JPH091813A - 印字ヘッド用キャップ装置 - Google Patents

印字ヘッド用キャップ装置

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JPH091813A
JPH091813A JP15757695A JP15757695A JPH091813A JP H091813 A JPH091813 A JP H091813A JP 15757695 A JP15757695 A JP 15757695A JP 15757695 A JP15757695 A JP 15757695A JP H091813 A JPH091813 A JP H091813A
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JP
Japan
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ink
cap
print head
communication hole
ink storage
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Pending
Application number
JP15757695A
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English (en)
Inventor
Atsushi Uematsu
厚志 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH091813A publication Critical patent/JPH091813A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップからの残留インクの漏出を有効に抑
制し、これによって記録用紙の汚染防止を図った印字ヘ
ッド用キャップ装置を提供すること。 【構成】 印字ヘッド1のインク噴射面1Aに装着され
インク噴射面全体を覆うキャップ部2,20と、このキ
ャップ部2,20に設けられた大気連通穴3と、この大
気連通穴3に装備された通気管路4とを備え、この通気
管路4内にインク貯留部5を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッド用キャップ
装置に係り、とくに、インクジェット式記録装置の印字
ヘッドに好適な印字ヘッド用キャップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来例を示す。この図4に示す従
来例は、インクを噴射して記録媒体に記録を行う印字ヘ
ッド51と、この印字ヘッド51のインク噴射孔の乾燥
を防止するためにインク噴射面に密着し噴射孔の周囲を
密閉するキャップ52とを備えている。
【0003】このキャップ52には、周囲の温度変化に
伴い当該キャップ52内の気圧が正圧になり印字ヘッド
51のインク噴射孔内に空気を押し込んだり、また、キ
ャップ52内の気圧が負圧になってインク噴射孔内のイ
ンクを吸い出したりすることを防止するために、大気連
通口53が設けられている。符号54は、キャップ52
の大気連通口53に装備された通気用ガイド管を示す。
【0004】一方、インクジェット式記録装置におい
て、上述したキャップ52は、印字ヘッド51のインク
噴射孔の乾燥防止のほか、印字ヘッド51のインク噴射
孔から漏れ出したインクを受けとめたり、インク噴射孔
内の増粘したインクを吸引するための吸い口としての機
能をも果している。このため、漏洩したインクの一部は
キャップ52の内側に残留する。
【0005】かかる事態の発生に対応するため、大気連
通口53は、キャップ52内部の底面よりできるだけ高
い位置に(キャップ52を印字ヘッド51のインク噴射
面に密着させたときに大気連通口53がインク噴射面と
干渉しない位置に)設けられ、これによって、キャップ
52内側に残留したインクが大気連通口53を通じて外
部に漏れだすことを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、例えば図5のように、移動等の関係で
インクジェット式記録装置全体が傾けられた場合には、
キャップ52内に残留したインクの液面が大気連通口5
3より高くなる。そして、かかる事態が発生すると、キ
ャップ52内の残留インクが大気連通口53を通じて外
部に漏れ出してヘッド部51の周囲が汚損し記録用紙が
汚れる等の不都合が生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくにキャップからの残留インクの漏出を有
効に抑制し、これによって記録用紙の汚染防止を図った
印字ヘッド用キャップ装置を提供することを、その目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、印字ヘッドのインク噴射面に装着されインク噴射面
全体を覆うキャップ部と、このキャップ部に設けられた
大気連通口と、この大気連通穴に装備された通気管路と
を備えている。そして、前述した通気路にインク貯留部
を設ける、という構成を採っている。
【0009】請求項2記載の発明では、前述したインク
貯留部をインク吸収部材で形成する、という構成を採っ
ている。
【0010】請求項3記載の発明では、印字ヘッドのイ
ンク噴射面に装着されインク噴射面全体を覆うキャップ
部と、このキャップ部に設けられた大気連通口と、この
大気連通口に装備された通気路とを備えている。そし
て、前述した通気路と前記大気連通口との間に、インク
貯留機構を装備する、という構成を採っている。
【0011】請求項4記載の発明では、前述したインク
貯留機構を、箱型状のインク貯留部本体と、このインク
貯留部本体内に装備されたインク吸収部材とにより構成
する、という手法をとっている。
【0012】請求項5記載の発明では、前述したインク
貯留機構のインク貯留部本体を、キャップ部と一体構造
とする、という構成を採っている。これによって前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0013】
【作用】インクジェット記録装置の収納搬送時等に際
し、印字ヘッド部全体を傾ける等の動作が成されてキャ
ップ2の内側に残留しているインクの液面が大気連通口
3より高くなっても、大気連通口3及び通気路4を通じ
て漏れ出したインクはインク貯留部で又はインク貯留機
構内のインク吸収材で有効に吸収される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1に基づいて
説明する。
【0015】この図1に示す第1実施例は、印字ヘッド
1のインク噴射面1Aに装着されインク噴射面全体を覆
うキャップ部2と、このキャップ部2に設けられた大気
連通穴3と、この大気連通穴3に装備された通気管路4
とを備えている。又、この通気管路4内には、インク貯
留部としてのインク吸収部材5が装着されている。
【0016】大気連通穴3は、そのキャップ部2内の内
側開口部が前述した印字ヘッド1のインク噴射面1Aに
近接して配置され、また、その外側開口部は図1の下方
に向けて突出した状態で設けられている。
【0017】また、通気管路4は、本実施例では、L字
状に形成されたものが使用され、その内壁面(例えば図
1に示すように曲折部内)に、前述したインク吸収部材
5が装備されている。
【0018】そして、不使用時に印字ヘッド1のインク
噴射面1Aの噴射孔の周囲をキャップ2で覆い密閉する
ことにより、当該インク噴射面1Aからインクが外部に
漏出するのを有効に阻止することができ、且つ周囲の温
度変化に伴いキャップ部2内の気圧が正圧になり印字ヘ
ッド1のインク噴射孔内に空気を押し込んだり、また負
圧になりインク噴射孔内のインクを吸い出したりするの
を、大気連通穴3の大気との連通によって予めキャップ
部2内の気圧を外気と同一に設定することにより有効に
阻止される。
【0019】また、この大気連通穴3は、キャップ部2
内部の底面よりできるだけ高い位置(キャップ部2を印
字ヘッド1のインク噴射面に密着させたときに大気連通
穴3がインク噴射面と干渉しない位置)に設けたので、
キャップ部2内にインクが溜まっても外部への漏れを確
実に阻止し得るばかりでなく、印字ヘッド1が傾いて内
部のインクが流出する事態は生じても、通気管路4内の
インク吸収部材5によって当該通気管路4内に流出した
インクは有効に吸収され、外部への漏出が防止される。
【0020】ここで、通気管路4は、ゴムチューブ等の
管状部材で構成され、また、インク吸収部材5はスポン
ジ状のインク吸収部材により形成されている。
【0021】また、このインク吸収部材5については、
繊維質のものでも海綿状のものでも,或いは水分を吸収
すると膨張する合成樹脂製のものであってもよい。
【0022】図2に第2実施例を示す。この図2におけ
る第2実施例は、まず、前述した図1の第1実施例と同
様に、印字ヘッド1のインク噴射面1Aに装着されイン
ク噴射面全体を覆うキャップ部2と、このキャップ部2
に設けられた大気連通穴3と、この大気連通穴3に装備
された通気管路4とを備えている。そして、この通気管
路4と前述した大気連通穴3との間に、インク貯留機構
11が装備されている。
【0023】このインク貯留機構11は、箱型状のイン
ク貯留部本体12と、このインク貯留部本体12内に装
備されたインク吸収部材13とにより構成されている。
ここで、インク貯留部本体12は、図2の上端部に二つ
の通気部12A,12Bを備えている。この内、一方の
通気部12Aは軟質の管部材14を介して前述したキャ
ップ部2の大気連通穴3に連結されている。そして、一
方の通気部12Bに前述した通気管路4が連結されてい
る。
【0024】このため、この図2に示す第2実施例にお
いては、キャップ部2からの漏洩インクが多少増加して
もインク貯留部本体12ないで有効に保持することがで
き、このため、外部へ漏れるのを長期にわたってほぼ完
全に阻止することができるという利点がある。
【0025】図3に第3実施例を示す。この図3に示す
第3実施例は、前述した第2実施例におけるキャップ部
2とインク貯留部本体12とを一体的に形成してインク
貯留部付のキャップ部20とした点に特徴を備えてい
る。
【0026】即ち、この図3に示す第3実施例におい
て、キャップ部20は、その下端部に、インクを吸収・
保持可能なスポンジのようなインク吸収体21を収納し
たインク貯留部22を、隔壁22Aを介して一体的に備
えている。また、外気への連通管23を図3の下方に突
出させ、同時にこの連通管23内側開口部をインク貯留
部22内の上方部分に配設した点に特徴を備えている。
その他の構成は前述した図2の実施例と同一となってい
る。
【0027】このようにしても前述した図2の実施例と
同一の作用効果を有するほか、図2の実施例のものより
も更に小型化が可能となるという利点を備えたものとな
っている。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、キャップに連結された大気連通用
の通気管路内等に装備したインク吸収体等の作用によ
り、キャップ内部に残留したインクが大気連通穴を通り
通気管路を経て外部に漏れ出すことを有効に防止するこ
とができ、これによって記録用紙等の汚染を予め有効に
防止することができるという従来にない優れた印字ヘッ
ド用キャップ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部省略した断面図
である。
【図2】本発明の第2実施例を示す一部省略した断面図
である。
【図3】本発明の第3実施例を示す一部省略した断面図
である。
【図4】従来例を示す一部省略した断面図である。
【図5】図4の動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 キャップ部 3 大気連通穴 4 通気管路 5 インク貯留部としてのインク吸収部材 12 インク貯留部本体 13 インク吸収部材 20 インク貯留部付のキャップ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドのインク噴射面に装着されイ
    ンク噴射面全体を覆うキャップ部と、このキャップ部に
    設けられた大気連通穴と、この大気連通穴に装備された
    通気管路とを備え、この通気管路内にインク貯留部を設
    けたことを特徴とする印字ヘッド用キャップ装置。
  2. 【請求項2】 前記インク貯留部をインク吸収部材で形
    成したことを特徴とする請求項1記載の印字ヘッド用キ
    ャップ装置。
  3. 【請求項3】 印字ヘッドのインク噴射面に装着されイ
    ンク噴射面全体を覆うキャップ部と、このキャップ部に
    設けられた大気連通穴と、この大気連通穴に装備された
    通気管路とを備え、 前記通気管路と前記大気連通穴との間に、インク貯留機
    構を装備したことを特徴とする印字ヘッド用キャップ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記インク貯留機構を、箱型状のインク
    貯留部本体と、このインク貯留部本体内に装備されたイ
    ンク吸収部材とにより構成したことを特徴とする請求項
    3記載の印字ヘッド用キャップ装置。
  5. 【請求項5】 前記インク貯留機構のインク貯留部本体
    を、前記キャップ部と一体構造としたことを特徴とする
    請求項4記載の印字ヘッド用キャップ装置。
JP15757695A 1995-06-23 1995-06-23 印字ヘッド用キャップ装置 Pending JPH091813A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014144586A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Kyocera Document Solutions Inc キャップ及びインクジェット記録装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02108553A (ja) * 1988-10-19 1990-04-20 Canon Inc 廃インク容器を着脱可能にするインクジェット記録装置及びそれに用いられる廃インク容器
JPH0725020A (ja) * 1993-07-07 1995-01-27 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971118