JPH09179418A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09179418A
JPH09179418A JP1770897A JP1770897A JPH09179418A JP H09179418 A JPH09179418 A JP H09179418A JP 1770897 A JP1770897 A JP 1770897A JP 1770897 A JP1770897 A JP 1770897A JP H09179418 A JPH09179418 A JP H09179418A
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JP1770897A
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English (en)
Inventor
Takao Aoki
隆男 青木
Yujiro Ando
祐二郎 安藤
Shinkichi Takahashi
真吉 高橋
Shigehiro Sakaki
栄広 榊
Fumihiro Ueno
史大 植野
Toshiaki Miyashiro
俊明 宮代
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離帯電手段と転写材担持体の導電体との間
の電圧を、像担持体上のトナー像を転写するために導電
体に印加する電圧のオン、オフに左右されないようにし
て、転写材を転写材担持体表面から分離する際のトナー
像の飛散を防止して、良好な画質の転写像を得ることが
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写材を担持する転写材担持体2の導電
体に第1電圧を印加して、像担持体上のトナー像を転写
材に転写する。転写材は分離帯電手段3にて転写材担持
体2から分離される。転写材担持体2の導電体と分離帯
電手段3との間に第2電圧を印加する第2電源P1 を設
け、転写材担持体2の導電体に第1電圧を印加する第1
電源P2 の出力側は第2電源P1 の入力側に接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上のトナ
ー像を転写材担持体に担持された転写材に転写し、像転
写後、転写材担持体から転写材を分離する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置に使用され
る転写装置としては、バイアスローラ転写或はコロナ転
写といった静電転写方式が一般的に用いられている。
【0003】バイアスローラ転写方式は、転写材担持体
としての導電層を有する転写ローラに、像担持体上に形
成されたトナーの有する電荷と逆極性の転写バイアス電
圧を印加して転写材上にトナーを転写するものであり、
この変形例としては、転写ローラに代えて導電層を有す
るエンドレスベルトを用いる方式がある。
【0004】一方、コロナ転写方式は、転写材担持体と
してポリエステルフィルムなどの誘電体フィルムを用い
そのフィルムを、周面を大きく切り欠いたシリンダに巻
き付けたものを転写ドラムとして用い、該フィルムに転
写ドラム内側からコロナ放電を与えて、転写材上にトナ
ーを転写するものである。この変形例としては、転写ド
ラムに代えて誘電体フィルムからなるエンドレスベルト
を用いる方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記バイアスロ
ーラ転写方式の転写装置は、転写終了後、転写材を転写
ローラから分離する際に気中放電を発生し、この影響に
より転写材上のトナー像が転写材上で飛散し、その結
果、画像が乱される現象が生じやすかった。
【0006】又、上記のコロナ転写方式においては、上
述の問題点に対処するために転写材の分離時に、転写材
側とフィルム側の両側から交流コロナ放電を与えて、転
写材とフィルムの除電を行い、転写材分離時の気中放電
を減少させることでトナー像の飛散を防止することが知
られている。
【0007】一方、バイアスローラ転写方式は、コロナ
転写方式に比べて耐久性が高く、又その構造が簡単であ
るといった機構上の特長があるが、反面、転写ローラ全
体にバイアス電圧が印加されるので、転写材分離部にお
ける除電制御が困難であり、トナー像の飛散が生じやす
いという問題を有していた。
【0008】従って、本発明の目的は、分離帯電手段と
転写材担持体の導電体との間の電圧を、像担持体上のト
ナー像を転写するために導電体に印加する電圧のオン、
オフに左右されないようにして、転写材を転写材担持体
表面から分離する際のトナー像の飛散を防止して、良好
な画質の転写像を得ることができる画像形成装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
トナー像を担持する像担持体と、導電体を備え、転写材
を担持する転写材担持体と、前記像担持体上の前記トナ
ー像を転写材に転写するために前記導電体に第1電圧を
印加する第1電源と、像転写後、前記転写材担持体から
転写材を分離する分離帯電手段と、を有する画像形成装
置において、前記導電体と前記分離帯電手段との間に第
2電圧を印加する第2電源を有し、前記第1電源の出力
側を前記第2電源の入力側に接続することを特徴とする
画像形成装置である。
【0010】本発明の一実施態様によれば、前記像担持
体は複数色のトナー像を担持可能であり、前記像担持体
上の前記複数色のトナー像を前記転写材担持体に担持さ
れた転写材に順次重畳転写する。又、前記第1電圧は直
流電圧であり、前記第2電圧は交流電圧とすることがで
き、更に、前記分離帯電手段はコロナ帯電器とすること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0012】図1に示す実施例では、本発明の画像形成
装置が電子写真カラープリンタに具現化されている。
【0013】図1において、電子写真カラープリンタ
は、像担持体、即ち、矢印方向に回転するドラム形状の
感光体1を有し、該感光体1の周囲には、感光体1を所
定極性に帯電させるコロナ放電器4、感光体1に静電潜
像を形成するレーザビーム露光手段I、感光体1上の潜
像をそれぞれ色の異なるトナーで現像する現像装置5、
本実施例では4つの現像装置5a、5b、5c、5dが
配設されている。又、感光体1上に形成された可視像、
即ち、トナー像は、感光体1と共に回転し、図4に示
す、第1電源としての電源P2 により第1電圧が印加さ
れた転写材担持体としての転写ローラ2からなる転写装
置の働きにより、転写材としての転写紙Sへと転写され
る。次いで、転写紙Sは、分離帯電手段としてのコロナ
放電器3と転写ローラ2の導電体との間に第2電源とし
ての電源P1 により第2電圧を印加することによって、
転写紙Sにトナー像を転写する際に蓄積された電荷の除
電を行ったあと、分離爪6にて転写ローラ2から分離さ
れ、搬送ベルト7にて定着器(図示せず)へと搬送され
る。コロナ放電器3は又、転写ローラ2に蓄積された電
荷の除電をも行なう。このとき、電源P2 の出力側は電
源P1 の入力側に接続されている。
【0014】ここで、上記転写ローラ2は、図2に、そ
の断面の構成を示すように、円筒状のシリンダ21に5
mm厚の弾性体層22、導電体としての10μm厚の導
電層(体積抵抗:1×108 Ω・cm未満)23及び3
0μm厚の抵抗層(体積抵抗:1×108 Ω・cm以
上)24が周面にわたって順に積層されている。
【0015】又、転写ローラ2の周長は、図3(図1と
同様の図であるが、要部のみを図示し、他は省略されて
いる)に示すように、転写紙Sを転写ローラ2に巻き付
けたときに、転写紙Sの先端が転写開始位置(感光体1
と転写ローラ2が形成するニップ部の入口)に達した
時、転写紙Sの後端が後述するコロナ放電器3のコロナ
照射域外になるように設定されている。
【0016】コロナ放電器3は、転写紙Sの分離に障害
とならない範囲で、転写ローラ2に近接して設けられて
いる。好ましくは、放電器3の放電ワイヤ3aと転写ロ
ーラ2の表面との距離は、10mm〜15mmとされ
る。
【0017】次に、上記装置の作用について説明する。
【0018】先ず最初に、コロナ放電器4によって感光
体1が所定極性に帯電され、レーザビーム露光手段Iに
よる露光によって、感光体1上に第1静電潜像が形成さ
れる。次いで、例えば現像装置5aにより第1静電潜像
が現像され、これにより感光体1上に所定の色の第1ト
ナー像が形成される。一方、所定のタイミングで転写紙
Sが給紙されて、その先端が転写開始位置に達する直前
に、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写電圧
として第1電圧;1.8Kvが転写ローラ2の導電層2
3に印加され、上記第1トナー像が転写紙Sに転写され
ると共に、転写紙Sが転写ローラ2表面に静電吸着され
る。
【0019】次に、前記感光体1にレーザビーム露光手
段Iによって第2静電潜像が形成され、この後、現像装
置5bにより、感光体1に第1トナー像と異なる色の第
2トナー像が形成される。そして、この第2トナー像
は、先に転写紙Sに転写された第1トナー像の位置に合
わせられて転写紙Sに転写される。この2色目の転写に
おいては、転写紙S先端が転写部に達する直前、転写ロ
ーラ2の導電層23に+2.1Kvの第1電圧が印加さ
れる。同様にして第3、第4静電潜像が感光体1に形成
され、それぞれが現像装置5c、5dによって現像さ
れ、第3、第4トナー像が転写紙Sに位置合わせされて
転写され、転写紙S上に4色のトナー像が形成される。
これら3色目、4色目の転写において、転写紙S先端が
転写開始位置に達する直前、転写ローラ2の導電層23
にそれぞれ+2.5Kv、+3.0Kvの第1電圧が印
加される。
【0020】このように、各色の転写を行う毎に第1電
圧を高くしていくのは、転写効率の低下を防止するため
である。この転写効率の低下の主な原因は、転写紙Sが
転写後、感光体1から離れる時に、気中放電により転写
紙S表面が第1電圧と逆極性に帯電(転写紙Sを担持し
ている転写ローラ2の表面も若干帯電する。)し、この
帯電電荷が転写毎に蓄積されて、第1電圧が一定である
と、転写の度毎に転写電界が低下していくことにある。
【0021】上記4色目の転写の際、転写紙S先端が転
写開始位置に達したとき(直前、直後を含む)に、コロ
ナ放電器3に、交流電圧(第2電圧)に、第4トナー像
の転写時に印加された直流電圧(第1電圧)を重畳させ
た電圧を印加する。このとき、例えば前記交流電圧は、
5.5Kv(実効値)、周波数は500Hzであり、直
流電圧(第1電圧)は、+3.0Kvとされる。
【0022】図1の実施例で、転写ローラ2の周速度は
100mm/secであるが、転写ローラ2の周速度が
50mm/sec〜200mm/secの場合、上記の
交流電圧は、実効値で4Kv〜7K v、周波数は5
0Hz〜800Hzの範囲が適当である。
【0023】この後、4色のトナー像が転写された転写
紙Sの先端部が分離位置に近づくと、分離爪6が接近し
て、その先端が転写ローラ2表面に接触して、転写紙S
を転写ローラ2から分離する。分離爪6の先端は、転写
紙Sの後端が転写ローラ2を離れるまで転写ローラ2表
面に接触状態を保ち、その後離れて元の位置に戻る。コ
ロナ放電器3と転写ローラ2の導電層23との間に印加
される第2電圧は、上記のように転写紙Sの先端が最終
色の転写開始位置に達した時から、転写紙Sの後端が転
写終了位置に達するまで印加され、転写紙S上の蓄積電
荷(トナーと同極性)と、その蓄積電荷により誘起され
た転写ローラ2の導電層の電荷(トナーと反対極性)を
除電し、分離爪6による転写紙Sの分離を容易にすると
共に、分離時の気中放電を減少させる。これは、下記の
問題の発生を防止するためである。
【0024】すなわち、転写ローラ2の転写紙Sを担持
していない領域が直接感光体1に接触したときに、転写
時と同じ第1電圧が印加されたままであると、特に反転
現像の場合、感光体1の帯電極性と第1電圧の極性が逆
であるときには、感光体1は、転写紙Sを介して転写ロ
ーラ2と接触している領域に比べて第1電圧の極性寄り
に帯電され、帯電メモリーが生じ、転写紙のサイズをか
えて画像形成を行ったとき、先に用いた転写紙サイズの
ゴースト像が生じ易いなどの問題がある。
【0025】図4の電源接続図に示されるように、第2
電源である交流電源P1 、第1電源である直流電源P2
とを直列につなぎ、それぞれのオン/オフ、或は電圧レ
ベル制御をシーケンス制御することにより、簡易化が可
能である。
【0026】上述のように、転写ローラ2から分離され
た転写紙Sは搬送ベルト7によって図示しない定着器に
搬送され、ここで転写紙S上のトナー像が定着され、4
色のフルカラー画像が形成される。
【0027】本発明にて得られたフルカラー画像は、ト
ナー飛散の無い鮮鋭な画像であった。
【0028】本発明は、上述のように、多色の画像形成
装置ではなく、単色の画像形成装置にても好適に実現さ
れ得る。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る画像形成装置において、分
離帯電手段と転写材担持体の導電体との間の電圧は、像
担持体上のトナー像を転写するために前記導電体に印加
される電圧のオン、オフに左右されないので、転写材担
持体表面から転写材を分離する際に、トナー飛散のない
良好な画像が得られ、更に、転写むらが生じることがな
く、高画質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】図1に図示した転写ローラの断面構成図であ
る。
【図3】コロナ放電器の接地位置を説明する、図1と同
様の画像形成装置の概略構成図であり、一部省略されて
いる。
【図4】本発明に係る第2電源である交流電源(P1
と第1電源である直流電源(P2 )の接続図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光体) 2 転写材担持体(転写ローラ) 3 分離帯電手段(コロナ放電器) 5(5a〜5d) 現像装置 6 分離爪 S 転写材(転写紙)
フロントページの続き (72)発明者 榊 栄広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 植野 史大 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮代 俊明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、導電体
    を備え、転写材を担持する転写材担持体と、前記像担持
    体上の前記トナー像を転写材に転写するために前記導電
    体に第1電圧を印加する第1電源と、像転写後、前記転
    写材担持体から転写材を分離する分離帯電手段と、を有
    する画像形成装置において、 前記導電体と前記分離帯電手段との間に第2電圧を印加
    する第2電源を有し、前記第1電源の出力側を前記第2
    電源の入力側に接続することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体は複数色のトナー像を担持
    可能であり、前記像担持体上の前記複数色のトナー像を
    前記転写材担持体に担持された転写材に順次重畳転写す
    ることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1電圧は直流電圧であり、前記第
    2電圧は交流電圧であることを特徴とする請求項1又は
    2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記分離帯電手段はコロナ放電器である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3の画像形成装置。
JP1770897A 1997-01-17 1997-01-17 画像形成装置 Pending JPH09179418A (ja)

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