JPH0448973A - 形状選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、物品の外形寸法によって選別寸法別に物品を
選別する形状選別装置に関する。

（従来の技術） 従来、例えば、回動自在の複数の円筒ドラムを横置きし
て設け、各円筒ドラムの外周に物品の選別寸法に合わせ
た同一径の多数の選別孔を設けると共に、選別孔の孔径
の小さい順に各円筒ドラムを上流から下流に順次並設し
て物品を上流の円筒ドラム上に供給し、前記選別孔の寸
法に合った物品を順次夫々の選別孔から落下させて各円
筒ドラム内に設けたシュートで排出する選別装置が知ら
れている。

また、前記円筒ドラムに替えて搬送ベルトを設け、該ベ
ルトの表面に果実の選別寸法に合わせた同一径の多数の
選別孔を設けて同様に構成した選別装置が知られている
。

以上の従来の選別装置は、どちらも主に果実等の選別に
使用されている。このため、前記円筒ドラム或いは搬送
ベルトに設けられた選別孔は、多くの果実が長径と短径
を有することからその短径の寸法を選別寸法として統一
を図っている。

しかし、例えば、栗、イチジク等の果実或いは球根等の
ように、その外形が不均一であり長径と短径を有する果
実においては、前記選別装置の選別孔に、該果実の短径
を正確に合わせて選別することが困難である。そのため
、外形が不均一な果実等を前記選別装置によって選別す
ると、前記選別孔に長径側が接゛触する場合があり、短
径側が該選別孔に接触したとき落下するものであっても
、長径側が接触したときには落下しにくい。このため、
外形が不均一な果実等の選別においてはその選別が不正
確となる不都合がある。

（解決すべき課題） かかる不都合を解消して、本発明は、短径と長径を有す
る果実等の物品を正確に選別できる形状選別装置を提供
することを目的とする。

（課題を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明は、物品を搬送し
つつその選別寸法別に選別する選別装置であって、選別
する物品を供給する供給手段と、無端に回動するチェー
ンに連設されて前記供給手段から供給された物品を搬送
方向に搬送する複数の搬送手段と、該搬送手段に形成さ
れた第１開孔部の周縁に沿って揺動自在に複数垂下され
て下端側が収束自在の揺動片と、前記搬送手段の下方位
置に上下動自在に設けられて前記第１開孔部の内径より
も小径の第２開孔部を有し且つ該第２開孔部に前記揺動
片を挿通して上下動によって複数の揺動片の下端縁で形
成される選別孔の径を膨縮させる絞りプレートと、前記
搬送手段の搬送方向の上流から下流に向かって下降方向
に前記絞りプレー１−を案内する案内レールとを備えて
なり、前記搬送手段の第１開孔部に物品を供給して搬送
しつつ、前記揺動片による選別孔から物品を選別落下さ
せることを特徴とする。

また、前記供給手段は、ホッパと、無端に回動するチェ
ーンに連設された複数の搬送部により前記ホッパから往
路側に供給された物品を各別に搬送し、復路側への折返
位置で搬送した物品を落下させる供給装置と、該供給装
置から落下した物品を受け取り、前記搬送手段に同期し
て該搬送手段に物品を投下する投下装置とからなること
を特徴とする。

（作用） 本発明によれば、先ず、物品は前記供給手段によって前
記搬送手段に供給される。該搬送手段に供給された物品
は、該搬送手段の第１開孔部内に各別に納められた状態
で搬送される。該搬送手段は、前記チェーンの回動によ
って物品の搬送方向に移動する。

このとき、該搬送手段に設けられた前記絞りプレートは
、前記第１開孔部の内径よりもやや小径の第２開孔部に
前記揺動片を挿通しているので、該搬送手段が搬送方向
の最上流にあるときには、前記案内レールの最上位置に
より前記絞りプレートの第２開孔部が前記揺動片の上部
の外側を拘束して選別孔を最小径とする。また、前記第
１開孔部は揺動片によって下方に向かって次第に縮径す
る形状に形成されるため、二亥第１開孔部に納められた
物品は、搬送中にその重い部分が下方を向く。

そして、前記絞りプレートは、前記案内レールに案内さ
れて徐々に下動する。これにより、前記絞りプレートが
前記揺動片の上部から下部に移動し、それに従って、第
２開孔部が該揺動片を徐々に開放するので咳揺動片によ
る選別孔が徐々に拡径する。

このように、該搬送手段が搬送方向に移動するに従い、
前記選別孔が徐々に拡径し、拡径途中の選別孔の内径に
適合した外形を有する物品が選別されて下方に落下する
。

また、前記ホッパから前記供給装置に供給された物品は
、前記搬送部によって往路を各別に搬送される。そして
、該物品は、前記搬送部が復路側へ折り返す位置で落下
する。

該物品が落下した位置には、前記投下装置が設けられて
おり、該投下装置状に落下した物品は、前記搬送手段に
同期して該搬送手段に投下される。

（実施例） 本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本実施例の選別装置の平面図、第２図は第１図
の一部を切り欠いた側面図、第３図は要部の平面図、第
４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は供給手段
の概略説明図である。

本実施例は、栗、イチジク等の果実を搬送しながら選別
寸法別に選別位置で落下させることによってその選別を
行う装置である。

第１図中１は果実を複数の搬送手段２によって搬送しな
がら該果実の選別を行う選別装置本体、３は該選別装置
本体１に選別する果実を供給する供給手段、４は前記選
別装置本体１により選別された果実を排出する排出部で
ある。

前記選別装置本体ｌは、第２図に示すように、スブロケ
ン）５．６，７．８を介して無端回動するチェーン９と
、該チェーン９に複数連設されてチェーン９と共に無端
回動する搬送手段２と、該チェーン９をそのスプロケッ
ト５と同軸のスプロケット０を介して駆動する駆動モー
タ１１とによって構成されている。また、該選別装置本
体１には、前記搬送手段２の搬送方向に沿って詳細を後
述する案内レール１２が設けられている。

更に詳細に説明すれば、前記搬送手段２は、第３図及び
第４図に示すように、周縁の形状が多角形の複数の第１
開孔部１３が形成されている。該第１開孔部１３の周縁
には、ヒンジ１４を介して揺動自在に垂下された複数の
揺動片１５が設けられている、該揺動片１５はその夫々
の下端側が互いに収束可能となる逆台形状に形成されて
いる。このように構成された搬送手段２は、その両側端
部に備えられた連結部材１６を介して前記チェーン９に
連結されている。また、該搬送手段２の下方位置には、
該搬送手段２の略中央位置に備えられた案内ピン１７に
沿って上下動自在に保持された絞りプレート１８が設け
られている。該絞りプレート１８には、前記第１開孔部
１３の内径よりも小径の第２開孔部１９が形成されてい
る。該第２開孔部１９には、前記揺動片１５が挿通され
ている。そして、該揺動片１５が第２開孔部１９に挿通
された状態にあるとき、該揺動片１５の下端縁によって
選別孔２０が形成される。該選別孔２０は、前記絞りプ
レート１８が上下動することによりその径が膨縮する。

即ち、第４図示のように、絞りプレー目８が揺動片１５
の上部側にあるとき、第２開孔部１９が各揺動片１５の
上部側を拘束してその時形成される選別孔２０を最小径
とし、また、第４図仮想線示のように、絞りプレート１
８が揺動片１５の下部側にあるとき、第２開孔部１９が
各揺動片１５の拘束を開放して揺動片１５が自重で矢印
ａの示す拡がり方向に揺動し、その時形成される選別孔
２０を最大径とする。該絞りプレート１８は、第３図及
び第４図に示すように、案内レール１２に自重で当接状
態にあり、該案内レール１２に沿って摺動自在となって
いる。

該案内レール１２は、第２図に示すように、前記搬送手
段２の搬送方向の上流から下流に向かって下降方向に傾
斜して設けられている。これにより、搬送手段２が搬送
方向に移動すると、該案内レール１２が前記絞りプレー
Ｈ８を前記揺動片１５の上部から下部に案内し、それに
従って、第２開孔部１９が該揺動片１５を徐々に開放す
るので該揺動片１５による選別孔２０が徐々に拡径する
。

次に、前記供給手段３について詳説する。

該供給手段３は、第１図及び第２図に示すように、選別
する果実を投入するホッパ２１と、該ホッパ２１に連な
って設けられた供給装置２２と、該供給袋Ｗ２２から供
給される果実を受け取って前記搬送手段２の第１開孔部
１３内に投下する投下袋２２３とで構成されている。

前記供給装置２２は選別装置本体１の下流側に約１５°
の傾斜を有して設けられており、支持ステー２２ａによ
って固定されている。前記ホッパ２１は選別装置本体ｌ
に備えられた支持ステー２１ａによって該選別装置本体
１に固定されている。また、該ホッパ２１の前記供給装
置２２側には果実を整列して該供給装置２２に送る整列
片２１ｂが設けられている。

前記供給装置２２は、第５図に示すように、複数の搬送
部２４が、無端に回動する仮想線水のチェーン２５に図
示しない連結部材を介して連結されている。該搬送部２
４には前記ホッパ２１から送られた果実が各別に載置さ
れる凹状の載置孔２６が形成されている。前記チェーン
２５は前記駆動スプロケット２７と、被動スプロケット
２８とに掛は渡されており、該駆動スプロケット２７と
同軸同径のスプロケット２９を介し、更に、前記スプロ
ケット５と同軸同径のスプロケット３０を介して前記選
別装置本体１に設けられた駆動モータ１１により駆動さ
れる。このように構成された供給装置２２によって、そ
の往路側を搬送された果実は、復路側への折返位置で落
下する。

そして、前記投下装置２３は、供給装置２２から落下し
た果実を受け取る位置に設けられている。詳細には、該
投下装置２３は、第５図に示すように、前記選別装置本
体１に固定されており、前記搬送手段２の最上流の位置
に対応してて設けられている。該投下装置２３には、前
記搬送手段２の第１開孔部Ｉ３と同形の第３開孔部３１
が形成されでおり、該第３開孔部３１の内周縁に沿って
前記搬送手段２の揺動片１５と同形の揺動片３２が設け
られている。

更に、該揺動片３２は、前記搬送手段２の絞りプレート
１８と同様のプレート３３が設けられている。該投下装
置２３は、該プレート３３を上下動させることにより前
記揺動片３２の下端縁で形成される投下孔３４の開閉を
行う。該プレート３３の上下動は、該プレート３３に設
けられたレバー３５の上下動により行われる。該レバー
３５は、前記駆動スプロケット２７と同軸に設けられた
カム３６によって揺動する揺動部材３７によって上下動
される。即ち、駆動スプロケット２７の回転によって前
記搬送部２４に搬送された果実がその折返位置で落下す
る。このとき、前記カム３６を介して、第５図実線示の
ように、レバー３５を引いた状態で前記プレート３３を
上方位置に保持する。これにより、前記揺動片３２は、
収束した状態となり、その投下孔３４を閉した状態で果
実を保持する。そして、投下装置２３の第３開孔部３１
に対応する下方位置に、移動する前記搬送手段２の第１
開孔部１３が位置したとき、前記カム３６が回転し、該
カム３６を介して、第５図仮想線示のように、レバー３
５を押し下げて前記プレート３３を下方位置に下降させ
る。これにより、前記揺動片３２は、収束した状態が開
放され、その投下孔３４を開いて果実を前記搬送手段２
の第１開孔部１３に投下する。

このように、前記カム３６は、搬送手段２と、供給装置
２２の搬送部２４の回動に同期して回転し、前記揺動部
材３７の揺動を前記搬送手段２の移動に同期させるので
、供給装置２２から供給される果実を搬送手段２に確実
に送ることができる。また、前記供給装置２２の折返位
置において、果実がその載置孔２６から離反する位置が
異なっても、搬送手段２の移動に確実に同期させること
ができる。

以上のような構成の本実施装置について、その作動を説
明する。

ホッパ２１に投入された果実は、先ず、回動する供給装
置ｔ２２の往路の各載置孔２６に各別に載置され、搬送
部２４によって選別装置本体１に向がって搬送される。

このとき、供給装置２２は傾斜を有して設けられている
ので、果実は、載置孔２６に載置されないときに、ホッ
パ２１側に戻されて載置孔２６に載置される。

次いで、供給装置２２の復路への折返位置では、該搬送
部２４が各載置孔２６を下方に向ける。これにより、ｉ
直孔２６内の果実は、投下装置２３の第３開孔部３１内
に落下する。該投下装置２３の第３開孔部３１では、カ
ム３６及び揺動部材３７によってプレート３３が揺動片
３２を拘束して投下孔３４が閉じられており、これによ
って、果実は確実に投下装置２３に保持される。

そして、回動する搬送手段２が投下装置２３の下方位置
において、該搬送手段２の第１開孔部１３と投下装置２
３の第３開孔部３１との位置が対応したとき、カム３６
及び揺動部材３７によってプレート３３が下降して揺動
片３２の拘束を解除し、投下孔３４が開放される。これ
によって、果実は、搬送手段２に同期して投下装置２３
から投下されて、該搬送手段２の第１開孔部１３に確実
に納められる。

続いて、果実は、搬送手段２によって上流から下流へと
搬送される。このとき、前記絞りプレー目８は、第１開
孔部１３の内径よりもやや小径の第２開孔部１９に揺動
片１５を挿通している。このため、該搬送手段２が搬送
方向の最上流にあるときには、絞りプレート１８は、案
内レール１２の傾斜の最上位置に保持され、その第２開
孔部１９が前記揺動片１５の上部の外側を拘束している
。従って、該搬送手段２に搬送される果実は、その最上
流で選別孔２０を最小径とする第１開孔部１３に納めら
れる。また、このとき、第１開孔部１３は揺動片１５に
よって下方に向かって次第に縮径する所謂スリバチ形状
に形成されるため、該第１開孔部１３に納められた果実
は、搬送中にその重い部分が下方を向く、一般に外形が
不均一の果実は重い部分を下方とした長径の部分を有す
る。これにより、外形が不均一であり長径と短径を有す
る果実においても、選別孔２０に短径側を正確に合わせ
て搬送することができ、該搬送手段２上の果実は、その
短径側の選別寸法により統一的に選別される。

そして、搬送手段２が搬送方向に移動するに従い、前記
絞りプレート１８は、前記案内レール１２に案内される
。前述のように、該案内レール１２は下流側に向かうに
従って下降する傾斜を有しているので、該案内レール１
８に沿って摺動する絞りプレート１８は、該案内レール
１２の傾斜に沿って徐々に下動する。それに従って、第
２開孔部１９が揺動片１５を徐々に開放し、その選別孔
２０が徐々に拡径する。

そしてこのように、果実は搬送手段２によって搬送方向
に移動しつつ、拡径途中の選別孔２０の内径に適合した
外形を有する果実が該選別孔２０より落下して選別され
、排出部４から排出される。

また、以上の実施例においては、前記案内レール１２を
傾斜させて設けることによって、果実を無段階的に選別
しているが、他の実施例として、図示しないが、案内レ
ールの形状を上流から下流に向かって段階的に落差を存
して連続形成し、該案内レールによって前記絞りプレー
トを案内してもよい。これにより、前記搬送手段２の移
動に伴って絞りプレー［８が案内レールの各段に対応す
る位置で案内されて、前記選別孔２０の径が段階的に拡
径し、各規格寸法別での果実の段階的な選別を行うこと
ができる。

なお、本実施装置においては、果実をその選別対象とし
たが、選別する物品は、果実に限られるものではないこ
とは勿論である。

（効果） 以上のことから明らかなように、本発明の選別装置は、
物品を前記搬送手段によって各別に搬送し、該搬送手段
の選別孔が、前記案内プレートの傾斜に従って下動する
絞りプレートによって徐々に拡径しながら該物品を選別
するので、確実な選別を行うことができる。更に、前記
第１開孔部は揺動片によって下方に向かって次第に、縮
径する形状に形成されるため、搬送中にその重い部分が
下方を向き、外形が不均一であり長径と短径を有する果
実等の物品の選別においても、短径側の寸法で正確に選
別を行うことができる。

また、本発明の選別装置は、前記投下装置を設けること
によって、搬送手段の移動に同期して、該搬送手段の前
記第１開孔部に物品を供給することができる。

従って、本発明によれば、外形が不均一であり長径と短
径を有する果実等の物品であっても、正確な選別を確実
に行うことができる形状選別装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の選別装置の平面図、第２図は第１図
の一部を切り欠いた側面図、第３図は要部の平面図、第
４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は供給手段
の概略説明図である。 １・・・選別装置本体 ２・・・搬送手段 ３・・・供給手段 ９．２５・・・チェーン １２・・・案内レール １３・・・第１開孔部 １５・・・揺動片 １８・・・絞りプレー １９・・・第２開孔部 ２０・・・選別孔 ２１・・・ホッパ ２２・・・供給装置 ２３・・・投下装置 ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、物品を搬送しつつその選別寸法別に選別する選別装
   置であって、選別する物品を供給する供給手段と、無端
   に回動するチェーンに連設されて前記供給手段から供給
   された物品を搬送方向に搬送する複数の搬送手段と、該
   搬送手段に形成された第１開孔部の周縁に沿って揺動自
   在に複数垂下されて下端側が収束自在の揺動片と、前記
   搬送手段の下方位置に上下動自在に設けられて前記第１
   開孔部の内径よりも小径の第２開孔部を有し且つ該第２
   開孔部に前記揺動片を挿通して上下動によって複数の揺
   動片の下端縁で形成される選別孔の径を膨縮させる絞り
   プレートと、前記搬送手段の搬送方向の上流から下流に
   向かって下降方向に前記絞りプレートを案内する案内レ
   ールとを備えてなり、前記搬送手段の第１開孔部に物品
   を供給して搬送しつつ、前記揺動片による選別孔から物
   品を選別落下させることを特徴とする形状選別装置。 ２、前記供給手段は、ホッパと、無端に回動するチェー
   ンに連設された複数の搬送部により前記ホッパから往路
   側に供給された物品を各別に搬送し、復路側への折返位
   置で搬送した物品を落下させる供給装置と、該供給装置
   から落下した物品を受け取り、前記搬送手段に同期して
   該搬送手段に物品を投下する投下装置とからなることを
   特徴とする請求項１記載の形状選別装置。