JPH09187657A - 小型分子の選択的除去触媒とそれを使用する方法 - Google Patents

小型分子の選択的除去触媒とそれを使用する方法

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JPH09187657A
JPH09187657A JP8002188A JP218896A JPH09187657A JP H09187657 A JPH09187657 A JP H09187657A JP 8002188 A JP8002188 A JP 8002188A JP 218896 A JP218896 A JP 218896A JP H09187657 A JPH09187657 A JP H09187657A
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catalyst
reaction
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oxygen
zeolite
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JP8002188A
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Tadamitsu Kiyoura
忠光 清浦
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有用または必要とする分子中に混在する不要
または有害な小型分子を有用または必要とする分子を減
損することなく選択的に除去する反応に使用する触媒を
提供する。 【解決手段】 酸素8員環または酸素9員環細孔を持つ
ゼオライトの細孔内に元素周期律表第8族の貴金属、第
9族の貴金属、第10族の貴金属およびレニウムよりな
る群から選ばれた金属の少なくともー種を担持すること
を特徴とする小型分子を選択的に除去する反応に使用す
る触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有用な分子中に混在
する無用または有害な小型の分子を選択的に除去する反
応に使用する触媒に関する。 より詳細には、有用な分
子を小型分子を取り除く為の除去反応で実質的に減少さ
せることなく、無用または有害な小型の分子のみを除去
する反応を効率的に促進する為に使用する触媒に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】分子サイズの小さい小型分子または分子
サイズに関わらず、種々の無用または有害な分子を種々
な化学反応により除去する為に使用する触媒は古くから
多くの種類が知られている。例えば内燃機関の排気から
CO、NOX、微量の有機化合物を除去する目的にはP
tおよび/またはPdにCe等の酸化物を組み合わせた
ものを担体に担持したものが使用されている。オゾンを
分解する目的には酸化マンガン、酸化マンガン−酸化銅
系、または貴金属をアルミナなどに担持した触媒が使用
される。空気中の微量COを室温でCO2に酸化して除
去する目的で酸化マンガン−酸化銅−酸化銀−酸化ニツ
ケル−酸化コバルトから成る多元系触媒が多用されてい
る。この他にもVOC(Volatile Organ
ic Compounds)と称する揮発性有機化合
物、例えばホルマリン、アセトアルデヒド、アセトン、
ベンゼン、トルエン等を酸化分解して除去するPt/ア
ルミナ、Pd/アルミナ系の触媒も大量に使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した様に分子サイ
ズの小さい小型分子等を非選択的に除去する反応を促進
する触媒は優れた性能を示すものが種々知られている。
然しながら、有用または必要とする分子中に混合して存
在する無用または有害な小型分子を、有用または必要と
する分子を実質的に減損させること無く、無用または有
害な小型分子のみを選択的に除去する反応を促進する有
効な触媒は知られていない。例えばイソブテンガス中に
混在する水素ガス、またはスチレンモノマーガス中に混
在する水素ガスをイソブテンまたはスチレンモノマーを
実質的に減損すること無く水素のみを選択的に酸素で酸
化し水として除去することのできる触媒の開発が要望さ
れている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は有用または必
要とする分子中に混在する無用または有害な小型分子を
有用または必要とする分子を減損することなく小型分子
のみを選択的に除去する反応を促進させる触媒について
種々研究した。その結果、酸素8員環または酸素9員環
を持つゼオライトの細孔内に元素の周期律表第8族の貴
金属、第9族の貴金属、第10族の貴金属およびレニウ
ムよりなる群から選ばれた金属の少なくともー種を担持
したものが有用または必要とする分子を減損することな
く小型分子のみを選択的に除去する反応の触媒となるこ
とを見いだし本発明を完成するに至つた。
【0005】即ち本発明は、酸素8員環または酸素9員
環細孔を持つゼオライトの細孔内に元素周期律表第8族
の貴金属、第9族の貴金属、第10族の貴金属およびレ
ニウムよりなる群から選ばれた金属の少なくともー種を
担持することを特徴とする小型分子を選択的に除去する
反応に使用する触媒を提供するものである。
【0006】また、本発明は、酸素8員環または酸素9
員環細孔を持つゼオライトの細孔内に元素周期律表第8
族の貴金属、第9族の貴金属、第10族の貴金属および
レニウムよりなる群から選ばれた金属の少なくともー種
を担持した触媒の存在下に、小型分子を選択的に除去す
る反応方法である。
【0007】而して、本発明の要旨とするところは、酸
素8員環または酸素9員環を持つゼオライトの細孔径は
大略0.3〜0.5nm程度でありこの細孔内に触媒活
性の高い貴金属やレニウムを担持したものは、上記細孔
に容易に侵入し得る小型分子に対してのみ選択的に反応
を促進する触媒となることにある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に使用するゼオライトは酸
素9員環に属するものとして、Chiavennite
(0.39×0.43nm)、 Lovdarite
(0.32×0.44; 0.36×0.37nm)な
どがある。
【0009】酸素8員環に属するものとしては、AlP
4−18(0.38×0.38nm)、AlPO4−5
2(0.28×0.44nm)、 AlPO4−C
(0.34×0.37;0.29×0.57nm)、A
lPO4−D(0.21×0.63;nm)、AlPO4
−E(0.21×0.63;0.13×0.58n
m)、MAPO−39(0.40nm)、 AlPO4
−12−TAMU(0.42×0.46;0.38×
0.38nm)、AlPO4−25(0.30×0.4
9nm)、AlPO4−22(0.39nm)、Bik
itaite(0.28×0.37nm)、Brews
terite(0.23×0.5;0.28×0.41
nm)、Cesium Aluminosilicat
e(0.47×0.22nm)、Chabazite
(0.38×0.38nm)、Deca−dodeca
sil(0.36×0.44nm)、TMA−E(0.
37×0.51)、Edingtonite(0.28
×3.8)、Erionite(0.36×0.51n
m)、Gismondine(0.31×0.45;
0.28×0.48nm)、Goosecreekit
e(0.28×0.4;0.27×0.41;0.29
×0.47nm)、NaJ(0.37×0.48n
m)、ZK−5(3.9nm)、Levynite
(0.36×0.48nm)、Linde Type
A(0.41nm)、Merlinoite(0.31
×0.35;0.27×0.36)、Montesom
maite(0.32×0.44;0.36×0.36
nm)、Natrolite(0.26×0.39n
m)、Paulingite(0.38nm)、Phi
llipsite(0.36;0.36×0.43;
0.32×0.33)、Rho(0.36;0.36n
m)、Thomsonite(0.23×0.39;
0.22×0.4nm)、Yugawaralite
(0.28×0.36;0.31×0.5nm)などが
ある。
【0010】好ましくは、ゼオライトがA型、シャバサ
イト、エリオナイト、ZK−5、Rho、レビナイト、
AlPO4−18、AlPO4−22、AlPO4−2
5、AlPO4−52、AlPO4−C、AlPO4
D、MAPO−39である。
【0011】上記したゼオライトは合成、または天然物
があるものでは、合成または天然産のいずれでも本発明
の方法に使用することができる。触媒活性成分を担持す
るに先立ちゼオライトは水洗などの常法により夾雑物を
取り除き、400〜500℃で焼成してから使用するの
が好ましい。ゼオライトのイオン交換可能なカチオンは
ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属型、
または水素イオン型の何れでもよいが、水素イオン型の
場合には細孔が広くなり触媒活性成分を細孔内に担持し
易い場合がある。
【0012】上記したゼオライトに担持する触媒活性成
分は元素の周期律表の第8族の貴金属、第9族の貴金属
または第10族の貴金属であるルテニウム、ロジウム、
パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、または第
7族であるレニウムが多用される。上記した貴金属また
はレニウムを主触媒成分としその他の卑金属成分を助触
媒成分として同時に担持してもよい。
【0013】触媒活性成分は、好ましくは、ルテニウ
ム、パラジウムおよび白金である。触媒活性成分の担持
量は0.02〜10wt%、通常0.1〜5wt%,と
くに0.1〜2wt%の範囲が多用される。
【0014】ルテニウムを担持する際には塩化ルテニウ
ム1水塩、またはルテニウム酸塩の含水塩水溶液をゼオ
ライトに浸漬する。ロジウムの場合には塩化ロジウム3
水塩または塩化ロジウム酸塩の含水塩が多用される。パ
ラジウムの場合には塩化パラジウムのテトラアンミン塩
水溶液等が多用される。酢酸パラジウムのアセトン溶液
を侵漬してもよい。オスミウムの場合には4酸化オスミ
ウム水溶液、オスミウム酸塩水溶液が多用される。イリ
ジウムの場合には塩化イリジウム酸塩水溶液、塩化イリ
ジウムの無水エタノール溶液等が多用される。白金の場
合には塩化白金酸水溶液等が多用される。
【0015】上記触媒活性成分を浸漬したゼオライトは
濾別水洗しホルマリン等の還元剤で液相で還元処理し水
洗乾燥して触媒とする。または気相で乾燥、焼成後、水
素ガス等の還元剤で還元処理し触媒とする。水素還元の
際には水素を窒素等の不活性ガスで希釈し水素ガス濃度
を5〜10vol%程度に保ち急激に還元が進行しない
ようにすることが好ましい。
【0016】ゼオライトの全表面積に占める細孔内の割
合は93〜97%で外表面の占める割合は3〜7%であ
る。よつて、外表面部分に担持された触媒活性成分は小
量であるが非選択的な反応を促進し必要または有用な分
子を減損する場合がある。よつて、この種の非選択的反
応を防止することで更に触媒の選択性を向上させること
もできる。
【0017】上記した目的を達成するために細孔以外の
外表面に起因する触媒活性部分に適当な被毒作用を持つ
化合物を接触させ外部表面の触媒活性を被毒する。適当
な被毒作用を持つ化合物は本発明の方法で使用するゼオ
ライトの細孔に侵入し得ない分子径もつ被毒化合物であ
れば一般的に使用できる。C1〜C6のアルキル基を持つ
ピリジン、チオフェン、キノリン、チオキサン、チオフ
エノン、チオテトロン酸等が多用される。
【0018】上記したチオフエン等の被毒化合物は例え
ばベンゼン、エーテル等の溶媒中に1〜5%程度溶解さ
せ、この溶液に貴金属担持ゼオライト触媒を投入し被毒
化合物を外表面に吸着させ触媒を濾別乾燥し反応に使用
する。液相で吸着処理を実施する際の温度は室温〜溶媒
の沸点の範囲が多用される。この他に、チオフエン等の
被毒化合物の蒸気を窒素等のキヤリヤーガスに同伴させ
気相で貴金属担持ゼオライト触媒に接触させる方法も使
用できる。気相で吸着処理を実施する際の温度は室温〜
300℃の範囲が多用される。
【0019】本発明の触媒はゼオライトが天然産の粒状
のものであれば、所望の粒径の範囲をふるい分けてその
まま使用できる。合成ゼオライトの微紛状のものであれ
ば、アルミナ、または粘土等のバインダーと共に湿式混
錬し押出し成型して固定床用に使用する。流動床用に
は、シリカゾルやアルミナゾルとスラリーとし噴霧乾燥
し20〜100μの範囲に粒径分布を持つ微小球状に成
型して使用する。
【0020】小型分子とは、水素、ー酸化炭素、アンモ
ニアまたは酸化窒素類等がある。また、小型分子を除去
するための反応は、酸化反応、還元反応、分解反応等が
ある。
【0021】本発明の触媒を使用する小型分子の選択的
除去反応は、例えばエチルベンゼン、スチレンモノマー
および水素ガスから成る混合気体から酸素含有ガスで水
素のみを選択的に酸化し水として除去する目的で使用す
る。この反応は酸化脱水素プロセスと組合わせてしよう
する。または、C3〜C8の低級アルデヒドとCOとの混
合気体から選択的にCOを含酸素ガスで酸化しCO2
して除去する反応(オキソ反応でのCO除去)、グリオ
キザールまたはグリオキシル酸エステル中に混在する酸
化窒素類を選択的に水素ガスで還元し窒素と水として除
去する反応(硝酸酸化反応生成物に混入するNOx等の
除去)、アクリルニトリル中に存在するアンモニアを選
択的に水素と窒素に分解する反応(アンモオキシデーシ
ヨン反応生成物中の残存アンモニアの除去)等に使用す
る。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 リンデ社A−型ゼオライトにVista社製Catap
alアルミナ−Aをバインダーとし25%添加し押出し
成型し500℃に焼成したものを担体に使用した。上記
担体に塩化パラジウム水溶液を侵漬し、水洗、乾燥後3
00℃に焼成、水素10%窒素90%のガスで還元して
触媒を調製した。担体へのパラジウム担持量は0.9w
t%であつた。2,5−ジエチルチオフェンを窒素ガス
に同伴させ(チオフェン濃度5vol%)上記触媒に2
50℃で3時間接触させ触媒外表面に担持されたパラジ
ウムの触媒活性を失活させた。上記触媒を内径15mm
のSUS−316製反応管に15ml充填し、外部より
砂流動浴で200℃に加熱した。スチレンモノマー2
5,エチルベンゼン10,水素20,窒素25,スチー
ム20vol%のガス混合物を150ml/min,酸
素ガス25ml/minで触媒層に送入し反応させた。
反応管出口ガスを分析した結果水素ガスの水への転化率
は94%であり、スチレンモノマーおよびエチルベンゼ
ンは実質的に減損していない。
【0023】実施例2 AlPO4−18型ゼオライトにバインダーとしてCo
ndea社Pural−SB型アルミナを25%添加
し、押出し成型して1/16インチの錠剤とし、500
℃に焼成して担体を調製した。この担体に塩化ルテニウ
ム水溶液を浸漬し水洗、乾燥、350℃焼成後10vo
l%の水素を含有する窒素で還元処理し触媒を調製し
た。担体へのルテニウムの担持量は1.5wt%であ
る。2,5−ジエチルチオフェンを窒素ガスに同伴させ
上記触媒に250℃で接触させ触媒外表面に担持された
ルテニウムの触媒活性を被毒した。上記触媒を実施例1
と同様の反応管に15ml充填し、340℃に加熱し
た。アクリルニトリル25、窒素35、酸素10、アン
モニア5、スチーム15、二酸化炭素10vol%から
成る混合ガスを200ml/minで触媒層に送入し反
応させた。反応管出口ガスを分析した結果アンモニアの
95%が窒素と水素に分解した。アクリロニトリルの減
損は実質的に認められていない。
【0024】比較例1 酸素12員環のゼオライトであるNa−モルデナイトを
アルミナバインダー25wt%と共に押出し成型し、実
施例1と同様に0.9wt%のパラジウムを担持し、外
表面を被毒した触媒を調製した。この触媒を実施例1と
同様の反応装置と反応条件で水素の除去反応に使用した
結果、水素ガスの80%が水に転化したが、スチレンモ
ノマーの6%、エチルベンゼンの2%が減損した。
【0025】比較例2 酸素12員環のゼオライトであるNa−モルデナイトを
アルミナバインダー25wt%と共に押出し成型し、実
施例2と同様に1.5wt%のレニウムを担持し、外表
面を被毒した触媒を調製した。この触媒を実施例2と同
様の反応装置と反応条件でアンモニアの分解反応に使用
した結果、アンモニアの90%が分解したが、アクリル
ニトリルの4%が減損した。
【0026】実施例3 シャバサイトとエリオナイトの混合物から成る天然産ゼ
オライに(Na,Ka−型)1wt%のレニウムを担持
し、実施例1と同様の方法で、触媒外表面を被毒した触
媒を調製した。
【0027】この触媒を実施例2と同様の反応装置に1
5ml充填し実施例2と同様な条件で、アクリルニトリ
ル40、窒素45、アンモニア5、酸素3、蒸気7vo
l%から成る混合気体を反応させた。反応器出口ガスを
分析した結果アンモニアの92%が分解し、アクリルニ
トリルの減損は実質的に認められなかつた。
【0028】実施例4 実施例1で使用した担体に白金1wt%を担持し、外表
面を被毒した触媒を調製した。本触媒15mlを実施例
1と同様の反応管に15ml充填し外部より220℃に
加熱した。シクロヘキサノール30、シクロヘキサノン
20、窒素37、水素10、NOX3vol%から成る
混合ガスを200ml/minで触媒層に送入しNOX
の除去反応を試験した。反応器出口気体を分析した結果
NOXは100ppmまで還元除去されたが、シクロヘ
キサノールとシクロヘキサノンの減損は実質的に認めら
れなかつた。
【0029】実施例5 実施例4で使用した触媒を15ml使用し、実施例1と
同様の装置を使用しブチルアルデヒド中のCOと水素の
除去を試験した。n−ブチルアルデヒド54、iso−
ブチルアルデヒド10、窒素30、水素3、一酸化炭素
3vol%から成る混合ガスを200ml/min、酸
素10ml/minで触媒層に送入し、200℃で反応
させた。反応器出口ガスを分析した結果COと水素の転
化率99%でブチルアルデヒド類の減損は実質的に認め
られなかつた。
【0030】
【発明の効果】本発明の触媒とそれを使用した反応によ
り有用、または必要とする分子中に混在する小型の無用
または有害な分子を有用または必要とする分子を減損す
ることなく選択的に除去することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】触媒活性成分は、好ましくは、ルテニウ
ム、パラジウムおよび白金よりなる群から選ばれた少な
くともー種である。触媒活性成分の担持量は0.02〜
10wt%、通常0.1〜5wt%とくに0.1〜2
wt%の範囲が多用される。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素8員環または酸素9員環細孔を持つ
    ゼオライトの細孔内に元素周期律表第8族の貴金属、第
    9族の貴金属、第10族の貴金属およびレニウムよりな
    る群から選ばれた金属の少なくともー種を担持すること
    を特徴とする小型分子を選択的に除去する反応に使用す
    る触媒。
  2. 【請求項2】 金属がルテニウム、パラジウムおよび白
    金である請求項1記載の触媒。
  3. 【請求項3】 ゼオライトがA型、シャバサイト、エリ
    オナイト、ZK−5、Rho、レビナイト、AlPO4
    −18、AlPO4−22、AlPO4−25、AlPO
    4−52、AlPO4−C、AlPO4−D、MAPO−
    39である請求項1記載の触媒。
  4. 【請求項4】 触媒細孔内以外の触媒外表面に担持され
    た触媒活性成分を被毒処理したものである請求項1記載
    の触媒。
  5. 【請求項5】 酸素8員環または酸素9員環細孔を持つ
    ゼオライトの細孔内に元素周期律表第8族の貴金属、第
    9族の貴金属、第10族の貴金属およびレニウムよりな
    る群から選ばれた金属の少なくともー種を担持した触媒
    の存在下に、小型分子を選択的に除去する反応方法。
  6. 【請求項6】 小型分子が水素、ー酸化炭素、アンモニ
    アまたは酸化窒素類である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 小型分子を除去するための反応が、酸化
    反応である請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 小型分子を除去するための反応が、還元
    反応である請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 小型分子を除去するための反応が、分解
    反応である請求項5記載の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538224A (ja) * 2005-03-24 2008-10-16 ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカット FCCUにおけるNOx排気を制御する方法
JP2008539069A (ja) * 2005-04-29 2008-11-13 ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカット 部分燃焼FCC法で使用するNOx低減用組成物
JP2015517900A (ja) * 2012-04-02 2015-06-25 クラリアント・プロドゥクテ・(ドイチュラント)・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 水素酸化触媒、その使用、および水素再結合のための方法

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