JPH0918481A - 交換システムおよび端末登録方法 - Google Patents

交換システムおよび端末登録方法

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JPH0918481A
JPH0918481A JP16581395A JP16581395A JPH0918481A JP H0918481 A JPH0918481 A JP H0918481A JP 16581395 A JP16581395 A JP 16581395A JP 16581395 A JP16581395 A JP 16581395A JP H0918481 A JPH0918481 A JP H0918481A
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wireless
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telephone
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Seikyo Suzuki
靖教 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主装置に登録された無線端末に関する情報を
所定のタイミングで更新することができる交換システム
および端末登録方法を提供する。 【構成】 無線専用電話機3はそれぞれ、その登録手段
に登録された固有の識別番号を、その起動時と、起動後
は一定周期で、主装置1へ送信する。主装置1は、受信し
た識別番号を登録し、その後、登録された識別番号が、
所定時間、再受信されなかった場合は、その識別番号を
削除する。 【効果】 無線端末装置の設置位置が移動して通信が不
能になった場合、通信不能の無線端末装置の識別番号を
消去することにより、常に、自システム下の無線端末装
置に関する正しい情報を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交換システムおよび端末
登録方法に関し、例えば、無線端末との間で交換を行う
交換システムおよび端末登録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信の無線化が急速に進み、様々
な分野で利用されるようになった。電話交換装置(ボタ
ン電話装置を含む)も例外ではなく、交換機能を有する
主装置と専用電話機との間の通信を無線で行うシステム
が提案されてきている。
【0003】無線交換システムの主装置は、同システム
下にある無線端末装置を認識・管理するために、無線端
末装置が起動した際に送信されるその装置固有の識別番
号を受信して、その識別番号を記憶領域に記憶する。以
降、主装置は、記憶した識別番号に対応する無線端末装
置がシステム下にあるものとして識別・管理を行ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した技術
においては、次のような問題点がある。
【0005】主装置と無線端末装置の相互の位置関係に
よっては通信不能な場合が存在する。従って、設置位置
を容易に移動できるような無線端末装置の場合、同装置
を起動したときは通信可能であっても、同装置が移動す
ることによって通信不能になることがある。こうなる
と、該当する無線端末装置に関して主装置が記憶する情
報は無効になってしまう問題がある。
【0006】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、主装置に登録された無線端末に関する情報を
所定のタイミングで更新することができる交換システム
および端末登録方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明は、前記の目的を達成する一手段とし
て、以下の構成を備える。
【0008】本発明にかかる交換システムは、回線を収
容する主装置と、その主装置と無線通信を行う複数の端
末とを備えた交換システムであって、前記端末は、それ
ぞれ固有の識別番号を登録する第一の登録手段を有し、
その第一の登録手段に登録された識別番号を所定のタイ
ミングで前記主装置へ送信し、前記主装置は受信した識
別番号を登録する第二の登録手段を有することを特徴と
する。
【0009】また、本発明にかかる端末登録方法は、回
線を収容する主装置と、その主装置と無線通信を行う複
数の端末とを備えた交換システムの端末登録方法であっ
て、前記端末はそれぞれ、第一の登録手段に登録された
固有の識別番号を所定のタイミングで前記主装置へ送信
し、前記主装置は受信した識別番号を第二の登録手段へ
登録することを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の交換システ
ムを図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
【第1実施例】以下、周波数ホッピング方式によるディ
ジタル無線通信を交換システムに導入する場合について
詳細説明を行う。
【0012】[システムの構成]図1は本発明にかかる
一実施例の交換システム(以下「本システム」という)
の概要を示す図で、101は交換機能および無線接続機能
を有する交換機で、公衆回線102を収容する。なお、交
換機101が収容する回線は、公衆回線に限らず、専用回
線やISDNなどのディジタル回線でもよいことは言うまで
もない。
【0013】103はそれぞれ無線端末装置(無線専用電
話機103-A,103-B)で、交換機101との間で制御データお
よび音声データの通信を行う。104はそれぞれ無線端末
装置(データ端末104-A,104-B,104-C)で、交換機101と
の間で制御データおよびディジタルデータの通信を行
う。
【0014】[主装置の構成]図2は交換機101およびそ
の周辺の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0015】同図において、1は主装置で、複数の外線
と複数の端末を収容し、これらの間で呼の交換を行う交
換機101の主要部である。2は無線伝送路の確立を行う接
続装置で、無線端末装置をシステムに収容可能とするた
めに、主装置1の制御を受けて無線により無線端末の制
御を行う。
【0016】3は無線専用電話機で、接続装置2を介して
主装置1に収容された外線と通話を行うとともに、相互
に内線通話を行うためのものである。4はコンピュータ
などのデータ端末装置で、無線接続やフレーム処理を行
うための、無線専用電話機3と同様の構成を有する無線
アダプタ5を介して、接続装置2との間で、任意量のデー
タをバースト的に送受信する機能を有する。9はファク
シミリ装置(FAX)で、無線アダプタ5を介して、接続装置
2との間で、ファクシミリデータを送受信する。
【0017】また、6は主装置1に収容する外線網の一つ
であるPSTN(既存公衆網)、7はPSTN6からの外線である
PSTN回線、8は主装置1に収容する端末の一つであるSLT
(単独電話機)である。
【0018】次に、主装置1の内部構成について説明す
る。
【0019】201は主装置1の中枢であるCPUで、交換制
御を含む主装置1全体の制御を司る。202はCPU201の制御
プログラムが格納されたROMである。203はRAMで、CPU20
1が制御を行うための各種データを記憶するとともに、
各種演算用のワークエリアを提供する。
【0020】また、204はCPU201の制御下で呼の交換
(時分割交換)を司る通話路部である。205はPSTN回線I
/Fで、CPU201の制御下でPSTN回線7を収容するための着
信検出,選択信号送信,直流ループ閉結などPSTN回線制
御を行う。206はSLT I/Fで、CPU201の制御下でSLT8を収
容する可能とするための給電,ループ検出,選択信号受
信,呼出信号送出などを行う。
【0021】207は電話機部で、送受話器,ダイヤルキ
ー,通話回路,表示器などを有し、通電時はCPU201の制
御下で内線無線専用電話機として機能し、停電時はSLT
として通話のみを行う。208はトーン送出回路で、PB信
号,発信音,着信音など各種トーンを送出する。209は
接続装置I/Fで、CPU201の制御の下、接続装置2を収容す
るために、接続装置2との間で通話信号,制御信号を送
受する。
【0022】[接続装置の構成]図3は接続装置2の構成
例を示すブロック図である。
【0023】同図において、301はCPUで、接続装置2の
中枢であり、通話チャネル制御,無線部制御を含め接続
装置2全体の制御を司る。302はCPU301の制御プログラム
が格納されたROM、303は本システムの呼出符号(システ
ムID)を記憶するEEPROMである。304はRAMで、CPU301が
制御を行うための各種データを記憶するとともに、各種
演算用のワークエリアを提供する。
【0024】また、305は主装置I/Fで、CPU301の制御の
下、主装置1の接続装置I/F209と通話信号,制御信号を
送受する。306はPCM/ADPCM変換部で、CPU301の制御の
下、主装置1から受信したPCM符号化された通話信号をAD
PCM符号に変換して後述するチャネルコーデック307へ送
信するとともに、チャネルコーデック307から受信したA
DPCM符号化された通話信号をPCM符号に変換して主装置1
に送信する。
【0025】307はチャネルコーデックで、CPU301の制
御の下、ADPCM符号化された通話信号および制御信号
に、スクランブルなどの処理を行うとともに、所定のフ
レームに時分割多重化する。308は無線部で、CPU301の
制御の下、チャネルコーデック307から受信したフレー
ム化されたディジタル信号を変調し、無線で送信できる
ように処理してアンテナへ送るとともに、アンテナによ
って無線受信した信号を復調し、フレーム化したディジ
タル信号に処理する。
【0026】[無線専用電話機の構成]図4は無線専用
電話機3の構成例を示すブロック図である。
【0027】同図において、401はCPUで、無線専用電話
機3の中枢であり、無線部制御,通話制御を含む無線専
用電話機3全体の制御を司る。402はCPU401の制御プログ
ラムが格納されたROM、403は本システムの呼出符号(シ
ステムID)および無線専用電話機の識別番号(サブID)
を記憶するEEPROMである。404はRAMで、CPU401が制御を
行うための各種データを記憶するとともに、各種演算用
のワークエリアを提供する。
【0028】また、405は通話路部で、CPU401の制御の
下、後述する送受話器409,スピーカ411との間で通話信
号の入出力を行う通話回路である。406はADPCMコーデッ
クで、CPU401の制御の下、通話路部405から受信したア
ナログ音声信号をADPCM符号に変換して後述するチャネ
ルコーデック407に送信するとともに、チャネルコーデ
ック407から受信したADPCM符号化された通話信号をアナ
ログ音声信号に変換して通話路部405に送信する。
【0029】407はチャネルコーデックで、CPU401の制
御の下、ADPCM符号化された通話信号および制御信号
に、スクランブルなどの処理を行うとともに、所定のフ
レームに時分割多重化する。408は無線部で、CPU401の
制御の下、チャネルコーデック407から受信したフレー
ム化されたディジタル信号を変調し、無線で送信できる
ように処理してアンテナへ送るとともに、アンテナによ
って無線受信した信号を復調し、フレーム化したディジ
タル信号に処理する。
【0030】409は通話するために音声信号を入出力す
る送受話器、410は音声信号を集音入力するマイク、411
は音声信号を拡声出力するスピーカである。412はキー
マトリックスで、ダイヤル番号などを入力するダイヤル
キーや、外線キー,保留キー,スピーカなどの機能キー
を備えている。413は表示部で、キーマトリクス412によ
って入力されたダイヤル番号や外線の使用状況を表示す
る。
【0031】[無線フレーム]図5A〜図5Fは本システム
が使用する無線フレームの構成例を示す図である。本シ
ステムは「主装置-無線専用電話機間通信フレーム(以
下「PCF」と略す)」と「無線専用電話機間通信フレー
ム(以下「PPF」と略す)」の二つの異なるフレームを
用いる。以下、それぞれのフレームの内部データについ
て詳細に説明する。
【0032】図5AはPCFを示す図で、FSYNは同期信号、L
CCH-Tは主装置1から無線専用電話機3ヘ送られる論理制
御チャネル、LCCH-Rは無線専用電話機3から主装置1へ送
られる論理制御チャネル、T1〜T4はそれぞれ、四台の異
なる無線専用電話機3へ送る音声チャネル、R1〜R4はそ
れぞれ、四台の異なる無線専用電話機3から送られてく
る音声チャネル、GTはガードタイムを表す。また、図5A
において、F1,F3で示すのは、このフレームを無線伝送
する際に使用する周波数チャネルのことであり、1フレ
ーム送信する毎に、周波数チャネルを変更することを示
している。
【0033】図5BはPPFを示す図で、FSYNは同期信号、L
CCH-Tは主装置1から無線専用電話機3へ送られる論理制
御チャネル、LCCH-Rは無線専用電話機3から主装置1へ送
られる論理制御チャネル、T1〜T3はそれぞれ、三台の異
なる無線専用電話機3へ送る音声チャネル、R1〜R3はそ
れぞれ、三台の異なる無線専用電話機3から送られてく
る音声チャネル、GTはガードタイム、RVはリザーブビッ
トを表す。また、図5Bにおいて、F1,F3,F5,F7で示すの
は、このフレームを無線伝送する際に使用する周波数チ
ャネルのことであり、PCFと異なり、F1で主装置1から論
理制御情報LCCH-Tを受取った後、周波数チャネルを無線
専用電話機間通信用に確保されたF5に切替え、無線専用
電話機間通信を行う。その後、周波数チャネルをF3に切
替えて、主装置1から論理制御情報LCCH-Tを受取り、周
波数チャネルを無線専用電話機間通信用に確保されたF7
に切替えるという手順を、無線専用電話機間通信が終了
するまで繰返す。
【0034】図5CはFSYNフレームを示す図で、PR0は財
団法人電波システム開発センター(以下「RCR」と略
す)によって規定される周波数同期捕捉のための62ビッ
トのプリアンブル、SYNはRCRによって規定される31ビッ
トのフレーム同期信号、IDはRCRによって規定される63
ビットの呼出信号、FIはPCF,PPFを区別するための2ビッ
トのチャネル種別信号、TSはタイムスロット情報、NFR
は次のフレームの周波数情報を示す。また、図に示す数
値は本実施例におけるビット数を示している。
【0035】図5Dは音声チャネルのフレームを示す図
で、T1〜T4とR1〜R3の構成は共通であるので、送信用音
声チャネルをまとめてTnと表示し、受信用音声チャネル
をまとめてRnと表示する。また、TnとRnの構成も共通で
ある。同図において、Rは前のフレームが終了したこと
や、他の無線装置が電波を出していないか、を確認する
ためのキャリアセンス時間、PR1は各スロット用プリア
ンブル、UWはサブIDを含むユニークワード、Dは3.2kbps
のDチャネル情報、Bは32kbpsのBチャネル情報、GTはガ
ードタイムを表す。また、図に示す数値は本実施例にお
けるビット数を示している。
【0036】図5Eは論理制御チャネルLCCH-Tのフレーム
構成を示す図で、LCCH-Tは主装置1から無線専用電話機3
へ送られる論理制御チャネルである。同図において、UW
はサブIDを含むユニークワード、LCCHは論理制御情報、
GTはガードタイムを表す。LCCH-Tは、FSYN送出後、続け
て送られるので、プリアンブルなどは付加されていな
い。
【0037】図5Fは論理制御チャネルLCCH-Rのフレーム
構成を示す図で、LCCH-Rは無線専用電話機3から主装置1
へ送られる論理制御チャネルである。同図において、R
はn前のフレームが終了したことや、他の無線装置が電
波を出していないか、を確認するためのキャリアセンス
の時間、PR1は各スロット用プリアンブル、UWはサブID
を含むユニークワード、LCCHは論理制御情報、GTはガー
ドタイムを表す。
【0038】[周波数ホッピングパターン]図6は本シ
ステムが使用する周波数ホッピングの概念図である。
【0039】本システムは、例えば、日本において使用
が認められている26MHz帯域を利用して、1MHz幅の26個
の周波数チャネルを使用する。妨害電波やノイズなどに
より使用できない周波数がある場合を考慮して、26個の
チャネルの中から20個の周波数チャネルを選択し、選択
した周波数チャネルを所定の順番で移動して、周波数ホ
ッピングを行う。本システムは、1フレームが5msの長さ
をもち、1フレーム毎に周波数チャネルをホッピングす
る。そのため、一つのホッピングパターンの一周期は10
0msである。
【0040】図6には異なるホッピングパターンを異な
る模様で示したが、このように、PCF,PPFの各フレーム
が、同じタイミングで同じ周波数を使用することがない
ように、ホッピングパターンを設定することにより、互
いに混信してデータ誤りが発生すること防ぐことができ
る。
【0041】[詳細動作の説明] (1)基本動作手順 本システムにおいては、通話チャネルを使用する前に、
フレーム内に時分割多重化されている論理制御チャネル
(LCCH-TおよびLCCH-R)を用いて、使用するスロットと
ホッピングパターンを決定することが特徴になってい
る。さらに、各無線専用電話機3に間欠受信を行わせて
節電(バッテリセービング)を可能にするために、各無
線専用電話機3は予め割当てられた周波数で伝送する論
理制御チャネルのみにおいて、送受信を行うように設計
されている。
【0042】ただし、無線専用電話機3は、その電源立
上げ直後はホッピングパターンを認識していないので、
任意の周波数で待機し、その周波数でフレームを受信す
る。一つ目のフレームを受信すると、その中から次のフ
レームの送信周波数情報を読取り、以降、これを繰返し
て周波数ホッピングを開始することになる。なお、複数
の接続装置2が使用されている場合は、一回目にフレー
ムを受信することのできた接続装置2の使用するホッピ
ングパターンに追従することになる。
【0043】また、電源立上げ直後は、どの無線専用電
話機3がどの周波数に割当てられるかが定まっていな
い。そこで、電源立上げ時には、設定モードにおいて、
各端末の識別番号(サブID)の登録、論理制御チャネル
周波数の割当てを行う。
【0044】論理制御チャネルが割当てられると、各無
線専用電話機3は間欠受信状態になり、自端末宛の論理
制御データのみを受信する。また、通常は、割当てられ
た周波数のLCCH-Rを使用して、常に、自機のサブIDを主
装置1宛に送信し、さらに、無線専用電話機3から送信す
るデータが発生した場合は、LCCH-Rを使用してデータを
主装置1へ送信する。
【0045】通話スロットを用いた通信の開始を希望す
る場合は、論理制御チャネルを用いて主装置1にその旨
を通知し、スロットとホッピングパターンの割当てを受
けなければならない。それらが割当てられた後、通話や
パターン伝送を行うことが可能になる。
【0046】以下、いくつかの場合について、その詳細
動作を説明する。
【0047】(2)主装置1および無線専用電話機3の電源
投入時の動作(設定モード) 設定モードとは、無線専用電話機3のサブIDの登録や、
使用する論理制御チャネルの周波数設定などを行うモー
ドであり、図7は設定モードを説明する動作シーケンス
図、図8は主装置1の電源投入時の動作フローチャート、
図9は無線専用電話機3の電源投入時の動作フローチャー
トである。
【0048】●主装置1の電源投入時の動作 まず、主装置1本体の電源スイッチをオンすると、主装
置1は、図8に示すステップS2201で初期設定を行い、ス
テップS2202で無線通信で使用する周波数ホッピングの
ホッピングパターンを決定し、ステップS2203で決定し
たホッピングパターン(の次の単位時間にホッピングす
る周波数)および本システムのシステムIDを付加したPC
Fフレームを無線専用電話機3宛に送信する。ここで、図
5Cに示したPCFフレームのID部にはシステムIDを、NFR部
にはホッピングパターンにおいて次の単位時間にホッピ
ングする周波数情報を含め、また、図5Eに示したLCCH部
には無線専用電話機3との間の制御情報の通信において
使用可能な空制御チャネルの情報を含める。
【0049】次に、主装置1は、ステップS2204で、無線
専用電話機3からシステムIDおよびその無線専用電話機3
のサブIDなど、位置登録のための情報を受信するのを待
ち、これらを受信するとステップS2205で、受信したサ
ブIDをRAM203に記憶し、その無線専用電話機3宛の無線
通信制御情報を伝送する制御チャネルを決定し、ステッ
プS2206で決定した制御チャネルをその無線専用電話機3
へ通知する(図7のステップS2103)。
【0050】●無線専用電話機3の電源投入時の動作 まず、無線専用電話機3本体の電源スイッチをオンする
と設定モードになり、無線専用電話機3は、図9に示すス
テップS2301で初期設定を行い、ステップS2302でキーマ
トリクス412から入力されたサブIDをEEPROM403に記憶す
る。
【0051】次に、ステップS2303で、主装置1からPCF
フレームを受信するために、任意の周波数で受信状態に
移り、ステップS2304で主装置1からのPCFフレームを受
信するのを待つ。PCFフレームを受信するとステップS23
05で、PCFフレーム中のID部からシステムIDを認識し記
憶するとともに、LCCH部から空チャネル情報(無線専用
電話機3から主装置1ヘPCFフレームを送信する周波数)
を取得する。
【0052】さらに、PCFフレーム中のNFR部から次の単
位時間にホッピングする周波数を取得し、受信周波数を
その周波数へ移動し、次のPCFフレームを待つ動作を繰
返して、周波数のホッピングパターンを認識して記憶す
る(ステップS2306)。
【0053】ホッピングパターンおよびシステムIDが判
明すると、無線専用電話機3は、ステップS2307で、LCCH
部から取得した空き制御チャネルにおいて、システムID
および自機のサブID情報を付加したフレームを主装置1
宛に送信する(図7のステップS2102)。
【0054】この後、主装置1から制御用周波数チャネ
ル指定の情報を受取ると、ステップS2308で指定された
制御チャネルにおいて間欠受信を開始し、設定モードか
ら通常モードへ移行する。
【0055】(3)主装置1および無線専用電話機3の通常
モード動作 ●無通信時 先述したように、無線専用電話機3は、通常モードにお
いては、予め主装置1によって割当てられた制御用の周
波数チャネルで待機し、定期的に送られてくる主装置1
からのLCCH-Tを受信している。このとき、主装置1から
送られてくるLCCHには、外線着信の有無や、無線専用電
話機側における発呼要求の有無確認といった情報が含ま
れている。
【0056】無線専用電話機3は受信フレーム処理部で
取出したLCCHをCPU401へ送り、その後、CPU401から指示
された主装置1へ送信すべきLCCHを、同じフレーム内のL
CCH-Rにより主装置1へ送信する。
【0057】無線専用電話機3は発呼などの要求がない
場合でも、常に、LCCH-Rにより自機のサブIDを送信して
いる。このように無線専用電話機3は、発呼または着呼
が生じるまで、以上の手順を繰返す。
【0058】無通信時の基本的な動作は上述したとおり
であるが、無線専用電話機3が移動し、その結果、主装
置1からのLCCHを受信することが困難になった場合は、
最後にLCCHを受信した時刻から予め設定されたタイムア
ウト時間が経過するのを待ち、その時刻(タイムアウト
時刻)になっても、なお主装置1からのLCCHを受信でき
ない場合は、その旨を無線専用電話機3の表示部413へ表
示する。この場合、再び、この無線専用電話機3を使用
するには、再度、電源オンからの手順を施行する必要が
ある。
【0059】一方、主装置1側では、無線専用電話機3か
らのLCCHを受信し、本システム内に無線専用電話機3が
存在していることを監視している。無線専用電話機3か
らのLCCHを受信することが困難になった場合は、無線専
用電話機(103)の場合と同様に、タイムアウト時刻に至
ると、その無線専用電話機3に関する発呼・着呼などの
管理を中止して、解放された記憶領域および論理制御チ
ャネルを、新たに登録を希望する無線専用電話機3に割
当てる。
【0060】●通信時 次に、無線専用電話機3の一つが発呼する場合を例とし
て、通信時の動作を説明する。無線専用電話機3は、無
通信周波数チャネルF1により主装置1との間でLCCHをや
り取りしているものとする。無線専用電話機3は、発呼
が生じるまで、上述した無通信時の手順で、周波数チャ
ネルF1で主装置1からのLCCHを傍受している。無線専用
電話機3は、発呼が生じると、上述した無通信時の手順
で、LCCH-Rに発呼要求を含めて主装置1へ送り、100ms後
に、周波数チャネルF1により主装置1から送られてくるL
CCHによって、通信可能か否かを判断する。そして、発
呼要求後、主装置1から送られるLCCHの内容が、すべて
の回線が使用中で接続できないことを示していたら、話
中であることを使用者に知らせる。
【0061】また、発呼要求後、主装置1から送られて
くるLCCHの内容が接続可能であることを示している場合
は、同じLCCH-Tにおいて通話に使用する音声チャネルの
時間スロットが指定される。例えば、‘1’が指示され
ていたとすると、T1とR1を使用して通信することを表
す。以降、FSYNフレーム内のTSとNFRで指定された周波
数ホッピングパターンを用いて、周波数チャネルを切替
えながら通信を行う。主装置1と接続した後の制御情報
のやり取りは、TnおよびRnフレーム内のDチャネル情報
によって行う。
【0062】無線専用電話機3の間における通信の場合
は、無線専用電話機間の制御情報はDチャネル情報を用
いる。通信終了後、各無線専用電話機3が指定されてい
る周波数チャネルのLCCH-Rにより、無線専用電話機3の
間の通信が終了したことを、無線専用電話機3から主装
置1へ通知する。例えば、前記の場合ならば、周波数チ
ャネルF1において主装置1との間で制御情報をやり取り
する際に、無線専用電話機3の間の通信が終了したこと
を通知する。
【0063】以上説明したように、本実施例によれば、
無線端末装置はそれぞれ、その起動時と、起動後は一定
の周期で、主装置に対して固有の識別番号を送信し、主
装置は、受信した識別番号を基に自システム内に存在す
る無線端末装置を管理することができる。従って、主装
置は、一定周期で、自システム内の無線端末装置に関す
る情報を更新することができ、無線端末装置の設置位置
が移動して通信が不能になった場合、通信不能の無線端
末装置の管理情報を消去することにより、常に、自シス
テム下の無線端末装置に関する正しい情報を維持するこ
とができる。
【0064】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の交換シ
ステムを説明する。なお、第2実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0065】第1実施例では、無線端末として専用の無
線電話機3を想定した例を説明したが、勿論、無線端末
としてはこれに限らず、任意量のデータをバースト的に
送受信する機能を有するデータ端末装置4やファクシミ
リ装置9であってもよい。なお、以下では、データ端末
装置4またはファクシミリ装置9などと無線アダプタ5を
組合わせたものをデータ通信端末と呼ぶ。
【0066】図10は本システムに収容可能なデータ端末
装置4に接続される無線アダプタ5の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0067】同図において、501はデータ端末、502は無
線アダプタであり、両者は通信ケーブルまたは内部バス
を介して接続されている。
【0068】503は無線部である。504は主制御部で、CP
Uや、割込制御,DMA制御などを行う周辺デバイス、シス
テムクロック用の発振器などから構成され、無線アダプ
タ502の各ブロックを制御する。505は通信インタフェイ
ス部で、データ端末501が標準で装備する通信I/F、例え
ばRS232C,RS422,SCSI,GPIB,セントロニクス,LANな
どのI/Fや、コンピュータの内部バス、PCMCIA I/Fなど
に該当する。507は端末制御部で、通信インタフェイス
部506を介して、データ端末501と無線アダプタ502の間
でデータ通信を行う際に必要になる各種の通信制御を司
る。
【0069】また、508はフレーム処理,無線制御を行
うチャネルコーデックで、ここでフレームに組立てられ
たデータは、無線部503を介して、主装置1や対向端末に
伝送される。509は誤り訂正処理部で、無線通信により
発生するビット誤りを低減するために用いる。510はタ
イマで、無線アダプタ502内部の各ブロックが使用する
タイミング信号を提供する。
【0070】図11はPSTN6へデータ伝送を行う場合に必
要になるMODEM(モデム)を内蔵した無線アダプタ5の構
成例を示すブロック図である。
【0071】同図において、511はデータを音声帯域信
号に変調するモデム、512はモデムで変調された信号を
符号化するADPCMコーデックである。ADPCM符号化された
データは、チャネルコーデック508によりフレームに組
立てられて、無線部503を介して主装置1へ伝送される。
【0072】主装置1とデータ通信端末との制御手順
は、基本的に、第1実施例で説明した無線専用電話機3の
場合と同じであるが、交換システム内のデータ通信端末
間におけるデータ送受には専用の「バーストデータフレ
ーム(以下「BDF」と略す)」を用いる。
【0073】図12はBDFを示す図で、FSYNは同期信号、L
CCH-Tは主装置1からデータ通信端末へ送られる論理制御
チャネル、LCCH-Rはデータ通信端末から主装置1へ送ら
れる論理制御チャネル、Rは前のフレームが終了したこ
とや、他の無線装置が電波を出していないかを確認する
ためのキャリアセンス時間、PR1はプリアンブル、DATA
はバーストデータを収容するデータ用スロット、GTはガ
ードタイムを表す。
【0074】また、同図において、F1,F3,F5,F7で示す
のは、このフレームを無線で伝送する際に使用する周波
数チャネルのことで、PCFとは異なり、F1で主装置1から
論理制御情報を受取った後、バーストデータ通信用に確
保された周波数チャネルF5に切替え、データ通信端末間
での通信を行う。その後、周波数チャネルをF3に切替え
て、主装置1から論理制御情報を受取り、バーストデー
タ通信用に確保された周波数チャネルF7に切替えるとい
う手順を、バーストデータ通信が終了するまで繰返す。
【0075】以上説明したように、本実施例によれば、
無線端末が、無線専用電話機だけでなく、データ端末装
置やファクシミリ装置などと無線アダプタを組合わせた
データ通信端末であっても、第1実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0076】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ,インタフェイス,プリンタ,リーダ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)からなる
装置に適用してもよい。
【0077】また、本発明を達成するソフトウェアのプ
ログラムを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置
に供給し、そのシステムあるいは装置が記憶媒体に格納
されたプログラムを読出し実行することによって、本発
明が達成される場合にも適用できることは言うまでもな
い。プログラムを供給するための記憶媒体としては、例
えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディス
ク,光磁気ディスク,CD-ROM,磁気テープ,不揮発性の
メモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主装置に登録された無線端末に関する情報を所定のタイ
ミングで更新する交換システムおよび端末登録方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の交換システムの概要
を示す図、
【図2】図1に示す交換機およびその周辺の詳細な構成
例を示すブロック図、
【図3】図2に示す接続装置の構成例を示すブロック
図、
【図4】図2に示す無線専用電話機の構成例を示すブロ
ック図、
【図5A】本システムが使用する無線フレームの構成例
を示す図、
【図5B】本システムが使用する無線フレームの構成例
を示す図、
【図5C】本システムが使用する無線フレームの構成例
を示す図、
【図5D】本システムが使用する無線フレームの構成例
を示す図、
【図5E】本システムが使用する無線フレームの構成例
を示す図、
【図5F】本システムが使用する無線フレームの構成例
を示す図、
【図6】本システムが使用する周波数ホッピングの概念
図、
【図7】設定モードを説明する動作シーケンス図、
【図8】主装置の電源投入時の動作フローチャート、
【図9】無線専用電話機の電源投入時の動作フローチャ
ート、
【図10】本発明にかかる第2実施例の交換システムに
収容可能なデータ端末装置に接続される無線アダプタの
構成例を示すブロック図、
【図11】MODEMを内蔵した無線アダプタの構成例を示
すブロック図、
【図12】バーストデータフレームの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 主装置 2 接続装置 3 無線専用電話機 4 データ端末装置 5 無線アダプタ 6 PSTN(既存公衆網) 7 PSTN回線 8 SLT(単独電話機) 9 ファクシミリ装置(FAX)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を収容する主装置と、その主装置と
    無線通信を行う複数の端末とを備えた交換システムであ
    って、 前記端末は、それぞれ固有の識別番号を登録する第一の
    登録手段を有し、その第一の登録手段に登録された識別
    番号を所定のタイミングで前記主装置へ送信し、 前記主装置は受信した識別番号を登録する第二の登録手
    段を有することを特徴とする交換システム。
  2. 【請求項2】 前記端末は、その動作開始において前記
    識別番号を送信した後、所定の周期で前記識別番号の送
    信を繰返すことを特徴とする請求項1に記載された交換
    システム。
  3. 【請求項3】 前記主装置は、前記第二の登録手段に登
    録された識別番号が、所定時間、再受信されなかった場
    合は、その識別番号を第二の登録手段から削除すること
    を特徴とする請求項2に記載された交換システム。
  4. 【請求項4】 前記端末は、受信した前記主装置の識別
    番号とともに、前記登録手段に登録された識別番号を送
    信することを特徴とする請求項1に記載された交換シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記無線通信は周波数ホッピング方式を
    使用することを特徴とする請求項1に記載された交換シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 回線を収容する主装置と、その主装置と
    無線通信を行う複数の端末とを備えた交換システムの端
    末登録方法であって、 前記端末はそれぞれ、第一の登録手段に登録された固有
    の識別番号を所定のタイミングで前記主装置へ送信し、 前記主装置は受信した識別番号を第二の登録手段へ登録
    することを特徴とする端末登録方法。
JP16581395A 1995-06-30 1995-06-30 交換システムおよび端末登録方法 Withdrawn JPH0918481A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171258A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nec Corp ネットワーク管理システム、ネットワーク管理装置、装置管理方法及び装置管理制御プログラム

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