JPH09186578A - 小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路 - Google Patents

小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路

Info

Publication number
JPH09186578A
JPH09186578A JP8000674A JP67496A JPH09186578A JP H09186578 A JPH09186578 A JP H09186578A JP 8000674 A JP8000674 A JP 8000674A JP 67496 A JP67496 A JP 67496A JP H09186578 A JPH09186578 A JP H09186578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
output
input
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8000674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3638167B2 (ja
Inventor
Takehisa Sato
武久 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP00067496A priority Critical patent/JP3638167B2/ja
Publication of JPH09186578A publication Critical patent/JPH09186578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3638167B2 publication Critical patent/JP3638167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向バッファ回路としての機能を確保しな
がら、入力する小振幅信号の論理状態の判定に用いる差
動増幅回路に流れる定電流を適宜遮断し、消費電力を削
減する。 【解決手段】 出力バッファB2から出力する場合、信
号ENによって差動増幅回路CPAの定電流を遮断し
て、消費電力を削減すると共に、外部へ出力しようとす
る信号Uはバイパス出力回路12を経てバッファB1の
入力へバイパスする。双方向バッファ回路としての機能
は確保し、適宜差動増幅回路CPAの消費電力が削減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、H状態の論理状態
を示す電位及びL状態の論理状態を示す電位の振幅が、
CMOSレベルの振幅に比べて小さく規定された小振幅
の信号を、単一の入出力端子から双方向で外部回路に対
して入出力することができると共に、外部回路から伝達
され入力された信号の電圧を、前記小振幅の中央値に対
応する閾値電圧と比較する差動増幅回路を用いて、該入
力信号の論理状態を判定し、該判定結果のH状態あるい
はL状態の論理状態を内部回路へ出力する小振幅信号イ
ンタフェイス用双方向バッファ回路に係り、特に、双方
向バッファ回路としての機能を確保しながら、外部回路
から内部回路へ入力する小振幅信号の論理状態の判定に
用いる、差動増幅回路に流れる定常電流により生じる消
費電力を削減することで、論理回路全体の総合的な消費
電力を削減することができる小振幅信号インタフェイス
用双方向バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、半導体集積回路間や論理回路
ブロック間でインタフェイスする信号を高速に伝達する
ために、インタフェイスに用いる信号の振幅を抑えると
いうことが行われている。即ち、H状態の論理状態を示
す電位及びL状態の論理状態を示す電位の振幅が、CM
OS(complementary metal oxide semiconductor )レ
ベルの振幅に比べて小さく規定された信号を、インタフ
ェイスに用いるようにしている。又、このような小振幅
のインタフェイスの信号を入力する場合には、該信号の
電圧を、小振幅の中央値に対応する閾値電圧と比較する
差動増幅回路を用いて、該入力信号の論理状態を判定
し、該判定結果のH状態あるいはL状態の論理状態を内
部回路へ出力するようにしている。
【0003】図1は、従来の小振幅信号インタフェイス
用入力バッファ回路の一例の回路図である。
【0004】この図1において、入力端子PIから入力
された入力信号の論理状態は差動増幅回路CPで判定さ
れ、バッファB1を経て該判定結果のH状態あるいはL
状態の論理状態が内部回路へ、信号Iとして出力され
る。ここで、差動増幅回路CPは、入力+に入力される
電圧が入力−に入力される電圧より高い場合、H状態を
出力する。一方該差動増幅回路CPは、入力+に入力さ
れる電圧が入力−に入力される電圧より低い場合、L状
態を出力する。
【0005】図2は、従来から用いられている小振幅信
号インタフェイス用入力バッファ回路のより具体的な回
路図である。
【0006】この図2においては、PチャネルMOSト
ランジスタTP1及びTP2又NチャネルMOSトラン
ジスタTN1〜TN3で構成される差動増幅回路が、図
1の差動増幅回路CPに相当する。
【0007】この図2の差動増幅回路において、まず、
NチャネルMOSトランジスタTN3は定電流回路とな
っている。即ち、該NチャネルMOSトランジスタTN
3のドレインからソースへは、該NチャネルMOSトラ
ンジスタTN3のゲートに加えられる電圧、即ちここで
は電源電圧VDDとされた電圧に応じた、又、該Nチャ
ネルMOSトランジスタTN3のトランジスタサイズに
応じた、一定電流が流れる。又、このような一定電流
は、PチャネルMOSトランジスタTP1及びNチャネ
ルMOSトランジスタTN1側に流れる電流と、Pチャ
ネルMOSトランジスタTP2及びNチャネルMOSト
ランジスタTN2側に流れる電流の合計となっている。
【0008】ここで、入力端子PIに入力される信号の
電圧が参照電圧Vrefより高い場合、PチャネルMO
SトランジスタTP2及びNチャネルMOSトランジス
タTN2側に比べて、PチャネルMOSトランジスタT
P1及びNチャネルMOSトランジスタTN1側の方が
より多く電流が流れる。一方、入力端子PIに入力され
る信号の電圧が参照電圧Vrefより小さい場合、Pチ
ャネルMOSトランジスタTP1及びNチャネルMOS
トランジスタTN1側に流れる電流に比べて、Pチャネ
ルMOSトランジスタTP2及びNチャネルMOSトラ
ンジスタTN2側に流れる電流の方がより多くなる。
【0009】従って、このような差動増幅回路において
は、入力端子PIに入力される信号の電圧が参照電圧V
refより大きい場合、バッファB1へとH状態を出力
する。一方、入力端子PIへ入力される信号の電圧が参
照電圧Vrefより小さい場合、バッファB1へL状態
を出力する。
【0010】図3は、従来の小振幅信号インタフェイス
用双方向バッファ回路の第1例の回路図である。
【0011】この図3においては、前述の図1又図2に
示される小振幅信号インタフェイス用入力バッファ回路
に対して、トライステート出力バッファB2を設けるこ
とで、小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路
を構成している。
【0012】このトライステート出力バッファB2は、
内部回路10が出力する信号入出力方向制御信号ENが
L状態の場合、該内部回路10が出力する出力信号Uと
同一の論理状態を出力する。一方、該トライステート出
力バッファB2は、信号入出力方向制御信号ENがH状
態の場合、その出力はフローティング状態(ハイインピ
ーダンス状態)となる。
【0013】図4は、従来の小振幅信号インタフェイス
用双方向バッファ回路の第2例の回路図である。
【0014】この図4では、前述の図1又図2に示した
小振幅信号インタフェイス用入力バッファ回路に対し
て、オープンドレイン出力バッファB3を設けること
で、小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路が
構成されている。
【0015】このオープンドレイン出力バッファB3の
最終出力は、オープンドレイン出力となっている。即
ち、該オープンドレイン出力バッファB3の最終出力
は、NチャネルMOSトランジスタのオープンドレイン
出力となっている。あるいは、該オープンドレイン出力
バッファB3の最終出力は、PチャネルMOSトランジ
スタのオープンドレイン出力であってもよい。
【0016】該オープンドレイン出力バッファB3の最
終出力がNチャネルMOSトランジスタのオープンドレ
イン出力の場合、入出力端子PIOの外側には、一般に
プルアップ抵抗が接続される。一方、該オープンドレイ
ン出力バッファB3の最終出力がPチャネルMOSトラ
ンジスタのオープンドレイン出力である場合、入出力端
子PIOの外側には、一般にプルダウン抵抗が接続され
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図3に示した
第1例の小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回
路や、図4に示した第2例の小振幅信号インタフェイス
用双方向バッファ回路等、差動増幅回路を用いるもの
は、図2を用いて前述したように、入力する信号の論理
状態が定常状態であっても、図2のNチャネルMOSト
ランジスタTN3の定電流回路に流される一定電流が常
時流れる。この点、論理状態の変化時に集中して電源電
流が流れ、入力や出力や内部回路の論理状態が定常状態
では基本的に電源電流はゼロとなる、CMOS(comple
mentary metal oxide semiconductor)論理回路とは全
く異なる。
【0018】例えば、小振幅信号インタフェイス用双方
向バッファ回路に用いる差動増幅回路の一般的なもので
は、差動増幅回路1つ当たり、1〜2mAの定常電流が
流れ、これが電源電流となる。
【0019】このように常時電源電流が流れると、消費
電力が常時発生してしまう。しかしながら、消費電力は
より少ないことが好ましい。
【0020】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、双方向バッファ回路としての機能を
確保しながら、外部回路から内部回路へ入力する小振幅
信号の論理状態の判定に用いる、差動増幅回路に流れる
定常電流により生じる消費電力を削減することで、これ
によって論理回路全体の総合的な消費電力を削減するこ
とができる小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ
回路を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、H状態の論理
状態を示す電位及びL状態の論理状態を示す電位の振幅
が、CMOSレベルの振幅に比べて小さく規定された小
振幅の信号を、単一の入出力端子から双方向で外部回路
に対して入出力することができると共に、外部回路から
伝達され入力された信号の電圧を、前記小振幅の中央値
に対応する閾値電圧と比較する差動増幅回路を用いて、
該入力信号の論理状態を判定し、該判定結果のH状態あ
るいはL状態の論理状態を内部回路へ出力する小振幅信
号インタフェイス用双方向バッファ回路において、少な
くとも前記入出力端子から外部回路への信号出力ありを
示す信号入出力方向制御信号を生成する手段と、前記信
号入出力方向制御信号によって前記信号出力ありが示さ
れる時には、前記差動増幅回路の差動増幅に用いる定電
流を遮断し、当該差動増幅回路の出力をフローティング
状態にする電流遮断回路と、前記信号入出力方向制御信
号によって前記信号出力ありが示される時には、前記入
出力端子から外部回路へ出力する内部回路の信号を、前
記差動増幅回路の出力へバイパス出力すると共に、該信
号入出力方向制御信号によって前記信号出力なしが示さ
れる時には、該バイパス出力をフローティング状態にす
ることができるバイパス出力回路とを備え、前記差動増
幅回路の差動増幅に用いる定電流の遮断の分だけ、消費
電力を削減するようにしたことにより、前記課題を解決
したものである。
【0022】以下、本発明の作用について簡単に説明す
る。
【0023】図5は、本発明の小振幅信号インタフェイ
ス用双方向バッファ回路の基本的な構成を示すブロック
図である。
【0024】まず、本発明の小振幅信号インタフェイス
用双方向バッファ回路において、小振幅信号インタフェ
イス用双方向バッファ回路の基本的な機能を実現するた
めに、図3に示した従来の小振幅信号インタフェイス用
双方向バッファ回路と同様、差動増幅回路CPAとバッ
ファB1と、トライステート出力バッファB2とを有す
る。あるいは、本発明の小振幅信号インタフェイス用双
方向バッファ回路は、図4に示した従来の小振幅信号イ
ンタフェイス用双方向バッファ回路と類似して、図5の
トライステート出力バッファB2を図4に示したオープ
ンドレイン出力バッファB3としてもよい。
【0025】ここで、本発明の特徴は、差動増幅回路C
PAに関して構成される電流遮断回路にある。この電流
遮断回路は、差動増幅回路CPAに内蔵してもよく、あ
るいは差動増幅回路CPAに対して外付け回路としても
よい。なおこの図5では、電流遮断回路は差動増幅回路
CPAに内蔵されているものとされている。本発明はこ
の電流遮断回路を具体的に限定するものではない。
【0026】ここで、内部回路10が出力する信号入出
力方向制御信号ENは、入出力端子PIOから外部回路
に対する、信号の入出力方向を示す信号である。該信号
入出力方向制御信号ENによって、入出力端子PIOを
経て外部回路から信号を入力するか、該入出力端子PI
Oを経て外部回路へ信号を出力するかを選択制御する。
該信号入出力方向制御信号ENを本発明は具体的に限定
するものではないが、該信号入出力方向制御信号EN
は、少なくとも、入出力端子PIOから外部回路への信
号出力のあり、あるいは、なしのいずれかを示すもので
あればよい。
【0027】前述の電流遮断回路は、この信号入出力方
向制御信号ENによってその動作が制御される。即ち、
まず信号入出力方向制御信号ENによって入出力端子P
IOから外部回路へ信号出力ありが示される時には、差
動増幅回路CPAの差動増幅に用いる定電流を遮断し、
当該差動増幅回路CPAの出力をフローティング状態と
する。例えば、信号入出力方向制御信号ENで信号出力
ありが示されるときに、図2に示した差動増幅回路で
は、電流遮断回路によって、NチャネルMOSトランジ
スタTN3に流れる定電流(電源電流)を遮断すると共
に、PチャネルMOSトランジスタTP2のドレイン及
びNチャネルMOSトランジスタTN2のドレインが接
続された出力をフローティング状態とするものであって
もよい。本発明は、このような電流遮断回路の具体的な
構成を限定するものではない。
【0028】なお、信号入出力方向制御信号ENによっ
て信号出力なしが示されるときには、本発明の差動増幅
回路CPAは、従来と同様の基本的な差動増幅回路の動
作を行う。即ち、入出力端子PIOから入力される信号
の電圧と参照電圧Vrefとの大小関係に従って、H状
態又はL状態の論理状態を出力する。
【0029】次に、本発明の特徴は、図5に示されるバ
イパス出力回路12にある。このバイパス出力回路12
は、まず信号入出力方向制御信号ENによって信号出力
ありが示されるときには、内部回路10からの出力信号
U、あるいは該出力信号Uに基づく信号、即ち内部回路
10から入出力端子PIOを経て外部回路へ出力する信
号を、差動増幅回路CPAの出力へとバイパス出力す
る。一方、該バイパス出力回路12は、信号入出力方向
制御信号ENによって信号出力なしが示されるときに
は、該バイパス出力をフローティング状態とする。
【0030】このように本発明によれば、図5のトライ
ステート出力バッファB2から外部回路へ信号を出力す
る場合、即ち信号入出力方向制御信号ENによって信号
出力ありが示されるときには、外部回路へ出力する信号
を差動増幅回路CPAの出力にバイパス出力することが
できる。このようにバイパス出力するため、信号入出力
方向制御信号ENによって信号出力ありが示されるとき
に動作が不要となる差動増幅回路CPAの動作を停止さ
せることができ、該差動増幅回路CPAに流れる定電流
(電源電流)を削減することができる。このため、本発
明によれば、双方向バッファ回路としての機能を確保し
ながら、外部回路から内部回路へ入力する小振幅信号の
論理状態の判定に用いる、差動増幅回路に流れる定常電
流により生じる消費電力を削減することで、論理回路全
体の総合的な消費電力を削減することができるという優
れた効果を得ることができる。
【0031】なお、本発明における、少なくとも前記入
出力端子から外部回路への信号出力ありを示す信号入出
力方向制御信号を生成する手段とは、この図5では信号
入出力方向制御信号ENを生成する内部回路10に含ま
れるものである。本発明は該手段を具体的に限定するも
のではない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0033】図6は、本発明が適用された実施形態の小
振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路の回路図
である。
【0034】ここで、図2に示されるようなPチャネル
MOSトランジスタTP1及びTP2又NチャネルMO
SトランジスタTN1〜TN3によって構成される差動
増幅回路CPを用いた、図3に示した小振幅信号インタ
フェイス用双方向バッファ回路という、このような従来
例を考える。
【0035】このような従来例に対して、図6の本実施
形態は、まず、電源VDDと、PチャネルMOSトラン
ジスタTP1のゲート及びPチャネルMOSトランジス
タTP2のゲートの接続点との間に、そのソース及びド
レインが接続されるPチャネルMOSトランジスタTP
3を備えている。又、該PチャネルMOSトランジスタ
TP3のゲート、及び、従来例では電源VDDに接続さ
れていたNチャネルMOSトランジスタTN3のゲート
には、信号入出力方向制御信号ENに従って、インバー
タI1及びI2によって生成される信号が入力されてい
る。
【0036】又、本実施形態では、更に、図6に示され
るようにPチャネルMOSトランジスタTP10及びN
チャネルMOSトランジスタTN10によって構成され
る、図5のバイパス出力回路12として用いられるトラ
ンスファゲートが構成されている。該トランスファゲー
トのNチャネルMOSトランジスタTN10のゲートに
は、信号入出力方向制御信号ENに従って、インバータ
I1によって生成される信号が入力されている。又、該
トランスファゲートのPチャネルMOSトランジスタT
P10のゲートには、信号入出力方向制御信号ENに従
って、インバータI1及びI2によって生成される信号
が入力されている。
【0037】なお、入力信号Iは内部回路へ入力する信
号である。出力信号Uは、内部回路から出力する信号で
ある。信号入出力方向制御信号ENは、入力端子PIか
ら外部回路へ、出力信号Uに基づいた信号を出力する場
合L状態となり、これ以外の場合にはH状態となる信号
である。
【0038】以下、本実施形態の作用について説明す
る。
【0039】まず、信号入出力方向制御信号ENがH状
態であって、バッファB4及びトライステート出力バッ
ファB2を経て、出力信号Uに従った信号を、入出力端
子PIOから出力はしない場合は次の通りである。
【0040】即ち、この場合、インバータI1の出力は
L状態となり、インバータI2の出力はH状態となる。
従って、まず、PチャネルMOSトランジスタTP10
及びNチャネルMOSトランジスタTN10で構成され
るトランスファゲートはオフ状態となる。また、差動増
幅回路に対して構成されているNチャネルMOSトラン
ジスタTN3はオン状態となり、PチャネルMOSトラ
ンジスタTP3はオフ状態となる。従って、該差動増幅
回路は、図2や図3に示した従来のものと同様に動作す
る。又、この図6全体に示される小振幅信号インタフェ
イス用双方向バッファ回路についても、図3に示した従
来のものと同様に動作する。
【0041】次に、信号入出力方向制御信号ENがL状
態となり、バッファB4及びトライステート出力バッフ
ァB2を経て、内部回路からの出力信号Uに従った信号
を、入出力端子PIOから出力する場合を考える。
【0042】この場合、インバータI1の出力はH状態
となり、インバータI2の出力はL状態となる。従っ
て、差動増幅回路に対して構成されているNチャネルM
OSトランジスタTN3がオフ状態となり、該差動増幅
回路の定電流が遮断され、該差動増幅回路の電源電流が
遮断される。
【0043】又、この場合、PチャネルMOSトランジ
スタTP3がオン状態となる。すると、PチャネルMO
SトランジスタTP1のゲート及びPチャネルMOSト
ランジスタTP2のゲートにはいずれも電源VDDが印
加され、これらPチャネルMOSトランジスタTP1及
びTP2はいずれもオフ状態となり、電源電流が遮断さ
れる。又、このようにPチャネルMOSトランジスタT
P2がオフ状態となり、更に前述のようにNチャネルM
OSトランジスタTN3がオフ状態となることで、差動
増幅回路のバッファB1への出力は、フローティング状
態となる。
【0044】次に、このように信号入出力方向制御信号
ENがL状態となって、信号出力ありが示される場合、
PチャネルMOSトランジスタTP10及びNチャネル
MOSトランジスタTN10で構成される、図5のバイ
パス出力回路12として用いられるトランスファゲート
はオン状態となる。このようにオン状態となると、内部
回路から出力される出力信号Uに従った、バッファB4
が出力する信号が、差動増幅回路の出力、即ちバッファ
B1の入力へバイパス出力される。
【0045】従って、このように信号入出力方向制御信
号ENがL状態となる、信号出力ありが示される場合、
まず、差動増幅回路の定電流が遮断され、該差動増幅回
路の電源電流が遮断されるため、消費電力を削減するこ
とができる。又、このように定電流を遮断して電源電流
を遮断すると差動増幅回路の動作は停止される。しかし
ながら、入出力端子PIOへ出力される出力信号Uを、
PチャネルMOSトランジスタTP10及びNチャネル
MOSトランジスタTN10のトランスファゲートで前
述のようにバイパス出力することができるため、このよ
うに差動増幅回路が動作しなくても、必要な信号はバッ
ファB1に入力され、入力信号Iとして内部回路に入力
される。
【0046】以上説明した通り、本実施形態によれば、
差動増幅回路に対して本発明の電流遮断回路に相当する
回路を構成することができると共に、本発明のバイパス
出力回路に相当するものをトランスファゲートによって
構成することができる。又、本実施形態では内部回路に
おいて、前記入出力端子から外部回路への信号出力あり
を示す信号入出力方向制御信号ENを生成することがで
きる。従って、本実施形態によれば、双方向バッファ回
路としての機能を確保しながら、外部回路から内部回路
へ入力する小振幅信号の論理状態の判定に用いる、差動
増幅回路に流れる定常電流により生じる消費電力を削減
することで、論理回路全体の総合的な消費電力を削減す
ることができるという優れた効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、双
方向バッファ回路としての機能を確保しながら、外部回
路から内部回路へ入力する小振幅信号の論理状態の判定
に用いる、差動増幅回路に流れる定常電流により生じる
消費電力を削減することで、論理回路全体の総合的な消
費電力を削減することができる小振幅信号インタフェイ
ス用双方向バッファ回路を提供することができるという
優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の小振幅信号インタフェイス用入力バッフ
ァ回路の回路図
【図2】従来の小振幅信号インタフェイス用入力バッフ
ァ回路のより詳細な回路図
【図3】従来の小振幅信号インタフェイス用双方向バッ
ファ回路の第1例の回路図
【図4】従来の小振幅信号インタフェイス用双方向バッ
ファ回路の第2例の回路図
【図5】本発明の小振幅信号インタフェイス用双方向バ
ッファ回路の基本的な構成を示すブロック図
【図6】本発明が適用された実施形態の小振幅信号イン
タフェイス用双方向バッファ回路の回路図
【符号の説明】
10…内部回路 12…バイパス出力回路 TP1〜TP3、TP10…PチャネルMOSトランジ
スタ TN1〜TN3、TN10…NチャネルMOSトランジ
スタ CP、CPA…差動増幅回路 B1、B4…バッファ B2…トライステート出力バッファ B3…オープンドレイン出力バッファ I1、I2…インバータ PI…入力端子 PIO…入出力端子 I…入力信号 U…出力信号 EN…信号入出力方向制御信号 Vref…参照電圧 VDD…電源 GND…グランド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】H状態の論理状態を示す電位及びL状態の
    論理状態を示す電位の振幅が、CMOSレベルの振幅に
    比べて小さく規定された小振幅の信号を、単一の入出力
    端子から双方向で外部回路に対して入出力することがで
    きると共に、外部回路から伝達され入力された信号の電
    圧を、前記小振幅の中央値に対応する閾値電圧と比較す
    る差動増幅回路を用いて、該入力信号の論理状態を判定
    し、該判定結果のH状態あるいはL状態の論理状態を内
    部回路へ出力する小振幅信号インタフェイス用双方向バ
    ッファ回路において、 少なくとも前記入出力端子から外部回路への信号出力あ
    りを示す信号入出力方向制御信号を生成する手段と、 前記信号入出力方向制御信号によって前記信号出力あり
    が示される時には、前記差動増幅回路の差動増幅に用い
    る定電流を遮断し、当該差動増幅回路の出力をフローテ
    ィング状態にする電流遮断回路と、 前記信号入出力方向制御信号によって前記信号出力あり
    が示される時には、前記入出力端子から外部回路へ出力
    する内部回路の信号を、前記差動増幅回路の出力へバイ
    パス出力すると共に、該信号入出力方向制御信号によっ
    て前記信号出力なしが示される時には、該バイパス出力
    をフローティング状態にすることができるバイパス出力
    回路とを備え、 前記差動増幅回路の差動増幅に用いる定電流の遮断の分
    だけ、消費電力を削減するようにしたことを特徴とする
    小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路。
JP00067496A 1996-01-08 1996-01-08 小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路 Expired - Lifetime JP3638167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00067496A JP3638167B2 (ja) 1996-01-08 1996-01-08 小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00067496A JP3638167B2 (ja) 1996-01-08 1996-01-08 小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09186578A true JPH09186578A (ja) 1997-07-15
JP3638167B2 JP3638167B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=11480300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00067496A Expired - Lifetime JP3638167B2 (ja) 1996-01-08 1996-01-08 小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3638167B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6031782A (en) * 1998-01-16 2000-02-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device provided with an interface circuit consuming a reduced amount of current consumption
KR100506929B1 (ko) * 2002-08-08 2005-08-09 삼성전자주식회사 동기형 반도체 메모리 장치의 입력버퍼

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6031782A (en) * 1998-01-16 2000-02-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device provided with an interface circuit consuming a reduced amount of current consumption
KR100506929B1 (ko) * 2002-08-08 2005-08-09 삼성전자주식회사 동기형 반도체 메모리 장치의 입력버퍼

Also Published As

Publication number Publication date
JP3638167B2 (ja) 2005-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7425844B1 (en) Input buffer for multiple differential I/O standards
EP1024597B1 (en) Output circuit for use in a semiconductor integrated circuit
US6320423B1 (en) MOS logic circuit and semiconductor apparatus including the same
JP4814791B2 (ja) レベル・シフター
US6535031B1 (en) Programmable logic integrated circuit devices with low voltage differential signaling capabilities
US5635861A (en) Off chip driver circuit
KR940006965B1 (ko) 출력회로
JPH04233320A (ja) 状態遷移制御式の3安定出力バッファ
JP2950313B2 (ja) 半導体集積回路の入力バッファ回路
JP4063982B2 (ja) レベルシフタ回路およびそれを用いた半導体装置
US6570415B2 (en) Reduced voltage swing digital differential driver
JP3638167B2 (ja) 小振幅信号インタフェイス用双方向バッファ回路
US6426658B1 (en) Buffers with reduced voltage input/output signals
JPH07153908A (ja) 半導体集積回路
US7196556B1 (en) Programmable logic integrated circuit devices with low voltage differential signaling capabilities
JP3583442B2 (ja) 高速振幅制限プルアップ回路
US5656955A (en) Low power output buffer circuit
JPH05326863A (ja) 半導体集積回路
JPH09238065A (ja) 半導体集積回路装置
JP2003179476A (ja) 半導体集積回路
JPH0537343A (ja) 双方向バツフア
JPH08116248A (ja) 入出力回路
JP3939041B2 (ja) Cmosバッファ回路
JPH0637623A (ja) 半導体集積回路装置
JPH0330327B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050107

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term