JPH09186665A - ディジタル放送受信端末装置とそのパケットデータ記録装置 - Google Patents

ディジタル放送受信端末装置とそのパケットデータ記録装置

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JPH09186665A
JPH09186665A JP7343993A JP34399395A JPH09186665A JP H09186665 A JPH09186665 A JP H09186665A JP 7343993 A JP7343993 A JP 7343993A JP 34399395 A JP34399395 A JP 34399395A JP H09186665 A JPH09186665 A JP H09186665A
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル放送信号のパケットを異なる装置
間で記録再生を繰り返すと、データレートやパケット間
隔の誤差が累積されて許容値を越えてしまうことがあ
る。 【解決手段】 ヘッダ付与回路18はデマルチプレクサ
13により分離された所望の受信パケットの中からフラ
グ設定回路16の出力に基づきPCRを有するパケット
のヘッダ中にPCR識別用のフラグを付与設定する。P
CR抽出回路22は入力パケットからPCR識別用フラ
グを検出し、PCRを抽出し、これを27MHzPLL
23に供給し、エンコード時のシステムクロックと周波
数の一致した時刻基準の同期信号27MHzを発生させ
る。記録処理回路24は受信端末装置10からディジタ
ルI/F回路21に供給されたパケットを回転ドラム2
5に取り付けられた図示しない回転ヘッドにより磁気テ
ープ26に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル放送受信
端末装置とそのパケットデータ記録装置に係り、特に送
信されたディジタル放送のパケットデータを受信する受
信端末装置及び受信パケットデータをテープ状記録媒体
に記録するパケットデータ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ディジタル技術や集積回路技術な
どの進歩発展により、既存のアナログテレビ放送だけで
なく、ディジタル放送も実用化されるようになってきて
いる。このディジタルテレビ放送では、例えば米国で実
用化されているDSS(Didital Satellite System)で
は独自のパケットで、欧州で実用化されているDVB
(Digital Video Broadcasting)ではカラー動画像符号
化方式であるMPEG2方式のトランスポートパケット
で、複数のプログラム(番組)を時分割多重して放送す
る。
【0003】図8(A)は上記のパケット伝送の概略シ
ステム構成図で、複数の番組(マルチプログラム)の映
像や音声などの伝送情報がエンコーダ81により、(ト
ランスポート)パケットに変換後、時分割多重される。
このとき、任意の一つのプログラムの(トランスポー
ト)パケットを受信するときに受信機のバッファメモリ
のオーバーフロー・アンダーフローが生じないような、
時間間隔で各プログラムの(トランスポート)パケット
を送信する。
【0004】従って、このパケットを伝送する場合は、
パケット内容と共にパケットの間隔(一般には、到着間
隔あるいは到着時間と称される)を正確に受信装置側で
再現できるようにする必要があり、そのために送信部8
2と受信部85とが時間管理された状態で送受する。
【0005】上記のパケットデータはネットワーククロ
ック83に基づいて動作する送信部82により送信周波
数帯に変換された後ネットワーク84へ送信される。受
信装置はネットワーククロック83に基づいて動作する
受信部85は、ネットワーク84を介して到来したパケ
ットデータを受信及び復調した後、デコーダ86で所望
のプログラムのパケットデータを復元する。上記のパケ
ット伝送システムでは、送信部82と受信部85がネッ
トワーククロック83に同期して時間管理されて動作し
ており、ネットワーク84で生じる遅延変動(時間ゆら
ぎ)で、パケット間隔にずれが生じないようにされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
パケットデータを記録媒体に記録し再生するシステムに
そのまま適用した場合は、図8(B)に示すように、エ
ンコーダ81からのパケットデータを記録装置87で記
録媒体に記録し、記録媒体を介在させて再生装置88で
パケットデータを再生してデコーダ86へ出力する構成
とみなせる。ここで、記録装置87と再生装置88は同
一のクロック発振器89からのシステムクロックに基づ
いて動作する必要がある。
【0007】しかし、記録装置87と再生装置88のク
ロックが異なると、入力されるクロックが異なり、その
ため、異なる記録再生装置間で互換再生を繰り返すと、
データレートやパケット間隔の誤差が累積されて、許容
値を越えてしまうことがある。例えば、図9(A)に示
すように、記録部91、再生部92及び27MHz発振
器93からなる装置A’により、パケットデータを記録
再生するものとする。
【0008】ここで、システムクロックとして27Mz
を発振出力して記録部91及び再生部92に供給する2
7MHz発振器93は、前記クロック発振器89に相当
し、固体差や経年変化により許容範囲の±5%内ではあ
るが許容限度一杯の−5%の誤差の27MHzクロック
を発生しているものとすると、例えば図10(A)に
で模式的に示すパケット1、パケット2が正規の時間間
隔で順次に受信されて記録部91に入力された場合に
は、記録部91により図10(B)にで模式的に示す
ようにパケット2はタイムスタンプ値「105」が付与
されて記録媒体p’に記録されることとなる。
【0009】そして、この記録媒体p’を再生部92で
再生した場合(すなわち、自己録再の場合)は、記録時
と同一の27MHz発振器93からのシステムクロック
を使用して再生するため、その再生出力a’は図10
(C)にで模式的に示すように、パケット2がクロッ
ク値”105”のタイミングで再生されるため、受信さ
れたときと同じ正規の時間間隔で再生される。
【0010】しかし、上記の記録部91で記録された記
録媒体p’を図9(B)に示す再生部95と27MHz
発振器96からなる再生装置B’で再生すると、27M
Hz発振器96が固体差や経年変化により許容範囲の±
5%内ではあるが許容限度一杯の+5%の誤差の27M
Hzクロックを発生している場合、再生出力b’は図1
0(D)にで模式的に示すように、タイムスタンプ値
「105」が付与されたパケット2は正規に再生される
タイミングよりもクロック値で+10%程度ずれた、許
容範囲を越えたタイミングで再生されてしまう。
【0011】更に、上記の再生出力b’を図9(C)に
示す別の記録再生装置C’の記録部97で記録する場合
は、その装置C’内の記録部97及び再生部98にシス
テムクロックを供給している27MHz発振器99の出
力クロックの誤差が±0%であるとしても、記録部97
により図10(E)にで模式的に示すように、パケッ
ト2がクロック値”110”のタイミングで入力される
ので、タイムスタンプ値「110」が付与されて記録媒
体に記録されることとなる。
【0012】そして、この記録媒体を再生部98で再生
した場合は、記録時と同一の27MHz発振器99から
のシステムクロックを使用して再生するため、その再生
出力c’は図10(F)にで模式的に示すように、タ
イムスタンプ値「110」が付与されたパケット2はク
ロック値”110”のタイミングで再生されるため、許
容範囲を越えたタイミングで再生されてしまう。
【0013】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
パケットを異なる装置間で記録再生を繰り返しても、正
しくデコードできるディジタル放送受信端末装置とその
パケットデータ記録装置を提供することを目的とする。
【0014】また、本発明の他の目的は、パケット構造
を解析することなく簡単な構成によりパケットを記録し
うるディジタル放送受信端末装置とそのパケットデータ
記録装置を提供することにある。
【0015】更に、本発明の他の目的は、複数のプログ
ラムで異なる時刻管理情報が付加されたパケットが入力
された場合でも、正しい時間管理が可能なディジタル放
送受信端末装置とそのパケットデータ記録装置を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の受信端末装置は、複数のプログラムのそれ
ぞれの情報のパケットと時刻管理情報を含むパケットが
少なくとも多重されたディジタル放送信号を受信して復
調する復調手段と、復調手段の出力信号から所望のプロ
グラムのパケットを選択する選択手段と、選択手段によ
り選択されたパケットのうち時刻管理情報を含むパケッ
トを識別させる識別情報を選択されたパケットと共に送
出する付与送出手段と、入力されたパケットをデコード
するデコーダとを有する構成としたものである。
【0017】また、本発明のパケットデータ記録装置
は、上記の目的を達成するため、一又は二以上のプログ
ラムの情報のパケットと、時刻管理情報を含むパケット
と、時刻管理情報を含むパケットを識別させる識別情報
がそれぞれ多重されたディジタル信号が入力され、識別
情報に基づいて時刻管理情報を抽出する抽出手段と、抽
出手段により抽出された時刻管理情報に同期したクロッ
クを発生するクロック発生手段と、クロック発生手段か
ら出力されたクロックに同期した基準制御信号に基づき
記録媒体上に順次のトラックを形成してディジタル信号
を記録する記録手段とを有する構成としたものである。
【0018】本発明の受信端末装置では、入力パケット
のうち時刻管理情報を含むパケットに識別情報を付加し
て送出し、本発明のパケットデータ記録装置では識別情
報に基づいて抽出した時刻管理情報に同期したクロック
に基づいて記録媒体に上記のパケットを記録するように
しているため、記録再生を繰り返しても再生装置のデー
タレートやパケット間隔の誤差が累積されることを防止
できる。
【0019】また、本発明の受信端末装置における付与
送出手段は、選択手段により選択されたパケットが複数
のプログラムのパケットであり、時刻管理情報を含むパ
ケットのパケット識別番号が異なるときは、その中の一
のパケット識別番号のパケットのみを識別させる識別情
報を付与送出するようにしているため、パケットデータ
記録装置で生成するクロックとして一つのパケット識別
番号の時間管理情報のみを用いて生成させることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明になるディジタル放送受信端
末装置とそのパケットデータ記録装置の一実施の形態の
ブロック図を示す。同図において、ディジタルテレビ放
送信号を受信する受信端末装置10はセット・トップ・
ボックス(STB)と称され、チューナ11、ディジタ
ル復調・エラー訂正・スクランブル解除回路12、デマ
ルチプレクサ13、システム制御部14、スイッチ(S
W)回路15、フラグ設定回路16、デコーダ17、ヘ
ッダ付与回路18及びディジタル・インタフェース(I
/F)回路19から構成されている。
【0021】また、磁気記録再生装置20はパケットデ
ータ記録装置の一実施の形態で、受信端末装置10から
受信したパケットデータが入力されてこれを記録し、再
生したパケットデータは受信端末装置10に供給して復
調表示させるヘリカルスキャン方式記録再生装置であ
る。磁気記録再生装置20は、ディジタルI/F回路2
1、プログラム時刻基準参照値(PCR:Program Cloc
k Reference)抽出回路22、27MHzPLL23、
記録処理回路24、回転ドラム25、磁気テープ26及
び再生処理回路27などから概略構成されている。
【0022】ここでは、受信端末装置10は、一例とし
てMPEG2トランスポートストリームのディジタル多
チャネルCS放送信号を受信するものとする。この放送
信号には、チューナ11での選局とデマルチプレクサ1
3でのパケット指定が必要なため、受信端末装置で伝送
路の使用を意識しないで選局させるためのプログラム仕
様情報(PSI:Program Specific Information)が1
88バイト固定長のパケットと共に伝送されている。
【0023】PSIには、プログラム・アソシエーショ
ン・テーブル(PAT)と、プログラム・マップ・テー
ブル(PMT)と、コンディショナル・アクセス・テー
ブル(CAT)と、ネットワーク・インフォメーション
・テーブル(NIT)とがある。PATは、各プログラ
ムを構成するパケットの情報を伝送するPMTのパケッ
ト識別子(PID)を示し、PAT自体のPIDとして
は固定的に”0”が割り当てられている。また、PMT
は、各プログラム番号毎にそのプログラムを構成する映
像、音声、付加データなどのストリームが伝送されるパ
ケットのPIDを示す。PMT自体のPIDはPATで
指定される。更に、CATは、スクランブルを解除する
ための暗号解読情報を伝送するパケットのPIDを示
し、NITは伝送路に関する物理的な情報を示す。
【0024】次に、この実施の形態の動作について説明
する。ディジタル放送信号は、アンテナを介して受信端
末装置10内のチューナ11により受信される。チュー
ナ11は、ユーザの番組選択情報に基づいて出力される
システム制御部14よりの選局信号により指定された所
望の受信トランスポンダの信号を選択してディジタル復
調・エラー訂正・スクランブル解除回路12により復
調、エラー訂正及びスクランブル解除処理させてトラン
スポート・ストリーム(TS)パケットを出力させる。
所望受信トランスポンダよりのマルチプログラムのTS
パケットは、デマルチプレクサ13に供給され、ここで
システム制御部14よりの選局信号により指定された所
望のチャネルのパケットのみが分離される。
【0025】すなわち、デマルチプレクサ13に順次に
入力される188バイト固定長の受信パケットには、そ
れぞれPIDが付与されており、また、前記したように
PSIと呼ばれる番組関連情報のテーブルが伝送されて
いる。デマルチプレクサ13はそのうちのPID=0の
PAT(番組表)を無条件に参照し、これにより必要な
プログラムを選択し、その選択プログラムに対応したP
MTと呼ばれる番組対応表により、必要なPIDを判別
し、そのPIDのパケットが分離される。
【0026】例えば、PATが図2(A)に示すよう
に、プログラム1のPIDが”05”、プログラム2の
PIDが”07”、プログラム3のPIDが”09”で
あるものとすると、デマルチプレクサ13はプログラム
1選択時にはPID=05のパケットの図2(B)に示
すPMTを参照して、PID=10、11のパケットを
分離してCH1、CH2のオーディオデータをデコーダ
17で再生させ、PID=12のパケットを分離してビ
デオデータをデコーダ17で再生させる。
【0027】同様にして、プログラム2選択時にはPI
D=07のパケットの図2(C)に示すPMTを参照し
て、PID=20、21のCH1、CH2のオーディオ
データのパケットを分離し、PID=22のビデオデー
タのパケットを分離する。プログラム3選択時にはPI
D=09のパケットの図2(D)に示すPMTを参照し
て、PID=30、31のCH1、CH2のオーディオ
データのパケットを分離し、PID=22のビデオデー
タのパケットを分離する。なお、選択されたPIDは番
組終了まで固定の場合もあるが、番組の途中で新たなP
AT、PMTにより変更される場合もある。
【0028】デマルチプレクサ13の出力パケットは図
1に示すスイッチ回路15に供給される。スイッチ回路
15は、モニターに受信再生する場合は、受信パケット
をデコーダ17へ出力する。デコーダ17は各プログラ
ムのPCRパケット(例えば、プログラム1ではPID
=15のパケット)の中からPCRを抽出して得た周波
数一定の27MHzクロックに同期して受信パケットを
デコードして映像、音声などをモニターへ出力する。
【0029】スイッチ回路15は磁気記録再生装置20
により磁気テープに受信パケットを記録する場合は、ス
イッチ回路15は受信パケットをヘッダ付与回路18へ
選択出力するよう切り換え接続される。ヘッダ付与回路
18は、スイッチ回路15から入力される188バイト
固定長のすべてのパケットに4バイトのヘッダを付与し
て、ディジタルI/F回路19を介して磁気記録再生装
置20に伝送する。このヘッダには、PCR識別用のフ
ラグ領域が設けられている。
【0030】システム制御部14からの制御信号によ
り、フラグ設定回路16は入力受信パケットの中からP
CRを有するパケットを識別し、ヘッダ付与回路18が
PCRを有するパケットに付与するヘッダのPCR識別
用のフラグ領域にPCR識別用のフラグを設定するよう
に、ヘッダ付与回路18を制御する。これは、磁気記録
再生装置20がPCRを抽出し易いようにするためであ
る。
【0031】このフラグの設定の仕方について更に説明
するに、いまプログラム1とプログラム2を記録する場
合には、図2(B)のプログラム1のPMTに示すよう
に、プログラム1のPCRが付与されたパケットのPI
Dは”15”であり、図2(C)のプログラム2のPM
Tに示すように、プログラム2のPCRが付与されたパ
ケットのPIDは”25”であり、PCRが付与された
パケットが互いに異なる。この場合は、ヘッダ付与回路
18はPID=15とPID=25のどちらか一方のパ
ケットのヘッダにのみPCR識別用フラグを設定する。
【0032】これは、両方のパケットのPCRを混在し
て用いると、これらのパケットが位相ずれしているので
図3に示す構成の後述する27MHzPLL23が正し
く周波数一定の27MHzを発生できず、また、27M
HzPLL23の本来の目的はエンコード時のシステム
クロックと周波数の一致した時刻基準の同期信号27M
Hzを発生することにあるからである。
【0033】また、例えばプログラム1とプログラム3
とを記録する場合には、図2(B)のプログラム1のP
MTに示すように、プログラム1のPCRが付与された
パケットのPIDは”15”であり、図2(D)のプロ
グラム3のPMTに示すように、プログラム3のPCR
が付与されたパケットのPIDは”15”であり、この
場合はPCRが付与されたパケットが同一である。この
場合は、ヘッダ付与回路18はPID=15のパケット
のヘッダにPCR識別用フラグを設定する。
【0034】フラグ設定回路16によりPCR識別用フ
ラグが設定されたパケットを含む受信パケットは、記録
用パケットとしてシステム制御部14により制御される
ディジタルI/F回路19を介して磁気記録再生装置2
0内のディジタルI/F回路21に供給され、更にこれ
よりPCR抽出回路22及び記録処理回路24にそれぞ
れ供給される。
【0035】PCR抽出回路22は入力パケットの中か
らPCR識別用フラグを検出し、PCR識別用フラグを
有するパケットからPCRを抽出し、これを27MHz
位相同期ループ回路(PLL)23に供給し、エンコー
ド時のシステムクロックと周波数の一致した時刻基準の
同期信号27MHzを発生させる。時刻基準の同期信号
は、記録処理回路24に供給される。
【0036】27MHzPLL23は図3のブロック図
に示す如き構成である。すなわち、入力されたPCRは
カウンタ35をその値に初期設定すると共に減算器31
に供給され、ここでカウンタ35の出力値と減算され、
その差分値がD/A変換器32によりアナログ信号に変
換された後、低域フィルタ(LPF)33を通して27
MHz電圧制御発振器(VCO)34に供給され、その
出力発振周波数を可変制御する。VCO34から出力さ
れた27MHzの発振周波数はシステムクロックとして
出力される一方、カウンタ35に供給されて分周されて
減算器31に帰還入力される。
【0037】再び図1に戻って説明するに、記録処理回
路24は受信端末装置10からディジタルI/F回路2
1に供給されたパケットを回転ドラム25に取り付けら
れた図示しない回転ヘッドにより磁気テープ26に記録
される。記録処理回路24は例えば図4のブロック図に
示す構成とされている。同図中、図1と同一構成部分に
は同一符号を付してある。図4において、受信復調され
たマルチプログラムのパケットデータが、ディジタルI
/F回路21を介してPCR抽出回路22及び記録タイ
ムスタンプ付加回路41にそれぞれ供給される。
【0038】PLL23から到着時間管理用クロックと
して出力された27MHzのクロックはmod Nのカ
ウンタ42に供給されて1/N分周される。ここで、分
周比Nの値は装置のシステム周波数が30Hzのときは
「225000」に設定されるため、カウンタ42から
は120Hzの信号が出力される。また、システム周波
数29.97Hzのときは分周比Nの値は「22522
5」に設定されて、カウンタ42から119.88Hz
の信号が出力される。
【0039】カウンタ42の出力信号は記録タイムスタ
ンプ付加回路41、mod 12×kカウンタ43、分
周器44及び45にそれぞれ供給される。記録タイムス
タンプ付加回路41はディジタルI/F回路21からの
パケットデータの到着時刻を示す32ビットのタイムス
タンプを、ディジタルI/F回路21からのパケットデ
ータのヘッダーに付加する。また、ディジタルI/F回
路21からのパケットデータのヘッダーにタイムスタン
プが付加されている場合でも、これに代えてタイムスタ
ンプを新たに付加する。
【0040】この32ビットのタイムスタンプは、カウ
ンタ42からの18ビットのカウント値を下位ビットと
し、かつ、カウンタ43からの例えば10Hz(k=1
の場合)の8ビットのカウント値を上位ビット(ただ
し、その上位4ビットは常に0)とする26ビットに、
リザーブとして更に上位6ビットを付加した、計32ビ
ットである。なお、ディジタルI/F回路21へのパケ
ットデータは、受信端末装置10への到着時間間隔が維
持されて到着するものとする。
【0041】分周器44はカウンタ42の出力信号を記
録再生モードに応じた分周比で分周して、6トラック周
期のリセット信号を生成する回路で、その出力リセット
信号をプロセッサ46、カウンタ42、43及び1/4
分周器45へそれぞれリセット信号として入力する。こ
こで、上記の記録再生モードとしては、記録レートが1
9Mbps×1(ch)であるSTDモード、記録レー
トが19Mbps×2(ch)であるHDモードなどが
ある。
【0042】ここで、後述の回転ドラム25の1回転で
2トラックが走査され、また、1トラック走査は1/6
0秒であるので、既存のVHSの標準モードのテープ走
行速度の1/2倍の速度で記録再生する上記STDモー
ド時には、分周器44の分周比は1/12とされて、6
回((1/60)×6=1/10)のトラック走査で6
トラックを記録再生できるように10Hzを出力する。
また、既存のVHSの標準モードのテープ走行速度と同
一速度で、1/60秒で2つの回転ヘッドが2トラック
を同時に並列に記録再生するHDモード時には、分周器
44の分周比は1/6とされて、3回((1/60)×
3=1/20)のトラック走査で6トラックを記録再生
できるように20Hzとされる。なお、前記カウンタ4
3の分周比の1/(12×k)のkは、記録レートがS
TDモードに対する倍率を示す。
【0043】1/4分周器45の周波数30Hz又は2
9.97Hzの出力信号は、回転ドラム25の回転基準
信号として図示しないモータ及びその駆動制御回路から
なるドラム回転制御回路に入力される。これにより、回
転ドラム25は図示しないモータにより30rps又は
29.97rpsで同期回転する。この回転ドラム25
は、図示しない互いにアジマス角度が異なる2つの回転
ヘッド(又は2つのダブルアジマス回転ヘッド)が、相
対向してその回転面上に取り付けられると共に、一定速
度で走行する磁気テープ26が180°より若干大なる
角度範囲に亘って斜めに巻き付けられている。
【0044】ここで、上記の2つの回転ヘッドには、メ
モリを有するプロセッサ46より取り出されたヘッダに
前記タイムスタンプを有するパケットデータが供給さ
れ、これにより公知のヘリカルスキャン方式の記録を磁
気テープ上に行う。
【0045】なお、この記録処理回路24では、記録ト
ラックの順番を示すトラック番号も記録装置内で生成さ
れて磁気テープ上に記録される。すなわち、プロセッサ
46は、分周器44からの6トラック基準信号に同期し
たトラック番号を生成して、磁気テープ26上のトラッ
クに記録する。このため、タイムスタンプの変化と記録
トラック番号とが対応して記録される。また、既存のヘ
リカルスキャン方式のVTRと同様に、2トラック周期
のコントロールパルスが図示しないコントロールヘッド
により磁気テープ上に記録される。
【0046】この実施の形態は、タイムスタンプの値の
変化と記録トラック位置とが同期している同期式で記録
する。すなわち、カウンタ42、43のカウント値であ
るタイムスタンプの変化に同期して回転ドラム25が回
転して記録トラックが順次形成されると共に、タイムス
タンプの変化に同期している6トラック基準信号により
6トラックの繰り返し周期でプロセッサ46は記録トラ
ックの位置を特定して、タイムスタンプを有するパケッ
トデータを記録する。
【0047】この記録処理回路24は、記録装置内で回
転ドラム25の回転制御及び6トラックの繰り返し位置
に同期したタイムスタンプを新たに生成して、パケット
データに新たに付加して記録する点に特徴がある。
【0048】また、磁気テープ26に記録されたパケッ
トは再生処理回路27により再生処理される。再生処理
回路27は例えば図5のブロック図に示す如き構成とさ
れている。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を
付してある。図5において、磁気テープ26の既記録デ
ィジタル信号は回転ヘッド(図示せず)により再生さ
れ、その再生信号はプロセッサ58に供給される。
【0049】一方、水晶発振器51より発振出力された
27MHzの発振出力信号(クロック)は、mod N
のカウンタ52により1/N分周された後、比較回路5
3、mod 12×kのカウンタ54及び1/4分周器
55にそれぞれ供給される。上記の1/4分周器55の
出力信号は回転ドラム25の回転制御信号として出力さ
れる。また、分周器56の出力信号は、プロセッサ58
に6トラック周期の基準信号として入力され、かつ、1
/4分周器55にリセット信号として入力される一方、
1トラック遅延回路57を介してカウンタ62及び64
にそれぞれリセット信号として入力される。
【0050】ここで、分周器56はSTDモード時には
分周比は1/12とされ、HDモード時には1/6とさ
れる。なお、前記カウンタ54の分周比の1/(12×
k)のkは、記録レートがSTDモードに対する倍率を
示す。
【0051】プロセッサ58は再生信号からトラック番
号を弁別し、このトラック番号が分周器56からの基準
信号と比較し、両者が同期するようにキャプスタン制御
信号を発生してキャプスタン59駆動用モータ(図示せ
ず)の回転を制御し、磁気テープ26の走行位相を制御
する。なお、キャプスタン59の回転制御には、既存の
ヘリカルスキャン方式VTRと同様に、再生コントロー
ルパルスも用いられる。また、プロセッサ58は再生信
号からタイムスタンプを分離して比較回路53に供給す
る。
【0052】分周器56の出力信号は、回転ドラム25
のドラム制御と同期しており、この信号は1/4分周器
55のリセット信号として入力されると共に、1トラッ
ク遅延回路57により1トラック期間遅延(オフセッ
ト)された後、カウンタ52及び54にそれぞれ出力時
間管理用リセット信号として入力される。
【0053】従って、カウンタ52及び54の計数値は
再生されるトラック上の位置とオフセット同期してお
り、カウンタ52からの18ビットの計数値とカウンタ
54からの8ビットの計数値(出力用クロック)は、そ
れぞれ比較回路53においてプロセッサ58からの再生
信号中の26ビットのタイムスタンプの下位18ビット
及びその上位8ビットと一致するかどうか比較され、一
致するとき比較回路53により出力命令を発生させる。
【0054】プロセッサ58はこの出力命令が入力され
るときに、その内部のメモリに蓄積しておいた、ヘッダ
ー中にタイムスタンプが付加された再生パケットデータ
を読み出し、ディジタルI/F回路21を介して受信端
末装置10内のディジタルI/F回路19へ出力する。
【0055】ディジタルI/F回路19を介して入力さ
れた、上記の再生パケットデータは、スイッチ回路15
を介してデコーダ17に入力される一方、PCRが抽出
されて27MHzPLL(図示せず)に入力される。デ
コーダ17は27MHzPLLからのクロックに基づ
き、入力再生パケットデータを伸張復調し、例えば映像
・音声として出力する。
【0056】以上説明したこの実施の形態によれば、異
なる記録再生装置間で互換再生を繰り返しても、データ
レートやパケット間隔の誤差が累積されることは無く、
よって許容値を越えることはない。このことについて、
従来の課題と共に説明した装置と同様の装置を例にとっ
て図6と共に説明する。同図中、図4及び図5と同様の
部分には同様の符号を付してある。
【0057】まず、図6(A)に示す記録再生装置Aは
受信端末装置から供給されたパケットが記録部61に入
力されると共に、入力パケットからからPCR抽出回路
22により抽出されたPCRが27MHzPLL23に
供給され、ここでPCRに同期した基準同期信号が生成
されて記録部61に供給される。記録部61は図4の記
録処理回路24に相当する回路で、入力同期信号に基づ
いて前記したように動作し、入力パケットを磁気テープ
pに記録する。この磁気テープpから図5の再生処理回
路27のうち水晶発振器51を除いた回路部に相当する
再生部62により27MHz発振器51a(図5の水晶
発振器51に相当)の出力27MHzに基づいて再生さ
れた出力aを出力する。
【0058】ここで、図7(A)にで模式的に示すよ
うに、パケット1に続いてパケット2が正規の時間間隔
で受信されて記録部61に入力された場合には、記録部
61は入力PCRに同期した基準同期信号で動作するか
ら、図7(B)にで模式的に示すようにパケット2は
タイムスタンプ値「100」が付与されて記録される。
【0059】そして、この記録テープpを再生部62で
固体差や経年変化により許容範囲の±5%内ではある
が、許容限度一杯の−5%の誤差の27MHzクロック
が27MHz発振器51aから供給される、記録再生装
置Aの再生部62により再生すると、その再生出力aは
図7(C)にで模式的に示すように、タイムスタンプ
値「100」のパケット2がクロック値”100”で再
生され、本来のタイミング(図7(A)に示すパケット
間隔)よりも−5%早いタイミングで再生されたものと
なる。しかし、許容範囲の±5%内にあるので、記録再
生装置Aによる自己録再では問題ない。
【0060】また、この磁気テープpを許容範囲の±5
%内ではあるが、許容限度一杯の+5%の誤差の27M
Hzクロックが27MHz発振器51bから供給される
前記再生部62と同様の構成の図6(B)に示す再生装
置Bの再生部63で再生すると、その再生出力bは図7
(D)にで模式的に示すように、タイムスタンプ値
「100」のパケット2がクロック値”100”ではあ
るが、本来のタイミングよりも+5%遅いタイミングで
再生されたものとなる。しかし、許容範囲の±5%内で
あるので再生の問題はない。
【0061】更に、上記の再生出力bを図6(C)に示
す別の記録再生装置Cの記録部64で記録する場合に
は、その記録部64は再生出力bのPCRに同期した基
準同期信号で動作するから、図7(E)にで模式的に
示すようにパケット2が再生出力bと同じ+5%の誤差
のある27MHzのクロック値”100”のタイミング
でタイムスタンプ値「100」が付与されて磁気テープ
に記録される。
【0062】そして、この磁気テープを誤差の無い±0
%の27MHzクロックが27MHz発振器51cから
供給される前記再生部62と同様の構成の図6(C)に
示す記録再生装置Cの再生部65で再生すると、その再
生出力cは図7(F)にで模式的に示すように、タイ
ムスタンプ値「100」が付与されたパケット2はクロ
ック値”100”で、本来のタイミングで再生されたも
のとなる。従って、記録再生装置Cで記録再生してもク
ロック誤差が累積することなく正常に再生することがで
きる。
【0063】このように、この実施の形態では、パケッ
トを異なる装置間で記録再生することを繰り返しても、
再生出力は再生部に供給される基準同期信号のエンコー
ド時のシステムクロックとの誤差だけに依存してデータ
レートやパケット間隔に影響を与えるが、これは許容誤
差内であるので正しく再生することができる。
【0064】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、基準同期信号をPCRに基づいて生
成するようにしているが、MPEG2で規定されている
システム時刻基準参照値(SCR:System Clock Refer
ence)を用いることもできる。また、受信端末装置10
でPCRやSCRと同期したタイムスタンプ(パケット
の到着時刻)を付与して磁気記録再生装置へ送出する場
合では、このタイムスタンプの変化と同期させてもよ
い。
【0065】また、受信端末装置は記録クロック生成用
として時刻管理情報を含むパケットのパケット識別番号
のみを所定の手順を介して予め磁気記録再生装置へ送出
するようにしてもよい。例えば、受信端末装置10のシ
ステム制御部14からディジタルI/F回路19、21
を介して、磁気記録再生装置20のPCR抽出回路22
に所定の手順(例えば、装置10、20間で管理通信の
パケットを設けて管理情報を交換する)で、PCRを含
むパケットのパケット識別番号のみを送出し、PCR抽
出回路22ではパケット識別番号で、PCRを含むパケ
ットを抽出するように構成してもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信端末
装置及びパケットデータ記録装置によれば、入力パケッ
トのうち時刻管理情報をヘッダに含むパケットに付与さ
れた識別情報に基づいて抽出した時刻管理情報に同期し
たクロックに基づいて記録媒体に上記のパケットを記録
するようにしているため、記録再生を繰り返しても再生
装置のデータレートやパケット間隔の誤差が累積される
ことを防止でき、よって許容誤差の範囲内でディジタル
放送信号(パケット)の正常な記録及び再生ができる。
【0067】また、本発明の受信端末装置によれば、時
刻管理情報を含むパケットに識別情報を付与するように
しているので、記録装置側で時刻管理情報を解析しなく
てもよく、パケット構造解析のための回路が不要であ
り、簡単な構成とすることができる。
【0068】更に、本発明によれば、選択手段により選
択されたパケットが複数のプログラムのパケットであ
り、時刻管理情報を含むパケットのパケット識別番号が
異なるときは、その中の一のパケット識別番号のパケッ
トのみを識別させる識別情報を付与することで、パケッ
トデータ記録装置で生成するクロックとして一つのパケ
ット識別番号の時間管理情報のみを用いて生成させるよ
うにしたため、複数の時間管理情報を混在させてクロッ
クを生成する場合に比し、一定周波数のクロックを安定
に生成させて高品質なパケット記録ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1のパケット選択方法説明図である。
【図3】図1中の27MHzPLLの一例のブロック図
である。
【図4】図1中の記録処理回路の一例のブロック図であ
る。
【図5】図1中の再生処理回路の一例のブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態による自己録再と互換再生
を説明する図である。
【図7】図6の動作説明用のパケットのタイムチャート
である。
【図8】従来のディジタル放送送受信システム及びそれ
を記録再生装置に適用したときのシステム構成図であ
る。
【図9】従来の一例による自己録再と互換再生を説明す
る図である。
【図10】図9の動作説明用のパケットのタイムチャー
トである。
【符号の説明】
10 受信端末装置 11 チューナ 12 ディジタル復調・エラー訂正・スクランブル解除
回路 13 デマルチプレクサ 14 システム制御部 15 スイッチ回路 16 フラグ設定回路 17 デコーダ 18 ヘッダ付与回路 19、21 ディジタル・インタフェース(I/F)回
路 20 磁気記録再生装置 22 PCR抽出回路 23、34 27MHzPLL 24 記録処理回路 25 回転ドラム 26 磁気テープ 27 再生処理回路 31 減算器 32 D/A変換器 35 カウンタ 51a、51b、51c 27MHz発振器 61、64 記録部 62、63、65 再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/00 H04L 7/00 Z H04N 5/92 H04N 5/92 H

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプログラムのそれぞれの情報のパ
    ケットと時刻管理情報を含むパケットが少なくとも多重
    されたディジタル放送信号を受信して復調する復調手段
    と、 前記復調手段の出力信号から所望のプログラムのパケッ
    トを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたパケットのうち前記時刻
    管理情報を含むパケットを識別させる識別情報を選択さ
    れたパケットと共に送出する付与送出手段と、 入力されたパケットをデコードするデコーダとを有する
    ことを特徴とする受信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記付与送出手段は、前記時刻管理情報
    を含むパケットのヘッダに時刻管理情報識別用フラグを
    付与設定することを特徴とする請求項1記載の受信端末
    装置。
  3. 【請求項3】 前記付与送出手段は、前記時刻管理情報
    を含むパケットのパケット識別番号を所定の手順で予め
    送出することを特徴とする請求項1記載の受信端末装
    置。
  4. 【請求項4】 前記付与送出手段は、前記選択手段によ
    り選択されたパケットが複数のプログラムのパケットで
    あり、前記時刻管理情報を含むパケットのパケット識別
    番号が異なるときは、その中の一のパケット識別番号の
    パケットのみを識別させる識別情報を付与送出すること
    を特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の
    受信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル放送信号はMPEG2の
    プログラム仕様情報を有するトランスポート・パケット
    であり、前記識別情報はプログラム時刻基準参照値であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項
    記載の受信端末装置。
  6. 【請求項6】 一又は二以上のプログラムの情報のパケ
    ットと、時刻管理情報を含むパケットと、前記時刻管理
    情報を含むパケットを識別させる識別情報がそれぞれ多
    重されたディジタル信号が入力され、前記識別情報に基
    づいて前記時刻管理情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記時刻管理情報に同期
    したクロックを発生するクロック発生手段と、 前記クロック発生手段から出力された前記クロックに同
    期した基準制御信号に基づき記録媒体上に順次のトラッ
    クを形成して前記ディジタル信号を記録する記録手段と
    を有することを特徴とするパケットデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 前記識別情報は、前記時刻管理情報を含
    むパケットのヘッダに付与設定された時刻管理情報識別
    用フラグであることを特徴とする請求項6記載のパケッ
    トデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 前記識別情報は、所定の手順で予め入力
    された前記時刻管理情報を含むパケットのパケット識別
    番号であることを特徴とする請求項6記載のパケットデ
    ータ記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ディジタル信号はMPEG2のトラ
    ンスポート・パケットであり、前記識別情報はプログラ
    ム時刻基準参照値であることを特徴とする請求項6乃至
    8のうちいずれか一項記載のパケットデータ記録装置。
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