JPH09184976A - 走査レンズ - Google Patents
走査レンズInfo
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- JPH09184976A JPH09184976A JP35289595A JP35289595A JPH09184976A JP H09184976 A JPH09184976 A JP H09184976A JP 35289595 A JP35289595 A JP 35289595A JP 35289595 A JP35289595 A JP 35289595A JP H09184976 A JPH09184976 A JP H09184976A
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- JP
- Japan
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- lens
- scanning
- scanning direction
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Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の変形シリンダー面は、専ら副走査方向
の像面湾曲を補正機能しか持たず、また、回転軸を持た
ない面であるため製造が困難であるという問題がある。 【解決手段】 fθレンズ20は、ポリゴンミラー4側
から描画面5側に向けて順に、第1レンズ21と第2レ
ンズ22とが配列して構成される。第1レンズ21は、
少なくともポリゴンミラー4側のレンズ面21aが主走
査面内の非円弧曲線を主走査面内で光軸と直交する回転
軸を中心に回転させた軌跡として定義される変形トーリ
ック面であり、副走査方向に負のパワーを有する。第2
レンズ22は、ポリゴンミラー4側の面22aが副走査
方向にのみ負のパワーを持つシリンドリカル面、描画面
5側の面22bが主走査、副走査両方向に正のパワーを
持つトーリック面である。
の像面湾曲を補正機能しか持たず、また、回転軸を持た
ない面であるため製造が困難であるという問題がある。 【解決手段】 fθレンズ20は、ポリゴンミラー4側
から描画面5側に向けて順に、第1レンズ21と第2レ
ンズ22とが配列して構成される。第1レンズ21は、
少なくともポリゴンミラー4側のレンズ面21aが主走
査面内の非円弧曲線を主走査面内で光軸と直交する回転
軸を中心に回転させた軌跡として定義される変形トーリ
ック面であり、副走査方向に負のパワーを有する。第2
レンズ22は、ポリゴンミラー4側の面22aが副走査
方向にのみ負のパワーを持つシリンドリカル面、描画面
5側の面22bが主走査、副走査両方向に正のパワーを
持つトーリック面である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザープリン
ター等の走査光学系に用いられる走査レンズに関する。
ター等の走査光学系に用いられる走査レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザープリンター等に用いられる走査
光学系は、光源から発した光束を副走査方向にのみパワ
ーを持つシリンドリカルレンズによりポリゴンミラーの
近傍で線状に結像させ、ポリゴンミラーにより反射偏向
された光束を走査レンズであるfθレンズにより感光体
ドラム等の走査対象面上に結像させる。走査レンズに入
射する光束は主走査方向にはほぼ平行光であるが、副走
査方向には発散しているため、走査レンズは副走査方向
において主走査方向におけるより強い正のパワーを持つ
必要がある。
光学系は、光源から発した光束を副走査方向にのみパワ
ーを持つシリンドリカルレンズによりポリゴンミラーの
近傍で線状に結像させ、ポリゴンミラーにより反射偏向
された光束を走査レンズであるfθレンズにより感光体
ドラム等の走査対象面上に結像させる。走査レンズに入
射する光束は主走査方向にはほぼ平行光であるが、副走
査方向には発散しているため、走査レンズは副走査方向
において主走査方向におけるより強い正のパワーを持つ
必要がある。
【0003】このような走査レンズを球面および正トー
リック面のみで構成した場合には、光軸から離れて主走
査方向の周辺部に向かう光線ほど副走査方向において強
い正のパワーを受けるため、周辺部で副走査方向の結像
点がポリゴンミラー側に引き寄せられ、図5(A)に示さ
れるような二次曲線的な像面湾曲が発生する。像面湾曲
が存在すると走査対象面上でのスポット径が変化するた
め、描画精度を高めるためには像面湾曲を小さく抑える
必要がある。
リック面のみで構成した場合には、光軸から離れて主走
査方向の周辺部に向かう光線ほど副走査方向において強
い正のパワーを受けるため、周辺部で副走査方向の結像
点がポリゴンミラー側に引き寄せられ、図5(A)に示さ
れるような二次曲線的な像面湾曲が発生する。像面湾曲
が存在すると走査対象面上でのスポット径が変化するた
め、描画精度を高めるためには像面湾曲を小さく抑える
必要がある。
【0004】このような副走査方向の像面湾曲を補正す
るため、従来のアナモフィックな走査レンズは、負シリ
ンドリカル面と正トーリック面とを組み合せて使用して
いる。例えば、最も像側の面を正のトーリック面とし、
このトーリック面を有するレンズの偏向器側の面をシリ
ンドリカル面とした場合には、副走査方向の周辺部の結
像点を中心部に対して相対的にレンズから遠ざけること
ができるが、より高次の4次曲線的な湾曲が発生するた
め、副走査方向の像面湾曲は図5(B)に示されるような
M字状となる。図5(A),(B)を比較すると、(B)の方
が収差量は少なくなってはいるが、より高い描画精度が
要求される場合には、上記の負シリンドリカル面と正ト
ーリック面との組み合せによる補正のみでは不十分とな
る。
るため、従来のアナモフィックな走査レンズは、負シリ
ンドリカル面と正トーリック面とを組み合せて使用して
いる。例えば、最も像側の面を正のトーリック面とし、
このトーリック面を有するレンズの偏向器側の面をシリ
ンドリカル面とした場合には、副走査方向の周辺部の結
像点を中心部に対して相対的にレンズから遠ざけること
ができるが、より高次の4次曲線的な湾曲が発生するた
め、副走査方向の像面湾曲は図5(B)に示されるような
M字状となる。図5(A),(B)を比較すると、(B)の方
が収差量は少なくなってはいるが、より高い描画精度が
要求される場合には、上記の負シリンドリカル面と正ト
ーリック面との組み合せによる補正のみでは不十分とな
る。
【0005】特開平2−146017号公報には、副走
査方向の曲率半径が主走査方向の中心部から中間部に向
けて漸増し、中間部から周辺部に向けて漸減する変形シ
リンダー面を備えた走査レンズが開示される。このよう
な変形シリンダー面を用いれば、上記のM字状の像面湾
曲をより平坦に補正することができる。
査方向の曲率半径が主走査方向の中心部から中間部に向
けて漸増し、中間部から周辺部に向けて漸減する変形シ
リンダー面を備えた走査レンズが開示される。このよう
な変形シリンダー面を用いれば、上記のM字状の像面湾
曲をより平坦に補正することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に記載された変形シリンダー面は、主走査方向に
はパワーを持たないため、専ら副走査方向の収差補正機
能のみを有し、主走査方向の像面湾曲に関しては別のレ
ンズ面で補正する必要がある。
た公報に記載された変形シリンダー面は、主走査方向に
はパワーを持たないため、専ら副走査方向の収差補正機
能のみを有し、主走査方向の像面湾曲に関しては別のレ
ンズ面で補正する必要がある。
【0007】また、上記の変形シリンダー面は、回転軸
を持たない面であるため、レンズ成形型を旋盤により作
成することができず、バイトを3次元的に駆動するより
高度な工作機械を使用して加工する必要があり、加工コ
ストが高いという問題がある。
を持たない面であるため、レンズ成形型を旋盤により作
成することができず、バイトを3次元的に駆動するより
高度な工作機械を使用して加工する必要があり、加工コ
ストが高いという問題がある。
【0008】この発明は、上述した従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、1つのレンズ面で主走査、副
走査両方向の像面湾曲を補正する作用を有すると共に、
この面を作成が容易な回転軸を持つ形状とすることがで
きる走査レンズを提供することを目的とする。
みてなされたものであり、1つのレンズ面で主走査、副
走査両方向の像面湾曲を補正する作用を有すると共に、
この面を作成が容易な回転軸を持つ形状とすることがで
きる走査レンズを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる走査レ
ンズは、上述した目的を達成させるため、走査レンズを
構成するレンズの少なくとも1つのレンズ面を、主走査
面内の非円弧曲線を光軸と直交し主走査面内に位置する
回転軸を中心に回転させた軌跡として定義される変形ト
ーリック面としたことを特徴とする。この変形トーリッ
ク面は、その副走査方向のパワーが、走査範囲の中心部
から中間部に向けて正のパワーを付加する方向に変化
し、中間部から周辺部に向けて負のパワーを付加する方
向に変化するよう形成されている。
ンズは、上述した目的を達成させるため、走査レンズを
構成するレンズの少なくとも1つのレンズ面を、主走査
面内の非円弧曲線を光軸と直交し主走査面内に位置する
回転軸を中心に回転させた軌跡として定義される変形ト
ーリック面としたことを特徴とする。この変形トーリッ
ク面は、その副走査方向のパワーが、走査範囲の中心部
から中間部に向けて正のパワーを付加する方向に変化
し、中間部から周辺部に向けて負のパワーを付加する方
向に変化するよう形成されている。
【0010】上記の変形トーリック面を定義する非円弧
曲線は、主走査面内で湾曲しているため、この面に主走
査方向のパワーをも持たせることができ、変形トーリッ
ク面1面で主走査、副走査両方向の像面湾曲を補正する
ことができる。また、変形トーリック面は回転軸を持つ
面であるため、このレンズ面を作成するためのレンズ型
を旋盤により加工することができる。
曲線は、主走査面内で湾曲しているため、この面に主走
査方向のパワーをも持たせることができ、変形トーリッ
ク面1面で主走査、副走査両方向の像面湾曲を補正する
ことができる。また、変形トーリック面は回転軸を持つ
面であるため、このレンズ面を作成するためのレンズ型
を旋盤により加工することができる。
【0011】変形トーリック面は、副走査方向に負のパ
ワーを持つ凹面として形成されることができる。この場
合、上記の非円弧曲線は、回転軸との距離が主走査方向
の走査範囲の中心部から中間部に向けて漸増し、中間部
から周辺部に向けて漸減するような湾曲を有する。ま
た、走査レンズを偏向器側から順に配置された第1レン
ズと第2レンズとから構成した場合、変形トーリック面
を第1レンズの偏向器側の面に形成することができる。
ワーを持つ凹面として形成されることができる。この場
合、上記の非円弧曲線は、回転軸との距離が主走査方向
の走査範囲の中心部から中間部に向けて漸増し、中間部
から周辺部に向けて漸減するような湾曲を有する。ま
た、走査レンズを偏向器側から順に配置された第1レン
ズと第2レンズとから構成した場合、変形トーリック面
を第1レンズの偏向器側の面に形成することができる。
【0012】変形トーリック面の主走査面内の形状は、
光軸付近では凸となり、中間部では凹となるよう形成す
ることができる。これにより、主走査方向の像面湾曲を
補正することができる。
光軸付近では凸となり、中間部では凹となるよう形成す
ることができる。これにより、主走査方向の像面湾曲を
補正することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる走査レン
ズの実施形態を説明する。この発明にかかる走査レンズ
は、例えば図1に示されるように、レーザープリンター
等の走査光学系の結像光学系として使用される。図1
(A)は副走査断面、(B)は主走査断面を示す。
ズの実施形態を説明する。この発明にかかる走査レンズ
は、例えば図1に示されるように、レーザープリンター
等の走査光学系の結像光学系として使用される。図1
(A)は副走査断面、(B)は主走査断面を示す。
【0014】半導体レーザー等の光源1から発してコリ
メートレンズ2により平行光束とされたレーザー光は、
副走査方向にのみパワーを持つシリンドリカルレンズ3
を介してポリゴンミラー4に入射し、ポリゴンミラー4
で走査、偏向されて走査レンズである2枚構成のfθレ
ンズ20を介して走査対象面である描画面5上に結像す
る。
メートレンズ2により平行光束とされたレーザー光は、
副走査方向にのみパワーを持つシリンドリカルレンズ3
を介してポリゴンミラー4に入射し、ポリゴンミラー4
で走査、偏向されて走査レンズである2枚構成のfθレ
ンズ20を介して走査対象面である描画面5上に結像す
る。
【0015】シリンドリカルレンズ3は、光源1から発
する光束をポリゴンミラー4のミラー面の近傍で線状に
結像させるために副走査方向に正のパワーを有する。f
θレンズ20は、副走査方向においてミラー面近傍で線
状に結像された光束を像面上にほぼ円形のスポットとし
て再結像させる。このようにミラー面と像面とを副走査
方向においてほぼ共役とすることにより、ポリゴンミラ
ー4の面倒れ誤差による走査線ズレを低減させることが
できる。
する光束をポリゴンミラー4のミラー面の近傍で線状に
結像させるために副走査方向に正のパワーを有する。f
θレンズ20は、副走査方向においてミラー面近傍で線
状に結像された光束を像面上にほぼ円形のスポットとし
て再結像させる。このようにミラー面と像面とを副走査
方向においてほぼ共役とすることにより、ポリゴンミラ
ー4の面倒れ誤差による走査線ズレを低減させることが
できる。
【0016】fθレンズ20は、ポリゴンミラー4側か
ら描画面5側に向けて順に、プラスチック製の第1レン
ズ21と、ガラス製の第2レンズ22とが配列して構成
される。第2レンズ22は、その光軸が走査光学系全体
の光軸Axに対してシリンドリカルレンズ3側にeだけ
平行にシフトするよう偏心して配置されている。
ら描画面5側に向けて順に、プラスチック製の第1レン
ズ21と、ガラス製の第2レンズ22とが配列して構成
される。第2レンズ22は、その光軸が走査光学系全体
の光軸Axに対してシリンドリカルレンズ3側にeだけ
平行にシフトするよう偏心して配置されている。
【0017】光源1からポリゴンミラー4に入射する光
束の中心軸とfθレンズ20の光軸とのなす角度が所定
の値より大きくなると、副走査方向の像面湾曲が主走査
方向に光軸を境として非対称に変化する。第2レンズ2
2を上記のように偏心させることにより、像面湾曲の非
対称性を低減し、副走査方向の像面湾曲のパターンをよ
り対称な形に近付けることができる。
束の中心軸とfθレンズ20の光軸とのなす角度が所定
の値より大きくなると、副走査方向の像面湾曲が主走査
方向に光軸を境として非対称に変化する。第2レンズ2
2を上記のように偏心させることにより、像面湾曲の非
対称性を低減し、副走査方向の像面湾曲のパターンをよ
り対称な形に近付けることができる。
【0018】第1レンズ21のポリゴンミラー4側のレ
ンズ面21aは、主走査面内の非円弧曲線を光軸と直交
し主走査面内に位置する回転軸を中心に回転させた軌跡
として定義される変形トーリック面であり、第1レンズ
21は全体として副走査方向に負のパワーを有する。第
2レンズ22のポリゴンミラー4側の面22aは、副走
査方向にのみ負のパワーを持つシリンドリカル面であ
り、描画面5側の面22bは、主走査、副走査両方向に
正のパワーを持つトーリック面である。第2レンズ22
は、全体として主走査、副走査両方向に正のパワーを有
する。
ンズ面21aは、主走査面内の非円弧曲線を光軸と直交
し主走査面内に位置する回転軸を中心に回転させた軌跡
として定義される変形トーリック面であり、第1レンズ
21は全体として副走査方向に負のパワーを有する。第
2レンズ22のポリゴンミラー4側の面22aは、副走
査方向にのみ負のパワーを持つシリンドリカル面であ
り、描画面5側の面22bは、主走査、副走査両方向に
正のパワーを持つトーリック面である。第2レンズ22
は、全体として主走査、副走査両方向に正のパワーを有
する。
【0019】この構成では、第2レンズ22が主走査、
副走査両方向の主たるパワーを負担すると共に、副走査
方向の像面湾曲を補正する機能を有しており、第1レン
ズ21が主走査方向の像面湾曲を補正する機能と、第2
レンズ22で補正しきれない副走査方向の像面湾曲を補
正する機能とを備えている。
副走査両方向の主たるパワーを負担すると共に、副走査
方向の像面湾曲を補正する機能を有しており、第1レン
ズ21が主走査方向の像面湾曲を補正する機能と、第2
レンズ22で補正しきれない副走査方向の像面湾曲を補
正する機能とを備えている。
【0020】プラスチックレンズは、射出成形により形
成されるため複雑な形状であっても容易に作成すること
ができるが、反面、温度や湿度の変化によるパワーの変
化が比較的大きい。ガラスレンズは、温度等の変化によ
るパワーの変化は極めて少ないが、複雑な形状の加工は
比較的難しい。図1のfθレンズ20は、変形トーリッ
ク面のような複雑な形状の面をプラスチック製の第1レ
ンズ21に持たせると共に、この第1レンズ21にはパ
ワーを殆ど負担させずに専ら収差補正機能を持たせ、ガ
ラス製の第2レンズ22を比較的加工の容易な面により
構成すると共に、この第2レンズ22に専らパワーを負
担させている。これにより、複雑な面形状を容易に加工
できると共に、温度等の変化によるパワーの変化を小さ
く抑えることができる。
成されるため複雑な形状であっても容易に作成すること
ができるが、反面、温度や湿度の変化によるパワーの変
化が比較的大きい。ガラスレンズは、温度等の変化によ
るパワーの変化は極めて少ないが、複雑な形状の加工は
比較的難しい。図1のfθレンズ20は、変形トーリッ
ク面のような複雑な形状の面をプラスチック製の第1レ
ンズ21に持たせると共に、この第1レンズ21にはパ
ワーを殆ど負担させずに専ら収差補正機能を持たせ、ガ
ラス製の第2レンズ22を比較的加工の容易な面により
構成すると共に、この第2レンズ22に専らパワーを負
担させている。これにより、複雑な面形状を容易に加工
できると共に、温度等の変化によるパワーの変化を小さ
く抑えることができる。
【0021】次に、上記のfθレンズ20による像面湾
曲の補正作用について説明する。第2レンズ22のシリ
ンドリカル面22aに入射する光束は、入射角度が大き
いほど副走査方向における負のパワーを大きく受けるた
め、主走査方向の周辺部に向かう光束ほど結像点がfθ
レンズ20から遠ざかる方向にシフトする。ただし、第
2レンズ22による補正作用のみでは、副走査方向の像
面湾曲は図5(B)に示したようなM字状の湾曲として残
存する。
曲の補正作用について説明する。第2レンズ22のシリ
ンドリカル面22aに入射する光束は、入射角度が大き
いほど副走査方向における負のパワーを大きく受けるた
め、主走査方向の周辺部に向かう光束ほど結像点がfθ
レンズ20から遠ざかる方向にシフトする。ただし、第
2レンズ22による補正作用のみでは、副走査方向の像
面湾曲は図5(B)に示したようなM字状の湾曲として残
存する。
【0022】第1レンズ21の変形トーリック面21a
は、この残存する副走査方向の像面湾曲をより小さく抑
える作用を有している。変形トーリック面21aは、図
2に示されるように、太線で示した主走査面内の非円弧
曲線CAを主走査面内に位置して光軸Axと垂直な直線
である回転軸Rx回りに回転させた軌跡として定義され
る。図中、光軸Axの矢印は、光束の進行方向、すなわ
ち描画面6が位置する方向を示している。
は、この残存する副走査方向の像面湾曲をより小さく抑
える作用を有している。変形トーリック面21aは、図
2に示されるように、太線で示した主走査面内の非円弧
曲線CAを主走査面内に位置して光軸Axと垂直な直線
である回転軸Rx回りに回転させた軌跡として定義され
る。図中、光軸Axの矢印は、光束の進行方向、すなわ
ち描画面6が位置する方向を示している。
【0023】非円弧曲線CAは、近軸曲率半径で定義さ
れるベースカーブCBに非球面量を付加することにより
得られる曲線であり、回転軸Rxとの距離が主走査方向
の走査範囲の中心部から中間部に向けて漸増し、中間部
から周辺部に向けて漸減するような湾曲を有する。この
ような湾曲を有する非円弧曲線CAを回転させた軌跡と
して得られる変形トーリック面は、副走査方向において
は、その曲率半径が光軸Axから主走査方向の中間部に
向けて漸増し、中間部から周辺部に向けて漸減する形状
となり、主走査面内においては、中心部ではベースカー
ブCBに規定される凸形状、周辺部では非球面量付加に
よる凹形状を呈する。
れるベースカーブCBに非球面量を付加することにより
得られる曲線であり、回転軸Rxとの距離が主走査方向
の走査範囲の中心部から中間部に向けて漸増し、中間部
から周辺部に向けて漸減するような湾曲を有する。この
ような湾曲を有する非円弧曲線CAを回転させた軌跡と
して得られる変形トーリック面は、副走査方向において
は、その曲率半径が光軸Axから主走査方向の中間部に
向けて漸増し、中間部から周辺部に向けて漸減する形状
となり、主走査面内においては、中心部ではベースカー
ブCBに規定される凸形状、周辺部では非球面量付加に
よる凹形状を呈する。
【0024】変形トーリック面21aが、主走査面に対
して垂直で光軸Ax対して平行な平面となす交線は円弧
であり、この円弧の中心部(光軸上)における曲率半径を
RZC、中心部側の中間部における曲率半径をRZM1、
周辺部側の中間部における曲率半径をRZM2、周辺端の
曲率半径をRZPとしたとき、RZC<RZM1、RZM2>
RZPの関係を満たす。したがって、変形トーリック面
21aは、主走査方向の中心部と周辺部との光束に対し
て副走査方向においてより強い負のパワーを作用させ、
中間部において比較的小さい負のパワーを作用させる。
して垂直で光軸Ax対して平行な平面となす交線は円弧
であり、この円弧の中心部(光軸上)における曲率半径を
RZC、中心部側の中間部における曲率半径をRZM1、
周辺部側の中間部における曲率半径をRZM2、周辺端の
曲率半径をRZPとしたとき、RZC<RZM1、RZM2>
RZPの関係を満たす。したがって、変形トーリック面
21aは、主走査方向の中心部と周辺部との光束に対し
て副走査方向においてより強い負のパワーを作用させ、
中間部において比較的小さい負のパワーを作用させる。
【0025】ここで、第2レンズ22による補正の結果
残存する像面湾曲が図5(B)に示されるような特性を持
つ場合、主走査方向の中心部と周辺部とにおいてfθレ
ンズ側にシフトしている中心部と周辺部との結像点をレ
ンズから遠ざかる方向に大きくシフトさせ、中間部の像
点を同方向に小さくシフトさせる。このシフト量の違い
により、図5(B)に示されるM字状の像面湾曲をより平
坦に補正すことができる。
残存する像面湾曲が図5(B)に示されるような特性を持
つ場合、主走査方向の中心部と周辺部とにおいてfθレ
ンズ側にシフトしている中心部と周辺部との結像点をレ
ンズから遠ざかる方向に大きくシフトさせ、中間部の像
点を同方向に小さくシフトさせる。このシフト量の違い
により、図5(B)に示されるM字状の像面湾曲をより平
坦に補正すことができる。
【0026】また、変形トーリック面21aの主走査方
向の湾曲は、主走査方向の周辺部でレンズに近付く方向
にシフトする主走査方向の像点をレンズから遠ざける作
用を持ち、主走査方向の像面湾曲を同時に補正すること
ができる。
向の湾曲は、主走査方向の周辺部でレンズに近付く方向
にシフトする主走査方向の像点をレンズから遠ざける作
用を持ち、主走査方向の像面湾曲を同時に補正すること
ができる。
【0027】
【実施例】以下、この発明の具体的な数値構成例を2例
説明する。
説明する。
【0028】
【実施例1】図1は、実施例1にかかるfθレンズを適
用した走査光学系を示し、その具体的構成は表1に示さ
れる。表中の記号Ryは主走査方向の曲率半径、Rzは
副走査方向の曲率半径(回転対称面の場合には省略)、d
は面間の光軸上の距離、nはレンズの屈折率である。
用した走査光学系を示し、その具体的構成は表1に示さ
れる。表中の記号Ryは主走査方向の曲率半径、Rzは
副走査方向の曲率半径(回転対称面の場合には省略)、d
は面間の光軸上の距離、nはレンズの屈折率である。
【0029】表中、第1、第2面がシリンドリカルレン
ズ3、第3面がポリゴンミラー4のミラー面、第4、第
5面がfθレンズ20の第1レンズ21、第6、第7面
が第2レンズ22を示す。
ズ3、第3面がポリゴンミラー4のミラー面、第4、第
5面がfθレンズ20の第1レンズ21、第6、第7面
が第2レンズ22を示す。
【0030】実施例1では、第1レンズ21のポリゴン
ミラー側の面21aが上述の変形トーリック面として形
成されている。ここでは、変形トーリック面の軌跡を形
成する主走査面内の非円弧曲線CAを定義することによ
り変形トーリック面の形状を定義する。非円弧曲線CA
は、光軸からの主走査方向の高さがYとなる非円弧曲線
CA上の座標点の非円弧曲線の光軸上での接線からの距
離(サグ量)をX、非円弧曲線の光軸上での曲率(1/r)を
C、円錐係数をK、4次、6次、8次の非円弧係数をA
4,A6,A8として、以下の式で表される。なお、表1
における変形トーリック面の曲率半径は、光軸上の曲率
半径であり、これらの面の円錐係数、非円弧係数は表2
に示される。
ミラー側の面21aが上述の変形トーリック面として形
成されている。ここでは、変形トーリック面の軌跡を形
成する主走査面内の非円弧曲線CAを定義することによ
り変形トーリック面の形状を定義する。非円弧曲線CA
は、光軸からの主走査方向の高さがYとなる非円弧曲線
CA上の座標点の非円弧曲線の光軸上での接線からの距
離(サグ量)をX、非円弧曲線の光軸上での曲率(1/r)を
C、円錐係数をK、4次、6次、8次の非円弧係数をA
4,A6,A8として、以下の式で表される。なお、表1
における変形トーリック面の曲率半径は、光軸上の曲率
半径であり、これらの面の円錐係数、非円弧係数は表2
に示される。
【0031】
【数1】X=CY2/(1+√(1-(1+K)C2Y2))+A4Y4
+A6Y6+A8Y8
+A6Y6+A8Y8
【0032】例えば、第4面(第1レンズ21のポリゴ
ンミラー側の面21a)は、上記の式により定義される
非円弧曲線CAを、この曲線CAと光軸Axとの交点か
ら50mmポリゴンミラー側で光軸と垂直に交差する主
走査面内の回転軸Rxを中心に回転させた軌跡として規
定される。また、第5面(第1レンズ21の描画面側の
面21b)は、副走査方向の負のパワーが主走査方向の
中心部から周辺部に向けて単調に弱くなる面であり、上
記の変形トーリック面の定義と同様に非円弧曲線CA
を、この曲線と光軸Axとの交点から180.6mm描
画面側で光軸と垂直に交差する主走査面内の回転軸Rx
を中心に回転させた軌跡として定義できる。
ンミラー側の面21a)は、上記の式により定義される
非円弧曲線CAを、この曲線CAと光軸Axとの交点か
ら50mmポリゴンミラー側で光軸と垂直に交差する主
走査面内の回転軸Rxを中心に回転させた軌跡として規
定される。また、第5面(第1レンズ21の描画面側の
面21b)は、副走査方向の負のパワーが主走査方向の
中心部から周辺部に向けて単調に弱くなる面であり、上
記の変形トーリック面の定義と同様に非円弧曲線CA
を、この曲線と光軸Axとの交点から180.6mm描
画面側で光軸と垂直に交差する主走査面内の回転軸Rx
を中心に回転させた軌跡として定義できる。
【0033】
【表1】 面番号 Ry Rz d n 1 ∞ 17.880 4.000 1.51072 2 ∞ - 33.500 3 ∞ - 31.500 4 536.100 -50.000 5.460 1.48617 5 -385.760 180.600 2.000 6 ∞ -70.000 14.500 1.51072 7 -95.000 -13.560 131.540
【0034】
【表2】 第4面 第5面 K = 5.200 K =22.00 A4 =-4.540×10-6 A4 =-3.250×10-6 A6 = 1.882×10-9 A6 = 7.220×10-10 A8 =-2.910×10-13 A8 = 0.000
【0035】図3は、実施例1の構成による走査光学系
の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲(M:主走査方向、
S:副走査方向)を示す。各グラフの縦軸は像高(描画面
5での光軸からの主走査方向の距離)、横軸は各収差の
発生量であり、単位は全てmmである。なお、実施例1
における第2レンズ22の偏心量eは1.36mmであ
り、これにより像面も1.00mmマイナス側にシフト
している。図3の各収差図は、シフト後の像面の中心を
原点(主走査方向の中心点)として表示している。
の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲(M:主走査方向、
S:副走査方向)を示す。各グラフの縦軸は像高(描画面
5での光軸からの主走査方向の距離)、横軸は各収差の
発生量であり、単位は全てmmである。なお、実施例1
における第2レンズ22の偏心量eは1.36mmであ
り、これにより像面も1.00mmマイナス側にシフト
している。図3の各収差図は、シフト後の像面の中心を
原点(主走査方向の中心点)として表示している。
【0036】
【実施例2】表3、表4は、実施例2にかかる走査レン
ズを適用した走査光学系の数値構成を示す。面番号とレ
ンズの対応等は実施例1と同一である。実施例2では、
第1レンズ21のポリゴンミラー側の面21a(第4面)
が上述の変形トーリック面として形成されている。第1
レンズ21の描画面側の面21b(第5面)は、前記の式
により定義される非円弧曲線を副走査方向に光軸と垂直
にスライドさせた軌跡として定義される面であり、主走
査方向にのみパワーを持ち、副走査方向にはパワーを持
たない。
ズを適用した走査光学系の数値構成を示す。面番号とレ
ンズの対応等は実施例1と同一である。実施例2では、
第1レンズ21のポリゴンミラー側の面21a(第4面)
が上述の変形トーリック面として形成されている。第1
レンズ21の描画面側の面21b(第5面)は、前記の式
により定義される非円弧曲線を副走査方向に光軸と垂直
にスライドさせた軌跡として定義される面であり、主走
査方向にのみパワーを持ち、副走査方向にはパワーを持
たない。
【0037】
【表3】 面番号 Ry Rz d n 1 ∞ 17.880 4.000 1.51072 2 ∞ - 33.500 3 ∞ - 32.980 4 512.800 -37.130 5.010 1.48617 5 -326.400 ∞ 2.000 6 ∞ -76.900 15.500 1.51072 7 -99.770 -14.000 130.978
【0038】
【表4】 第4面 第5面 K = 8.000 K =16.80 A4 =-4.030×10-6 A4 =-2.920×10-6 A6 = 1.360×10-9 A6 = 4.200×10-10 A8 =-1.940×10-13 A8 = 0.000
【0039】図4は、実施例2の構成による走査光学系
の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲を示す。実施例2にお
ける第2レンズ22の偏心量eは1.32mmであり、
これにより像面も0.97mmマイナス側にシフトして
いる。図4の各収差図は、シフト後の像面の中心を原点
として表示している。
の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲を示す。実施例2にお
ける第2レンズ22の偏心量eは1.32mmであり、
これにより像面も0.97mmマイナス側にシフトして
いる。図4の各収差図は、シフト後の像面の中心を原点
として表示している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、変形トーリック面により主走査、副走査両方向の収
差を補正することができ、少ない面数で収差、特に副走
査方向の像面湾曲を良好に補正することが可能になる。
また、この変形トーリック面は、回転軸を持つ面である
ため、レンズ成形型を旋盤により作成することができ、
加工コストを低く抑えることができる。
ば、変形トーリック面により主走査、副走査両方向の収
差を補正することができ、少ない面数で収差、特に副走
査方向の像面湾曲を良好に補正することが可能になる。
また、この変形トーリック面は、回転軸を持つ面である
ため、レンズ成形型を旋盤により作成することができ、
加工コストを低く抑えることができる。
【図1】 この発明の実施例1にかかる走査レンズを適
用した走査光学系の要部を示すレンズ図であり、(A)が
副走査断面の説明図、(B)が主走査断面の説明図であ
る。
用した走査光学系の要部を示すレンズ図であり、(A)が
副走査断面の説明図、(B)が主走査断面の説明図であ
る。
【図2】 第1レンズの変形トーリック面の形状を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】 実施例1の走査光学系の収差図であり、(A)
が直線性誤差、(B)が像面湾曲を示す。
が直線性誤差、(B)が像面湾曲を示す。
【図4】 実施例2の走査光学系の収差図であり、(A)
が直線性誤差、(B)が像面湾曲を示す。
が直線性誤差、(B)が像面湾曲を示す。
【図5】 従来の走査光学系における副走査方向の像面
湾曲のパターンを示すグラフである。
湾曲のパターンを示すグラフである。
4 ポリゴンミラー 5 描画面 20 fθレンズ 21 第1レンズ 22 第2レンズ
Claims (6)
- 【請求項1】偏向器と走査対象面との間に配置され、光
源から発して前記偏向器の近傍に主走査面内で線状に結
像された光束を、前記偏向器により偏向された後に前記
走査対象面上に結像させる走査レンズにおいて、 少なくとも1つのレンズ面は、主走査面内の非円弧曲線
を、光軸と直交し前記主走査面内に位置する回転軸を中
心に回転させた軌跡として定義される変形トーリック面
であり、前記変形トーリック面は、その副走査方向のパ
ワーが、走査範囲の中心部から中間部に向けて正のパワ
ーを付加する方向に変化し、中間部から周辺部に向けて
負のパワーを付加する方向に変化するよう形成されてい
ることを特徴とする走査レンズ。 - 【請求項2】前記変形トーリック面は、副走査方向の負
のパワーを有し、前記非円弧曲線と前記回転軸との距離
が、主走査方向の走査範囲の中心部から中間部に向けて
漸増し、中間部から周辺部に向けて漸減することを特徴
とする請求項1に記載の走査レンズ。 - 【請求項3】前記偏向器側から順に配置された第1レン
ズと第2レンズとから構成され、前記変形トーリック面
は、前記第1レンズの前記偏向器側の面に形成されてい
ることを特徴とする請求項2に記載の走査レンズ。 - 【請求項4】前記変形トーリック面の主走査面内の形状
は、光軸付近では凸となり、中間部では凹となることを
特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の走査レ
ンズ。 - 【請求項5】偏向器により偏向された光束を走査対象面
上に結像させる走査レンズにおいて、 少なくとも1つのレンズ面が、主走査面内の非円弧曲線
を光軸と直交し前記主走査面内に位置する回転軸を中心
に回転させた軌跡として定義される変形トーリック面で
あることを特徴とする走査レンズ。 - 【請求項6】前記非円弧曲線と前記回転軸との距離が、
主走査方向の走査範囲の中心部から中間部に向けて漸増
し、中間部から周辺部に向けて漸減することを特徴とす
る請求項5に記載の走査レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35289595A JPH09184976A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 走査レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35289595A JPH09184976A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 走査レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09184976A true JPH09184976A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18427191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35289595A Pending JPH09184976A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 走査レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09184976A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215354B1 (en) | 1999-10-05 | 2007-05-08 | Ricoh Company, Ltd. | Scanning optical system, optical scanning device and image forming apparatus |
CN100426048C (zh) * | 2000-05-25 | 2008-10-15 | 佳能株式会社 | 光扫描设备和使用该光扫描设备的成像装置 |
JP2010217456A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
US7876486B2 (en) | 2006-03-08 | 2011-01-25 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning apparatus, optical writing apparatus, and image forming apparatus |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35289595A patent/JPH09184976A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215354B1 (en) | 1999-10-05 | 2007-05-08 | Ricoh Company, Ltd. | Scanning optical system, optical scanning device and image forming apparatus |
CN100426048C (zh) * | 2000-05-25 | 2008-10-15 | 佳能株式会社 | 光扫描设备和使用该光扫描设备的成像装置 |
US7876486B2 (en) | 2006-03-08 | 2011-01-25 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning apparatus, optical writing apparatus, and image forming apparatus |
USRE45918E1 (en) | 2006-03-08 | 2016-03-08 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning apparatus, optical writing apparatus, and image forming apparatus |
JP2010217456A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及び画像形成装置 |
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