JP2001285798A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JP2001285798A
JP2001285798A JP2000099964A JP2000099964A JP2001285798A JP 2001285798 A JP2001285798 A JP 2001285798A JP 2000099964 A JP2000099964 A JP 2000099964A JP 2000099964 A JP2000099964 A JP 2000099964A JP 2001285798 A JP2001285798 A JP 2001285798A
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clock
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JP2000099964A
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Keiichiro Fujie
慶一郎 藤江
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録装置が映像音声情報を記録メディアに一旦
記録しながら、同時にその記録した映像音声情報を再生
装置が記録メディアから読出して再生するタイムシフト
視聴を行う場合に、記録装置は外部信号からのスレーブ
動作、再生装置は内部の発振器からのマスタ動作となる
ため同期ずれが生じることによるデータのアンダフロー
やオーバフロー発生を抑制できるようにする。 【解決手段】入力された映像信号を記録メディア22に
記録する記録手段21と、与えられるクロック信号に同
期して動作し、記録メデイアから映像信号を読み出して
再生する再生手段23とを有する映像信号記録再生装置
において、記録手段には、周波数調整可能であって所要
の周波数のクロック信号を発生して再生手段に与えるク
ロック発振手段と、このクロック発生手段のクロック信
号と記録メディアに記録実行中の映像信号中の同期情報
とから記録と再生の同期がずれないようクロック発振手
段の発振周波数を調整する手段とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号を記録、再
生する映像信号記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号を記録し、再生することができ
るようにした映像信号記録再生装置があるが、従来のこ
の種の装置では、記録メディアに記録した映像信号(映
像音声情報)を再生する再生系では、装置内部の発振器
(例えば水晶発振器)を基に同期情報を作成するため、
再生系がクロックのマスターとして動作する。また、放
送等からの映像音声情報を記録する記録系では、外部か
らの映像音声情報に含まれる同期情報がマスターとな
り、記録系はスレーブ動作をする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このような再
生系と記録系を組み合わせた映像音声情報記録再生装置
を用いて、記録系が映像音声情報を記録メデイアに一旦
記録しながら、同時にその記録した映像音声情報を再生
系が記録メディアから読み出して再生する、いわゆるタ
イムシフト視聴を実行する場合に、記録系は外部信号か
らの映像音声情報に含まれる同期情報をマスタとしたス
レーブ動作をし、一方、再生系は内部の発振器をマスタ
とする動作をする。
【0004】その結果、記録系(記録装置)と再生系
(再生装置)のマスタークロックが異なることになる。
【0005】ところで、記録装置と再生装置のマスター
クロックが異なるということは、すなわち、記録装置と
再生装置とで互いの同期が取れていない状態であること
を意味する。そして、再生装置のクロックが記録装置の
クロックより速い場合は、映像音声情報記録再生装置内
でデータがアンダーフローしてしまうこととなるから、
再生側で同じ絵を2度出しする等のアンダーフロー対策
を実施する必要が生じ、また、再生装置のクロックが記
録装置のクロックより遅い場合には、映像音声情報記録
再生装置内でデータがオーバーフローすることとなるか
ら、再生側で絵を間引く等のオーバーフロー対策が必要
となる。
【0006】従って、タイムシフト視聴時に、記録装置
と再生装置においてデータのアンダーフローまたはオー
バーフローが発生しないようにする技術の開発が嘱望さ
れる。
【0007】そこで、この発明の目的とするところは、
タイムシフト視聴時に、記録装置と再生装置との間にお
いてデータのアンダーフローまたはオーバーフローが発
生しないようにした映像信号記録再生装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、入力され
た映像信号を記録メディアに記録する記録手段と、与え
られるクロック信号に同期して動作し、前記記録メデイ
アから映像信号を読み出して再生する再生手段とを有す
る映像信号記録再生装置において、周波数調整可能であ
って所要の周波数のクロック信号を発生して前記再生手
段に与えるクロック発振手段と、このクロック発生手段
のクロック信号と前記記録メディアに記録実行中の映像
信号中の同期情報とから記録と再生の同期がずれないよ
う前記クロック発振手段の発振周波数を調整する手段と
を備えて構成する。
【0009】ことを特徴とする。
【0010】この場合、クロック発生手段のクロック信
号と前記記録メディアに記録実行中の映像信号中の同期
情報とから記録と再生の同期がずれないよう前記クロッ
ク発振手段の発振周波数を調整し、この調整されたクロ
ック信号に同期して再生手段は記録メディアから映像信
号を再生する。
【0011】そのため、記録メディアに映像信号を記録
しながら、同時にその情報を記録メディアから読み出し
て再生するタイムシフト視聴モード実行時において、再
生手段は記録手段が記録している映像信号をマスターク
ロックとして動作することになり、タイムシフト視聴時
に本映像音声情報記録再生装置の記録装置と再生装置が
同期して動作するので、タイムシフト視聴を行った場合
に一方が他方より早すぎたり、遅すぎたりすることが原
因となって発生する映像信号記録再生装置内でのデータ
のアンダーフローまたはオーバーフローが起きないシス
テムとなる。
【0012】特に、本発明では記録装置と再生装置が同
期するように、制御しているため、たとえ長時間のタイ
ムシフト視聴を行った場合にもストリーマ装置内でデー
タのアンダーフローまたはオーバーフローが発生しな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、タイムシフト視聴時に
本映像音声情報記録再生装置の記録装置と再生装置が同
期して動作させることができるようにして、映像音声情
報記録再生装置内でデータのアンダーフローまたはオー
バーフローが発生しないようにし、以て、従来のような
絵の2度出し、間引きといったアンダフロー/オーバー
フロー対策を行う必要がないようにしたものであって、
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
【0014】ここでは、一例として、MPEG2(Moti
on Picture Experts Group 2)トランスポートストリ
ームを用いて放送されるデジタル放送の番組を、タイム
シフト視聴する場合での本発明の実施例を示す。
【0015】全体の構成を図1に示す。本映像音声情報
記録再生装置は、放送受信部11、ストリーマ部12、
デコード部13、アンテナ14、ネットワーク15から
なる。
【0016】これらのうち、アンテナ14はデジタル放
送の電波を受信するためのものであり、放送受信部11
は、このアンテナ14を介して受信した放送電波を電気
信号に変換すると共に、これを更に復調してMPEG2
トランスポートストリームを得るものであり、この復調
したMPEG2トランスポートストリームの全て、また
は、特定のプログラムを、ネットワーク15を介してス
トリーマ部12またはデコード部13に渡すようにして
ある。また、放送受信部11には、この時、MPEG2
トランスポートストリームに含まれるタイムスタンプ情
報を用いて、デコード部がスレーブ動作出来るように、
MPEG2トランスポートストリームを受信したタイミ
ングで、ネットワーク15に送出するように構成してあ
るものとする。
【0017】ストリーマ部12は、MPEG2トランス
ポートストリームを記録して保持する機能と、この記録
保持したMPEG2トランスポートストリームを読み出
してネットワーク15を介してデコード部13に与える
機能を有する。そして、ここでは、タイムシフト視聴モ
ード実行時、このストリーマ部12にはMPEG2トラ
ンスポートストリームの記録中に、当該記録しているト
ランスポートストリームのタイムスタンプ情報に同期さ
せるようにしたマスタークロックとしての動作をさせる
構成とするデコード部13は、ネットワーク15を介し
て取得したMPEG2トランスポートストリームから、
指定されたプログラムをデコードして映像、音声を再生
するものであり、MPEG2トランスポートストリーム
のタイムスタンプ情報をマスタとするスレーブ動作をす
る機能を有する。
【0018】次にこのような構成の本装置の動作を説明
する。
【0019】放送局から、デジタル放送の番組がタイム
スタンプ情報付きでMPEG2データとして送信されて
くる。この放送番組はアンテナ14で受信され、放送受
信部11に与えられる。放送受信部11はこれを復調し
てMPEG2トランスポートストリームに戻す。そし
て、放送受信部11は、この受信して復調したMPEG
2トランスポートストリームの全て、または、特定のプ
ログラムを、ネットワーク15を介してストリーマ部1
2またはデコード部13に渡す。
【0020】この時、MPEG2トランスポートストリ
ームに含まれるタイムスタンプ情報を用いて、デコード
部13がスレーブ動作出来るように、MPEG2トラン
スポートストリームを受信したタイミングで、ネットワ
ークに送出する。
【0021】そして、デコード部13は、ネットワーク
15を介して取り込んだMPEG2トランスポートスト
リームから、指定されたプログラムをデコードして映
像、音声を再生する。このとき、デコード部13は、M
PEG2トランスポートストリームのタイムスタンプ情
報をマスタとするスレーブ動作をする。
【0022】また、ストリーマ部12では、ネットワー
ク15を介して与えられたMPEG2トランスポートス
トリームを取り込んで記録する。
【0023】そして、タイムシフト視聴のモードにおい
ては、このストリーマ部12にはMPEG2トランスポ
ートストリームの記録中に、当該記録しているトランス
ポートストリームのタイムスタンプ情報に同期させるよ
うにしたマスタークロックとしての動作をさせて、記録
と再生を実施させる。そのため、タイムシフト視聴のモ
ードにおいては記録と再生は同期して進められる。
【0024】この結果、タイムシフト視聴を行った場合
にもストリーマ装置内でデータのアンダーフローまたは
オーバーフローが発生しない。
【0025】以上が一般的な動作であるが、本発明装置
の特徴である映像音声情報を記録メデイアに記録し、同
時にその情報を読み出して再生するいわゆるタイムシフ
ト視聴を行う場合に、再生装置は記録装置が記録してい
る映像音声情報に含まれる同期情報をマスタとするスレ
ーブ動作をするようにした点である。ここで云う再生装
置はデコード部13であり、記録装置はストリーマ部1
2である。
【0026】このような動作を実現するために、本発明
装置ではストリーマ部12とデコード部13は具体的に
は次のような構成としている。
【0027】<ストリーマ部12の構成例>ストリーマ
部12の構成を図2に示す。ストリーマ部12は、デー
タ記録部21、記録メディア部22、データ読み出し送
出部23、信号切替部24、クロック発生部25からな
る。
【0028】これらのうち、記録メディア部22は、デ
ータを記録・保持するためのものであり、例えば、光デ
ィスク装置や磁気ディスク装置、半導体メモリ装置、テ
ープレコーダなどが考えられる。データ記録部21は、
取り込んだデータをこの記録メディア部22に記録する
ものであり、ネットワーク15を介して与えられたMP
EG2トランスポートストリームを記録する機能と、そ
の動作のための第1のクロック信号を発振する機能とを
有する。
【0029】また、データ読み出し送出部23は、記録
メディア部22から記録してあるデータを読み出すため
のものであり、クロック発生部25は、独立に第2のク
ロック信号を発振するためのものであって、例えば、水
晶発振回路を用いてマスタークロックとなるクロックを
発生するようにしたクロック発生部である。
【0030】信号切替部24は、データ記録部21から
のクロック信号と前記クロック発生部25からのクロッ
ク信号のうちの一方を選択してデータ読み出し送出部2
3に与えるためのものである。
【0031】データ読み出し送出部23は、この信号切
替部24を介して与えられるクロック信号に同期して記
録メディア部22からデータを読み出すように動作する
ものである。
【0032】このような構成のストリーマ部12は、ネ
ットワーク15を介して与えられたMPEG2トランス
ポートストリームを受けてこれをデータ記録部21に渡
す。データ記録部21は、このデータを自己の発振する
第1のクロック信号に同期して動作しながら記録メディ
ア部22に記録する。
【0033】一方、データ読み出し送出部23は、信号
切替部24を介して与えられるクロック信号に同期しな
がら動作して記録メディア部22から、記録してあるデ
ータを読み出す。
【0034】本装置では、データ読み出し送出部23で
用いるクロック信号は、クロック発生部25からの第2
のクロック信号と、データ記録部21からの第1のクロ
ック信号のいずれかを信号切替部24で選択したもので
あり、従って、当該信号切替部24は、記録メディア部
22に対してMPEG2トランスポートストリームデー
タの書き込みが遅過ぎるときは第1のクロック信号を選
択し、書き込みが早過ぎるときは第2のクロック信号を
選択するように動作制御すると、データのアンダーフロ
ーまたはオーバーフローが発生しないようになる。
【0035】本発明装置におけるストリーマ部12にお
いて用いるデータ記録部21は、次のような構成とする
ことにより、MPEG2トランスポートストリームのタ
イムスタンプに同期したクロックを発生できる構成とな
っているが、その具体例を次に説明する。
【0036】<データ記録部21の構成例>データ記録
部21の構成を図3に示す。図に示すように、データ記
録部21はデータ書き込み部31,MPEG2トランス
ポートストリームデコード部32、STCカウンタ3
3、比較部34、クロック発生部35から構成されてい
る。
【0037】これらのうち、データ書き込み部31は、
ネットワーク15から受信したMPEG2トランスポー
トストリームのデータを記録メデイア部22に記録する
ためのものである。
【0038】また、MPEG2トランスポートストリー
ムデコード部32は、ネットワーク15から受信したM
PEG2トランスポートストリームのデータからタイム
スタンプ情報(PCR)を読み出すためのものである。
【0039】クロック発生部35は、前記第1のクロッ
ク信号を発生するためのものであって、例えばVCOな
どの周波数調整可能な発振器であり、比較部34からの
ゲイン信号36に制御された周波数のクロックを発生す
る構成である。
【0040】STCカウンタ33はMPEG2トランス
ポートストリームの再生時における時刻基準となるST
C(基準となる同期情報)を得るためのカウンタであっ
て、クロック発生部35からのクロック信号をカウント
してSTCを得るカウンタである。
【0041】また、比較部34は前記MPEG2トラン
スポートストリームデコード部32からのMPEG2ト
ランスポートストリームのデコードによって当該ストリ
ーム中から得られるタイムスタンプ情報を基準に、ST
Cカウンタ33の値を比較し、比較結果対応にゲイン信
号36を発生する構成としてある。具体的には、タイム
スタンプ情報にSTCカウンタ33のカウント値が近づ
くように、クロック発生部35の発振周波数を調整する
ようなゲイン信号である。
【0042】従って、この負帰還回路によりクロック発
生部35はMPEG2トランスポートストリームのタイ
ムスタンプに同期したクロックを発生する構成となって
いる。
【0043】このような構成とすることで、データ記録
部21は、ネットワークから受信したMPEG2トラン
スポートストリームをそのデータ書き込み部31によ
り、記録メデイア部22に記録する。そして、このとき
MPEG2トランスポートストリームデコード部32で
はMPEG2トランスポートストリームからタイムスタ
ンプ情報(PCR)を読み出す。
【0044】比較部34はこのタイムスタンプ情報とS
TCカウンタ33の値を比較し、比較結果からゲイン信
号36を発生する。そして、クロック発生部35は、こ
の比較部34からのゲイン信号36により制御された周
波数のクロックを第1のクロック信号として発生し、カ
ウンタ33はこの第1のクロック信号をカウントする。
【0045】MPEG2トランスポートストリームデコ
ード部32、比較部34、クロック発生部35、STC
カウンタ33からなる負帰還回路を構成したことによ
り、クロック発生部35はMPEG2トランスポートス
トリームのタイムスタンプに同期したクロックを発生す
ることとなる。
【0046】次に、データ記録部21の構成要素である
データ読み出し送出部23の構成を図4に示す。データ
読み出し送出部23はデータ読み出し部41、送出制御
部42,STCカウンタ43からなる。
【0047】これらのうち、データ読み出し部41は、
記録メディア部22からMPEG2トランスポートスト
リームデータを読み出すものであり、送出制御部42
は、このデータ読み出し部41にて読み出された送出対
象のMPEG2トランスポートストリームのタイムスタ
ンプ情報と、STCカウンタ43のカウント情報とを用
いてデータ読み出し送出部23でのストリームの読み出
し送出を制御するものである。また、STCカウンタ4
3は信号切替部24を介して与えられるクロック信号4
4をカウントしてそのカウント情報を送出制御部42に
与えるものである。
【0048】このような構成のデータ読み出し送出部2
3は、そのデータ読み出し部41において、記録メディ
ア部22からデータを読み出すと共に、読み出したデー
タは送出制御部42に与える。
【0049】送出制御部42は、送出するMPEG2ト
ランスポートストリームのタイムスタンプ情報とSTC
カウンタ43を用いてストリームの送出を制御する。
【0050】STCカウンタ43はクロック信号44に
同期しているので、送出制御部42から送出されるスト
リームはクロック信号44に同期したものとなる。
【0051】送出制御部42のSTCカウンタ43によ
る送出制御の方法としては、例えばSTCカウンタ43
の値がストリームのPCR(タイムスタンプ情報)と等
しくなったタイミングに、そのパケットから次にPCR
を含むパケットの直前までのパケットを送出すると云っ
た形態をとるようにする。
【0052】この結果、データ読み出し送出部23から
は、MPEG2トランスポートストリームのPCR(タ
イムスタンプ情報)と等しいタイミングで、22からの
読み出しMPEG2トランスポートストリームのデータ
をネットワーク15に送出することができるようにな
る。
【0053】ストリーマ部12における信号切替部24
は、データ記録部21内のクロック発生部35から得た
第1のクロック信号と、クロック発生部25から得た第
2のクロック信号のうちのいずれか一方を選択し、クロ
ック発生部25内のSTCカウンタ43に渡す。クロッ
ク発生部25は、例えば、水晶発振回路を用いてマスタ
ークロックとなるクロックを発生するようにしたクロッ
ク発生部であるから、精度の高いクロック信号を発生で
きる。
【0054】従って、本映像音声情報記録再生装置でス
トリーマ部12に記録してあるMPEG2トランスポー
トストリームを読み出してデコーダ部13で再生するタ
イムシフト視聴モードでは、放送受信部11から来るM
PEG2トランスポートストリームをストリーマ部12
に記録するに当たり、ストリーマ部12のデータ記録部
21は、受信したMPEG2トランスポートストリーム
を記録メディア部22に記録するように動作し、また、
このとき、ストリーマ部12のデータ記録部21ではそ
の負帰還回路からMPEG2トランスポートストリーム
をマスターとした第1のクロック信号を発生して、当該
データ記録部21はMPEG2トランスポートストリー
ムをマスターとして動作する。
【0055】一方、当該モードにおいては、ストリーマ
部12の信号切替部24は、データ記録部21内のクロ
ック発生部35で発生された第2のクロック信号を選択
する。従ってデータ読み出し送出部23は、データ記録
部21が記録メディア部22に対して現在記録処理中の
MPEG2トランスポートストリームをマスタとして記
録メディア部22から読み出したMPEG2トランスポ
ートストリームを送出する。
【0056】なお、記録メディア部22のストリームを
再生するだけの再生モードの場合は、ストリーマ部12
の信号切替部24はクロック発生部25のクロックを選
択する。従ってデータ読み出し送出部23はクロック発
生部25をマスタークロックとして記録メディア部22
から読み出したMPEG2トランスポートストリームを
送出することとなる。
【0057】また、本映像音声情報記録再生装置で放送
受信部11から来るMPEG2トランスポートストリー
ムをストリーマ部12に記録するだけのモードである記
録モードの場合には、ストリーマ部12のデータ記録部
21は、受信したMPEG2トランスポートストリーム
を記録メディア部22に記録するように動作すると共
に、データ記録部21ではその負帰還回路から、MPE
G2トランスポートストリームをマスターとしたクロッ
クを発生するように動作する。すなわち、データ記録部
21はMPEG2トランスポートストリームをマスター
として動作する。
【0058】このように、本発明による映像音声情報記
録再生装置においては、タイムシフト視聴のモード時に
は記録装置と再生装置が同期して動作するので、タイム
シフト視聴を行った場合に、本映像音声情報記録再生装
置内でのデータのアンダーフローまたはオーバーフロー
が発生しない。そのため、画像の2度出しと云ったアン
ダフロー対策や、画像の間引きと云ったオーバーフロー
対策を行う必要がないシステムとなる。
【0059】<ストリーマ部12の別の構成例>なお、
本システムで用いるストリーマ部12の構成としては、
データ記録部51、記録メディア部52、データ読み出
し送出部53からなる図5に示す如きの構成も採用でき
る。また、この場合のデータ記録部51の構成例を図6
に示す。
【0060】この例では、データ記録部51は、取り込
んだデータをこの記録メディア部52に記録するもので
あり、ネットワーク15を介して与えられたMPEG2
トランスポートストリームを記録する機能と、その動作
のための第1のクロック信号を発振する機能とを有する
ものであり、前述のデータ記録部21と基本的には構成
は同じである。また、記録メディア部52も前述の記録
メディア部22と基本的には同じである。
【0061】図5に示す構成のストリーマ部におけるデ
ータ読み出し送出部53は、図6に示すように、データ
書き込み部61、MPEG2トランスポートストリーム
デコード部62、STCカウンタ63、比較部64、お
よびクロック発生部65からなる。
【0062】これらのうち、データ書き込み部61は、
ネットワーク15から受信したMPEG2トランスポー
トストリームのデータを記録メデイア部52に記録する
ためのものである。
【0063】また、MPEG2トランスポートストリー
ムデコード部62は、ネットワーク15から受信したM
PEG2トランスポートストリームのデータからタイム
スタンプ情報(PCR)を読み出すためのものである。
【0064】クロック発生部65は、前記第1のクロッ
ク信号を発生するためのものであって、例えば、VCX
Oのように自走でも安定した周波数のクロック信号を発
生することのできる周波数調整可能な発振器を用いてお
り、外部から動作モード(再生モード,記録モード,タ
イムシフト視聴モード)対応に与えられるマスター/ス
レーブ切り替え信号67で制御される構成である。
【0065】具体的には、このクロック発生部65は、
再生モード時では、ストリーマ部12がマスタとなって
これに同期させてストリームを送出するよう放送受信部
11からのストリームのタイムスタンプ情報に同期させ
るように(マスターモード)、また、記録モードやタイ
ムシフト視聴モード時では、ストリーマ部12がスレー
ブになってストリームを送出するように記録メディア部
52に記録しているストリームに同期させて動作するモ
ード(スレーブモード)となるように、与えられるマス
ター/スレーブ切り替え信号67でモード制御される構
成である。
【0066】STCカウンタ63はクロック発生部65
からのクロック信号をカウントするカウンタであり、比
較部64は前記MPEG2トランスポートストリームデ
コード部62からのタイムスタンプ情報とSTCカウン
タ63の値を比較し、比較結果からゲイン信号66を発
生する構成としてある。
【0067】この負帰還回路によりクロック発生部65
はMPEG2トランスポートストリームのタイムスタン
プに同期したクロックを発生する構成となっている。
【0068】この例では、クロック発生部65は、例え
ば、VCXOのように自走でも安定した周波数のクロッ
ク信号を発生する発振器を用いるようにしている。そし
て、上述した再生モード時のように、ストリーマ部12
がマスタとなって送出する場合にはクロック発生部65
をマスターモードで、また、上述した記録モードやタイ
ムシフト視聴モード時のように、ストリーマ部12がス
レーブになって送出する場合にはクロック発生部65は
記録しているストリームに同期させて動作するように、
マスター/スレーブ切り替え信号67で制御する。これ
によって先の実施例におけるストリーマ部12の構成で
必要としていた信号切替器24とマスター動作専用のク
ロック発生部25は必要なくなる。
【0069】以上、本映像音声情報記録再生装置ではデ
ジタル放送のMPEG2トランスポートストリームを記
録する場合について述べたが、アナログ放送を受信した
場合にも、放送受信部内で例えばMPEG2トランスポ
ートストリームにエンコードしてネットワーク15に送
信する場合には同様の動作が可能となる。
【0070】以上、詳述したように、本発明は、信号を
記録メディアに記録する記録装置と、与えられるクロッ
ク信号に同期して動作し、前記記録メデイアから映像信
号を読み出して再生する再生装置とを有する映像信号記
録再生装置において、前記記録メディアに映像信号を記
録しながら、同時にその情報を記録メディアから読み出
して再生するタイムシフト視聴モード実行時、再生装置
は記録装置が現在記録実施中の映像信号に含まれている
同期情報(MPEG2画像信号であれば、タイムスタン
プ情報)をマスタークロックとして、これに同期させる
ようにクロック発生器の発生クロック信号を調整し、こ
の調整されたクロック信号を用いて再生装置を動作させ
る構成とした。
【0071】そのため、本発明によれば、タイムシフト
視聴時に本映像音声情報記録再生装置の記録装置と再生
装置が同期して動作するようになるので、タイムシフト
視聴を行った場合に本映像音声情報記録再生装置内でデ
ータのアンダーフローまたはオーバーフローが発生しな
いようになる。このため、絵の2度出し、間引きといっ
たアンダフロー/オーバーフロー対策を行う必要がない
映像音声情報記録再生装置が得られるようになる。
【0072】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、種々変形して実施可能である。
【0073】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、タイムシフト視聴時に本映像音声情報記録再生装置
の記録装置と再生装置が同期して動作するので、タイム
シフト視聴を行った場合に本映像音声情報記録再生装置
内でデータのアンダーフローまたはオーバーフローが発
生しない映像音声情報記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
一実施例としての構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるストリーマ部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるデータ記録部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるデータ読み出し送出部の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるストリーマ部の第2の構成例を示すブロック
図である。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明装
置におけるストリーマ部の第2の構成例でのデータ読み
出し送出部の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11…放送受信部 12…ストリーマ部 13…デコード部 14…アンテナ 15…ネットワーク 21…データ記録部 22…記録メディア部 23…データ読み出し送出部 24…信号切替部 25…クロック発生部 31…データ書き込み部 32…MPEG2トランスポートストリームデコード部 33…STCカウンタ 34…比較部 35…クロック発生部 36…ゲイン信号 41…データ読み出し部 42…送出制御部 43…STCカウンタ 44…クロック信号 51…データ記録部 52…記録メデイア部 53…データ読み出し送出部 54…ク回ック信号 61…データ書き込み部 62…MPEG2トランスポートストリームデコード部 63…STCカウンタ 64…比較部 65…クロック発生部 66…ゲイン信号 67…マスター/スレーブ切り替え信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された映像信号を記録メディアに記録
    する記録手段と、与えられるクロック信号に同期して動
    作し、前記記録メデイアから映像信号を読み出して再生
    する再生手段とを有する映像信号記録再生装置におい
    て、 周波数調整可能であって所要の周波数のクロック信号を
    発生して前記再生手段に与えるクロック発振手段と、こ
    のクロック発生手段のクロック信号と前記記録メディア
    に記録実行中の映像信号中の同期情報とから記録と再生
    の同期がずれないよう前記クロック発振手段の発振周波
    数を調整する手段と、を備えて構成することを特徴とす
    る映像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】入力された映像信号を記録メディアに記録
    する記録手段と、与えられるクロック信号に同期して動
    作し、前記記録メデイアから映像信号を読み出して再生
    する再生手段とを有する映像信号記録再生装置におい
    て、 前記記録メディアに映像信号を記録しながら、同時にそ
    の情報を記録メディアから読み出して再生するタイムシ
    フト視聴モード実行時、再生手段は記録手段が記録して
    いる映像信号をマスタークロックとして動作させる構成
    とすることを特徴とする映像信号記録再生装置。
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