JPH09184729A - 移動体用ナビゲーション装置 - Google Patents

移動体用ナビゲーション装置

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JPH09184729A
JPH09184729A JP34350196A JP34350196A JPH09184729A JP H09184729 A JPH09184729 A JP H09184729A JP 34350196 A JP34350196 A JP 34350196A JP 34350196 A JP34350196 A JP 34350196A JP H09184729 A JPH09184729 A JP H09184729A
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一浩 横内
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博文 後藤
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浩一 竹歳
Tatsumi Kageyama
達巳 影山
Yasushi Fujii
康司 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中に、使用者が画面の表示色を変更しよ
うとすると、運転がおろそかになったり、表示色の選択
を誤って行ってしまう可能性があり、さらには、走行時
には、車両外部から画面に差し込む光が変化してしま
い、表示色の選択の加減が困難であった。 【解決手段】 移動検出手段により移動体が移動中であ
ることが検出された際には、画面上の表示色が使用者に
よって選択されることなく選択手段より設定され、移動
検出手段により移動体が移動中ではないことが検出され
た際には、地図及び背景の表示色が使用者により選択可
能とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等の移動体に
装備されるナビゲーション装置に係り、特に、ブラウン
管等の表示器に地図および自動車の現在位置、走行軌跡
等を表示して、運転者に走行情報を提供する移動体用ナ
ビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の移動体に装備されるナビゲー
ション装置は、一般に全国地図や複数に分割された地域
地図等を地図情報として地図記憶手段に記憶しておき、
操作者の要求に応じて上記地図情報を続出して、ブラウ
ン管等の表示器に表示することにより、走行のための地
図を提供するようになっている。
【0003】また、車両の走行距離を検出する距離セン
サと、進行方位を検出する方位センサからの検出信号に
基づいて、車両の現在位置を演算によって求めることに
より、表示器に表示した地図上に車両の現在位置を示す
三角マークや走行軌跡を連続した複数の点で表示し、画
面の地図上における自車位置を視認できるようになされ
ている(例えば、特開昭58-53711号公報、特公昭59-398
00号公報、特開昭60-165511号公報参照。)
【0004】そして、この種の装置において、画面に地
図を表示する場合は、地図上の線図である各種道路、
川、橋等のアイテムについて、地図上に異なったカラー
で表示するために、これらの線図が地図の背景色と異な
る複数の線図データで記憶されている。例えば、背景色
を青色としたとき、道路については国道や地方主要道路
等の幹線道路を赤色とし、一般地方道路や小路等の非幹
線道路を緑色として、各道路を明確に識別できるように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置においては、走行中に画面の地図を視認すると
き、運転者の注意が損なわれて安全性が低下する恐れが
あった。すなわち、運転者が行く先を確かめる場合、通
常は車両を停車しておいて幹線道路から詳細道路に到る
ルートを地図上で確認するものである。そして、走行に
際しては、幹線道路を時々視認しながら運転するといっ
たことが行われる。
【0006】従って、車両の停車中に画面の地図を見る
ことに問題はないが、走行中に画面の地図を視認したと
き、詳細な非幹線道路まで目に入れることになり、その
紛らわしさから幹線道路を確認するために時間がかかっ
て前方不注意が惹起され、安全走行に支障をきたすおそ
れがあった。また、走行中に、使用者が画面の表示色を
変更しようとすると、運転がおろそかになったり、表示
色の選択を誤って行ってしまう可能性があり、さらに
は、走行時には、車両外部から画面に差し込む光が変化
してしまい、表示色の選択の加減が困難であった。
【0007】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、移動体の停止時には使用者が表示色を選択可能と
し、移動体の移動時には使用者が選択することなく、選
択手段により表示色を選択するようにして、運転操作時
における安全性を高めることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移動体用
ナビゲーション装置は、地図データが記憶された地図デ
ータ記憶手段と、この地図データ記憶手段に基づく地図
を表示する画面を有した表示器と、移動体が移動中か否
かを検出する移動検出手段と、画面に表示される地図及
び背景の表示色を移動検出手段からの信号に基づいて選
択する選択手段とを備え、移動検出手段により移動体が
移動中であることが検出された際には、画面上の表示色
が使用者によって選択されることなく選択手段より設定
され、移動検出手段により移動体が移動中ではないこと
が検出された際には、地図及び背景の表示色が使用者に
より選択可能とするものである。
【0009】
【作用】この発明に係る移動体用ナビゲーション装置
は、移動検出手段により移動体が移動中であることが検
出された際には、画面上の表示色が使用者によって選択
されることなく選択手段より設定され、移動検出手段に
より移動体が移動中ではないことが検出された際には、
地図及び背景の表示色が使用者により選択可能として、
移動中の不用意な表示色変更を防止するものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は移動体用ナビゲーション装置の全体構成
図、図2は表示器の正面図、図3は本発明の原理を説明
するための概略構成図である。図において、(1)は制御
部であって各種I/O回路(2)、(3)、(4)および入出力ポー
ト(5)、(6)を含み、CPU(7)やCRT・C(9)等が車載バッテ
リから定電圧回路を介して安定化電源の供給を受けて作
動し、各種の機器を制御するようになっている。
【0011】(2)は第1のI/Oインタフェース回路であ
り、車両の走行を案内するナビゲーション(11)、道路状
況を受信する交通情報(12)、自動車用の無線電話(13)、
室内空調用のエアコン(14)、映像音響源であるテレビ(1
5)、ラジオ(16)、テープ(17)およびCD(18)等の各モード
を、ファンクションスイッチ(SW1)〜(SW8)を介して選択
可能とするものである。このファンクションスイッチ(S
W1)〜(SW8)は、図2に示すCRT(26)の前面パネル(26b)に
配設されており、押圧操作によって駆動信号をCPU(7)に
与え、各機器を動作させるようになっている。
【0012】また、第1のI/Oインターフェース回路(2)
には、アンテナを介して人工衛星からの電波を受信し、
自動車の現在位置や移動速度等を確認したり、決定でき
るGPS装置(19)と、車両に固定されたフラックスケント
形の地磁気検出器等によって地磁気を車両の進行方向成
分と、その垂直成分とに分解して検出し、これに対応す
る信号を車両の進行方位θとして出力する方位センサ(2
0)とが接続されている。
【0013】(3)は第2のI/Oインターフェース回路であ
り、車輪の回転を電磁ピックアップやリードスイッチ等
によって検出する移動検出手段である車速センサ(図示
省略)を用いて車輪の回転数に比例したパルス信号を出
力する距離センサ(21)が接続されている。なお、上記方
位センサ(20)および距離センサ(21)によって車両の現在
位置データを得ると共に、走行軌跡データを求め得る現
在位置検出手段が構成されるものである。
【0014】(4)は第3のI/Oインターフェース回路であ
り、テレビチューナ(22)、ラジオチューナ(23)、テープ
デッキ(24)およびCDデッキ(25)等の映像・音響機器が接
続されている。このCDデッキ(25)には、地図記憶手段で
あるCD・ROM(25a)が備えられており、上記ナビゲーショ
ン(11)の選択時に後述の各種地図情報および線図データ
等が読出されてCRT(26)に表示可能とされている。な
お、上記CD・ROM(25a)としては、NIKKEI. ELECTRONIC
S. 1987年11月26日号(NO434)に記載された地図情報記
憶用のメモリが採用され、全国地図から地方地図、地域
地図、さらには地区地図等の地図情報がベクトルデータ
として記憶されている。
【0015】また、本例では、地図をそれぞれ縮尺の異
なる広域、標準および詳細の3種類としており、この地
図情報は共通の領域を含むように記憶されている。な
お、上記地区地図はCRT(26)の画面(26a)の4象限に対応
して4つの領域に分割されており、4地図ブロックを部
分地図として、この部分地図の一部である1地図ブロッ
クの4倍がCRT(26)の画面(26a)の背景となるように、そ
のデータが地図情報として上記CD・ROM(25a)に順次格納
されている。また、この地区地図上の地点間を結ぶ線
図、例えば道路、川、橋等を示す線図が線図データに分
解されて記憶されると共に、文字やシンボル等のキャラ
クタデータ、さらに、サービスシンボルとしてホテルや
ゴルフ場等のサービスデータも記憶されている。
【0016】そして、上記道路、川、橋といった特定の
アイテムについては、各種のカラーで表示するためにカ
ラーパレットを複数の色コードで記憶している。なお、
道路の場合は、国道や主要地方道等の幹線道路を主要道
路とし、一般地方路や小路等の非幹線道路を詳細道路と
して、それぞれを画面(26a)の背景と異なるカラーで表
示するために、下記表1の通り、パレット番号0〜15に
各アイテムを対応させて記憶している。
【0017】
【表1】
【0018】また、この色コード以外に上記アイテムを
他のカラーでも表示可能とするために多数のカラーパレ
ットを色コードで記憶した複数のメモリテーブルを有し
ている。さらに画面(26a)にシャドーをかけるためのド
ットデータと、画面(26a)にタッチパターンであるアイ
コンを表示する領域にもシャドーをかけるためのドット
データとがそれぞれ記憶されている。
【0019】(7)はCPUであり、上記ファンクションスイ
ッチ(SW1)〜(SW8)の選択操作に基づいて映像・音響機器
の動作を制御すると共に、上記CD・ROM(25a)から地図情
報等を読出してCRT(26)の画面(26a)に表示させるための
制御信号をCRT・C(9)に与える。また、IRT(割込回路)(7
a)を介して上記距離センサ(21)からのパルス信号、GPS
装置(19)からのGPS信号および方位センサ(20)からX,
Y成分のデジタル信号を受けて、演算処理を実行し、走
行経路情報である走行軌跡や現在位置を求め、表示信号
を出力するようになっている。
【0020】(8)は一時記憶手段である一時記憶用のRAM
であって、図3の模式図に示すように、上記CPU(7)が演
算処理を行う過程で上記CD・ROM(25a)から読出されたデ
ータを一時的に蓄積し、かつ保持可能なように車載バッ
テリから常時電源がバックアップされている。そして地
図情報が読出されるとき、線図データも読出され、所望
の地図が選択されると、その地図上に各種線図が重ねら
れるようにデータが取り出される。なお、このRAM(8)に
は、上記CD・ROM(25a)の最初のメモリテーブルに記憶さ
れた現在位置の座標(X0,Y0)が画面(26a)の中心となるよ
うに格納され、この現在位置データが読出されると画面
(26a)の中心に現在位置マーク(M)として表示されるよう
になっている。また上記CRT(26)の画面(26a)に走行軌跡
を表示するために、位置データを格納するメモリテーブ
ルを備えており、本例では上記CD・ROM(25a)に記憶され
た縮尺の異なる各地図の地図情報に対応してエンドレス
の複数のメモリテーブルを有している。
【0021】(9)は表示制御手段および描画手段であるC
RT・C (CRTコントーラ)であり、上記CPU(7)からの表
示信号出力のためのコマンドを受けて走行経路情報を表
示用のRAM(10)に展開すると共に、その展開された地図
データやキャラクタデータおよび走行経路情報等をCRT
(26)に表示させるための映像信号および同期信号を出力
するものである。なお、上記CPU(7)は、CD・ROM(25a)に
格納された上記4地図ブロックである部分地図情報や広
域、標準および詳細地図情報のうち、指定された一つの
縮尺に対応した地図情報と、この地図情報に匹敵する走
行軌跡情報とを上記RAM(8)のメモリテーブルから読出し
て、地図上の線図に走行軌跡を重ね表示するようになっ
ている。
【0022】(10)は表示用のRAMであり、地図番号や縮
尺の種類等の付加情報に加え、上記各種機器を駆動する
操作キーを画面(26a)上にタッチスイッチとして表示す
るためのパターンデータが格納されている。このパター
ンデータとしては、CRT(26)の画面(26a)に三角形で表示
される現在位置マーク(M)(図3参照)、走行軌跡を連
続した複数の点(ドット)で表示するための第1モード
である軌跡表示パターン、表示された軌跡を画面(26a)
から消去するための第2モードである軌跡非表示パター
ンが、上記CPU(7)に切替信号を与える切替手段、すなわ
ちタッチスイッチとして記憶されている。
【0023】また、図示は省略しているが、画面(26a)
に表示された地図を任意に移動させる地図移動手段を構
成するスクロールキーパターン、画面(26a)に表示され
た上記現在位置マーク(M)の位置を修正する修正用位置
マーク表示手段である修正用位置マーク、移動した地図
を元の位置に戻す地図移動復帰手段である復帰パターン
および上記現在位置マーク(M)が移動したとき、上記修
正用位置マークの位置に移動させる現在位置マーク修正
手段である修正パターン等が記憶されている。さらに、
図示は省略しているが、地図の縮尺を指定する拡大、縮
小パターン等も記憶されている。
【0024】次に、上記CPU(7)、CRT・C(9)および表示
用のRAM(10)について、図11、図12を参照しつつ詳
細に説明する。図11において、(7b)はCPU(7)の表示制
御部(MPU)であり、データ制御部(図示省略)とCRT・C
(9)との間で信号の授受を行い、このCRT・C(9)に対して
表示信号を出力する。(9)はCRT・Cであって、上記表示
信号を受けて上記地図データや走行経路情報およびキャ
ラクタデータ等を、CRT(26)に表示させるための水平同
期信号(HSYNC)と垂直同期信号(VSYNC)とを発生するもの
である。(31)は第1のフレームメモリであり、各種地図
情報を3原色(赤,緑,青)に対応させた複数のメモリ
を有していて、上記地図データが続出されると、地図が
カラーにて表示されるようになっている。
【0025】(32)は第2のフレームメモリであり、上記
走行経路情報として現在位置データや走行軌跡データ等
が記憶されている。(33),(34)はパラレル・シリアル変
換器であり、それぞれ上記第1および第2のフレームメ
モリからのパラレル信号をドットタイミングロックでシ
リアルデータに変換するものである。(35)はマルチプレ
クサであり、上記CPU(7)からのアドレス信号とCRT・C
(9)からのアドレス信号を、CPU(7)のコマンド信号によ
って切替え、後述のカラーパレット36に対してパレット
番号を指定する信号を与えるようなっている。(36)はカ
ラーパレットであり、詳細を図12に基づき説明する。
【0026】このカラーパレット(36)には、上記表1の
パレット番号に対応して幹線道路、非幹線道路等の各ア
イテムについて異なる色コード(RGBコード)が割り当て
られたテーブル色を有する複数の色コード記憶手段が設
けられている。すなわち、第1の色コード記憶手段(テ
ーブル1)の各アイテムと色コードとについては、パレ
ット番号0の幹線道路に対応して赤色を示す00FHが、パ
レット番号1の非幹線道路に対応して緑色を示すFOFHが
それぞれ割り当てられている。以下、各パレット番号の
アイテムに対応して、順次異なる色コードが割り当てら
れてゆき、画面(26a)の背景を示すパレット番号15につ
いては、青色を示すRGBコード888Hが割り当てられてい
る。
【0027】つぎに、第2の色コード記憶手段(テーブ
ル2)については、非幹線道路及び背景の色コードが上
記第1の色コード記憶手段と同一の色コード888Hとされ
る一方、幹線道路の色コード00FHのみ異なる組合せとさ
れている。また、本例では、少なくとも幹線道路と背景
色の色コード00FHおよび888Hを異ならせ、他のアイテム
については様々に色コードを組合せたテーブル色を有す
る複数の色コード記憶手段(テーブルN)を備えてい
る。
【0028】なお、上記各色コード記憶手段は、選択手
段にて切替え選択されるようになっている。この選択手
段は、移動検出手段である車速センサからの検出信号に
基づいて、上記CPU(7)に対し切替信号を与え、上記カラ
ーパレット(36)の何れかの色コード記憶手段を選択して
読出すもので、車両が移動中の場合は第2の色コード記
憶手段が、移動していない場合は第1の色コード記憶手
段が選択されるようになっている。さらに、移動してい
ない場合においては、手動スイッチにて所望の色コード
記憶手段を選択可能となっている。すなわち、上記手動
スイッチは、図示省略しているが、可動接点と複数の切
替接点とからなる切替スイッチであり、上記CRT(26)の
前面パネル(26b)に設けられていて、手動操作によりCPU
(7)に対して切替信号を与え、任意の色テーブルを選択
できるようになっている。
【0029】ところで、図1に示す、(26)は表示器であ
って、上記CRT・C(9)からの映像記号(HSYNC)と同期信号
(VSYNC)とによって特定地区の地図、走行経路および現
在位置等をカラー表示するものである。また、後述のタ
ッチスイッチ部の各種操作キーが所定のタッチエリヤに
表示されるうえ、上記ファンクションスイッチ(SW5)の
押圧操作によりテレビチューナ(22)をオンしてテレビ映
像の表示も可能となっている。
【0030】(27)、(29)は出力ポート(6)を介してCPU
(7)に接続された発光部、(28)、(30)は入力ポート(5)を
介してCPU(7)に接続された受光部であり、上記CRT(26)
の表面に配設されていて、タッチスイッチのタッチパネ
ル部を構成するものである。なお、このタッチパネル部
は、図示省略しているが行方向と列方向とでなるタッチ
エリヤを多数に分割しており、このタッチエリヤのうち
特定のタッチエリヤがタッチ操作されたとき、行方向と
列方向との交点を通過する赤外光がしゃ断されて、各種
の指示を与える駆動信号が出力されるようになってい
る。具体的には、画面(26a)をタッチすると画面(26a)の
内周部に上記操作パターンが表示され、さらに、このパ
ターンの何れかをタッチすると各機器の動作開始や停止
の設定、時間や数値等の設定を行うことができるもので
ある。
【0031】次に、上記のように構成された移動体用ナ
ビゲーション装置の動作について、図4、図8ないし図
12に示すフローチャートを参照しつつ説明する。ま
ず、自動車の運転開始時にキースイッチをオンすると、
車載バッテリからの電源供給を受けて各部の電気系が作
動状態となる。そして制御部(1)のCPU(7)がパワーオン
されると、安定化電源によって作動し、図4に示すフロ
ーチャートのステップS11において初期化が行われ、同
図のメインルーチンに示す演算処理が数10msec程度の周
期で繰り返される。次に、ステップS12でファンクショ
ンキー処理が行われ、続いて、ステップS13によりタッ
チスイッチの入力処理が行われる。
【0032】この際、ステップS14において、例えば操
作者がラジオ(16)やエアコン(14)等のファンクションス
イッチ(SW6),(SW4)を押圧操作すると、ステップS15に進
み、CRT(26)の画面(26a)には、図5に示すようなラジオ
モードのパターンまたは図6に示すエアコンモードのパ
ターンが表示される。そして、各々のモードの表示画面
に設けられたスイッチパターンのエリヤをタッチする
と、選択した機器を所望の設定通りに動作させることが
できる。なお、このような動作中においてもステップS1
6に進み、CPU(7)が現在位置演算処理等を実行する。
【0033】まず、図8のフローチャートに示すよう
に、前記距離センサ(21)からのパルス信号が出力される
と、ステップS21において、所定の時間間隔で現在位置
の割込演算が行われる。この時、上記演算結果に基づい
てパターンデータが読出され、車両の現在位置を示すマ
ーク(M)が画面(26a)上に表示され、かつ経時的に更新表
示される。そして、ステップS23においては、この演算
により求められた現在位置データや走行軌跡データが一
時記憶用のRAM(8)に順次格納される。これにより、自動
車が走行を開始した場合は、現在位置までの走行距離や
走行軌跡等の走行経路情報を得ることができる。
【0034】まず、自動車を走行させると、図9のフロ
ーチャートに示されるように、距離センサ(21)からパル
ス信号が出力され、上記IRT(7a)を介してCPU(7)に与え
られる。そして、このCPU(7)によりパルス数Nが加算さ
れて、現在までの走行距離が求められる(ステップS3
1)。次に、自動車の走行に伴って、図10のフローチャ
ートに示す、割込処理ルーチンが開始される。まず、ス
テップS41において、一定の時間、例えば1秒間隔で車
速センサからのパルス数Nを読む。つぎに、ステップS4
2ではこのときのパルス数Nと、単位走行距離d、例え
ば39.25cmとが乗算されることにより、一定時間ごとの
走行距離Dが求められる。
【0035】そして、ステップS43において、方位セン
サ(20)からの方位θを読む。続いて、ステップS44でこ
の方位θと上記走行距離θとから車両の2次元座標上の
位置を次式によって求める。 △x=D・cosθ △y=D・sinθ
【0036】この後、ステップS45で上記演算された座
標(△x,△y)と出発点の座標(xo,yo)とから、車両の現
在位置(x,y)を次式によって求める。 xn+1←xn+△x yn+1←yn+△y
【0037】これにより、刻々変化する現在位置までの
走行距離Dが得られると共に、一定時間ごとに緯経度が
確定されてゆき、現在位置(x,y)を知ることできる。な
お、このデータは一時記憶用のRAM(8)に送られて順次記
憶されるが、このRAM(8)においては、現在位置(x,y)の
データが書き込まれる一方、古いデータは次々と消去さ
れてゆく、いわゆるエンドレス方式となっている。ま
た、自動車の走行を停止し、キースイッチをオフとして
も、現在位置(x,y)および走行距離Dのデータを保持し
ておくことができるようになっている。
【0038】なお、ステップS46においては、パルス数
Nのカウントがクリヤされる。続いて、ステップS47に
進むと、上記GPS装置(19)からGPS信号を受けて、GPS処
理を行う演算処理が実行される。これにより、一定時
間、例えば1秒毎に緯経度の絶対値が定まるので、走行
経路情報の修正を行うことができる。この後、ステップ
S48において、上記走行距離Dとタイマ割込時間△T、
例えば100msecとから、式V=D/△T に基づいて演算
処理が行われ、車両の車速Vが求められる。
【0039】ところで、自動車を出発させるに際して
は、ナビゲーション(11)を作動させて出発地点を所定の
地理上の座標、例えば自宅を詳細地図である地区地図上
に設定する操作を行う。今、ナビゲーション(11)のファ
ンクションスイッチ(SW1)が押圧操作されると、CRT(26)
の画面(26a)には、図7に示すように、メニューが表示
されて地図選択と現在位置とのタッチエリヤである設定
パターンが表示される。これにより、地図表示モードが
開始され、ステップS51において画面(26a)にメニューが
表示された時、地図選択の設定パターンがタッチされる
と、地図情報を記憶している第1のフレームメモリ(31)
から地図情報が読出されて、図13(a)に示すように、C
RT(26)の画面(26a)には、所望の地図が表示されること
になる。
【0040】ところで、ナビゲーションにおいては、図
8のフローチャートに示す演算処理が続行されており、
ステップS23において、走行中であるか否かが判断され
る。ここで、走行中と判断されると、図8に示されるよ
うに、使用者による選択が行われることなく、車両の検
出信号に基づき第2の色コード記憶手段が選択される。
すると、地図情報が読出されて画面(26a)に描画される
に伴って、第2の色コード記憶手段のテーブル色が読出
され、地図に重ね表示される。このとき、非幹線道路は
背景色と同色であるので、図13(a)に示すように、画
面(26a)には幹線道路(L1)のみが表示される。
【0041】一方、車両が走行していない場合は、前回
に選択された色コード記憶手段のカラー(テーブル色)
で地図およびアイテムが表示されている(ステップ2
5)。つぎに、ステップS26において、切替スイッチの選
択操作がなされたかが判断される。ここで、スイッチ操
作がなければ前回の色にて表示がなされるが、選択操作
が行われると、そのスイッチの番号に対応する色コード
記憶手段が記憶される。この際、第1の色コード記憶手
段が選択されると(ステップS27)、詳細道路の色コード
が切替えられて、テーブル1の色、つまり第1の色コー
ド記憶手段のカラーで描画される。これにより、図13
(b)に示すように、画面(26a)には、背景色と異なる色の
幹線道路(L1)および詳細な非幹線道路(L2)が地図上に重
ね表示される。
【0042】以上のように、この実施例は、主要な幹線
道路と詳細な非幹線道路との表示色を示すRGBコードお
よび背景色を示すRGBコードを記憶した第1の色コード
記憶手段と、少なくとも詳細当路および背景の色コード
が同一で、この色コードと幹線道路の色コードが種々組
合せた第2の色コード記憶手段と多数の色コードを種々
組合せた複数の色コード記憶手段を備えている。そし
て、車速センサである移動手段からの検出信号に基づい
て上記各色コード記憶手段を選択的に切替えて画面(26
a)に異なった色のアイテムを表示できるようになってい
る。
【0043】よって、車両の走行中は非幹線道路を背景
色と同一にして、画面(26a)から消去させ、幹線道路の
み表示させる一方、停止時には使用者の手動操作によっ
て所望の色の地図を画面(26a)に表示することができ
る。このため、走行中に地図を見る必要があるとき、紛
らわしさがなくなって注意が損なわれる問題が回避され
ると共に、周囲の環境変化に応じて色調を変更できるか
ら、視認性が高められて安全運転につながる効果があ
る。
【0044】
【発明の効果】この発明に係る移動体用ナビゲーション
装置は、移動検出手段により移動体が移動中であること
が検出された際には、画面上の表示色が使用者によって
選択されることなく選択手段より設定され、移動検出手
段により移動体が移動中ではないことが検出された際に
は、地図及び背景の表示色が使用者により選択可能とし
て、移動中の不用意な表示色変更を防止することによ
り、移動中の不適切な表示の変更を防止し、移動の安全
を図るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】 この発明の一実施例の表示器の正面図であ
る。
【図3】 この発明の一実施例を説明するための概略構
成図である。
【図4】 この発明の一実施例の制御部におけるメイン
ルーチンの全体の演算処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】 この発明の一実施例の表示器の画面に表示さ
れるメニューの一例を示す説明図である。
【図6】 この発明の一実施例の表示器の画面に表示さ
れるメニューの一例を示す説明図である。
【図7】 この発明の一実施例の表示器の画面に表示さ
れたメニューの一例を示す説明図である。
【図8】 この発明の一実施例のナビゲーションの現在
位置表示および地図表示の演算処理を示すフローチャー
トである。
【図9】 この発明の一実施例の距離センサからの距離
パルスに基づく演算処理を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の一実施例の距離センサからの距
離パルスおよび方位センサからの信号に基づく割込演算
ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】 この発明の一実施例の制御部の詳細な電気
的ブロック線図である。
【図12】 この発明の一実施例のカラーパレットの説
明図である。
【図13】 この発明の一実施例の表示器に表示される
地図および線図の画面を示す図である。
【符号の説明】
(1)は制御部、(7)はCPU、(8)は一時記憶手段(RAM)、(9)
は描画手段(CRT・C)、(10)は表示用のRAM、(11)はナビ
ゲーション、(20)は方位センサ、(21)は距離センサ、(2
5a)は地図データ記憶手段(CD・ROM)、(26)は表示器(CR
T)、(31),(32)はフレームメモリ、(35)はマルチプレク
サ、(36)はカラーパレット、(L1)は幹線道路(主要道
路)(L2)は非幹線道路(詳細道路)である。
フロントページの続き (72)発明者 影山 達巳 三田市三輪二丁目3番33号 三菱電機エン ジニアリング株式会社姫路事業所三田支所 内 (72)発明者 藤井 康司 三田市三輪二丁目3番33号 三菱電機コン トロールソフトウェウ株式会社姫路事業所 三田支所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データが記憶された地図データ記憶
    手段と、この地図データ記憶手段に基づく地図を表示す
    る画面を有した表示器と、移動体が移動中か否かを検出
    する移動検出手段と、上記画面に表示される地図及び背
    景の表示色を上記移動検出手段からの信号に基づいて選
    択する選択手段とを備え、 上記移動検出手段により上記移動体が移動中であること
    が検出された際には、上記画面上の表示色が使用者によ
    って選択されることなく上記選択手段より設定され、上
    記移動検出手段により上記移動体が移動中ではないこと
    が検出された際には、上記地図及び背景の表示色が使用
    者により選択可能とすることを特徴とする移動体用ナビ
    ゲーション装置。
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