JP2003077563A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

Info

Publication number
JP2003077563A
JP2003077563A JP2002225297A JP2002225297A JP2003077563A JP 2003077563 A JP2003077563 A JP 2003077563A JP 2002225297 A JP2002225297 A JP 2002225297A JP 2002225297 A JP2002225297 A JP 2002225297A JP 2003077563 A JP2003077563 A JP 2003077563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
mating
terminal
electrical connector
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002225297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4190822B2 (ja
Inventor
Charles Dudley Cooper
ダッドリィ カッパー チャールズ
Henry O Herrmann
オットー ハーマン ヘンリー
Randy Thomas Matthews
トーマス マシューズ ランディ
Larry George Novotny
ジョージ ノボトニイ ラリー
Jeremy Christin Patterson
クリスティン パターソン ジェレミィ
Norbert Krause
クラウゼ ノルベルト
Horst Teutschlander
トイトシュランダー ホルスト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TE Connectivity Corp
Original Assignee
Tyco Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics Corp filed Critical Tyco Electronics Corp
Publication of JP2003077563A publication Critical patent/JP2003077563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4190822B2 publication Critical patent/JP4190822B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/53Bases or cases for heavy duty; Bases or cases for high voltage with means for preventing corona or arcing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/66Structural association with built-in electrical component
    • H01R13/6608Structural association with built-in electrical component with built-in single component
    • H01R13/6616Structural association with built-in electrical component with built-in single component with resistor

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主コンタクトが相手コネクタ内の相手端子か
ら切断されたときにアーク放電が生じない電気コネクタ
を提供する。 【解決手段】 事前に電力を切断せずに切離し可能なコ
ンタクト端子を含む電気コネクタ40、104が、正の
温度係数(PTC)抵抗器6、140によって分岐され
る主コンタクト12、112と補助コンタクト16、1
30とを含んでいる。正の温度係数抵抗器6、140
は、主コンタクト12,112と補助コンタクト16,
130との間に位置する。主コンタクト12、112が
最初に切断され、補助コンタクト16、130は、主コ
ンタクト12、112より長くてもよい。電流が、依然
として接続されている長い補助コンタクト16、130
に分岐されるので、主コンタクト12、112の嵌合端
でアーク放電が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力コンタクトが
実質的な電力または電流を搬送している時に電力コンタ
クトを切断または分離する際、アークを防ぐまたは抑制
する手段を含む電気コネクタに関する。本発明は、ま
た、各コンタクトを相手コンタクトから引離す際に、ア
ーク放電が生じる恐れのある閾値より電圧および電流が
低くなるように、順次切断されるコンタクト間で分岐さ
れた正の温度係数抵抗器を優先的に使用する電気コネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】著しい量の電力を搬送するコンタクト
は、切断されるとアークを生じる。コンタクトが被るア
ークによる損傷量は、コンタクトの物理構造、負荷電
流、電源電圧、分離速度、負荷の特性(抵抗、容量、誘
導)および他の要因に左右される。将来の自動車システ
ムでは、負荷電流および関連する配線の損失を削減する
ために42ボルトを使用することが予想されている。こ
のような電圧の増加によって、12ボルトで動作するよ
うに設計された現在のコネクタに重大なアーク損傷を発
生させる恐れがある。突発的なコネクタの故障に関連し
て生じる可能性のある責任を回避するために、自動車製
造者は、かなりの回数ホットスワップすることができる
新たな接続の設計を要求している。10サイクルが最小
の要件と考えられる。
【0003】重大な損傷なしに42ボルトの電源を切断
することは、多くの負荷に関して約1500ワットおよ
び主バッテリ回路に関して15キロワットまでも遮断す
ることが必要である。現在、自動車用に使用されている
モジュールは、500ワットよりも多い電力を消費する
ことができる。電源は、1キロワット以上のエネルギー
を送出しなければならない。従来の解決策では、コンタ
クトを分離あるいは切離す前に電流を遮断すること、ま
たは犠牲コンタクト部を利用することが必要である。こ
れら従来の解決策のコスト、スペース、信頼性、安全
性、性能および複雑さによって、自動車の電気系統を含
め多くの応用例では不適切となる。
【0004】電力業では、アークを迅速に消去するため
に多くのことが知られており、継電器産業では、コネク
タおよびコンタクトに対するアーク損傷を最小にするた
めに多くのことが知られている。これらは、James
D.Cobineによる「Gaseous Cond
uctors」およびKenneth E.Pitne
yによる「Ney Contact Manual」な
どの文献に見ることができる。これらの方法のほとんど
は、自動車、コンピュータおよび電気器具に使用される
小型で着脱可能な電気コネクタにおいては実用的ではな
い。文献に提供されている方法は、いずれもアークの発
生を排除しない。従来のコンタクトは、たとえそれらが
電流遮断に関して定格であっても、定格電流が頻繁にか
つ非常にゆっくりと遮断されると、破壊されることにな
る。既存のコネクタは、それが負荷の下で切断される
と、アークが発生して損傷を引き起こすことになるの
で、寿命が限られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】正の温度係数抵抗(P
TC)デバイス、抵抗器またはスイッチが、漏電、特に
回路遮断器の定格である定義されかつ過剰な過電流を遮
断するために回路遮断器で使用されまたは使用が提案さ
れてきた。他方、電気コネクタは、実際の使用時に広範
囲の電流を搬送することが予想される。たとえ電気コネ
クタが特定の電流を搬送する定格であっても、実際に実
施する際には、電気コネクタは、負荷の変化によって広
い範囲にわたる電流を搬送することになる。電気コネク
タのコスト、サイズおよび重さは一般に、電流の定格が
増加すると共に増大するので、特定の用途に使用するの
に適切な最低の定格のコネクタが使用されるのが一般で
ある。様々な電流が必要とされることによって複数の負
荷が単一のコネクタを通過するので、さらに経済性、在
庫およびコネクタ生産ラインの一貫性のために、特定の
製品に使用される様々なコネクタの数を最小にすること
は珍しくない。最終的な結果としては、特定のコネクタ
が、その定格電流はもとより安全性および寿命テストの
ための過電流から、かなり低い電流までのどんな電流で
も搬送することになる。そのコネクタが、アークを発生
させずに、電流を搬送している時に切断、またはホット
スワップされることになれば、アーク防止は、アーク閾
値電流をはじめそのコネクタに関する定格電流までの広
い範囲の電流に関して効果的でなければならない。換言
すれば、回路遮断器とは異なり、ホットスワップされた
コネクタは、広い範囲の電流にわたってアーク放電から
保護されなければならない。したがって、回路遮断器で
使用されているものと同じ方式でPTC抵抗器を使用す
ることは、電気コネクタでの使用には不適切となる。抵
抗がデバイスの温度に依存するPTCデバイスに関し
て、トリップタイムが異なり、さらに温度はI 2R加熱
よって電流に依存する。したがって、特定の電気コネク
タによって搬送される広い範囲の電流のために、電気コ
ネクタで使用するPTCデバイスに関するトリップタイ
ムが異なることになる。
【0006】PTC抵抗デバイスが、スイッチ、継電
器、ヒューズおよび遮断器で使用される場合、電気コン
タクトの両半体は、同じ物理装置内にある。コンタクト
は相互に分離しているが、適切に定義されかつ固定され
た距離だけ分離しているに過ぎず、これらの分離された
コンタクトは、なお装置パッケージの一部である。電気
コネクタの基本的機能は、これらコンタクトの両半体を
完全に分離することである。これらの両半体に分離され
たコンタクト間に物理的接続がなく、さらに2つの嵌合
コネクタコンタクト間ですべての連係が遮断されてい
る。アークを発生させる電力を伝搬する分離型電気コン
タクトを保護するために、PTCデバイスは、アーク放
電を防止するように電流が十分に減少するまで、コンタ
クト対の両端で接続されていなければならない。したが
って、PTCデバイスを従来通り使用する際、この分離
型電気コンタクトの両半体との物理的な電気接続が維持
されていなければならず、しかもコネクタでは、すべて
の物理的接続が遮断されねばならないことが問題であ
る。
【0007】従来技術のPTCデバイスが使用されるス
イッチ、継電器、ヒューズおよび回路遮断器では、コン
タクト分離の距離および分離速度を制御する。これらの
従来技術のデバイスでは、コンタクト分離は、定格電圧
に耐えるのに足りるだけしか必要とされない。アークの
発生する恐れがある時間を短縮するように、分離速度は
できるだけ迅速にしなければならない。したがって関連
するいずれの損傷も最小にするようになされる。電気接
続は完全に分離されねばならない。電気接続はまた、手
によっても分離され、さらに分離速度は、既存の電気コ
ネクタに関して大きく異なっている。手によって分離さ
れる特定の電気コネクタ設計に関してさえ、2つの電気
コネクタが手で切離される毎に、分離速度はかなり異な
ることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの問題を克服する
ために、本発明は、補助電気コンタクト部またはコンタ
クト端子と直列の電気コネクタにおいて正の温度係数
(PTC)抵抗器が用いられることが好ましく、その組
合せは、最初に切断する主電気コンタクト部またはコン
タクト端子と並列である。構成要素部品のこのような配
置によって、電流を搬送している時に2つの電気コネク
タを切離す際のアーク放電を防止することになる。主お
よび補助コンタクトは、相手電気コネクタ内の1つのま
たは複数の端子と嵌合可能である。好ましい一実施形態
では、主および補助コンタクトが、相手電気コネクタ内
の雌型またはリセプタクル端子と嵌合する雄型またはブ
レードである。しかし、PTC抵抗性部材に雌型端子を
用いることもできよう。しかしながら、PTC抵抗性部
材は、一対の嵌合する電気コネクタの一方の半体の端子
のみと共に使用されるべきである。2つのコネクタのう
ちの一方の主または補助コンタクト部または端子がPT
C部材を組込まなければならない。市販のPOLYSW
ITCH(登録商標)デバイスなどの通常の別個のPT
C部材を使用する場合、2つの嵌合するコネクタの他方
の主または補助コンタクト部または端子が、直接に相互
接続されねばならず、それらの間には別個のPTCデバ
イスは介在しない。しかし、他の応用例では、PTC手
段が両方のコネクタ内に位置することができる。
【0009】別個のPTC抵抗性部材は、PTCデバイ
スが一体化されたユニットを形成することができるよう
に、主および補助コンタクト端子に組込んで使用するこ
とができる。このような一体化されたユニットを形成す
る手段は、主コンタクト端子と補助コンタクト端子との
間にPTC導電ポリマーを成型することになろう。PT
C導電ポリマーはまた、主および補助コンタクト端子の
部分の周辺にオーバーモールドすることができ、PTC
導電ポリマーは主コンタクト端子と補助コンタクト端子
との間に成型される。インサートモールドを用いて、主
コンタクト端子と補助コンタクト端子との間に、PTC
導電ポリマーを配置することができる。PTC導電ポリ
マーはまた、主および補助コンタクト端子の部品と適合
する形状に成型される別個の構成要素であり得るが、こ
の別個の構成要素は、はんだ、導電性接着剤または他の
導電性接着剤を使用して、主コンタクト端子と補助コン
タクト端子との間に接着することができよう。
【0010】主コンタクトは、補助コンタクトより先に
切離れなければならず、さらにここで示される代表的な
実施の形態では、補助コンタクトは主コンタクトよりも
長い。好ましい実施形態では、PTC部材は、導電性粒
子がポリマーマトリックス内に含まれている導電ポリマ
ーを含む。通常は、これらの導電性粒子が、正常な嵌合
された動作の下では、主コンタクトが実質的に全電流を
搬送するように、主端子の抵抗よりも大きな抵抗を有す
る導電路を形成する。しかし、PTC部材内の電流が増
大するにつれて、ポリマーが拡大し、抵抗が増大する。
PTC部材を通る電流が、主コンタクト端子の切断によ
って急激に増大すると、抵抗はポリマーのI2R加熱に
よって急激に増大する。主コンタクトが切離されるとき
にアーク放電を防止するために、主コンタクトに関する
切離し時間は、PTC部材の抵抗が過剰に増大する時間
よりも短くなければならない。主コンタクトを通過する
電流のほとんどは、主コンタクトがもはやアーク放電が
不可能な位置に移動するまで、PTC部材および補助コ
ンタクトによって搬送されねばならない。補助コンタク
トが相手端子から切断されると、PTC部材の抵抗は、
補助コンタクトが切離される前に、補助コンタクトを通
過する電流がアーク放電閾値より下に低下するように、
増大しなければならない。このような時間は、このPT
C抵抗性部材のトリップタイムと呼ばれる。PTC部材
のトリップタイムは、主コンタクトを通過する最初の電
流に依存するが、その電流は広い範囲にわたって変化し
得るので、所与の電気コネクタに関するトリップタイム
は一定ではない。PTC部材が確実にトリップするよう
に、本発明の電気コネクタは、主コンタクトを切断した
後、PTC部材に関する最大トリップタイムよりも大き
い間隔時間の間、作動させることができないラッチを使
用する。しかし、これらのラッチはまた、主コンタクト
がアークの発生しやすいその経路の一部を通過して移動
するとき、2つの電気コネクタ間で迅速に移動できなけ
ればならない。同様に、補助コンタクトもそれが切断さ
れたときは、アークの発生しやすい領域を迅速に移動し
なければならない。したがって、本発明の好ましい実施
形態は、順次に切離されなければならない複数組のラッ
チを使用しており、これらのラッチによって、第1組の
ラッチを外してから第2組のラッチを外すまでの時間遅
延が与えられる。この時間遅延は、最大PTCトリップ
タイムよりも長くなければならない。このような複数の
ラッチ構成によって、本発明の汎用性のある実施が可能
になる。しかしながら、特定の電気コネクタが、最大電
流負荷と最小電流負荷の間の差違が小さい負荷に使用さ
れる場合は、単純なラッチ機構が使用できる。最大限の
分離速度を実現することおよび補助コンタクトの長さを
追加することよって、いくつかの場合でPTCデバイス
がトリップするのに適正な時間を与えることができよ
う。
【0011】
【発明の実施の形態】実質的な電力を搬送している時に
コンタクトが分離されると、一連の複合的な事象によっ
て、損傷を与えるアークが発生する。典型的な電力コン
タクトで発生する主要な事象を簡単に説明することがこ
の現象を理解する助けになる。最初に、コンタクトが分
離を始めると、もはや電流量を支えるのに十分な金属領
域がなくなる点に到達する。温度および分離距離が増大
するにつれて、非常に小さな溶融ブリッジが生じそして
破壊する。一般には、それは0.1アンペアより上の電
流および9ボルトより大きな電圧で発生し得る。溶融を
引き起こすには十分な電流が必要であり、それを持続さ
せて次の段階に進むには十分な電圧が必要である。溶融
ブリッジが沸騰して破壊すると、電子が自由になり、介
在する空気をイオン化することによって電流が流れ続け
る。真のアークが次に生じる。この真のアークは、陰極
スポット、陰極降下領域、極端に高温なプラズマチャネ
ル、陽極降下領域および陽極スポットを含むいくつかの
サブパートからなる。プラズマチャネルは、約5000
℃であり、陽極および陰極スポットは、10から20ア
ンペアの電流で約2000℃に達する。
【0012】アークが発生すると、嵌合するコンタクト
が損傷することになる。損傷の程度は、アークエネルギ
ー全体を決定する数多くの要素によって制御される。ア
ークエネルギーを制限する主要な方法は、電流および電
圧を最小化することであり、さらに分離速度を最大化す
ることによるものである。他にも手段があるが、どれも
典型的なコネクタ設計を使用する応用例にはあまり適し
ていない。通常のコネクタに関しては、かなりの程度ま
で制御可能な唯一の要素は分離速度である。
【0013】正の温度係数(PTC)抵抗部材を2個の
コンタクトに組込むことによって、2つのコネクタが分
離されるときに、アークが発生する閾値電圧および電流
より下に電圧および電流を維持することができる。その
ようにして、コネクタが切断されたとき、かなりのエネ
ルギーを遮断する間、アークが発生しないコンタクトが
作製される。Tyco Electronics社のR
aychem デヴィジョンで製造販売されているRH
E110 POLYSWITCH(登録商標)によって
例証される別個のPTC抵抗器などのPTCデバイスを
使用することができる。POLYSWITCH(登録商
標)は、Tyco Electronics社の登録商
標である。この別個のデバイスのリード線は、それぞれ
の主および補助コンタクトにはんだ付けすることができ
る。別個のデバイス上のリード線はまた、接点ばね、ク
リンプまたはコンタクト上のラッチ突起によって装着す
ることができる。このような別個のデバイスによって例
証される種類の導電ポリマーはまた、コンタクト上にオ
ーバーモールドして新たな構成要素を形成することも可
能であり、またはPTCデバイスをコンタクト端子と一
体化して組込み構成要素またはユニットを形成すること
も可能である。この方法は、高エネルギー回路を接続す
るときに発生する恐れがある相対的に良性なスパークを
除去することはできない。重要なエネルギー領域では、
このような良性のスパークは、コンタクトの基板金属お
よびコンタクトの形状に対してほとんど損傷を起こさな
い傾向がある。POLYSWITCH(登録商標)デバ
イスの一般的な特徴は、米国特許第5,737,160
号およびそれに参照された特許で論じられている。別個
のPOLYSWITCH(登録商標)デバイスで使用す
る種類の導電PTCデバイスの作製方法が、米国特許第
6,104,587号で論じられている。この同じ作製
方法を同様に用いて、主および補助コンタクトと適合す
る形状に成型可能な導電PTCポリマーを作製すること
もできるし、またはここに説明された代表的な実施の形
態に関連して実質的に論じられるように、このPTCポ
リマーをオーバーモールドまたはコンタクト端子と一緒
にインサートモールドすることができる。
【0014】図1は、本発明に従うアークレス電力コン
タクトに関する概念を示す図である。本発明による代表
的な雄型および雌型、またはブレードおよびリセプタク
ル端子が、切断または分離の様々な段階で示されてい
る。図1で例示された電力コンタクトの3つの重要な構
成要素がある。主コンタクトもしくはコンタクトの主部
は、正常動作中に負荷電流を搬送する。主コンタクト
は、直列接続の長い補助コンタクトまたはコンタクト部
によって、および主コンタクトと補助コンタクトとの間
に位置する正の温度係数抵抗器によって分岐される。
【0015】図1は、相手リセプタクルコネクタからプ
ラグコネクタを分離する際に生ずる4つの段階を例示す
る図である。段階0では、コンタクトが高電流を搬送し
ている。電流は主に、主コンタクトまたはコンタクトの
主部を通って流れる。相対的に小さな分岐電流のみが、
直列接続された正の温度係数抵抗または抵抗器(PT
C)およびコンタクトの補助部を通って流れる。段階0
は、コネクタアセンブリの正常な動作構成を表す。この
位置で2つのコンタクトを相対的に移動すると、2つの
コンタクト表面の間に正常なワイピング動作が生じる。
【0016】段階1は、主コンタクトまたは主コンタク
ト部が、他方のコネクタ内の相手コンタクトから分離ま
たは切断された構成を示す図である。主ブレードは、主
コンタクト切断域(MDZ)を通って主リセプタクルか
ら分離されるが、それは段階0と段階1の間で生じ、そ
こでは主ブレードコンタクトが、その対応する雌型また
はリセプタクルから切離される過程にある。この2つの
コンタクトがこのような主切断域内にある間は、2つの
コンタクトは完全に分離されてはいない。ばね部材が撓
むと、さらにコンタクト上の不規則表面が一時的な分離
および係合を起こすと、コンタクトの跳ね返りが生じる
恐れがある。相対的に大きな既存の電流が切断されてい
るので、この2つのコネクタの間でアーク放電の可能性
が最も高いのは、主コンタクトおよびリセプタクルコン
タクトが、このようなコンタクト切断域(MDZ)内に
ある時である。通常の従来技術のコネクタに関しては、
電圧および電流が、具体的なコネクタ構成に関するアー
ク放電閾値より上にあると、MDZ内の小さなギャップ
の両端でアークが発生する恐れがある。しかし、本発明
では、この開いたギャップの両端での電圧および電流
が、正の温度係数(PTC)抵抗器または抵抗、および
補助コンタクトまたはコンタクト部によって制限されて
いる。PTCデバイスが、コンタクト間の分離を完全に
完了しないうちはオフすなわち開状態に切換わらないよ
うに、MDZの継続時間は、PTCデバイスに関するト
リップタイムより短くなければならない。
【0017】相手コンタクトが段階1と識別される位置
へ移動すると、もはやアーク放電が開始されないよう
に、主コンタクトが、その相手コンタクトから物理的に
分離される。段階0の間は、少量の電流がPTC抵抗器
を通って流れているだけであったので、コンタクトが段
階1と識別される位置に達したときに、I2R加熱は低
いままであり、PTC抵抗器の抵抗が低い状態にされて
いる。抵抗が相対的に低いので、電流は、PTC抵抗器
を通って補助コンタクトへ流れ、さらにスイッチのよう
に動作するPTCは、オンであると呼ぶことができる。
補助コンタクトまたは補助コンタクト部が、相手コネク
タ内の相手コンタクトに、または相手コネクタ内の同じ
回路に接続されたままの状態の間は、PTC抵抗器およ
び補助コンタクトを通る電流が、段階1内より大きくな
り、したがってI2R加熱が増大することになる。PT
C抵抗器の抵抗は、温度が上昇するにつれて増大する。
段階2は、コネクタとコンタクト端子の間の物理的切離
しまたは相対的な動きが続いているときに、長い補助コ
ンタクトが相手コンタクトに接続された状態にあるこの
ような構成を例示する図である。段階2は、主コンタク
トが分離されてから補助コンタクトが切断されるまでの
間のコンタクトの1つの位置をスナップショットとして
例示する図である。まさにこの段階2の間で、PTC抵
抗器が開くことになる、すなわち換言すれば、その抵抗
が著しく増大することになる。したがって、PTCスイ
ッチが今やオフ位置にある。
【0018】補助コンタクトが相手コンタクトからまた
は相手コンタクトを含む回路から分離する前に、補助コ
ンタクトを通って流れる電流は、アーク放電閾値より下
になる。それは、2つの端子またはコネクタが相対的に
移動する間に、PTCの抵抗が増大することによる。切
断移動距離内にあるこのような移動範囲は、PTC開域
と呼ばれる。段階3で補助コンタクトが最終的に分離さ
れると、少量の漏出電流がコネクタを通って流れるだけ
である。この時点では、補助コンタクト部の間にアーク
を支えるほど十分な電気エネルギーはない。補助切断域
(ADZ)内でリセプタクルから補助コンタクトを物理
的に分離する前に、電流がアーク放電閾値より下になる
ように、端子またはコネクタがPTC開域にある間に十
分な時間が経過しなければならない。段階3は、相手コ
ンタクトが完全に分離および切断され、主コンタクトお
よび補助コンタクトが開の状態であることを示す図であ
る。もはや電流がコネクタを通って流れていないので、
PTC抵抗器は、温度および抵抗が低いリセット状態に
戻ることになる。次いで、コンタクトアセンブリアセン
ブリは、コネクタを負荷の下で切離すとアークが発生し
ないように、そのアセンブリが再び機能するための状態
になる。
【0019】このようなコンタクト構成は、図1で例示
した段階のタイミングが確実に適正であるように速度制
御を行うコネクタハウジング内で使用されることが好ま
しい。このハウジングはまた、切離し速度を確実に一方
向であるようにしなければならない。すなわち、コネク
タが分離するとき、主コンタクトのマクロなブレークメ
ークブレーク作用があってはならない。ナノ秒のまたは
ミクロな不連続が発生することになるが、PTC抵抗器
はこれらの相対的に高速度な事象よりずっと遅く反応す
るように選択されているので、このようなミクロのブレ
ークメークブレーク作用がアーク防止を妨害することは
ない。4つの全段階を、一方向にかつ順次の態様で通過
しなければならない。
【0020】図1のブレードコンタクトは、リセプタク
ルコンタクトと嵌合し、そのリセプタクルコンタクトは
プラグまたはブレードコンタクトと嵌合する可撓性のば
ねビームを有する。プラグまたはブレードコンタクト
は、主コンタクトまたは主コンタクト部、および補助コ
ンタクトまたは補助コンタクト部を含む。この実施形態
では、主コンタクトおよび補助コンタクトが、リセプタ
クルコンタクト上の別体のばねビームとそれぞれ係合す
る2つの別体の金属ブレードである。この代表的な構成
では、リセプタクルコンタクトは、別体のばねビームが
主コンタクトおよび補助コンタクトにそれぞれ係合して
いる単体の金属部材を含む。主コンタクトおよび相手リ
セプタクルは、それぞれプリント回路基板型のコンタク
トであり、複数のリード線が各コンタクトの後端から延
びている。補助コンタクトまたはブレードは、主コンタ
クトとは別に外部の回路と接続するPCBリード線など
の手段を含まない。本発明に使用されたPTC抵抗器
は、少なくとも1つの側部に沿って主コンタクトの中央
部に接着することができる成型部材を含むことができ
る。必要ならば適切な導電性接着剤を適用することがで
きる。補助コンタクトは、PTC部材が主コンタクトと
補助コンタクトとの間に物理的および電気的に位置する
ように、別の側部に沿ってPTC抵抗器に接着される。
段階0〜3は、これらのコンタクトを含むコネクタが切
離されるときのコンタクトの相対的な位置を示す図であ
る。ここで使用されるPTC部材は、所望の形状に成型
可能な導電ポリマーを含むことが好ましい。カーボンブ
ラックなどの導電性の粒状充填剤を非導電ポリマー内に
分散させて、このポリマーの温度および状態に依存する
抵抗を有する導電路を形成する。導電ポリマーを使用す
るデバイスはよく知られており、Tyco Elect
ronics社から入手可能である。これらのPOLY
SWITCH(登録商標)デバイスは、他の応用例に使
用される。チタン酸バリウムまたはPTCの挙動を示す
半導体材料が使用可能であるが、これらの代替PTC材
料は、電気コネクタでの実用には高価すぎるものとなる
恐れがある。
【0021】図2は、端子が図1に示した方式で反復使
用される場合に本発明の性能を示すために使用されてい
るサンプルのコンタクト端子構成2を示す図である。図
2に示したサンプル構造は、2つの雄型端子ブレード1
2、16を含む。主端子ブレード12が、別個のPTC
デバイス6によって、長い補助端子ブレード16に直列
に接続されている。この構成では、Tyco Elec
tronics社のRHE110と一般的に同等な特徴
を有するPTCデバイスが使用されている。リード線8
が、主および補助端子ブレード12、16にはんだ付け
されている。PTCデバイスによって直列接続されたこ
れらの端子ブレード12、16は、共通の外部導体に並
列接続されることになる2つのリセプタクル端子32、
36と嵌合可能であり、かつそれから切離し可能であ
る。図2で示した主端子12および32はそれぞれ、こ
こで使用される全電流を絶え間なく搬送する。補助端子
16、36は、POLYSWITCH(登録商標)デバ
イスがトリップまたは開くのに掛かる時間の長さだけ全
電流を伝搬する。2つのリセプタクル端子32、36
は、2つの別体のブレード12、16に接触する複数の
ばね部材34A、34Bおよび38Aを有する1つの端
子を表すものと考えることができる。補助ブレード16
は主ブレード12より長いので、その補助ブレードは、
リセプタクルアセンブリ30と最初に接続し、最後にそ
れから切断されることになる。
【0022】図3Aから図3Cおよび図4は、ここで説
明される方式でPTC抵抗デバイスを使用する、コネク
タおよびコンタクト端子に関する、電流とトリップタイ
ムの間の関係を示すグラフである。図3Aから図3Cま
では、嵌合するコンタクトが電力の下で切断された際の
電圧の波形を示すグラフである。図3Aは、嵌合するコ
ンタクトによって搬送された2アンペアで反復されたコ
ンタクトに関する第2および第10のサイクルの結果を
示すグラフである。図3Bは、嵌合するコンタクトによ
って5アンペアが搬送された場合の同じコンタクト構成
に関する第2および第10のサイクルの結果を示すグラ
フである。図3Cは、第1、第10、第33、第36お
よび第50のサイクルを記録した10アンペアのテスト
に関する波形を示すグラフである。図3Cはまた、コン
タクトが再び切断されないうちにPTC材料がそのオン
状態に戻らないようにしたときに、アークが発生しなか
った場合の波形とアークが発生した場合の波形の間の違
いを示すグラフでもある。図3Cのこれらの波形の間の
比較は、PTC材料の効果を示す。図3Aから図3Cの
これらの波形間の比較は、異なる電流に関して、2つの
嵌合するコンタクト端子を切断する時間が異なったこと
を示す。換言すれば、切離し速度は、各波形に関して同
じではなかった。図4で、ここに使用したPTC抵抗デ
バイスに関するトリップタイムが、電流の関数として示
されている。
【0023】図5から図11は、図2のコンタクト構成
2およびTyco Electronics RHE1
10などの、別個の導電ポリマーPTCデバイスまたは
スイッチ6と共に使用することができる電気コネクタア
センブリ4を示す図である。図5は、別個の導電ポリマ
ーPTCデバイス6を使用する嵌合されたヘッダおよび
プラグコネクタ構成4の一部を示す図である。この別個
のPTCデバイス6は、成型リセプタクルヘッダハウジ
ング42の後方またはプリント回路基板側に形成したポ
ケット48内に挿入される。このポケット48は、導電
ポリマーPTCデバイス6を保持するが、PTCデバイ
ス6が拡張できるように十分なスペースを提供する。別
個のPTCデバイス6上のリード線8は、主コンタクト
部材12の後方部14および補助コンタクト部材16の
後方部18に直接はんだ付けされている。この構成で
は、ヘッダ40内の主コンタクト部材12のみが、プリ
ント回路基板上の外部導体に直接付着されることにな
る。補助コンタクト部材16は、プリント回路基板を介
して外部導体に接続されることはない。その部材の外部
導体との唯一のコンタクトは、別個のPTC部材6を介
するか、または嵌合された構成では、それが嵌合される
補助リセプタクル端子36を介することになる。
【0024】図6および図7は、この実施形態が、主コ
ンタクト12の切断および補助コンタクト16の切断時
に、PTC抵抗性デバイス6が適正な状態にあることを
確実にする態様を示す図である。図6および図7のプラ
グコネクタハウジング52およびヘッダハウジング42
は、プラグコネクタ50をヘッダ40から切離すために
別々に作動しなければならない2つの別体のラッチ機構
を有する。図6から図9で分かるように、プラグコネク
タハウジング52は、別々の2組の2つのラッチ54
A、54Bおよび60A、60Bを有する。ヘッダ40
は、2組の2つのラッチ突起44A、44Bおよび46
A、46Bを有する。プラグコネクタハウジング52の
上部および底部上に1組のラッチ54A、54Bが、同
様にヘッダハウジング42の上部および底部にある1組
のラッチ突起44A、44Bと係合可能であり、かつそ
れらから切離し可能である。プラグハウジング52の対
向する側面上にある第2または補助の1組のラッチ60
A、60Bは、ヘッダハウジング42の側面上にある第
2または補助の1組のラッチ突起46A、46Bと係合
可能であり、かつそれらから切離し可能である。図6で
示すように、ヘッダハウジング42の上部にあるラッチ
突起44Aは、ヘッダハウジング42の隣接側面上のラ
ッチ突起46A、46Bよりヘッダハウジング42の嵌
合端からさらに間隔をあけてある。図6では隠れている
が、ヘッダハウジング42の底部のラッチ突起44B
は、ヘッダハウジング42の上部のラッチ突起44Aと
同軸位置にある。同様に、ヘッダハウジング42の対向
する側面上の隠れたラッチ突起46Bは、図6で見える
ようにヘッダハウジング42の正面側にあるラッチ突起
46Aと同軸位置にある。図7の完全に嵌合された構成
では、プラグコネクタハウジング52の上部および底部
のラッチ54A、54Bが、ヘッダハウジング42上の
上部および底部ラッチ突起44A、44Bとかみ合う。
【0025】図8および図9で分かるように、プラグコ
ネクタラッチ58A、58Bおよび60A、60Bは、
これらのラッチの遠位端上のラッチ突起56、62をヘ
ッダ40上の対応する突起から外すように、各ラッチの
対向端58、64を押付けることによって、ラッチ突起
44A、44Bおよび46A、46Bから外すことがで
きる。図8および図9における矢印は、突起からラッチ
を解放するために力が加えられる、ラッチ58A、58
Bおよび60A、60B上の場所を示す。完全に嵌合さ
れたプラグコネクタ50をヘッダ40から切断するため
には、上部および底部ラッチ、または主ラッチ58A、
58Bをその対応する上部および底部突起、または主突
起44A、44Bから、最初に切離すことが必要であ
る。図6を参照して先に論じたように、上部および底部
突起44A、44Bは、側部または補助突起46A、4
6Bよりヘッダ嵌合端から遠くにある。したがって、完
全に嵌合された構成では、上部、底部および側部ラッチ
に関して同軸位置にあるラッチ突起56および62は、
上部および底部突起44A、44B上でのみ係合する。
したがって、上部および底部ラッチ58A、58Bが最
初に切離されねばならない。側部ラッチ60A、60B
を最初に切離そうとすると、プラグコネクタ50をヘッ
ダ40から切離すことができないのは、上部および底部
の主ラッチ突起56が、完全に嵌合された構成では、コ
ネクタの両半体40、50をロックするように上部およ
び底部の主突起44A、44Bに係合することになるか
らである。
【0026】上部および底部の主ラッチ58A、58B
が上部および底部の主突起44A、44Bから切離され
た後、2つのコネクタ40、50を部分的に切離すよう
に、軸方向にプラグコネクタ50を移動させることがで
きる。しかしながら、プラグコネクタ50が、ヘッダ4
0に対して少し軸方向に移動することによって、側部の
補助ラッチ60A、60Bの内側上のラッチ突起62
が、ヘッダハウジング42上の側部突起46A、46B
に係合することになる。次いで、嵌合する電気コネクタ
40、50を完全に切離すことができるように、側部ラ
ッチ60A、60Bを手で押下げて、側部突起46A、
46Bからそれらのラッチを外すことができる。しか
し、側部ラッチ60A、60Bを押下げるためには、2
つのコネクタ40、50を切離そうとする者は、まず上
部および底部ラッチ58A、58Bを解放し、さらにそ
の手を回して続いて側部ラッチ60A、60Bを把持し
なければならない。この手動による操作には若干の時間
がかかる。したがって、2つのコネクタ40、50は、
2組の突起44A、44Bおよび46A、46Bを切離
す間に、限定された多少の時間遅延を有する順次の方式
でのみ切離すことができる。したがって、切断または切
離しは2段階の過程である。コネクタが広い範囲の電流
を切断することになると、別々の2組のラッチおよび突
起で決まる時間遅延は重要である。すなわち、この時間
遅延を使用して、PTCデバイス6が確実に図1で例示
した主切断域(MDZ)と補助切断域(ADZ)との間
の適正な状態にあるようにする。上部および底部ラッチ
58A、58Bの解放は、図2で示したように、嵌合す
るコンタクト2が、段階0から図1で示した段階まで移
動することに対応する。換言すれば、上部および底部ラ
ッチ58A、58Bおよび突起44A、44Bを外すこ
とによって、嵌合するコンタクト端子2は、主コンタク
ト12が主リセプタクル端子32から切断されているM
DZを通って移動することができる。PTC抵抗性デバ
イス6はこの時点ではオンの状態にあるので、主コンタ
クト端子12および32を介して既に流れている電流の
実質的にすべてが、最初はPTCデバイス6を介して流
れ、さらに補助リセプタクル端子36に依然として接続
されている補助コンタクト16を介して流れることにな
る。それによって、アークを発生せずに、主コンタクト
を切断または切離すことができることになる。
【0027】上部および底部ラッチ54A、54Bから
側部ラッチ60A、60Bまでの、側部突起46A、4
6Bを解放する手の動きによって、嵌合されたコネクタ
PTCが、図1で例示した段階2から段階3まで移行す
ることができることになる。次いで、側部突起46A、
46Bから側部ラッチ60A、60Bを解放することに
よって、コネクタ40、50が、補助切断域(ADZ)
を通って迅速に移動して、続いて補助コンタクト16を
相手補助リセプタクル36から切断することができるこ
とになる。補助コンタクト16を通る電流量は、補助コ
ンタクト16がADZを通って移動する前に十分に減少
しているので、長い補助コンタクト16を補助リセプタ
クル端子36から切断または切離すときにアークが発生
しないことになる。別々の2組のラッチを順次に手で操
作することによって生成された時間遅延によって、PT
Cデバイス6内のポリマー材がI2R加熱によって発熱
し、さらにPTCデバイス6をオフまたは高抵抗状態に
切換えるのに適正な時間が与えられることになる。この
ような時間遅延は、様々な電流の範囲にわたって特定の
コネクタ設計を切断することがあり得る場合に予想する
ことが可能なPTCトリップタイムの大きな違いを克服
するのに十分であろう。したがって、同コネクタアセン
ブリは、電流が未知でありかつその所与のコネクタに関
するアーク放電閾値から恐らくその最大定格電流を一時
的に超えるところまで達する可能性のある多様な応用例
で使用することができる。
【0028】突起44A、44Bおよび46A、46B
はまた、このようなコンタクトおよびコネクタ設計によ
って与えられた十分な範囲の保護がなければ、アークが
発生する恐れがあるMDZおよびADZのうちの一方の
側または他方の側へ、ラッチ58A、58Bおよび60
A、60Bがコネクタを押しやることができるように、
慣性突起として機能する。したがってアークが発生する
恐れがある位置にコネクタ40、50が留まることはで
きない。このような突起の輪郭はまた、コネクタ40、
50がMDZおよびADZを通過する速度を速めて、ア
ーク形成の可能性をさらに低める。このように慣性突起
を使用することが、2001年8月14日出願の米国特
許出願第09/929,432号において極めて詳細に
論じられている。
【0029】本発明を実施するコネクタ端子110の第
2の実施形態を図12から図19に示す。この端子11
0はまた、主コンタクト112、長い補助コンタクト1
30およびこの2つのコンタクト112と130との間
にある導電ポリマーPTC抵抗性部材140を含む。こ
の実施形態では、POLYSWITCH(登録商標)な
どの別個のPTCデバイスが、類似の動作特徴を有する
オーバーモールドされた導電ポリマーと置換えられてい
る。この導電ポリマーは、主および補助コンタクト11
2、130の周辺部分にオーバーモールドされている。
【0030】図12に、この第2の実施形態で使用する
リセプタクル端子150が示されている。図13には、
リセプタクル端子150と嵌合する雄型またはブレード
端子110が示されている。リセプタクル端子150
は、リセプタクルコンタクト端子150の前部に位置す
る3組の対向するばね152A、152B、152Cを
有する。これらのばね152A、152B、152C
は、これらのばねの遠位または前端近くに位置する接触
点154A、154B、154Cを有し、それぞれが湾
曲したカンチレバービームを含む。圧着部156が、こ
のリセプタクル端子150の後方に位置し、さらに単一
の外部導体または電線をこのリセプタクルに圧着するこ
とができる。
【0031】図13に示されている雄型またはブレード
端子110は、長い補助コンタクト130の対向する側
部に位置する2つの主接触ブレード114A、114B
を有し、その補助コンタクトは、これらの2つの主ブレ
ードコンタクト114A、114B間に位置する。補助
コンタクト130が、オーバーモールドされたPTC導
電ポリマー140によって主コンタクト112に物理的
かつ電気的に付着されている。コンタクト112、13
0はそれぞれ、導電ポリマー140からそれらが挿入さ
れて相手リセプタクル150上のばね152A、152
B、152Cに係合できる位置まで、前方に延びてい
る。このブレードコンタクト110はまた、オーバーモ
ールドされた導電ポリマー140の後方から延びてお
り、プリント回路基板のリード線126が最後部域に配
置されている。この後方部124は、2つの主コンタク
ト部114A、114Bも含む単一の打抜きおよび曲げ
加工された部材の一部である。補助コンタクト130
は、オーバーモールドされたPTC導電ポリマー140
によってこの主コンタクト端子110上に取付けられた
別体の単品である。
【0032】図14から図16は、図12および図13
の嵌合可能なブレード端子110およびリセプタクル端
子150を示す図である。図14から図16に示すよう
に、リセプタクル端子150はまた、端子150の基部
を囲む別体のスリーブ158を含み、さらにブレード端
子の主コンタクト部114A、114Bに係合する最外
部のばね152A、152Bを支える支持ビーム159
A、159Bを含む。これらの支持ビーム159A、1
59Bは、主コンタクトブレード114A、114Bと
リセプタクル端子150との間の接触力を増大させる。
正常な動作中は、主コンタクト112は、図20で初め
て示される嵌合するコネクタ104、106によって伝
搬される実質的にすべての電流ではないにしてもほとん
どの電流を搬送することになる。リセプタクル端子15
0上の中央ばね152Cは、スリーブ158から延びる
ビームによって支持されていない。これらの中央ばね1
52Cは、補助ブレードコンタクト130と係合するだ
けで、正常な動作中では相対的に問題にならない電流を
搬送するだけである。この補助コンタクトは、嵌合およ
び切離し時に、多少の電流をほんの一時的に導通するこ
とになるだけであり、したがって支持ビームは必ずしも
必要ではない。
【0033】図17は、打抜きおよび曲げ加工された金
属補助ブレードコンタクト130を示す図であり、図1
8は、打抜きおよび曲げ加工された主コンタクト112
である。この補助コンタクト130は、標準的なブレー
ド形状のコンタクト部132を含む。補助コンタクト1
30は、ブレード部132と係合するためのばねビーム
152Cを有するリセプタクル端子150と嵌合するた
めに典型的に使用される。補助コンタクト130は、確
実な電気接触が行われ得るように、通常はブレードコン
タクト部132がメッキされることになる。補助コンタ
クトはまた、ブレードコンタクト部132の後部に位置
する横方向の横部材134を含む。この横部材134
は、補助ブレードコンタクト部132の平面に対して、
段違いでかつ平行な平面内にある。ブレードコンタクト
部132は、補助コンタクトの2つの主要素の2つの平
面間に延びる中間部136によって横部材134と接合
されている。横部材134が、補助コンタクト130と
主コンタクト112との間に配置されことになるPTC
抵抗性ポリマー140にスペースを設けるために主コン
タクト112からも間隔を置かれるように、この横部材
134はブレードコンタクト部132から間隔を置かれ
ている。
【0034】主コンタクト112は、この主コンタクト
112の前部から中間部118まで延びる中央カットア
ウト116の対向する側面上で離間される2つの主接触
部114A、114Bを有する基本的に平坦な打抜きお
よび曲げ加工された金属部材である。このカットアウト
116の幅は、補助コンタクト130のブレードコンタ
クト132を収容するのに十分であり、さらに補助ブレ
ード部132と両方の主コンタクトブレード部114
A、114Bの間に適正な離隔距離を設けるのに十分で
ある。主コンタクト112の後方部124は、中間部1
18の後方縁120から延び、さらにプリント回路基板
上の外部導体を主コンタクト112に接続するために、
プリント回路基板内の穴に貫入することができる2つの
ピンまたはリード線126を含む。外部導体と補助コン
タクト130との間には、オーバーモールドされたPT
C導電ポリマー140を介するか、または相手リセプタ
クル端子150に接続される場合以外に直接的な接続は
存在しない。主コンタクト端子112はまた、主コンタ
クト112をPTC導電ポリマー140に固着するため
の表面となる対向縁部に切欠き122を含む。
【0035】図19は、補助コンタクト130および主
コンタクト112の周辺に、PTC導電ポリマー140
をオーバーモールドすることができる態様、または代替
的に2つのコンタクト112、130をPTC導電ポリ
マー140内にインサートモールドすることができる態
様を示す図である。コンタクト112、130はそれぞ
れ、支持細片128、138上に取付けられている。図
19は、これら2つの支持細片128、138および各
支持細片内のパイロット孔129、139を示してい
る。これらのパイロット孔129、139は、2つのコ
ンタクト部材112、130を適正に配置する手段を提
供する。次いで、2つの位置合わせされたコンタクト部
材112、130は、型穴内に配置される。補助ブレー
ド部132および2つの主コンタクトブレード部114
A、114Bは、同一平面上にあるので、鋳型をこれら
の平面部材の周囲で容易に閉じることができる。次い
で、型穴内に配置される補助コンタクト130および主
コンタクト112の部分に対して包囲する関係に導電ポ
リマーを成型することができる。導電ポリマーが十分に
冷えて凝固した後で、コンタクトアセンブリを型穴から
取り出すことができ、さらに支持細片128、138を
適正な時に取り出すことができる。このようにすること
によって、通常のプリント回路基板ヘッダの特徴の多く
を有するヘッダハウジング200などの電気コネクタハ
ウジング内に取り付けることができるブレード端子アセ
ンブリ102が残ることになる。
【0036】図12から図19の実施形態は、主コンタ
クト、補助コンタクトおよびPTC導電ポリマーを含む
一体化された端子またはコンタクトを表す。一体化され
た端子またはコンタクトは、この特定の実施形態によっ
て例示されたオーバーモールドまたはインサートモール
ド以外の方法によって製造することができる。例えば、
主および補助コンタクトに対して包囲する関係にPTC
導電ポリマーを成型することは必ずしも必要ではない。
PTC材またはPTCデバイスは、主コンタクトと補助
コンタクトとの間に位置しているだけでよい。一体化さ
れたデバイスは、PTCデバイスを2つのコンタクト点
間に接着することによって製造することができる。PT
Cデバイスは、一方または両方のコンタクトにPTCデ
バイスをはんだ付けすることによって、または導電性の
接着剤あるいは他の導電性の相互結合手段を使用するこ
とによってコンタクトに固着することができる。一体型
端子アセンブリは、まずPTC導電ポリマーが両方の端
子に一致するような形状にPTC導電ポリマーを最初に
成型し、次いでその端子を成型されたPTCデバイスに
係合するようにまたは密着するように配置し、次いで固
着または接着して電気接続を形成することによって作製
することができよう。成型は、別個のPTCデバイスを
作製し、次にそのデバイスを一体アセンブリに組込むた
めに使用することができる唯一の方法ではなかろう。例
えば、いくつかの他の製造技術が非ポリマーPTC材料
に関して使用されよう。別の製造技術は、2つのコンタ
クト間にPTC材料を成型することになるが、包囲する
関係ではない。他の方法は、コンタクトの1つを鋳型に
配置し、次いでこの1つのコンタクトまたは端子と接触
させてPTC導電ポリマーを成型することになろう。次
に、はんだ、導電性接着剤または他の導電性接着剤によ
って、他のコンタクトまたは端子をPTCポリマーに接
着することができよう。さらに、図12から図19の実
施形態で使用された主および補助コンタクトの構成は、
単なる代表例に過ぎず、他の一体化されたコンタクト
が、異なる構成または形状のコンタクトまたは端子を含
むことができる。例えば、他の構成では、1つの主コン
タクトだけでよい場合もある。さらには、他の実施形態
では、PTCデバイスまたはPTC導電材料を含む一体
型端子デバイスの一部である雌型またはリセプタクル端
子を使用する場合もある。図20から図37は、電気コ
ネクタハウジング160、200と、この第2の実施形
態のリセプタクル端子130およびブレード端子110
を使用することが可能な電気コネクタ104、106と
の詳細を示す図である。ブレード端子110は、図13
から図16で示したブレード端子110に特有な装備以
外は、一般的に通常な構造のヘッダハウジング200内
に配置されている。図12に示すリセプタクル端子15
0が、ヘッダハウジング200と嵌合可能なプラグコネ
クタハウジング160内に取付けられている。図20
は、リセプタクル端子150およびブレード端子110
が、このようなタイプの端子に関するアーク放電閾値よ
りも電流が常に低い回路上で使用する通常のリセプタク
ル端子およびブレード端子も含むコネクタ内で使用する
ことができることを示す。
【0037】図20の実施形態はまた、2つの電気コネ
クタ104、106の嵌合および切離しに抗する力を克
服するための機械式補助部材として機能するレバー18
0も含む。このレバー180は、プラグコネクタハウジ
ング160上に取り付けられ、さらにレバー180を回
転させるとヘッダ200に対してプラグコネクタ106
を移動させるように、ヘッダハウジング200に係合す
る。しかし、続いてさらに詳細に論じるように、レバー
180は、完全に嵌合された位置から完全に切離された
位置まで、2つのコネクタ104、106を完全に移動
させることはないし、あるいは完全に切離された位置か
ら完全に嵌合された位置まで、これら2つのコネクタを
移動させることもない。図21は完全に切離された構成
にある2つのコネクタ104、106を示す図であり、
図22は完全に嵌合された構成を示す図である。これら
2つの図を比較すると、レバー180を時計回り方向に
回転させて、2つのコネクタ104、106を完全に嵌
合させることが分かる。
【0038】図23および図24は、レバー180をプ
ラグコネクタハウジング160上に取付けることができ
る方式を示す図である。レバーには2本のアーム182
があり、これらのアーム182は、それらの端部間に延
びる横材の形態の中央ハンドル184によって接合され
ている。レバー操作アーム182はそれぞれ、アームの
内側でそれらの対向端の中間に位置する回転ピン150
を含む。これらの回転ピン150は、プラグコネクタハ
ウジング160の側面上のソケット170内に嵌合して
いる。ソケット170は、プラグコネクタハウジング1
60の主本体162の側部を囲むスリーブ166内に形
成されている。各ソケット170は、プラグハウジング
160の嵌合面164から内向きに延びるスロット17
4が割り込む円形軸受け面172を有する。各アーム1
82はまた、自由端のその遠位にフィンガ194を含
む。カムアーム192が、各回転ピン190の一方の側
に位置する。続いてさらに詳細に論じるように、これら
のカムアーム192は、レバー180が回転すると、プ
ラグコネクタ106とヘッダ104の間の相対的な動き
を付与するように、ヘッダハウジング200上のカム溝
208内に嵌ることになる。
【0039】プラグコネクタハウジング160はまた、
図23に示すハウジング160の上部198上に位置す
る補助ハウジングラッチ196を含む。ハウジング16
0上に、ハウジングラッチ196に対向する慣性突起が
ある。機械式補助レバー180を使用して、プラグコネ
クタ106内の相手リセプタクル端子150から主ブレ
ードコンタクト114A、14Bを切断する。補助ラッ
チ196を作動させて、相手リセプタクル端子150か
ら補助ブレードコンタクト130を切断しなければなら
い。
【0040】図25に、プラグコネクタハウジング16
0と嵌合する成型されたヘッダハウジング200が示さ
れている。このヘッダハウジング200はヘッダシュラ
ウド202を有し、それが、図13および図14で示し
たような、少なくとも1つのアークレスブレード端子1
10が配置されている空胴204を形成する。典型的に
は雄型ピンの形態をとる他の端子も同様にこの空胴内に
配置することができよう。これら他の通常の雄型ピンは
通常のリセプタクルと嵌合することになり、さらにアー
クを生成するほど十分な電流または電気エネルギーを搬
送しない回路に使用されることになろう。代替的には、
本発明を組込む複数のアークレスブレード端子110を
ヘッダ104内に配置することができよう。
【0041】カム従動子溝208は、このヘッダシュラ
ウド202の外側面上にそれぞれ位置する。図25には
1つカム従動子溝208のみが示されている。鏡像関係
にあるカム従動子溝は、図25に示すヘッダ200から
見て反対側にあって見えない。これらのカム従動子溝2
08は、プラグハウジング160上に取付けられている
レバー180上に位置するカムアーム192を受けるよ
うな大きさになっている。レバー180を第1の位置か
ら第2の位置まで回転させると、カムアーム192はこ
れらの溝の表面と係合する。レバー180を回転させて
2つのコネクタを完全に嵌合させると、カムアームはそ
れぞれ、ヘッダの嵌合端に最も近いカム溝208の表面
210に係合する。カムアーム192を反対方向に回転
させると、カムアームがカム溝208の他方側部212
に係合して、完全に嵌合された構成から短い主コンタク
ト114A、114Bが切離しまたは切断される構成ま
で、2つのコネクタ104、106を相対的に移動させ
るが、補助コンタクト130は、その相手リセプタクル
コンタクト端子150に依然として係合している。切離
しおよび嵌合する間、確実に嵌合するコネクタ104、
106を嵌合軸に対して平行移動させるように、ガイド
レール218がシュラウド202の外部および内部表面
上に含まれている。これらのガイドレール218はまた
反動面を備え、カムアーム192が、その対応するカム
溝208からは脱ずれないようにする。
【0042】傾斜表面216は、各カム溝208に隣接
し、かつそのカム溝のわずかに後方に位置する。カム溝
208とこれらの傾斜表面216は、ヘッダシュラウド
の外部側面から突出するリブ214上に形成される。傾
斜表面216は、カム溝208が形成されているリブ2
14の部分から横方向に外向きに延びる。これらの傾斜
表面216は、レバー180が自由に動くように、フィ
ンガ194がプラグコネクタスリーブ116の前縁16
8を通過することができるように、各レバー182を外
方向に押しやるために、この2つのレバーアーム182
の遠位端に位置するフィンガ194に係合する所定の位
置に配置される。レバーアーム182を解除する方式、
およびこの構造の重要性が、続いてさらに詳細に論じら
れる。
【0043】2つのラッチ溝220は、図25の斜視図
から見るとヘッダハウジング200の上面に位置する。
これらのラッチ溝220は、コネクタが完全に嵌合され
ているときに、レバー180を所定の位置にロックする
ようにレバーハンドル184上のラッチ留め186を収
容する。これらの留め186は、レバーハンドル184
上の突出部188を押下することによって外すことがで
きる。ヘッダシュラウド202はまた、上部表面から突
出する2つの突起222、224を含む。同じ突起が、
ヘッダシュラウドの下部表面から突出する。これらの突
起222、224は、プラグコネクタスリーブの内側の
対向面に係合する。これらの突起は、2001年8月1
4日出願の米国特許出願第09/929,432号に示
されたものと同じ方式で機能する。第1または内部突起
222は、コネクタを完全に嵌合された状態に保持する
ように、プラグコネクタスリーブ166の表面と係合す
る。レバー180に掛かる力は、コネクタを完全に嵌合
した構成になるまで移動できるように、コネクタハウジ
ングを僅かに変形させるだけで十分である。同様に、レ
バー180に対して反対方向に掛かる力は、完全に嵌合
された構成から、主接点12が切断されているが、補助
コンタクト130が依然としてリセプタクル端子150
と係合状態にある過渡的構成まで、コネクタ104、1
06を移動させることができるように、この内部突起2
22のラッチ効果に勝るものである。この時点では、補
助プラグコネクタハウジングのラッチ196は、第1の
突起222に対して横方向にずれ、さらにヘッダコネク
タ104の嵌合端により近くにある第2または外部突起
224に係合している。次いで、レバー180をさらに
回転させても、補助ラッチ196と第2または外部突起
224との間の係合によってコネクタを切断することは
できない。この時点では、作業者は、プラグコネクタハ
ウジング160の上部に位置する補助ラッチ196の対
向端を押付けなければならない。慣性突起があるが、そ
れは切離す力を増大させることによって克服することが
できる。上部ラッチは、使用者が押下げなければならな
い唯一の片持ちレバービームである。コネクタの底部の
慣性突起は、確実に、補助コンタクトが補助切断域(A
DZ)を通って迅速かつ滑らかに切離しまたは切断され
るようにするために必要である。レバー180を十分に
回転させてラッチ196が露出していても、作業者が、
レバー180から上部補助ラッチ196まで手の位置を
変え、さらにコネクタを完全に切離すためにそのラッチ
を押下げるには若干の時間が掛かることになる。この時
間遅延は、I2R加熱によって、PTC導電ポリマー1
40が、オンすなわち低抵抗状態から、オフすなわち高
抵抗状態に切り替わるには十分である。この遅延はま
た、最初にコネクタを通って流れる電流およびPTC導
電ポリマー140または他のPTCデバイスのトリップ
タイムに関係なく、補助コンタクト130を通る電流量
がアーク放電閾値をより低下させるのに十分なものであ
る。補助ラッチ196が外れ、さらに慣性構造を克服す
ると、コネクタ104、106を完全に切断かつ分離す
ることができる。
【0044】図29から図32は、2つのコネクタ10
4、106が嵌合されている態様を示す図である。図3
3から図37は、切離しステップを示す図である。2つ
のコネクタ104、106を嵌合させるためには、最初
に作業者が2つのコネクタ104、106を押し込んで
部分的に係合させることが必要である。通常、ヘッダ1
04は電気構成要素に嵌込まれており、さらに固定隔壁
またはパネル上に取付けられている場合があるので、こ
のステップでは、作業者は、配線またはワイヤハーネス
の端部に通常付着されているプラグコネクタ106を把
持することが必要である。作業者は、2つのコネクタを
位置合わせし、次いでプラグコネクタ106を押し込ん
でヘッダ104に部分的に係合させる。当然ながら、リ
セプタクルが、配線に付着された隔壁取付け構成であっ
ても機能に違いはない。リセプタクルが自在吊下げケー
ブル式でも、嵌合操作を実行するために恐らくは両方の
コネクタを把持しなければならないことを除けば、問題
となるような相違はない。補助ラッチ196は、突起2
24に乗り上げて、その上にある。(補助ラッチ196
に対向して位置する慣性構造も乗り越えねばならな
い。)補助コンタクト130の端部は、リセプタクル端
子150に係合する。どちらかの端子110、150が
付着されている回路に電気が流れている場合は、電流の
一部は最初に補助コンタクト130を通って流れ、さら
に補助コンタクト130がリセプタクル端子150に係
合するときに接続スパークを生じることになる。接続ス
パークは、遮断アークに比べて良性であり、さらに重要
な損傷を引き起こすことがない。この時点で電流が最初
に補助コンタクト130を通って流れるものと想定する
と、PTC導電ポリマー140は、嵌合する前にオンま
たはリセット状態にあるので、それも同様に導電するこ
とになる。電流が十分に高ければ、PTC導電ポリマー
140はオフ状態にトリップすることになる。最初の電
流がPTC導電ポリマー140をトリップさせるのに十
分でなければ、PTC導電ポリマー140はオン状態に
留まる。レバーを回転させなければ、レバー機構180
用のカム断面によってコネクタがさらに移動しないよう
になっているので、作業者は、コネクタ104、106
を押し込んでそれらを完全な嵌合構成にすることができ
ない。主コンタクト112をリセプタクル端子150に
係合させる直前に、レバーアーム182上のフィンガ1
94は、レバーアーム182を外方向に押し、さらにプ
ラグハウジングスレーブ166の当接端168からレバ
ーアーム182を解放するように、ヘッダシュラウド2
02の外部上にある傾斜表面216に係合する。図31
および図32に示すように、今やその完全に係合された
位置までレバー180を回転させることができ、そこで
は主コンタクト112が完全にリセプタクル端子150
に嵌合されている。係合前に、PTC抵抗材がそのオフ
状態に切り替わってしまうほど十分な電流が存在する通
電状態にあるときに、コネクタ104、106を嵌合さ
せると、主コンタクト112がリセプタクル端子150
に係合するときにも接続スパークが生じる。しかし、こ
の接続スパークは、遮断アークに比べてその性質が良性
なので、いかなる重大な損傷も引き起こすことはない。
いずれの場合も、主コンタクトブレード部114A、1
14Bとリセプタクル端子150の間に、いったん低抵
抗電路が形成されると、ほんの少量の電流だけが補助コ
ンタクト130およびPTC導電ポリマー140を通っ
て流れるようになる。PTC導電ポリマー140がオフ
状態であったら、主コンタクト114A、114Bをリ
セプタクル端子150に接続することによって、PTC
導電ポリマー140が冷却してオン状態にリセット可能
になるように、PTC導電ポリマー140を通る電流を
十分に減少させる。次いで、コネクタ104、106を
切離すことによって通電回路が遮断されると、PTC導
電ポリマーはアークから保護することができる。この冷
却および低抵抗状態への復帰は、非常に迅速に、すなわ
ち典型的な適用可能なデバイスではおよそ数秒またはそ
れ以下で行われる。
【0045】切離し手順での第1のステップは、機械式
補助レバー180を回転させることができるように解放
突出部184を押下することである。図31の矢印は、
この解放突出部に力を加える方向を示す。解放突出部が
外れると、図33に示すようにレバー180を時計回り
方向に回転させることができる。図31に示した位置か
ら、図33に示した位置まで、さらに最終的に図35に
示す位置まで、レバー180を移動させることによっ
て、リセプタクル端子150から主コンタクト112を
外す。図1を参照すると、それによって段階0から主切
断域(MDZ)を経て段階2まで、主コンタクトブレー
ド部114A、114Bが移行する。同様に、ヘッダハ
ウジング200上の内部突起め222および、プラグコ
ネクタスリーブ166の内側の対応する突起または突出
面によって、2つのコネクタ104、106がMDZに
留まることを防止する。このMDZでは、コンタクト
は、接触している状態にあるか、あるいは主コンタクト
112とリセプタクル端子150の間でアークが発生す
る恐れがある断続的な接触状態にあるか、そのいずれか
である。主コンタクト用に、突起222と鏡像関係にあ
る別の突起が存在する。説明はしなかったが、この突起
は、反対側に位置し、負荷を均一に配分するように中心
からずらされている。突起が1つであると不安定状態に
なる恐れがあるので、この突起は重要である。このよう
な時間が長引くと、PTC導電ポリマー140がオフの
状態に切り替わって、アークを形成する恐れがある。こ
れらの突起222の形状によって、コネクタは、MDZ
から強制的に遠ざけられる。レバー180がいったん図
36に示す位置まで移動すると、補助ラッチ196が露
出して、作業者はそのラッチを作動することができる。
この補助ラッチ196は、それが第2の突起224と、
このラッチと対向する側に位置する補助コンタクト用の
ヘッダハウジング200の嵌合端により近い所に位置す
る慣性突起とを通過できるように、押下されなければな
らない。作業者が、最初にレバー180を回転させてか
ら、補助ラッチ196を切離すのに要する時間は、PT
C導電ポリマー140を通って通過する電流が、補助コ
ンタクト130の切断時にアークが生成されない水準ま
で低減されるのに十分なものである。換言すれば、切離
しの開始時にコネクタを通って流れている電流にかかわ
らず、PTC開域は、PTCが開状態になるのに十分に
長く持続する。電流は十分に低いので、補助コンタクト
130がADZ(補助切断域)を通過するときに、損傷
を与えるアークが生成されることはない。コネクタがこ
れらの状態を通過してしまうと、プラグコネクタ106
が、図37に示すように、ヘッダから完全に切離されか
つ分離される。
【0046】図38は、本発明のPTC抵抗器を使用し
ないで、59ボルト、60アンペアで純粋に抵抗性負荷
が掛かった状態で、1回切断された通常のコンタクトに
関するアーク放電による損傷を示す図である。嵌合する
コネクタのばね部材に対する損傷に留意されたい。図3
9は、本発明に従うPTCを使用して、59ボルト、6
0アンペアで純粋に抵抗性負荷が掛かった状態で、50
回切断された類似の接点を示す図である。両方の嵌合す
るコンタクトは損傷を受けなかった。この保護されたタ
イプの補助コンタクトも同様に損傷を受けなかったの
は、補助コンタクトが相手コンタクトから分離したとき
に、漏出電流のみが補助コンタクトを通って流れていた
からである。図38および図39を比較することによっ
て、たとえPTC抵抗器が雄型コンタクトに付着されて
いても、雌型コンタクトも同様に保護可能であることが
分かる。しかしながら、PTC抵抗器および補助コンタ
クトは、リセプタクル側に使用できること、さらに主お
よび補助コンタクトは、雄型部材である必要はないこと
を理解するべきである。
【0047】図38および図39は、コネクタアセンブ
リを純粋に抵抗性負荷に使用する場合の、アーク放電に
よる損傷を防止するための導電ポリマーPTCデバイス
の効果を示す図である。高電流が流れているときにコネ
クタを切断すると、誘導負荷が過電圧スパイクを引き起
こすことが予想できる。PTCデバイスがそのような電
圧スパイクに耐えることができれば、アーク保護は、先
に説明した通りに有効なものとなろう。PTCデバイス
が電圧スパイクに耐えられなければ、MOV、ツェナー
ダイオードまたはスパークギャップなどの過電圧保護デ
バイスを利用することによってPTCデバイスをこれら
の過電圧から保護しなければ、PTCデバイスが破壊さ
れる恐れがある。代替的には、誘導負荷は、デバイス全
体に過電圧保護デバイスを有することが可能であり、P
TCデバイスが破壊的な過電圧に暴露されることもな
い。図40および図41は、サージサプレッサーに、本
発明に従うコネクタアセンブリ内のPTCデバイスを並
列接続し、さらにこれらの電圧スパイクを補償するため
の誘導負荷を並列に接続できる様式を示す図である。
【0048】分離速度は、導電ポリマーデバイスを補助
コンタクトの切離し前にオフにすることができるのに十
分な時間遅延を生成する2段階の切離し手順を使用する
ことによって、本発明の代表的なそれぞれの実施形態に
おいて制御可能である。PTC部材がオフ状態に切り替
わらないうちに、主コンタクトを迅速に確実に切断する
ようにさせる手段も好ましい実施形態に備えられる。こ
こで説明した代表的な手段が、使用可能な分離速度制御
の唯一の手段ではない。手動操作型の電気コネクタの切
離し速度は、様々な方法で制御可能である。また、負荷
電流の範囲が限定され場合、つまり流れることができる
電流が最小である場合(それは最大電流のかなりのパー
セントである)、補助コンタクトの長さを追加すること
によって生じる遅延で十分であり、明確な2段階分離が
不必要になる。
【0049】嵌合するコネクタを切断する際に、作業者
が克服しなければならない何らかの抵抗力を引き起こす
ような方法が他にもある。このような一例を図42Aか
ら図42Dに示すが、そこでは、コンタクト切断域を迅
速に一方向に移動させ、かつ単一のレバーを使用して域
間の時間遅延を与える手段を含む、リセプタクルコネク
タ304および相手プラグコネクタ306が示されてい
る。この代替レバー構成によって、MDZおよびADZ
を通過する一方向の高速度が与えられると共に、追加的
なラッチなしでこれらの域間の時間遅延を与えている。
レバー308上の負荷の掛かった片持ちレバービーム3
16が、プラグピン310を押して、図42Aから図4
2Cに示したハウジングチャネル318内のリセプタク
ル突起312、314を通過させるとき、高速度が生成
される。図42Bに示したように、レバー308上の片
持ちレバービーム316が、プラグピン310を押して
第1のリセプタクルハウジング突起312を通過した後
に負荷が緩み、次いでこのビームがプラグピン310を
押して第2のリセプタクルハウジング突起314を通過
するまで、レバー308を動かし続けることによって、
再び屈曲させるとき、つまり再び負荷をかけるとき、時
間遅延が生成される。
【0050】他のタイプでも、突起またはばね解除構造
に、重要な分離域にわたって十分な速度を保証するため
に必要なレベルまで人間の力を予め組込んでいる。ピス
トンまたはダッシュポットは、速度を低下させることが
できるように抵抗力を制御することができ、さらに必要
であれば、ラッチ機構またはレバーを追加して主および
副接点の分離中に強制的に一時的に停止させることがで
きる。他の手段も当業者には明らかであろう。
【0051】本発明はまた、導電ポリマーPTCデバイ
スに限定されるものではない。ここで論じた好ましい実
施形態で使用される導電ポリマーPTCデバイスまたは
材料に替わり得る他の正の温度係数抵抗デバイスが存在
する。本発明の基本的要素のすべてを用いる代替実施形
態で使用可能な金属PTCデバイスの存在が知られてい
る。ドープチタン酸バリウムなどの他のPTC材も使用
することが可能であるが、これらの様々な代替物にかか
るコストのために、それらが、導電PTCデバイスおよ
び材料の使用に代わる商業的に許容される代替物を含む
ことを阻む恐れもある。他の代替実施形態も当業者には
明らかであろう。したがって、ここに代表的な好ましい
実施の形態によって説明された本発明は、それらの代表
的な実施の形態に限定されることはなく、添付の特許請
求の範囲によって定義される。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、主コンタクトが相手コ
ネクタ内の相手端子から切断されたときにアーク放電が
生じない電気コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による代表的な電気コネクタ端子が、切
離されている間に通過する段階を示す図である。
【図2】本発明を用いる電気コネクタの特徴を示すため
に使用された構成による嵌合するコンタクト端子を示す
図である。
【図3】A〜Cは、本発明による電気コネクタ端子の様
々な電流に関するトリップタイムを示す代表的なグラフ
である。
【図4】電流に対するトリップタイムの変化を示すグラ
フである。
【図5】2つのコンタクト端子間に接続されたPTCデ
バイスの位置を示す、本発明の第1の実施形態にしたが
う嵌合されたプラグおよびヘッダ電気コネクタを示す図
である。
【図6】本発明の第1の実施形態を組込む2つの切離さ
れた電気コネクタおよび図5で示した端子を示す図であ
る。
【図7】図6で示した2つの電気コネクタが嵌合されて
いる構成を示す図である。
【図8】本発明によるリセプタクルコンタクト端子を組
込むプラグコネクタの嵌合面を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態で用いられる順次のラ
ッチを示す、図8で示したプラグコネクタの三次元図で
ある。
【図10】図8および図9で示したプラグコネクタと嵌
合可能なヘッダコネクタハウジングを示す図である。
【図11】電気コネクタの嵌合軸に沿って異なる位置に
配置されている2つのラッチ移動止めを示す、図10で
示したヘッダの三次元図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を含むリセプタクル
コンタクト端子の三次元図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を含むブレードコン
タクト端子の三次元図である。
【図14】図12および図13の嵌合端子が嵌合する前
に位置合わせされている状態を示す図である。
【図15】図14で示した嵌合する端子の側面図であ
る。
【図16】図14および図15で示した嵌合する端子の
平面図である。
【図17】本発明の第2の実施形態の補助コンタクト端
子を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施形態の主コンタクト端子
を示す図である。
【図19】PTC材料がオーバーモールド可能なように
主および補助端子が配置されている様式を示す図であ
る。
【図20】本発明の第2の実施形態に従う嵌合可能なプ
ラグおよびヘッダコネクタを示す図である。
【図21】図20の嵌合するプラグおよびヘッダコネク
タを示す別の図である。
【図22】完全に嵌合された構成にある図20および図
21のプラグおよびヘッダコネクタを示す図である。
【図23】図20から図22にも示した実施形態のプラ
グコネクタの嵌合面を示す図である。
【図24】図23のプラグコネクタハウジングと共に使
用されるレバーを示す図である。
【図25】図20から図23の実施形態のヘッダのハウ
ジングの嵌合面を示す図である。
【図26】2つの電気コネクタを最初に嵌合するための
力の掛かりを示す、第1の嵌合位置での第2の実施形態
の2つの嵌合するコネクタの側面図である。
【図27】図26にも示した位置での2つの嵌合するコ
ネクタの三次元図である。
【図28】2つのコネクタが、図26および図27で示
した位置にあるときの、嵌合する補助レバーの位置を示
す詳細図である。
【図29】嵌合する補助レバーに対する力の掛かかりを
示す、第2の位置での第2の実施形態の2つのコネクタ
の側面図である。
【図30】図29の位置での2つのコネクタの三次元図
である。
【図31】完全に嵌合された構成にある2つのコネクタ
およびレバーを解除することができる様式を示す、第2
の実施形態の2つのコネクタを示す図である。
【図32】図31にも示した位置での2つのコネクタの
三次元図である。
【図33】第2の実施形態の2つのコネクタの切離し順
序を示す図であって、レバーを使用して主コンタクトを
切断する位置を例示し、レバーが解除されている過渡的
位置での2つのコネクタの側面図である。
【図34】図33にも示した2つのコネクタの三次元図
である。
【図35】補助コンタクト端子を分離できるように、レ
バーがその最終位置まで旋回した後で、ラッチを分離す
る方式を示す図である。主コンタクトは、切離しサイク
ルのこの段階で完全に切離される。
【図36】図35にも示した位置での2つのコネクタの
三次元図である。
【図37】完全に切離された位置にある2つのコネクタ
を示す図である。
【図38】60アンペアの電流が伝搬されているとき
に、従来技術コネクタの一構成が、59ボルトで1回切
断される際に発生する損傷を示す図である。
【図39】60アンペアの電流が流れているときに、本
発明を用いて端子の嵌合部を保護して、その嵌合部を5
9ボルトで50回切断した後の、図38に示したものと
類似のコンタクト端子構成を示す図である。
【図40】誘導負荷の過剰電圧効果から電気系を保護す
る手段の回路図である。
【図41】誘導負荷の過剰電圧効果から電気系を保護す
る第2の手段の回路図である。
【図42】A〜Dは、コネクタアセンブリが、コンタク
ト切断域を通る迅速で一方向の動きと単一レバーによる
域間の時間遅延とを与えるレバーを使用する、一代替実
施形態を示す図である。
【符号の説明】
2 サンプルコンタクト端子構成 4 電気コネクタアセンブリ 6 PTCデバイス 8 リード線 12 主コンタクト 16 補助コンタクト 18 後方部 30 リセプタクルアセンブリ 32 リセプタクル端子 34A ばね部材 34B ばね部材 36 補助リセプタクル端子 38A ばね部材 38B ばね部材 40 電気コネクタ 42 リセプタクルヘッダハウジング 44A ラッチ突起 44B ラッチ突起 46A ラッチ突起 46B ラッチ突起 48 ポケット 50 プラグコネクタ 52 プラグコネクタハウジング 54A ラッチ 54B ラッチ 56 ラッチ突起 58A ラッチ 58B ラッチ 60A ラッチ 60B ラッチ 62 ラッチ突起 64 対向端 104 ヘッダ 106 コネクタ 110 コネクタ端子 112 主コンタクト 114A 主接触ブレード 114B 主接触ブレード 116 中央カットアウト 118 中間部118 120 後方縁 122 切欠き 124 後方部 126 リード線 128 支持細片 129 パイロット孔 130 補助コンタクト 132 コンタクト部 134 横部材 136 中間部 138 支持細片 139 パイロット孔 140 導電ポリマーPTC抵抗性部材 150 リセプタクル端子 152A ばね 152B ばね 152C ばね 154A 接触点 154B 接触点 154C 接触点 156 圧着部 158 スリーブ 159 支持ビーム 160 プラグコネクタハウジング 162 主本体 164 嵌合面 166 スリーブ 168 前縁 170 ソケット170 172 軸受け面172 174 スロット174 180 機械式補助レバー 182 レバー操作アーム 184 レバーハンドル 186 ラッチ留め 188 突出部 190 回転ピン 192 カムアーム 194 フィンガ 196 ラッチ 198 上部 200 ヘッダハウジング 202 ヘッダシュラウド 204 空胴 208 カム溝 210 表面 212 側部 214 リブ 216 傾斜表面 218 ガイドレール 220 ラッチ溝 222 突起 224 突起 304 リセプタクルコネクタ 306 プラグコネクタ 308 レバー 310 プラグピン 312 突起 314 突起 316 片持ちレバービーム 318 ハウジングチャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ ダッドリィ カッパー アメリカ合衆国,ペンシルベニア州 17111,ハリスバーグ,カーディナル ド ライブ 630 (72)発明者 ヘンリー オットー ハーマン アメリカ合衆国,ペンシルベニア州 17022,エリザベスタウン,ヘス ロード 705 (72)発明者 ランディ トーマス マシューズ アメリカ合衆国,ノースカロライナ州 27055,ヤドキンヴィル,ウッドリッジ レイン 1013 (72)発明者 ラリー ジョージ ノボトニイ アメリカ合衆国,ノースカロライナ州 27012,クレモンス,ブリッジウッド ロ ード 7043 (72)発明者 ジェレミィ クリスティン パターソン アメリカ合衆国,ノースカロライナ州 27301,マクレーンズヴィル,ハイコーン ロード 5141 (72)発明者 ノルベルト クラウゼ ドイツ,ベンスハイム 64625,キューフ ェルベク 2 (72)発明者 ホルスト トイトシュランダー ドイツ,ヘッペンハイム 64646,ダルム シュタッター シュトラーセ 63 Fターム(参考) 5E021 FA02 FA05 FB07 FB20 FB21 FC40 HC09 MA02 5E023 AA04 AA29 BB02 BB03 DD29 EE06 FF11 HH14 HH30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのコンタクトと、第1および第2の
    コンタクトを接続する可変抵抗部材とを含み、第1のコ
    ンタクトが相手コネクタ内の相手端子から切断されたと
    きにアーク放電が生じないように、前記可変抵抗部材が
    分路を備えていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 電気コネクタであって、 主コンタクト部材と、 補助コンタクト部材と、 前記主コンタクト部材と前記補助コンタクト部材との間
    に接続された抵抗性部材と、 前記電気コネクタの切断により前記電気コネクタを通る
    電流が切断されたときにアーク放電を減少させるよう
    に、最初に前記主コンタクト部材を切断し、次いで前記
    補助コンタクト部材を切断する切断手段とを備えている
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 電気コネクタであって、 主コンタクト端子であって、前記主コンタクト端子を電
    気導体に接続する手段を含む主コンタクト端子と、 補助コンタクト端子と、 抵抗性部材であって、前記補助コンタクト端子を通過す
    る電流が、前記主コンタクト端子および前記抵抗性部材
    を同様に通過するように前記補助コンタクト端子を前記
    主コンタクト端子に接続し、前記抵抗性部材が、その電
    気抵抗の増大によって、前記抵抗性部材を通る進入電流
    を遅延させて、トリップタイムと呼ばれる時間の間、前
    記抵抗性部材が前記進入電流とおよそ等しい電流を伝搬
    することを特徴とする、抵抗性部材とを備え、 前記電気コネクタは、前記補助コンタクト端子を相手電
    気コネクタ内の相手電気端子から切断する前に、前記主
    コンタクト端子を前記相手電気コネクタ内の相手電気端
    子から切断するように構成されており、電気アークが維
    持され得ないような十分な距離だけ前記主コンタクト端
    子を切断する時間が、切断時間を含み、該切断時間は、
    前記主コンタクト端子を切断するときにアーク放電が防
    止されるように、前記トリップタイムより短いことを特
    徴とする電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 電気コネクタであって、 主コンタクト端子と、 補助コンタクト端子と、 前記主コンタクト端子と前記補助コンタクト端子との間
    に接続されたスイッチであって、該スイッチが、第1の
    相対的に低い抵抗状態から第2の相対的に高い抵抗状態
    まで切換える限定されたトリップタイムを特徴とするス
    イッチとを備え、 前記電気コネクタは、電流が前記電気コネクタおよび相
    手電気コネクタを通って流れているときに前記主コンタ
    クト端子が切断されたときにアーク放電を減少させるよ
    うに、前記相手電気コネクタ内の相手端子から前記トリ
    ップタイムよりも短い切断時間内に、前記主コンタクト
    端子が分離可能なように構成されていることを特徴とす
    る電気コネクタ。
  5. 【請求項5】 アーク放電閾値より上の電気エネルギー
    を搬送中に、アーク放電による損傷なしに、相手電気コ
    ネクタから切断できる電気コネクタであって、 前記相手電気コネクタ内の相手コンタクトと嵌合可能で
    あり、かつその相手コンタクトから切離し可能な主コン
    タクトと、 少なくとも1つの補助コンタクトと、 前記主コンタクトと前記補助コンタクトとの間の正の温
    度係数抵抗器とを備え、 前記主コンタクトおよび前記補助コンタクトがアーク放
    電なしに切断されるように、前記正の温度係数抵抗器内
    の抵抗が、前記相手コンタクトから前記主コンタクトを
    切断する後と回路から前記補助コンタクトを切断する前
    に増大するように、前記補助コンタクトが前記相手コネ
    クタ内の前記相手コンタクトを含む前記回路から切断さ
    れる前に、前記主コンタクトが前記相手コンタクトから
    分離可能であることを特徴とする電気コネクタ。
  6. 【請求項6】 相手端子手段と嵌合可能であり、かつそ
    れから切離し可能な電気端子であって、 第1のコンタクト部材と、 第2のコンタクト部材と、 前記第1のコンタクト部材と前記第2のコンタクト部材
    との間に延びる抵抗性部材であって、該抵抗性部材が、
    温度の変化に応じた、電気抵抗の変化速度が、前記第2
    のコンタクト部材よりも大きいことを特徴とする、抵抗
    性部材とを備え、 前記電気端子が前記相手端子手段から切離される時にア
    ーク放電を制限するために、前記第1のコンタクト部材
    の切断と前記第2のコンタクト部材の切断との間に、前
    記抵抗性部材および前記第2のコンタクト部材を通って
    流れる電流が減少するように、切離し中、前記第2のコ
    ンタクト部材が前記相手端子手段から切離れる前に前記
    第1のコンタクト部材が前記相手端子手段から切離れる
    ように、前記第1のコンタクト部材および前記第2のコ
    ンタクト部材が構成されていることを特徴とする電気端
    子。
  7. 【請求項7】 相手コネクタに嵌合可能であり、かつそ
    れから切離し可能な電気コネクタであって、 主コンタクトと、 補助コンタクトと、 前記主コンタクトと前記補助コンタクトとの間の可変抵
    抗の正の温度係数部材と、 前記主コンタクトを前記相手コネクタ内の相手端子手段
    から切断するための、前記相手コネクタから外すことが
    可能な第1のラッチと、 前記主コンタクトが前記相手端子手段から切断された後
    で、前記相手コネクタから外すことが可能な第2のラッ
    チとを備え、前記補助コンタクトは、前記第2のラッチ
    が外れるときに、前記相手電気コネクタ内の相手端子手
    段から切断されることを特徴とする電気コネクタ。
  8. 【請求項8】 電気コネクタに使用する端子であって、 主コンタクトと、 補助コンタクトと、 前記主コンタクトを前記補助コンタクトから分離する成
    型された導電ポリマーとを備えることを特徴とする端
    子。
  9. 【請求項9】 アーク放電なしに、相手電気コネクタか
    ら切断可能な電気コネクタであって、 それぞれが、前記相手電気コネクタ内の相手い端子手段
    と嵌合可能であり、かつそれから切離し可能な主コンタ
    クト手段および補助コンタクト手段と、 前記主コンタクト手段と前記補助コンタクト手段との間
    の抵抗性手段とを備え、前記主コンタクト手段が、前記
    抵抗性手段および前記補助コンタクト手段を通る経路よ
    りも低い抵抗経路を含み、 前記電気コネクタは、該電気コネクタが前記相手電気コ
    ネクタから切離されるとき、前記主コンタクト手段が前
    記相手端子手段から切断された後に、前記補助コンタク
    ト手段および前記抵抗性手段を経由して前記相手端子手
    段に至る電流路が無傷であるように、前記補助コンタク
    ト手段および前記相手端子手段を切断する前に、前記主
    コンタクト手段が、前記相手電気コネクタ内の相手端子
    手段から切断されるように構成されており、 前記主コンタクト手段および前記補助コンタクト手段が
    前記相手端子手段から順次切断されたときに、アーク放
    電が生じないように、前記抵抗性手段および前記補助コ
    ンタクト手段を通る抵抗が、前記主コンタクト手段が前
    記相手端子手段から切断されたときより前記補助コンタ
    クト手段が前記相手端子手段から切断されたときの方が
    大きいことを特徴とする電気コネクタ。
  10. 【請求項10】 負荷の下で相手電気コネクタから切断
    可能なアーク回避電気コネクタであって、 前記相手電気コネクタが、前記電気コネクタから切離さ
    れるとき、前記相手電気コネクタ内の相手端子から切断
    可能な主コンタクトと、 分岐手段であって、前記主コンタクトが前記相手端子か
    ら切断されたときにアーク放電が生じないように、前記
    主コンタクトが前記相手端子から切断されたとき、別の
    経路を介して十分な電流を前記相手電気コネクタに分岐
    する分岐手段とを備え、該分岐手段が正の温度係数抵抗
    性部材を含むことを特徴とするアーク回避電気コネク
    タ。
JP2002225297A 2001-08-01 2002-08-01 電気コネクタ Expired - Fee Related JP4190822B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US30942401P 2001-08-01 2001-08-01
US60/309424 2001-08-01
US32411101P 2001-09-21 2001-09-21
US60/324111 2001-09-21
US10/022,635 US6659783B2 (en) 2001-08-01 2001-12-17 Electrical connector including variable resistance to reduce arcing
US10/022635 2001-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003077563A true JP2003077563A (ja) 2003-03-14
JP4190822B2 JP4190822B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=27361921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002225297A Expired - Fee Related JP4190822B2 (ja) 2001-08-01 2002-08-01 電気コネクタ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6659783B2 (ja)
EP (1) EP1283565B1 (ja)
JP (1) JP4190822B2 (ja)
KR (1) KR100922694B1 (ja)
BR (1) BRPI0203036B1 (ja)
CA (1) CA2396082C (ja)
DE (1) DE60239654D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112448218A (zh) * 2019-08-27 2021-03-05 胡连电子(南京)有限公司 一种防止带电拔插的连接器

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030054683A1 (en) * 2001-08-14 2003-03-20 Bryan Lyle S. Arc prevention circuits
US6636133B2 (en) * 2001-09-14 2003-10-21 Square D Company PTC terminals
US6943661B2 (en) * 2001-10-16 2005-09-13 General Electric Company Quick-connect positive temperature coefficient of resistance resistor/overload assembly and method
JP2003317870A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
US6790101B1 (en) 2003-07-15 2004-09-14 Molex Incorporated Female terminal with sacrificial arc discharge contacts
KR100524290B1 (ko) 2003-07-18 2005-10-26 권순목 분리형 분배로터와 이 분배로터를 채택한 수평식 로터분배기
ATE453306T1 (de) * 2003-10-07 2010-01-15 Behr France Rouffach Sas Heizungsanordnung mit ptc-element, insbesondere für ein kraftfahrzeug
US7149063B2 (en) * 2004-01-20 2006-12-12 Tyco Electronics Corporation Apparatus, methods and articles of manufacture to minimize arcing in electrical connectors
TW200618418A (en) * 2004-07-30 2006-06-01 Kawamura Electric Inc Power outlet
JP2006074872A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd 自動車用の電気接続箱
US7104812B1 (en) * 2005-02-24 2006-09-12 Molex Incorporated Laminated electrical terminal
KR100686844B1 (ko) * 2005-07-25 2007-02-26 삼성에스디아이 주식회사 Ptc소자를 구비한 이차전지
US20070059973A1 (en) * 2005-09-15 2007-03-15 Tyco Electronics Corporation Hot plug wire contact and connector assembly
WO2007062144A1 (en) * 2005-11-23 2007-05-31 Draeger Medical Systems, Inc. A connector system
US20080076289A1 (en) * 2006-09-11 2008-03-27 Yueh-Hua Hsu Huang Structure of Connnectors
DE102007003375B4 (de) * 2007-01-23 2014-09-18 Tyco Electronics Amp Gmbh Elektrische Steckverbindung
KR100940510B1 (ko) 2008-09-30 2010-02-10 주식회사 아이엔피 분리형 플러그를 가지는 헤어드라이기의 아크방지장치
US8213134B2 (en) * 2008-12-30 2012-07-03 International Business Machines Corporation Apparatus, system, and method to prevent smoke in a power supply powered by a current limited source
US8215992B1 (en) 2010-12-20 2012-07-10 Tyco Electronics Corporation Electrical connector having a resistor
JP6054599B2 (ja) * 2011-08-11 2016-12-27 富士通コンポーネント株式会社 スイッチ及びコネクタ
JP5858745B2 (ja) * 2011-11-21 2016-02-10 矢崎総業株式会社 電源回路遮断装置
US8939787B2 (en) * 2012-08-27 2015-01-27 Schneider Electric USA, Inc. Dual material ground clip for a busway plug in unit
US9548553B2 (en) * 2013-03-15 2017-01-17 Lear Corporation Terminal with front end protection
US20150180179A1 (en) * 2013-12-19 2015-06-25 Tyco Electronics Amp Korea Ltd Connector Assembly
TWI535134B (zh) 2014-01-02 2016-05-21 萬國商業機器公司 電力互連裝置及插座結構及提供直流電的方法
CN105098426B (zh) * 2014-04-22 2019-03-26 泰连公司 夹层式插座连接器
US20160109530A1 (en) * 2014-10-21 2016-04-21 Analog Devices Technology Combination of a battery stack and a battery monitor, and a method of connecting a battery monitor to a stack of batteries
JP6342346B2 (ja) * 2015-02-23 2018-06-13 株式会社日立製作所 電力変換装置
US9647444B2 (en) 2015-06-16 2017-05-09 Hamilton Sundstrand Corporation Variable threshold current limiting circuit
US9472892B1 (en) 2015-07-16 2016-10-18 Eaton Corporation Power connector, and electrical connection element and assembly method therefor
US9666977B2 (en) 2015-07-29 2017-05-30 Abb Schweiz Ag Direct current socket with direct current arc protection
EP3353862A1 (en) 2015-09-24 2018-08-01 ABB Schweiz AG Sliding contact assembly for accelerating relative separation speed between plug and socket contacts
EP3211722B1 (en) * 2016-02-23 2020-04-22 TE Connectivity Germany GmbH Contact stud and contact assembly in particular for car technology
DE102016104739A1 (de) * 2016-03-15 2017-09-21 Endress + Hauser Flowtec Ag Feldgerät der Mess- und Automatisierungstechnik
US10074944B2 (en) 2016-03-21 2018-09-11 Littelfuse, Inc. Arc suppression connector
LU93125B1 (de) * 2016-06-28 2018-01-24 Phoenix Contact Gmbh & Co Kg Intellectual Property Licenses & Standards Steckverbinder mit einem Kontaktierungsabschnitt zur Ableitung eines Lichtbogens
US10148034B2 (en) 2016-08-01 2018-12-04 Te Connectivity Corporation Arcless power connector
US10020613B2 (en) 2016-08-01 2018-07-10 Te Connectivity Corporation Power terminal for arcless power connector
CN107623217B (zh) * 2016-12-29 2023-12-12 湖南格瑞普新能源有限公司 能过大电流的电插件
EP3389148B1 (en) 2017-04-10 2020-09-02 Yazaki Europe Ltd. Electrical connector assembly
FR3067870B1 (fr) * 2017-06-16 2021-01-01 Schneider Electric Ind Sas Appareil de protection electrique comportant un dispositif limiteur de courant
US10446974B2 (en) 2017-09-20 2019-10-15 Te Connectivity Corporation Electrical connector having an arc suppression element
CN107834324A (zh) * 2017-10-31 2018-03-23 恒安科技(中山)有限公司 一种防爆连接器
JP2019091610A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 住友電装株式会社 コネクタ
US10505312B2 (en) 2018-02-07 2019-12-10 Smiths Interconnect Americas, Inc. Hot mate contact system
JP6793683B2 (ja) * 2018-06-14 2020-12-02 矢崎総業株式会社 レバー式コネクタ
TWI730401B (zh) * 2019-09-09 2021-06-11 一諾科技股份有限公司 交流電力輸入插座
US12113354B2 (en) * 2019-12-05 2024-10-08 Suzhou Littelfuse Ovs Co., Ltd. Relay assembly with reverse connection protection
US10992073B1 (en) * 2019-12-20 2021-04-27 Lear Corporation Electrical terminal assembly with increased contact area
CN114122807B (zh) * 2021-10-22 2024-04-16 中航光电科技股份有限公司 一种可自锁的连接器
WO2023200426A1 (en) * 2022-04-11 2023-10-19 Ideal Industries, Inc. Electrical connectors with arc protection

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0325870A (ja) * 1989-06-22 1991-02-04 Canon Inc コネクタ
JPH042467U (ja) * 1990-04-19 1992-01-10
JPH04127982U (ja) * 1991-05-14 1992-11-20 本田技研工業株式会社 離脱防止手段を備えたカプラ
JPH07335329A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Fujitsu Denso Ltd 突入電流制限接続器
JP2002063822A (ja) * 2000-07-05 2002-02-28 Tyco Electronics Amp Gmbh コンタクト要素を有する装置

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1214659A (en) 1967-02-27 1970-12-02 Mitsubishi Electric Corp A current limiting device
US3943473A (en) 1974-04-29 1976-03-09 Square D Company Current limiting circuit breaker
US4178618A (en) 1974-04-29 1979-12-11 Square D Company Current limiting circuit breaker
US3956723A (en) 1974-04-29 1976-05-11 Square D Company Current limiting circuit breaker
US4079440A (en) * 1977-01-19 1978-03-14 Hitachi, Ltd. Printed circuit board capable of being inserted and withdrawn on on-line status
US4198024A (en) * 1977-11-10 1980-04-15 Burroughs Corporation Printed circuit card holder
US5049850A (en) 1980-04-21 1991-09-17 Raychem Corporation Electrically conductive device having improved properties under electrical stress
US5178797A (en) 1980-04-21 1993-01-12 Raychem Corporation Conductive polymer compositions having improved properties under electrical stress
US4681549A (en) * 1982-07-14 1987-07-21 Northern Telecom Limited Printed circuit board edge connection arrangements
US4438472A (en) 1982-08-09 1984-03-20 Ibm Corporation Active arc suppression for switching of direct current circuits
EP0112258B1 (fr) * 1982-12-21 1987-05-20 Legrand Socle pour prise de courant de sécurité notamment pour atmosphère explosive
US4583146A (en) 1984-10-29 1986-04-15 General Electric Company Fault current interrupter
FR2606929B1 (fr) 1986-11-14 1989-02-10 Telemecanique Electrique Dispositif interrupteur pour appareil de protection
JPH0630290B2 (ja) * 1987-05-15 1994-04-20 株式会社村田製作所 可変抵抗器
JPH0320978A (ja) * 1989-06-19 1991-01-29 Hitachi Ltd コネクタ
US5247277A (en) * 1990-02-14 1993-09-21 Raychem Corporation Electrical devices
JPH05101907A (ja) 1991-03-30 1993-04-23 Toshiba Corp 電力用遮断器および電力用抵抗体
FR2677485A1 (fr) 1991-06-07 1992-12-11 Stopcircuit Sa Appareil de coupure en charge pour circuit electrique.
US5378407A (en) 1992-06-05 1995-01-03 Raychem Corporation Conductive polymer composition
US5176528A (en) 1992-06-11 1993-01-05 Molex Incorporated Pin and socket electrical connnector assembly
US5629658A (en) 1992-08-18 1997-05-13 Chen; William W. Methods of arc suppression and circuit breakers with electronic alarmers
DE69414712T2 (de) 1993-08-23 1999-07-29 Raychem Corp., Menlo Park, Calif. Verwendung von kaltleiteranordnungen in kabelbäumen
FR2714520B1 (fr) * 1993-12-24 1996-01-19 Telemecanique Appareil électrique interrupteur à contacts séparables.
US5428195A (en) 1994-01-31 1995-06-27 General Electric Company Current limiter unit for molded case circuit breakers
US5945903A (en) 1995-06-07 1999-08-31 Littelfuse, Inc. Resettable automotive circuit protection device with female terminals and PTC element
US5737160A (en) 1995-09-14 1998-04-07 Raychem Corporation Electrical switches comprising arrangement of mechanical switches and PCT device
US5864458A (en) 1995-09-14 1999-01-26 Raychem Corporation Overcurrent protection circuits comprising combinations of PTC devices and switches
US5689395A (en) 1995-09-14 1997-11-18 Raychem Corporation Overcurrent protection circuit
US5983298A (en) 1995-11-20 1999-11-09 Allen-Bradley Company, Llc Industrial controller permitting removal and insertion of circuit cards while under power
FR2742916B1 (fr) * 1995-12-21 1998-01-16 Schneider Electric Sa Dispositif electrique a commutation d'arc
US6078160A (en) 1997-10-31 2000-06-20 Cilluffo; Anthony Bidirectional DC motor control circuit including overcurrent protection PTC device and relay
US5909065A (en) * 1997-12-23 1999-06-01 Dsc Telecom L.P. Multi-stage precharging system to limit power supply transients when printed circuit boards are plugged in
US6072680A (en) 1998-07-28 2000-06-06 Airpax Corporation, Llc High temperature lockout and thermostat
US6072673A (en) * 1998-11-19 2000-06-06 Square D Company Medium to high voltage load circuit interrupters including metal resistors having a positive temperature coefficient of resistivity (PTC elements)
US6217356B1 (en) 1999-03-30 2001-04-17 The Whitaker Corporation Electrical terminal with arc arresting region

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0325870A (ja) * 1989-06-22 1991-02-04 Canon Inc コネクタ
JPH042467U (ja) * 1990-04-19 1992-01-10
JPH04127982U (ja) * 1991-05-14 1992-11-20 本田技研工業株式会社 離脱防止手段を備えたカプラ
JPH07335329A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Fujitsu Denso Ltd 突入電流制限接続器
JP2002063822A (ja) * 2000-07-05 2002-02-28 Tyco Electronics Amp Gmbh コンタクト要素を有する装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112448218A (zh) * 2019-08-27 2021-03-05 胡连电子(南京)有限公司 一种防止带电拔插的连接器
CN112448218B (zh) * 2019-08-27 2022-05-03 胡连电子(南京)有限公司 一种防止带电拔插的连接器

Also Published As

Publication number Publication date
US20030027447A1 (en) 2003-02-06
JP4190822B2 (ja) 2008-12-03
BRPI0203036B1 (pt) 2017-02-14
US6659783B2 (en) 2003-12-09
EP1283565A2 (en) 2003-02-12
KR20030013312A (ko) 2003-02-14
DE60239654D1 (de) 2011-05-19
KR100922694B1 (ko) 2009-10-20
EP1283565B1 (en) 2011-04-06
BR0203036A (pt) 2003-05-27
EP1283565A3 (en) 2004-11-10
CA2396082A1 (en) 2003-02-01
CA2396082C (en) 2010-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4190822B2 (ja) 電気コネクタ
US10148034B2 (en) Arcless power connector
US4191985A (en) Interrupter
US6998954B2 (en) Fused electrical disconnect device
US11355300B2 (en) Active/passive automotive fuse module
US20230137749A1 (en) Base, circuit breaker with base, and power distribution equipment
JP2001266985A (ja) オス型端子並びにこれを用いたコネクタ及び電気接続構造
JP2003258615A (ja) 電気組立体、電気システム、ソリッドステート継電器、及びソリッドステート形a継電器
JP2003141973A (ja) 電源遮断時における保護装置
US10020613B2 (en) Power terminal for arcless power connector
EP3358594B1 (en) Single-stage circuit breaker
JP2003133010A (ja) 回路および電気コネクタアッセンブリ
JP2001266986A (ja) オス型端子並びにこれを用いたコネクタ及び電気接続構造
US6485318B1 (en) Electrical shuttle connector
CN213279157U (zh) 一种包含y型压敏芯片的电涌保护器及配电箱
US7982577B2 (en) Safety device for switch
US4481491A (en) Insulated latch-cradle mechanism
CN114220713A (zh) 断路保护装置、动力电池系统及电动汽车
US10673185B2 (en) Overheating destructive switch
CN209880509U (zh) 一种具有快速推入连接及防带电热插拨机构的断路器
ES2361493T3 (es) Conector eléctrico sin arco.
CN109417245B (zh) 具有用于导出电弧的接触区段的插式连接器
KR200210953Y1 (ko) 회로용 차단기의 전로 구조
CN110189964A (zh) 一种具有快速推入连接及防带电热插拨机构的断路器
JP2001307834A (ja) コネクタ及び配線構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080909

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4190822

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees