JPH09184799A - フィルター付き検出器 - Google Patents

フィルター付き検出器

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JPH09184799A
JPH09184799A JP34387195A JP34387195A JPH09184799A JP H09184799 A JPH09184799 A JP H09184799A JP 34387195 A JP34387195 A JP 34387195A JP 34387195 A JP34387195 A JP 34387195A JP H09184799 A JPH09184799 A JP H09184799A
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JP
Japan
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filter
detection space
detector
clogging
room
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Application number
JP34387195A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Ito
光良 伊藤
Makoto Oizumi
誠 大泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secom Co Ltd
Original Assignee
Secom Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルターの目詰まりを早期に発見する。 【解決手段】 フィルター121を通過する外部からの
空気に混入する異成分を検出するフィルター付き検出器
1に、前記異成分を検出する検出部122と前記フィル
ター121との間の検出空間123内の気圧と、貫通孔
20を介して得る外部の気圧との圧力差を検出する差圧
検出部13とを備え、前記差圧検出部13が前記圧力差
を検出すると警報出力が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、虫、埃、油等が内
部へ侵入するのを防ぐフィルタを有する検出器に関し、
特にフィルターの目詰まりを早期に発見できるフィルタ
ー付き検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内に設置されるガス検出器、煙
検出器などが種々実用化されている。ここでは、ガス検
出器を例に従来の技術を説明する。ガス検出器は、ガス
を検出する検出部に室内空気を導き、その空気中の異成
分のガス(例えば、一酸化炭素)の存在を検出してい
る。そして、ガスを検出すると警報ブザーなどを鳴動さ
せ、周囲の人にガス漏れを報知している。
【0003】従来のガス検出器では、虫、埃、油などが
検出部に付着しないように、又は物がぶつかって検出部
が壊れるのを防ぐために、室内の空気を検出部に導く経
路中にフィルターを設けている。ガス検出器を長期間に
わたって設置していると、室内の虫、埃、油などがフィ
ルターに付着し、フィルターが目詰まりする。フィルタ
ーが完全に目詰まりすると、室内の空気が検出部に到達
できないので、ガス漏れが発生していてもガスを検出で
きない場合が発生するおそれがある。
【0004】これを防ぐため、定期的にフィルターを掃
除し埃等を除去していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィルター付き検出器では、定期的に掃除を行う必要が
あるので、定期的な掃除はその期間管理をしなければな
らず、管理が煩雑になるという問題がある。また、設置
場所や季節によっては、埃等の付着の進行が早く、定期
的な掃除を行う前にフィルターが塞がれてしまうという
問題もあった。その結果、ガス漏れが発生していても、
ガスを検出できない事態が発生するおそれがあった。
【0006】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、フィルターが目詰まりにより塞がれるのを早期に検
出することができるフィルター付き検出器を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有するフィルター付き検出
器を提供する。すなわち、フィルターを通過する外部か
らの空気に混入する異成分を検出するフィルター付き検
出器に、前記異成分を検出する検出部と前記フィルター
との間の検出空間内の気圧と、貫通孔を介して得る外部
の気圧との圧力差を検出する差圧検出部とが設けられ、
前記差圧検出部が前記圧力差を検出すると警報報知を行
う。
【0008】前記貫通孔に、前記フィルターの目よりも
細かい別のフィルターを設け、フィルターが完全に目詰
まりする前に、目詰まり予告警報を発することが可能と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るフィ
ルター付きのガス検出器の構造例を示す図である。本図
(a)の側面図及び(b)の正面図に示すように、フィ
ルター付きガス検出器1は、室内に設置され、ケース1
1内にセンサーセル12、差圧センサー13、回路基盤
14、ブザー17が格納されている。
【0010】センサーセル12は、フィルター121、
一酸化炭素センサー122(以下、COセンサーとい
う。)フィルター121とCOセンサー122との間に
検出空間123が設けられる。室内の空気は、フィルタ
ー121を通って、検出空間123に導かれる。そし
て、COセンサー122にてCOガスの有無を検出して
いる。
【0011】さらに、差圧センサー13と検出空間12
3とをシリコンチューブ15にて接続している。また、
差圧センサー13と室内とを貫通孔20を介してシリコ
ンチューブ16にて接続している。そして、差圧センサ
ー13は、検出空間123の気圧と室内の気圧との差を
検出する。回路基盤14は、COセンサー122、差圧
センサー13が出力する信号を処理し、ブザー17の鳴
動/停止や外部への警報出力などを行うCPU、抵抗、
コンデンサ、電源などで形成されるものである。
【0012】次に、このように構成されたフィルター付
きガス検出器1の動作を説明する。フィルター付きガス
検出器1には、室内の空気がフィルター121から検出
空間123に導かれている。そして、検出空間123内
の空気に一酸化炭素(CO)が存在するか否かをCOセ
ンサー122が監視している。図2は、COセンサー1
22の原理を説明する図である。本図に示すように、C
Oセンサー122は、ホルダ122Aにガス透過膜12
2B、作用電極122C、対電極122D、及び電解液
122Eを有しこれらが密閉された構造である。作用電
極122Cには、定電圧回路122Fにより一定の電位
が与えられている。
【0013】一酸化炭素を含むガスが、ガス透過膜12
2B中を拡散して作用電極122Cに達すると酸化反応
が起き、対電極122Dでは還元反応が起きる。このと
き、対電極122Dから抵抗Rを介して作用電極122
Cへ一酸化炭素の量に比例した電流が流れる。なお、還
元反応に必要な酸素は、周囲から供給される。COセン
サー122からこの増幅された電流を回路基盤14に出
力する。そして、回路基盤14にて、この入力電流量が
所定値を越えると、一酸化炭素があると判断し、ブザー
17を鳴動させるとともに、図示しない警報装置に出力
する。
【0014】図3は、差圧センサー13の検出原理を説
明する図である。本図に示すように、差圧センサー13
は、ダイアフラム131、上部電極132、及び下部電
極133を有する。シリコンチューブ15は、検出空間
123とつながっており、検出空間123の気圧がダイ
アフラム131にかかっている。一方、シリコンチュー
ブ16は、貫通孔20を介してフィルター付きガス検出
器1の外部とつながっており、室内の気圧がダイアフラ
ム131にかかっている。ダイアフラム131は、検出
空間123と室内の気圧がほぼ等しいと均衡がとられ、
上部電極132とダイアフラム131間の静電容量と、
下部電極133とダイアフラム131間の静電容量との
比が1:1になっている。また、ダイアフラム131
は、検出空間123と室内との気圧差が生じると、上部
電極132側又は下部電極133側に振れるので、静電
容量の比が1:1とならず、検出空間123と室内との
気圧差の発生を検出する。
【0015】なお、この静電容量の比は、リード線13
4を介して回路基盤14にて監視している。このように
構成されたフィルター付きガス検出器1の動作を述べ
る。フィルター付きガス検出器1は、室内に設置されて
いる。そして、室内の空気をフィルター121を介して
検出空間123に導き、一酸化炭素の発生を常に監視し
ている。
【0016】一酸化炭素が発生すると、空気と同様にフ
ィルター121を介して検出空間123に一酸化炭素が
入る。COセンサー122は、前述したように一酸化炭
素を検出すると、回路基盤14に電流を出力する。回路
基盤14ではこの入力を受けると、ブザー17を鳴動す
るとともに、図示しない警報装置へ異常信号が送出され
る。
【0017】また、フィルター121に虫、埃、油など
が付着し、目詰まりを起こしたときの動作を述べる。地
上の気圧は、天候変化、室内の温度変化等により微小な
がら常に変化していることが判明している。この自然現
象を利用し、検出空間123と室内との気圧差からフィ
ルター121の目詰まりを検出する。
【0018】フィルター121が目詰まりしていないと
きは、検出空間123と室内との気圧の変化がほぼ等し
いので、ダイアフラム131は上部電極132と下部電
極133との間に位置しており、上部電極132・ダイ
アフラム131間の静電容量と、下部電極133・ダイ
アフラム131間の静電容量との比はほぼ一定してい
る。
【0019】そして、フィルター121が目詰まりして
いると、室内の気圧は変化するが、検出空間123の気
圧はその変化に追従できないので、室内と検出空間12
3との気圧差が生じる。この気圧差により、ダイアフラ
ム131が上部電極132側又は下部電極133側に振
れ静電容量に差が生じ、差圧センサー13はフィルター
121の目詰まりを検出する。そして、ブザー17を鳴
動させ、フィルター121の掃除が必要であることを報
知する。なお、また、これと同時にフィルター121の
目詰まり検出を図示しない警報装置に通報する。
【0020】このようにして、フィルター121の目詰
まりを検出できるので、確実にフィルター121の掃除
を促すことができ、フィルター121の目詰まりに起因
する検出不能状態が発生するのを防止できる。図4は別
の実施形態の概略構成を示す図である。本図において、
図1にて説明した実施形態と異なる点は、室内の気圧を
差圧サンセー13に導く途中にフィルター121より目
の細かいフィルター18を設けた点のみで、他は同じで
ある。
【0021】このフィルター18により、差圧センサー
13への虫、埃、油などの進入を妨げ、差圧センサー3
の寿命を延ばすことができる。また、フィルター121
より目が細かいので、フィルター121より先に目詰ま
りする。そのため、フィルター121が目詰まりとなる
前に、差圧センサー13が目詰まりをいち早く検出し、
予告警報を発することができる。
【0022】本実施の形態では、一酸化炭素を検出する
ガス検出器について述べたが、本発明は、その他のフィ
ルター付き検出器、例えば防虫網を有する煙検出器、臭
覚検出器、プロパンガス検出器、二酸化炭素検出器など
に広く適用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るフィルター付き検出器によ
れば、フィルターが目詰まりすると差圧センサーにて検
出し報知できるので、フィルターが目詰まりした状態に
放置されることがない。そのため、フィルターの目詰ま
りにより、ガス、煙などの発生が検出できなくなるのを
防止することができる。
【0024】また、フィルターが完全に目詰まりする前
に、目詰まり予告警報を発することができるので、検出
器を常に正常状態に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルタ付きのガス検出器の構造
例を示す図である。
【図2】COセンサー122の原理を説明する図であ
る。
【図3】差圧センサー13の検出原理を説明する図であ
る。
【図4】別の実施形態の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 …フィルター付き検出器 13…差圧検出部 20…貫通孔 121…フィルター 122…検出部分 123…検出空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルターを通過する外部からの空気に
    混入する異成分を検出するフィルター付き検出器におい
    て、 前記異成分を検出する検出部と前記フィルターとの間の
    検出空間内の気圧と、貫通孔を介して得る外部の気圧と
    の圧力差を検出する差圧検出部を備え、 前記差圧検出部が前記圧力差を検出すると警報出力する
    ことを特徴とするフィルター付き検出器。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔に、前記フィルターの目より
    も細かい別のフィルターを設けることを特徴とする、請
    求項1に記載のフィルター付き検出器。
JP34387195A 1995-12-28 1995-12-28 フィルター付き検出器 Pending JPH09184799A (ja)

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JP34387195A JPH09184799A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 フィルター付き検出器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002054035A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-11 Tele-Ip Limited Depressurization alarm
KR100798164B1 (ko) * 2002-02-15 2008-01-24 한라공조주식회사 자동차 공기조화장치의 에어필터 교환시기 경고장치
DE102011118770B3 (de) * 2011-11-17 2013-04-04 Hekatron Vertriebs Gmbh Gefahrenmelder
JP2015141045A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 富士通株式会社 浮遊粒子状物質センサユニット

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Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040216

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02