JPH09187736A - 重量選別機 - Google Patents

重量選別機

Info

Publication number
JPH09187736A
JPH09187736A JP35427395A JP35427395A JPH09187736A JP H09187736 A JPH09187736 A JP H09187736A JP 35427395 A JP35427395 A JP 35427395A JP 35427395 A JP35427395 A JP 35427395A JP H09187736 A JPH09187736 A JP H09187736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
weighed
supply
timing
weight sorter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35427395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kubo
憲一 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Shinko Denshi Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Shinko Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd, Shinko Denshi Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP35427395A priority Critical patent/JPH09187736A/ja
Publication of JPH09187736A publication Critical patent/JPH09187736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chain Conveyers (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量選別用の搬送コンベアの搬送爪に被計量
物を投入する供給コンベアのバケットを被計量物の大き
さに応じて簡単かつ迅速に交換できるようにすること。 【解決手段】 異なる大きさバケット9,9aが異なる
ピッチで設けられた供給コンベア10,10aを複数備
え、各供給コンベア10,10aを重量選別機本体7に
対し分離交換可能に設ける。上記本体7に設置される供
給コンベア10,10aが変わっても、所定の供給位置
において、バケット9,9aからの被計量物Xの投入タ
イミングと搬送爪2による被計量物Xの受け入れタイミ
ングとが同期するように両コンベアを大小出力ギヤ3
8,39と入力ギヤ41,41aとにより連動させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として水産物、
農産物等の不定形状物の重量選別作業に用いられる重量
選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の重量選別機は、被計量物
が載置される多数の搬送爪が所定のピッチで設けられた
無端の搬送コンベアと、該搬送コンベアにおける搬送爪
の搬送経路途中に設けられ、被計量物の重量を搬送中に
計量する計量手段と、該計量手段の下流側で上記搬送経
路の下方に配置され、計量手段による計量結果に基づい
て被計量物が重量段階別に排出される複数の排出シュー
トとを有する重量選別機本体と、該選別機本体における
上記搬送コンベアの上方に設置され、かつ所定の供給位
置で上記各搬送爪に被計量物を供給する多数のバケット
が所定のピッチで設けられた無端の供給コンベアとが備
えられた構成となっている。
【0003】そして、被計量物の重量選別を行う場合、
上記供給コンベアのバケットが所定の供給位置(供給コ
ンベアの搬送終端位置)で反転することにより、該バケ
ット内に入れられた被計量物が上記搬送コンベアの搬送
爪に投入されると共に、該搬送爪に投入された被計量物
は、搬送爪による搬送途中で計量手段の計量器にかけら
れて重量が計量され、その計量値を基に重量区分段階に
分けられ、各搬送爪がその重量区分段階別の排出シュー
ト上に位置するときに各搬送爪が傾動されて被計量物が
排出シュートより排出されるようになっている。
【0004】一方、上記供給コンベアのバケットは、該
供給コンベアを構成する一対のチェーン帯に対して着脱
可能に設けられ、被計量物の大きさに応じて、該バケッ
トを任意の大きさのバケットに交換できるように構成さ
れている。その場合、所定の供給位置において、供給コ
ンベアのバケットからの被計量物の投入タイミングと搬
送コンベアの搬送爪による被計量物の受け入れタイミン
グとが同期するように上記供給コンベアと搬送コンベア
との移動速度を変更するための変速機構が設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の重量選別機にあっては、被計量物の大きさが変わっ
た場合、一対のチェーン帯に設けられた多数のバケット
をこれらチェーン帯から1個づつ取り外した上で、さら
に被計量物の大きさに対応したバケットを上記チェーン
帯に対して1個づつ取り付けて交換しなければならず、
そのため、バケットの交換作業が非常に面倒で多大な時
間を要する問題があった。
【0006】その上、所定の供給位置において、上記バ
ケットからの被計量物の投入タイミングと搬送爪による
被計量物の受け入れタイミングとが同調するように、供
給コンベアと搬送コンベアとの移動速度を変更するため
の複雑な変速機構を必要とする問題を有していた。
【0007】そこで本発明は、従来における上記のよう
な実情に対処するもので、供給コンベア全体を重量選別
機本体に対し交換可能にして、供給コンベアの受部材を
被計量物の大きさに応じて簡単かつ迅速に交換すること
ができ、それでいて、所定の供給位置において、供給コ
ンベアの受部材からの被計量物の投入タイミングと搬送
コンベアの受部材による被計量物の受け入れタイミング
とを同期させることができる重量選別機の提供を課題と
する。
【0008】また、他の課題は、供給コンベアの交換
時、該コンベアの受部材からの被計量物の投入タイミン
グと搬送コンベアの受部材による被計量物の受け入れタ
イミングとを、ギヤによる簡単な構造で、迅速かつ容易
に同期設定させることができる重量選別機を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本願の請求項1に係る発明(以下第1発明とい
う。)は、被計量物が載置される多数の受部材が所定ピ
ッチで設けられた無端の搬送コンベアと、該搬送コンベ
アの受部材の搬送経路途中に設けられ、被計量物の重量
を搬送中に計量する計量手段と、この計量手段の下流側
に配置され、該計量手段による計量結果に基づいて被計
量物が重量段階別に排出される複数の排出部とを有する
重量選別機本体と、該重量選別機本体における上記搬送
コンベアの上方に設置され、かつ所定の供給位置で上記
各受部材に被計量物を供給する多数の受部材が所定ピッ
チで設けられた無端の供給コンベアとを備えた重量選別
機において、上記受部材の大きさが異なる複数の供給コ
ンベアを備え、これら各供給コンベアの受部材を異なる
ピッチで設けると共に、これら各供給コンベアを被計量
物の大きさに応じて上記重量選別機本体に対し分離交換
可能に設け、かつ、上記重量選別機本体に設置される供
給コンベアの受部材のピッチが変わっても、上記所定の
供給位置において、上記供給コンベアの受部材からの被
計量物の投入タイミングと搬送コンベアの受部材による
被計量物の受け入れタイミングとが同期するように上記
搬送コンベアに供給コンベアを連動させる同期連動手段
を設けたことを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項2に係る発明(以下第
2発明という。)は、上記第1発明の構成に加えて、同
期連動手段を、搬送コンベア側の出力軸に設けられる径
の異なる複数の出力ギヤと、供給コンベア側の入力軸に
設けられ、上記出力ギヤの一つと噛合する入力ギヤとで
構成し、かつ、いずれの供給コンベアが重量選別機本体
に設置されたときにも、この供給コンベアの入力ギヤ
と、これに噛み合う搬送コンベア側の出力ギヤとのギヤ
比を、供給コンベアの受部材からの被計量物の投入タイ
ミングと搬送コンベアの受部材による被計量物の受け入
れタイミングとが同期するギヤ比となるように設定した
ことを特徴とする。
【0011】さらに、本願の請求項3に係る発明(以下
第3発明という。)は、上記第2発明の構成に加えて、
出力ギヤ又は入力ギヤのいずれか一方にタイミングキー
を設け、他方に、出力ギヤの中心と入力ギヤの中心とを
結ぶ線上で上記タイミングキーと係合することにより、
所定の供給位置において、供給コンベアの受部材からの
被計量物の投入タイミングと搬送コンベアの受部材によ
る被計量物の受け入れタイミングとが同期するように両
ギヤを噛合させるタイミング溝を設けたことを特徴とす
る。
【0012】このような手段を用いることにより、上記
各発明によれば、それぞれ次のような作用が得られる。
【0013】まず、第1発明によれば、異なる大きさの
受部材が異なるピッチで設けられた複数の供給コンベア
が重量選別機本体に対し分離交換可能に設けられている
から、被計量物の重量選別作業を行う場合、被計量物の
大きさに応じて、上記した複数の供給コンベアの中から
任意の大きさの受部材を有する供給コンベアを選択し、
該供給コンベアごと重量選別機本体に対して交換するこ
とにより、被計量物の大きさに応じた大きさの受部材に
簡単かつ迅速に交換することが可能となる。
【0014】その場合、上記重量選別機本体に設置され
る供給コンベアの受部材のピッチが変わることになる
が、同期連動手段により、所定の供給位置において、供
給コンベアの受部材からの被計量物の投入タイミングと
搬送コンベアの受部材による被計量物の受け入れタイミ
ングとが同期するように上記供給コンベアが搬送コンベ
アに連動されることになる。
【0015】また、第2発明によれば、搬送コンベア側
に設けられる径の異なる複数の出力ギヤと、供給コンベ
ア側に設けられる入力ギヤとで構成される同期連動手段
により、供給コンベアの交換時、該供給コンベアの入力
ギヤを、搬送コンベア側における複数の出力ギヤの一つ
に噛合させるだけで、該入力ギヤとこれに噛合する出力
ギヤとのギヤ比が、供給コンベアの受部材からの被計量
物の投入タイミングと搬送コンベアの受部材による被計
量物の受け入れタイミングとが同期するギヤ比に設定さ
れることになる。
【0016】さらに、第3発明によれば、供給コンベア
の交換時、例えば入力ギヤに設けられたタイミングキー
が出力ギヤに設けられたタイミング溝に出力ギヤと入力
ギヤとを結ぶ線上にて係合するように、出力ギヤと入力
ギヤとを噛合させるだけの簡単な作業で、供給コンベア
の受部材からの被計量物の投入タイミングと搬送コンベ
アの受部材による被計量物の受け入れタイミングとが同
期するように両ギヤを噛合させることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1及び図2は本発明に係る重量選別機の
全体構造を示し、該重量選別機1は、被計量物Xが載置
される多数の搬送爪2が所定ピッチで軸支された無端の
搬送コンベア3と、この搬送コンベア3を駆動する駆動
機構4と、搬送コンベア3における搬送爪2の搬送経路
途中に設けられ、被計量物Xの重量を搬送中に計量する
計量器5と、該計量器5の下流側で上記搬送経路の下方
に配置され、計量器5による計量結果に基づいて被計量
物Xが重量段階別に排出される複数の排出シュート6…
6とを有する重量選別機本体7と、該重量選別機本体7
における上記搬送コンベア3の上方に設置され、かつ所
定の供給位置で、上記各搬送爪2に被計量物Xを供給す
る多数のバケット9が所定ピッチで設けられた無端の供
給コンベア10とが備えられている。
【0019】上記選別機本体7は、上方が開放された機
枠で構成され、該機枠内には、上記搬送コンベア3、計
量器5、排出シュート6が内装支持されている。
【0020】上記搬送コンベア3は、図3に示されてい
るように左右一対のチェーン帯11,11を有し、これ
ら両チェーン帯11,11間には、櫛歯状でL形の搬送
爪2の基軸12が揺動自在に軸支されていると共に、一
方のチェーン帯11側に位置する搬送爪2の中間部に
は、同チェーン帯11側に突出するガイドローラ13が
設けられた支持軸14が取付けられている。そして、搬
送コンベア3の一方チェーン帯11側には、上記ガイド
ローラ13と相対向するガイドレール15が配設されて
おり、該ガイドレール15のレール面には、上記搬送爪
2におけるガイドローラ13を案内駆動して搬送爪2を
傾動駆動するためのカム溝15aが形成されている。こ
のカム溝15aの上記各排出シュート6との上下対向位
置には、カム溝15aを下方に開放する開放凹所15b
が形成されていると共に、各開放凹所15bには、該開
放凹所15bを選択的に開閉する開閉部材16が、ガイ
ドレール15と直交する方向、つまりガイドレール15
の幅方向に移動可能に設けられている。
【0021】このカム溝15aにより上記搬送爪2は、
図4に示すように、計量器5よりも上流側位置において
は、搬送爪2の先端が上向きに傾斜する載置傾動位aを
とり、計量器5を通過中の位置においては、搬送爪2の
先端部がほゞ水平となる測定傾動位bをとり、計量器5
より下流の位置においては、搬送爪2の先端がわずかに
上向きに傾斜する搬送傾動位cをとるが、図示しない管
制器の指令により、選択された排出シュート6の上方に
到達した時点において、該排出シュート6上方に位置す
る開閉部材16が駆動手段(図示せず)によりガイドレ
ール15の幅方向外方に移動されてカム溝15aが開放
凹所15bを介して下方に開放され、これにより搬送爪
2は自重でその先端が下向きに傾斜するように傾動して
排出傾動位dに移行するようになっている。尚、搬送爪
2の傾動後には、開閉部材16は開放凹所15bの閉鎖
位置に移動復帰され、また、搬送爪2は搬送コンベア3
の搬送終端側において再びカム溝15aにより案内され
ながら傾動駆動されるようになっている。
【0022】また、上記搬送コンベア3の駆動機構4
は、図1に示したように搬送コンベア3のチェーン帯1
1,11が掛設される駆動スプロケット17及び従動ス
プロケット18と、駆動スプロケット17の一側方で上
記機枠7aの外側部に設けられる駆動モータ19と、該
モータ19の出力を駆動スプロケット17に伝達するギ
ヤ伝動器20とにより形成されている。
【0023】また、計量器5は、図3及び図4に示した
ように計量器本体21の上部に秤台22が備えられ、該
秤台22には、搬送爪2の先端と入れ違い位置の幅線上
に配列された複数の移送ベルト23…23が設けられて
おり、該ベルト23…23は、秤台22を構成する駆動
プーリ24と受動プーリ25との間に掛設されて回転
し、移送ベルト23…23の上半部は、搬送コンベア3
の下方近傍に位置して、該コンベア3と同方向にほぼ等
速度で移動し、搬送爪2が計量器5に進入した位置で
は、搬送爪2の先端が水平状態となるように揺動するこ
とにより、被計量物Xは搬送爪2の先端部から浮き上が
って移送ベルト23…23に移載され、搬送爪2と被計
量物Xが接触しないようになっている。
【0024】また、図示しない管制器には、搬送コンベ
ア3の移動位置の検出値が入力され、これに基づいて該
管制器からは、計量器5に対して移送ベルト23…23
に移載された被計量物Xの重量測定を指令し、さらに、
計量器5から入力された測定値を、所定の重量区分段階
に対比した上で、選別段階に対応して、搬送爪2の先端
を降下させて排出シュート6に供給するようになってい
る。これにより、計量器5を通過して再び被計量物Xが
載置された搬送爪2は、管制器の指令により、選別され
た排出シュート6の上方で排出傾動位dに移行して被計
量物Xを排出シュート6上に落下させ、搬送コンベア3
の側方位置に排出させるようになっている。
【0025】一方、以上のごとく構成する上記重量選別
機本体7の上部に設けられる供給コンベア10として
は、図5及び図6に示すようにバケット9の大きさが異
なる2つの供給コンベア10,10aが備えられ、これ
ら各供給コンベア10,10aのバケット9,9aが異
なるのピッチで設けられていると共に、これら各供給コ
ンベア10,10aが被計量物Xの大きさに応じて上記
重量選別機本体7に対し選択的に分離交換可能に設けら
れている。また、上記重量選別機本体7に設置される供
給コンベア10又は10aのバケット9又は9aのピッ
チが変わっても、上記所定の供給位置において、上記供
給コンベア10又は10aのバケット9又は9aからの
被計量物Xの投入タイミングと搬送コンベア3の搬送爪
2による被計量物Xの受け入れタイミングとが同期する
ように上記搬送コンベア3に供給コンベア10又は10
aを連動させる同期連動手段26が備えられている。
【0026】具体的には、両供給コンベア10,10a
は、基本構成として、図2に示されているように、上下
が開放される支持枠27,27内に回転自在に軸支され
た一対の駆動スプロケット28,28、従動スプロケッ
ト29,29、各駆動スプロケット28,28と従動ス
プロケット29,29との間に掛設される左右一対のチ
ェーン帯30,30とを有し、斯かる基本構成の両チェ
ーン帯30,30間に、例えば図5に示すようにバケッ
ト9の搬送方向前後幅及びピッチが小さいさんま用の供
給コンベア10と、図6に示すようにバケット9aの搬
送方向前後幅及びピッチが大きいさば用の供給コンベア
10aとの2つが備えられている。
【0027】また、両供給コンベア10,10aにおけ
る支持枠27,27の両側壁の下部には、重量選別機本
体7の上部に搬送方向に移動可能に支持されるに移動ロ
ーラ31…31が取り付けられていると共に、各供給コ
ンベア10,10aを上記重量選別機本体7に固定する
ための固定片32,32がそれぞれ突設されている。
【0028】上記同期連動手段26としては、図1及び
図2に示すように搬送コンベア3の従動軸33が外方に
延長され、該延長部に駆動スプロケット34が設けられ
ていると共に、重量選別機本体7の搬送始終側上部に従
動スプロケット35を有する出力軸36が回動自在に軸
支されている。そして、これら両スプロケット34,3
5間にチェーン37が掛設され、かつ、上記出力軸36
に径の異なる大小の出力ギヤ38,39が設けられてい
る。また、各供給コンベア10,10aの駆動スプロケ
ット28,28を備えた入力軸40が外方に延長され、
該延長部に上記出力ギヤ38,39の一つと噛合する入
力ギヤ41,41aが設けられている。
【0029】その場合、上記入力ギヤ41又は41aと
これに噛合する各出力ギヤ38又は39とのギヤ比が、
いずれもバケット9からの被計量物Xの投入タイミング
と搬送爪2による被計量物Xの受け入れタイミングとが
同期するギヤ比となるように設定されている。つまり、
図7に示すようにバケット10の搬送方向前後幅及びピ
ッチが小さいさんま用の供給コンベア10の入力ギヤ4
1は、供給コンベア10の移動速度を搬送コンベア3の
移動速度と同程度にすればよいため、小径出力ギヤ38
に噛合され、かつ該出力ギヤ38とほゞ同径に形成され
ており、また、図9に示すようにバケット9aの搬送方
向前後幅及びピッチが大きいさば用の供給コンベア10
aの入力ギヤ41aは、供給コンベア10の移動速度を
搬送コンベア3の移動速度よりも高速度にする必要があ
るため大径駆動ギヤ39に噛合され、かつ上記入力ギヤ
41よりも小径とされている。
【0030】さらに、図7〜図9に示すように上記各入
力ギヤ41,41aの外側面には、タイミングキー4
2,42が設けられており、各出力ギヤ38,39の一
側面には、出力ギヤ38,39の中心と入力ギヤ41,
41aの中心とを結ぶ線上で上記タイミングキー42,
42と係合することにより、所定の供給位置において、
バケット9からの被計量物Xの投入タイミングと搬送爪
2による被計量物Xの受け入れタイミングとが同期する
ように両ギヤ38又は39と41又は41aを噛合させ
るタイミング溝43aをもつタイミング板43が設けら
れている。
【0031】尚、上記したように入力ギヤ41,41a
側にタイミングキー42,42を、また出力ギヤ38,
39側にタイミング溝43,43を設ける他、入力ギヤ
41,41a側にタイミング溝を、また出力ギヤ側にタ
イミングキーを設けてもよい。また、上記タイミングキ
ー42及びタイミング溝43aは、出力ギヤ38,39
又は入力ギヤ41,41aに一体に形成してもよい。
【0032】また、上記重量選別機本体7、つまり機枠
の上部は、上記供給コンベア10,10aの移動ローラ
31…31を移動可能に支持するための案内レール部7
a,7aとして兼用できるように構成されている。さら
に、上記案内レール部7a,7aには、上記固定片3
2,32を該案内レール部7a,7aに固定ピン44,
44を介して固定するための固定穴(図示せず)が設け
られており、各固定ピン44による固定片32の固定に
より、上記供給コンベア10,10aが上記出力ギヤ3
8,39と入力ギヤ41,41aとが噛合するセット位
置で固定されるようになっている。
【0033】次に、この重量選別機の作用について説明
する。
【0034】例えば胴幅が細いさんまの重量選別に代え
て、胴幅が太いさばの重量選別を行う場合には、まず、
図1及び図2示すように、重量選別機本体7の上部に設
置されたさんま用の供給コンベア10を重量選別機本体
7から取り外す。その場合、上記固定ピン44,44に
よる上記供給コンベア10の固定片32,32の案内レ
ール部7a,7aへの固定を解除する。そして、該供給
コンベア10をその移動ローラ31…31を介し案内レ
ール部7b,7bに沿わせて駆動モータ19側へ移動さ
せ、小径出力ギヤ38と大径入力ギヤ41との噛合を解
除する。その後、上記供給コンベア10を複数の人手或
はクレーンなどの昇降手段により重量選別機本体7から
持ち上げて該本体7の外部に取り出す。
【0035】次に、さば用の供給コンベア10aを複数
の人手或はクレーンなどの昇降手段により持ち上げて、
重量選別機本体7の上部における駆動モータ19側に載
置する。然る後、該供給コンベア10aを案内レール部
7b,7bに沿って大径出力ギヤ39側へと移動ローラ
31…31を利用して移動させ、小径入力ギヤ41aを
大径出力ギヤ39に噛合させる。
【0036】その場合、図9に示すように、小径入力ギ
ヤ41aに設けられたタイミングキー42を大径出力ギ
ヤ39に形成されたタイミング溝43aに、その出力ギ
ヤ39の中心と小径入力ギヤ41aの中心とを結ぶ線上
で係合させながら、両ギヤ39,41aを噛合すること
により、バケット9aからの被計量物Xの投入タイミン
グと搬送爪2による被計量物Xの受け入れタイミングと
が同期する噛合位置に一致させて両ギヤ39,41aを
噛合させることが可能となる。その後、上記噛合状態の
もとで、上記固定ピン44,44により該供給コンベア
10aの固定片32,32を案内レール部7a,7aに
固定することにより、該供給コンベア10aの交換作業
は終了する。
【0037】一方、胴幅が太いさばの重量選別に代え
て、胴幅が細いさんまの重量選別を行う場合には、上記
した供給コンベア10aの交換作業と同様の作業によ
り、さば用の供給コンベア10aを重量選別機本体7か
ら取り外し、さんま用の供給コンベア10を重量選別機
本体7に取り付ければよい。
【0038】以上のように、さんま用とさば用のバケッ
ト9,9aを有する供給コンベア10,10aをそれぞ
れ備えておき、重量選別を行うものがさんまであるか或
はさばであるかに応じて供給コンベア10又は10aご
と重量選別機本体7に対して交換することにより、被計
量物Xの大きさに応じた大きさのバケット9又は9aに
簡単かつ迅速に交換することが可能となる。これによ
り、交換のための作業時間を短縮できて、全体としての
作業効率を向上できる。
【0039】また、供給コンベア10又は10aの交換
時には、径の異なる入力ギヤ41又は41aを径の異な
る出力ギヤ38又は39に噛合させるだけで、バケット
9又は9aからの被計量物Xの投入タイミングと搬送爪
2による被計量物Xの受け入れタイミングとが同期され
るようにバケット9又は9aの搬送速度と、搬送爪2の
搬送速度とが変速されることになる。その上、入力ギヤ
41又は41aに設けられたタイミングキー42が出力
ギヤ38又は39と入力ギヤ41又は41aとを結ぶ線
上にて出力ギヤ38又は39に設けられたタイミング溝
43に係合するように、出力ギヤ38又は39と入力ギ
ヤ41又は41aとを噛合させるだけの簡単な作業で、
バケット9又は9aからの被計量物Xの投入タイミング
と搬送コンベア3の搬送爪2による被計量物Xの受け入
れタイミングとが同期するように両ギヤを迅速に噛合さ
せることが可能となる。
【0040】尚、以上の実施形態では、さんま用とさば
用の2つの供給コンベア10,10aについて説明した
けれども、被計量物Xがさんまとさばに限定されるもの
ではないし、供給コンベアを2つ以上備えるようにして
もよいことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、まず、第1発明に
よれば、異なる大きさの受部材が異なるピッチで設けら
れた複数の供給コンベアが重量選別機本体に対し分離交
換可能に設けられているから、被計量物の重量選別作業
を行う場合、被計量物の大きさに応じて、上記した複数
の供給コンベアの中から任意の大きさの受部材を有する
供給コンベアを選択し、該供給コンベアごと重量選別機
本体に対して交換することにより、被計量物の大きさに
応じた大きさの受部材に簡単かつ迅速に交換することが
可能となる。
【0042】また、第2発明によれば、搬送コンベア側
に設けられる径の異なる複数の出力ギヤと、供給コンベ
ア側に設けられる入力ギヤとで構成される同期連動手段
により、供給コンベアの交換時、供給コンベアの入力ギ
ヤを、搬送コンベア側における複数の出力ギヤの一つに
噛合させるだけで、該入力ギヤとこれに噛合する出力ギ
ヤとのギヤ比を、供給コンベアの受部材からの被計量物
の投入タイミングと搬送コンベアの受部材による被計量
物の受け入れタイミングとが同期するギヤ比に設定する
ことが可能になる。
【0043】さらに、第3発明によれば、供給コンベア
の交換時、例えば入力ギヤに設けられたタイミングキー
が出力ギヤに設けられたタイミング溝に出力ギヤと入力
ギヤとを結ぶ線上にて係合するように、出力ギヤと入力
ギヤとを噛合させるだけの簡単な作業で、供給コンベア
の受部材からの被計量物の投入タイミングと搬送コンベ
アの受部材による被計量物の受け入れタイミングとが同
期するように両ギヤを迅速に噛合させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す重量選別装置の正
面図である。
【図2】 同重量選別装置の概略平面図である。
【図3】 同無端コンベアの平面図である。
【図4】 同計量部の拡大側面図である。
【図5】 幅狭のバケットを有する被計量物供給用のバ
ケットコンベアの側面図である。
【図6】 幅広のバケットを有する被計量物供給用のバ
ケットコンベアの側面図である。
【図7】 小径出力ギヤと大径入力ギヤとのセット状態
を示す正面図である。
【図8】 図7のA−A線断面図である。
【図9】 大径出力ギヤと小径入力ギヤとのセット状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 重量選別機 2 搬送爪 3 搬送コンベア 4 駆動機構 5 計量器 6 排出シュート 7 重量選別機本体 9,9a バケット 10,10a 供給コンベア 26 周期連動手段 38,39 出力ギヤ 41,41a 入力ギヤ 42 タイミングキー 43a タイミング溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計量物が載置される多数の受部材が所
    定ピッチで設けられた無端の搬送コンベアと、該搬送コ
    ンベアの受部材の搬送経路途中に設けられ、被計量物の
    重量を搬送中に計量する計量手段と、この計量手段の下
    流側に配置され、該計量手段による計量結果に基づいて
    被計量物が重量段階別に排出される複数の排出部とを有
    する重量選別機本体と、該重量選別機本体における上記
    搬送コンベアの上方に設置され、かつ所定の供給位置で
    上記各受部材に被計量物を供給する多数の受部材が所定
    ピッチで設けられた無端の供給コンベアとが備えられた
    重量選別機であって、上記受部材の大きさが異なる複数
    の供給コンベアが備えられ、これら各供給コンベアの受
    部材が異なるピッチで設けられていると共に、これら各
    供給コンベアが被計量物の大きさに応じて上記重量選別
    機本体に対し分離交換可能に設けられており、かつ、上
    記重量選別機本体に設置される供給コンベアの受部材の
    ピッチが変わっても、上記所定の供給位置において、上
    記供給コンベアの受部材からの被計量物の投入タイミン
    グと搬送コンベアの受部材による被計量物の受け入れタ
    イミングとが同期するように上記搬送コンベアに供給コ
    ンベアを連動させる同期連動手段が備えられていること
    を特徴とする重量選別機。
  2. 【請求項2】 同期連動手段が、搬送コンベア側の出力
    軸に設けられる径の異なる複数の出力ギヤと、供給コン
    ベア側の入力軸に設けられ、上記出力ギヤの一つと噛合
    する入力ギヤとで構成されており、かつ、いずれの供給
    コンベアが重量選別機本体に設置されたときにも、この
    供給コンベアの入力ギヤと、これに噛み合う搬送コンベ
    ア側の出力ギヤとのギヤ比が、供給コンベアの受部材か
    らの被計量物の投入タイミングと搬送コンベアの受部材
    による被計量物の受け入れタイミングとが同期するギヤ
    比となるように設定されていることを特徴とする請求項
    1に記載の重量選別機。
  3. 【請求項3】 出力ギヤ又は入力ギヤのいずれか一方に
    タイミングキーが設けられ、他方に、出力ギヤの中心と
    入力ギヤの中心とを結ぶ線上で上記タイミングキーと係
    合することにより、所定の供給位置において、供給コン
    ベアの受部材からの被計量物の投入タイミングと搬送コ
    ンベアの受部材による被計量物の受け入れタイミングと
    が同期するように両ギヤを噛合させるタイミング溝が設
    けられていることを特徴とする請求項2に記載の重量選
    別機。
JP35427395A 1995-12-29 1995-12-29 重量選別機 Pending JPH09187736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35427395A JPH09187736A (ja) 1995-12-29 1995-12-29 重量選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35427395A JPH09187736A (ja) 1995-12-29 1995-12-29 重量選別機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09187736A true JPH09187736A (ja) 1997-07-22

Family

ID=18436439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35427395A Pending JPH09187736A (ja) 1995-12-29 1995-12-29 重量選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09187736A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU711929B2 (en) * 1996-08-02 1999-10-21 Murray McKay Sorting apparatus
KR20010003005A (ko) * 1999-06-19 2001-01-15 김영호 분류장치와 이송장치간의 동기화장치를 구비한 과일선별장치
JP2007245133A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Yokozaki Co Ltd 選別装置
FR2957671A1 (fr) * 2010-03-18 2011-09-23 Sas Laboratoire Dispositif a prelever, peser et ranger des echantillons a analyser
CN112170249A (zh) * 2020-09-27 2021-01-05 淄博秀贤工艺品有限公司 一种破碎瓷砖的边角利用与废料粉碎设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU711929B2 (en) * 1996-08-02 1999-10-21 Murray McKay Sorting apparatus
KR20010003005A (ko) * 1999-06-19 2001-01-15 김영호 분류장치와 이송장치간의 동기화장치를 구비한 과일선별장치
JP2007245133A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Yokozaki Co Ltd 選別装置
FR2957671A1 (fr) * 2010-03-18 2011-09-23 Sas Laboratoire Dispositif a prelever, peser et ranger des echantillons a analyser
CN112170249A (zh) * 2020-09-27 2021-01-05 淄博秀贤工艺品有限公司 一种破碎瓷砖的边角利用与废料粉碎设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611568B2 (ja) 組合せ計量装置およびシステム
JP2002028577A (ja) 選別コンベアの選別物取出装置
CN110000092B (zh) 一种电子商务货物分类装置
JPH09187736A (ja) 重量選別機
JP4875426B2 (ja) 農産物の選別装置
JP6484984B2 (ja) 選別皿コンベアの被選別物供給装置
US3976085A (en) Automatic cigarette feed machine
JPH07285654A (ja) 物品の集合搬送装置
JPH0216978B2 (ja)
JP2565807B2 (ja) 品物の計重・仕分装置
JPH10286533A (ja) 多段階重量選別装置
JPH10139165A (ja) アンスタッカー装置およびアンスタッカー方法
JPH0448973A (ja) 形状選別装置
JPH04307333A (ja) 品物の計重・排出機構
CA1249788A (en) Machine loader
JPS59217523A (ja) コンベア
JP2565806B2 (ja) 品物の計重・仕分装置
JP3436591B2 (ja) 棒状商品の分散供給装置
JPH0549080U (ja) 農産物の選別装置
JP3396711B2 (ja) 多段階重量選別装置
JP2566062Y2 (ja) 選花機
JP2021080050A (ja) 物品供給装置及びそれを備えた計量システム
JP2004098036A (ja) 青果物の選別装置
JP4443955B2 (ja) 振分装置
JP3029272U (ja) 麺玉垂直搬送装置