JPH09180793A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH09180793A
JPH09180793A JP34357895A JP34357895A JPH09180793A JP H09180793 A JPH09180793 A JP H09180793A JP 34357895 A JP34357895 A JP 34357895A JP 34357895 A JP34357895 A JP 34357895A JP H09180793 A JPH09180793 A JP H09180793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
pin
connector
conductor
socket
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34357895A
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English (en)
Inventor
Shigenori Ito
茂憲 伊藤
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いサージ電圧にも十分絶えることができる
コネクタを提供する。 【解決手段】 第1のコンタクト導体であるピン11
と、ピン11に異なる長さの接触片12a、12bによ
り接触する第2のコンタクト導体であるソケット12
と、ソケット12がピン11から分離されるときに、異
なる長さの接触片12a、12bのうち、最後に分離さ
れる接触片である接触片12bに接触するピン11の部
分に形成される半導体PN接合部である半導体層13と
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的な接続およ
び切断を行うためのコネクタに関し、特に、切断時のサ
ージ電圧を吸収し得るコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のコネクタの構造を示す概
略図である。ピン51は、コネクタの一方のコンタクト
導体であり、先端が尖った棒状に形成されている。ソケ
ット52はコネクタの他方のコンタクト導体であり、相
互に連結された長さの異なる2つの接触片52a、52
bからなり、これらの間にピン51が挿入されるとソケ
ット52と機械的に接触し、電気的な接続が行われる。
この時、2つの接触片52a、52bはそれぞれピン5
1の両側面51a、51bに弾性的に接触する。ピン5
1がソケット52から抜き取られるときには、最初に短
い方の接触片52aがピン51の一方の側面51aから
分離され、最後に長い方の接触片52bがピン51の他
方の側面51bから分離される。
【0003】図6は、図5に示したコネクタ50が用い
られる電気回路の一例を示す図である。電源61からの
電流は、リード線などによるインダクタンス62を通
り、コネクタ50のピン51およびソケット52の接続
を通して負荷63に供給される。
【0004】この回路において、コネクタを挿抜する時
コンタクト間に発生するサージ電圧は電磁誘導の原理か
ら明らかのようにコンタクトが離れる時のほうが大きい
のでその場合を考えれば充分である。図5に示されるよ
うに、ソケット52の接触片52aは接触片52bより
短いためピン51がソケット52から抜き取られ、コン
タクトが離れて行くとまず接触片52aがピン51の側
面51aから離れるが、接触片52bとピン51の側面
51bが接続されているため、サージ電圧は発生しな
い。さらにコンタクトが離れると接触片52bとピン5
1の側面51bとの接続が切れ、そのときに発生するサ
ージ電圧により接触片52bとピン51の側面51bと
の間にアークが発生する。したがって、接触片52aお
よびピン51の側面51a側を低接触抵抗材料により形
成し、接触片52bおよびピン51の側面51bをアー
クに強い材料により形成すれば低接触抵抗、かつアーク
に強いコネクタが実現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
コネクタにおいては、図6のインダクタンス62が大き
い場合、その分だけサージ電圧は高くなり、その高いサ
ージ電圧が100%接触片52bおよびピン51の側面
51bに印加されるため耐アーク性にすぐれた材料であ
っても十分ではなかった。
【0006】本発明の課題は、高いサージ電圧にも十分
絶えることができるコネクタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
コンタクト導体と、前記第1のコンタクト導体に異なる
長さの接触片により接触する第2のコンタクト導体と、
前記第2のコンタクト導体が前記第1のコンタクト導体
から分離されるときに、前記異なる長さの接触片のう
ち、最後に分離される接触片に接触する前記第1のコン
タクト導体の部分に形成される半導体PN接合部とを有
することを特徴とするコネクタが得られる。
【0008】本発明によればまた、前記第1のコンタク
ト導体は、ピンであり、前記第2のコンタクト導体は、
前記異なる長さの接触片の間に前記ピンを挿抜すること
により電気的接続、切断が行われるソケットであり、前
記半導体PN接合部は、前記ピンの少なくも前記異なる
長さの接触片のうちの長い接触片が接触する側面に形成
されている前記コネクタが得られる。
【0009】本発明によればさらに、前記半導体PN接
合部は、前記ピンの側面にめっき法によって部分的に形
成されている前記コネクタが得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
コネクタを、図1〜図4を参照して説明する。
【0011】図1は、本コネクタを回路図と共に示して
いる。ピン11は、コネクタの一方のコンタクト導体で
あり、先端が尖った棒状に形成されている。ソケット1
2は、コネクタの他方のコンタクト導体であり、相互に
連結された長さの異なる2つの接触片12a、12bか
らなり、これらの間にピン11が挿入されると、ソケッ
ト12と機械的に接触し、電気的な接続が行われる。こ
のとき、2つの接触片12a、12bはそれぞれ、ピン
11の両側面11a、11bに弾性的に接触する。ピン
11がソケット12から抜き取られるときには、最初に
短い方の接触片12aがピン11の一方の側面11aか
ら分離され、最後に長い方の接触片12bがピン11の
他方の側面11bから分離される。
【0012】ピン11の一方の側面11bには、長手方
向の中央部から先端部にかけて半導体のPN接合部を形
成するN型およびP型半導体層13がマスキングによる
部分めっきプロセスにより形成されている。半導体層の
形成方法としては、MBE、CVDなどの気相成長が主
流であるが、下地を数百倍に加熱する必要があるため、
コネクタのコンタクトに適用することは好ましくない。
そこで、低温プロセスで半導体を形成できるめっき法に
よれば、マスキングなどによる部分めっきも比較的容易
であり、連続工程にて生産できるため、量産性に優れて
いる。
【0013】電源14からの電流は、リード線などによ
るインダクタンス15を通り、コネクタのピン11およ
びソケット12の接続を通して負荷16に供給される。
ここで、半導体層13のPN接合は電源14により、逆
方向のバイアス電圧が印加されている。
【0014】図2は、半導体層13のPN接合のV−I
特性を示すグラフである。図のように、PN接合部に対
し逆方向電圧をかけていくと、ブレイクダウンが生じる
ブレイクタウン電圧VR が存在する。
【0015】図3は、上記のように構成された本発明の
コネクタのサージ電圧吸収動作を説明する図であり、そ
の(a)〜(e)はコネクタの完全接続状態からコンタ
クトが離れていくときのピン11とソケット12の一関
係を順次示している。まず、図3(a)にはピン11と
ソケット12との完全な嵌合状態を示しており、ピン両
側面11a、11bにソケット12の2つの接触片12
a、12bがそれぞれ接触して完全な導通が得られる。
次に、図3(b)では接触片12bは半導体層13に接
するためピン側面11b側は導通がなくなるが、接触片
12aがピン側面11aに接したままなのでコネクタ全
体として導通は得られたままである。図3(c)では接
触片12aがピン側面11aから離れる時サージ電圧が
発生するが、接触片12bが半導体層13に接している
ため、サージ電圧は図2のVR 以上には上昇しない。即
ち、サージ電圧が押さえられるので、接触片12aとピ
ン側面11aとの間のアークは小さなものとなり、接点
のダメージは押さえられる。図3(d)においては、半
導体層13のPN接合部のブレイクダウン電圧VRを電
源14の電圧よりも大きく設定しておけば、ソケット1
2の接触片12bが半導体層13に接しながら離れて行
くときも電流は流れず非導通となる。やがて、図3
(e)に示されるように、接触片12bが半導体層13
からも離れ完全に断となる。
【0016】以上のように、ソケットとピンが離れて行
くときに、サージ電圧は半導体PN接合部のブレイクダ
ウン電圧で押さえられるため、大きなアークは発生せ
ず、コンタクトの劣化を防ぐことができる。
【0017】本実施の形態ではピンとその両側面に接触
片が接触する構造のコネクタについて説明したが、本発
明のコネクタは、このような構造に限られるものではな
い。図4は、本発明の他の実施の形態を示すコンタクト
の構成を示す正面図である。第1のコンタクト導体41
は平板状に形成されており、この第1のコンタクト導体
41の同一面に異なる長さの接触片42a、42bによ
り接触する第2のコンタクト導体42とから構成されて
いる。そして、第1のコンタクト導体41の一部、即
ち、第1のコンタクト導体41から第2のコンタクト導
体42の長い方の接触片42bが最後に分離される位置
に、PN接合部である半導体層43が形成されている。
このような構造のコンタクトにおいても、第1の実施例
の場合と同様なサージ電圧吸収効果が得られる。
【0018】また、上記説明では、電源として直流電源
を、半導体層としてはPN接合を用いたが、半導体層と
してPNP構造、またはNPN構造を用いてもよく、こ
の場合には交流電源に対しても適用できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によるコネクタによれば、第1お
よび第2のコンタクトが離れて行くときに生ずるサージ
電圧は半導体接合のブレイクダウン電圧で押さえられ、
大きなアークは発生しないため、コンタクトの劣化を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタを示す回路図である。
【図2】本発明によるコネクタに用いられる半導体PN
接合部のV−I特性を示すグラフである。
【図3】本発明によるコネクタのサージ電圧吸収動作を
説明する図である。
【図4】本発明によるコンタクトの構成を示す正面図で
ある。
【図5】従来例によるコネクタの構造を示す概略図であ
る。
【図6】図5に示したコネクタが用いられる電気回路図
である。
【符号の説明】
11 ピン 11a ピン側面 11b ピン側面 12 ソケット 12a 接触片 12b 接触片 13 半導体層 14 電源 15 インダクタンス 16 負荷

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコンタクト導体と、前記第1のコ
    ンタクト導体に異なる長さの接触片により接触する第2
    のコンタクト導体と、前記第2のコンタクト導体が前記
    第1のコンタクト導体から分離されるときに、前記異な
    る長さの接触片のうち、最後に分離される接触片に接触
    する前記第1のコンタクト導体の部分に形成される半導
    体PN接合部とを有することを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1のコンタクト導体は、ピンであ
    り、前記第2のコンタクト導体は、前記異なる長さの接
    触片の間に前記ピンを挿抜することにより電気的接続、
    切断が行われるソケットであり、前記半導体PN接合部
    は、前記ピンの少なくも前記異なる長さの接触片のうち
    の長い接触片が接触する側面に形成されている請求項1
    記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記半導体PN接合部は、前記ピンの側
    面にめっき法によって部分的に形成されている請求項2
    記載のコネクタ。
JP34357895A 1995-12-28 1995-12-28 コネクタ Withdrawn JPH09180793A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494893B1 (ko) * 2002-09-30 2005-06-13 현대자동차주식회사 서지 저감용 커넥터
US11043774B2 (en) 2018-06-12 2021-06-22 Lg Chem, Ltd. Connector having surge prevention function and circuit board including same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494893B1 (ko) * 2002-09-30 2005-06-13 현대자동차주식회사 서지 저감용 커넥터
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Effective date: 20030304