0030】同様に、本発明による第六の形態は、それ
ぞれインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子
に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信
号を供給するための複数本の信号配線が設けられると共
に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置す
る前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突
設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー
発生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ
接続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための
複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形
成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他
端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニ
ットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆
動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わ
せ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ
面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニ
ットを前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前
記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを有する
インクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに
供給するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えた
インクジェットカートリッジを用いるインクジェット装
置において、前記押圧面に隣接して延びる溝部を前記エ
ネルギー発生素子ユニットに形成したことを特徴とする
インクジェット装置にある。
ぞれインクを吐出するための複数のエネルギー発生素子
に一端側が接続してこれらエネルギー発生素子に電気信
号を供給するための複数本の信号配線が設けられると共
に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置す
る前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突
設したエネルギー発生素子ユニットと、前記エネルギー
発生素子を駆動するための駆動素子に一端側がそれぞれ
接続して当該駆動素子からの電気信号を送出するための
複数本の信号配線が設けられると共に重ね合わせ面が形
成され、この重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他
端側にそれぞれ複数の接続電極を突設した駆動素子ユニ
ットと、前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆
動素子ユニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わ
せ、前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ
面と反対側の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニ
ットを前記駆動素子ユニットに押圧することにより、前
記接続電極を相互に接続するための押圧手段とを有する
インクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに
供給するためのインクを蓄えるインクタンクとを具えた
インクジェットカートリッジを用いるインクジェット装
置において、前記押圧面に隣接して延びる溝部を前記エ
ネルギー発生素子ユニットに形成したことを特徴とする
インクジェット装置にある。
【0031】このように、薄肉部を形成してエネルギー
発生素子基板の重ね合わせ面とその押圧面との間隔を短
くしているため、接続縦横比が従来のものよりも改善さ
れ、エネルギー発生素子基板の重ね合わ面と駆動素子ユ
ニットの重ね合わせ面とが確実に密着する。
発生素子基板の重ね合わせ面とその押圧面との間隔を短
くしているため、接続縦横比が従来のものよりも改善さ
れ、エネルギー発生素子基板の重ね合わ面と駆動素子ユ
ニットの重ね合わせ面とが確実に密着する。
【0032】また、押圧面の近傍に溝を形成して形状不
良に基づく反りなどの影響を受けにくくしているため、
エネルギー発生素子基板の重ね合わ面と駆動素子ユニッ
トの重ね合わせ面とが確実に密着する。
良に基づく反りなどの影響を受けにくくしているため、
エネルギー発生素子基板の重ね合わ面と駆動素子ユニッ
トの重ね合わせ面とが確実に密着する。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態のいくつかにつ
いて、図1〜図26を参照しながら詳細に説明する。
いて、図1〜図26を参照しながら詳細に説明する。
【0034】本発明によるインクジェットヘッドの第1
実施形態の外観を図1に示し、その主要部の側面形状を
図2に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の
外観を図3に示す。すなわち、台板11上には、駆動素
子ユニット12とこの駆動素子ユニット12にワイヤボ
ンディング13などを介して電気的に接続する回路基板
ユニット14とが固定されている。また、台板11から
立設されたスペーサ15には、このスペーサ15にねじ
込まれる複数本の小ねじ16を介して押圧板17の基端
部が取り付けられている。
実施形態の外観を図1に示し、その主要部の側面形状を
図2に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の
外観を図3に示す。すなわち、台板11上には、駆動素
子ユニット12とこの駆動素子ユニット12にワイヤボ
ンディング13などを介して電気的に接続する回路基板
ユニット14とが固定されている。また、台板11から
立設されたスペーサ15には、このスペーサ15にねじ
込まれる複数本の小ねじ16を介して押圧板17の基端
部が取り付けられている。
【0035】前記駆動素子ユニット12の駆動素子基板
18に形成された重ね合わせ面19には、エネルギー発
生素子ユニット20のエネルギー発生素子基板21に形
成された重ね合わせ面22が重ね合わされる。そして、
このエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22の
反対側に形成された押圧面23には、円形断面のゴム状
弾性部材などによるクッション部材24を介して押圧板
17の先端部が押し付けられる。これにより、エネルギ
ー発生素子基板21の重ね合わせ面22が駆動素子25
を搭載した駆動素子基板18の重ね合わせ面19に対
し、クッション部材24の弾性変形を伴って押圧され
る。つまり、上述したスペーサ15や小ねじ16, 押圧
板17, クッション部材24などで本発明の押圧手段が
構成されている。
18に形成された重ね合わせ面19には、エネルギー発
生素子ユニット20のエネルギー発生素子基板21に形
成された重ね合わせ面22が重ね合わされる。そして、
このエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22の
反対側に形成された押圧面23には、円形断面のゴム状
弾性部材などによるクッション部材24を介して押圧板
17の先端部が押し付けられる。これにより、エネルギ
ー発生素子基板21の重ね合わせ面22が駆動素子25
を搭載した駆動素子基板18の重ね合わせ面19に対
し、クッション部材24の弾性変形を伴って押圧され
る。つまり、上述したスペーサ15や小ねじ16, 押圧
板17, クッション部材24などで本発明の押圧手段が
構成されている。
【0036】これら重ね合わせ面19, 22には、図示
しない複数の接続電極がそれぞれ露出状態となってお
り、エネルギー発生素子ユニット20および駆動素子ユ
ニット12の重ね合わせ面19, 22を相互に位置決め
しつつ密着させることにより、これらが電気的に接続す
るようになっている。
しない複数の接続電極がそれぞれ露出状態となってお
り、エネルギー発生素子ユニット20および駆動素子ユ
ニット12の重ね合わせ面19, 22を相互に位置決め
しつつ密着させることにより、これらが電気的に接続す
るようになっている。
【0037】エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ
面22側に接合された溝付き板26の長手方向両側に
は、この溝付き板26とエネルギー発生素子基板21と
の間に形成された図示しないインク通路内にインクを供
給するための一対のインク供給管27が連結されてお
り、これらインク供給管27には、それぞれフィルタ装
置28を介して図示しないインクタンクが連通し、この
インクタンクから供給されるインクは、エネルギー発生
素子ユニット20側へ塵や異物などが混入しないよう
に、台板11上に設けられたフィルタ装置28によって
濾過される。
面22側に接合された溝付き板26の長手方向両側に
は、この溝付き板26とエネルギー発生素子基板21と
の間に形成された図示しないインク通路内にインクを供
給するための一対のインク供給管27が連結されてお
り、これらインク供給管27には、それぞれフィルタ装
置28を介して図示しないインクタンクが連通し、この
インクタンクから供給されるインクは、エネルギー発生
素子ユニット20側へ塵や異物などが混入しないよう
に、台板11上に設けられたフィルタ装置28によって
濾過される。
【0038】本実施形態におけるエネルギー発生素子基
板21の基端側には、他の部分よりも板厚を薄くした薄
肉部29が形成されており、この薄肉部29の表面を押
圧面23として利用している。
板21の基端側には、他の部分よりも板厚を薄くした薄
肉部29が形成されており、この薄肉部29の表面を押
圧面23として利用している。
【0039】このように、エネルギー発生素子基板21
の薄肉部29の肉厚を薄くして押圧面23をその重ね合
わせ面22に近接させることにより、接続縦横比を従来
のものよりも大きくすることが可能である。また、肉厚
が薄くて剛性の小さい薄肉部29を押圧面23として用
いているため、エネルギー発生素子基板21に反りなど
の多少の形状不良があっても、押圧板17の押圧力によ
ってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22全
体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に密着
させることができる。この結果、エネルギー発生素子基
板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18の重ね合
わせ面19との間でのより安定した電気的接続を行うこ
とが可能となる。
の薄肉部29の肉厚を薄くして押圧面23をその重ね合
わせ面22に近接させることにより、接続縦横比を従来
のものよりも大きくすることが可能である。また、肉厚
が薄くて剛性の小さい薄肉部29を押圧面23として用
いているため、エネルギー発生素子基板21に反りなど
の多少の形状不良があっても、押圧板17の押圧力によ
ってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22全
体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に密着
させることができる。この結果、エネルギー発生素子基
板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18の重ね合
わせ面19との間でのより安定した電気的接続を行うこ
とが可能となる。
【0040】上述の如きインクジェットヘッドを用いた
本発明によるインクジェットカートリッジの一実施形態
の外観を図4に示す。すなわち、本実施形態におけるイ
ンクジェットカートリッジ30は、シリアルタイプのも
のであり、駆動素子ユニット12と、押圧板17と、エ
ネルギー発生素子ユニット20と、クッション部材24
と、インク供給管27と、インクを収容する主インクタ
ンク31と、この主インクタンク31内を密閉する蓋部
材32とで主要部が構成されている。
本発明によるインクジェットカートリッジの一実施形態
の外観を図4に示す。すなわち、本実施形態におけるイ
ンクジェットカートリッジ30は、シリアルタイプのも
のであり、駆動素子ユニット12と、押圧板17と、エ
ネルギー発生素子ユニット20と、クッション部材24
と、インク供給管27と、インクを収容する主インクタ
ンク31と、この主インクタンク31内を密閉する蓋部
材32とで主要部が構成されている。
【0041】インクを吐出するための多数のインク吐出
口41が形成されたエネルギー発生素子ユニット20
は、先の図1および図2に示した実施形態に対応したも
のであり、このエネルギー発生素子ユニットは、駆動素
子ユニット12に対し、クッション部材24を介して押
圧板17に押圧された状態となっている。インクは主イ
ンクタンク31からインク供給管27によって溝付き板
26とエネルギー発生素子基板とで形成される図示しな
いインク液室へと導かれる。
口41が形成されたエネルギー発生素子ユニット20
は、先の図1および図2に示した実施形態に対応したも
のであり、このエネルギー発生素子ユニットは、駆動素
子ユニット12に対し、クッション部材24を介して押
圧板17に押圧された状態となっている。インクは主イ
ンクタンク31からインク供給管27によって溝付き板
26とエネルギー発生素子基板とで形成される図示しな
いインク液室へと導かれる。
【0042】本実施形態におけるインクジェットカート
リッジ30は、主インクタンク31と駆動素子ユニット
12とを一体的に形成したものであるが、この駆動素子
ユニット12に対し、主インクタンク31側を交換可能
に連結した構造を採用するようにしても良い。
リッジ30は、主インクタンク31と駆動素子ユニット
12とを一体的に形成したものであるが、この駆動素子
ユニット12に対し、主インクタンク31側を交換可能
に連結した構造を採用するようにしても良い。
【0043】上述したインクジェットカートリッジ30
を用いた本発明によるインクジェット装置の一実施形態
の外観を図5に示す。すなわち、本実施形態のインクジ
ェット装置50は、紙送りモータ51によって駆動回転
するプラテンローラ52と平行に配設された一対の案内
棒53には、キャリッジ54が摺動自在に保持されてい
る。また、案内棒53の両端側に回転自在に取り付けら
れた一対のプーリ55, 56には、走査ワイヤ57が案
内棒53と平行に巻き掛けられ、その両端部がキャリッ
ジ54に連結されている。一方のプーリ55には、キャ
リッジ駆動モータ58が連結され、このキャリッジ駆動
モータ58の正逆転によって、キャリッジ54は案内棒
53に案内されながらプラテンローラ52に沿ってその
長手方向に走査移動するようになっている。
を用いた本発明によるインクジェット装置の一実施形態
の外観を図5に示す。すなわち、本実施形態のインクジ
ェット装置50は、紙送りモータ51によって駆動回転
するプラテンローラ52と平行に配設された一対の案内
棒53には、キャリッジ54が摺動自在に保持されてい
る。また、案内棒53の両端側に回転自在に取り付けら
れた一対のプーリ55, 56には、走査ワイヤ57が案
内棒53と平行に巻き掛けられ、その両端部がキャリッ
ジ54に連結されている。一方のプーリ55には、キャ
リッジ駆動モータ58が連結され、このキャリッジ駆動
モータ58の正逆転によって、キャリッジ54は案内棒
53に案内されながらプラテンローラ52に沿ってその
長手方向に走査移動するようになっている。
【0044】前記キャリッジ54には、図4に示したイ
ンクジェットカートリッジ30が着脱操作レバー59を
介して交換可能に位置決め状態で搭載され、インクジェ
ットヘッド40のインク吐出口41がプラテンローラ5
2に巻き付けられた紙などの被プリント媒体70と所定
の間隙を以て対向する。また、インクジェットヘッド4
0の駆動素子25(図2参照)には、キャリッジ54に
連結されたフレキシブルケーブル60を介して適宜のデ
ータ供給源からのデータに応じたインクの吐出信号が供
給される。そして、紙送りモータ51による被プリント
媒体70の送り動作と、キャリッジ駆動モータ58によ
るキャリッジ54の走査移動とにより、被プリント媒体
70の所定箇所に所望のデータをプリントすることがで
きる。
ンクジェットカートリッジ30が着脱操作レバー59を
介して交換可能に位置決め状態で搭載され、インクジェ
ットヘッド40のインク吐出口41がプラテンローラ5
2に巻き付けられた紙などの被プリント媒体70と所定
の間隙を以て対向する。また、インクジェットヘッド4
0の駆動素子25(図2参照)には、キャリッジ54に
連結されたフレキシブルケーブル60を介して適宜のデ
ータ供給源からのデータに応じたインクの吐出信号が供
給される。そして、紙送りモータ51による被プリント
媒体70の送り動作と、キャリッジ駆動モータ58によ
るキャリッジ54の走査移動とにより、被プリント媒体
70の所定箇所に所望のデータをプリントすることがで
きる。
【0045】なお、インクジェットカートリッジ30
は、使用するインクの色などに応じて1つ以上(図示例
では2つ)をキャリッジ54に搭載することができるよ
うになっている。また、上述したインクジェットヘッド
40として、シリアルタイプのものを採用したが、フル
ラインタイプのインクジェットヘッドを用いたインクジ
ェットカートリッジや、そのインクジェット装置にも適
用することができる。
は、使用するインクの色などに応じて1つ以上(図示例
では2つ)をキャリッジ54に搭載することができるよ
うになっている。また、上述したインクジェットヘッド
40として、シリアルタイプのものを採用したが、フル
ラインタイプのインクジェットヘッドを用いたインクジ
ェットカートリッジや、そのインクジェット装置にも適
用することができる。
【0046】図1〜図3に示した実施形態では、エネル
ギー発生素子基板21に薄肉部29を形成したが、溝を
形成しても同様な効果を得ることができる。このような
本発明によるインクジェットヘッドの第2実施形態の側
面形状を図6に示し、そのエネルギー発生素子ユニット
の部分の外観を図7に示すが、先の実施形態と同一機能
の部材および部分には、これと同一符号を記して重複す
る説明は省略するものとする。
ギー発生素子基板21に薄肉部29を形成したが、溝を
形成しても同様な効果を得ることができる。このような
本発明によるインクジェットヘッドの第2実施形態の側
面形状を図6に示し、そのエネルギー発生素子ユニット
の部分の外観を図7に示すが、先の実施形態と同一機能
の部材および部分には、これと同一符号を記して重複す
る説明は省略するものとする。
【0047】すなわち、エネルギー発生素子基板20の
押圧面23側には、この押圧面23に沿って延びる溝部
81が刻設されており、この溝部81と対応するエネル
ギー発生素子基板20の部分の肉厚が薄くなってその剛
性が低下するため、エネルギー発生素子基板21に反り
などの多少の形状不良があっても、押圧板17の押圧力
によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面2
2全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に
密着させることができる。この結果、エネルギー発生素
子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18の重
ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続を行
うことが可能である。
押圧面23側には、この押圧面23に沿って延びる溝部
81が刻設されており、この溝部81と対応するエネル
ギー発生素子基板20の部分の肉厚が薄くなってその剛
性が低下するため、エネルギー発生素子基板21に反り
などの多少の形状不良があっても、押圧板17の押圧力
によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面2
2全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に
密着させることができる。この結果、エネルギー発生素
子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18の重
ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続を行
うことが可能である。
【0048】図1〜図3および図6, 図7に示した実施
形態を組み合わせるも可能であり、このような本発明の
インクジェットヘッドの別な実施形態の側面形状を図6
に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の外観
を図7に示すが、先の実施形態と同一機能の部材および
部分には、これと同一符号を記して重複する説明は省略
するものとする。
形態を組み合わせるも可能であり、このような本発明の
インクジェットヘッドの別な実施形態の側面形状を図6
に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の外観
を図7に示すが、先の実施形態と同一機能の部材および
部分には、これと同一符号を記して重複する説明は省略
するものとする。
【0049】すなわち、エネルギー発生素子基板21の
薄肉部29に溝部81を形成することにより、エネルギ
ー発生素子基板21の反りなどの形状不良に対し、図1
〜図3の実施形態よりも、エネルギー発生素子基板21
の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板18の重
ね合わせ面22に密着させることができ、エネルギー発
生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18
の重ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続
を行うことが可能である。
薄肉部29に溝部81を形成することにより、エネルギ
ー発生素子基板21の反りなどの形状不良に対し、図1
〜図3の実施形態よりも、エネルギー発生素子基板21
の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板18の重
ね合わせ面22に密着させることができ、エネルギー発
生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18
の重ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続
を行うことが可能である。
【0050】次に、エネルギー発生素子ユニット20に
図34〜図38に示す如き補強用の支持板を組み込んだ
本発明によるインクジェットヘッドの第4実施形態の側
面形状を図10に示し、そのエネルギー発生素子ユニッ
トの部分の外観を図11に示す。ただし、先の実施形態
と同一機能の部材および部分には、これと同一符号を記
して重複する説明は省略するものとする。
図34〜図38に示す如き補強用の支持板を組み込んだ
本発明によるインクジェットヘッドの第4実施形態の側
面形状を図10に示し、そのエネルギー発生素子ユニッ
トの部分の外観を図11に示す。ただし、先の実施形態
と同一機能の部材および部分には、これと同一符号を記
して重複する説明は省略するものとする。
【0051】すなわち、エネルギー発生素子ユニット2
0のエネルギー発生素子基板21には、エネルギー発生
素子ユニット20の剛性を確保するための支持板82が
一体的に接合されている。エネルギー発生素子基板21
の幅寸法よりも広い幅の支持板82には、板厚の薄い薄
肉部29が形成されており、この薄肉部29の表面をク
ッション部材24が当接する押圧面23として利用して
いる。
0のエネルギー発生素子基板21には、エネルギー発生
素子ユニット20の剛性を確保するための支持板82が
一体的に接合されている。エネルギー発生素子基板21
の幅寸法よりも広い幅の支持板82には、板厚の薄い薄
肉部29が形成されており、この薄肉部29の表面をク
ッション部材24が当接する押圧面23として利用して
いる。
【0052】このように、支持板82の薄肉部29の肉
厚を薄くして押圧面23をエネルギー発生素子基板21
の重ね合わせ面22に近接させることにより、接続縦横
比を従来のものよりも大きくすることが可能である。ま
た、肉厚が薄くて剛性の小さい薄肉部29を押圧面23
として用いているため、エネルギー発生素子基板21や
支持板82に反りなどの多少の形状不良があっても、押
圧板17の押圧力によってエネルギー発生素子基板21
の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板18の重
ね合わせ面22に密着させることができる。この結果、
エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動
素子基板18の重ね合わせ面19との間でのより安定し
た電気的接続を行うことが可能となる。
厚を薄くして押圧面23をエネルギー発生素子基板21
の重ね合わせ面22に近接させることにより、接続縦横
比を従来のものよりも大きくすることが可能である。ま
た、肉厚が薄くて剛性の小さい薄肉部29を押圧面23
として用いているため、エネルギー発生素子基板21や
支持板82に反りなどの多少の形状不良があっても、押
圧板17の押圧力によってエネルギー発生素子基板21
の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板18の重
ね合わせ面22に密着させることができる。この結果、
エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動
素子基板18の重ね合わせ面19との間でのより安定し
た電気的接続を行うことが可能となる。
【0053】上述した実施形態では、支持板82に薄肉
部29を形成し、その一部を押圧面23として採用した
が、クッション部材24のみが収納される収納溝を支持
板82に形成することも可能であり、このような本発明
のインクジェットヘッドの第5実施形態の側面形状を図
12に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の
外観を図13に示すが、先の実施形態と同一機能の部材
および部分には、これと同一符号を記して重複する説明
は省略するものとする。
部29を形成し、その一部を押圧面23として採用した
が、クッション部材24のみが収納される収納溝を支持
板82に形成することも可能であり、このような本発明
のインクジェットヘッドの第5実施形態の側面形状を図
12に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の
外観を図13に示すが、先の実施形態と同一機能の部材
および部分には、これと同一符号を記して重複する説明
は省略するものとする。
【0054】すなわち、クッション部材24が押し当て
られる支持板82の中央部には、クッション部材収納溝
83が形成されており、このクッション部材収納溝83
の溝底を押圧面23として利用している。
られる支持板82の中央部には、クッション部材収納溝
83が形成されており、このクッション部材収納溝83
の溝底を押圧面23として利用している。
【0055】このように、クッション部材収納溝83を
支持板82の中央部に形成することにより、先の実施形
態よりも支持板82の剛性を損なうことなく、押圧面2
3をエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22に
近接させることができる。従って、この実施形態におい
ても、接続縦横比を従来のものよりも大きくすることが
可能であり、エネルギー発生素子基板21や支持板82
に反りなどの多少の形状不良があっても、押圧板17の
押圧力によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わ
せ面22全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面
22に密着させ、エネルギー発生素子基板21の重ね合
わせ面22と駆動素子基板18の重ね合わせ面19との
間でのより安定した電気的接続を行うことが可能とな
る。
支持板82の中央部に形成することにより、先の実施形
態よりも支持板82の剛性を損なうことなく、押圧面2
3をエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22に
近接させることができる。従って、この実施形態におい
ても、接続縦横比を従来のものよりも大きくすることが
可能であり、エネルギー発生素子基板21や支持板82
に反りなどの多少の形状不良があっても、押圧板17の
押圧力によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わ
せ面22全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面
22に密着させ、エネルギー発生素子基板21の重ね合
わせ面22と駆動素子基板18の重ね合わせ面19との
間でのより安定した電気的接続を行うことが可能とな
る。
【0056】上述した本発明の第4実施形態では、クッ
ション部材24が収納されるクッション部材収納溝83
を支持板82に形成したが、押圧面23に隣接する溝を
形成しても同様な効果を得ることができる。このような
本発明によるインクジェットヘッドの第6実施形態の側
面形状を図14に示し、そのエネルギー発生素子ユニッ
トの部分の外観を図15に示すが、先の実施形態と同一
機能の部材および部分には、これと同一符号を記して重
複する説明は省略するものとする。
ション部材24が収納されるクッション部材収納溝83
を支持板82に形成したが、押圧面23に隣接する溝を
形成しても同様な効果を得ることができる。このような
本発明によるインクジェットヘッドの第6実施形態の側
面形状を図14に示し、そのエネルギー発生素子ユニッ
トの部分の外観を図15に示すが、先の実施形態と同一
機能の部材および部分には、これと同一符号を記して重
複する説明は省略するものとする。
【0057】すなわち、支持板82の押圧面23側に
は、この押圧面23に沿って延びる溝部81が刻設され
ており、この溝部81と対応する支持板82の部分の肉
厚が薄くなってその剛性が低下するため、支持板82に
反りなどの多少の形状不良があっても、押圧板17の押
圧力によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ
面22全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面2
2に密着させることができる。この結果、エネルギー発
生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18
の重ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続
を行うことが可能である。
は、この押圧面23に沿って延びる溝部81が刻設され
ており、この溝部81と対応する支持板82の部分の肉
厚が薄くなってその剛性が低下するため、支持板82に
反りなどの多少の形状不良があっても、押圧板17の押
圧力によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ
面22全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面2
2に密着させることができる。この結果、エネルギー発
生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18
の重ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続
を行うことが可能である。
【0058】図10, 図11および図14, 図15に示
した実施形態を組み合わせるも可能であり、このような
本発明のインクジェットヘッドの第7実施形態の側面形
状を図16に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの
部分の外観を図17に示すが、先の実施形態と同一機能
の部材および部分には、これと同一符号を記して重複す
る説明は省略するものとする。
した実施形態を組み合わせるも可能であり、このような
本発明のインクジェットヘッドの第7実施形態の側面形
状を図16に示し、そのエネルギー発生素子ユニットの
部分の外観を図17に示すが、先の実施形態と同一機能
の部材および部分には、これと同一符号を記して重複す
る説明は省略するものとする。
【0059】すなわち、支持板82の薄肉部29に溝部
81を形成することにより、支持板82の反りなどの形
状不良に対し、図10, 図11に示した第4実施形態よ
りも、エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22
全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に密
着させることができ、エネルギー発生素子基板21の重
ね合わせ面22と駆動素子基板18の重ね合わせ面19
との間でのより安定した電気的接続を行うことが可能で
ある。
81を形成することにより、支持板82の反りなどの形
状不良に対し、図10, 図11に示した第4実施形態よ
りも、エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22
全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に密
着させることができ、エネルギー発生素子基板21の重
ね合わせ面22と駆動素子基板18の重ね合わせ面19
との間でのより安定した電気的接続を行うことが可能で
ある。
【0060】図10〜図17に示した実施形態において
は、エネルギー発生素子基板21よりも大きな支持板8
2を採用し、エネルギー素子基板21全体を支持板82
に接合するようにしたが、剛性の点で特に問題がない場
合には、エネルギー素子基板21よりも小さな支持板8
2を使用し、押圧面23をエネルギー素子基板21に形
成することも可能である。このような本発明によるイン
クジェットヘッドの第8実施形態の側面形状を図18に
示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の外観を
図19に示すが、先の実施形態と同一機能の部材および
部分には、これと同一符号を記して重複する説明は省略
するものとする。
は、エネルギー発生素子基板21よりも大きな支持板8
2を採用し、エネルギー素子基板21全体を支持板82
に接合するようにしたが、剛性の点で特に問題がない場
合には、エネルギー素子基板21よりも小さな支持板8
2を使用し、押圧面23をエネルギー素子基板21に形
成することも可能である。このような本発明によるイン
クジェットヘッドの第8実施形態の側面形状を図18に
示し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の外観を
図19に示すが、先の実施形態と同一機能の部材および
部分には、これと同一符号を記して重複する説明は省略
するものとする。
【0061】すなわち、エネルギー発生素子基板21の
前端部には、エネルギー発生素子基板21の幅寸法より
も狭い幅寸法の支持板82が一体的に接合されており、
この支持板82よりも基端側に位置するエネルギー発生
素子基板21の部分が押圧面23となっている。
前端部には、エネルギー発生素子基板21の幅寸法より
も狭い幅寸法の支持板82が一体的に接合されており、
この支持板82よりも基端側に位置するエネルギー発生
素子基板21の部分が押圧面23となっている。
【0062】このように、支持板82の存在にも拘ら
ず、押圧面23の部分がエネルギー発生素子基板21の
表面に直接形成するようにしたので、押圧面23をその
重ね合わせ面22側により近接させることができ、接続
縦横比を従来のものよりも大きくすることが可能であ
る。また、エネルギー発生素子基板21に反りなどの多
少の形状不良があっても、エネルギー発生素子基板21
を直接押圧するようにしたので、エネルギー発生素子基
板21の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板1
8の重ね合わせ面22に密着させることができる。この
結果、エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22
と駆動素子基板18の重ね合わせ面19との間でのより
安定した電気的接続を行うことが可能となる。
ず、押圧面23の部分がエネルギー発生素子基板21の
表面に直接形成するようにしたので、押圧面23をその
重ね合わせ面22側により近接させることができ、接続
縦横比を従来のものよりも大きくすることが可能であ
る。また、エネルギー発生素子基板21に反りなどの多
少の形状不良があっても、エネルギー発生素子基板21
を直接押圧するようにしたので、エネルギー発生素子基
板21の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板1
8の重ね合わせ面22に密着させることができる。この
結果、エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22
と駆動素子基板18の重ね合わせ面19との間でのより
安定した電気的接続を行うことが可能となる。
【0063】上述したエネルギー発生素子ユニット20
の支持板82を枠状に形成し、クッション部材24をこ
の支持板82の内側に収納するようにしても良い。この
ようなエネルギー発生素子ユニット20の他の実施形態
の外観を表す図20に示すように、支持板82の中央部
には、エネルギー発生素子基板21の押圧面23に臨む
開口84が形成され、この開口84内にクッション部材
24が収納され、エネルギー発生素子基板21の押圧面
23に押し当てられるようになっている。
の支持板82を枠状に形成し、クッション部材24をこ
の支持板82の内側に収納するようにしても良い。この
ようなエネルギー発生素子ユニット20の他の実施形態
の外観を表す図20に示すように、支持板82の中央部
には、エネルギー発生素子基板21の押圧面23に臨む
開口84が形成され、この開口84内にクッション部材
24が収納され、エネルギー発生素子基板21の押圧面
23に押し当てられるようになっている。
【0064】図18, 図19に示した実施形態に対し、
さらに薄肉部29をエネルギー発生素子基板21に形成
することも可能である。このような本発明によるインク
ジェットヘッドの第9実施形態の側面形状を図21に示
し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の外観を図
22に示すが、先の実施形態と同一機能の部材および部
分には、これと同一符号を記して重複する説明は省略す
るものとする。
さらに薄肉部29をエネルギー発生素子基板21に形成
することも可能である。このような本発明によるインク
ジェットヘッドの第9実施形態の側面形状を図21に示
し、そのエネルギー発生素子ユニットの部分の外観を図
22に示すが、先の実施形態と同一機能の部材および部
分には、これと同一符号を記して重複する説明は省略す
るものとする。
【0065】すなわち、エネルギー発生素子基板21の
基端側には、他の部分よりも板厚を薄くした薄肉部29
が形成されており、この薄肉部29の表面を押圧面23
として利用している。
基端側には、他の部分よりも板厚を薄くした薄肉部29
が形成されており、この薄肉部29の表面を押圧面23
として利用している。
【0066】このため、支持板82の存在にも拘らず、
押圧面23をその重ね合わせ面22により近接させるこ
とができ、先の実施形態のものよりも接続縦横比をより
一層大きくすることが可能である。また、エネルギー発
生素子基板21に反りなどの多少の形状不良があって
も、押圧板17の押圧力によってエネルギー発生素子基
板21の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板1
8の重ね合わせ面22に密着させることができ、エネル
ギー発生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基
板18の重ね合わせ面19との間でのより安定した電気
的接続を行うことが可能である。
押圧面23をその重ね合わせ面22により近接させるこ
とができ、先の実施形態のものよりも接続縦横比をより
一層大きくすることが可能である。また、エネルギー発
生素子基板21に反りなどの多少の形状不良があって
も、押圧板17の押圧力によってエネルギー発生素子基
板21の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素子基板1
8の重ね合わせ面22に密着させることができ、エネル
ギー発生素子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基
板18の重ね合わせ面19との間でのより安定した電気
的接続を行うことが可能である。
【0067】図21, 図22に示した本発明の第9実施
形態では、エネルギー発生素子基板21に薄肉部29を
形成したが、溝を形成しても同様な効果を得ることがで
きる。このような本発明によるインクジェットヘッドの
第10実施形態の側面形状を図23に示し、そのエネル
ギー発生素子ユニットの部分の外観を図24に示すが、
先の実施形態と同一機能の部材および部分には、これと
同一符号を記して重複する説明は省略するものとする。
形態では、エネルギー発生素子基板21に薄肉部29を
形成したが、溝を形成しても同様な効果を得ることがで
きる。このような本発明によるインクジェットヘッドの
第10実施形態の側面形状を図23に示し、そのエネル
ギー発生素子ユニットの部分の外観を図24に示すが、
先の実施形態と同一機能の部材および部分には、これと
同一符号を記して重複する説明は省略するものとする。
【0068】すなわち、エネルギー発生素子基板20の
押圧面23側には、この押圧面23に沿って延びる溝部
81が刻設されており、この溝部81と対応するエネル
ギー発生素子基板20の部分の肉厚が薄くなってその剛
性が低下するため、エネルギー発生素子基板21に反り
などの多少の形状不良があっても、押圧板17の押圧力
によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面2
2全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に
密着させることができる。この結果、エネルギー発生素
子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18の重
ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続を行
うことが可能である。
押圧面23側には、この押圧面23に沿って延びる溝部
81が刻設されており、この溝部81と対応するエネル
ギー発生素子基板20の部分の肉厚が薄くなってその剛
性が低下するため、エネルギー発生素子基板21に反り
などの多少の形状不良があっても、押圧板17の押圧力
によってエネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面2
2全体を確実に駆動素子基板18の重ね合わせ面22に
密着させることができる。この結果、エネルギー発生素
子基板21の重ね合わせ面22と駆動素子基板18の重
ね合わせ面19との間でのより安定した電気的接続を行
うことが可能である。
【0069】図21, 図22および図23, 図24に示
した実施形態を組み合わせるも可能であり、このような
本発明のインクジェットヘッドの第11実施形態の側面
形状を図25に示し、そのエネルギー発生素子ユニット
の部分の外観を図26に示すが、先の実施形態と同一機
能の部材および部分には、これと同一符号を記して重複
する説明は省略するものとする。
した実施形態を組み合わせるも可能であり、このような
本発明のインクジェットヘッドの第11実施形態の側面
形状を図25に示し、そのエネルギー発生素子ユニット
の部分の外観を図26に示すが、先の実施形態と同一機
能の部材および部分には、これと同一符号を記して重複
する説明は省略するものとする。
【0070】すなわち、エネルギー発生素子基板21の
薄肉部29に溝部81を形成することにより、エネルギ
ー発生素子基板21の反りなどの形状不良に対し、図2
1,図22に示した第9実施形態よりも、エネルギー発
生素子基板21の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素
子基板18の重ね合わせ面22に密着させることがで
き、エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22と
駆動素子基板18の重ね合わせ面19との間でのより安
定した電気的接続を行うことが可能である。
薄肉部29に溝部81を形成することにより、エネルギ
ー発生素子基板21の反りなどの形状不良に対し、図2
1,図22に示した第9実施形態よりも、エネルギー発
生素子基板21の重ね合わせ面22全体を確実に駆動素
子基板18の重ね合わせ面22に密着させることがで
き、エネルギー発生素子基板21の重ね合わせ面22と
駆動素子基板18の重ね合わせ面19との間でのより安
定した電気的接続を行うことが可能である。
【0071】
【発明の効果】本発明によると、エネルギー発生素子基
板の重ね合わせ面とその押圧面との間隔が短くなるよう
に薄肉部を形成したので、接続縦横比を従来のものより
も改善することが可能となり、エネルギー発生素子基板
の重ね合わ面と駆動素子ユニットの重ね合わせ面とを確
実に密着させることができる。
板の重ね合わせ面とその押圧面との間隔が短くなるよう
に薄肉部を形成したので、接続縦横比を従来のものより
も改善することが可能となり、エネルギー発生素子基板
の重ね合わ面と駆動素子ユニットの重ね合わせ面とを確
実に密着させることができる。
【0072】また、押圧面の近傍に溝を形成して形状不
良などに基づく反りの影響を受けにくくしたので、エネ
ルギー発生素子基板の重ね合わ面と駆動素子ユニットの
重ね合わせ面とを確実に密着させることができる。
良などに基づく反りの影響を受けにくくしたので、エネ
ルギー発生素子基板の重ね合わ面と駆動素子ユニットの
重ね合わせ面とを確実に密着させることができる。
【0073】この結果、エネルギー発生素子ユニットと
駆動素子ユニットとの電気的な接続部分の信頼性や耐久
性を大幅に向上できる。
駆動素子ユニットとの電気的な接続部分の信頼性や耐久
性を大幅に向上できる。
【図1】本発明によるインクジェットヘッドの一実施形
態の外観を表す斜視図である。
態の外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示したインクジェットヘッドの側面図で
ある。
ある。
【図3】図1および図2に示したインクジェットヘッド
のエネルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視
図である。
のエネルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視
図である。
【図4】本発明によるインクジェットカートリッジの一
実施形態の外観を表す斜視図である。
実施形態の外観を表す斜視図である。
【図5】本発明によるインクジェット装置の一実施形態
の外観を破断状態で表す斜視図である。
の外観を破断状態で表す斜視図である。
【図6】本発明によるインクジェットヘッドの第2実施
形態の外観を表す側面図である。
形態の外観を表す側面図である。
【図7】図6に示したインクジェットヘッドのエネルギ
ー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図である。
ー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図である。
【図8】本発明によるインクジェットヘッドの第3実施
形態の外観を表す側面図である。
形態の外観を表す側面図である。
【図9】図8に示したインクジェットヘッドのエネルギ
ー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図である。
ー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図である。
【図10】本発明によるインクジェットヘッドの第4実
施形態の外観を表す側面図である。
施形態の外観を表す側面図である。
【図11】図10に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図12】本発明によるインクジェットヘッドの第5実
施形態の外観を表す側面図である。
施形態の外観を表す側面図である。
【図13】図12に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図14】本発明によるインクジェットヘッドの第6実
施形態の外観を表す側面図である。
施形態の外観を表す側面図である。
【図15】図14に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図16】本発明によるインクジェットヘッドの第7実
施形態の外観を表す側面図である。
施形態の外観を表す側面図である。
【図17】図16に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図18】本発明によるインクジェットヘッドの第8実
施形態の外観を表す側面図である。
施形態の外観を表す側面図である。
【図19】図18に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図20】本発明のインクジェットヘッドに使用可能な
エネルギー発生素子ユニットの部分の他の一例を表す斜
視図である。
エネルギー発生素子ユニットの部分の他の一例を表す斜
視図である。
【図21】本発明によるインクジェットヘッドの第9実
施形態の外観を表す側面図である。
施形態の外観を表す側面図である。
【図22】図21に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図23】本発明によるインクジェットヘッドの第10
実施形態の外観を表す側面図である。
実施形態の外観を表す側面図である。
【図24】図23に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図25】本発明によるインクジェットヘッドの第11
実施形態の外観を表す側面図である。
実施形態の外観を表す側面図である。
【図26】図25に示したインクジェットヘッドのエネ
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
ルギー発生素子ユニットの部分の外観を表す斜視図であ
る。
【図27】従来のエネルギー発生素子ユニットの外観の
一例を表す平面図である。
一例を表す平面図である。
【図28】図27中のXXXIII−XXXIII矢視断面の拡大図
である。
である。
【図29】エネルギー発生素子ユニットの重ね合わせ面
と、電極接続部材と、駆動素子ユニットの重ね合わせ面
とを抽出拡大した分解図である。
と、電極接続部材と、駆動素子ユニットの重ね合わせ面
とを抽出拡大した分解図である。
【図30】図29に示した電極接続部材を用いてエネル
ギー発生素子ユニットの重ね合わせ面と駆動素子ユニッ
トの重ね合わせ面とを接合した状態を表す抽出拡大図で
ある。
ギー発生素子ユニットの重ね合わせ面と駆動素子ユニッ
トの重ね合わせ面とを接合した状態を表す抽出拡大図で
ある。
【図31】電極接続部材を介してエネルギー発生素子ユ
ニットと駆動素子ユニットを接合した状態を表す概念図
である。
ニットと駆動素子ユニットを接合した状態を表す概念図
である。
【図32】従来のインクジェットヘッドの一例を表す側
面図である。
面図である。
【図33】図32に示したインクジェットヘッドの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図34】従来のインクジェットヘッドの他の一例の外
観を表す斜視図である。
観を表す斜視図である。
【図35】図34に示したインクジェットヘッドの側面
図である。
図である。
【図36】図34および図35に示したインクジェット
ヘッドの分解斜視図である。
ヘッドの分解斜視図である。
【図37】従来のエネルギー発生素子ユニットと駆動素
子ユニットとの接続状態の一例を表す側面図である。
子ユニットとの接続状態の一例を表す側面図である。
【図38】従来のエネルギー発生素子ユニットと駆動素
子ユニットとの接続状態の他の一例を表す側面図であ
る。
子ユニットとの接続状態の他の一例を表す側面図であ
る。
11 台板 12 駆動素子ユニット 13 ワイヤボンディング 14 回路基板ユニット 15 スペーサ 16 小ねじ 17 押圧板 18 駆動素子基板 19 重ね合わせ面 20 エネルギー発生素子ユニット 21 エネルギー発生素子基板 22 重ね合わせ面 23 押圧面 24 クッション部材 25 駆動素子 26 溝付き板 27 インク供給管 28 フィルタ装置 29 薄肉部 30 インクジェットカートリッジ 31 主インクタンク 32 蓋部材 33, 34 支持板 35 副インクタンク 40 インクジェットヘッド 41 インク吐出口 50 インクジェット装置 51 紙送りモータ 52 プラテンローラ 53 案内棒 54 キャリッジ 55, 56 プーリ 57 走査ワイヤ 58 キャリッジ駆動モータ 59 着脱操作レバー 60 フレキシブルケーブル 70 被プリント媒体 81 溝部 82 支持板 83 クッション部材収納溝 84 開口
Claims (13)
- 【請求項1】 それぞれインクを吐出するための複数の
エネルギー発生素子に一端側が接続してこれらエネルギ
ー発生素子に電気信号を供給するための複数本の信号配
線が設けられると共に重ね合わせ面が形成され、この重
ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端側にそれぞれ
複数の接続電極を突設したエネルギー発生素子ユニット
と、 前記エネルギー発生素子を駆動するための駆動素子に一
端側がそれぞれ接続して当該駆動素子からの電気信号を
送出するための複数本の信号配線が設けられると共に重
ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する前
記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設し
た駆動素子ユニットと、 前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆動素子ユ
ニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わせ、前記エ
ネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と反対側
の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニットを前記
駆動素子ユニットに押圧することにより、前記接続電極
を相互に接続するための押圧手段とを有するインクジェ
ットヘッドにおいて、 前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と
前記押圧面との間に薄肉部を形成したことを特徴とする
インクジェットヘッド。 - 【請求項2】 前記押圧面および前記薄肉部は、前記エ
ネルギー発生素子ユニットの前記信号配線が形成される
エネルギー発生素子基板に形成されていることを特徴と
する請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 前記エネルギー発生素子ユニットは、前
記エネルギー発生素子基板が接合される補強用の支持板
を有することを特徴とする請求項2に記載のインクジェ
ットヘッド。 - 【請求項4】 前記エネルギー発生素子ユニットは、前
記エネルギー発生素子基板が接合される補強用の支持板
を有し、前記押圧面および前記薄肉部は、前記支持板に
形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイン
クジェットヘッド。 - 【請求項5】 前記薄肉部は溝状をなし、その溝底が前
記押圧面であることを特徴とする請求項4に記載のイン
クジェットヘッド。 - 【請求項6】 それぞれインクを吐出するための複数の
エネルギー発生素子に一端側が接続してこれらエネルギ
ー発生素子に電気信号を供給するための複数本の信号配
線が設けられると共に重ね合わせ面が形成され、この重
ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端側にそれぞれ
複数の接続電極を突設したエネルギー発生素子ユニット
と、 前記エネルギー発生素子を駆動するための駆動素子に一
端側がそれぞれ接続して当該駆動素子からの電気信号を
送出するための複数本の信号配線が設けられると共に重
ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置する前
記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を突設し
た駆動素子ユニットと、 前記エネルギー発生素子ユニットおよび前記駆動素子ユ
ニットの前記重ね合わせ面を相互に重ね合わせ、前記エ
ネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と反対側
の押圧面に当接してエネルギー発生素子ユニットを前記
駆動素子ユニットに押圧することにより、前記接続電極
を相互に接続するための押圧手段とを具えたインクジェ
ットヘッドにおいて、 前記押圧面に隣接して延びる溝部を前記エネルギー発生
素子ユニットに形成したことを特徴とするインクジェッ
トヘッド。 - 【請求項7】 前記押圧面および前記溝部は、前記エネ
ルギー発生素子ユニットの前記信号配線が形成されるエ
ネルギー発生素子基板に形成されていることを特徴とす
る請求項6に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項8】 前記エネルギー発生素子ユニットは、前
記エネルギー発生素子基板が接合される補強用の支持板
を有し、前記押圧面および前記溝部は、前記支持板に形
成されていることを特徴とする請求項6に記載のインク
ジェットヘッド。 - 【請求項9】 前記エネルギー発生素子ユニットの前記
重ね合わせ面と前記押圧面との間に前記溝部に隣接する
薄肉部を形成したことを特徴とする請求項6から請求項
8の何れかに記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項10】 それぞれインクを吐出するための複数
のエネルギー発生素子に一端側が接続してこれらエネル
ギー発生素子に電気信号を供給するための複数本の信号
配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成され、この
重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端側にそれぞ
れ複数の接続電極を突設したエネルギー発生素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子を駆動するための駆動素
子に一端側がそれぞれ接続して当該駆動素子からの電気
信号を送出するための複数本の信号配線が設けられると
共に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置
する前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を
突設した駆動素子ユニットと、前記エネルギー発生素子
ユニットおよび前記駆動素子ユニットの前記重ね合わせ
面を相互に重ね合わせ、前記エネルギー発生素子ユニッ
トの前記重ね合わせ面と反対側の押圧面に当接してエネ
ルギー発生素子ユニットを前記駆動素子ユニットに押圧
することにより、前記接続電極を相互に接続するための
押圧手段とを有するインクジェットヘッドと、 このインクジェットヘッドに供給するためのインクを蓄
えるインクタンクとを具えたインクジェットカートリッ
ジにおいて、 前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と
前記押圧面との間に薄肉部を形成したことを特徴とする
インクジェットカートリッジ。 - 【請求項11】 それぞれインクを吐出するための複数
のエネルギー発生素子に一端側が接続してこれらエネル
ギー発生素子に電気信号を供給するための複数本の信号
配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成され、この
重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端側にそれぞ
れ複数の接続電極を突設したエネルギー発生素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子を駆動するための駆動素
子に一端側がそれぞれ接続して当該駆動素子からの電気
信号を送出するための複数本の信号配線が設けられると
共に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置
する前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を
突設した駆動素子ユニットと、前記エネルギー発生素子
ユニットおよび前記駆動素子ユニットの前記重ね合わせ
面を相互に重ね合わせ、前記エネルギー発生素子ユニッ
トの前記重ね合わせ面と反対側の押圧面に当接してエネ
ルギー発生素子ユニットを前記駆動素子ユニットに押圧
することにより、前記接続電極を相互に接続するための
押圧手段とを有するインクジェットヘッドと、 このインクジェットヘッドに供給するためのインクを蓄
えるインクタンクとを具えたインクジェットカートリッ
ジにおいて、 前記押圧面に隣接して延びる溝部を前記エネルギー発生
素子ユニットに形成したことを特徴とするインクジェッ
トカートリッジ。 - 【請求項12】 それぞれインクを吐出するための複数
のエネルギー発生素子に一端側が接続してこれらエネル
ギー発生素子に電気信号を供給するための複数本の信号
配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成され、この
重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端側にそれぞ
れ複数の接続電極を突設したエネルギー発生素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子を駆動するための駆動素
子に一端側がそれぞれ接続して当該駆動素子からの電気
信号を送出するための複数本の信号配線が設けられると
共に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置
する前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を
突設した駆動素子ユニットと、前記エネルギー発生素子
ユニットおよび前記駆動素子ユニットの前記重ね合わせ
面を相互に重ね合わせ、前記エネルギー発生素子ユニッ
トの前記重ね合わせ面と反対側の押圧面に当接してエネ
ルギー発生素子ユニットを前記駆動素子ユニットに押圧
することにより、前記接続電極を相互に接続するための
押圧手段とを有するインクジェットヘッドと、 このインクジェットヘッドに供給するためのインクを蓄
えるインクタンクとを具えたインクジェットカートリッ
ジを用いるインクジェット装置において、 前記エネルギー発生素子ユニットの前記重ね合わせ面と
前記押圧面との間に薄肉部を形成したことを特徴とする
インクジェット装置。 - 【請求項13】 それぞれインクを吐出するための複数
のエネルギー発生素子に一端側が接続してこれらエネル
ギー発生素子に電気信号を供給するための複数本の信号
配線が設けられると共に重ね合わせ面が形成され、この
重ね合わせ面に位置する前記信号配線の他端側にそれぞ
れ複数の接続電極を突設したエネルギー発生素子ユニッ
トと、前記エネルギー発生素子を駆動するための駆動素
子に一端側がそれぞれ接続して当該駆動素子からの電気
信号を送出するための複数本の信号配線が設けられると
共に重ね合わせ面が形成され、この重ね合わせ面に位置
する前記信号配線の他端側にそれぞれ複数の接続電極を
突設した駆動素子ユニットと、前記エネルギー発生素子
ユニットおよび前記駆動素子ユニットの前記重ね合わせ
面を相互に重ね合わせ、前記エネルギー発生素子ユニッ
トの前記重ね合わせ面と反対側の押圧面に当接してエネ
ルギー発生素子ユニットを前記駆動素子ユニットに押圧
することにより、前記接続電極を相互に接続するための
押圧手段とを有するインクジェットヘッドと、 このインクジェットヘッドに供給するためのインクを蓄
えるインクタンクとを具えたインクジェットカートリッ
ジを用いるインクジェット装置において、 前記押圧面に隣接して延びる溝部を前記エネルギー発生
素子ユニットに形成したことを特徴とするインクジェッ
ト装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23196A JPH09187935A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | インクジェットヘッドおよびインクジェットカートリッジおよびこれを用いたインクジェット装置 |
US08/728,860 US6084611A (en) | 1995-10-16 | 1996-10-10 | Recording head, having pressure-bonding member for binding recording element substrate and driving element substrate, head cartridge and recording apparatus having same |
EP96116496A EP0768180B1 (en) | 1995-10-16 | 1996-10-15 | Recording head, head cartridge and recording apparatus |
DE69612533T DE69612533T2 (de) | 1995-10-16 | 1996-10-15 | Aufzeichnungskopf, Kopfkassette und Aufzeichnungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23196A JPH09187935A (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | インクジェットヘッドおよびインクジェットカートリッジおよびこれを用いたインクジェット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09187935A true JPH09187935A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11468203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23196A Pending JPH09187935A (ja) | 1995-10-16 | 1996-01-05 | インクジェットヘッドおよびインクジェットカートリッジおよびこれを用いたインクジェット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09187935A (ja) |
-
1996
- 1996-01-05 JP JP23196A patent/JPH09187935A/ja active Pending
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