JP2003249317A - コネクタ及び電気接続構造 - Google Patents

コネクタ及び電気接続構造

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JP2003249317A
JP2003249317A JP2002287409A JP2002287409A JP2003249317A JP 2003249317 A JP2003249317 A JP 2003249317A JP 2002287409 A JP2002287409 A JP 2002287409A JP 2002287409 A JP2002287409 A JP 2002287409A JP 2003249317 A JP2003249317 A JP 2003249317A
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興治 ▲崎▼山
Koji Sakiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ接続端子の溶損を防止することがで
きるコネクタ及び電気接続構造を提供する。 【解決手段】 配線接続用コネクタ10は、第1コネク
タ20と第2コネクタ30とからなる。第1コネクタ2
0の第1コネクタハウジング21には、複数の端子収容
孔22が形成され、電線24の先端に圧着された第1接
続端子25が収容されている。端子収容孔22の間のハ
ウジングフレーム部分には、矩形状の永久磁石28が内
蔵されている。第2コネクタ30の第2コネクタハウジ
ング31には、電線34の先端に圧着された第2接続端
子35が端子収容孔32に収容されている。第2コネク
タハウジング31の上部の外壁には、係止爪26と係合
する係止部36が形成されている。第1及び第2接続端
子25,35間に発生するアーク放電は、これら接続端
子25,35の挿入方向に対して直交する方向に磁界を
生じるように配置された永久磁石28により軌跡が曲げ
られるため、接続端子の溶損を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れている配線システムにおいて、大電力負荷に接続され
るハーネスの電気接続部やヒューズブロックの電気接続
部等に適用可能なコネクタ及び電気接続構造に関し、特
に挿抜時の放電によるコネクタ接続端子の溶損や放電花
火による車輌火災等を防止することができるコネクタ及
び電気接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、社会全体の急速な電子化に伴い、
例えば従来は単なる「移動」だけを目的としていた輸送
手段のうちの1つである自動車にも快適性や利便性等が
求められるようになり、コンピュータによる中央制御シ
ステムの下で、カーナビゲーション装置や電子制御式サ
スペンション装置のような種々の電子制御部品が搭載さ
れるようになってきた。一方、このような快適性や利便
性の追求のみならず、いわゆる自動車の排気ガス問題等
に端を発した世界的環境問題等に関連して自動車用機器
は、必要的に機械的制御から電気的制御に移り変わるよ
うになってきた。例えば、パワーステアリング装置の動
力は、従来はエンジンの回転力から得ていたが、最近で
は電気的に動力を発生するような電動パワーステアリン
グ装置を搭載し、いわゆる環境に優しいクリーンな電気
エネルギーをより多く利用しようとする試みがなされて
いる。このような自動車用機器の多電子化に伴い、例え
ば、現在自動車に使用されている最大で数百ワット
(W)程度の自動車用機器の電気的負荷が、近い将来5
〜6キロワット(kW)にまで及ぶものとなるとされ、
同時に電力供給を効率良く行わなければならないため、
車輌電源電圧を現在の14ボルト(V)から42ボルト
に昇圧しようとする動きが起こり始めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな大電力負荷となる自動車用機器が動作中に、その機
器と機器とを繋ぐワイヤハーネスのコネクタを抜いたり
挿したりすると、いわゆるアーク放電が発生し、そのエ
ネルギーでコネクタの接続端子が溶損するだけではな
く、放電火花が継続して起こることにより、極端な場
合、車輌火災等が発生する可能性も否定できない。この
原因の1つとしては、コネクタとコネクタの接続端子同
士が接触するかしないかの位置関係が長く続くというこ
とが挙げられる。また、コネクタが未結合や半嵌合状態
のまま走行すると、走行時の振動により、コネクタの第
1接続端子と第2接続端子とが互いに接触・非接触を間
欠的に繰り返すチャタリングが発生する。この場合に
も、アーク放電が継続的に発生するという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、コネクタ挿抜時のアーク放電によるコネクタ
接続端子の溶損や放電火花の継続による車輌火災等を防
止することができるコネクタ及び電気接続構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコネクタ
は、複数の第1接続端子を内部で支持する第1コネクタ
ハウジングを有する第1コネクタと、前記複数の第1接
続端子と接続される複数の第2接続端子を内部で支持す
る第2コネクタハウジングを有する第2コネクタとを備
えたコネクタであって、前記第1コネクタハウジング又
は第2コネクタハウジングに少なくとも1つの磁性部材
を内設し、前記磁性部材は、前記第1及び第2コネクタ
の完全嵌合時から完全離脱時までの間又は完全離脱時か
ら完全嵌合時までの間、前記第1及び第2接続端子の挿
入方向と直交する方向に磁界を生成し、且つ前記複数の
第1接続端子の先端部間又は前記複数の第2接続端子の
先端部間に挟まれるように配置されていることを特徴と
する。
【0006】本発明に係る電気接続構造は、複数の第1
接続端子を内部で支持する第1部材と、前記複数の第1
接続端子と接続される複数の第2接続端子を内部で支持
する第2部材とを備えた電気接続構造であって、前記第
1部材又は第2部材に少なくとも1つの磁性部材を内設
し、前記磁性部材は、前記第1及び第2部材の完全嵌合
時から完全離脱時までの間又は完全離脱時から完全嵌合
時までの間、前記第1及び第2接続端子の挿入方向と直
交する方向に磁界を生成し、且つ前記複数の第1接続端
子の先端部間又は前記複数の第2接続端子の先端部間に
挟まれるように配置されていることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、第1又は第2コネクタハ
ウジングに、例えば永久磁石を少なくとも1つ内設し、
この永久磁石が第1及び第2コネクタ(以下、「両コネ
クタ」と略記)の完全嵌合時から完全離脱時までの間又
は完全離脱時から完全嵌合時までの間、第1及び第2接
続端子(以下、「両接続端子」と略記)の挿入方向と直
交する方向に磁界を生成するように配置されているコネ
クタを実現している。このため、内設された磁性部材に
よる磁界の作用により、ローレンツ力が作用してコネク
タ挿抜時のアーク放電の電子を曲げてアーク放電の軌跡
を長くすることができ、両接続端子への影響を最小限に
止めることができる。これにより、接続端子の溶損や放
電火花による車輌火災等の被害を少なくすることが期待
できる。また、磁性部材が複数の第1又は第2接続端子
間に配置されているため、コネクタハウジングに配置す
る磁性部材の数を削減することができると共に、コネク
タハウジングの小型化を促進することができ、結果的に
コネクタの小型化を図ることができる。
【0008】なお、磁性部材は、両接続端子間で、両コ
ネクタの完全嵌合時から完全離脱時までの間又は完全離
脱時から完全嵌合時までの間に放電が発生する箇所に最
も強い磁力がかかるように、第1又は第2コネクタハウ
ジングに内設され配置されていることが好ましい。この
ように配置されれば、アーク放電に対する最大限の効果
が期待できるからである。
【0009】また、磁性部材配置位置を挟んで対向する
位置に配列された複数の第1又は第2接続端子は、磁性
部材を挟んで互いに対称(例えば、接続端子の上面又は
下面同士が対向するような状態)となるように第1又は
第2コネクタハウジングに配置されていることが好まし
い。
【0010】なお、磁性部材が磁石である場合は、永久
磁石又は電磁石であることが好ましい。
【0011】また、第1コネクタハウジング又は第2コ
ネクタハウジングに、複数の第1又は第2接続端子の先
端部を挟むように配置され、両コネクタの完全嵌合時か
ら完全離脱時までの間又は完全離脱時から完全嵌合時ま
での間、両接続端子に磁性部材で生成された磁界を集中
させるためのヨークを備えるようにしても良い。このよ
うにすれば、磁性部材が生成する磁界の磁束のコネクタ
ハウジングからの漏れを少なくし、両接続端子に磁界を
集中させてアーク放電の影響を更に抑えることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係る配線接続用コネクタを示す斜視図、図2
は、同配線接続用コネクタの第1コネクタを示す正面
図、図3は、両コネクタの半嵌合時の状態を示す縦断面
図である。この例の配線接続用コネクタ10は、例えば
垂直方向に2段で大電力負荷への接続用端子を配置した
第1コネクタ(プラグコネクタ)20と第2コネクタ
(レセプタクルコネクタ)30とから構成される。
【0013】第1コネクタ20は、次のように構成され
ている。即ち、合成樹脂等を成形してなる第1コネクタ
ハウジング21には、コネクタ嵌合方向に延びる複数の
端子収容孔22が第1コネクタハウジング21の垂直方
向に2段で形成され、これら端子収容孔22に大電力負
荷の接続用のハーネス(図示せず)から分岐された電線
24の先端に圧着された第1接続端子25が収容されて
いる。また、これら端子収容孔22の間のハウジングフ
レーム部分には、磁性部材(この例では、矩形状の永久
磁石28)が内蔵されている。この永久磁石28は、例
えば第1及び第2接続端子25,35間でアーク放電が
発生する箇所に最も強い磁力がかかるような位置に配設
されていることが好ましく、例えば図1中上方向がS極
で、下方向がN極となるようにハウジングフレーム部分
に内設されている。また、第1コネクタハウジング21
の図1中上方向の外壁には、弾性係止片を備える係止爪
26が形成されている。
【0014】一方、第2コネクタ30は、次のように構
成されている。即ち、合成樹脂等を成形してなる第2コ
ネクタハウジング31には、第1コネクタ20の第1接
続端子25に対応して、大電力負荷の接続用のハーネス
(図示せず)から分岐された電線34の先端に圧着され
た第2接続端子35が、第2コネクタハウジング31の
垂直方向に2段で形成され、且つコネクタ嵌合方向に延
びる複数の端子収容孔32にそれぞれ収容されている。
第2コネクタハウジング31の図1中上方向の外壁に
は、両コネクタ20,30の完全嵌合時に第1コネクタ
ハウジング21に形成された係止爪26と係合して両コ
ネクタ20,30を係止固定するための係止部36が形
成されている(これは、係止爪26と共に配線接続用コ
ネクタ10のロック機構を構成する。)。
【0015】このように構成された配線接続用コネクタ
10によれば、第1コネクタ20と第2コネクタ30と
の嵌合時/離脱時には、図3に示すように、第1コネク
タハウジング21に配設された永久磁石28により、両
接続端子25,35の嵌合方向に対して直交する方向に
生成された磁界Tの作用によりローレンツ力が発生す
る。このため、例えば図4中に放物線αで描くように両
接続端子25,35間に発生したアークの電子が曲げら
れて、アーク放電の軌跡が両接続端子25,35の直線
距離よりも大きく離れて描かれるため、アーク放電の両
接続端子25,35への破壊的影響を低減することが可
能となり、接続端子の溶損を効果的に防止することがで
きる。これは、永久磁石28を設けていない配線接続用
コネクタの場合、通常、両接続端子がそれぞれ所定の距
離を離れることでアーク放電は終了するものであるが、
この例の配線接続用コネクタ10のように、第1コネク
タハウジング21に永久磁石28を設けることで、その
所定の距離を両接続端子25,35同士の接触から非接
触、又は非接触から接触への瞬間に瞬時にかせぐことが
できるからである。
【0016】第1コネクタハウジング21に永久磁石2
8を設けた場合とそうでない場合のアークによる影響の
違いは、図5のグラフから見て取れる。即ち、本発明の
出願人の実験によれば、永久磁石28を設けなかった場
合の放電持続時間がt、端子の溶損度合いがuとなった
結果に対して、永久磁石28を設けた場合は放電持続時
間で約1/16以下、端子の溶損で約1/10以下にす
ることができた。なお、この違いは永久磁石28の磁力
の調整や配設位置の変更等により変化するため、更に良
好な結果を得ることも可能である。
【0017】また、接続端子25(35)の配置態様に
よっても永久磁石28による効果は変化するため、例え
ば図6に示すように、接続端子25(35)を永久磁石
28に対して対称な状態(例えば、接続端子25aと2
5bとの板面が対向するような状態)となるように配置
しても良い。このようにすれば、接続端子25a,25
bを更に永久磁石28に近づけることができるので、接
続端子25a,25bにより強い磁界を作用させること
ができ、アーク放電の接続端子25(35)への破壊的
影響を更に低減することが可能となり、接続端子の溶損
を効果的に防止することが可能となる。
【0018】なお、この例では第1コネクタハウジング
21に永久磁石28を配設したが、図7に示すように、
反対に第2コネクタハウジング31に永久磁石28を配
設するようにしても良い。また、磁性部材として永久磁
石28を用いたが、例えば電磁石等を用いることも可能
である。
【0019】図8は、この発明の他の実施形態に係る配
線接続用コネクタを示す斜視図、図9は、同配線接続用
コネクタの第1コネクタに生成される磁界を示す模式正
面図である。この例の配線接続用コネクタ10´は、例
えば垂直方向に2段で大電力負荷への接続用端子を配置
した第1コネクタ(プラグコネクタ)20´と第2コネ
クタ(レセプタクルコネクタ)30´とから構成され
る。
【0020】第1コネクタ20´は、次のように構成さ
れている。即ち、合成樹脂等を成形してなる第1コネク
タハウジング21´には、コネクタ嵌合方向に延びる複
数の端子収容孔22´が第1コネクタハウジング21´
の垂直方向に2段で形成され、これら端子収容孔22´
に大電力負荷の図示しない接続用のハーネスから分岐さ
れた電線24´の先端に圧着された第1接続端子25´
が収容されている。また、これら端子収容孔22´の間
のハウジングフレーム部分には、磁性部材(この例では
矩形状の永久磁石28´)が内蔵されている。この永久
磁石28´は、例えば第1及び第2接続端子25´,3
5´間でアーク放電が発生する箇所に最も強い磁力がか
かるような位置に配設されていることが好ましく、例え
ば図8中上方向がS極で、下方向がN極となるようにハ
ウジングフレーム部分に内設されている。また、第1コ
ネクタハウジング21´の図8中上下に位置する外壁に
は、ヨーク50を係合するための係合凹部52がそれぞ
れ形成されている。ヨーク50は、第1コネクタハウジ
ング21´の前面の外周縁に沿う環状部分55と、この
環状部分55の上下の部分から環状部分55に対して直
角に延びる係合片51とからなるコの字状の強磁性体で
ある。第1コネクタハウジング21´の係合凹部52に
ヨーク50の係合片51が係合して係合片51の係合穴
54に係合凹部52の係合突起53が嵌合することによ
りヨーク50が第1コネクタハウジング21´に取り付
けられる構造となっている。ヨーク50は、その係合片
51が第1接続端子25´を挟んで永久磁石28´で生
成される磁界Tを、図9に示すように第1接続端子25
´に集中させるように配置されている。また、第1コネ
クタハウジング21´の図8中A方向の外壁には、弾性
係止片を備える係止爪26´が形成されている。
【0021】一方、第2コネクタ30´は、次のように
構成されている。即ち、合成樹脂等を成形してなる第2
コネクタハウジング31´には、第1コネクタ20´の
第1接続端子25´に対応して、大電力負荷の図示しな
い接続用のハーネスから分岐された電線34´の先端に
圧着された第2接続端子35´が、第2コネクタハウジ
ング31´の垂直方向に2段で形成され、且つコネクタ
嵌合方向に延びる複数の端子収容孔32´にそれぞれ収
容されている。第2コネクタハウジング31´の図8中
A方向の外壁には、両コネクタ20´,30´と係合し
て両コネクタ20´,30´を係止固定するための係止
部36´が形成されている(これは、係止爪26´と共
に配線接続用コネクタ10´のロック機構を構成す
る)。
【0022】このように構成された配線接続用コネクタ
10´によれば、第1コネクタ20´と第2コネクタ3
0´との嵌合時/離脱時には、第1コネクタハウジング
21´に配設された永久磁石28´及びヨーク50によ
り、両接続端子25´,35´の嵌合方向に対して直交
する方向に集中するように生成された磁界Tの作用によ
りローレンツ力が発生し、上述したように両接続端子2
5´,35´間に発生したアークの電子が曲げられて、
アーク放電の軌跡が両接続端子25´,35´の直線距
離よりも大きく離れて描かれる。このため、アーク放電
の両接続端子25´,35´への破壊的影響を低減する
ことが可能となり、接続端子の溶損を更に効果的に防止
することが可能となる。なお、この例でも第1コネクタ
ハウジング21´に永久磁石28´を配設したが、反対
に第2コネクタハウジング31´に永久磁石28´を配
設するようにしても良く、また、永久磁石28´の他
に、例えば電磁石等を用いることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1又は第2コネクタハウジングに、例えば永久磁石を少
なくとも1つ内設し、この永久磁石が両コネクタの完全
嵌合時から完全離脱時までの間又は完全離脱時から完全
嵌合時までの間、両接続端子の挿入方向と直交する方向
に磁界を生成するように配置されているコネクタを実現
している。このため、内設された磁性部材による磁界の
作用により、ローレンツ力が作用してコネクタ挿抜時の
アーク放電の電子を曲げてアーク放電の軌跡を長くする
ことができ、両接続端子への影響を最小限に止めること
ができる。これにより、接続端子の溶損や放電火花によ
る車輌火災等の被害を少なくすることが期待できる。ま
た、磁性部材が複数の第1又は第2接続端子間に配置さ
れているため、コネクタハウジングに配置する磁性部材
の数を削減することができると共に、コネクタハウジン
グの小型化を促進することができ、結果的にコネクタの
小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る配線接続用コネ
クタを示す斜視図である。
【図2】 同配線接続用コネクタの第1コネクタを示す
正面図である。
【図3】 同配線接続用コネクタの両コネクタの半嵌合
時の状態を示す縦断面図である。
【図4】 両接続端子間に発生するアーク放電の軌跡を
説明するための図である。
【図5】 放電持続時間と端子の溶損度合いとの関係を
示すグラフである。
【図6】 同配線接続用コネクタの他の第1コネクタを
示す正面図である。
【図7】 同配線接続用コネクタの他の両コネクタの半
嵌合時の状態を示す縦断面図である。
【図8】 この発明の他の実施形態に係る配線接続用コ
ネクタを示す斜視図である。
【図9】 同配線接続用コネクタの第1コネクタに生成
される磁界を示す模式正面図である。
【符号の説明】
10,10´…配線接続用コネクタ、20,20´…第
1コネクタ、21,21´…第1コネクタハウジング、
30,30´…第2コネクタ、31,31´…第2コネ
クタハウジング、22,22´,32,32´…端子収
容孔、24,24´,34,34´…電線、25,25
´…第1接続端子、35,35´…第2接続端子、2
8,28´…永久磁石、50…ヨーク、51…係合片、
52…係合凹部、53…係合突起、54…係合穴、55
…環状部分。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1接続端子を内部で支持する第
    1コネクタハウジングを有する第1コネクタと、 前記複数の第1接続端子と接続される複数の第2接続端
    子を内部で支持する第2コネクタハウジングを有する第
    2コネクタとを備えたコネクタであって、 前記第1コネクタハウジング又は第2コネクタハウジン
    グに少なくとも1つの磁性部材を内設し、 前記磁性部材は、前記第1及び第2コネクタの完全嵌合
    時から完全離脱時までの間又は完全離脱時から完全嵌合
    時までの間、前記第1及び第2接続端子の挿入方向と直
    交する方向に磁界を生成し、且つ前記複数の第1接続端
    子の先端部間又は前記複数の第2接続端子の先端部間に
    挟まれるように配置されていることを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記磁性部材配置位置を挟んで対向する
    位置に配列された前記複数の第1又は第2接続端子は、
    前記磁性部材を挟んで互いに対称となるように前記第1
    又は第2コネクタハウジングに配置されていることを特
    徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記磁性部材は、磁石であることを特徴
    とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記磁石は、永久磁石であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記磁石は、電磁石であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記第1コネクタハウジング又は第2コ
    ネクタハウジングに、前記複数の第1又は第2接続端子
    の先端部を挟むように配置され、前記第1及び第2コネ
    クタの完全嵌合時から完全離脱時までの間又は完全離脱
    時から完全嵌合時までの間、前記第1及び第2接続端子
    に前記磁性部材で生成された磁界を集中させるためのヨ
    ークを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項記載のコネクタ。
  7. 【請求項7】 複数の第1接続端子を内部で支持する第
    1部材と、 前記複数の第1接続端子と接続される複数の第2接続端
    子を内部で支持する第2部材とを備えた電気接続構造で
    あって、 前記第1部材又は第2部材に少なくとも1つの磁性部材
    を内設し、 前記磁性部材は、前記第1及び第2部材の完全嵌合時か
    ら完全離脱時までの間又は完全離脱時から完全嵌合時ま
    での間、前記第1及び第2接続端子の挿入方向と直交す
    る方向に磁界を生成し、且つ前記複数の第1接続端子の
    先端部間又は前記複数の第2接続端子の先端部間に挟ま
    れるように配置されていることを特徴とする電気接続構
    造。
  8. 【請求項8】 前記第1部材又は第2部材に、前記複数
    の第1又は第2接続端子の先端部を挟むように配置さ
    れ、前記第1及び第2部材の完全嵌合時から完全離脱時
    までの間又は完全離脱時から完全嵌合時までの間、前記
    第1及び第2接続端子に前記磁性部材で生成された磁界
    を集中させるためのヨークを備えたことを特徴とする請
    求項7記載の電気接続構造。
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