JPH09187554A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH09187554A
JPH09187554A JP8003983A JP398396A JPH09187554A JP H09187554 A JPH09187554 A JP H09187554A JP 8003983 A JP8003983 A JP 8003983A JP 398396 A JP398396 A JP 398396A JP H09187554 A JPH09187554 A JP H09187554A
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JP
Japan
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symbol
determination
display
ball
cpu
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JP8003983A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Shogo Tatsumi
正吾 巽
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において機枠を変更せずに図柄の
優劣を変更をする 【解決手段】 通過信号があり(ステップ510:YE
S)、判定用図柄が変動表示中でなく(ステップ52
0:NO)、特別遊技中でなければ(ステップ530:
NO)、CPU74は、変更の対象とする図柄升28b
〜28eを決め(ステップ550)、その図柄升28b
〜28eに確変図柄候補中の1種類をブリンク表示させ
る(ステップ560)。CPU74は、タッチ信号がな
く(ステップ570:NO)、ストップ信号があれば
(ステップ580:YES)、確変図柄テーブルを更新
し(ステップ590)、ブリンク表示を通常の表示に変
更させ、新しい確変図柄が登録されたことを示す(ステ
ップ600)。選定された確変図柄は高確率の表示に使
用される。新規なスイッチ類は不要であり機枠の構造の
変更も要さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパチンコ機やアレンジボー
ル式パチンコ(アレパチ)機等の弾球遊技機には、遊技
盤上での遊技球の挙動により判定実行条件が成立すると
特典付与の可否を判定する判定手段、判定結果に応じて
複数種類の判定用図柄から選択される判定用図柄の表示
を指示する指示手段、この指示に応じて判定用図柄を表
示する判定表示手段および判定結果が特典の付与である
と遊技者に特典を与える特典付与手段を備える弾球遊技
機がある。
【0003】遊技者に与えられる特典としては、パチン
コ機では特別の入賞口例えば大入賞口を開放して入賞し
やすしたり、アレパチ機では役物を開放してきわめて得
点が成立しやすくする特別遊技の実行や判定手段によっ
て特典付与と判定される確率を高める処理などが例示さ
れる。
【0004】ところで、従来の弾球遊技機においては、
例えば(1)同じ図柄が3つ並んで表示されさえすれば
大当たりで特別遊技を実行するものもあるが、(2)複
数種類の図柄中で特定の図柄例えば0〜9の数字中で3
と7のみが3つ並んで表示されれば大当たりで、他の数
字では大当たりにはならない形式のものがある。また、
(3)複数種類の図柄中で特定の図柄が3つ並んで表示
されたときに限って次回の判定処理で大当たりの判定確
率を高めるものもある。
【0005】上記の(1)の場合には、3つ揃えば大当
たりという点で各図柄には優劣はないのであるが、
(2)や(3)の場合には図柄に優劣があり、しかもそ
の優劣は予め定められていて例えば遊技途中で変更する
ことはできなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな図柄の優劣を変更できればと望む遊技者もあった。
こうした遊技者の希望に応じるものとして、特公平2−
21278号公報に開示されるパチンコゲーム機があ
る。しかし、特公平2−21278号公報の技術では、
選択操作のためのボタンを多数備える必要があるため弾
球遊技機の機枠の構造が複雑であった。また、この種の
スイッチ類を設けることは法規に抵触するおそれがあ
り、技術的には実施可能であるが、遊技店に設置できる
製品としての製造はできなかった。
【0007】本発明は、機枠などの構造を複雑にするこ
となく且つ法規上の問題もなしに、図柄の優劣を変更で
きればという遊技者の希望に応じることが可能な弾球遊
技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の構成を採用できる。この
弾球遊技機では、判定手段は、遊技盤上での遊技球の挙
動により判定実行条件が成立すると特典付与の可否を判
定する。
【0009】判定実行条件は、例えば遊技球が特定の始
動口(始動入賞口)に入賞したり特定のゲートを通過し
たりすることによって成立するのが普通であるが、これ
ら以外で条件成立としてもかまわない。要は、特典付与
の可否の判定処理のきっかけとなる条件として、判定実
行条件が特定されていればよいのである。
【0010】指示手段は、判定結果に応じて複数種類の
判定用図柄から選択される判定用図柄の表示を指示し、
判定表示手段は、指示に応じて判定用図柄を表示する。
判定用図柄としては、数字、アルファベット、図形等が
例示されるが、各判定用図柄が相互に識別できればどん
な形態でも構わない。そして、普通は同じ判定用図柄が
3つ一列に表示されれば特典付与の表示となるが、これ
に限らない。
【0011】特典付与手段は、判定結果が特典の付与で
あると遊技者に特典を与える。特典としては、従来技術
の説明で述べた特別遊技の実行や特典付与と判定される
確率を高める処理などが例示される。進入検出手段は、
遊技盤上に設定される図柄切換え領域への遊技球の進入
を検出する。図柄切換え領域としては入球口やゲートが
例示され、進入検出手段としては、磁気センサ、近接ス
イッチ、光センサ等、従来の弾球遊技機の入賞装置等に
おいて遊技球の通過を検出するために使用されているセ
ンサ類が例示される。
【0012】特典図柄表示手段は、進入検出手段により
図柄切換え領域への遊技球の進入が検出されたことに起
因して複数種類の判定用図柄のいずれかを特典図柄とし
て表示する。特典図柄表示手段としては液晶表示装置等
が例示されるが、図柄表示装置として従来の弾球遊技機
に備えられている液晶表示装置に特典図柄表示用の区画
を設けて兼用することも可能である。
【0013】指示手段は、判定結果が特典の付与である
ときには判定用図柄として特典図柄の表示を指示する。
つまり、特典の付与を表示するために使用される判定用
図柄が、遊技球が図柄切換え領域に進入することによっ
て変更されるのである。これにより、特典の付与を表示
する判定用図柄とそうでない判定用図柄とがある場合の
判定用図柄の優劣が変更できることになる。
【0014】特典図柄表示手段や進入検出手段を必要と
はするが、機枠にボタンスイッチ等の新規な部品を取り
付ける必要はなく機枠の構造自体は複雑にならず、法規
上の問題も生じない。また、機枠の構造を従来のものと
同様にできるので、面替えによって既設の弾球遊技機を
本発明の弾球遊技機として使用することが可能で、資源
の有効利用となり、経済的である。
【0015】請求項2記載のように、特典図柄表示手段
を、判定表示手段の表示が未確定のときには特典図柄の
表示を変更しない構成にすれば、例えば表示の確定前の
変動表示中に特典図柄が変更されて、特典の付与がある
のかないのか明確にならないといった不具合を回避でき
る。
【0016】請求項3記載のように、外部からの操作に
よって選択信号を発生する選択信号出力手段を設けて、
特典図柄表示手段を、進入検出手段により図柄切換え領
域への遊技球の進入が検出されたことに起因して判定用
図柄のいずれかを特典図柄候補として表示し、選択信号
があった際に表示している特典図柄候補を特典図柄とし
て表示する構成とすれば、特典図柄の決定に際して遊技
者の意思を反映させることができる。
【0017】さらに請求項4記載のように、遊技盤上に
遊技球を発射する発射装置を操作するための発射ハンド
ルに遊技者が接触していることを検知するためのタッチ
部が発射ハンドルへの遊技者の接触を検知していないと
きに、発射装置の稼働中に発射の一時停止を指令するた
めのストップスイッチが操作されることにより出力され
るストップ信号を選択信号として使用する構成にすれ
ば、選択信号出力手段として新規な部品を追加する必要
はない。したがって、既設の弾球遊技機を面替えして、
請求項4記載の弾球遊技機として使用することも可能で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体例により発明
の実施の形態を説明する。
【0019】
【具体例】図1は、弾球遊技機としてのパチンコ機10
の概略正面図である。この図1に示すように、パチンコ
機10に設置されている遊技盤12の中央部には、図柄
表示装置14の一部となる液晶表示盤16が組み付けら
れている。液晶表示盤16の下方には始動入賞口20が
設けられており、その下方には大入賞口22やアウト穴
24が設置されている。また、液晶表示盤16の図示右
側には上側から下側へと遊技球を通過させるゲート26
が設置されており、ゲート26の下方には小型の液晶表
示盤である確変図柄表示盤28が配されている。遊技盤
12には、これらの他にも風車や周知の普通入賞口等
(図示略)が設置されている。そして、遊技盤12の前
面側はガラス板30によって覆われていて、遊技盤12
とガラス板30との間に遊技領域32が形成されてい
る。
【0020】パチンコ機10の前面側には、遊技盤12
の下方に上皿34が備えられ、その下方には下皿36が
備えられている。上皿34および下皿36は遊技球を貯
留可能で、パチンコ機10が賞球として排出する遊技球
の受け皿となっている。また、上皿34は発射装置90
(図3参照)に通じており、発射装置90は、上皿34
から供給される遊技球を遊技領域32に向けて発射する
ことができる。
【0021】パチンコ機10の前面下隅には、発射装置
90を操作するための発射ハンドル38が設置されてい
て、遊技者は発射ハンドル38を回動操作することによ
り発射力の強弱を調節することができる。また、発射ハ
ンドル38の周縁部には導電性のタッチ部40が設けら
れている。発射ハンドル38の直上には、発射装置90
に一時停止を指令するためのストップスイッチ42が設
置されている。
【0022】図2に示すように、パチンコ機10の背面
側には、遊技盤12を保持すると共に、各種の部品が組
み付けられている機構盤44が装着されている。また、
遊技盤12の裏面には、液晶表示盤16とともに図柄表
示装置14を構成する図柄制御回路46が取り付けられ
ており、遊技盤12の背部には、パチンコ機10の全体
的な制御を司る主制御装置48が機構盤44に保持され
て設置されている。
【0023】この機構盤44には、遊技場の遊技球供給
施設(図示略)から賞球用に供給される遊技球を貯留す
るための賞球タンク50、賞球タンク50から流出して
くる遊技球をカウントしながら排出する賞球排出装置5
2、賞球排出装置52からの遊技球を上皿34に導く上
皿通路54、遊技球を下皿36に導く下皿通路56、上
皿通路54側あるいは下皿通路56側に振り分けるため
の振り分け部58、入賞球をカウントして排出する入賞
球排出装置(図示略)が収容されている収容部60、入
賞球排出装置から排出された遊技球とアウト穴24から
導かれた遊技球とを合流させて機外に排出するための機
外排出口62等が組み付けられている。
【0024】図3に示すように、主制御装置48は、R
OM70、RAM72等を備えるCPU74を中心とし
て構成されている。CPU74内のROM70には、C
PU74の動作プログラム、1〜9の数字およびA〜F
のアルファベットを図案化した15種類の確変図柄候補
の図柄データ等が記憶されており、CPU74は、動作
プログラムにしたがってパチンコ機10の各部の動作を
制御することができる。また、RAM72には、どの確
変図柄候補が確変図柄として選択されているか等のデー
タが書き込まれる確変図柄テーブルが形成されている。
なお、デフォルトとして、1、3、5、7の4種類が確
変図柄として選択されている。
【0025】CPU74には、駆動回路76を介して確
変図柄表示盤28が接続されており、CPU74は、R
OM70から読出した図柄データを駆動回路76に送出
して確変図柄表示盤28に前述の確変図柄候補を表示さ
せることができる。CPU74に接続されている入力回
路78には、ゲート26に設けられている通過センサ7
9からの通過信号、始動入賞口20の内部に設置されて
いる入賞センサ80からの始動入賞信号、発射ハンドル
38のタッチ部40からのタッチ信号、ストップスイッ
チ42からのストップ信号やパチンコ機10の各部に設
置されているセンサ、大入賞口22等の入賞口に設置さ
れている入賞スイッチ等からの信号が入力される構成で
ある。
【0026】タッチ信号は、本来、遊技者の手が発射ハ
ンドル38に接触しているか(つまり遊技者が発射ハン
ドル38を操作しているか)を検知するための信号であ
り、ストップ信号は、遊技者が発射ハンドル38を回動
操作している状態で遊技球の発射の一時停止を指令する
ための信号であり、両信号とも発射装置90に入力され
る。発射装置90は、タッチ信号がない場合またはスト
ップ信号がある場合には、たとえ発射ハンドル38が回
動操作されたとしても遊技球を発射しない。
【0027】CPU74に接続されている出力回路82
には、大入賞口22を開閉するために大入賞口22の内
部に設置されているソレノイド84などのソレノイド
類、エラー表示器、遊技盤12や機枠等に設置されてい
るランプ類が接続されており、CPU74は、ソレノイ
ド類の動作、エラー表示の内容、ランプ類の点滅などを
制御できる。
【0028】CPU74に接続されている入出力回路8
6には図柄制御回路46の入出力回路96が接続されて
いる。図柄制御回路46では、入出力回路96はCPU
98に接続されている。CPU98は、ROM100、
RAM102などを備えており、入出力回路96、86
を通じてCPU74との間でデータの送受等が可能であ
る。またCPU98には、液晶表示盤16の駆動回路1
04が接続されている。
【0029】ROM100には、CPU98の動作プロ
グラム、前述の確変図柄候補と同形で当たり外れの表示
に使用される15種類の判定用図柄の図柄データ等が記
憶されている。CPU98は、動作プログラムにしたが
って動作し、図柄データを駆動回路104に送出して液
晶表示盤16に各種の図柄を表示させることができる。
【0030】この図柄表示装置14は、従来の図柄表示
装置と同様に動作するが、その表示動作について、主制
御装置48のCPU74が所定のタイミングで繰り返し
実行する判定ルーチンにしたがって簡単に説明する。図
4に示されるように、判定ルーチンでは、CPU74
は、遊技球が始動入賞口20に入賞した際に始動入賞口
20の入賞センサ80から出力される、始動入賞信号が
入力されているか否かを判断する(ステップ310)。
始動入賞信号があれば(ステップ310:YES)、C
PU74は抽選処理によって当たり外れを判定する(ス
テップ320)。なお、初回の判定は低確率(例えば当
たりの確率が1/225)で行われ、以後の判定確率
は、この判定ルーチンの結果で左右される。
【0031】CPU74は、判定が外れであれば(ステ
ップ320:NO)、外れを表示するための判定用図柄
の組合わせ、例えば2A9のように3桁が揃わない組合
わせを決定し(ステップ330)、その表示を図柄表示
装置14のCPU98に指示し(ステップ340)、判
定ルーチンを終了する。なお、この場合には、判定確率
の変更はなく、今回の判定確率が次回も維持される。
【0032】図柄表示装置14のCPU98は、主制御
装置48のCPU74から図柄表示の指示があると、R
OM100から図柄データを読出して駆動回路104に
送出して、液晶表示盤16に複数の図柄を次々と表示す
る変動表示をさせてから、CPU74から指示された図
柄(2A9)を静止表示させる。遊技者は、この静止表
示により外れを知ることになる。
【0033】判定が当たりであれば(ステップ320:
YES)、CPU74は、さらに確率設定抽選を行っ
て、次回の判定確率を高確率にするかしないかを決定す
る(ステップ350)。高確率にすることが決定される
と(ステップ350:YES)、CPU74は、当たり
を表示するための判定用図柄の組合わせとして、RAM
72上の確変図柄テーブルに登録されている確変図柄の
中からいずれか1種類を選択して、例えば5が確変図柄
として登録されているとして、555のように3桁が揃
った組合わせを決定し(ステップ360)、その表示を
図柄表示装置14のCPU98に指示する(ステップ3
70)。なお、RAM72上の確変図柄テーブルの内容
は可変であり、その更新作業については後述する。
【0034】図柄表示装置14の液晶表示盤16には、
変動表示に続いて555が静止表示され、遊技者は当た
りであったこと、そして次回の抽選では高確率で判定さ
れることを知ることになる。次に、CPU74は、次回
の抽選処理で使用する判定確率を高確率(例えば10/
225)に設定して(ステップ380)、判定ルーチン
を終了する。
【0035】これに対して、ステップ350で高確率に
しないことが決定された場合には(ステップ350:N
O)、CPU74は、当たりを表示するための判定用図
柄の組合わせとして、RAM72上の確変図柄テーブル
に登録されてる確変図柄とは異なる判定用図柄の1種類
を選択して、例えば6が確変図柄として登録されていな
いとして、666のように3桁が揃った組合わせを決定
し(ステップ390)、その表示を図柄表示装置14の
CPU98に指示する(ステップ400)。
【0036】図柄表示装置14の液晶表示盤16には、
変動表示に続いて666が静止表示され、遊技者は当た
りであったこと、そして次回の抽選では低確率で判定さ
れることを知ることになる。次に、CPU74は、次回
の抽選処理で使用する判定確率を低確率に設定して(ス
テップ410)、判定ルーチンを終了する。
【0037】なお、抽選で当たりとなった場合には(ス
テップ320:YES)、CPU74は、この判定ルー
チンに続いて、大入賞口22を開放する等の周知の特別
遊技に関わる処理を実行する。確変図柄テーブルのデー
タは、上述のように判定確率の設定に際して使用される
のであるが、現在確変図柄とされているのは何であるか
を遊技者に明示する必要がある。
【0038】図6に示すように、確変図柄表示盤28に
は、「確変図柄」の文字を表示するタイトル升28aと
確変図柄を表示する4つの図柄升28b、28c、28
d、28eが形成され、図柄升28b〜28eには確変
図柄候補から選択される確変図柄が表示される。パチン
コ機10が稼働を開始すると、主制御装置48のCPU
74は、デフォルトで設定されている確変図柄1、3、
5、7の図柄データをROM70から読出して、駆動回
路76に送出し、確変図柄表示盤28に図6(a)に示
されるように表示させる。
【0039】次に、このように確変図柄表示盤28に表
示される確変図柄の変更(確変図柄テーブルの更新)に
ついて説明する。主制御装置48のCPU74は、図5
に示される図柄選択ルーチンを所定のタイミングで繰り
返し実行している。
【0040】図5に示すように、CPU74は、図柄選
択ルーチンを開始すると、遊技球がゲート26を通過し
た際に通過センサ79から出力される、通過信号が入力
されているか否かを判断する(ステップ510)。通過
信号がなければ(ステップ510:NO)、CPU74
は図柄選択ルーチンを終了する。
【0041】通過信号があれば(ステップ510:YE
S)、CPU74は図柄表示装置14において判定用図
柄が変動表示中であるかを判断する(ステップ52
0)。変動表示中であるか否かは、図柄表示装置14が
変動表示を開始してから静止表示するまでに要する時間
に基づいて判断することが可能であるし、図柄表示装置
14から変動表示中であるとの情報を得てもよい。
【0042】ここで、図柄表示装置14が変動表示中で
あれば(ステップ520:YES)、CPU74は、通
過信号があったことを記憶して(ステップ440)、図
柄選定ルーチンを一旦終了する。これは、どの確変図柄
候補が確変図柄として選択されているかは、次の抽選に
おける判定確率に大きな影響があり、判定確率が高確率
になるか低確率になるかの表示が確定する前に(判定用
図柄の表示が変動中で未確定のときに)、確変図柄の表
示を変更すると高確率か低確率かを明確に表示できない
ことがあるからで、このような不都合を避けるために、
図柄表示装置14が変動表示中の場合には確変図柄の変
更を行わない構成としている。なお、通過信号があった
ことは記憶されるので、次回の図柄選択ルーチンでは、
この記憶に基づいてステップ510では肯定判断がなさ
れる。
【0043】図柄表示装置14が変動表示中でなければ
(ステップ520:NO)、CPU74は、特別遊技中
であるかを判断する(ステップ530)。そして、特別
遊技中であれば(ステップ530:YES)、CPU7
4は、上述と同様に通過信号があったことを記憶して
(ステップ440)、図柄選定ルーチンを一旦終了す
る。
【0044】これは、図柄選択のためには遊技者が発射
ハンドル38から手を離して遊技を一時中断する必要が
あり、特別遊技中には好ましくないことと、確変図柄が
変更されることによる無用の混乱を避けるためである。
通過信号があったことの記憶が次回の図柄選択ルーチン
で使用されるのは上述と同様である。
【0045】特別遊技中でなければ(ステップ530:
NO)、CPU74は、確変図柄表示盤28のどの図柄
升28b〜28eに表示されている確変図柄を変更の対
象とするかを決める(ステップ550)。具体的には、
CPU74は、図柄升28b→図柄升28c→図柄升2
8d→図柄升28eの順に繰り返して、変更の対象とす
る。したがって、パチンコ機10の起動直後には図柄升
28bが変更対象とされ、以下前回の処理の記憶に基づ
いて変更の対象とする図柄升28b〜28eが決定され
る。
【0046】次に、CPU74は、15種類の確変図柄
候補中から現在確変図柄とされて確変図柄表示盤28に
表示されている4種類(例えば1、3、5、7)を除い
た、11種類の確変候補図柄の中から1種類の確変図柄
候補を選択し、その図柄データをROM70から読出し
て駆動回路76に送出し、ステップ550で決定した図
柄升28b〜28eにブリンク表示させる(ステップ5
60)。例えばステップ550で図柄升28bが選ば
れ、確変図柄候補として2が選択されたとすれば、図6
(b)に示されるように、図柄升28bに確変図柄候補
としての2がブリンク表示される。
【0047】続いてCPU74は、タッチ部40からの
タッチ信号があるか否かを判断する(ステップ57
0)。ここでタッチ信号ありなら、CPU74は図柄選
択ルーチンを終了する。これは、タッチ信号があるとい
うことは、遊技者は発射ハンドル38を操作して遊技球
を発射しようとしている、つまりパチンコ遊技を中断す
る意思がないことになるからである。なお、この場合に
は、確変図柄表示盤28の表示内容はステップ560の
処理を行う前の状態に戻される。
【0048】一方、タッチ信号がなければ(ステップ5
70:NO)、CPU74は、ストップスイッチ42か
らのストップ信号があるか否かを判断する(ステップ5
80)。ストップ信号があれば、CPU74はステップ
560で確変図柄表示盤28にブリンク表示させた確変
図柄候補(図6の例では2)を、それまで確変図柄であ
ったもの(図6の例では1)と入れ替えて確変図柄と
し、確変図柄テーブルのデータを更新する(ステップ5
90)。続いて、CPU74は、確変図柄表示盤28の
ブリンク表示を通常の表示に変更させて、新しい確変図
柄が登録されたことを示す(ステップ600)。このよ
うにして選定された確変図柄が、判定ルーチンにおける
確率設定において使用される。
【0049】ステップ580でストップ信号がない場合
には、CPU74はステップ560の処理から所定の時
間を経過した(タイムアップ)か否かを判断し(ステッ
プ610)、タイムアップでなければステップ570に
戻る。また、タイムアップであれば(ステップ610:
YES)、CPU74は、ステップ560の処理の繰り
返しによって、11種類の確変図柄候補がすべて表示さ
れたか否かを判断し(ステップ620)、未表示の確変
図柄候補があれば(ステップ620:NO)ステップ5
60に戻り、未表示のものがなければ(ステップ62
0:YES)、図柄選択ルーチンを終了する。
【0050】このように、この具体例のパチンコ機10
は、当たりの表示に使用されると次回の判定確率が高確
率となる、確変図柄を変更することができる。つまり判
定用図柄の優劣が変更できる。しかも、確変図柄の変更
に当たって遊技者の意思を反映させることができる。
【0051】確変図柄変更のきっかけとなる通過信号を
得るためにゲート26と通過センサ79が必要となる
が、タッチ部40とストップスイッチ42を利用するこ
とにより、確変図柄選定操作のための新規なスイッチ等
を機枠に取り付ける必要はなく機枠の構造自体は複雑に
ならず、法規上の問題も生じない。
【0052】また、機枠の構造を従来のものと同様にで
きるので、面替えによって既設の弾球遊技機を本発明の
弾球遊技機として使用することが可能で、資源の有効利
用となり、経済的である。遊技者としては、確変図柄を
変更したいと思えば、盤面の右側に遊技球を打ち込んで
ゲート26を通過させればよいので、遊技者の希望する
タイミングで確変図柄を変更することができる。
【0053】以上、具体例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような具体例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。例え
ば、具体例では、複数の確変図柄候補を順々に表示して
遊技者に選択させる構成としているが、遊技球がゲート
を通過する毎に自動的に1図柄ずつ変更して、遊技者の
意思を介在させない構成も可能である。
【0054】また、具体例では確率設定の基準となる確
変図柄を変更する例を示しているが、当たりの表示とな
る図柄と当たりの表示にならない図柄とがある場合に、
当たり表示となる図柄を変更することも可能であるし、
例えば特定の図柄(俗にいうラッキーナンバー)で当た
りが表示されたら、特別遊技で獲得した賞球を使用して
継続して遊技できる営業方針の遊技店で、ラッキーナン
バーとされる図柄を遊技者自身が選択する場合等にも利
用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の弾
球遊技機によれば、特典の付与を表示する判定用図柄と
そうでない判定用図柄とがある場合の判定用図柄の優劣
が変更できることになる。
【0056】特典図柄表示手段や進入検出手段を必要と
はするが、機枠にボタンスイッチ等の新規な部品を取り
付ける必要はなく機枠の構造自体は複雑にならず、法規
上の問題も生じない。また、機枠の構造を従来のものと
同様にできるので、面替えによって既設の弾球遊技機を
本発明の弾球遊技機として使用することが可能で、資源
の有効利用となり、経済的である。
【0057】請求項2記載の構成とすれば、表示の確定
前の変動表示中に特典図柄が変更されて、特典の付与が
あるのかないのか明確にならないといった不具合を回避
できる。請求項3記載の構成とすれば、特典図柄の決定
に際して遊技者の意思を反映させることができる。
【0058】さらに請求項4記載のようにすれば、選択
信号出力手段として新規な部品を追加する必要はない。
したがって、既設の弾球遊技機を面替えして、請求項4
記載の弾球遊技機として使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 具体例のパチンコ機の背面図である。
【図3】 具体例のパチンコ機の電気的な構成のブロッ
ク図である。
【図4】 具体例のパチンコ機において主制御装置のC
PUが実行する判定ルーチンのフローチャートである。
【図5】 具体例のパチンコ機において主制御装置のC
PUが実行する図柄選択ルーチンのフローチャートであ
る。
【図6】 具体例のパチンコ機において確変図柄表示盤
の表示の例示図であり、図6(a)は確定状態の例示
図、図6(b)は選択中の例示図である。
【符号の説明】
10・・・パチンコ機(弾球遊技機)、12・・・遊技
盤、14・・・図柄表示装置(判定表示手段)、16・
・・液晶表示盤、20・・・始動入賞口、22・・・大
入賞口、26・・・ゲート(図柄切換え領域)、28・
・・確変図柄表示盤(特典図柄表示手段)、30・・・
ガラス板、32・・・遊技領域、38・・・発射ハンド
ル、40・・・タッチ部、42・・・ストップスイッ
チ、44・・・機構盤、48・・・主制御装置、70・
・・ROM、72・・・RAM、74・・・CPU(判
定手段、指示手段、特典付与手段、特典図柄表示手
段)、76・・・駆動回路(特典図柄表示手段)、78
・・・入力回路、79・・・通過センサ(進入検出手
段)、80・・・入賞センサ、82・・・出力回路、8
4・・・ソレノイド、86・・・入出力回路、90・・
・発射装置、96・・・入出力回路、98・・・CP
U、100・・・ROM、102・・・RAM、104
・・・駆動回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤上での遊技球の挙動により判定実
    行条件が成立すると特典付与の可否を判定する判定手段
    と、前記判定結果に応じて複数種類の判定用図柄から選
    択される判定用図柄の表示を指示する指示手段と、該指
    示に応じて前記判定用図柄を表示する判定表示手段と、
    前記判定結果が特典の付与であると遊技者に特典を与え
    る特典付与手段とを備える弾球遊技機において、 前記遊技盤上に設定される図柄切換え領域への遊技球の
    進入を検出する進入検出手段と、 該進入検出手段により前記図柄切換え領域への遊技球の
    進入が検出されたことに起因して前記複数種類の判定用
    図柄のいずれかを特典図柄として表示する特典図柄表示
    手段とを設けると共に、 前記指示手段は、前記判定結果が特典の付与であるとき
    には前記判定用図柄として前記特典図柄の表示を指示す
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記特典図柄表示手段は、前記判定表示手段の表示が未
    確定のときには前記特典図柄の表示を変更しないことを
    特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の弾球遊技機にお
    いて、 外部からの操作によって選択信号を発生する選択信号出
    力手段を設け、 前記特典図柄表示手段を、前記進入検出手段により前記
    図柄切換え領域への遊技球の進入が検出されたことに起
    因して前記判定用図柄のいずれかを特典図柄候補として
    表示し、前記選択信号があった際に表示している前記特
    典図柄候補を前記特典図柄として表示する構成としたこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の弾球遊技機において、 前記選択信号は、前記遊技盤上に遊技球を発射する発射
    装置を操作するための発射ハンドルに遊技者が接触して
    いることを検知するためのタッチ部が前記発射ハンドル
    への遊技者の接触を検知していないときに、前記発射装
    置の稼働中に発射の一時停止を指令するためのストップ
    スイッチが操作されることにより出力されるストップ信
    号であることを特徴とする弾球遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160546A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Abilit Corp 遊技機

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