JPH09182573A - 低リン、低カリウム化処理してなる肉類及びその製造方法 - Google Patents

低リン、低カリウム化処理してなる肉類及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09182573A
JPH09182573A JP7353246A JP35324695A JPH09182573A JP H09182573 A JPH09182573 A JP H09182573A JP 7353246 A JP7353246 A JP 7353246A JP 35324695 A JP35324695 A JP 35324695A JP H09182573 A JPH09182573 A JP H09182573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meat
phosphorus
potassium
low
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7353246A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Takahashi
肇 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kameda Seika Co Ltd
Original Assignee
Kameda Seika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kameda Seika Co Ltd filed Critical Kameda Seika Co Ltd
Priority to JP7353246A priority Critical patent/JPH09182573A/ja
Publication of JPH09182573A publication Critical patent/JPH09182573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Fish Paste Products (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 腎臓患者等のリン、カリウムの摂取量が制限
されているものにおいても食することができるように、
肉類に多量に含有されているリン、カリウムを溶出せし
めて低リン化、低カリウム化処理してなる肉類及びその
製造方法を提供する。 【構成】 肉類を、水若しくはヌクレアーゼを添加した
浸漬液に浸漬し、リン、カリウムを溶出せしめ、又は前
記処理をした肉類を沸騰した熱水でボイルすることによ
りリン、カリウムを溶出せしめ、又は肉類を沸騰水に浸
漬し沸騰した熱水でボイルすることによりリン、カリウ
ムを溶出せしめることを特徴とする低リン化、低カリウ
ム化処理してなる肉類及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、肉類のリン、カ
リウムを溶出せしめることにより低リン化、低カリウム
化処理をした肉類及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腎臓病患者向けのタンパク質を低
減した食品は、特開昭55ー138368号、特開平2
ー167040号、特開平2ー265447号、特願平
3ー27253号、特開平3ー297343号、特開平
4ー218347号、特開平5ー103612号、特開
平5ー103613号、特開平5ー103616号,特
開平5ー103617号,特開平5ー103618号,
特開平5ー355187号,特開平6ー66378号の
穀類に関するうどん、そば、米、米飯等の主食や、だし
わり醤油等の調味料しかなく、主に低アレルゲンを目的
としたものが多かった。しかし、副食の材料となる畜
肉、鳥肉、魚肉等の肉全般のリン、カリウムを低減化す
る技術はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】腎臓病患者は、タンパ
ク質、リン、カリウム、ナトリウム等の摂取量を制限さ
れている。特にリン摂取量が多いと、骨中のカルシウム
が血液中に溶出するため骨粗しょう症の原因となるだけ
でなく、人工透析の回数を増やす原因となり問題となっ
ている。カリウムも多く摂取しすぎると、ナトリウムと
のバランスが崩れ、人体に悪影響が起こる。またリン、
カリウムは穀類、野菜等の多くの食品に含まれているた
め、腎臓病患者には摂取過剰になりがちである。
【0004】特に副食となる肉類にはリン、カリウム含
量が多く、良質なタンパク質を摂取する際に多量のリ
ン、カリウムも摂取してしまうなどの問題があった。
【0005】そこで本発明は、副食としてなくてはなら
ない肉類からリン、カリウムを低減化できるため、肉類
からリン、カリウムを過剰摂取することなく、良質なタ
ンバク質を摂取できることを目的としている。
【0006】さらに通常の肉類を低リン、低カリウム化
するため、処理後の食味が変わらず、誰でも食餌療法が
継続しやすくなることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、肉類の低リン、低カリウム化処理してなる
肉類とその製造方法である。
【0008】本発明における低リン化、低カリウム化処
理してなる肉類を製造する方法においては、肉類を水に
浸漬し、一定時間浸漬したまま保持し若しくは撹拌する
ことにより肉類のリン、カリウムを溶出せしめるもので
ある。
【0009】または、本発明の低リン化、低カリウム化
処理してなる肉類の製造する方法は、肉類を、ヌクレア
ーゼを添加した浸漬液に浸漬し、一定時間浸漬したまま
保持し若しくは撹拌することにより肉類のリン、カリウ
ムを溶出せしめるものである。
【0010】さらに、本発明の低リン化、低カリウム化
処理してなる肉類を製造する方法においては、肉類を、
沸騰水に浸漬し、沸騰した熱水一定時間継続してボイル
することにより肉類のリン、カリウムを溶出せしめるも
のである。
【0011】さらにまた本発明における低リン化、低カ
リウム化処理してなる肉類を製造する方法においては、
肉類を水に浸漬し、一定時間浸漬したまま保持し若しく
は撹拌することにより肉類のリン、カリウムを溶出せし
め又はヌクレアーゼを添加した浸漬液に浸漬し、一定時
間浸漬したまま保持し若しくは撹拌することにより肉類
のリン、カリウムを溶出せしめる処理をした肉類を、さ
らに沸騰した熱水でボイルすることにより肉類のリン、
カリウムを溶出せしめるものである。
【0012】また本発明による低リン化、低カリウム化
してなる肉類は、肉類を、水若しくはヌクレアーゼを添
加した浸漬液に浸漬してリン、カリウムを溶出せしめ、
又は前記のリン、カリウムを溶出せしめた肉類を、さら
に沸騰した熱水でボイルすることによりリン、カリウム
を溶出せしめ、又は肉類を沸騰水に浸漬し沸騰した熱水
で一定時間継続してボイルすることによりリン、カリウ
ムを溶出せしめてなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明における肉類とは、牛肉、
豚肉、鳥肉、魚肉、鯨肉等の肉類全般をいう。上記発明
を達成するための請求項1においては、肉類を一定時間
浸漬水に一定時間浸漬して保持し又は時々撹拌し、肉類
に含まれる水溶性の無機体リン、カリウムやタンパク
質、アデノシン二リン酸(ADP)、アデノシン一リン
酸(AMP)、イノシン酸(IMP)等の水溶性有機物
を浸漬液中に溶出させ、肉類の低リン、低カリウム化を
行なう方法である。なお、浸漬水の温度は、肉類の硬化
を防止するために、60℃以下が好ましい。かかる方法
により製造した肉類は、変性した肉では製造できないハ
ンバーク、ミートボール、つくね、ミンチかつ、蒲鉾、
魚類のミンチボール等の練り製品を製造する前処理とし
て主に利用できる。
【0014】請求項1によるときは、肉類を水に浸漬
し、一定時間浸漬したまま保持し若しくは撹拌すること
により肉類のリン、カリウムを溶出せしめることができ
るので、簡単な方法で低リン化、低カリウム化した肉類
を得ることができ、しかも製造工程が簡単であるから安
価に提供できると共に、肉類を単に水に浸漬するもので
あるから、肉類に含有されたリン、カリウム以外のミネ
ラルやタンパク質等を壊わすことなく、豊富な栄養価に
富んだ低リン化、低カリウム化処理した肉類が得られる
という効果がある。
【0015】請求項2の製造方法においては、肉類をヌ
クレアーゼを添加した浸漬水に一定時間浸漬して保持し
又は時々撹拌し、肉類に含まれる水溶性の無機体リン、
カリウムやタンパク質、ADP、AMP、IMP等の水
溶性有機物に加え、ヌクレアーゼにより高分子であるデ
オキシリボ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA)をAM
P、グアニル酸(GMP)、シチジル酸(CMP)、ウ
リジル酸(UMP)等に分解して可溶化することによ
り、これらを浸漬液中に溶出させ、肉類の低リン化を行
なう方法である。なお、ヌクレアーゼの活性から、浸漬
水の温度は55〜85℃、浸漬液pHは4,5〜6,5
が好ましい。
【0016】請求項2によるときは、肉類を核酸類の加
水分解酵素たるヌクレアーゼを添加してなる浸漬液に浸
漬することにより、肉類に含有されたリン、カリウムを
溶出するものであるから、浸漬液のみでなく添加された
ヌクレアーゼの作用により請求項1ににおける発明の方
法によっては取り除けないDNA、RNA等の核酸体の
リンをも効率的に除去できるという効果がある。
【0017】請求項3における製造方法の発明において
は、肉類を沸騰水に浸漬し沸騰した熱水で一定時間継続
してボイルすることにより、肉汁液に溶解していた水溶
性の無機体リン、カリウムやタンパク質、ADP、AM
P、IMP等の水溶性有機物を肉汁と共に熱水に溶出さ
せ、肉類の低リン、低カリウム化を行なう方法である
【0018】この請求項3における製造方法は、肉類に
含有されているリン、カリウムを沸騰した熱水で抽出す
るため、抽出効率のよい方法であり、肉類の低リン化、
低カリウム化が短時間に効率的にできるという効果があ
る。。かかる方法により製造した肉類は、熱変性後の肉
でも利用できるので、煮物、焼き物、炒め物、揚げ物等
の幅広い食品に利用できる。
【0019】請求項4における製造方法は、請求項1、
請求項2の製造方法の発明により低リン、低カリウム化
した肉類を、さらに沸騰した熱水で一定時間ボイルする
ことにより、肉類中のリン、カリウム抽出効率を非常に
高めた方法である。
【0020】特に、この請求項4における製造方法によ
るときは、従来において、ミンチ状の肉類は、ボイルす
ると大きな粒状の塊となり、塊の中心部のリン、カリウ
ムを抽出するのは困難であったが、かかる請求項4にお
ける製造方法の発明にあっては、肉類を請求項1、請求
項2の発明における製造方法により、あらかじめ低リ
ン、低カリウム化してあるため塊の中心に残留するリ
ン、カリウムが少なくなる利点がある。
【0021】請求項5における低リン化、低カリウム化
してなる肉類の発明は、請求項1、2、3、4の製造方
法により低リン、低カリウム化処理した肉類であって、
すなわち、かかるリン、カリウムの含有量を低減化した
肉類を原料として製造するスープ、餃子、しゅうまい、
大和煮、カレー、肉じゃが、水煮、焼き肉、しゃけの味
つきフレーク、鳥そぼろ、海老フライ、ミートボール等
の食品に用いるための肉類に関するものである。さらに
以上の肉類を用いてなる加工食品をレトルト食品、缶
詰、冷凍食品に加工したものも含み、このように請求項
5においては、低リン化、低カリウム化した肉類をあら
ゆる種類の副食材料としたり、保存食の肉加工品とする
ことができるという効果がある。
【0022】
【実施例】次に実施例によって、本発明をさらに詳細に
説明する。なおこれらは、本発明の範囲を限定するもの
ではない。また全ての実施例で測定したリン、カリウム
含量は、試料を525℃で乾式灰化した後1%塩酸液に
溶解し、リンはバナドモリブデン酸吸光光度法、カリウ
ムは原子吸光光度法により測定した。さらに全ての実施
例で測定した水分含量は125℃で4時間以上乾燥する
ことにより測定した
【0023】(実施例1)市販の豚の挽き肉100gを
25℃の温水300mlに時々撹拌しながら1時間浸漬
後、挽き肉を取り出し、ガーゼで絞って水気を取った。
この処理前と処理後の豚の挽き肉におけるリン、カリウ
ム含量を表1に示した。この処理により、処理前豚の挽
き肉の61%のリンと89%のカリウムが除去できた。
【0024】
【表1】
【0025】(実施例2)市販の豚と牛合い挽きの挽き
肉100gを45℃の温水300mlに時々撹拌しなが
ら1時間浸漬後、挽き肉を取り出し、ガーゼで絞って水
気を取った。この処理前と処理後の挽き肉におけるリ
ン、カリウム含量を表2に示した。この処理により、処
理前挽き肉の65%のリンと89%のカリウムが除去で
きた。
【0026】
【表2】
【0027】(実施例3)市販の鶏肉のミンチ100g
を35℃の温水300mlに時々撹拌しながら1時間浸
漬後、鶏肉のミンチを取り出し、ガーゼで絞って水気を
取った。この処理前と処理後の鶏ミンチ肉におけるリ
ン、カリウム含量を表3に示した。この処理により、処
理前鶏ミンチ肉の52%のリンと91%のカリウムが除
去できた。
【0028】
【表3】
【0029】(実施例4)市販のあじを三枚におろし、
包丁で細かく切ったもの200gを35℃の温水600
mlに時々撹拌しながら1時間浸漬後、取り出してガー
ゼを用いて絞り水気を取った。この処理前と処理後のあ
じ肉のリン、カリウム含量を表4に示した。この処理に
より、処理前あじ肉の69%のリンと、97%のカリウ
ムが除去できた。
【0030】
【表4】
【0031】(実施例5)市販の豚の挽き肉100g
を、ヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天野製薬株
式会社)0.3gを添加した60℃の温水300mlに
時々撹拌しながら30分浸漬後、挽き肉を取り出し、ガ
ーゼで絞って水気を取った。この処理前と処理後の豚の
挽き肉におけるリン、カリウム含量を表5に示した。こ
の処理により、処理前豚の挽き肉の65%のリンと89
%のカリウムが除去できた。
【0032】
【表5】
【0033】(実施例6)市販の豚と牛合い挽きの挽き
肉100gをヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天
野製薬株式会社)0.3gを添加した65℃の温水30
0mlに時々撹拌しながら30分浸漬後、挽き肉を取り
出し、ガーゼを絞って水気を取った。この処理前と処理
後の挽き肉におけるリン、カリウム含量を表6に示し
た。この処理により、処理前挽き肉の72%のリンと8
8%のカリウムが除去できた。
【0034】
【表6】
【0035】(実施例7)市販の鶏肉のミンチ100g
をヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天野製薬株式
会社)0.3gを添加した60℃の温水300mlに時
々撹拌しながら30分浸漬後、鶏肉のミンチを取り出
し、ガーゼで絞って水気を取った。この処理前と処理後
の鶏ミンチ肉におけるリン、カリウム含量を表7に示し
た。この処理により、処理前鶏ミンチ肉のの70%のリ
ンと91%のカリウムが除去できた。
【0036】
【表7】
【0037】(実施例8)市販の豚バラスライス肉(厚
さ2mm)100gをヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「ア
マノ」天野製薬株式会社)0.3gを添加した60℃の
温水300mlに時々撹拌しながら30分浸漬後、肉を
取り出し、ガーゼで絞って水気を取った。この処理前と
処理後の豚バラスライス肉におけるリン、カリウム含量
を表8に示した。この処理により、処理前の豚バラスラ
イス肉の57%のリンと89%のカリウムが除去でき
た。
【0038】
【表8】
【0039】(実施例9)市販の豚挽き肉300gを沸
騰した熱水により30分間ボイル後、ざる上で水切りを
した。この処理前と処理後の豚の挽き肉におけるリン、
カリウム含量を表9に示した。この処理により、処理前
の豚の挽き肉の59%のリンと86%のカリウムが除去
できた。
【0040】
【表9】
【0041】(実施例10)市販の鶏ミンチ肉300g
を沸騰した熱水により30分間ボイル後、ざる上で水切
りをした。この処理前と処理後の鶏ミンチ肉のリン、カ
リウム含量を表10に示した。この処理により、処理前
の鶏ミンチ肉の50%のリンと91%のカリウムが除去
できた。
【0042】
【表10】
【0043】(実施例11)市販の豚バラスライス肉
(厚さ2mm)300gを沸騰した熱水により30分間
ボイル後、ざる上で水切りをした。この処理前と処理後
の豚バラスライス肉におけるリン、カリウム含量を表1
1に示した。この処理により、処理前の豚バラスライス
肉の66%のリンと88%のカリウムが除去できた。
【0044】
【表11】
【0045】(実施例12)市販の鶏ささみを包丁で細
かく切ったもの200gを沸騰した熱水により30分間
ボイル後、ざる上で水切りした。この処理前と処理後の
鶏ささみにおけるリン、カリウム含量を表12に示し
た。この処理により、処理前の鶏ささみ肉の72%のリ
ンと63%のカリウムが除去できた。
【0046】
【表12】
【0047】(実施例13)市販の豚の挽き肉100g
を40℃の温水300mlに時々撹拌しながら15分間
浸漬後、挽き肉を取り出し、ガーゼで絞って水気を取っ
た。さらにその肉を沸騰した熱水で15分ボイルし、ざ
る上で水切りした。この処理前と処理後の豚の挽き肉に
おけるリン、カリウム含量を表13に示した。この処理
により、処理前豚の挽肉の68%のリンと88%のカリ
ウムが除去できた。
【0048】
【表13】
【0049】(実施例14)市販の鶏のミンチ肉100
gを40℃の温水300mlに時々撹拌しながら15分
間浸漬後、ミンチ肉を取り出し、ガーゼで絞って水気を
取った。さらにその肉を沸騰した熱水で15分ボイル
し、ざる上で水切りした。この処理前と処理後の鶏のミ
ンチ肉におけるリン、カリウム含量を表14に示した。
この処理により、処理前の鶏ミンチ肉の63%のリンと
93%のカリウムが除去できた。
【0050】
【表14】
【0051】(実施例15)市販の豚バラスライス肉
(厚さ2mm)100gを50℃の温水300mlに時
々撹拌しながら15分間浸漬後、スライス肉を取り出
し、ガーゼで絞って水気を取った。さらにその肉を沸騰
した熱水で15分ボイルし、ざる上で水切りした。この
処理前と処理後の豚バラスライス肉におけるリン、カリ
ウム含量を表15に示した。この処理により、処理前の
豚バラスライス肉の69%のリンと89%のカリウムが
除去できた。
【0052】
【表15】
【0053】(実施例16)市販の鶏ささみ肉を包丁で
細かく切ったもの100gを50℃の温水300mlに
時々撹拌しながら15分間浸漬後、肉を取り出し、ガー
ゼで絞って水気を取った。さらにその肉を沸騰した熱水
で15分ボイルし、ざる上で水切りした。この処理前と
処理後の鶏ささみ肉におけるリン、カリウム含量を表1
6に示した。この処理により、処理前の鶏ささみ肉の7
5%のリンと81%のカリウムカが除去できた。
【0054】
【表16】
【0055】(実施例17)市販の豚の挽き肉100g
を、ヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天野製薬株
式会社)0.3gを添加した70℃の温水300mlに
時々撹拌しながら15分浸漬後、挽き肉を取り出し、ガ
ーゼで絞って水気を取った。さらにその肉を沸騰した熱
水で15分ボイルし、ざる上で水切りした。この処理前
と処理後の豚の挽肉におけるリン、カリウム含量を表1
7に示した。この処理により、処理前の豚の挽肉の71
%のリンと89%のカリウムが除去できた。
【0056】
【表17】
【0057】(実施例18)市販の鶏ミンチ肉100g
を、ヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天野製薬株
式会社)0.3gを添加した65℃の温水300mlに
時々撹拌しながら15分浸漬後、ミンチ肉を取り出し、
ガーゼで絞って水気を取った。さらにその肉を沸騰した
熱水で15分ボイルし、ざる上で水切りした。この処理
前と処理後の鶏ミンチ肉 におけるリン、カリウム含量
を表18に示した。この処理により、処理前の鶏ミンチ
肉の58%のリンと94%のカリウムが除去できた。
【0058】
【表18】
【0059】(実施例19)市販の鮭切り身を包丁で細
かく切ったもの100gを、ヌクレアーゼ(ヌクレアー
ゼ「アマノ」天野製薬株式会社)0.3gを添加した6
0℃の温水300mlに時々撹拌しながら15分浸漬
後、取り出し、ガーゼで絞って水気を取った。さらにそ
の肉を沸騰した熱水で15分ボイルし、ざる上で水切り
した。この処理前と処理後の鮭肉におけるリン、カリウ
ム含量を表19に示した。この処理により、処理前の鮭
肉の71%と96%のカリウムが除去できた。
【0060】
【表19】
【0061】(実施例20) 低リン、低カリウムつくねの調理法 1,市販の鶏ミンチ肉200gを、ヌクレアーゼ(ヌク
レアーゼ「アマノ」天野製薬株式会社)0.4gを添加
した65℃の温水400mlに時々撹拌しながら15分
浸漬後、ミンチ肉を取り出し、ガーゼで絞って水気を取
った。 2,次ぎに処理した肉の半量を沸騰した熱水で15分ボ
イルし、ざる上で水切りした。 3,このボイルした肉を鍋にいれ、醤油、酒を各々大サ
ジ1加えて混ぜ合わせ、強火にかけていりつけた。 4,上記3によるいりつけた肉を、すり鉢に移してよく
すり、冷ました。 5,上記4の鶏肉がさめたら、残りの1により処理した
鶏ミンチ肉を加えてよくすり混ぜ、適量に分けて手で丸
めた。 6,上記5により丸めたものを串さしにして焼き、適量
の塩をふった。 以上の方法で調理したつくねと、1、2の低リン、低カ
リウム処理をせず、後は同じ方法で調理したつくねのリ
ン、カリウム含量を表20に示した。低リン、低カリウ
ム処理をしないつくねに比べ、処理したつくねは、65
%のリンと92%のカリウムが低減された。また食味も
全く通常のものと遜色なかった。また、つくねを串から
外し、缶詰またはアルミ蒸着したパウチにつめ、レトル
ト処理すれば、長期間の保存も可能になった。
【0062】
【表20】
【0063】(実施例21) 低リン、低カリウムつみれの調理法 1,三枚におろしたあじの切り身の腹骨をすきとり、薄
皮を頭の方からむき、細かく切り、出刃包丁で細かくた
たいた。 2,1のあじ300gを35℃の温水600mlに時々
撹拌しながら1時間浸漬後、取り出してガーゼを用いて
絞り、水気を取った。 3,2のあじ300gをすり鉢にいれてよくすり、赤み
そ15g、小麦粉大さじ1杯いれてさらにすりまぜた。 4,3を親指と人差し指で一口大の団子に絞り出し、鍋
にいれて煮たってから、弱火で2〜3分ゆでた。 以上の方法で調理したつみれと、2の低リン、低カリウ
ム処理をせず、あとは同じ方法で調理したつみれのリ
ン、カリウム含量を表21に示した。低リン、低カリウ
ム処理をしないつくねに比べ、処理したつくねは、63
%のリンと95%のカリウムが低減された。また、食味
も全く通常のものと遜色なかった。またこのつみれを、
缶詰またはアルミ蒸着したパウチにつめ、レトルト処理
すれば、長期間の保存も可能になった。
【0064】
【表21】
【0065】(実施例22) 低リン、低カリウムミートボールの調理法 1,市販の豚の挽肉300gを、ヌクレアーゼ(ヌクレ
アーゼ「アマノ」天野製薬株式会社)0.6gを添加し
た65℃の温水600mlに時々撹拌しながら15分浸
漬後、挽き肉を取り出し、ガーゼで絞って水気を取っ
た。 2,すり鉢で1の処理をした肉をよくすり、なめらかに
して塩小さじ1/3、みりん小さじ2を加え、小麦粉大
さじ2を入れてよく混ぜた。 3,2を一口大に丸めて、170℃の油にいれ、カラッ
と揚げた。以上の方法で調理したミートボールと、1の
低リン、低カリウム処理をせず、あとは同じ方法で調理
したミートボールのリン、カリウム含量を表22に示し
た。低リン、低カリウム処理をしないミートボールに比
べ、処理したミートボールは、68%のリンと87%の
カリウムが低減された。また食味も全く通常のものと遜
色なかった。またこのミートボールを、缶詰またはアル
ミ蒸着したパウチにつめ、レトルト処理すれば、長期間
の保存も可能となった。
【0066】
【表22】
【0067】(実施例23) 低リン、低カリウムハンバーグの調理法 1,市販の牛と豚のあい挽き肉400gを、ヌクレアー
ゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天野製薬株式会社)0.6
gを添加した65℃の温水800mlに時々撹拌しなが
ら15分浸漬後、挽き肉を取り出し、ガーゼで絞って水
気を取った。 2,生パン粉24gを水30mlでしめらせ、玉ねぎの
みじん切り70gを透明になるまで油でいためた。 3,1の肉をボールに入れ、塩4g、2のパン粉と玉ね
ぎ、胡椒少々入れよく混ぜた。 4,3を適当な大きさに成型し、フライパンで炒めた。
以上の方法で調理したハンバーグと、1の低リン、低カ
リウム処理をせず、あとは同じ方法で調理したハンバー
グのリン、カリウム含量を表23に示した。低リン、低
カウム処理をしないハンバーグに比べ、処理したハンバ
ーグは、71%のリンと76%のカリウムが低減され
た。さらに食味も全く通常のものと遜色なかった。また
このハンバーグを、缶詰またはアルミ蒸着したパウチに
つめ、レトルト処理すれば、長期間の保存も可能となっ
た。
【0068】
【表23】
【0069】(実施例24) 低リン、低カリウム豚肉の生姜焼き調理法 1,市販の豚バラスライス肉(厚さ2mm)300gを
ヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天野製薬株式会
社)0.6gを添加した60℃の温水600mlに時々
撹拌しながら30分浸漬後、肉を取り出し、ガーゼで絞
って水気を取った。2,醤油50mlにおろし生姜50
gを混ぜたつけ汁に、1の肉を30分つけ込んだ。 3,鉄板で焼いた。 以上の方法で調理した豚肉の生姜焼きと、1の低リン、
低カリウム処理をせず、あとは同じ方法で調理した豚肉
の生姜焼きのリン、カリウム含量を表24に示した。低
リン、低カリウム処理をしない豚肉の生姜焼きに比べ、
処理した豚肉の生姜焼きは、64%のリンと81%のカ
リウムが低減された。さらに食味も全く通常のものと遜
色なかった。またこの豚肉の生姜焼きを、缶詰またはア
ルミ蒸着したパウチにつめ、レトルト処理すれば、長期
間の保存も可能となった。
【0070】
【表24】
【0071】(実施例25) 低リン、低カリウム鶏そぼろの調理法 1,市販の鶏ミンチ肉200gを、ヌクレアーゼ(ヌク
レアーゼ「アマノ」天野製薬株式会社)0.6gを添加
した65℃の温水600mlに時々撹拌しながら15分
浸漬後、ミンチ肉を取り出し、ガーゼで絞って水気を取
った。さらにその肉を熱水で15分ボイルし、ざる上で
水切りした。 2,1の肉を鍋にいれ、酒45ml、醤油30ml、砂
糖10ml、水15mlを加え、よく混ぜてから火にか
け、汁が無くなるまでいりあげた。 以上の方法で調理した鶏そぼろと、1の低リン、低カリ
ウム処理をせず、あとは同じ方法で調理した鶏そぼろの
リン、カリウム含量を表25に示した。低リン、低カリ
ウム処理をしない鶏そぼろに比べ、処理した鶏そぼろ
は、66%のリンと、85%のカリウムが低減された。
さらに食味も全く通常のものと遜色なかった。またこの
鶏そぼろを、缶詰またはアルミ蒸着したパウチにつめ、
レトルト処理すれば、長期間の保存も可能になった。
【0072】
【表25】
【0073】(実施例26) 低リン、低カリウム味付き鮭フレークの調理法 1,市販の鮭切り身を包丁で細かく切ったもの200g
を、ヌクレアーゼ(ヌクレアーゼ「アマノ」天野製薬株
式会社)0.6gを添加した60℃の温水600mlに
時々撹拌しながら15分浸漬後、取り出し、ガーゼで絞
って水気を取った。さらにその肉を沸騰した熱水で15
分ボイルし、ざる上で水切りした。 2,1の鮭を鍋にいれ、みりん15ml、砂糖4g、清
酒5ml、塩1gとよく混ぜ、水気が無くなるまで軽く
火をとおした。 以上の方法で調理した鮭フレークと、1の低リン、低カ
リウム処理をせず、あとは同じ方法で調理した鮭フレー
クのリン、カリウム含量を表26に示した。低リン、低
カリウム処理をしない鮭フレークに比べ、処理した鮭フ
レークは、71%のリンと95%のカリウムが低減され
た。またこの鮭フレークを、缶詰またはアルミ蒸着した
パウチにつめ、レトルト処理すれば、長期間の保存も可
能になった。
【0074】
【表26】
【0075】(実施例27) 低リン、低カリウムカレーの調理法 1,市販の豚の挽き肉250gと、ヌクレアーゼ(ヌク
レアーゼ「アマノ」天野製薬株式会社)0.8gを添加
した70℃温水800mlに時々撹拌しながら15分浸
漬後、挽き肉を取り出し、ガーゼで絞って水気を取っ
た。さらにその肉を沸騰した熱水で15分ボイルし、ざ
る上で水切りした。 2,鍋に水800mlに1の肉を入れ、玉ねぎ300
g、じゃがいも200g、人参100g、も入れて煮込
んだ。 3,材料がやわらくなったら、カレールー110gを割
入れ、さらに煮込んだ。 以上の方法で調理したカレーと、1の低リン、低カリウ
ム処理をせず、あとは同じ方法で調理したカレーのリ
ン、カリウム含量を表27に示した。低リン、低カリウ
ム処理をしないカレーに比べ、処理したカレーは、50
%のリンと29%のカリウムが低減された。さらに食味
も全く通常のものと遜色なかった。またこのカレーを、
缶詰またはアルミ蒸着したパウチにつめ、レトルト処理
すれば、長期間の保存も可能になった。
【0076】
【表27】
【0077】
【発明の効果】本発明は、従来、低減化することが極め
て難しいものであるとされていた肉類に相当大量に含有
されているリン、カリウムを低減化することができるの
で、腎臓病患者等のリン、カリウムの摂取量を制限され
ている場合には、肉類を副食として摂取することができ
なかったが、本発明により低リン化、低カリウム化処理
された肉類は、これらリン、カリウムの摂取量を制限さ
れている腎臓病患者等が副食として利用することができ
るようになり、しかもかかる肉類を副食として食するれ
ば腎臓病患者が、摂取量を特に低い量に制限されるリ
ン、カリウムの摂取量を一定量以下に抑制しながら、同
時に、腎臓病患者においても相当量の摂取量が望まれる
良質のタンパク質を肉類から容易に摂取することができ
るという優れた効果がある。
【0078】本発明によるときは、特に肉類の種類や品
質等に制約されること無く一般に食される肉類であれば
獣肉、魚肉、鳥肉等あらゆる種類の肉類に含有されたリ
ン、カリウムを低減化できるため、低リン化、低カリウ
ム化された多種類の肉類を副食として利用できるように
なり、腎臓病患者等のリン、カリウムの摂取量を制限さ
れている者の副食がバラィティと栄養価に富んだ豊かな
ものとなり、食餌療法が比較的容易にできるようになる
という効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/325 A23L 1/325 E 101 101A 1/48 1/48 // A61K 35/34 ACV A61K 35/34 ACV ADD ADD

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉類を、水に浸漬し、一定時間浸漬した
    まま保持し若しくは撹拌することにより肉類のリン、カ
    リウムを溶出せしめることを特徴とする低リン化、低カ
    リウム化処理してなる肉類の製造方法。
  2. 【請求項2】 肉類を、ヌクレアーゼを添加した浸漬液
    に浸漬し、一定時間浸漬したまま保持し若しくは撹拌す
    ることにより肉類のリン、カリウムを溶出せしめること
    を特徴とする低リン化、低カリウム化処理してなる肉類
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 肉類を、沸騰水に浸漬し、沸騰した熱水
    で一定時間継続してボイルすることにより肉類のリン、
    カリウムを溶出せしめることを特徴とした低リン化、低
    カリウム化処理してなる肉類の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3の処理をした肉類
    を、沸騰した熱水でボイルすることにより肉類のリン、
    カリウムを溶出せしめることを特徴とした低リン化、低
    カリウム化処理してなる肉類の製造方法。
  5. 【請求項5】 肉類を、水若しくはヌクレアーゼを添加
    した浸漬液に浸漬してリン、カリウムを溶出せしめ、又
    は前記のリン、カリウムを溶出せしめた肉類を沸騰した
    熱水でボイルすることによりリン、カリウムを溶出せし
    め、又は肉類を沸騰水に浸漬し沸騰した熱水で一定時間
    継続してボイルすることによりリン、カリウムを溶出せ
    しめたことを特徴とする低リン化、低カリウム化してな
    る肉類
JP7353246A 1995-12-30 1995-12-30 低リン、低カリウム化処理してなる肉類及びその製造方法 Pending JPH09182573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7353246A JPH09182573A (ja) 1995-12-30 1995-12-30 低リン、低カリウム化処理してなる肉類及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7353246A JPH09182573A (ja) 1995-12-30 1995-12-30 低リン、低カリウム化処理してなる肉類及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09182573A true JPH09182573A (ja) 1997-07-15

Family

ID=18429544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7353246A Pending JPH09182573A (ja) 1995-12-30 1995-12-30 低リン、低カリウム化処理してなる肉類及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09182573A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048614A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Nisshin Foods Kk 挽き肉の製造方法および肉そぼろの製造方法
JP2014018148A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Ikeda Shokken Kk レバー加工品の製造方法
JP2018121633A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 キッコーマン株式会社 畜肉加熱調理用組成物、畜肉入りレトルト食品、畜肉入りレトルト食品の加熱臭抑制方法、及び畜肉入りレトルト食品の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048614A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Nisshin Foods Kk 挽き肉の製造方法および肉そぼろの製造方法
JP4584207B2 (ja) * 2006-08-22 2010-11-17 日清フーズ株式会社 肉そぼろの製造方法
JP2014018148A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Ikeda Shokken Kk レバー加工品の製造方法
JP2018121633A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 キッコーマン株式会社 畜肉加熱調理用組成物、畜肉入りレトルト食品、畜肉入りレトルト食品の加熱臭抑制方法、及び畜肉入りレトルト食品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101756283B (zh) 一种含膳食纤维鱼肉的中式香肠及制备方法
Li et al. Asian carp: A threat to American lakes, a feast on Chinese tables
CN104256685A (zh) 用于改良肉制品品质的无磷组合物
EP2314173A1 (en) Meat Additive, Pickling Liquid and Processed Meat Product
JP4688733B2 (ja) 肉類の品質改良剤および肉類の品質改良方法
CN106418448A (zh) 一种海鲜鸡肉酱及其制作方法
CN1860929A (zh) 风干牛肉
CA2672486C (en) Food composition with reduced sodium content
WO2004016114A1 (fr) Procede de production de jambon aquatique pur ou jambon chinois contenant du poisson
Nath et al. Dry surimi powder from Pangasianodon hypophthalmus: A raw material for protein fortification
JP2007061091A (ja) 畜水産加工品の食感改良方法
KR101695303B1 (ko) 숙성된 굴 및 새우를 이용한 매콤한 크림소스 및 이의 제조 방법
CN105831612A (zh) 一种用于改善冷冻肉制品品质的组合物
JP3585072B2 (ja) 加工動物性蛋白食材の製造方法
US5514408A (en) Non-heating food binder
JPH09182573A (ja) 低リン、低カリウム化処理してなる肉類及びその製造方法
KR100867555B1 (ko) 명창젓갈의 제조방법
RU2505240C1 (ru) Способ производства формованных изделий из морских моллюсков
JP2003125738A (ja) 魚肉ハンバーグ及び魚肉メンチカツ
JPH0833465A (ja) 魚介類パティ
WO2004012532A1 (fr) Saucisse a viande en forme, issue d'animal a carapace aquatique, et procede d'elaboration
JP7267512B1 (ja) 揚げ物用食肉改質剤
WO2023032968A1 (ja) 肉質改良剤
TWI261498B (en) Process for pure aquatic ham or chinese ham containing fish
KR20030016808A (ko) 키토산을 함유한 육가공품의 제조방법