JPH09186902A - カラー表示装置 - Google Patents

カラー表示装置

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JPH09186902A
JPH09186902A JP7344196A JP34419695A JPH09186902A JP H09186902 A JPH09186902 A JP H09186902A JP 7344196 A JP7344196 A JP 7344196A JP 34419695 A JP34419695 A JP 34419695A JP H09186902 A JPH09186902 A JP H09186902A
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Hirokazu Miyatake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線分の幅の小さい画像におけるカラー表示の
品位を向上させる。 【解決手段】 文字や罫線等の線分を含む画像を、指定
された色を示す各原色の配置パターンに基づく2値表現
のドットにてそれぞれ表示することによって、上記の色
によりカラー表示される上記画像の線分の長さ方向とな
るベクトルを解析すると共に、上記ベクトルに対し直角
方向となる上記線分におけるドット単位の幅の大きさを
検出するベクトル方向解析部5を設ける。前記の配置パ
ターンを複数有するビットデータマスク部7を、ベクト
ル方向解析部5からの信号に基づく上記幅の大きさに応
じて上記配置パターンを選択するように設ける。これに
より、2値表現のドットにて表示するための面積階調法
において、線分の幅が小さいときには、面積階調法のた
めのディザパターンを用いることを停止できて、幅の小
さな線分の表示品位を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカラー2
値プリンタ等のように、各原色を2値にて示す画像信号
により画像をカラー表示するカラー表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワードプロセッサ等のプリン
ターには、サーマルプリンタ等のように、画像を、その
各画素としてのドットの2値表現にてそれぞれ印刷して
表示できるものが知られている。
【0003】1つの文字あるいは下線、網掛け等の線分
を含む画像をカラーで印刷により表示するためには、デ
ィスプレイ表示ではレッド、グリーン、ブルーの3原色
の組み合わせで、印刷ではイエロー、マゼンタ、シアン
の3原色の組み合わせによる7色(白を除く)を用いる
ことが基本であった。
【0004】しかし、印刷に対して、上記のような7色
のみしか用いることができない場合、まず、このような
7色の内でも実用上使用に耐えないような色もあり、ま
た、文字等の表示に対する色数等の変化が少なく、画像
の表示に対して物足りなさが生じていた。
【0005】そこで、画像の表示に変化をもたらすため
に、特開平4−22652号公報では、図18に示すよ
うに、図18(a)に示す1文字を、図18(b)〜
(d)に示す複数の矩形領域にそれぞれ分割し、図18
(e)〜(g)に示すように、文字のドットパターンと
のマスクをとることによって、図18(h)に示すよう
に、1文字を複数の色で表示/印刷する方法が開示さ
れ、また、文字を矩形に分割するだけでなく、漢字の場
合に、その漢字の偏と旁に分解する等の方法によっても
1文字を複数色で表示/印刷する方法が開示されてい
る。
【0006】また、前記のプリンターでは、面積階調法
を用いて印刷色を8色以上に設定しているが、その面積
階調法による表示のために、ディザ法と呼ばれるディザ
パターンを、文字のドットパターンに対するマスクとし
て用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
上記従来のプリンターでは、最小のドットの塊が10ドッ
ト程度あり、かつ、ディザ法を用いているため、罫線や
アンダーライン、明朝体の漢字における横方向の線分等
のように、線分の幅が1〜2ドットの線分に対しては、
色がのらないドットが生じたり、文字(線)の一部が切
れぎれになったり、エッジに凹凸が生じるなどが顕著に
表れ、上記線分の表示品位が劣化するという問題を生じ
ている。
【0008】例えば、「文」という文字のパターンは、
図19に示すように、上記のパターンを、面積階調によ
るカラー表示のために、ディザ法によるディザパターン
のマスクを用いて表示した場合、文字のパターンに対し
てマスクによって除去された白抜きの部分により、線分
の輪郭に凹凸を生じて、特に、幅の小さな水平方向への
線分では文字が途切れてしまうパターン部分が発生して
表示されていた。このため、従来のプリンターでは、輪
郭の凹凸や文字の途切れによって文字の表示品位が劣化
していた。
【0009】本発明は、文字、下線、網掛け等の幅の小
さな線分を、従来よりも多色で、かつ、美麗に表示する
カラー表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
カラー表示装置は、以上の課題を解決するために、文字
や罫線等の線分を含む画像を、指定された色を示す各原
色の配置パターンに基づく2値表現のドットにてそれぞ
れ表示することによって、上記の色により上記画像をカ
ラー表示するカラー表示装置において、上記画像におけ
る線分の長さ方向となるベクトルを解析する解析手段が
設けられ、上記解析手段からの信号に基づき、上記ベク
トルに対し直角方向となる上記線分におけるドット単位
の幅の大きさを検出する検出手段が設けられ、前記の配
置パターンを複数有する選択手段が、上記検出手段から
の信号に基づく上記幅の大きさに応じて上記配置パター
ンを選択するように設けられていることを特徴としてい
る。
【0011】上記の請求項1記載の構成によれば、解析
手段および検出手段によって、画像の線分におけるベク
トルの方向、およびその方向に対する直角方向となる幅
をドット単位にて検出できて、その幅の大きさに応じた
配置パターンを選択手段により選択できる。
【0012】このことから、例えば、幅が1ドットの大
きさの場合、通常、画像を2値表現のドットにて表示す
る際に用いられるディザパターンにてマスクされた配置
パターンと異なる、他の配置パターン、例えば、指定さ
れた色にて設定された各原色および各原色の混合色がベ
クトル方向にそって配列された配置パターンを、選択手
段により選択できる。
【0013】したがって、上記構成では、従来のよう
に、線分の幅が小さい場合における、線分における輪郭
の凹凸や途切れによる画像の表示品位の劣化を回避でき
る。
【0014】さらに、上記構成では、解析手段および検
出手段によって、線分の各部分のベクトル方向を解析し
て、それら各部分での幅を検出することによって、線分
の幅がベクトル方向に沿って変化する線分において、表
示する画像が1つの線分であってもその中で幅の異なる
部分があればその幅に応じて、最適な配置パターンを選
択できるので、線分の幅が変化する画像に対しても最適
なカラー表示を行うことができる。
【0015】本発明の請求項2記載のカラー表示装置
は、請求項1記載のカラー表示装置において、選択手段
は、線分の幅が1ドットであると検出手段によって検出
されたときに、ベクトル方向に沿った2ドットにより色
を発色させる配置パターンを選択するようになっている
ことを特徴としている。
【0016】上記の請求項2記載の構成によれば、請求
項1記載の構成の効果に加えて、配置パターンが、ベク
トル方向に沿った2ドットにより発色されるものである
ので、例えば、原色が3種の場合、2段階の濃度となる
各原色による6色と、各原色の内の2原色の減法混合に
よる9色と、および上記6色と減法混色による3色との
組み合わせによる18色との合計である33色となり、
従来より表示できる色数を増加させることができる。
【0017】本発明の請求項3記載のカラー表示装置
は、請求項1記載のカラー表示装置において、選択手段
は、線分の幅が2ドット以上であると検出手段によって
検出されたときに、ベクトル方向に沿った2ドットによ
り色を発色させ、互いに隣接する各配列パターンを、1
ドット分ベクトル方向に互いにずらした配置パターンを
選択するようになっていることを特徴としている。
【0018】上記の請求項3記載の構成によれば、請求
項1および2記載の構成の効果に加えて、互いに隣接す
る各ドットに対して異なる色が配置された配置パターン
の場合、ベクトル方向に沿って隣接する一対の各配列パ
ターンを、互いに1ドット分、ベクトル方向にずらした
配置パターンが選択されるため、線分の幅方向に隣接す
るドットにおいても互いに異なる色が配置されることに
なる。このことから、互いに異なる色の混合により発色
される加法混色となる各中間色の発色を、より安定化し
て美麗なものとすることができる。
【0019】本発明の請求項4記載のカラー表示装置
は、請求項1記載のカラー表示装置において、選択手段
は、線分の幅が3ドット以上であると検出手段によって
検出されたときに、面積階調法のためのディザパターン
を含む配置パターンを選択するようになっていることを
特徴としている。
【0020】上記の請求項4記載の構成によれば、さら
に、線分の幅が3ドット以上の場合では、面積階調法の
ためのディザパターンを含む配置パターンを選択して
も、上記ディザパターンによる線分の輪郭に対する途切
れも回避されると共に、線分の輪郭に対する凹凸が生じ
ても目立たなくなるので、上記配置パターンによって画
像を美麗に表示することが可能となる。
【0021】本発明の請求項5記載のカラー表示装置
は、請求項1、2、3または4記載のカラー表示装置に
おいて、画像を印刷によって表示する際の各原色の頻度
をそれぞれ判別する判別手段が、上記各頻度の大小を出
力するように設けられ、各原色の印刷順序を制御する制
御手段が、上記判別手段による上記の各頻度の大小によ
り、頻度の最も大きな原色を最後に印刷するように設け
られていることを特徴としている。
【0022】通常のカラー印刷における、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの印刷順は、そのシステムによって予め
固定された順序であり、色の特性からイエロー、マゼン
タ、シアンの順に印刷していくのが一般的である。しか
し、色の上に他の色を重ねる場合、上に乗る色の版が微
少領域であれば、その版の色の乗り方は不安定となり、
カラー表示の印刷品位の劣化することがあるという問題
を生じていた。
【0023】しかしながら、前記の請求項5記載の構成
によれば、微少な領域の版の色も安定して印刷するため
に、各原色の版を印刷する順序を可変とし、微少領域の
版を先に印刷し、その領域を包含する大きさの他の版を
後から印刷することによって微少領域の版の色も安定し
て印刷することが可能となり、カラー表示の印刷品位を
改善できる。
【0024】本発明の請求項6記載のカラー表示装置
は、請求項1記載のカラー表示装置において、文字や罫
線等の画像をアウトラインフォントの表示により格納す
る格納バッファが設けられ、解析手段は、入力された画
像がアウトラインフォントのときには、上記格納バッフ
ァに格納されたアウトラインフォントの表示から前記ベ
クトルを解析するようになっていることを特徴としてい
る。
【0025】上記請求項6記載の構成によれば、さら
に、アウトラインフォントの表示が、例えばパラメトリ
ック多項式曲線であるベジエ曲線により表示される場
合、そのベジエ曲線から、画像の輪郭線の方向を示すベ
クトル方向を迅速に算出することができるので、カラー
表示を迅速化できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
ないし図17に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。カラー表示装置では、図1に示すように、キーイン
によりキーコードを発生させる入力手段としてのキーボ
ード1が、印刷の開始を指示するための印刷開始キー2
と、文字入力キー3とを有して設けられている。
【0027】カラー表示装置には、漢字、ひらがな、カ
タカナ、およびアルファベット等の文字や、句読点等の
シンボル、罫線や網掛け等の飾り等がコード化された文
字情報から表示/印刷のためのビットマップデータを生
成するビットデータ生成部4が設けられている。
【0028】カラー表示装置には、前記各文字情報をそ
れらの輪郭線による表現であるアウトラインフォントの
表示としてコード化されたコード、および前記キーボー
ド1から入力されて指定された色に応じて印刷および表
示のための色情報を予め格納した格納バッファ8が、上
記文字情報をアウトラインフォントの表示としてのパラ
メトリック多項式曲線にて表現したコードにより格納す
るように設けられている。
【0029】上記パラメトリック多項式曲線の数式表現
には、ベジエ多項式曲線表現、スプライン多項式表現の
二つの表現形式がある。しかしながら、これら二つの表
現形式は互いに異なるものの、それらの表現形式から得
られる各生成曲線が互いにまったく同一であり、また、
互いの数式表現の変換も容易なものである。
【0030】表現形式の一つであるn次のベジエ多項式
曲線表現の生成点Bnは、n+1個の制御点Piから、
次の式(1)で生成される。
【0031】
【数1】
【0032】ベジエ多項式曲線表現は、制御点Piによ
る表現であるので、制御点の位置情報として用いる座標
系には依存しないものであり、全ての制御点が曲線の形
状に影響を与えるため、一つの制御点の移動により大局
的な形状の制御が行えるものである。
【0033】これにより、ベジエ多項式曲線表現は、生
成曲線と制御点との関係が判りやすく、曲線を編集する
ことが容易な上、文字等の文字情報を、ビットの行列
(例えば64×64ビット)となるビットマップにより予め
格納するよりメモリ容量を大幅に低減できることから、
文字等のアウトラインフォントの表現に適したものであ
る。
【0034】このようなベジエ多項式曲線表現による画
像の表現例を挙げると、まず、対象となる文字はアウト
ラインフォントによる表示とし、その文字の1画ずつの
輪郭線は次の規則にしたがって構成されているものとす
る。
【0035】規則1.それぞれの画のデータはその画の
2つの端部のうち、細い方の、かつ、左側からの描画点
から、右回りに各描画点を記述していく。例えば、
「文」の文字を図2に示すように例として挙げると、こ
の文字における右上から左下へと湾曲して延びる画であ
るの画のみを取り出して示したものは、図3に示すよ
うに、上記画のaとbの各終端のうち、bの終端の方が
幅が細く、bの2つの描画点のうち、bをaより上とな
るように180°回転移動させたと仮定した場合の左
側、すなわちb1 を描画開始点とする。
【0036】規則2.それぞれの画のデータは平面上の
左下を基準点とする座標で制御点(X,Y)または描画
点〔X,Y〕で表し、描画点〔X,Y〕点から次の描画
点〔X,Y〕点に向け、それらの間に制御点(X,Y)
で表される座標が存在しない場合には直線を、上記座標
が存在する場合には、上記制御点(X,Y)を制御点と
し、描画点〔X,Y〕を開始点、および終端点とするベ
ジエ曲線で表される閉曲線とする。
【0037】上記各規則1.、規則2.によって、例え
ば図2の文字の輪郭点および制御点を、横軸(X) 100
×縦軸(Y)100 の座標系にて表すと、
【0038】
【数2】
【0039】となる。なお、上記のBは、その真上の行
の座標に対応する描画点を示し、上記のCはその真上の
行の座標に対応する制御点を示す。
【0040】ここで、文字の線幅を解析するためには、
まず、ベクトル方向の解析を行うが、それぞれの画にお
ける2番目の描画線でのベクトル方向をその画でのベク
トル方向と定め、直線(制御点を有していない描画点)
であれば、3番目の描画点への方向によってベクトル方
向が設定され、図2および図4に示すように、曲線であ
れば2番目の描画点の次にデータ登録されている制御点
への直線方向によりベクトル方向が設定される。これ
は、ベジエ曲線の定義から、描画点での接線方向と描画
点から制御点への線分方向は一致するからである。
【0041】次に、線幅は、ベクトル方向への直線と1
番目の描画点との距離によって算出することができる。
また、規則1.から、上記の線分の他の部分での線幅は
上記方法で求めた線幅と同じか大きい。線幅がベクトル
方向に沿って変化する画の場合、図の輪郭線上の任意点
に対して曲線(または直線)の法線ベクトル方向を解析
し、その点から法線ベクトル(図中、矢印にて示す)方
向の何ドット先までが塗りつぶしの中に含まれるかを検
知することによって任意の点における線幅をそれぞれ解
析できる。
【0042】このような塗りつぶし(ペイント)のビッ
トマップパターンの生成には、最も高速な処理を行える
輪郭線シフト方式が用いられている。輪郭線シフト方式
では、黒まわり輪郭線が時計まわりであるなぱ、ビット
マップメモリである第2記憶部18に、上無機の縦輪郭
線はそのまま、下向きの輪郭線は1ドット右にシフトし
て展開してから、上記第2記憶部18を操作して交互に
セット、リセット処理して白線分と黒線分に置き換え
る。
【0043】カラー表示装置では、カラー表示装置の全
体の動作を予め格納されたプログラムにしたがって制御
する中央演算装置であるCPU9が、上記プログラムを
予め格納したROM(Read Only Memory)19を有して
設けられている。
【0044】カラー表示装置では、カラーモニター等の
表示装置12が設けられており、上記表示装置12に対
して、カラー表示の画像における3原色としてのR
(赤)G(緑)B(青)のそれぞれの画素のON/OF
F情報を蓄えるビデオRAMとしての表示バッファ11
が設けられ、表示装置12と表示バッファ11を制御す
る表示制御部10が設けられている。
【0045】カラー表示装置には、サーマル転写式のプ
リンター等の印刷装置15が、ドットを、例えば16〜
24ドット/mmにて設けられ、上記印刷装置15に対
して、選択する3原色としてのイエロー、マゼンタ、シ
アンの各インクリボンの色の指定と、前記の文字情報等
に基づく色毎の各印刷パターンにて表されたビットマッ
プデータをそれぞれ蓄える印刷バッファ14が設けら
れ、印刷装置15と印刷バッファ14を制御する印刷制
御部13が設けられている。
【0046】カラー表示装置には、外部からの文字画像
を入力するためのフロッピィーディスクや磁気ディスク
等のディスク入力部20が、そのような情報を一時的に
記憶しておくRAM(Random Access Memory) 21を有
して設けられ、CPU9にて処理される文字情報や、画
像情報が、ビットマップフォントの表示によるデータ
か、アウトラインフォントの表示によるデータかを判別
するデータ判別部22が、上記各データに予め記録され
ている各フラグによって上記の判別を行うように設けら
れている。
【0047】そして、前記ビットデータ生成部4には、
表示/印刷すべき文字・下線・罫線等の上記文字情報、
およびRAM21からの画像情報における線分のベクト
ルの方向および線幅を解析するベクトル方向解析部5
が、その解析結果を記憶する座標記憶部16を備えて設
けられている。
【0048】一方、コード化された文字情報や、上記画
像情報から表示/印刷のためのビットマップデータに変
換する表示/印刷ビットデータ展開部6が、上記ビット
データを記録する第1記憶装置17を備えて設けられて
いる。
【0049】さらに、ビットデータ生成部4には、カラ
ー表示を精度よく行うために所望の配置パターンをマス
クとして、上記ビットデータからカラー表示のための各
原色のビットマップパターンを生成する格納表示/印刷
用のビットデータマスク部7が、複数の上記配置パター
ンを予め格納していると共に上記各ビットマップパター
ンを記憶する第2記憶装置18を備えて設けられてい
る。
【0050】次に、上記実施例の構成における動作につ
いて説明すると、まず、印刷の場合、印刷開始キー2が
押されるとCPU9が予め編集された文字列・下線・罫
線等およびそれらの色情報のデータを格納している格納
バッファ8からコード化された格納バッファ8内の文字
情報を取り出し、印刷/表示用のビットデータ展開部6
内のコード情報から印刷のためのビットマップパターン
に変換され、そのビットマップパターンは第1記憶装置
17に格納される。
【0051】ベクトル方向解析部5は、文字・下線・罫
線を構成する線分の長さ方向となる各ストロークの方向
と幅をそれぞれ解析し、その解析結果を座標記憶部16
に格納する。表示/印刷用のビットデータ生成部4は座
標記憶部16に格納されたベクトル方向解析部5での解
析結果であるベクトルの方向と、その検出されたベクト
ル方向の位置での線分の幅となるストロークの幅、およ
びキーボード1等から指定された色に基づく格納バッフ
ァ8から取り出した色情報を元に第1記憶装置17のパ
ターンと、用いるべき配置パターンを決定し、表示/印
刷用のビットデータマスク部7によってデータの加工を
行い、その結果得られたイエロー、マゼンタ、シアンの
3つの版のビットマップデータを第2記憶装置18にそ
れぞれ格納する。
【0052】印刷制御部13は、第2記憶装置18に格
納されている印刷すべきビットマップデータを印刷バッ
ファ14に格納する。さらに、印刷制御部13は、その
格納されたデータをイエロー、マゼンタ、シアンの順に
印刷装置15に送り、印刷装置15はその仕組みが熱転
写型であればビットパターンのON/OFF情報をプリ
ンタヘッドに加える熱のON/OFFに変換してインク
リボンを溶かし、用紙にインクを転写することによって
印刷が行われる。
【0053】表示の場合、キーボード1やディスク入力
部20から入力された文字情報や画像情報から、格納バ
ッファ8における色情報と文字・下線・罫線のコードか
ら表示用制御部10によって、レッド、グリーン、ブル
ーのビットパターンのデータに置き換え、それらのデー
タを表示バッファ11にセットし、表示制御部10が表
示バッファ11のデータによって表示装置12を駆動す
ることによって実現できる。
【0054】次に、ビットマップフォントにて入力され
る文字等のシンボルについて画像解析する例を挙げる
と、例えば図5に示すシンボルが、例えば64×64ドット
で印刷されるとき、図6に示すフローチャートにしたが
って上記シンボルにおける線分のベクトルの方向と幅と
が解析される。なお、格納バッファ8に予め格納された
アウトラインフォントの表示による各文字情報における
ベクトルの方向および幅の解析については前述した。
【0055】まず、図5に示すように、座標(0,0)のド
ットを検出する(ステップ1、以下、ステップをSと略
す)。このシンボルにおいては、このドットは0すなわ
ちOFF状態である。座標(0,0)のドットを表示する際
の走査方向であるX方向に1ドットずつインクリメント
しながら(S2)、1すなわちON状態であるドットの
有無を検出し(S3)、X=63となっても検出できな
い場合には、Y方向に1ドット、インクリメントした、
座標( 1,0 )の位置から再び同様な検出を繰り返す。
【0056】図5に示すシンボルでは、座標A(10,2
5)の位置で初めてON状態のドットが検出される。こ
の位置を、図7(a)に示す座標記憶部16のアドレス
に格納しておく(S4)。さらに、X方向に検出を続
け(S5)、今度はOFF状態のドットを検出する(S
6)。同図では、座標D(53,25)であり、座標Aから
座標Dまでの距離(X座標の差)を座標記憶部16のア
ドレスに格納する(S7)。
【0057】次に、座標AからY方向のプラス方向へ、
順次1ドット分ずつインクリメントしながら検出を始め
(S8)、OFFとなっているドットの座標を検出する
(S9)。そして、座標Aからその座標までの距離を座
標記憶部16のアドレスに格納する(S10)。
【0058】ここで、上記のアドレスとアドレスと
を比較して、大きい方をこのシンボルの線分におけるベ
クトルの方向と決定し、その方向を座標記憶部16のア
ドレスに格納する(S11)。次に、図8に示すよう
に、上記のシンボルにおける座標Aからベクトル方向に
向かって1ドット刻みでベクトルの方向と垂直な方向へ
連続するドットの数(線幅)をそれぞれ検出する。それ
らを線分の幅として図9に示す座標記憶部16のアドレ
ス…にそれぞれ格納する(S12)。
【0059】上記の線幅解析を考慮して、カラー表示の
方法を決定は、図9に示すようになる。まず、カラー表
示が、ディスプレイ等の表示装置12か、印刷装置15
かをキーボード1からの指示にしたがって判別し(S2
1)、表示装置12による表示であれば、配置パターン
は必ず市松状に設定する(S22)。印刷装置15によ
る表示の場合は上述の線幅解析を行い(S23)、線幅
が1であるか否かを判定し(S24)、1の場合は隣接
する2ドットを互い異なる色となる配置パターンを出力
する(S25)。
【0060】次に、線幅が2であるか否かを判定し(S
26)、線幅が2の場合は、配置パターンをベクトル方
向に沿った2ドットにより色を発色させ、互いに隣接す
る各配列パターンを、1ドット分ベクトル方向に互いに
ずらした市松状とし(S27)、線幅が2と異なる場合
には線幅が3以上であると判定して、面積階調法による
ディザパターンを含む配置パターンによるカラー表示出
力を行う(S28)。
【0061】次に、線幅が1ドットの場合の配置パター
ンの例について説明すると、例えば図10に示す下線や
罫線のような線状のシンボルを例に挙げると、まず、こ
のシンボルをアウトラインフォントにて表すコードと、
このシンボルの色を表す指定された色コードが図1に示
す格納バッファ8に予め格納されている。
【0062】このシンボルの色を表す色情報は1BYTEで
表され、例えば図12に示すようなビット構成からな
る。ここで、3原色となるイエロー、マゼンタ、シアン
をそれぞれ2ビットで表すことにより、各版の各原色の
濃度を2段階に設定できることから、2段階の濃度の各
原色の6色と、2段階の濃度の各原色と各原色の内2色
を重ね合わせて形成された3種の減法混色との組み合わ
せからなる18色と、上記各減法混色の組み合わせから
なる9色とにより、合計にて33色での出力が可能とな
る。
【0063】表示/印刷用のビットデータ生成部4で
は、格納バッファ8から文字のコードと色情報を読み取
り、ベクトル方向解析部5で前述のようにベクトルの方
向と線幅とを解析する。この場合、ベクトルの方向は、
通常、水平方向、すなわち表示のための走査方向(X方
向)であり、線幅はどのX位置においても1であり、さ
らにマスクのパターンは1ドットおきの繰り返しであ
る。
【0064】また、この文字の色が、例えば図13に示
される茶色であれば、それぞれのビットが有する意味は
図12に示すとおりであり、この場合イエローは2ビッ
トともON状態となるから、イエローの印刷ドットパタ
ーンには何ら加工を施す必要はなく、塗りつぶしを示す
ビットマップパターンをそのまま出力する。
【0065】茶色を出力する場合、マゼンタとシアンに
ついては各1ビットずつがONとなっているので印刷ド
ットパターンは2ドットに1ドットを有効とするような
マスクとなる配置パターンを用いる。
【0066】つまり、図11においては図12を参照し
て、マゼンタがM1にて示される(1)と、シアンがC
2にて示される(2)が有効状態となっているから、マ
ゼンタ、シアンで互いに異なるドットにマスクがかかる
ようにする。
【0067】例えば、マゼンタの場合は、シンボルのビ
ットマップパターンに対して55(16進)で論理積を算出
して、マゼンタの版となるビットマップパターンとし、
シアンの場合には、シンボルのビットマップパターンに
対してAA(16進)で論理積を算出して、シアンの版とな
るビットマップパターンとする。
【0068】そして、イエロー、マゼンタ、シアンの3
版を重ね合わせると図11のように、イエローはこのシ
ンボルを構成する全てのドットにおいてON状態となる
ビットマップパターンとなり、マゼンタ、シアンは隣接
する2ドットにて交互にON状態となるビットマップパ
ターンとなる。
【0069】次に、線幅が2の場合について、さらに詳
細に説明すると、まず、例えば図14に示すようなシン
ボルとしての線分に対するカラー表示では、ベクトル方
向解析部5によって、ベクトルの方向は水平方向で、線
幅は、例えば2という解析結果が得られる。この結果を
もとに図9に基づいてカラー表示の指示を出力すると、
パターンは図15のような市松状となる。この市松状の
パターンを、ONのドットは1、OFFのドットは0と
して数値表現すると、図15のパターンの右に示した数
値(16進表現している)になる。
【0070】第1記憶装置17には、上記パターンを数
値表現したデータがセットされるので、そのデータと図
15のデータとの論理積をとると、それが印刷用のビッ
トマップデータとなり、第2記憶装置18にセットされ
る。
【0071】ただし、この場合において、色情報も図1
3に示すものとすると、イエローに割り当てられたビッ
トが2ビットともONであるので、イエローの版にはマ
スクをとる必要がない。
【0072】マゼンタ、シアンに割り当てられたビット
では、マゼンタは偶数ビットがON、シアンは奇数ビッ
トがONであるので、マゼンタには図11のパターンと
マスクを用い、シアンには図11のパターンのONとO
FFとを入れ替えたマスクを用いる。以上の操作で得ら
れたビットマップデータを印刷すると、図14に示す色
を繰り返して印刷した結果が得られる。
【0073】次に、線幅が3以上の場合について、さら
に詳細に説明すると、まず、例えば図16に示すような
線分部分となるシンボルをカラー出力にて印刷する場
合、このシンボルはベクトル方向解析部5によってベク
トルの方向は水平方向で、線幅は、例えば4という解析
結果が得られる。
【0074】この結果をもとに、図9に基づいてカラー
出力法を決定すると、マスクパターンは図17に示すよ
うに、面積階調法を用いたマスクパターンとなる。この
マスクパターンを数値表現すると、図17のマスクパタ
ーンの右に示す数値となるが、このシンボルの色が図1
3の例を色とすると、マスクをとる版とその方法は前記
と同様である。
【0075】また、この面積階調法にて用いるディザパ
ターンとしては、組織的ディザ法、例えばベイヤー型の
4×4行列を用いる方法や、ドット集中型ディザを用い
る方法が挙げられる。このように本発明では、線幅があ
る程度確保できる場合には面積階調法を用いて、尾引
き、滲み等を防止した品位のよい表示結果を得ることが
できる。
【0076】次に、線幅が変化する場合についてさらに
詳しく説明すると、まず、図5のように線幅が変化する
文字をカラー表示により印刷すると場合、ベクトル方向
解析部5の解析によって、A〜Dの各点における線幅
が、図7(a)および(b)に示すように座標記憶部1
6に対してそれぞれ記憶されており、D点周辺における
線幅は図8に示すように、1ドットの線幅となってい
る。
【0077】図9に示すフローチャートにしたがって、
A点における線幅は、例えば14であるから、カラー表示
は面積階調法による配置パターンを用いた方法となる。
A点以降H点までが線幅3以上であるから、カラー表示
は面積階調法による配置パターンを用いた方法となる。
G点からF点までが線幅2であるため、カラー表示は市
松状の配置パターンをとったものとなる。E点からD点
は、線幅1であるから、ベクトル方向に沿った2つドッ
トによるカラー表示となる。この文字の色が図13の例
の色とすると、マスクをとる版とその方法は前述と同様
である。
【0078】次に、各原色により設定される各版の順序
を、各版における印刷のための有効面積に応じて入れ替
えることについてさらに詳細に説明すると、まず、色情
報を、例えば図13のビット構成で示される茶色の文字
を印刷する場合を例として挙げると、ここで、色情報は
イエロー、マゼンタ、シアンにそれぞれ2ビットずつ割
り当てられ、図15の市松状の配置パターンを用いて印
刷するとき、図15の網掛けで表される部分に色情報の
奇数ビットのON,OFFを用い、白で表される部分に
色情報の偶数ビットのON,OFFを用いればよい。
【0079】ここで、図13に示す色情報を示すそれぞ
れのビットは、図12に示す色の意味を有する。0はビ
ットがOFF状態で、そのビットに対応するドットはO
FFであり、1はビットがON状態でそのビットに対応
するドットはONである。全てのドットに対して印刷さ
れる版は色情報が2ビットとも1、つまり最も頻度の大
きな色の版であり、そのような版は最後に印刷する。例
えば、図13に示す茶色の情報の場合には、イエローが
最後に印刷される版である。
【0080】このように上記実施例の構成では、画像に
おける線分に対して、その線分のベクトル方向を横断す
る、隣合う各画素単位となる各ドットで色を互いに異な
らせて表示、印刷を行うため、従来のようなディザパタ
ーンによる線分の輪郭の凹凸の発生を回避でき、また、
線分の幅が小さい場合のように、上記線分が途切れるこ
とが防止できることから、線分の方向に関係なく表示品
位の高いカラー表示が可能となる。
【0081】また、上記構成では、線分の幅が2の場合
であっても、上記線分は、水平方向に隣接する各ドット
が互いに異なるとなる共に、垂直方向にも互いに異なる
ようにカラー表示される。このため、上記構成では、互
いに異なる色により形成される中間色をより安定に発色
させることができるので、表示品位の高いカラー表示が
可能となる。
【0082】さらに、カラー表示にて印刷する場合、1
ドット単位にて色を制御するには、かすれ、にじみ等が
問題となり、精度の高い印刷装置が必要となるが、線幅
を解析し、その線幅が3以上の場合には面積階調による
カラー表示が好ましく、精度のやや低い安価な印刷装置
であっても所望の色で出力可能となる。
【0083】このように上記構成では、線分の幅の解析
を行うことによってカラー表示のための2値化手法を決
定するため、常に最適な表示手法によって表示/印刷が
可能となる。
【0084】特に、上記構成では、表示される画像にお
いて、上記画像がアウトラインフォントの表示によるコ
ードによって表されて、予め格納されている場合、上記
コードからのベクトルの方向の検出が容易なものにでき
るので、上記カラー表示を迅速化できる。
【0085】その上、カラー印刷の場合、ある版の上に
微少領域の物の版を重ねると,微少領域の版画がかすれ
ることがあるが、本発明の構成では、微少領域の版は始
めに印刷し、その版の上から面積のより大きな版を順次
重ねるため、上記版もかすれることが防止されて、安定
して印刷でき、高品位の表示ができる。
【0086】なお、上記実施例の構成では、印刷装置1
5として、ドットが例えば16〜24ドット/mmに設
定されたサーマル転写式のプリンターを用いた例を挙げ
たが、印刷される各原色の濃度が2値的に表示される印
刷装置であれば、特に上記に限定されることはなく、他
の印刷装置として、例えば電子写真方式や、インクジェ
ット方式の印刷装置を用いることができる。
【0087】また、上記実施例の構成では、線幅を、1
ドット、2ドット、および3ドット以上とによって、印
刷の表示のための配置パターンを変化させた例を挙げた
が、ドットの設定により、例えばドットが25ドット/
mm以上の場合のように、より精細に設定されたときに
は、その配置パターンの変化させるための線幅の設定
は、上記ドットの設定に応じて変化させればよい。
【0088】
【発明の効果】本発明のカラー表示装置は、以上のよう
に、文字や罫線等の線分を含む画像を、指定された色を
示す各原色の配置パターンに基づく2値表現のドットに
てそれぞれ表示することによって、上記の色によりカラ
ー表示される上記画像における線分の長さ方向となるベ
クトルを解析する解析手段が設けられ、上記解析手段か
らの信号に基づき、上記ベクトルに対し直角方向となる
上記線分におけるドット単位の幅の大きさを検出する検
出手段が設けられ、前記の配置パターンを複数有する選
択手段が、上記検出手段からの信号に基づく上記幅の大
きさに応じて上記配置パターンを選択するように設けら
れている構成である。
【0089】それゆえ、上記構成は、例えば、幅が1ド
ットの大きさの場合、通常、画像を2値表現のドットに
て表示する際に用いられるディザパターンにてマスクさ
れた配置パターンと異なる、他の配置パターン、例え
ば、指定された色にて設定された各原色および各原色の
混合色がベクトル方向にそって配列された配置パターン
を、選択手段により選択できる。
【0090】したがって、上記構成では、従来のよう
に、線分の幅が小さい場合における、線分における輪郭
の凹凸や途切れによる画像の表示品位の劣化を回避でき
て、画像を従来より美麗に表示できるという効果を奏す
る。
【0091】さらに、上記構成では、解析手段および検
出手段によって、線分の各部分のベクトル方向を解析し
て、それら各部分での幅を検出することによって、線分
の幅がベクトル方向に沿って変化する線分において、画
像が1つの線分であってもその中で幅の異なる部分があ
ればその幅に応じて、最適な配置パターンを選択できる
ので、線分が変化する画像に対しても最適なカラー表示
を行うことができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー表示装置のブロック図である。
【図2】上記カラー表示装置におけるアウトラインフォ
ントの表示例を示す説明図である。
【図3】上記表示例の要部拡大図である。
【図4】上記図3の表示例の円Cにて示す部位の要部拡
大図である。
【図5】上記カラー表示装置における画像の解析例を示
す説明図である。
【図6】上記解析例の解析方法を示すフローチャートで
ある。
【図7】上記カラー表示装置における上記解析例に関す
る座標記憶部の格納例を示す説明図であり、(a)は全
体説明図、(b)は要部説明図である。
【図8】上記の図5の解析例の要部拡大図である。
【図9】上記カラー表示装置における線幅による配置パ
ターンの選択する方法を示すフローチャートである。
【図10】上記線幅が1ドットの場合における印刷時の
ドット構成を示す説明図である。
【図11】上記ドット構成における各色の版の合成パタ
ーンを示す説明図である。
【図12】上記カラー表示装置における色情報の格納例
を示す説明図である。
【図13】上記色情報の具体例を示す説明図である。
【図14】上記線幅が2ドットの場合における印刷時の
ドット構成を示す説明図である。
【図15】上記ドット構成における配置パターンを示す
説明図である。
【図16】上記線幅が4ドットの場合における印刷時の
ドット構成を示す説明図である。
【図17】上記ドット構成における配置パターンを示す
説明図である。
【図18】従来のカラー表示の方法を示す説明図であ
る。
【図19】他の従来のカラー表示における表示品位を示
す説明図である。
【符号の説明】
5 ベクトル方向解析部(解析手段、検出手段) 7 ビットデータマスク部(選択手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/02 B41J 3/20 117C H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字や罫線等の線分を含む画像を、指定さ
    れた色を示す各原色の配置パターンに基づく2値表現の
    ドットにてそれぞれ表示することによって、上記の色に
    より上記画像をカラー表示するカラー表示装置におい
    て、 上記画像における線分の長さ方向となるベクトルを解析
    する解析手段が設けられ、 上記解析手段からの信号に基づき、上記ベクトルに対し
    直角方向となる上記線分におけるドット単位の幅の大き
    さを検出する検出手段が設けられ、 前記の配置パターンを複数有する選択手段が、上記検出
    手段からの信号に基づく上記幅の大きさに応じて上記配
    置パターンを選択するように設けられていることを特徴
    とするカラー表示装置。
  2. 【請求項2】選択手段は、線分の幅が1ドットであると
    検出手段によって検出されたときに、ベクトル方向に沿
    った2ドットにより色を発色させる配置パターンを選択
    するようになっていることを特徴とする請求項1記載の
    カラー表示装置。
  3. 【請求項3】選択手段は、線分の幅が2ドット以上であ
    ると検出手段によって検出されたときに、ベクトル方向
    に沿った2ドットにより色を発色させ、互いに隣接する
    各配列パターンを、1ドット分ベクトル方向に互いにず
    らした配置パターンを選択するようになっていることを
    特徴とする請求項1記載のカラー表示装置。
  4. 【請求項4】選択手段は、線分の幅が3ドット以上であ
    ると検出手段によって検出されたときに、面積階調法に
    よるディザパターンを含む配置パターンを選択するよう
    になっていることを特徴とする請求項1記載のカラー表
    示装置。
  5. 【請求項5】画像を印刷によって表示する際の各原色の
    頻度をそれぞれ判別する判別手段が、上記各頻度の大小
    を出力するように設けられ、 各原色の印刷順序を制御する制御手段が、上記判別手段
    による上記の各頻度の大小により、頻度の最も大きな原
    色を最後に印刷するように設けられていることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載のカラー表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のカラー表示装置において、 文字や罫線等の画像をアウトラインフォントの表示によ
    り格納する格納バッファが設けられ、 解析手段は、入力された画像がアウトラインフォントの
    ときには、上記格納バッファに格納されたアウトライン
    フォントの表示から前記ベクトルを解析するようになっ
    ていることを特徴とするカラー表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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