JPH09182868A - 弾球遊技機用表示装置 - Google Patents

弾球遊技機用表示装置

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JPH09182868A
JPH09182868A JP35230195A JP35230195A JPH09182868A JP H09182868 A JPH09182868 A JP H09182868A JP 35230195 A JP35230195 A JP 35230195A JP 35230195 A JP35230195 A JP 35230195A JP H09182868 A JPH09182868 A JP H09182868A
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JP
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display
pachinko machine
machine
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JP35230195A
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Kazuo Okada
和生 岡田
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Universal Sales Co Ltd
Original Assignee
Universal Sales Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釘調整の際、管理台帳に表示されるスタート
回数/分データとそのデータを持つパチンコ機械台とを
その都度対応づける労力を要する作業が従来必要とされ
ていた。また、釘調整結果は直ちに把握することが出来
なかった。 【解決手段】 釘調整の際、遊技機島1のいずれかの表
示装置3の表示スイッチ6が操作されることにより、そ
の遊技機島1の全ての表示装置3の4桁LED14bに
スタート回数/分のデータが表示される。釘調整師はこ
のスタート回数/分データを見てその場で釘調整を必要
とするパチンコ機2を特定する。そして、そのデータが
目標値に近づくように釘調整をする。また、累積発射球
数データが表示装置3の2桁LED14aに表示され
る。釘調整師は累積発射球数の小さいパチンコ機2につ
いては釘調整を行わない。また、釘調整結果得られる新
たなスタート回数/分データは表示装置3によってその
場で直ちに把握される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ,アレン
ジボール,スマートボール,ピンボールゲーム機といっ
た弾球遊技機の遊技情報を表示する、弾球遊技機毎に設
けられている弾球遊技機用表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の弾球遊技機用表示装置と
してパチンコ機に設けられている表示装置がある。パチ
ンコ機においては、始動口に遊技球が入賞すると、パチ
ンコ機本体中央に設けられた可変表示装置が回り出し、
可変表示ゲーム(別遊技)が行われる。この可変表示は
一定時間経過後に停止し、停止時の表示シンボルによっ
て入賞態様が定まる。例えば、「7−7−7」といった
3個の同一シンボルが可変表示装置に停止表示された時
には、遊技者にとって有利な大当たりゲームが発生す
る。この大当たりゲームにおいては、パチンコ機の変動
入賞装置が長時間にわたって開放し、遊技者は多数の遊
技球を獲得することが出来る。
【0003】各パチンコ機の上部に設けられたそれぞれ
の表示装置には、このような大当たりゲームがその日に
その弾球遊技機で何回発生したとか、大当たりゲーム終
了後次の大当たりゲーム発生までに何回の可変表示ゲー
ムが行われているかといった遊技に関連した数値情報が
表示される。この表示装置には、ゲーム中のトラブル発
生時に係員に連絡することのできる呼出ボタンも組み込
まれている。
【0004】大当たりゲームの発生する回数は、遊技回
数が多ければ多いほど統計的に上記の可変表示ゲームが
発生する回数、いわゆるスタート回数(別遊技開始回
数)に比例するものとなる。そして、この可変表示ゲー
ムが発生する回数は、遊技球が弾球遊技機の始動口に入
り易いか否かの難易度、すなわち始動口への遊技球の通
路を形成する障害釘の調整に依存している。大当たりゲ
ームでは多数の景品球を遊技者が獲得するため、この大
当たりゲームの発生回数は、出球数ひいては店の収益に
大きな影響を及ぼす。従って、遊技店では各弾球遊技機
の釘調整を閉店後において定期的に行い、各弾球遊技機
のスタート回数を調整している。
【0005】店の収益の管理は一般的に割数を目安にし
て行われている。閉店時におけるこの割数は、店の売上
金額および客が獲得した景品金額の和の、店の売上金額
に対する比に10を掛けた値である。景品金額は客が獲
得した遊技球数に相当する金額であり、割数は店の総売
上に対して何割の景品を客が獲得したかを示している。
管理コンピュータは各弾球遊技機から球数データを取り
込み、各弾球遊技機のスタート回数や、スタート回数/
分、割数といった各種の管理データを演算する。このス
タート回数/分は1分間当たりに可変表示ゲームが発生
する回数を示す。例えば、1分間に100発の玉を発射
する弾球遊技機において発射玉数をカウントし、カウン
ト値が100に達した時点で、それまで何回の可変表示
ゲームが発生したかをカウントすることにより、このス
タート回数/分が演算される。管理コンピュータによる
これら管理データの演算結果は帳票としてプリントアウ
トされ、管理台帳に保管される。この管理台帳は遊技場
の店運営に際して適宜参照される。
【0006】釘調整師は閉店後、この管理台帳を参照し
つつ、各遊技機島に設置された弾球遊技機の釘調整を行
う。この際、始動口の釘調整においては、管理台帳のス
タート回数/分のデータが参照される。そして、その弾
球遊技機のその日のスタート回数/分のデータに応じ、
その台の始動口の釘調整が行われ、明日の営業のために
弾球遊技機の調整が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の構
成においては、釘調整に際し、まず管理台帳を参照し、
各弾球遊技機の管理データから釘調整を要する機械を特
定する。この特定は、スタート回数/分のデータ値が目
標値よりも大きい機械や小さい機械を対象に行われる。
また、各弾球遊技機の稼働時間データも参照され、一定
時間以上稼働した遊技機がこの特定の対象にされる。こ
れは、上述したように、大当たりゲームの発生する回数
がスタート回数/分に比例するのは、統計的に遊技回数
が多い、つまり稼働時間が長いことが条件とされている
からである。そして、島設備に多数設けられている弾球
遊技機から帳票で特定された弾球遊技機を探し出し、そ
の弾球遊技機の所に行って始動口の釘調整を行う。この
調整はスタート回数/分のデータ値に応じて行われ、そ
のデータ値が目標値に近づくよう、釘の植設角度が変え
られる。
【0008】このため、上記従来の構成においては、釘
調整に際し、管理台帳に表示される管理データと、その
管理データを持つ弾球遊技機械台とをその都度対応づけ
る作業が必要とされる。従って、遊技場に設置されてい
る弾球遊技機の台数が多い場合には、特定された台を見
つけるのが大変であり、上記従来の構成においてはこの
対応作業に労力を要した。この結果、釘調整が終了する
までには従来長時間を要した。
【0009】また、釘調整をした後、その機械の新たな
スタート回数/分のデータを確認する際も、試験的に遊
技を行ってからその都度管理コンピュータに行って管理
データをプリントアウトし、帳票からその台のデータを
探し出して確認する必要がある。従って、上記従来の構
成においては、閉店後に時間を要する釘調整を行った
後、さらにこのように手間のかかるデータ確認作業をし
なければならず、弾球遊技機の調整作業には従来多大な
手間暇がかかっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、弾球遊技機毎に設け
られ、その弾球遊技機の遊技情報を表示する弾球遊技機
用表示装置において、弾球遊技機の単位時間当たりの別
遊技開始回数を表示することを特徴とするものである。
【0011】また、遊技機島に複数設けられた表示装置
のうちの少なくとも1基から出力される表示信号に応
じ、その遊技機島に設けられた全ての表示装置が単位時
間当たりの別遊技開始回数を表示することを特徴とする
ものである。
【0012】また、弾球遊技機の所定発射玉数を1単位
として総発射玉数を表示することを特徴とするものであ
る。
【0013】従って、弾球遊技機の単位時間当たりの別
遊技開始回数は、帳票を介することなく、表示装置によ
ってその場で直に確認される。よって、帳票で特定され
た弾球遊技機と島に設置された各弾球遊技機とを対応づ
ける従来の作業は不要となる。
【0014】また、遊技機島のいずれかの表示装置から
送出される表示信号によってその遊技機島の全ての表示
装置に上記回数が表示されることにより、必要な島毎に
釘調整を行える。
【0015】また、総発射玉数が表示装置に表示される
ことにより、その表示装置に対応した弾球遊技機の稼働
時間が推測される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明による弾球遊技機用
表示装置をパチンコ機用表示装置に適用した一実施形態
について説明する。
【0017】図2は遊技場の遊技機島の一部を表したも
のである。
【0018】この遊技機島1には複数台のパチンコ機
2,2nが設置されている。遊技機島1の上板には各パ
チンコ機2,2n毎に表示装置3,3nが取り付けられ
ている。表示装置3はその下方に設置されたパチンコ機
2と電気的に接続されており、さらに、同一の遊技機島
1内の他の表示装置3nとも電気的に相互に接続されて
いる。また、各パチンコ機2の間には遊技球貸出機4,
4nが設置されており、パチンコ機2の遊技媒体である
遊技球が貸し出される。また、遊技機島1の両端には係
員呼び出し用のコーナーランプ5が設けられている。こ
のコーナーランプ5は、ゲーム実行中にトラブルが発生
した時などに、表示装置3に組み込まれた後述の呼出ボ
タン16を遊技者が押すことによって点滅する。
【0019】表示装置3は、図3に示すように取付板1
0にカバー11が被せられた外観構成となっている。カ
バー11は、赤色に着色されたアクリル板からなる表示
板12b、黄色に着色されたアクリル板からなる表示板
12a,12cを有している。各表示板12a,b,c
の内側には後述するカバー表示ランプ29a,b,cが
組み込まれており、各カバー表示ランプ29a,b,c
が点灯されることにより、カバー11は赤色,黄色の各
発色表示を行う。また、カバー11には赤く着色された
透明窓13が組み込まれており、その内側にはLED表
示器14が設けられている。透明窓13からはこのLE
D表示器14によるデジタル表示が観察される。LED
表示器14は、2桁のデジタル数字を表示する2桁LE
D14aと、4桁のデジタル数字を表示する4桁LED
14bとから構成されている。また、カバー11の前面
左下部には、この表示装置3に対応して設置されている
パチンコ機2の台番号を表すシール15が貼られてい
る。また、カバー11の前面右下部には前述の呼出ボタ
ン16が突出している。
【0020】図1はこの表示装置3の電気回路構成を概
略的に示すブロック図である。
【0021】CPU20,ROM21,RAM22,I
/Oポート23からなるマイクロコンピュータ(マイコ
ン)24は、表示装置3の内部に構成されたメイン基板
に組み込まれている。ROM21には表示プログラムお
よびこの表示プログラムの実行時に用いる各種のデータ
テーブルが格納されている。RAM22にはパチンコ機
2から送られてくる各種データおよび実行時の各データ
が一時的に記憶される。記憶された各データは表示装置
3が動作するときに適宜参照される。また、CPU20
は、パチンコ機2から出力されてくる各種のゲーム状態
を表す情報に対応して表示プログラムを実行する。この
表示プログラムの実行時には、表示装置3に内蔵された
切換スイッチ装置25の切換位置がI/Oポート23を
介して参照される。この切換スイッチ装置25は複数個
のディップスイッチからなり、これら各ディップスイッ
チの切換位置の組み合わせにより、表示装置3による各
種の表示形態が選択される。
【0022】また、LEDドライバ26,27およびラ
ンプドライバ28には、切換スイッチ装置25の切換位
置に応じた表示信号が与えられる。2桁LED14a,
4桁LED14bおよびカバー表示ランプ29a,b,
cはこの表示信号を受けてそれぞれ駆動される。I/O
ポート23にはこの他、呼出ボタン16,コーナーラン
プ5および表示装置3内に設けられた表示スイッチ6が
接続されている。マイコン24にはI/Oポート23を
介して呼出ボタン16および表示スイッチ6の操作信号
が入力される。呼出ボタン16が操作された時には、マ
イコン24からコーナーランプ5へ表示信号が供給され
る。また、表示スイッチ6が操作された時には、その遊
技機島1に設置された全ての表示装置3に、後述するよ
うにスタート回数/分および累積発射球数の表示信号が
出力される。
【0023】また、I/Oポート23には同じ遊技機島
1内に設置された他の表示装置3nが接続されており、
パチンコ機2からのゲーム情報および他の表示装置3n
からの情報がマイコン24に入力される。また、パチン
コ機2および他の表示装置3nには、マイコン24から
I/Oポート23を介して大当たり連動表示信号が出力
される。I/Oポート23にはさらに管理コンピュータ
30が接続されており、パチンコ機2からのゲーム情報
は、遊技場内の遊技機全体の管理をしているこの管理コ
ンピュータ30へ送られる。
【0024】次に、パチンコ機2について説明する。図
4はパチンコ機2の正面の外観を示している。遊技盤面
40には周知のように障害釘や風車が設けられており、
球発射装置41によって発射された遊技球は遊技盤面4
0を流下する。流下する最中、遊技球は一般入賞口42
あるいは始動口43に入賞するか、または外れ球となっ
て回収口44に入る。パチンコ機2の入賞態様には、一
般入賞口42への入賞と、始動口43への入賞と、特典
ゲーム中の入賞との3種類がある。一般入賞口42に入
賞した時には所定個数の景品球が払い出されるだけであ
るが、始動口43に入賞した時には、液晶表示パネルに
よって構成される可変表示部45が駆動される。
【0025】可変表示部45はパチンコ機2に内蔵され
たマイコンによって制御され、乱数テーブルに基づいて
例えば3桁の数字をランダムに可変表示する。この可変
表示は一定時間が経過すると停止し、3桁の数字が固定
表示されて特定される。特定されたこの数字の組み合わ
せが、予め決められた例えば「777」等の数字の組み
合わせになっていると大当たりになり、特典ゲーム(別
遊技)が行われる。特典ゲームでは変動入賞部(アタッ
カ)46が開放され、極めて入賞が得やすい状態にな
る。アタッカ46は所定時間経過後に一旦閉じるが、再
び開放され、決められた回数だけこの動作を繰り返す。
従って、大当たりになると多数の景品球を得ることがで
きる。
【0026】パチンコ機2には、球発射装置41から発
射された遊技球の数を検知する発射球センサ47,一旦
打ち出された後に再び戻ってきた遊技球を検知する戻り
球センサ48の他、一般入賞口42や始動口43に入っ
た遊技球を検知する図示しないセンサや、景品球計数用
の図示しないセンサが組み込まれている。表示装置3に
はこれら各種センサから得られた、発射球数,戻り球
数,一般入賞口42に入った球数,始動口43に入った
球数,入賞時に払い出された景品球数などの各種球数デ
ータが入力される。
【0027】表示装置3は始動口43への入賞によって
可変表示部45が実際に回った回数をゲームカウント信
号として処理し、可変表示部45に大当たりが得られた
時の信号を大当たり信号として処理する。この大当たり
発生信号も表示装置3に入力される。一般にパチンコ機
2には大当たりが発生したことを点滅表示する表示ラン
プ49が組み込まれているので、大当たり信号として、
この表示ランプ49の点滅を光電検出した信号を用いる
ことも可能である。
【0028】表示装置3はパチンコ機2から入力されて
くる上記各種の信号を受けて種々の表示を行う。例え
ば、それまでに発生した大当たりの回数を2桁LED1
4aにデジタル表示する。また、大当たり発生後に行わ
れる特典ゲーム中の純増球数を4桁LED14bにデジ
タル表示する。この純増球数は、発射球数から戻り球数
を減算した実発射球数を、景品球数から減じた球数であ
る。また、ゲームカウント信号に基づき、可変表示部4
5の累積駆動回数をスタート回数(別遊技開始回数)と
して4桁LED14bにデジタル表示する。また、1分
間当たりに可変表示部45が駆動される回数をスタート
回数/分として4桁LED14bにデジタル表示する。
また、発射球センサ47からの検出信号に基づき、それ
までの累積発射球数を2桁LED14aにデジタル表示
する。この累積発射球数は例えば1000発の発射球数
を1として表示する。よって、この表示が例えば12で
ある場合には、12000発の遊技球がそれまでに発射
されていることになる。これらの表示モードは、切換ス
イッチ装置25を構成する各ディップスイッチの切換位
置を切り換えることにより、適宜選択,変更することが
出来る。
【0029】また、スタート回数/分および累積発射球
数の各データは、この切換スイッチ装置25のスイッチ
切換位置を切り換える他、表示装置3内の表示スイッチ
6を操作することによっても表示させることが出来る。
ただし、この際にはその遊技機島1の他の表示装置3n
にも表示信号が送出され、その遊技機島1の全てのパチ
ンコ機2の各表示装置3にスタート回数/分および累積
発射球数の各データが表示される。さらに、管理コンピ
ュータ30の表示装置3に対する指令により、遊技場の
全パチンコ機2にこれら各データを表示させることが出
来、また、任意のパチンコ機2にのみこれら各データを
表示させることも出来る。
【0030】このような構成において、閉店後における
各パチンコ機2の釘調整は、遊技場の規模が大きい場合
には複数の釘調整師によって行われる。この際、各パチ
ンコ機2は幾つかの遊技機島1に分割され、分割された
それぞれの遊技機島1について担当の釘調整師が決めら
れる。釘調整師は釘調整に当たり、まず担当の遊技機島
1に設けられた表示装置3のうちのいずれか1基の表示
装置3の表示スイッチ6を操作し、その遊技機島1の全
ての表示装置3の4桁LED14bにスタート回数/分
データ,2桁LED14aに累積発射球数データを表示
させる。このように遊技機島1のいずれかの表示装置3
から表示信号を送出し、その遊技機島1の全パチンコ機
2の各表示装置3にスタート回数/分および累積発射球
数の各データを表示させることにより、各釘調整師にそ
れぞれ必要な遊技機島1についてだけ各データが表示さ
れ、遊技機島1毎に釘調整を行える。
【0031】前述のように、スタート回数が多いと統計
的に大当たりの発生する回数は高くなり、従って、スタ
ート回数/分のデータは、そのパチンコ機2の出球数ひ
いては機械割数に大きな影響を与える重要なデータであ
る。このため、釘調整師は釘調整に際してこのスタート
回数/分のデータを参照する。また、パチンコ機2の稼
働時間が短い場合には、スタート回数/分と大当たりの
発生回数との比例関係は不確かであり、各パチンコ機2
のスタート回数/分のデータが極端にばらつく可能性が
高い。このため、釘調整師は釘調整に際して累積発射球
数データも参照し、この累積発射球数から稼働時間を推
測する。そして、これらのデータを基に、各表示装置3
に対応して設けられている各パチンコ機2の釘調整の要
否を決定する。
【0032】例えば、並んでいる各パチンコ機2上部の
4桁LED14bに、それぞれ「0625」,「064
5」,「0637]…と表示されている場合には、各パ
チンコ機2のスタート回数/分はそれぞれ「6.25回
/分」,「6.45回/分」,「6.37回/分」…で
あることを表している。従って、例えばスタート回数/
分の目標値が6.35回/分であり、データが「6.2
5回/分」と小さいパチンコ機2をもっと回す必要があ
る場合には、釘調整師はそのパチンコ機2の始動口43
の障害釘の間隔を広げる釘調整をする。この調整によ
り、遊技球はその障害釘によって形成される通路を流下
して始動口43に入賞しやすくなり、そのパチンコ機2
のスタート回数が高められ、大当たりが発生しやすくな
る。
【0033】また、2桁LED14aに例えば「12」
以下の表示があり、累積発射球数が12000発以下の
表示のパチンコ機2がある場合には、釘調整師はそのパ
チンコ機2の稼働時間は短いと判断し、そのパチンコ機
2について釘調整を行わない。
【0034】各表示装置3へのスタート回数/分および
累積発射球数の各データの表示は、遊技機島1内の表示
装置3のうちの1つの表示装置3におけるスイッチ6に
よって遊技機島毎に行わなくても、管理コンピュータ3
0の指令によって一度に全台に表示させるようにしても
良い。また、各表示装置3に内蔵された切換スイッチ装
置25のディップスイッチを切り換え、各パチンコ機2
毎に表示させるようにしても良い。釘調整の仕方に応
じ、これらの表示方法の中から最善のものを適宜選択す
ることが出来る。
【0035】釘調整後、釘調整師は、調整したパチンコ
機2に対応して設けられている表示装置3の表示を、例
えば切換スイッチ装置25を操作して一旦クリアし、テ
ストモードとしてそのパチンコ機2について試験的に遊
技を行う。例えば5〜10分間だけ試験的に遊技を行
い、その後、表示装置の4桁LED14bにその試験遊
技におけるスタート回数/分を表示させる。そして、思
った通りのスタート回数/分が得られたか否かを確認す
る。もしも思い通りに得られていなかった場合には、始
動口43の釘調整を直ちに調整し直す。
【0036】このように本実施形態によるパチンコ機2
の表示装置3によれば、パチンコ機2のスタート回数/
分は、そのパチンコ機2の近接した上部に設けられた表
示装置3の4桁LED14bによってその場で直ちに確
認される。よって、管理コンピュータ30でプリントア
ウトされた帳票から釘調整を要するパチンコ機2を特定
し、特定したパチンコ機2と遊技機島1に設置された各
パチンコ機2とを対応づける従来の労力を要する作業は
不要となる。このため、本実施形態によれば、遊技場に
設置されているパチンコ機2の台数が多い場合において
も、釘調整を要するパチンコ機2は簡易に判明する。こ
の結果、本実施形態によるパチンコ機2の表示装置3に
よれば、釘調整は閉店後に短時間に容易に行える。
【0037】また、試験的に遊技を行った結果得られる
スタート回数/分のデータが表示装置3に表示されるこ
とにより、釘調整の結果はその場で直ちに確認される。
つまり、管理コンピュータ30の設置場所まで釘調整師
が足を運び、その機械の新たなデータをその都度プリン
トアウトして確認する従来の煩わしい作業は不要にな
る。よって、従来よりも迅速に釘調整の結果が把握さ
れ、釘調整を直ちにやり直すことも可能である。このた
め、各パチンコ機2は従来よりも迅速に思った通りに調
整でき、遊技場の営業はより効率的に思惑通り行えるよ
うになる。
【0038】また、パチンコ機2の累積発射球数が2桁
LED14aに表示されるため、そのパチンコ機2の稼
働時間を推測することが出来る。このため、釘調整を本
当に必要とするパチンコ機2を適確に判断することが可
能となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弾
球遊技機の単位時間当たりの別遊技開始回数は、帳票を
介することなく、表示装置によってその場で直に確認さ
れる。よって、帳票で特定された弾球遊技機と島に設置
された各弾球遊技機とを対応づける従来の作業は不要と
なる。このため、釘調整は短時間にかつ簡易に行えるよ
うになる。さらに試験遊技によって得られる新たな別遊
技開始回数データも表示装置によってその場で直ちに確
認される。このため、釘調整結果を直ちに次の釘調整に
フィードバックでき、釘調整を迅速に思った通りに行う
ことが可能となる。
【0040】また、遊技機島のいずれかの表示装置から
送出される表示信号によってその遊技機島の全ての表示
装置に上記回数が表示されることにより、必要な遊技機
島についてだけ釘調整を行える。このため、釘調整の仕
方を適宜選択することが可能となる。
【0041】また、総発射玉数が表示装置に表示される
ことにより、その表示装置に対応した弾球遊技機の稼働
時間が推測される。このため、この稼働時間に応じて単
位時間当たりの別遊技開始回数の各データに重みづけを
することが出来、釘調整を本当に必要とする弾球遊技機
だけを短時間にかつ容易に判別することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による弾球遊技機用表示装
置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態による弾球遊技機用表示装置が設け
られた遊技機島設備の正面図である。
【図3】本実施形態による弾球遊技機用表示装置の外観
構成を示す斜視図である。
【図4】本実施形態による弾球遊技機の正面図である。
【符号の説明】
2…パチンコ機 3…表示装置 3n…他の表示装置 5…コーナーランプ 6…コーナースイッチ 14a…2桁LED 14b…4桁LED 16…呼出ボタン 20…CPU 21…ROM 22…RAM 23…I/Oポート 24…マイクロコンピュータ(マイコン) 25…切換スイッチ装置 26,27…LEDドライバ 28…ランプドライバ 29a,b,c…カバー表示ランプ 30…管理コンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機毎に設けられその弾球遊技機
    の遊技情報を表示する弾球遊技機用表示装置において、
    前記弾球遊技機の単位時間当たりの別遊技開始回数を表
    示することを特徴とする弾球遊技機用表示装置。
  2. 【請求項2】 遊技機島に複数設けられた前記表示装置
    のうちの少なくとも1基から出力される表示信号に応
    じ、その遊技機島に設けられた全ての前記表示装置が単
    位時間当たりの前記別遊技開始回数を表示することを特
    徴とする請求項1記載の弾球遊技機用表示装置。
  3. 【請求項3】 前記弾球遊技機の所定発射玉数を1単位
    として総発射玉数を表示することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の弾球遊技機用表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136168A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 遊技情報データ読取処理装置
JP2007136169A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 遊技情報データ読取処理装置
JP2007136165A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 信号変換装置
JP2007136167A (ja) * 1997-12-26 2007-06-07 Neuron:Kk 遊技情報データ読取処理装置

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