JPH09185873A - 磁気テープの記録方法及び装置 - Google Patents

磁気テープの記録方法及び装置

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JPH09185873A
JPH09185873A JP7352637A JP35263795A JPH09185873A JP H09185873 A JPH09185873 A JP H09185873A JP 7352637 A JP7352637 A JP 7352637A JP 35263795 A JP35263795 A JP 35263795A JP H09185873 A JPH09185873 A JP H09185873A
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sub
tape
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JP7352637A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの記録内容の管理が安価で実現可
能となるように磁気テープに情報を記録する磁気テープ
の記録方法及び装置を提供する。 【解決手段】 磁気テープ6に主情報とこの主情報の記
録時に生成される副情報またはテープ記録内容情報とを
記録する磁気テープの記録装置であって、上記磁気テー
プ6に上記主情報及び副情報を書き込むための記録ヘッ
ド5と、上記副情報を生成し、上記記録ヘッド5に該副
情報を出力するためのデータ生成回路15と、上記デー
タ生成回路15にて作成された副情報を取り込む記憶手
段と、上記データ生成回路15の副情報生成動作を制御
するシステムコントローラ14とを有して成るものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープに主情
報とこの主情報に関する副情報とを記録する磁気テープ
の記録方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、磁気テープを記録媒体と
して用いた記録再生装置では、磁気テープの走行を停止
させた状態から記録を開始する際に、前回の記録の終了
部分に次の記録が連続するように、該磁気テープに記録
された内容の管理がなされているものがある。
【0003】また、この管理情報を用いて編集を行うこ
とも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記磁気テ
ープに記録された内容を管理するのに、例えば磁気テー
プの記録再生装置にRAM(random access メモリを設
けた場合、このRAMに該磁気テープの識別番号や記録
開始時刻、記録終了時刻等のテープ記録の内容を示す情
報またはテープ記録内容情報を取り込ませている。
【0005】また、他の例として、磁気テープに上記R
AMを設けてこのRAMに上記テープ記録情報を取り込
ませておくことも考えられる。
【0006】何れの場合においても、上記再生時に上記
RAMの内容を読み出して、この記録内容に基づいてテ
ープに記録された内容を管理することが可能になる。
【0007】ところが、前者の場合、複数の磁気テープ
の記録内容の管理を行う際に、上記RAMは大容量であ
ることが要求される。また、ある磁気テープのテープ記
録内容情報をある記録再生装置のRAMに記憶させた場
合、当該磁気テープを他の記録再生装置にて再生して
も、上記テープ記録内容情報は先の記録再生装置のRA
Mにしか記憶されておらず、上記テープ記録内容情報を
用いることができない。
【0008】また、後者の場合、磁気テープにRAMを
設けると、磁気テープの単価が大きくなってしまう。
【0009】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであり、磁気テープの記録内容の管理が安価
で実現可能となるように磁気テープに情報を記録する磁
気テープの記録方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気テープ
の記録方法は、磁気テープに主情報とこの主情報の記録
時に生成される副情報とを記録する磁気テープの記録方
法であって、上記磁気テープに情報を記録する内容を示
すテープ記録内容情報を記憶手段に取り込み、記録動作
終了後該磁気テープを排出する際に、上記記憶手段に取
り込まれた情報を上記副情報として上記磁気テープに書
き込むことを特徴とすることで、上述の問題を解決す
る。
【0011】上記磁気テープの記録方法によれば、磁気
テープのテープ記録内容情報を記憶手段に一旦取り込ん
でおき、この磁気テープを取り出す際に磁気テープの所
定の位置に該テープ記録内容情報を記録することで、磁
気テープに記憶手段を設けなくても、該磁気テープの主
情報に関するテープ記録内容情報を、該主情報が記録さ
れた磁気テープと同一の磁気テープに記録することがで
きる。
【0012】また、本発明に係る磁気テープの記録装置
は、磁気テープに主情報とこの主情報の記録時に生成さ
れる副情報とを記録する磁気テープの記録装置であっ
て、上記磁気テープに上記主情報及び副情報を書き込む
ための記録ヘッドと、上記副情報を生成し、上記記録ヘ
ッドに該副情報を出力するための副情報生成手段と、上
記副情報生成手段にて作成された副情報を取り込む記憶
手段と、上記副情報生成手段の副情報生成動作を制御す
る制御手段とを有して成ることで、上述の問題を解決す
る。
【0013】上記磁気テープの記録装置によれば、記録
ヘッドを用いて主情報を磁気テープに記録しているとき
に副情報生成手段では副情報が生成される。また、動作
モード変化時の日付、時刻情報等が記憶手段に取り込ま
れる。さらに、上記磁気テープを取り出す際に、上記記
憶手段から上記情報が上記副情報として記録ヘッドに送
られ、該磁気テープに記録される。
【0014】このようにすることで、磁気テープに記憶
手段を設けなくても、該磁気テープの主情報に関しての
動作モード変化時の日付、時刻情報を該主情報が記録さ
れた磁気テープと同一の磁気テープに記録することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、記録再生装置に適用された
本発明に係る磁気テープの記録方法及び装置の具体例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】上記記録再生装置に第1の具体例は、図1
に示すように、磁気テープ6に主情報とこの主情報の記
録時に生成される副情報またはテープ記録内容情報とを
記録する磁気テープの記録装置であって、上記磁気テー
プ6に上記主情報及び副情報を書き込むための記録ヘッ
ド5と、上記副情報を生成し、上記記録ヘッド5に該副
情報を出力するためのデータ生成回路15と、上記デー
タ生成回路15にて作成された副情報を取り込む記憶手
段と、上記データ生成回路15の副情報生成動作を制御
するシステムコントローラ14とを有して成るものであ
る。
【0017】また、上記記録ヘッド5と上記データ生成
回路10との間に挿入接続されるとともに、上記主情報
の入力側の記録処理回路3とも接続し、上記記録ヘッド
5に出力する情報を記録処理回路3側/データ生成回路
15側で切り換えるスイッチ4を設けて、上記システム
コントローラ14は、上記スイッチ4の切換動作を制御
するようにすることが挙げられる。
【0018】また、上記データ生成回路15は、上記磁
気テープ6に主情報を記録中に動作モードが変化した場
合に生じる動作モードの変化に関する情報を生成するこ
とが挙げられる。
【0019】また、上記RAM16に取り込まれた副情
報を表示する記録内容表示回路10が設けられて成るこ
とが挙げられる。
【0020】さらに、上記システムコントローラ14
は、上記磁気テープ6に主情報の記録を終了した後、該
磁気テープ6を排出させる際に、上記スイッチ4を上記
データ生成回路15側に切り換えるように制御すること
が挙げられる。
【0021】また、上記記録再生装置に適用される磁気
テープの記録方法は、磁気テープ6に主情報と副情報と
を記録する磁気テープの記録方法であって、上記磁気テ
ープ6に情報を記録する内容を示すテープ記録内容情報
をRAM16に取り込み、記録動作終了後該磁気テープ
6を排出する際に、上記RAM16に取り込まれた情報
を上記副情報として上記磁気テープ6に書き込むもので
ある。
【0022】すなわち、磁気テープ6のテープ記録内容
情報をRAM16に一旦取り込んでおき、この磁気テー
プ6を取り出す際に磁気テープ6に該テープ記録内容情
報を記録することで、磁気テープ6に記憶手段を設けな
くても、該磁気テープ6の主情報に関するテープ記録内
容情報を、該主情報が記録された磁気テープと同一の磁
気テープに記録することができる。
【0023】具体的には、記録ヘッド5を用いて主情報
を磁気テープ6に記録しているときにデータ生成回路1
5では副情報が生成される。また、上記テープ記録内容
情報として、動作モード変化時の日付、時間情報等が一
旦RAM16に取り込まれる。さらに、上記磁気テープ
6を取り出す際に、上記RAM16から上記テープ記録
内容情報が上記副情報として記録ヘッド5に送られ、該
磁気テープ6に記録される。
【0024】このようにすることで、磁気テープに記憶
手段を設けなくても、該磁気テープの主情報に関しての
動作モード変化時の日付、時刻情報を該主情報が記録さ
れた磁気テープと同一の磁気テープに記録することがで
きる。
【0025】図1において、音声入力端子1から入力さ
れる音声信号と、映像入力端子2から入力される映像信
号とは、記録処理回路3に送られ、信号の増幅や音声信
号と映像信号との合成等の処理が施される。こうして得
られた記録データは、スイッチ4に送られる。記録処理
回路3の動作は、システムコントローラ14から送られ
る動作制御信号の応じてオン/オフされる。
【0026】スイッチ4は、後述するシステムコントロ
ーラ14からの切換制御信号に基づいて、記録処理回路
3とデータ生成回路15とで切換選択して、選択した方
の回路を記録ヘッド5と接続させる。
【0027】記録ヘッド5は、システムコントローラ1
4により動作制御される部分であり、動作オンのときに
スイッチ4より送られるデータを磁気テープ6に記録す
る。
【0028】再生ヘッド7は、システムコントローラ1
4により動作制御される部分であり、動作オンのときに
磁気テープ6を再生してデータを読み取り、この再生デ
ータを再生処理回路8及びデータ再生処理回路17に送
る。
【0029】再生処理回路8は、システムコントローラ
14から送られる動作制御信号に基づいて動作制御を受
ける部分であり、動作オンのときには、上記再生データ
の処理を行い、音声信号は音声出力端子9に送り、ま
た、映像信号は記録内容表示回路10に送る。
【0030】記録内容表示回路10は、システムコント
ローラ14からの動作制御信号に基づいて動作制御を受
け、例えば上記映像信号を表示するように制御を受けた
ときはこの映像信号に基づいた表示を行うとともに映像
出力端子11にこの映像信号を送り、また、後述するデ
ータ生成回路15からの上記データ記録内容情報を表示
するように制御を受けたときはこの表示を行う。
【0031】操作ボタン13は、使用者が該記録再生装
置の動作を任意に制御するときに、遠隔操作あるいは直
接操作によりコマンド入力される部分である。このコマ
ンドには、例えば記録に係るコマンドとして記録開始コ
マンド、記録停止コマンド及び記録終了コマンド、ま
た、再生に係るコマンドとして再生開始コマンド、再生
停止コマンド及び再生終了コマンド、その他のコマンド
として磁気テープ取出コマンド、テープ記録内容情報表
示コマンド、再生画像表示コマンド等がある。
【0032】システムコントローラ14は、データ生成
回路15を有して成る部分であり、操作ボタン13から
のコマンド入力に応じてデータ生成回路15を動作させ
る。また、以下に挙げる記録モード、再生モード、テー
プ取出モード、テープ装着モードに応じた各部の動作制
御を行う。
【0033】先ず、磁気テープ取出コマンドが入力され
ると、テープ取出モードで動作し、スイッチ4に切換制
御信号を送り、上記スイッチ4をデータ生成回路15と
記録ヘッド5とを接続させるように制御する。
【0034】また、記録に係るコマンドが入力されたと
きには、記録モードで動作し、記録処理回路3と記録ヘ
ッド5とに動作オンの動作制御信号を送り、スイッチ4
を記録処理回路3と記録ヘッド5とが接続するように制
御する。
【0035】また、再生に係るコマンドが入力されたと
きには、再生モードで動作し、再生ヘッド7と再生処理
回路8とに動作オンの動作制御信号を送る。さらに、再
生画像表示コマンドが入力されたときには、記録内容表
示回路10に動作オンの動作制御信号を送る。なお、テ
ープ記録内容情報表示コマンドが入力されたときにも、
記録内容表示回路10に動作オンの動作制御信号を送
る。
【0036】また、磁気テープを装着し、再生ヘッド7
が該磁気テープを再生してテープ記録内容情報が後述す
るデータ再生処理回路17より送られると、テープ装着
モードで動作し、装着した磁気テープを再生して得られ
たテープ記録内容情報を、RAM16にそのまま送ると
ともに、該磁気テープの上記テープ記録内容情報を一旦
消去するように各部を制御する。
【0037】データ生成回路15は、システムコントロ
ーラ14が上記記録モードで動作すると、上記記録に係
るコマンド入力がなされた日時を示すテープ記録内容情
報を生成し、RAM16に送る。
【0038】また、上記テープ取出モード時には、RA
M16からテープ記録内容情報を取り出してスイッチ4
に送る。
【0039】さらに、テープ記録内容情報表示コマンド
が入力されたときには、記録内容表示回路10にこのテ
ープ記録内容情報を送る。
【0040】RAM16は、例えば半導体メモリ等から
構成され、磁気テープのテープ記録内容情報を、磁気テ
ープ取出コマンドが入力されるまでの該磁気テープが装
着されている間、取り込んでおく部分である。取り込ん
だテープ記録内容情報は、データ生成回路15からの取
出動作に応じて出力される。
【0041】データ再生処理回路17は、再生ヘッド7
より再生データが送られると、上記テープ記録内容情報
を取り出し、このテープ記録内容情報をデータ生成回路
15に送る。
【0042】図1によれば、操作ボタン13で記録開始
コマンドが入力されると、記録処理回路3が動作し、記
録データがスイッチ4を介して記録ヘッド5により磁気
テープに記録される。この一方、上記記録開始コマンド
入力に合わせて、この入力がなされた日時を示すテープ
記録内容情報がデータ生成回路15にて生成され、RA
M16に取り込まれる。
【0043】また、記録停止コマンドあるいは記録終了
コマンドが入力されると、記録処理回路3が停止し、デ
ータ生成回路15では上記コマンドが入力された日時を
示すテープ記録内容情報が生成され、RAM16に取り
込まれる。
【0044】また、操作ボタン13で磁気テープ取出コ
マンドが入力されると、磁気テープ6が排出される前
に、RAM16に取り込まれていたテープ記録内容情報
がスイッチ4を介して記録ヘッド5により該磁気テープ
6に記録される。
【0045】さらに、磁気テープ6が装着されると、該
磁気テープに既に記録されているテープ記録内容情報が
再生ヘッド7により再生されRAM16に取り込まれる
とともに、一旦RAM16に該テープ記録内容情報が取
り込まれると、磁気テープに記録されていたテープ記録
内容情報は消去される。
【0046】このようにすることで、ある記録再生装置
にて記録操作を行った磁気テープを他の記録再生装置に
て再生しても、この磁気テープに記録された主情報の管
理を行うことができる。
【0047】また、ハード側のRAMのサイズを大容量
にしたり、磁気テープ自身にRAMを設ける従来の方法
に比べて、安価で済む利点がある。
【0048】次に、図1に示した記録再生装置において
は音声信号と映像信号との両方の信号を出力するように
構成した例を示したが、音声信号のみを扱う場合に用い
られる記録再生装置を第2の具体例として挙げる。
【0049】上記記録再生装置の第2の具体例は、図2
に示すように、磁気テープ6に主情報とこの主情報の記
録時に生成される副情報とを記録する磁気テープの記録
装置であって、上記磁気テープ6に上記主情報及び副情
報を書き込むための記録ヘッド5と、上記副情報を生成
し、上記記録ヘッドに該副情報を出力するためのデータ
生成回路15と、上記データ生成回路15にて作成され
た副情報を取り込むRAM16と、上記データ生成回路
15の副情報生成動作を制御するシステムコントローラ
14とを有して成るものである。
【0050】さらに、上記記録ヘッド5と上記データ生
成回路15との間に挿入接続されるとともに、上記主情
報の入力側の記録処理回路23とも接続し、上記記録ヘ
ッド5に出力する情報を記録処理回路23側/データ生
成回路15側で切り換えるスイッチ4を設けて、上記シ
ステムコントローラ14は、上記スイッチ4の切換動作
を制御することが挙げられる。
【0051】また、上記データ生成回路15は、上記磁
気テープ6に主情報を記録中に動作モードが変化した場
合に生じる動作モードの変化に関する情報を生成するこ
とが挙げられる。
【0052】また、上記RAM16に取り込まれたテー
プ記録内容情報を表示する記録内容表示装置12が設け
られて成ることが挙げられる。
【0053】また、上記システムコントローラ14は、
上記磁気テープ6に主情報の記録を終了した後、該磁気
テープ6を排出させる際に、上記スイッチ4を上記デー
タ生成回路15側に切り換えるように制御することが挙
げられる。
【0054】この記録再生装置の第2の具体例は、上述
の記録再生装置の第1の具体例と同様に動作するため、
ここでは、図1とは違う番号を伏した部分のみを説明
し、同様の動作を行う部分の説明を省略する。
【0055】記録処理回路23は、システムコントロー
ラ14からの動作制御信号に基づいて動作制御され、入
力端子21より送られる音声信号に対して増幅処理等を
施して、記録データに変換してスイッチ4を介して記録
ヘッド5に送る。
【0056】また、再生処理回路28は、同様にシステ
ムコントローラ14からの動作制御信号に基づいて動作
制御され、再生ヘッド7より送られる再生データから音
声信号を得て、この音声信号を出力端子9に送る。
【0057】また、記録内容表示装置12は、システム
コントローラ14からの動作制御信号に応じて動作し、
動作オンのときにはデータ生成回路15からのテープ記
録内容情報を表示する。
【0058】ここで、装着する磁気テープは、記録が終
了して記録再生装置より取り出したままであることが望
まれる。
【0059】すなわち、上記記録再生装置においては、
磁気テープを装着したときに、上記テープ記録内容情報
が記録されているエリアが最初に再生ヘッドと対向する
ということが前提となっている。
【0060】そこで、磁気テープを装着したときに、上
記テープ記録内容情報が記録されているエリアが再生ヘ
ッドと対向していないときの動作例について説明する。
【0061】先ず、一旦テープを巻き戻してそれから早
送りを行い、上記エリアの検索を行うように上記再生ヘ
ッド7をシステムコントローラ14にて制御する。上記
エリアが検出されたか否かは、データ再生処理回路17
からテープ記録内容情報が送られたか否かで判断すれば
よい。また、予め上記エリアを検索するのに要する時間
が分かっている場合、この時間を表示させてもよい。
【0062】図2によれば、操作ボタン13で記録開始
コマンドが入力されると、記録処理回路23が動作し、
記録データがスイッチ4を介して記録ヘッド5により磁
気テープに記録される。この一方、上記記録開始コマン
ド入力に合わせて、この入力がなされた日時を示すテー
プ記録内容情報がデータ生成回路15にて生成され、R
AM16に取り込まれる。
【0063】また、記録停止コマンドあるいは記録終了
コマンドが入力されると、記録処理回路23が停止し、
データ生成回路15では上記コマンドが入力された日時
を示すテープ記録内容情報が生成され、RAM16に取
り込まれる。
【0064】また、操作ボタン13で磁気テープ取出コ
マンドが入力されると、磁気テープ6が排出される前
に、RAM16に取り込まれていたテープ記録内容情報
がスイッチ4を介して記録ヘッド5により該磁気テープ
6に記録される。
【0065】さらに、磁気テープ6が装着されると、該
磁気テープに既に記録されているテープ記録内容情報が
再生ヘッド7により再生されRAM16に取り込まれる
とともに、一旦RAM16に該テープ記録内容情報が取
り込まれると、磁気テープに記録されていたテープ記録
内容情報は消去される。
【0066】続いて、磁気テープ取出モード時に、磁気
テープのビデオサブコード領域に、RAM16の内容が
記録されるのだが、この説明に先立って、ビデオサブコ
ード領域について、図3及び図4を用いて説明する。
【0067】図3は、上記磁気テープのトラック配置を
示し、図4は、記録時のsデータフォーマットを示す。
【0068】図3において、トラック30は、テープエ
ッジ31に対して傾斜を持って配置されている。
【0069】また、所定の記録位置から後述するビデオ
サブコード(VSC:Video Sub Code)領域37が始ま
り、以下続いてV−Pガード36、データ領域33、3
4が割り当てられている。
【0070】また、V−Pガード36とデータ領域33
との境目にヘッド切換位置32が設けられ、データ領域
33、34の中心位置にビデオトラック中心35が設け
られている。また、テープの進行方向は矢印sで示さ
れ、ヘッド進行方向は矢印tで示されている。
【0071】また、通常において副情報はこのVSC領
域に記録される。このVSC領域には、1フィールド当
たり160ビット程度にデータを記録することができ
る。磁気テープ排出時には、このVSC領域37に上記
テープ記録内容情報が副情報として記録される。
【0072】そこで、磁気テープ一本分のテープ記録内
容情報は2000バイト程度であると考えられるため、
このテープ記録内容情報をVSC領域に記録する際には
2秒程度要することが分かる。
【0073】従って、読み出しも2秒程度で済むことと
考えられるため、磁気テープを装着してから数秒待てば
該磁気テープを再生できることになる。
【0074】また、上記VSC領域のフォーマットにつ
いて説明する。
【0075】上記フォーマットは、図4(a)に示すよ
うに、イレースコード41、サーチマーク42及びデー
タエリア43から構成されている。
【0076】データエリア43は、図4(b)に示すよ
うに、さらに5つのブロックすなわちデータブロック4
4〜48までと、エンドマークブロック49とから成っ
ている。
【0077】上記各データブロックは、図4(c)に示
すように、51ビットのデータ量を有しており、最下位
ビットから3ビットは同期ブロック50、残りの48ビ
ットは誤り検出(CRC:Cyclic Redundancy Check )
ブロックから構成されている。
【0078】また、エンドマークブロック49は、36
ビットのデータ量を有している。
【0079】上記CRCブロックは、さらに、5つのワ
ードブロック(0〜4)51〜55及び誤り検出コード
(CRCC:CRC Code )ブロック56から構成され
ており、図4(d)に示すように、各ワードブロックは
データB0〜B7までの8ビットのデータ量を有してい
る。
【0080】上記副情報は、例えば2フィールドに一回
の頻度で記録される。記録内容としては、タイムコー
ド、記録日、記録時刻が挙げられる。また、上記VSC
領域37は、磁気テープに主情報を記録中でもデータの
記録再生を行うことが可能な領域である。
【0081】ここで、上記タイムコードは、磁気テープ
の絶対位置を示し、××時間○○分△△秒□□フレーム
という形で記録される。記録日及び記録時刻は、記録中
の日時を示し、××年○○月□□日、××時○○分□□
秒という形で記録される。
【0082】具体的には、上記各ワードブロックに記録
される。先ず、記録モードを定義しておく。モード1が
タイムコードを記録するモードで、モード2が記録日を
記録するモードで、モード3が記録時刻を記録するモー
ドである。
【0083】先ず、モード1において、各ワードブロッ
ク51〜55の各ビットは以下の表1に示すように割り
当てられる。
【0084】
【表1】
【0085】最下位ビット側のワードブロック51また
はワード0は、モード番号に当てられる。すなわち、最
下位ビットのデータB0のみに“1”が立てられ、残り
のデータB1〜B7までは“0”が立てられる。
【0086】ワード1ブロック52またはワード1(以
下ワード2、ワード3…とする)は、時間データに当て
られ、ワード2は分データに当てられ、ワード3は秒デ
ータに当てられ、ワード4はフレームデータに当てられ
る。また、ワード1〜4では、最下位ビット側4ビット
で一の位が示され、最上位ビット側4ビットで十の位が
示される。
【0087】次に、モード2において、各ワードブロッ
ク51〜55の各ビットは以下の表2に示すように割り
当てられる。
【0088】
【表2】
【0089】ワード0は、モード番号に当てられる。す
なわち、データB0、B1にそれぞれ“1”が立てら
れ、残りのデータB2〜B7では“0”が立てられる。
ワード1は、年度データに当てられ、ワード2は月デー
タに当てられ、ワード3は日データに当てられ、ワード
4はリザーブされている。
【0090】すなわち、ワード1〜3では、最下位ビッ
ト側の4ビットで一の位が示され、最上位ビット側の4
ビットで十の位が示される。また、ワード4について
は、リザーブを示す一例として全てのビットに“1”が
立てられる。
【0091】特に、ワード1では二桁の年度データが示
されるが、これについては西暦の末尾の二桁を表しても
よいし、任意の年度例えば1980年を“00”とし
て、2079年(“99”)まで、二桁のデータが対応
する年度を表すようにしてもよい。
【0092】最後に、モード4において、各ワードブロ
ック51〜55の各ビットは以下の表3に示すように割
り当てられる。
【0093】
【表3】
【0094】ワード0は、モード番号に当てられる。す
なわち、データB2のみに“1”が立てられ、残りのデ
ータには“0”が立てられる。
【0095】ワード1は、時間データに当てられ、ワー
ド2は分データに当てられ、ワード3は秒データに当て
られ、ワード4はタイムゾーンデータに当てられる。
【0096】ワード1〜3では、最下位ビット側の4ビ
ットで一の位が示され、最上位ビット側の4ビットで十
の位が示される。
【0097】ここで、ワード4では、最下位ビット側4
ビットで基準時間からのずれ分の時間データ分の一の位
が示され、最上位ビット側の下位側の2ビットすなわち
データB4、B5で上記ずれ分の時間データ分の十の位
が示される。
【0098】残りの最上位ビット側2ビットすなわちデ
ータB6、B7ではその他のタイムゾーンに関するデー
タが示される。
【0099】データB6では、“1”は上記ずれ分のデ
ータに“30分”が含まれないことが示され、“0”の
ときには上記ずれ分の時間データ分に“30分”が含ま
れることが示される。データB7では、現地が夏時間を
採用しているか否かが示される。すなわち、例えば
“0”は夏時間を採用している地域であることを示し、
“1”はしていない地域であることを示す。
【0100】また、上記テープ記録内容情報は、上記操
作ボタン13より記録に係るコマンド入力がなされたと
きにデータ生成回路15で生成されたVSC領域に記録
されるデータに相当するようにしている。このため、磁
気テープを排出する際には、上記テープ記録内容情報を
同一のフォーマットで上記VSC領域に書き込むことが
可能である。
【0101】以上のように構成することで、ある記録再
生装置にて記録操作を行った磁気テープを他の記録再生
装置にて再生しても、この磁気テープに記録された主情
報の管理を行うことができる。
【0102】また、各記録再生装置に設けるRAMは、
磁気テープ一本分のデータが管理できるだけでよく従来
よりも小容量でよくなるため、安価な記録再生システム
を提供することが可能になる。
【0103】以上、本発明に係る磁気テープの記録方法
及び装置が適用される具体例について説明したが、本発
明は上述の具体例に限定されることなく、種々の変更が
可能である。
【0104】例えば、システムコントローラ14とデー
タ生成回路15とは、別々に構成しても構わないし、テ
ープ記録内容情報を記録するのに磁気テープのビデオサ
ブコードを記録する領域を用いたが、他のビデオデータ
を記録する領域以外の領域であってもよい。
【0105】また、上記テープ記録内容情報を上記ビデ
オサブコードに記録する際のフォーマットも図4に一例
を挙げたが、ビデオサブコードに記録しない場合にはこ
のフォーマットでなくてもよい。また、上記フォーマッ
トによる記録例を表1〜3で示したが、例えばタイムコ
ードがモード2で表されてもよいし、さらに、テープ記
録内容情報としてタイムコード、記録日、記録時刻以外
の情報を記録したいときには、モード数を増やしても構
わない。
【0106】
【発明の効果】本発明に係る磁気テープの記録方法によ
れば、ハード側に大容量の記憶手段を設けたり、磁気テ
ープに記憶手段を設けたりしなくても、該磁気テープの
主情報に関するテープ記録内容情報を、該主情報が記録
された磁気テープと同一の磁気テープに記録することが
できる。従って、磁気テープの記録内容の管理が安価に
て実現可能となる。
【0107】また、本発明に係る磁気テープの記録装置
によれば、ハード側に大容量の記憶手段を設けたり、磁
気テープに記憶手段を設けたりしなくても、該磁気テー
プの主情報に関する副情報を該主情報が記録された磁気
テープと同一の磁気テープに記録することができる。従
って、磁気テープの記録内容の管理が安価で実現可能と
なる。
【0108】さらに、ある記録再生装置にて記録操作を
行った磁気テープを他の記録再生装置にて再生しても、
この磁気テープに記録された主情報の管理を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープの記録装置が適用され
て成る記録再生装置の第1の具体例を示すブロック図で
ある。
【図2】上記記録再生装置の第2の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図3】テープ記録内容情報を記録する領域を示す図で
ある。
【図4】上記テープ記録内容情報を記録する際の記録フ
ォーマットの一例を示す図である。
【符号の説明】
4 スイッチ 5 記録ヘッド 6 磁気テープ 10 記録内容表示回路 12 記録内容表示装置 14 システムコントローラ 15 データ生成回路 16 RAM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに主情報とこの主情報の記録
    時に生成される副情報とを記録する磁気テープの記録方
    法であって、 上記磁気テープに情報を記録する内容を示すテープ記録
    内容情報を記憶手段に取り込み、記録動作終了後該磁気
    テープを排出する際に、上記記憶手段に取り込まれた情
    報を上記副情報として上記磁気テープに書き込むことを
    特徴とする磁気テープの記録方法。
  2. 【請求項2】 上記テープ記録内容情報は、上記磁気テ
    ープに記録中に動作モードが変化した場合に生じる動作
    モードの変化に関する情報であることを特徴とする請求
    項1記載の磁気テープの記録方法。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段は、磁気テープが装着され
    た際に、該磁気テープのテープ記録内容情報を取り込む
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気テープの記録方
    法。
  4. 【請求項4】 上記磁気テープに記録されるテープ記録
    内容情報は、上記記憶手段に取り込まれた後消去される
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気テープの記録方
    法。
  5. 【請求項5】 磁気テープに主情報とこの主情報の記録
    時に生成される副情報とを記録する磁気テープの記録装
    置であって、 上記磁気テープに上記主情報及び副情報を書き込むため
    の記録ヘッドと、 上記副情報を生成し、上記記録ヘッドに該副情報を出力
    するための副情報生成手段と、 上記副情報生成手段にて作成された副情報を取り込む記
    憶手段と、 上記副情報生成手段の副情報生成動作を制御する制御手
    段とを有して成る磁気テープの記録装置。
  6. 【請求項6】 上記記録ヘッドと上記副情報生成手段と
    の間に挿入接続されるとともに、上記主情報の入力側と
    も接続し、上記記録ヘッドに出力する情報を主情報入力
    側/副情報生成手段側で切り換えるスイッチを設けて、 上記制御手段は、上記スイッチの切換動作を制御するこ
    とを特徴とする請求項5記載の磁気テープの記録装置。
  7. 【請求項7】 上記副情報生成手段は、上記磁気テープ
    に主情報を記録中に動作モードが変化した場合に生じる
    動作モードの変化に関する情報を生成することを特徴と
    する請求項5記載の磁気テープの記録装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段に取り込まれた副情報を表
    示する表示手段が設けられて成ることを特徴とする請求
    項5記載の磁気テープの記録装置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、上記磁気テープに主情
    報の記録を終了した後、該磁気テープを排出させる際
    に、上記スイッチを上記副情報生成手段側に切り換える
    ように制御することを特徴とする請求項5記載の磁気テ
    ープの記録装置。
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