JPH09182952A - 鋳物の主型、中子の除去方法及び除去装置 - Google Patents

鋳物の主型、中子の除去方法及び除去装置

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JPH09182952A
JPH09182952A JP5211596A JP5211596A JPH09182952A JP H09182952 A JPH09182952 A JP H09182952A JP 5211596 A JP5211596 A JP 5211596A JP 5211596 A JP5211596 A JP 5211596A JP H09182952 A JPH09182952 A JP H09182952A
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pressure
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福全 吉原
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道七 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳物の主型及び鋳物の中空部に残存する中子
を、鋳造後に効率的に取り出すこと。 【構成】 シェルモード法によって作られた鋳物の主型
や鋳物の中空部に残存する中子に高圧水を噴射させるこ
とによって、主型や中子を構成する鋳物砂を粉砕して、
噴射した水と共に鋳物砂を除去する鋳物の中子の除去方
法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋳物の鋳型を構
成する主型及び中子の除去方法及び装置に係るもので、
とくに近年に採用されるに至ったシェルモード法によっ
て作られた主型及び中子を除去するのに有用な鋳物の主
型、中子の除去方法及び除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鋳物は鋳物砂によって形
成される主型と中子からなる鋳型の内部空間に溶融金属
を注湯して冷却してから、主型及び中子を取り除くこと
によって、所定形状に成形された鋳物を得る方法で鋳造
されている。
【0003】このような鋳造法は古くから行われている
が、近年に至り、強さがあり、早く出来る鋳型の造形法
としてシェルモード法が採用されるに至っている。この
シェルモード法は、金型模型を予熱しておいて、熱硬化
性フェノール樹脂などの熱硬化性合成樹脂を粘結剤とし
たけい砂などからなる鋳物砂を振りかぶせ、樹脂の熱硬
化作用によって堅い主型や中子を造形し、これらを組み
合わせて形成した鋳型の内部空間に溶融金属を注湯して
鋳物を作る鋳造方法である。
【0004】このような鋳造において、溶融金属が冷却
して固化した後に、主型及び中子を除去するのである
が、この除去作業は、主型においては種々の方法で衝撃
を与えることによって破断して除去する方法が採用され
ており、中子においては鋳物の種類によって差はあるも
のの、例えばアルミ鋳物の場合にはアルミの溶融温度に
近い480℃位で1時間半ほど維持して熱硬化性樹脂を
焼失させ、中子を形成する鋳物砂の固化を分解分離した
後、5〜6時間かけて放熱して冷却し、その後、ハンマ
ーなどで振動を与えるなどして中子を鋳物の中空部から
除去する方法が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の主型の除去方法は、機械的な衝撃を与えるという古
くからの手法を踏襲したものであり、シェルモード法に
よって成形した鋳型は樹脂によって強固になっているの
で、衝撃の度合いも大きくしなければならず、そのため
鋳物を傷めるという問題点がある。又、大きな衝撃を与
えるためにはその分だけ更に大型の機械装置が必要とな
る問題点がある。
【0006】中子の除去においては、鋳物を高温で所定
時間焼き戻して、熱硬化性樹脂を焼失させる必要がある
ことから、燃費が高くなり不経済であると共に、焼き戻
し時間及びその作業分だけ工程及び設備が多く必要とな
る問題点がある。更に、焼き戻し後における自然放熱等
による冷却時間が多くかかり、全体の作業時間が更に長
くかかるという問題点がある。更に又、上記の焼き戻し
や振動等によって中子を除去しても、一部の中子を構成
する鋳物砂や合成樹脂の一部が鋳物の中空部の内表面に
密着して残存し、製品の品質を低下させるという問題点
がある。又、この問題点を生じさせないためには、中空
部内に残存する鋳物砂等を洗浄するサンドブラスト、シ
ョットブラストなどの工程が必要となり、更なる時間と
手間を要するという問題点がある。この発明は、このよ
うな種々の課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1から8迄は、主
型の除去の課題を解決する手段で、この内、請求項1乃
至4がその除去方法に関し、請求項5乃至8がその除去
装置に関する。又、請求項9から24迄は、中子の除去
の課題を解決する手段で、この内、請求項9乃至16が
その除去方法に関し、請求項17乃至24がその除去装
置に関する。
【0008】請求項1の手段は、シェルモード法によっ
て作られた主型に溶融金属を注湯して冷却してから、前
記主型に高圧水を噴射させることによって、鋳物の外側
を覆う主型を粉砕して除去するところにある。
【0009】請求項2の手段は、シェルモード法によっ
て作られた主型に溶融金属を注湯して冷却してから、前
記主型に高圧水を噴射させることによって、鋳物の外側
を覆う主型を粉砕して除去すると共に鋳物表面を洗浄す
るところにある。
【0010】請求項3の手段は、前記高圧水の圧力が、
主型を粉砕できるが鋳物の外表面を傷つけない範囲の圧
力であるところにある。
【0011】請求項4の手段は、前記高圧水の圧力が、
20MPa乃至400MPaの範囲であるところにあ
る。
【0012】請求項5の手段は、高圧水を供給する高圧
ポンプと、該高圧ポンプから供給される高圧水を噴射す
る噴射ノズルと、該噴射ノズルの前方にシェルモード法
によって作られた主型に溶融金属を注湯して冷却したも
のを搬送する搬送装置を具備したところにある。
【0013】請求項6の手段は、高圧水を供給する高圧
ポンプと、該高圧ポンプから供給される高圧水を噴射す
る噴射ノズルと、該噴射ノズルをシェルモード法によっ
て作られた主型に溶融金属を注湯して冷却したものの近
傍に接近させる移動装置を具備したところにある。
【0014】請求項7の手段は、前記高圧水の圧力は、
主型を粉砕できるが鋳物の外表面を傷つけない範囲の圧
力であるところにある。
【0015】請求項8の手段は、前記高圧水の圧力は、
20MPa乃至400MPaの範囲であるところにあ
る。
【0016】請求項9の手段は、鋳物の中空部に残存す
る中子に高圧水を噴射させることによって中子を粉砕し
て、噴射した水と共に前記中空部より中子を取り出すと
ころにある。
【0017】請求項10の手段は、鋳物の中空部に残存
する中子に高圧水を噴射させることによって中子を粉砕
して、噴射した水と一緒に前記中空部より中子を取り出
すと共に前記中空部を洗浄するところにある。
【0018】請求項11の手段は、中子が残存する鋳物
の中空部の開口部側から、先端に高圧水を噴射する噴射
ノズルを具備したホースを挿入することによって、開口
部側の中子から奥の中子へと順に前記噴射ノズルから噴
射される高圧水によって粉砕し、この粉砕した中子を噴
射した水と共にホースを挿入した開口部側から取り出す
ところにある。
【0019】請求項12の手段は、前記中子は、少なく
とも鋳物砂と熱硬化性合成樹脂とを用いてシェルモード
法によって作られるところにある。
【0020】請求項13の手段は、前記熱硬化性合成樹
脂が、熱硬化性フェノール樹脂であるところにある。
【0021】請求項14の手段は、前記ホースが可撓性
ホースであるところにある。
【0022】請求項15の手段は、前記高圧水は、中子
をを粉砕できるが鋳物の中空部の内表面を傷つけない範
囲の圧力であるところにある。
【0023】請求項16の手段は、前記高圧水の圧力
は、20MPa乃至400MPaの範囲であるところに
ある。
【0024】請求項17の手段は、高圧水を供給する高
圧ポンプと、該高圧ポンプから供給される高圧水を噴射
する噴射ノズルと、該噴射ノズルの前方位置に内部に中
子が残存する鋳物の中空部の開口部を位置させるように
搬送する搬送装置を具備するところにある。
【0025】請求項18の手段は、高圧水を供給する高
圧ポンプと、該高圧ポンプから供給される高圧水を噴射
する噴射ノズルと、該噴射ノズルを内部に中子が残存す
る鋳物の中空部の開口部に接近させる移動装置を具備し
たところにある。
【0026】請求項19の手段は、高圧水を供給する高
圧ポンプと、該高圧ポンプから供給される高圧水を導く
と共に鋳物の中子が残存する中空部に挿入可能なホース
と、該ホースの先端に設けられると共に鋳物の中子が残
存する中空部に挿入可能な高圧水を噴射する噴射ノズル
を具備したところにある。
【0027】請求項20の手段は、前記中子は、少なく
とも鋳物砂と熱硬化性合成樹脂とを用いてシェルモード
法によって作られるところにある。
【0028】請求項21の手段は、前記熱硬化性合成樹
脂が、熱硬化性フェノール樹脂であるところにある。
【0029】請求項22の手段は、前記ホースが可撓性
のホースであるところにある。
【0030】請求項23の手段は、前記高圧水の圧力
は、中子を粉砕できるが鋳物の中空部の内表面を傷つけ
ない範囲の圧力であるところにある。
【0031】請求項24の手段は、前記高圧水は、20
MPa乃至400MPaの範囲であるところにある。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の実施例として、まず図
1乃至図4に基づいて、シェルモード法によって鋳造し
たアルミニウムからなる鋳物1の主型2を除去する方法
及び装置について説明する。この鋳物1は、図1に示す
ように、曲折した中空部3を有するパイプであり、その
外側には主型2が、又、中空部3には中子4が残存して
いる。これを図2、図3に示すように、所定方向に敷設
したレール5を送行する台車6のテーブル7に載せて、
高圧ポンプ8と直接又は適当な管を通じて接続される噴
射ノズル9の前方に搬送する。テーブル7は、台車6上
で手動又は図外の遠隔操作によって軸10を中心に回転
できるように構成しているので、噴射ノズル9から噴出
される高圧水は主型2の全表面に噴射され、この噴射力
による破壊力によって主型2が粉砕されて鋳物1より除
去される。
【0033】噴射ノズル9は、遠隔操作等によってその
噴射方向を自在に変位させるようにしておけば主型2を
広角度から除去出来るのでなお好ましい。又、複数の噴
射ノズル9によって異方向から同時に高圧水を噴射すれ
ば作業能率の一層の向上を図ることが出来る。
【0034】高圧ポンプ8は、噴射ノズル9から噴射す
る高圧水を供給する装置で、その内部には圧縮ポンプ等
が内蔵され、水管11から供給される水を、主型2を粉
砕できるが鋳物1の表面を傷つけない所定の範囲の圧力
に保持するようにしている。この圧力は鋳物1の金属の
種類や形状によって異なるが、通常は20MPa(20
00kgf/cm2)乃至400MPa、好ましくは、30
MPa乃至300MPaの範囲内である。圧力が高い程
主型2を粉砕する時間が短くなるが、鋳物1表面に水の
衝撃による傷が付くこともあるので、最適の圧力が選択
される。又、噴射ノズル9と主型2の距離が短い程主型
2に与える衝撃が大きくなるので、この距離も鋳物1の
種類等に応じて適宜選択される。遠隔操作によって距離
が自在に変化させれば尚好ましい。
【0035】主型2の除去が完了すると、台車6はレー
ル5上を送行して、次工程の中子4の除去工程へと進む
が、これら台車6の停止及び進行も遠隔操作によって行
えば効率的である。尚、鋳物1が小さい場合には噴射さ
れる高圧水によって飛ばされることもあるので、鋳物1
の形状に見合った適当な係止具でテーブル7に固定する
か、荒いメッシュのかごの中に入れておくなどの工夫が
必要である。又、搬送装置としては、レール5上を送行
する台車6に限られることはなく、各種コンベア、手押
し車、移動するロープあるいはチェーンによる吊り下げ
など他の手段が適宜選択される。
【0036】図4に示す実施例は、主型2を有する鋳物
1を床面上等に置いて高圧ポンプ8を移動することによ
って主型2を粉砕するもので、高圧ポンプ8はレール5
上を送行し、鋳物1の置かれている近傍の位置まで移動
したのち、噴射ノズル9を主型2に向けて高圧水を噴射
して粉砕する。この例では鋳物1の左右に2台の高圧ポ
ンプ8と噴射ノズル9を設置したがこれ以外の台数であ
ってもよい。この実施例の場合も、鋳物1が吹き飛ばさ
れないように固定したり、かごの中に入れたりするなど
の工夫が適宜採用される。その他の事項については前例
と同様であるので説明を省略する。
【0037】以上の除去方法及び装置によって除去する
主型は、シェルモード法によって形成されたものについ
て有効であり、その理由は、熱硬化性樹脂によって鋳物
砂が固められているので、結合力が強い反面、衝撃には
弱いという性質を有しているからである。
【0038】なお、以上の各実施例において、主型の粉
砕と共に噴射ノズル9の高圧水の噴射によって、鋳物の
外表面がきれいに洗浄される。
【0039】次に、図5乃至図11に基づいて、鋳物1
の中空部3に残存する中子4の除去方法及び装置の実施
例について説明する。この実施例でいうところの中空部
とは、鋳物1の内部に形成された空間で、且つ、鋳物1
の外表面に開口部13を有しているもののことで、具体
的には鋳物1の表面に形成された穴状のもの、一端から
他端へ抜けるパイプ状のものなどである。図5に示す実
施例は、鋳物1の表面の穴12が形成されたもので、そ
の内部に中子4が残存している。これを除去するため
に、搬送装置であるレール5上を送行する台車6に載置
して、穴12の開口部13側が高圧ポンプ8と直接又は
管を通じて接続する噴射ノズル9の前方に位置するよう
に搬送された後、噴射ノズル9から高圧水を噴射して、
中子4にあてることで中子4を粉砕して、開口部13よ
り水と共に粉砕砂を排出し、かつ、穴12の内表面を洗
浄する。これが終了すると、台車6を移動して次の鋳物
製造工程へと搬送する。と同時に、次の鋳物1を載置し
た台車6を噴射ノズル9の前方に移動させる。このよう
な動作をくり返し行うことによって、連続的に鋳物1の
穴12から中子4が効率よく除去される。
【0040】搬送装置としては、上記のレール5と台車
6の組み合わせに限定されることなく、先に主型2の除
去の項で説明したもの同様のものが選択して使用でき、
又、鋳物1が小さい場合の対策も先に説明したのと同じ
工夫がなされる。更に、高圧ポンプ8及び高圧水の圧力
についても先に説明したのと同様である。
【0041】図6は、鋳物1を搬送装置で移動させるの
に代えて、噴射ノズル9を高圧ポンプ8と共に鋳物1の
穴12の開口部13に向くように移動させるようにした
実施例で、これ以外は前実施例と同様であるので説明を
省略する。なお、噴射ノズル9を鋳物1の開口部13の
前方へ移動させればよいので、高圧ポンプ8は固定した
状態として、図外のホースなどによってこの高圧ポンプ
8と接続された噴射ノズル9のみを移動させてもよい。
【0042】図7乃至図11に示す実施例は曲折した中
空部3を有するパイプ状の鋳物1の中子4を除去する方
法及び装置であって、前記実施例と異なる点は、高圧ポ
ンプ8の吐出側に接続されたホース14の先端に設けた
噴射ノズル9を中空部3の開口部13から奥へと順に挿
入してゆくことによって、中空部3の中子4を粉砕しつ
つ噴射した水と共に開口部13より順次取り出してゆく
ものである。パイプの中空部3が真っ直ぐの場合には、
硬い真直ぐな金属製や硬質合成樹脂製の管でもよいが、
この実施例のように曲折したり蛇行している場合には、
それら曲折や蛇行に応じられるように耐高圧性の可撓性
のホース14が利用される。
【0043】上記実施例における中子4を取り出す方法
について更に詳細に説明すると、まず図7に示すよう
に、中子4が残存する鋳物1の中空部3の開口部13に
ホース14の先端の噴射ノズル9を対向させ、高圧ポン
プ8から供給される高圧水を噴射させると、その噴射力
によって開口部13にある中子4が粉砕されて水と共に
開口部13から排出される。そして、図8に示すよう
に、更に内部へホース14及び噴射ノズル9を挿入する
と、内部の中子4も同様の理由によって粉砕されて水と
共に開口部13から排出される。このようにして、ホー
ス14及び噴射ノズル9を順次奥へと挿入してゆくこと
により、中空部3内の中子4は全てきれいに除去でき、
同時に中空部3の内表面をきれいに洗浄して、砂粒等の
残りが全くなくなる。
【0044】中空部3が長く且つ中空部3が突き抜けて
いる時には、図9に示すように、両端の開口部13から
ホース14及び噴射ノズル9を挿入するようにすれば、
作業能率が向上するのに加えて、ホース14の可撓性の
度合いが少ないものでも対応できる利点が生ずる。又、
図10に示すように、長い中空部3が先で閉塞されてい
る場合でも、中空部3の形状には関係なく中子4を除去
し洗浄できる。
【0045】ホース14及び噴射ノズル9の外径は、中
空部3の内径より小さくしておくことによって、ホース
14及び噴射ノズル9の外表面と中空部3の内表面が形
成される空間を通って粉砕された中子4や水などが排出
される。中空部3の内径が十分に大きい場合には、先端
に噴射ノズル9を有するホース14を複数本束ねて一体
化したものを使用すれば、一層効率よく上記作業が行わ
れれる。
【0046】図11は、上記方法を具体化する装置に関
するもので、コンベア15によって連続的に送られてく
る鋳物1の開口部13を高圧ポンプ8とホース14を介
して接続した噴射ノズル9の前方に向くようにして、コ
ンベア15に係止具16で固定した装置を示す。ホース
14及び噴射ノズル9の鋳物1の開口部13から内部へ
の挿入は、別途の機械操作によっても、又手で行っても
良く、特に限定されるものではない。又、鋳物1をコン
ベア15で移送するのに代えて、他の移送装置を用いて
もよく、量が少ない場合には1個ずつ行ってもよいの
で、鋳物1の移送手段や固定手段等は何ら限定されるも
のではない。このように、この実施例の装置は、最小
限、高圧水を発生させてその吐出側より供給する高圧ポ
ンプと、この高圧ポンプから供給される高圧水を導くと
共に中子4が残存する中空部3に挿入可能なホースと、
このホースの先端に設けられると共に鋳物1の中子4が
残存する中空部3に挿入可能な高圧水を噴射する噴射ノ
ズル9を具備していれば十分である。高圧ポンプ8によ
る高圧水の発生手段はどのようなものであってもよい。
【0047】以上のような中子の除去方法及び装置にお
いて、高圧水の圧力は固められている中子の砂を粉砕で
きる水圧を有するが、鋳物の金属表面を傷つけない範囲
の水圧が望ましい。具体的には鋳物の金属の種類によっ
て異なるが通常は20MPa(200kgf/cm2)乃至
400MPa(4000kgf/cm2)の範囲、より好ま
しくは30MPa乃至300MPaの範囲である。しか
し、これら水圧は、噴射ノズル9と中子4の距離にも影
響するので、一概には限定することは難しく、例えば、
100MPaの場合には噴射ノズル9の先端から約5cm
位までのシェルモード法によって作られた中子4を粉砕
することが可能で、200MPaの場合には同約10c
m、300MPaの場合には同約15cm位までそれぞれ
可能である。しかし前述するように、鋳物1の金属によ
ってはその表面強度が弱く内壁面に傷が付くので、鋳物
1の金属の種類や形状に合致するように適宜選択され
る。
【0048】中子はシェルモード法によって、鋳物砂を
熱硬化性フェノール樹脂のような熱硬化性合成樹脂によ
って固められている場合には、その結合力は堅くて比較
的もろいために上記手段及び装置によって極所的な圧力
水の噴射によって打撃を与えて、有効に粉砕し除去でき
る。しかし、他の従来法、例えば鋳物砂を粘土によって
固めたような場合にも適用できるので、これに限定され
るものではない。更に、熱硬化性合成樹脂としては、熱
硬化性フェノール樹脂がその価格や入手が容易であるこ
とから最も好ましいが、この樹脂よりもっと早く硬化す
る他の樹脂を使用して形成された中子でも適用可能であ
る。
【0049】以上の各実施例における水の役割は、主と
して鋳型に局所的な衝撃を与えるため、粉砕した主型や
中子の砂を流出しやすくするため、鋳物の表面を洗浄す
るために用いられるので、その温度や種類、例えば、酸
性、アルカリ性、井戸水、水道水、工事用水などには影
響がないので何らの制限を受けなく、そのため一般的に
は安価で入手が容易な常温の水道水や工業用水が適して
いる。
【0050】
【発明の効果】この発明の効果は以下の通りである。ま
ず、請求項1の発明は、高圧水の噴射による衝撃によっ
て主型を粉砕できるため、主型に振動を与える大型の機
械設備やハンマーやバイブレータ等で作業する必要がな
くなり、設備費や設置場所が不要になる。又、シェルモ
ード法によって作られた主型は、熱硬化性合成樹脂の結
合力によって強固に固められているので、これら従来の
除去方法では粉砕しにくかったが、噴射ノズルからの高
圧水の局所的な衝撃によって効率的に容易に粉砕でき
る。又、主型を十分冷却しなくても行えるので、作業時
間の短縮を図ることができる。更に又、高圧水によって
粉砕された主型の砂などの空気中への飛散の防止を図
れ、作業環境の良好化を図ることができる。
【0051】請求項2の発明は、前記請求項1の発明の
効果に加えて鋳物の外表面を水できれいに同時に洗浄で
きる。
【0052】請求項3の発明は、高圧水の圧力を主型の
粉砕できる圧力から鋳物の表面を傷つけない範囲とした
ので、鋳物を傷つけることなく主型を除去できる。
【0053】請求項4の発明は、高圧水の圧力を20M
Pa乃至400MPaの範囲としたので、上記と同様の
効果を得ることができると共に、高圧ポンプの種類も適
宜なものを選択できる。
【0054】請求項5の発明は、高圧ポンプと、噴射ノ
ズルと、鋳物の搬送装置だけの簡単な構成部品の少ない
装置でシェルモード法によって作られた主型を粉砕して
除去できる。又、鋳物が搬送されてくるので、作業能率
が向上する。
【0055】請求項6の発明は、高圧ポンプと、噴射ノ
ズルと、該噴射ノズルの移動装置の構成部品の少ない装
置でシェルモード法によって作られた主型を粉砕して除
去できる。噴射ノズルを主型の近傍へ移動させるので、
鋳物を移動させる手数が省ける。
【0056】請求項7の発明は前記請求項3の発明の効
果と、請求項8の発明は前記請求項4の発明の効果とそ
れぞれ同じ効果を得ることができる。
【0057】請求項9の発明は、高圧水の噴射によっ
て、鋳物の中空部に残存する中子を粉砕して噴射した水
と共に中空部から容易に取り出すことができる。この方
法による取り出しは、高圧水の噴射による衝撃によって
瞬時に行えるので、従来のように主型を取り外してから
高温に焼き戻す必要もないく、燃費と共に作業時間の大
幅な短縮化を図ることができる。更に又、焼き戻した後
に5〜6時間の自然放熱による冷却工程も必要なくなる
ので、冷却のための設備が不要になるばかりでなく、大
幅な時間の節約を図ることができる。このように、本発
明によると、相対的に、従来法と較べて大幅な時間の節
減と、良質な鋳物製品の生産と、作業工程の節減を図る
ことが可能となる。加えて、高圧水により、粉砕された
中子の砂の粒子の飛散による空気汚染の問題も生じな
く、作業環境も良好な状態を保つことができる。
【0058】請求項10の発明によると、前記請求項9
の発明の効果に加えて、高圧水の噴射により、中空部の
内表面の洗浄が同時に行えるために、洗浄工程の省略化
と、そのための設備及び時間の節減を図ることができ
る。
【0059】請求項11の発明は、上記効果に加えて、
高圧水をホース及びその先端の噴射ノズルによって鋳物
の中空部の開口部側から奥まで注入できるので、奥行き
の長い中空部を有する鋳物に適用できる利点がある。
【0060】請求項12の発明は、前記した中子が鋳物
砂を熱硬化性合成樹脂によって固めるシェルモード法に
よって作られたものであるために、その鋳物砂の結合力
は堅くてもろい性質を有することから、高圧水による極
所的な衝撃には極めて弱く、そのために中子を極めて効
果的に粉砕して、噴射した水と共に中空部を通って開口
部側から排出できる。
【0061】請求項13の発明は、熱硬化性合成樹脂が
熱硬化性フェノール樹脂であるので、安価で容易に入手
できる。
【0062】請求項14の発明は、前記ホースが可撓性
のホースであるので、鋳物の中空部が曲折したり蛇行し
ている場合であっても、開口部側から押し込むことによ
ってその曲折や蛇行に応じて自身も曲折、蛇行して順応
し、奥まで進入できるので、種々の形状の中空部に適用
できる。又、中空部の長さが長い場合でも適用できる。
【0063】請求項15の発明は前記請求項3の発明
と、請求項16の発明は請求項4の発明と同じ効果を有
するので説明を省略する。
【0064】請求項17の発明は、中子の除去装置が、
高圧ポンプと、噴射ノズルと、この噴射ノズルの前方位
置に内部に中子が残存する鋳物の中空部の開口部を位置
させる搬送装置とを具備しているので、前記した方法を
極めて少ない装置によって具体化でき、作業性を高める
ことができる利点がある。又、搬送装置によって鋳物を
噴射ノズルの前方に位置させるので、鋳物が十分に冷却
されていない場合や、重量のあるものであっても容易に
作業が行え得る。
【0065】請求項18の発明は、中子の除去装置が、
高圧ポンプと、噴射ノズルと、該噴射ノズルを内部に中
子が残存する鋳物の中空部の開口部に接近させる移動装
置の極めて少ない部品でもって、前記した方法を具体化
できる。又、噴射ノズルを接近させるようにしたので、
鋳物が重量のあるものである場合には、これを移動させ
る必要がないので作業能率が向上する。
【0066】請求項19の発明は、中子の除去装置が、
高圧ポンプと、ホースと、該ホースの先端に設けた高圧
水を噴射する噴射ノズルとを具備する装置であるので、
このホース及び噴射ノズルを鋳物の中空部へ挿入するこ
とができるために、中空部の中の奥行きが長い場合であ
っても、奥の中子まできれいに除去することができる。
【0067】請求項20の発明は、鋳物の中空部に残存
する中子が鋳物砂を熱硬化性合成樹脂で固めて作ったも
のであるので、堅くてしかももろい性質を有するため、
高圧水による極所的な衝撃に弱く、容易に中子を粉砕し
て除去することができる。
【0068】請求項21の発明は、上記熱硬化性合成樹
脂が熱硬化性フェノール樹脂であることから、安価で容
易に入手できる。
【0069】請求項22の発明は、ホースを可撓性のホ
ースとしたので、真っ直ぐな中空部はもとより、曲折し
たり蛇行した中空部であっても、それら中空部の形状に
対応して曲折、蛇行して挿入されてゆくので、奥深いと
ころの中子までをも除去することができる。又、ホース
が可撓性のために中空部の内表面に傷が付くこともな
い。
【0070】請求項23の発明は請求項3の効果と、請
求項24の発明は請求項4の効果と同じであるので、そ
の説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】主型を外側に付けた鋳物の斜視図。
【図2】主型の除去装置の実施例図。
【図3】図2の側面図。
【図4】主型の除去装置の他の実施例図。
【図5】中子の除去装置の実施例図。
【図6】中子の除去装置の他の実施例図。
【図7】鋳物の中空部の開口部に噴射ノズルが位置した
図。
【図8】鋳物の中空部にホース、噴射ノズルを挿入して
中子を除去する説明図。
【図9】鋳物の中空部の両側の開口部からホース、噴射
ノズルを挿入して中子を除去する説明図。
【図10】奥が閉塞した中空部内の中子を除去する説明
図。
【図11】中子の除去装置の実施例図。
【符号の説明】
1 鋳物 2 主型 3 中空部 4 中子 8 高圧ポンプ 9 噴射ノズル 13 開口部 14 ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 43/00 8719−4K B22D 43/00 F

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルモード法によって作られた主型に
    溶融金属を注湯して冷却してから、前記主型に高圧水を
    噴射させることによって、鋳物の外側を覆う主型を粉砕
    して除去することを特徴とする鋳物の主型の除去方法。
  2. 【請求項2】 シェルモード法によって作られた主型に
    溶融金属を注湯して冷却してから、前記主型に高圧水を
    噴射させることによって、鋳物の外側を覆う主型を粉砕
    して除去すると共に鋳物表面の洗浄を行うことを特徴と
    する鋳物の主型の除去方法。
  3. 【請求項3】 前記高圧水の圧力は、主型を粉砕できる
    が鋳物の外表面を傷つけない範囲の圧力であることを特
    徴とする請求項1又は2の鋳物の主型の除去方法。
  4. 【請求項4】 前記高圧水の圧力は、20MPa乃至4
    00MPaの範囲であることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかの鋳物の主型の除去方法。
  5. 【請求項5】 高圧水を供給する高圧ポンプと、該高圧
    ポンプから供給される高圧水を噴射する噴射ノズルと、
    該噴射ノズルの前方にシェルモード法によって作られた
    主型に溶融金属を注湯して冷却したものを搬送する搬送
    装置を具備した鋳物の主型の除去装置。
  6. 【請求項6】 高圧水を供給する高圧ポンプと、該高圧
    ポンプから供給される高圧水を噴射する噴射ノズルと、
    該噴射ノズルをシェルモード法によって作られた主型に
    溶融金属を注湯して冷却したものの近傍に接近させる移
    動装置を具備した鋳物の主型の除去装置。
  7. 【請求項7】 前記高圧水の圧力は主型を粉砕できるが
    鋳物の外表面を傷つけない範囲の圧力であることを特徴
    とする請求項5又は6の鋳物の主型の除去装置。
  8. 【請求項8】 前記高圧水の圧力は、20MPa乃至4
    00MPaの範囲であることを特徴とする請求項5乃至
    7のいずれかの鋳物の主型の除去装置。
  9. 【請求項9】 鋳物の中空部に残存する中子に高圧水を
    噴射させることによって中子を粉砕して、噴射した水と
    共に前記中空部より中子を取り出すことを特徴とする鋳
    物の中子の除去方法。
  10. 【請求項10】 鋳物の中空部に残存する中子に高圧水
    を噴射させることによって中子を粉砕して、噴射した水
    と一緒に前記中空部より中子を取り出すと共に、前記中
    空部の内表面を洗浄することを特徴とする鋳物の中子の
    除去方法。
  11. 【請求項11】 中子が残存する鋳物の中空部の開口部
    側から、先端に高圧水を噴射する噴射ノズルを具備した
    ホースを挿入することによって、開口部側の中子から奥
    の中子へと順に前記噴射ノズルから噴射される高圧水に
    よって粉砕し、この粉砕した中子を噴射した水と共にホ
    ースを挿入した開口部側から取り出すことを特徴とする
    鋳物の中子の除去方法。
  12. 【請求項12】 前記中子は、少なくとも鋳物砂と熱硬
    化性合成樹脂とを用いてシェルモード法によって作られ
    ることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかの鋳物
    の中子の除去方法。
  13. 【請求項13】 前記熱硬化性合成樹脂が、熱硬化性フ
    ェノール樹脂であることを特徴とする請求項12の鋳物
    の中子の除去方法。
  14. 【請求項14】 前記ホースが可撓性ホースである請求
    項11の鋳物の中子の除去方法。
  15. 【請求項15】 前記高圧水は、中子を粉砕できるが鋳
    物の中空部の内表面を傷つけない範囲の圧力であること
    を特徴とする請求項9乃至11の鋳物の中子の除去方
    法。
  16. 【請求項16】 前記高圧水の圧力は、20MPa乃至
    400MPaの範囲であることを特徴とする請求項9乃
    至11又は15の鋳物の中子の除去方法。
  17. 【請求項17】 高圧水を供給する高圧ポンプと、該高
    圧ポンプから供給される高圧水を噴射する噴射ノズル
    と、該噴射ノズルの前方位置に内部に中子が残存する鋳
    物の中空部の開口部を位置させるように搬送する搬送装
    置を具備することを特徴とする鋳物の中子の除去装置。
  18. 【請求項18】 高圧水を供給する高圧ポンプと、該高
    圧ポンプから供給される高圧水を噴射する噴射ノズル
    と、該噴射ノズルを内部に中子が残存する鋳物の中空部
    の開口部に接近させる移動装置を具備した鋳物の中子の
    除去装置。
  19. 【請求項19】 高圧水を供給する高圧ポンプと、該高
    圧ポンプから供給される高圧水を導くと共に鋳物の中子
    が残存する中空部に挿入可能なホースと、該ホースの先
    端に設けられると共に鋳物の中子が残存する中空部に挿
    入可能な高圧水を噴射する噴射ノズルを具備したことを
    特徴とする鋳物の中子の除去装置。
  20. 【請求項20】 前記中子は、少なくとも鋳物砂と熱硬
    化性合成樹脂とを用いてシェルモード法によって作られ
    ることを特徴とする請求項17乃至19のいずれかの鋳
    物の中子の除去装置。
  21. 【請求項21】 前記熱硬化性合成樹脂が、熱硬化性フ
    ェノール樹脂であることを特徴とする請求項20の鋳物
    の中子の除去装置。
  22. 【請求項22】 前記ホースが可撓性のホースである請
    求項19の鋳物の中子の除去装置。
  23. 【請求項23】 前記高圧水の圧力は、中子を粉砕でき
    るが鋳物の中空部の内表面を傷つけない範囲の圧力であ
    ることを特徴とする請求項17乃至19のいずれかの鋳
    物の中子の除去装置。
  24. 【請求項24】 前記高圧水は、20MPa乃至400
    MPaの範囲であることを特徴とする請求項17、1
    8、19又は23の鋳物の中子の除去装置。
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