JPH09182045A - 画像通信端末装置 - Google Patents

画像通信端末装置

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JPH09182045A
JPH09182045A JP7350370A JP35037095A JPH09182045A JP H09182045 A JPH09182045 A JP H09182045A JP 7350370 A JP7350370 A JP 7350370A JP 35037095 A JP35037095 A JP 35037095A JP H09182045 A JPH09182045 A JP H09182045A
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JP
Japan
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image
panoramic
communication terminal
camera
terminal device
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Application number
JP7350370A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Hara
敏孝 原
Atsushi Nishibashi
淳 西橋
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラが夫々の会議室に2台づつ必要であ
り、またプリセット機能が使いづらい。 【解決手段】 請求項1は画像通信端末装置3に相手側
の全景映像を記録可能な全景メモリ4と、同全景メモリ
4に記録された全景映像を自分側のモニタ2に副画面表
示させる副画面表示機能を備える。請求項2は自己側の
被制御カメラ1で分割撮影した2以上の映像を合成して
全景映像を作製し、その全景映像を相手側の画像通信端
末装置3に送信する画像合成送信機能を備える。請求項
3は相手側の被制御カメラ1で分割撮影した2以上の映
像を相手側の画像通信端末装置3から受信し、それらを
合成して全景映像を作製する画像受信合成機能を備え
る。請求項4は相手側の被制御カメラ1の撮影位置等を
記録可能とするプリセット機能を備え、プリセット時の
相手側の被制御カメラ1の映像を全景メモリ4又は他の
メモリ(プリセットメモリ30)に記録し、プリセット
映像をモニタ2に副画面表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばTV会議シ
ステムのようなお互いの映像をモニタしながら相互にコ
ミニュケーションを行なう通信システムにおいて、夫々
の側に設置されて、相手側のビデオカメラを遠隔操作す
ることにより、所望する撮影範囲を得ることができるよ
うにした画像通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TV会議システムは、離れた双方の会議
室にTVカメラとTVモニタとそれらを接続する画像通
信端末装置を設置し、夫々のTVカメラで撮影した映像
を相手側のTVモニタに映し出し、またマイクを通じて
双方の音声をやり取りし、離れた会議室間で会議を行な
うものである。
【0003】このようなTV会議システムでは、互いに
複数の人物が参加して会議を行なうため、会議室全体を
映して参加者全員の様子を撮影することや、一人の話し
手をアップで撮影するようなことが求められる。そのた
め、撮影用のTVカメラには、ズーム機能、左右方向の
首振り機能(パン機能)、上下方向への首振り機能(チ
ルト機能)、フォーカス機能等を備えたものが用いら
れ、互いに相手側のTVカメラを画像通信端末装置を介
して自由にコントロールできるようになっている。ま
た、画像通信端末装置は予め、TVカメラの複数の撮影
位置やズーム状態をいくつか記録させておき、相手側か
らその位置を指示することで所望とする映像を遠隔にて
選択可能とした機能(プリセット機能)も備えており、
単純な操作で素早く且つ確実にTVカメラを所望の撮影
ポジションに移動することが可能となっている。
【0004】しかし、相手側のTVカメラをその撮影映
像だけを見ながら遠隔操作するのは難しく、特にズーム
アップ撮影している状態でTVカメラを希望の撮影ポジ
ションに素早く且つ正確に移動するのはかなり困難な操
作といえる。特開平3−129989号公報に記載され
ている発明(図7)ではこのような操作性の改善が提案
されており、これは相手側の人物を撮影する人物カメラ
(被制御カメラ)Cの他にもう一台、相手側の全景を撮
影する全景カメラDを設置し、この全景カメラDで撮影
される全景映像と人物カメラCで撮影される人物映像と
を、TVモニタEに切り替え表示するか、或いは図8の
ように全景映像F中に人物カメラCの撮影枠Gを重畳表
示し、図8の全景映像Fと同映像中の人物カメラCの撮
影枠Gを見ながら人物カメラCをズーム操作したり、移
動操作するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−1
29989号公報に記載のTV会議システムにおいても
次のような問題があった。 1.夫々の会議室に人物カメラCと全景カメラDを設置
しなくてはならず、設備のコスト高と、設置作業の煩雑
化を招く。 2.人物カメラCと全景カメラDとを別個に設置するた
め両カメラC、Dの撮影アングルが必ずしも一致せず、
人物カメラCのコントロールに微妙なズレが生じること
があり、オペレータが操作に違和感を感じることがあ
る。 3.全景カメラDで撮影される範囲と人物カメラCで撮
影可能な範囲とが必ずしも一致しないため、やはりオペ
レータが操作に違和感を感じることがある。 4.人物カメラCのコントロール中は全景映像F中に人
物カメラCの撮影枠Gだけが表示されるため、人物カメ
ラCが撮影する人物映像を見ることができず、一時的に
せよ会議の進行に支障を来す。 5.人物カメラCの撮影ポジションをいくつかプリセッ
ト可能であっても、相手側のカメラにどのような撮影ポ
ジションが記録されているかの確認が面倒であるため、
使い勝手がよくなく、プリセット機能を有効に活用する
ことができない。
【0006】本発明の目的は、夫々1台のTVカメラで
相互に相手側の全景映像を確認しながら被制御カメラを
操作してアップの映像を撮影することができ、被制御カ
メラのプリセット状態を容易に確認することができる画
像通信端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の画像通信端末装置は図1に示すように、画像通信を
行なう離れた2箇所以上に設置されて、夫々の設置箇所
におけるズーム制御や首振り制御可能な被制御カメラ1
と接続され、且つ自分側から相手側の被制御カメラ1を
遠隔操作可能であり、相手側の被制御カメラ1で撮影さ
れた相手側の映像を自分側のモニタ2に表示可能とした
画像通信端末装置3において、同画像通信端末装置3が
相手側の全景映像を記録可能な全景メモリ4と、同全景
メモリ4に記録された全景映像を自分側のモニタ2に副
画面表示させる副画面表示機能を備えてなるものであ
る。
【0008】本発明のうち請求項2記載の画像通信端末
装置は、画像通信端末装置3が、自己側の被制御カメラ
1で分割撮影された2以上の映像を合成して全景映像を
作製し、その全景映像を相手側の画像通信端末装置3に
送信する画像合成送信機能を備えてなるものである。
【0009】本発明のうち請求項3記載の画像通信端末
装置は、画像通信端末装置3が、相手側の被制御カメラ
1で分割撮影された2以上の映像を相手側の画像通信端
末装置3から受信し、それらを合成して全景映像を作製
する画像受信合成機能を備えてなるものである。
【0010】本発明のうち請求項4記載の画像通信端末
装置は図5に示すように、画像通信端末装置3が、相手
側の被制御カメラ1の撮影位置等を記録可能とするプリ
セット機能を備え、プリセット時の相手側の被制御カメ
ラ1の映像を全景メモリ4又は他のメモリ(プリセット
メモリ30)に記録可能とし、記録されたプリセット映
像を副画面表示機能によりモニタ2に副画面表示可能と
したものである。
【0011】
【発明の実施の形態1】本発明の画像通信端末装置の実
施形態を図1〜4に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明の画像通信端末装置3の構成図、図2はビデオカメ
ラ(被制御カメラ)1によって分割撮影された全景映像
の説明図、図3は分割撮影された全景映像を合成するた
めのメモリに関する説明図、図4はモニタ2に映し出さ
れる映像の説明図である。
【0012】図1には双方の会議室に設置される機器を
示してあり、画像通信端末装置3、操作部10、カメラ
コントローラ11、ビデオカメラ1、モニタ2からな
る。操作部10は、例えば、オペレータに持たせる赤外
線リモコンと画像通信端末装置3に接続される受光ユニ
ットで構成され、オペレータの意志を画像通信端末装置
3に伝えるインターフェースを受け持つ。ビデオカメラ
1は会場内や監視対象を撮影するためのものであり、ズ
ーム機能、フォーカス機能、左右方向への首振り機能
(パン機能)、上下方向への首振り機能(チルト機能)
等を備えている。カメラコントローラ11は前記操作部
10の操作に応じて、ビデオカメラ1をパン/チルト/
ズーム/フォーカス制御するためのものである。モニタ
2は対向の画像通信端末装置3からの送信映像や、ビデ
オカメラ1で撮影された映像等を映し出すためのもので
ある。
【0013】画像通信端末装置3は図1に示すような構
成であり、操作部10を介して与えられるオペレータの
指示を、CPU、プログラムを格納したROM等からな
るシステム制御部12が解釈し、その結果に基づいて同
制御部12が相手側の画像通信端末装置3に接続される
ビデオカメラ1のパン/チルト/ズーム/フォーカスを
制御し、また画像通信端末装置3内の画像処理部9、多
重/分離部19、網インターフェース部20を制御し
て、自分側のビデオカメラ1で撮影される映像を相手側
の画像通信端末装置3に送信したり、相手側の画像通信
端末装置3から送信される映像を自分側のモニタ2に表
示したりする。以下にこの画像通信端末装置3が持つ画
像送信機能、画像受信機能(副画面表示機能を含む)、
カメラの遠隔制御機能、全景映像の合成機能、等の説明
を、その機能を実現するための回路の説明と共に行な
う。
【0014】本画像通信端末装置3における画像送信機
能について。画像通信端末装置3に接続されたビデオカ
メラ1のアナログビデオ信号をA/D変換部13でデジ
タルのビデオ信号に変換し、このデジタルビデオ信号を
輝度信号/色差信号(Y/C)分離部14でNTSC
(National Television SystemCommittee)方式の輝度
信号と色差信号に分離し、両信号をフレームメモリ15
(15a)と全景メモリ4(4a)の何方か一方に書き
込む。この書き込みはシステム制御部12が出力するイ
ネーブル信号WE13、WE14により制御し、通常の通信
状態ではイネーブル信号WE13によりフレームメモリ1
5aへの書き込みを指示する。フレームメモリ15aと
全景メモリ4aからのデータ読み出しはシステム制御部
12が出力する読み出しイネーブル信号RE13、RE14
を用いて行ない、何方か一方のメモリ15a、4aから
読み出した輝度信号及び色差信号をライン変換部16へ
出力する。ライン変換部16では輝度信号及び色差信号
をシステム制御部12の指示に基づいて勧告ITU−
T、H.261(以下単に、「H.261」という)で
定めるCIF(Common Intermediate Format)又はQC
IF(Quarter CIF )の解像度にライン変換する。ライ
ン変換した信号は続く符号化器17で、例えばH.26
1等の画像データへの符号化を行ない、この映像符号化
データの映像データ誤りによる影響を軽減するため、続
く誤り訂正部18にて誤り訂正処理を行ない、この誤り
訂正処理した信号を多重/分離部19へ出力する。多重
/分離部19では、誤り処理されたデータに、図示しな
い音声データ等を勧告ITU−T、H.221(以下、
単に「H.221」という)に基づいて多重化し、多重
化したデータを網インタフェース部20から外部へ出力
する。外部出力されたデータは、例えばISDN回線等
を経由して図示していない相手側の画像通信端末装置3
へ伝送される。
【0015】本画像通信端末装置3における画像受信機
能について。ISDN回線等から網インタフェース部2
0に入力されるデータを、多重/分離部19で映像符号
化データ、音声データ、カメラ制御用データ等に分離す
る。このうち映像符号化データはデータ誤りによる影響
を軽減するため、誤り訂正部18にて誤り訂正処理を行
ない、復号化器21でCIF/QCIF信号に復号化
し、さらにライン逆変換部22でNTSC形式の輝度信
号及び色差信号へライン逆変換し、輝度信号及び色差信
号を全景メモリ4(4b)又はフレームメモリ15(1
5b)へ書き込む。この書き込みはシステム制御部12
が出力するイネーブル信号WE22、WE21により制御
し、通常の通信状態ではイネーブル信号WE22によりフ
レームメモリ15bへの書き込みが指示される。またフ
レームメモリ15bと全景メモリ4bからの読み出しは
システム制御部12が出力する読み出しイネーブル信号
RE22、RE21によって行なわれる。フレームメモリ1
5bから読み出した輝度信号及び色差信号はピクチャー
・イン・ピクチャー処理部(以下、単に「PinP処理
部」と記す)24に出力し、全景メモリ4bから読み出
した輝度信号及び色差信号はセレクタ23に出力する。
セレクタ23は、システム制御部12の指示を受け、Y
/C分離部14からの輝度信号及び色差信号と全景メモ
リ4bからの輝度信号及び色差信号の何方か一方を選択
し、PinP処理部24に出力する。PinP処理部2
4では、フレームメモリ15bからの受信映像データと
セレクタ23からの出力データを(後述する図4に示す
様に)同一フレーム内に親画面(主画面)と子画面(副
画面)のかたちで画面合成がなされるように輝度信号及
び色差信号を処理する(副画面表示機能を実現する)。
【0016】PinP処理部24における副画面表示機
能は、フレームメモリ15bに記録された相手側ビデオ
カメラ1の撮影映像を親画面表示し、その親画面中に全
景メモリ4bに記録された相手側の全景映像を子画面表
示する他、操作部10の操作を受けたシステム制御部1
2の指示に従い、相手側ビデオカメラ1で撮影された映
像と自分側ビデオカメラ1で撮影された映像を親画面、
子画面として表示させることもできる。さらには、親画
面/子画面を反転することも、いずれか一方のみをモニ
タ画面の全面に映し出すことも可能であり、さらに子画
面の大きさや位置を予め設定されたものから自由に選択
して変更することができる。PinP処理部24から出
力される輝度信号及び色差信号はY/C合成部25でY
/C合成し、次に、このデジタル信号はD/A変換部2
6でアナログのビデオ信号に変換された後、モニタ2に
出力されてモニタ画面に画像として再現される。
【0017】本画像通信端末装置3におけるビデオカメ
ラ1の遠隔制御について。オペレータにより操作された
操作部10からの指示情報がシステム制御部12で制御
コマンドに変換され、多重/分離部19において、H.
221で定める8ビットのビットレート割当信号(BA
S)領域に割り当てられ、映像データ等と多重化され、
網インタフェース部20を通して、例えばISDN回線
等を経由して図示しない相手側の画像通信端末装置3へ
送信される。一方、ISDN回線等を経由して伝送され
てきた制御コマンドは網インタフェース部20を介して
受信され、この受信データからBAS領域に格納された
制御データを多重/分離部19で分離し、システム制御
部12に出力する。システム制御部12では、制御デー
タを解読し、カメラコントローラ11に指示を与え、ビ
デオカメラ1を対向端末装置側の操作部10の指示通り
に制御する。
【0018】本画像通信端末装置3における全景映像機
能について。ビデオカメラ1をパン/チルト/ズーム/
フォーカス制御して全景映像を分割撮影する。例えば図
2に示すようにビデオカメラ1を4回可動して全景映像
を4分割撮影する。この場合、ビデオカメラ1によって
撮影した図2に示す領域Aの映像データは、図1におい
てA/D変換部13、Y/C分離部14を経由してセレ
クタ23に出力し、この時セレクタ23で全景メモリ4
aを選択し、全景メモリ4aに映像データを書き込む。
ここで、全景メモリ4aのメモリ空間のアドレスが図3
の様に定義されているものとすると、映像データは全景
メモリ4aのアドレス(0、0)、(1、0)、(2、
0)・・・(x、0)、(0、1)、(0、2)・・・
(x、y)に順に書き込まれる。次に、図2に示す領域
Bの映像データは、同様に全景メモリ4aのアドレス
(x+1、0)、(x+2、0)・・・(2x+1、
y)に順に書き込まれる。同様にして、領域C、領域D
の映像データが全景メモリ4aに書き込まれ、全景メモ
リ4aに全景映像データが作製される。全景メモリ4a
に書き込まれた全景映像データは、例えばアドレス
(0、0)、(4、0)、(8、0)・・・(0、
4)、(4、4)、(8、4)・・・の様に読み出し、
これにより図2に示す領域A、領域B、領域C、領域D
が1フレームとして合成される。ここで、ライン変換部
16への映像データ出力は、システム制御部12からの
指示に従って行ない、フレームメモリ15aか全景メモ
リ4aのいずれか一方から読み出し、その後は先に説明
したようにISDN回線等を経由して相手側の画像通信
端末装置3へ送信される。
【0019】一方、相手側の画像通信端末装置3で全景
データを受信する場合は、受信した映像データを網イン
タフェース部20、多重/分離部19、誤り訂正部1
8、復号化器21、ライン逆変換部22を経由し全景メ
モリ4bへ書き込む。この全景メモリ4bから全景デー
タを読み出してセレクタ23に出力し、同セレクタ23
を経由してPinP処理部24でフレームメモリ15b
の映像データと合成することにより、相手側の全景映像
と通常の映像とをモニタ2に副画面表示することができ
る。
【0020】なお、全景メモリ4bとフレームメモリ1
5bからの映像データの読み出しは、システム制御部1
2が制御し、同制御部12がいずれか一方からデータを
読み出す。例えば、操作部10で相手制御モードを選択
すると、通信開始時に対向の画像通信端末装置3より受
信した相手方全景映像が全景メモリ4bに格納される。
この格納された全景映像データはシステム制御部12に
よって制御されるセレクタ23で全景メモリ4bから読
み出され、PinP処理部24でフレームメモリ15b
からの受信データと合成され、Y/C合成部25、D/
A変換部26を経由してモニタ2に映像が出力される。
【0021】ここで、図4を用いてモニタ2に映し出さ
れる映像について説明すると、画像通信端末装置3が対
向の画像通信端末装置3と通信中の場合、通常、図4
(a)に示すように、モニタの親画面28に受信映像が
映し出され、子画面29に送信映像が映し出される。対
向の画像通信端末装置3側のビデオカメラ1を制御した
い場合は操作部10より相手制御モードを指示すること
で、図4(b)に示すように、モニタの親画面28に受
信映像が映し出され、子画面29に全景メモリ4bに予
め格納された相手の全景映像が映し出される。
【0022】以上説明した画像通信端末装置3では、ビ
デオカメラ1が分割撮影した映像を送信用の全景メモリ
4aで全景映像に合成してから対向する画像通信端末装
置3に送信するが、ビデオカメラ1が分割撮影した映像
をそのまま対向する画像通信端末装置3に送信し、受信
側の画像通信端末装置3において受信側の全景メモリ4
bで画像合成するようなことも可能である。
【0023】
【発明の実施の形態2】本発明にかかる画像通信端末装
置の他の実施形態を図5、6に基づいて説明する。図5
は画像通信端末装置3の構成図、図6はモニタ2に映し
出される映像を示す説明図である。
【0024】この場合、図1の画像通信端末装置3に図
5に示すように、送信用の全景メモリ4aと受信用の全
景メモリ4bに加えてカメラプリセットメモリ30a、
30bを設ける。このカメラプリセットメモリ30a、
30bにはビデオカメラ1が撮影する映像を収めること
ができ、相手カメラ制御モード時に相手カメラ1のプリ
セット位置番号等を指定することで、そのプリセット時
の映像を記録することができる。プリセット映像は複数
枚記録することができ、プリセット番号に対応するプリ
セット映像を呼び出して図6のようにモニタ表示するこ
とができる。
【0025】なお、いままでの説明では簡単のため、全
景映像を得る手段としてビデオカメラ1を所定の位置で
静止させて撮影し、それを合成することで全景映像を得
ることで説明したが、ビデオカメラ1を連続的に移動さ
せながら撮影した映像から全景映像を作成してもよい。
また図1において送信用の全景メモリ4aと受信用の全
景メモリ4bを用いて説明したが、全景メモリ4a、4
bは送信側若しくは受信側の少なくともいずれか一方で
あってもその機能を達成できる。またCIF/QCIF
の解像度に基づいて説明したが、例えばCIFの4倍の
解像度である4CIFであってもよい。さらに、NTS
C方式を例に説明したがこれに限らず、PAL(Phase
Alternative by Line )方式や、SECAM(Sequenti
al Memoire Color Televisoin System)方式であっても
本発明の効果は変わらない。
【0026】
【発明の効果】本発明の画像通信端末装置には次のよう
な効果がある。 1.一つの被制御カメラで全景映像と人物映像とを撮影
できるので、システムの価格低減と、システム設置作業
の簡略化が可能となる。 2.全景映像と人物映像を同一のカメラで撮影するた
め、撮影アングルのズレがなく、また被制御カメラの移
動可能な範囲が全景映像と一致しているため、被制御カ
メラのコントロールに微妙なズレが生じず、操作しやす
い。 3.全景映像を副画面表示して制御カメラを可動するこ
とができるため、制御中も相手側の人物をはっきりと見
ることができ、会議の進行が妨げられない。 4.被制御カメラのプリセット画面が記録されるので、
同画面を見てカメラをコントロールすることができ、操
作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像通信端末装置の実施形態例を
示した説明図。
【図2】本発明に係る被制御カメラによって分割撮影さ
れた全景映像の説明図。
【図3】本発明に係る分割撮影された全景映像を合成す
るためのメモリアドレスに関する説明図。
【図4】(a)、(b)は本発明に係るモニタに映し出
される映像の説明図。
【図5】本発明に係る画像通信端末装置の他の実施形態
例を示した説明図。
【図6】本発明に係るモニタに映し出される映像の説明
図。
【図7】従来のTV会議システムの一例を示した説明
図。
【図8】図7のTV会議システムにおいてモニタに映し
出される映像を示す説明図。
【符号の説明】
1 被制御カメラ 2 モニタ 3 画像通信端末装置 4 全景メモリ 5 プリセットメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像通信を行なう離れた2箇所以上に設置
    されて、夫々の設置箇所におけるズーム制御や首振り制
    御可能な被制御カメラ(1)と接続され、且つ自分側か
    ら相手側の被制御カメラ(1)を遠隔操作可能であり、
    相手側の被制御カメラ(1)で撮影された相手側の映像
    を自分側のモニタ(2)に表示可能とした画像通信端末
    装置(3)において、同画像通信端末装置(3)が相手
    側の全景映像を記録可能な全景メモリ(4)と、同全景
    メモリ(4)に記録された全景映像を自分側のモニタ
    (2)に副画面表示させる副画面表示機能を備えてなる
    ことを特徴とする画像通信端末装置。
  2. 【請求項2】画像通信端末装置(3)が、自己側の被制
    御カメラ(1)で分割撮影された2以上の映像を合成し
    て全景映像を作製し、その全景映像を相手側の画像通信
    端末装置(3)に送信する画像合成送信機能を備えてな
    ることを特徴とする請求項1記載の画像通信端末装置。
  3. 【請求項3】画像通信端末装置(3)が、相手側の被制
    御カメラ(1)で分割撮影された2以上の映像を相手側
    の画像通信端末装置(3)から受信し、それらを合成し
    て全景映像を作製する画像受信合成機能を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像通信端末装置。
  4. 【請求項4】画像通信端末装置(3)が、相手側の被制
    御カメラ(1)の撮影位置等を記録可能とするプリセッ
    ト機能を備え、プリセット時の相手側の被制御カメラ
    (1)の映像を全景メモリ(4)又は他のメモリに記録
    可能とし、記録されたプリセット映像を副画面表示機能
    によりモニタ(2)に副画面表示可能としたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3記載の画像通信端末装置。
JP7350370A 1995-12-22 1995-12-22 画像通信端末装置 Pending JPH09182045A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6798441B2 (en) * 1998-11-05 2004-09-28 Motorola, Inc. Teleconference system with personal presence cells

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US6798441B2 (en) * 1998-11-05 2004-09-28 Motorola, Inc. Teleconference system with personal presence cells

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