JPH09186309A - 増幅型固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

増幅型固体撮像素子及びその製造方法

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JPH09186309A
JPH09186309A JP8000968A JP96896A JPH09186309A JP H09186309 A JPH09186309 A JP H09186309A JP 8000968 A JP8000968 A JP 8000968A JP 96896 A JP96896 A JP 96896A JP H09186309 A JPH09186309 A JP H09186309A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号電荷をサンプルホールドする容量素子の
容量を面積を変えずに増加させ小型でS/N比の良い増
幅型固体撮像素子を提供する。 【解決手段】 第1のMOSトランジスタと同じMOS
構造からなる第1容量素子部44と、この第1容量素子
部44上に絶縁膜46を介して第2のMOSトランジス
タのゲート電極材を対向電極47として設けてなる第2
容量素子部48とを並列接続して構成した容量素子を、
信号電荷をサンプルホールドする容量素子として内蔵し
た構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号電荷をサンプ
ルホールドする容量素子を内蔵した増幅型固体撮像素子
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD固体撮像素子は、通常、出力回路
として数段のソースフォロア回路からなる電荷検出回路
を内蔵するのみである。近年、固体撮像素子の高解像度
化の要求に従って、スミアが無く、微細画素の実現が可
能である増幅型固体撮像素子が開発されている。この増
幅型固体撮像素子は、画素毎に光信号を増幅するための
MOSトランジスタ、即ち画素MOSトランジスタを備
え、この画素MOSトランジスタに蓄積された電荷をM
OSトランジスタの電流変調として信号を読み出すもの
である。
【0003】図4は、増幅型固体撮像素子の回路構成の
一例を示す。この増幅型固体撮像素子1は、複数の単位
画素を構成する受光素子、即ち画素トランジスタ、例え
ば画素MOSトランジスタ2が行列状に配列され、各画
素MOSトランジスタ2の行毎のゲートがシフトレジス
タ等から構成される垂直走査回路3からの垂直走査信号
(即ち垂直選択パルス)φV〔φV1 ,‥‥φVi ,φ
i+1 ,‥‥〕にて選択される垂直選択線4に接続さ
れ、そのドレインが電源VDDに接続され、その列毎のソ
ースが垂直信号線5に接続される。
【0004】垂直信号線5には、動作MOSスイッチ6
を介して信号電圧(電荷)をサンプルホールドする負荷
容量素子7が接続される。負荷容量素子7は、垂直信号
線5と接地電位との間に接続される。動作MOSスイッ
チ6のゲートには動作パルスφOPS が印加される。
【0005】画素MOSトランジスタ2のソースと動作
MOSスイッチ6間の垂直信号線5には、負荷容量素子
7のリセットと垂直信号線5のリセットを兼ねるリセッ
トMOSスイッチ8を介してリセットバイアス電圧VRB
を供給するためのリセットバイアス電圧供給端子13に
接続される。リセットMOSスイッチ8のゲートにはリ
セットパルスφRST が供給されるようになされる。
【0006】9は、シフトレジスタ等から構成された水
平走査回路であり、この水平走査回路9は水平信号線1
0に接続された水平MOSスイッチ11のゲートへ順次
水平走査信号(即ち水平走査パルス)φH〔φH1 ,‥
‥φHn ,φHn+1 ,‥‥〕が供給される。
【0007】画素MOSトランジスタ2は、ソースがゲ
ート電極に囲まれた形の環状ゲート電極構造のMOSト
ランジスタが用いられ、光電変換した電荷がゲート電極
下のシリコン基板中に蓄積されるようになされる。
【0008】図5は、単位画素(即ち画素MOSトラン
ジスタ)2の半導体構造を示す断面図である。この図に
おいて、21は第1導電型例えばp型のシリコン半導体
基板、22は光電変換された信号電荷、この例ではホー
ル20を蓄積するp型ウエル領域、23は第2導電型即
ちn型のウエル領域である。p型ウエル領域22にn型
のソース領域24及びドレイン領域25が形成され、ソ
ース領域を囲むように両領域24及び25間のp型ウエ
ル領域22上にゲート絶縁膜を介して、例えば光を透過
し得る薄膜の多結晶シリコンからなるゲート電極26が
形成される。ゲート電極26直下のp型ウエル領域22
に光電変換によって蓄積されたホール20は、読み出し
動作時におけるチャネル電流(ドレイン電流)を制御
し、そのチャネル電流の変化量が信号出力となる。
【0009】この増幅型固体撮像素子では、受光期間に
おいて光電変換した電荷がゲート電極下のp型ウエル領
域に蓄積される。そして、水平ブランキング期間におい
て、画素MOSトランジスタ2の読み出し動作期間の前
に、即ちリセット期間で垂直信号線5と負荷容量素子7
をリセットバイアス電圧VRBにリセットする。即ち、リ
セットパルスφRST と動作パルスφOPS を与えてリセッ
トMOSスイッチ8と動作MOSスイッチ6とを同時に
オンする。この結果、画素MOSトランジスタ2の読み
出し動作期間の前の垂直信号線5と負荷容量素子2の初
期電圧が、リセットバイアス電圧VRBにリセットされ
る。
【0010】この後、リセットMOSスイッチ8をオフ
して、垂直選択線、例えばi行の垂直選択線4に垂直選
択パルスφVi が与えられる。このとき動作パルスφ
OPS は引き続き与えられ、動作MOSスイッチ6はオン
状態となっている。この時点で、選択されたi行の画素
MOSトランジスタ2がオンし、ソースへの電流の変調
としてこれにつながる垂直信号線5へ電流が流れ、動作
MOSスイッチ6を通して負荷容量素子7に一時的に電
荷として蓄積される。即ち、画素MOSトランジスタ2
に蓄積された信号電荷量(ホール量)に応じたチャネル
ポテンシャルに相当する信号電圧が負荷容量素子7に保
持される。この信号の読み出し動作は、1水平ブランキ
ング期間に1回行われ、水平一行を同時に読み出して、
各負荷容量素子7に読み出した電荷をサンプルホールド
する。
【0011】次に、水平有効期間中に、これら負荷容量
素子7に保持された信号電荷が、水平走査回路9からの
水平走査信号φH〔φH1 ,‥‥φHn ,φHn+1 ,‥
‥〕で順に水平MOSスイッチ11をオンすることによ
って水平信号線10に流れ、出力回路を通じて信号電圧
として外部に出力される。
【0012】このように、増幅型固体撮像素子では、信
号電荷を一度負荷容量素子7に蓄積した後、水平MOS
スイッチ11を通じて外部に読み出している。そのた
め、出力信号のランダムノイズは、水平MOSスイッチ
11と負荷容量素子7の容量で決定される。そして、ス
イッチングMOSトランジスタの駆動能力にもよるが、
一般に信号対ノイズの比、即ちS/N比は負荷容量素子
7の容量が大きいほど良い。例えば、画像素子として必
要なS/N比50dBを満足するには、負荷容量素子7
として、少なくとも1pF程度の容量が必要である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来、かかる容量の負
荷容量素子7を実現するには、図6に示すように、周辺
回路を構成するMOSトランジスタ(以下周辺MOSト
ランジスタという)と同時に形成したMOS構造で構成
していた。即ちフィールド絶縁膜31で囲まれたシリコ
ン半導体領域、例えばp型ウエル領域22の一面に形成
されたn- 領域32上に周辺MOSトランジスタの形成
と同時にゲート絶縁膜(例えばゲート酸化膜)33を介
して多結晶シリコンによるゲート電極34を形成し、こ
のゲート電極34とn- 領域32間で負荷容量素子7が
構成される。
【0014】このため、例えば、一般的なトランジスタ
長0.8μmに用いられるゲート酸化膜厚20nmを用
いた場合、1pFの容量を確保するためには、負荷容量
素子の幅を5μmとすると、長さは450μm必要とな
る。この負荷容量素子が各垂直信号線毎に接続されるた
め、周辺回路の面積を非常に大きなものとしていた。
【0015】特に、固定パターンノイズ除去を内蔵する
には、この容量素子が2個必要であり、さらに、フィー
ルド読み出しで垂直方向の隣り合う画素の信号を加算す
るため、さらに2倍の容量素子が必要となる。その結
果、合計4個の容量素子が水平画素毎に必要である。
【0016】例えば、1/2インチの200万画素の増
幅型固体撮像素子であれば、水平画素ピッチは3.65
μmであるため、3μm幅しかとれず、容量素子のパタ
ーン幅は600μm以上となってしまう。これが4個
で、チップサイズの垂直方向に2.4mm以上占有する
ことになる。
【0017】従って、小さな画角の固体撮像素子を実現
しようとすると、画素領域をせっかく小さくしても、S
/N比の良い画質の固体撮像素子を実現するには、周辺
回路が相対的に大きくなり、その結果、チップとしては
大きくなってしまうという問題があった。
【0018】本発明は、上述の点に鑑み、信号電荷をサ
ンプルホールドするため容量素子の容量をチップ面積を
広げることなく増加し、小型でS/N比の良い増幅型固
体撮像素子及びその製造方法を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る増幅型固体
撮像素子は、第1のMOSトランジスタと同じMOS構
造からなる第1容量素子部上に絶縁膜を介して第2のM
OSトランジスタのゲート電極材を対向電極とした第2
容量素子部を設け、両容量素子部を並列接続して成る容
量素子を、信号電荷をサンプルホールドする容量素子と
して内蔵させた構成とする。
【0020】この固体撮像素子においては、積層され且
つ並列接続された第1容量素子部と第2容量素子部によ
って容量素子を構成するので、実効的に容量素子の容量
を増加させることができ、その分、2次元的な面積を縮
小することが可能となり、S/N比を劣化させることな
く固体撮像素子の小型化を図ることができる。
【0021】本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法は、半導体領域上に第1のMOSトランジスタと同じ
MOS構造の第1絶縁膜及びゲート電極材を形成した上
層にシリコン窒化膜を形成した後、シリコン窒化膜及び
ゲート電極材を同時にパターニングし、第2のMOSト
ランジスタのゲート酸化後に、シリコン窒化膜上に第2
のMOSトランジスタのゲート電極材による第2電極を
形成して信号電荷をサンプルホールドする容量素子を形
成するようになす。
【0022】この製法によれば、シリコン窒化膜の形成
工程が1つ増すのみで増幅型固体撮像素子で用いられる
製造工程を殆ど変更することなく、信号電荷をサンプル
ホールドするための容量の大きい容量素子を作成でき
る。本発明に係る他の増幅型固体撮像素子の製造方法
は、半導体領域上に第1のMOSトランジスタと同じM
OS構造の第1絶縁膜と第1電極を形成し、第2のMO
Sトランジスタのゲート酸化時に生ずる第1電極の表面
酸化膜を第2絶縁膜とし、この第2絶縁膜上に第2のM
OSトランジスタのゲート電極材による第2電極を形成
して信号電荷をサンプルホールドする容量素子を形成す
る。
【0023】この製法によれば、従来の増幅型固体撮像
素子が用いられる製造工程を全く変更することなく信号
電荷をサンプルホールドする容量の大きな容量素子を作
成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る増幅型固体撮像素子
は、第1のMOSトランジスタと同じMOS構造からな
る第1容量素子部と、この第1容量素子部上に絶縁膜を
介して第2のMOSトランジスタのゲート電極材を対向
電極として設けてなる第2容量素子とを並列接続して構
成した容量素子を、信号電荷をサンプルホールドする容
量素子として内蔵する構成とする。
【0025】本発明は、上記増幅型固体撮像素子におい
て、第1のMOSトランジスタが周辺MOSトランジス
タ又は画素MOSトランジスタであり、第2のMOSト
ランジスタが画素MOSトランジスタ又は周辺MOSト
ランジスタである構成とする。
【0026】本発明は、上記増幅型固体撮像素子におい
て、絶縁膜をシリコン窒化膜で形成する構成とする。
【0027】本発明は、上記増幅型固体撮像素子におい
て、第2のMOSトランジスタのゲート酸化工程で生ず
るMOS構造の電極の表面酸化膜を第2容量素子部の絶
縁膜として用いる構成とする。
【0028】本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法は、半導体領域上に第1のMOSトランジスタと同じ
MOS構造の第1絶縁膜とゲート電極材を形成させた上
層にシリコン窒化膜を形成した後、シリコン窒化膜及び
ゲート電極材を同時にパターニングして第2絶縁膜及び
第1電極を形成する工程と、第2のMOSトランジスタ
のゲート酸化後に、シリコン窒化膜上に第2のMOSト
ランジスタのゲート電極材による第2電極を形成する工
程とを有して信号電荷をサンプルホールドする容量素子
を形成する。
【0029】また、本発明に係る増幅型固体撮像素子の
製造方法は、半導体領域上に第1のMOSトランジスタ
と同じMOS構造の第1絶縁膜及び第1電極を形成する
工程と、第2のMOSトランジスタのゲート酸化時に生
ずる第1電極の表面酸化膜を第2絶縁膜とする工程と、
第2絶縁膜上に第2のMOSトランジスタのゲート電極
材による第2電極を形成する工程を有して、信号電荷を
サンプルホールドする容量素子を形成する。
【0030】以下、図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。
【0031】本例の増幅型固体撮像素子においても、前
述の図4に示す回路構成をとる。即ち、図4に示すよう
に、複数の単位画素を構成する受光素子、即ち画素トラ
ンジスタ、例えば画素MOSトランジスタ2が行列状に
配列され、各画素MOSトランジスタ2の行毎のゲート
がシフトレジスタ等から構成される垂直走査回路3から
の垂直走査信号(即ち垂直選択パルス)φV〔φV1
‥‥φVi ,φV i+1 ,‥‥〕にて選択される垂直選択
線4に接続され、そのドレインが電源VDDに接続され、
その列毎のソースが垂直信号線5に接続される。
【0032】垂直信号線5には、動作MOSスイッチ6
を介して信号電圧(電荷)をサンプルホールドする負荷
容量素子7が接続される。負荷容量素子7は、垂直信号
線5と接地電位との間に接続される。動作MOSスイッ
チ6のゲートには動作パルスφOPS が印加される。
【0033】画素MOSトランジスタ2のソースと動作
MOSスイッチ6間の垂直信号線5には、負荷容量素子
7のリセットと垂直信号線5のリセットを兼ねるリセッ
トMOSスイッチ8を介してリセットバイアス電圧VRB
を供給するためのリセットバイアス電圧供給端子13に
接続される。リセットMOSスイッチ8のゲートにはリ
セットパルスφRST が供給されるようになされる。
【0034】そして、シフトレジスタ等から構成された
水平走査回路9より、水平信号線10に接続された水平
MOSスイッチ11のゲートへ順次水平走査信号(即ち
水平走査パルス)φH〔φH1 ,‥‥φHn ,φ
n+1 ,‥‥〕が供給されるようになされる。
【0035】画素MOSトランジスタ2は、ソースがゲ
ート電極に囲まれた形の環状ゲート電極構造のMOSト
ランジスタが用いられ、光電変換した電荷がゲート電極
下のシリコン基板中に蓄積されるようになされる。単位
画素(即ち画素MOSトランジスタ)の半導体構造の一
例は、図5で示す通りである。
【0036】この増幅型固体撮像素子の動作は、前述と
同様であるので説明を省略する。
【0037】そして、本発明の実施例では、かかる増幅
型固体撮像素子において信号電荷をサンプルホールドす
る負荷容量素子を、従来の周辺MOSトランジスタに用
いられるMOS構造、即ち電極材となる多結晶シリコン
層と半導体基板との間の容量だけでなく、画素MOSト
ランジスタを構成する電極材である例えば薄膜多結晶シ
リコン層をも用いて互いに並列接続した容量素子で構成
するものである。
【0038】図1は、本発明による容量素子構造の基本
的で簡単な実施例を示す。本例の容量素子、即ち負荷容
量素子701は、シリコン基板、即ちp型ウエル領域2
2の表面に形成したn- 半導体領域42上に、例えば周
辺MOSトランジスタのゲート絶縁膜(例えばゲート酸
化膜)及び多結晶シリコンによるゲート電極の形成と同
時工程で、同様のゲート絶縁膜41及び多結晶シリコン
による電極(いわゆる下部電極)43を形成して、この
ゲート絶縁膜41を挟むn- 半導体領域42と多結晶シ
リコンの電極43によって構成されるMOS構造の容量
素子部、即ち第1容量素子部44を形成すると共に、こ
の第1容量素子部44上、即ち電極43上にさらに薄い
絶縁膜(例えば酸化膜或いはSiN膜)46を介して画
素MOSトランジスタ2の薄膜多結晶シリコンによるゲ
ート電極の形成と同時工程で薄膜多結晶シリコン層を形
成し、パターニングしてこの薄膜多結晶シリコンによる
対向電極(いわゆる上部電極)47を形成し、絶縁膜4
6を挟んで下部の電極43と上部の対向電極47間で第
2容量素子部48を形成し、この第1容量素子部44と
第2容量素子部48とを電気的に並列に接続して構成す
る。即ち、n- 半導体領域42と対向電極47を共通接
続し、下部の電極43を垂直信号線5に接続する。49
はフィールド酸化膜である。
【0039】ここで第2容量素子部48を構成する絶縁
膜46は、画素MOSトランジスタ2のゲート絶縁膜を
形成するときのゲート酸化工程によって、電極43の多
結晶シリコンが酸化されて出来る表面酸化膜によって形
成することができる。
【0040】上述の負荷容量素子701によれば、周辺
MOSトランジスタと同時に形成したMOS構造の第1
容量素子部44の多結晶シリコンによる電極43上に、
さらに薄い絶縁膜46及び画素MOSトランジスタのゲ
ート電極と同時形成の薄膜多結晶シリコンによる対向電
極47を形成して第2容量素子部48を設け、両容量素
子部44及び48を並列接続することで、面積は従来と
同じで容量のみを独立に増加させることができる。この
ように、実効的に負荷容量素子701の容量が増加する
ことで、その分、2次元的な面積を縮小することが可能
となり、S/N比を劣化させることなく、増幅型固体撮
像素子の小型化を図ることができる。
【0041】通常、この多結晶シリコンの表面酸化膜
は、リンを高濃度に含んでいるため、ゲート絶縁膜の
1.5倍から3倍に厚く成長してしまう。従って、第2
容量素子部48の絶縁膜46を多結晶シリコンの電極4
3の表面酸化膜を用いる場合、第2容量素子部48は、
必ずしも大きな容量を付与することにはならないが、従
来の製造プロセスを全く変更することなく容量を増加さ
せることができる。
【0042】次に、容量を効果的により大きくするよう
に構成した本発明の他の実施例について説明する。本例
は、第2容量素子部の絶縁膜に薄いSiN膜を用いた場
合であり、その構造と製造方法を図2及び図3を用いて
説明する。
【0043】先ず、図2に示すように、負荷容量素子7
02を形成すべき領域、即ちフィールド酸化膜49で囲
まれたn- 半導体領域22を含んで上面に絶縁膜41を
介して、電極となる多結晶シリコン層43AをCVD
(化学気相成長)法により成長する。絶縁膜41は、周
辺MOSトランジスタのゲート絶縁膜の形成と同時に形
成され、また多結晶シリコン層43Aも周辺MOSトラ
ンジスタのゲート電極となる多結晶シリコン層の形成と
同時に成長される。この多結晶シリコン層は、キャリア
不純物のリン(P)などがドーピングされた状態で形成
される。
【0044】次に、この多結晶シリコン層43A上に負
荷容量素子の容量となる絶縁膜、例えばSiN膜51を
例えばCVD法により薄く形成する。この膜厚は、負荷
容量素子に係る電位差下での絶縁リーク電流とサンプル
ホールドしていなければならない期間を考慮して決定す
る。膜厚は例えば5nmから30nm程度がよい。
【0045】ここで、SiN膜51は一般に電圧を印加
した際のリーク電流がシリコン酸化膜より大きく、駆動
電圧的に問題である場合は、SiN膜成長前に2μm程
度の熱酸化膜を、希釈酸素雰囲気などで形成しておけば
よい。SiN膜51を用いた理由は、SiN膜は誘電率
が高く、且つ絶縁耐圧にも優れていることに加え、特
に、耐酸化性と耐フッ酸エッチング性を有していること
による。これについては後述する。
【0046】次に、図2Bに示すように、レジストマス
ク52を用いて、初めにSiN膜51を選択的にエッチ
ング除去し、次いで同じレジストマスク52を用いて多
結晶シリコン層43Aを連続して選択的にエッチング除
去する。これによって、負荷容量素子を形成する領域
に、容量素子用のSiN膜51と多結晶シリコン層43
Aによる電極43(いわゆる下部電極)とが形成され
る。ここで、エッチング装置は、SiN膜51と多結晶
シリコン層43Aで分けても良いし、連続的にエッチン
グ出来るならば同一のエッチング装置で絶縁膜のエッチ
ング条件でエッチングする工程と、多結晶シリコンをエ
ッチングする工程とを連続的に施すことも可能である。
【0047】次に、画素MOSトランジスタのゲート絶
縁膜を形成するためのゲート酸化に先だって、先の周辺
MOSトランジスタ用のゲート酸化膜を画素部に該当す
る領域では、このゲート酸化膜をエッチング除去する必
要がある。このとき、負荷容量素子を構成するSiN膜
51は耐フッ酸エッチング性に優れているため、何の特
別な配慮をすることなく、SiN膜51を有する領域を
含んだウエハ全面をフッ酸を含む溶液によってエッチン
グ処理し、その画素部の領域のゲート酸化膜を除去する
ことを、従来通り行うことができるという利点がある。
このエッチング工程の後に、画素MOSトランジスタの
ゲート絶縁膜の形成、即ちゲート酸化を行う。
【0048】このゲート酸化工程で、図2Cに示すよう
に、SiN膜51は耐酸化性があるため、多結晶シリコ
ン層の電極43が酸化されて絶縁膜が厚くなることはな
い。ただ、表面に露出している多結晶シリコンの電極4
3の側面は酸化され酸化膜53が形成される。かかるゲ
ート酸化をウエット雰囲気で行うことで、SiN膜51
上にわずかながら酸化膜が形成され、負荷容量素子とし
て用いたとき、電圧による漏れ電流を低減できるという
利点もある。この分、SiN膜51をさらに薄くするこ
とが可能となっている。
【0049】次に、図3Dに示すように、全面に画素M
OSトランジスタのゲート電極用薄膜多結晶シリコンの
形成と同時に薄膜多結晶シリコン層55を成長する。多
結晶シリコン層による電極43のエッジ部での薄膜多結
晶シリコン層55との耐圧は、図2Cの酸化工程によっ
て多結晶シリコン層の電極43の側面が酸化され、充分
厚い酸化膜53が形成されているため、全く問題がなく
なる。この点も本例の製造プロセスの優れた特徴であ
る。
【0050】次に、図3Eに示すように、薄膜多結晶シ
リコン層55上にレジストマスク56を形成し、通常の
画素MOSトランジスタのゲート電極のパターニング工
程で、同時にレジストマスク56を介して薄膜多結晶シ
リコン層55をエッチングし、対向電極(いわゆる上部
電極)551を形成する。
【0051】通常、SiN膜は、SiO2 膜に比べて多
結晶シリコンのエッチングストッパとしてはややエッチ
ングレートが大きいため、不利ではあるが、ここでは薄
膜多結晶シリコン層55のエッチングであるため、画素
の薄膜多結晶シリコン層の膜厚が100nm以内であれ
ば、SiN膜51が5nm程度でも十分なストッパとな
る。
【0052】また、多結晶シリコン層による下部電極4
3を囲むようにして薄膜多結晶シリコン層55をパター
ニングしても、先に述べたように耐圧は全く問題ない。
よって、薄膜多結晶シリコン層55を下部電極43の端
の内側又は外側でパターニングしても全く構わない。こ
のためパターニングの自由度が大きい。
【0053】このようにして、基板上に、n- 領域22
と絶縁膜41と多結晶シリコンによる下部電極43とに
よる第1容量素子部57と、下部電極43と、SiN膜
51と多結晶シリコンによる上部電極551とによる第
2容量素子部58との積層体が得られる。
【0054】然る後、第1容量素子部57及び第2容量
素子部58を電気的に並列接続して、即ち、n- 領域2
2と上記電極551とを共通接続して接地し、下部電極
43を垂直信号線に接続して目的の負荷容量素子702
を形成する。
【0055】この実施例の負荷容量素子702によれ
ば、容量素子部57及び58を積層して設けることによ
り、負荷容量素子の面積を増すことなく、容量を増加さ
せることができる。そして、第2の容量素子部58とし
てその絶縁膜を誘電率の高いSiN膜51を用いること
によって、より容量の大きい負荷容量素子を構成するこ
とができる。
【0056】製造プロセスとしては、SiN膜51を成
長させるという1工程を追加するのみで、ほぼ通常の増
幅型固体撮像素子の製造プロセスを変更せず、大容量の
負荷容量素子702を形成することができる。容量増に
用いるSiN膜51は、独立に厚くすることもできる
し、薄くすることもできるため、容量の設計の自由度が
大きいという利点がある。
【0057】そして、本実施例においても、容量の大き
い負荷容量素子が得られるので、固体撮像素子における
S/N比を改善することができる。また、周辺回路の面
積を縮小でき、チップ面積を小さくできるため、固体撮
像素子の実装面積を小さくできるという商品価値の向上
と、1ウエハ当たりのチップ数が増えるため製造コスト
の低減が図れる。
【0058】上例では、容量負荷動作方式の増幅型固体
撮像素子、特にその負荷容量素子の構造について説明し
たが、その他、その他の動作方式における信号電荷をサ
ンプルホールドする容量素子の構成にも適用できる。
【0059】上例では、増幅型固体撮像素子において、
容量回路を形成する場合に特に効果的であるため増幅型
固体撮像素子への適用例について説明したが、2層多結
晶シリコンゲート構造で容量素子を形成する回路には、
本発明は十分適用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る増幅型固体撮像素子によれ
ば、その信号電荷をサンプルホールドする容量素子の容
量を、面積を増やすことなく増加させることができる。
従って、この容量が増加した分、固体撮像素子における
S/N比を改善することができる。
【0061】また、この容量が増加した分、周辺回路の
面積を縮小でき、チップ面積を小さくできるため、固体
撮像素子の実装面積を小さくできるという商品価値の向
上と、1ウエハ当たりのチップ数が増えるため製造コス
トを低減することができる。
【0062】容量素子として第2容量素子部を構成する
絶縁膜としてシリコン窒化膜を用いるときは、さらなる
容量の増加が可能となる。この場合、SiN膜は他部の
膜の形成と兼用せず独立した工程で成長されるので、膜
厚を自由に設定することができるので、容量値の設計の
自由度が大きい。
【0063】本発明に係る増幅型固体撮像素子の製造方
法によれば、従来の固体撮像素子の製造プロセスを全く
変更することなく、従来と同じ面積で容量を増加した容
量素子、即ち信号電荷をサンプルホールドする容量素子
を形成することができる。
【0064】また、本発明に係る増幅型固体撮像素子の
製造方法によれば、シリコン窒化膜を成長させるという
1工程のみ追加し、他は製造プロセスを変更することな
く、従来と同じ面積で容量を増加した容量素子、即ち信
号電荷をサンプルホールドする容量素子を形成すること
ができる。従って、S/N比が改善され、且つチップ面
積の小さい増幅型固体撮像素子を、従来の製造プロセス
を殆ど変更させることなく容易に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る増幅型固体撮像素子における負荷
容量素子の一例を示す構成図である。
【図2】A 本発明に係る増幅型固体撮像素子における
負荷容量素子の他の例を示す製造工程図である。 B 本発明に係る増幅型固体撮像素子における負荷容量
素子の他の例を示す製造工程図である。 C 本発明に係る増幅型固体撮像素子における負荷容量
素子の他の例を示す製造工程図である。
【図3】D 本発明に係る増幅型固体撮像素子における
負荷容量素子の他の例を示す製造工程図である。 E 本発明に係る増幅型固体撮像素子における負荷容量
素子の他の例を示す製造工程図である。 F 本発明に係る増幅型固体撮像素子における負荷容量
素子の他の例を示す製造工程図である。
【図4】増幅型固体撮像素子の回路構成図である。
【図5】画素MOSトランジスタの半導体構造を示す断
面図である。
【図6】従来の増幅型固体撮像素子における負荷容量素
子の構成図である。
【符号の説明】
7,701,702 負荷容量素子 41 絶縁膜 42 n- 43 多結晶シリコンによる電極 44,57 第1容量素子部 46 絶縁膜 47 多結晶シリコンによる電極 48,58 第2容量素子部 51 SiN膜 551 多結晶シリコンによる電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のMOSトランジスタと同じMOS
    構造からなる第1容量素子部と、 該第1容量素子部上に絶縁膜を介して第2のMOSトラ
    ンジスタのゲート電極材を対向電極として設けてなる第
    2容量素子部とを並列接続して構成した容量素子が、信
    号電荷をサンプルホールドする容量素子として内蔵され
    て成ることを特徴とする増幅型固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記第1のMOSトランジスタが周辺M
    OSトランジスタ又は画素MOSトランジスタであり、 前記第2のMOSトランジスタが画素MOSトランジス
    タ又は周辺MOSトランジスタであることを特徴とする
    請求項1に記載の増幅型固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜がシリコン窒化膜で形成され
    て成ることを特徴とする請求項1に記載の増幅型固体撮
    像素子。
  4. 【請求項4】 前記第2のMOSトランジスタのゲート
    酸化工程で生ずる前記MOS構造の電極の表面酸化膜を
    前記第2容量素子部の絶縁膜として用いて成ることを特
    徴とする請求項1に記載の増幅型固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 半導体領域上に第1のMOSトランジス
    タと同じMOS構造の第1絶縁膜とゲート電極材を形成
    させた上層にシリコン窒化膜を形成した後、前記シリコ
    ン窒化膜及び前記ゲート電極材を同時にパターニングし
    て第2絶縁膜及び第1電極を形成する工程と、 第2のMOSトランジスタのゲート酸化後に、前記シリ
    コン窒化膜上に第2のMOSトランジスタのゲート電極
    材による第2電極を形成する工程とを有して信号電荷を
    サンプルホールドする容量素子を形成することを特徴と
    する増幅型固体撮像素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体領域上に第1のMOSトランジス
    タと同じMOS構造の第1絶縁膜及び第1電極を形成す
    る工程と、 第2のMOSトランジスタのゲート酸化時に生ずる前記
    第1電極の表面酸化膜を第2絶縁膜とする工程と、 前記第2絶縁膜上に前記第2のMOSトランジスタのゲ
    ート電極材による第2電極を形成する工程を有して、 信号電荷をサンプルホールドする容量素子を形成するこ
    とを特徴とする増幅型固体撮像素子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001250934A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Hynix Semiconductor Inc キャパシタ構造を有するイメージセンサ及びその製造方法
JP2007129473A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Canon Inc 固体撮像装置及び撮像システム

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