JPH09178760A - 自走式走査型プローブ顕微鏡およびこれを含む複合装置 - Google Patents

自走式走査型プローブ顕微鏡およびこれを含む複合装置

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JPH09178760A
JPH09178760A JP35146495A JP35146495A JPH09178760A JP H09178760 A JPH09178760 A JP H09178760A JP 35146495 A JP35146495 A JP 35146495A JP 35146495 A JP35146495 A JP 35146495A JP H09178760 A JPH09178760 A JP H09178760A
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probe microscope
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propelled
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Yoshihiro Hoshino
吉弘 星野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化、高価格化を招くことなく、か
つ単体で大型試料の任意の場所の測定を可能とする走査
型プローブ顕微鏡、およびこの走査型プローブ顕微鏡と
他の顕微鏡等とを複合してなる複合装置を提供する。 【解決手段】 カンチレバー23の先部に設けられ、試料
に臨む探針22と、当該探針と試料の間に働く物理量を検
出する手段24,25 と、探針と試料を3次元的に相対的に
移動する微動装置12,42,43と、微動装置の動作を制御す
る制御手段とを備え、当該制御手段で生成される制御量
に基づいて試料の表面の性状情報を得るようにしたもの
であって、圧電素子等を用いてなる自走用移動機構12,1
3 を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料・探針間に働
く物理量を利用して試料表面およびその近傍の性状(形
状や電気的性質等)を得る自走式走査型プローブ顕微
鏡、およびこの自走式走査型プローブ顕微鏡を用いて構
成される複合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ顕微鏡は、試料と探針
(プローブともいう)の間に働く物理量(トンネル電流
や原子間力等)を利用して試料の表面および表面近傍の
性状(形状や電気的性質等)を得る装置である。走査型
プローブ顕微鏡の測定分解能は、原子オーダにも及び、
極めて微細な形状を測定することができる。走査型プロ
ーブ顕微鏡の種類には、測定に利用する物理量に応じ
て、例えば走査型トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、磁
気力顕微鏡などがある。
【0003】走査型プローブ顕微鏡での測定行為では、
試料と探針を、直交する3軸(X,Y,Z)の各軸方向
に相対的に微小に移動させることが必要である。この微
小移動を行うための機構の構成としては、試料側を駆動
する構成と探針側を駆動する構成がある。
【0004】図13は、走査型プローブ顕微鏡の一種で
ある光てこ検出方式の原子間力顕微鏡の従来例を示す
(特開平3−296612号公報)。フレーム81の下
部に粗動機構82を設け、粗動機構82の可動部の上に
試料83が配置される。フレーム81の上壁部には金属
顕微鏡(光学顕微鏡)84が設けられると共に、円筒型
圧電素子85を介して原子間力顕微鏡86が設けられ
る。原子間力顕微鏡86では、先端に探針87を備えた
カンチレバー88、カンチレバー88を固定するホルダ
89、レンズからなるレーザ発射部90、反射ミラー9
1、光検出器92を備え、さらに探針側を微小駆動させ
る構成を有する。フレーム81にはさらにレーザ光源
(半導体レーザ)93が設けられ、レーザ光源93から
出射されたレーザ光はレンズ94および光ファイバ95
で案内されてレーザ発射部90まで導かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の原子間
力顕微鏡では、試料83と探針87を相対的に微小変位
させる微動装置として円筒型圧電素子85を用いてい
る。円筒型圧電素子85は直交する3軸であるX,Y,
Zの各軸方向への駆動を行うための電極を所定箇所に備
え、これらの電極を適宜に選択して電圧を印加すること
により変位を生じさせる。圧電素子を利用した微動装置
としてその他に、3本の積層型圧電素子を互いに直交さ
せてなるトライポッド型のものがある。
【0006】上記円筒型圧電素子85は微小変位を高精
度に発生することができ、走査型プローブ顕微鏡による
高分解能な測定を可能にする。他方、円筒型圧電素子8
5により得られる変位の大きさは、圧電素子の変位量に
よって規定され、せいぜい数μm〜数十μm程度であ
る。従って上記原子間力顕微鏡では、表面積の大きな試
料の任意の場所を測定する場合を想定して、金属顕微鏡
84と、試料83の側で相対的に大きな変位を発生でき
る粗動機構82とを備え、粗動機構82によって試料8
3と原子間力顕微鏡86との相対的位置関係を変化させ
るようにしている。
【0007】かかる構成によれば、微小変位用および大
変位用の少なくとも2つの移動装置(82,85)を用
意しなければならず、装置全体が大型化および複雑化
し、さらに高価になるという問題がある。
【0008】また前述の従来例では原子間力顕微鏡86
と金属顕微鏡84を組み合わせてなり、比較的大きな面
積の試料を測定する場合に、金属顕微鏡84で大きな領
域を観察してその中から微小な測定箇所を見つけ出し、
当該測定箇所に原子間力顕微鏡を位置合せして詳細な測
定を行うようにする。かかる原子間力顕微鏡86と金属
顕微鏡84は少なくとも数十〜百数十mmの間をあけて
共通のフレーム81に固設されている。従って、金属顕
微鏡84による観察から原子間力顕微鏡86による本来
の測定への位置変更の際には、試料83を移動するため
の大型の粗動機構82が必要となる。
【0009】以上のように、原子間力顕微鏡と光学顕微
鏡等の他の装置との複合化を図る場合に、装置の大型
化、高価格化を招くという問題があった。このことは走
査型プローブ顕微鏡に関して一般的に言えることであ
る。
【0010】本発明の目的は、前述した従来の課題を解
決し、装置の大型化、高価格化を招くことなく、かつ単
体で大型試料の任意の場所の測定を可能とする走査型プ
ローブ顕微鏡、およびこの走査型プローブ顕微鏡と他の
顕微鏡等とを複合してなる複合装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】第1の本発明
(請求項1に対応)に係る自走式走査型プローブ顕微鏡
は、上記の目的を達成するために、カンチレバーの先部
に設けられ、試料に臨む探針と、当該探針と試料の間に
働く物理量を検出する手段と、探針と試料を3次元的に
相対的に移動する微動装置と、微動装置の動作を制御す
る制御手段とを備え、当該制御手段で生成される制御量
に基づいて試料の表面の性状情報を得るようにしたもの
であって、圧電素子等を用いてなる自走用移動機構を設
けている。
【0012】第1の本発明では、走査型プローブ顕微鏡
に自走用移動機構を付加し、走査型プローブ顕微鏡のユ
ニットと当該移動機構を組み合わせ、走査型プローブ顕
微鏡自体に自走機能を持たせるようにした。この構成に
よれば、大型試料の任意の場所を測定する際にも、特別
な他の移動装置を用意する必要がなくなり、装置の大型
化、高価格化を避けることが可能となる。単体で大型試
料の任意の場所の測定を可能とする自走式の走査型プロ
ーブ顕微鏡を実現することができる。
【0013】第2の本発明(請求項2に対応)に係る自
走式走査型プローブ顕微鏡は、第1の発明において、前
述の自走用移動機構が、電圧印加によって軸方向に伸縮
しかつこの軸方向に直交する平面に含まれる方向に変形
する円筒型圧電素子と、この円筒型圧電素子の内部に同
軸的に配置される円筒型剛体部と、円筒型圧電素子と円
筒型剛体部を固定する端面部材を含んで構成される。円
筒型圧電素子と円筒型剛体部は、円筒型圧電素子が標準
の長さにあるとき、円筒型圧電素子の非固定端面と円筒
型剛体部の非固定端面が同一面上に位置するように構成
される。さらに、円筒型剛体部の内部に走査型プローブ
顕微鏡ユニットが設けられ、円筒型圧電素子の伸縮動作
と変形動作で自走するように構成される。
【0014】第3の本発明(請求項3に対応)に係る自
走式走査型プローブ顕微鏡は、第2の発明において、走
査型プローブ顕微鏡ユニットが、円筒型剛体部の内部に
軸方向に移動自在に設けられた接近用移動機構に固定さ
れる。
【0015】第4の本発明(請求項4に対応)に係る自
走式走査型プローブ顕微鏡は、第2または第3の発明に
おいて、好ましくは、円筒型剛体部の内部は隔壁で少な
くとも2つの領域に分けられ、領域の各々に走査型プロ
ーブ顕微鏡ユニットが設けられるように構成される。各
走査型プローブ顕微鏡ユニットは異なるタイプとするこ
とが望ましい。
【0016】第5の本発明(請求項5に対応)に係る自
走式走査型プローブ顕微鏡は、上記の各発明において、
好ましくは、自走用移動機構が微動装置を兼ねる。
【0017】第6の本発明(請求項6に対応)に係る自
走式走査型プローブ顕微鏡は、上記の各発明において、
好ましくは、自走用移動機構が微動装置とは別個に設け
られる。
【0018】第7の本発明(請求項7に対応)に係る自
走式走査型プローブ顕微鏡は、第6の発明において、微
動装置が、端面部材に固定される円筒型圧電素子であ
り、円筒型剛体部はこの円筒型圧電素子の非固定端面に
結合される。
【0019】第8の本発明(請求項8に対応)に係る自
走式走査型プローブ顕微鏡は、第6の発明において、微
動装置が、接近用移動機構と走査型プローブ顕微鏡ユニ
ットの間に設けられる円筒型圧電素子である。
【0020】第9の本発明(請求項9に対応)に係る複
合装置は、金属顕微鏡、走査型電子顕微鏡、その他の検
査装置、半導体製造プロセス装置、処理装置のうちいず
れか1つの試料テーブル上に載置された試料の近傍に、
第1から第8のいずれかに記載された自走式走査型プロ
ーブ顕微鏡を載置することによりなることを特徴とす
る。
【0021】第9の本発明では、走査型プローブ顕微鏡
と金属顕微鏡等の他の装置との複合を図る際に、複合化
のために大型の移動装置を用意する必要がなくなり、装
置の大型化、高価格化を招くことなく走査型プローブ顕
微鏡と他の装置との複合装置を実現することができる。
【0022】第10の本発明(請求項10に対応)に係
る複合装置は、第9の発明において、好ましくは、自走
式走査型プローブ顕微鏡を前記試料の上に搬送する搬送
機構を備える。搬送機構を設けたため、試料の表面と自
走式走査型プローブ顕微鏡の載置面との間に段差や隙間
があっても当該顕微鏡を容易に試料表面に配置すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0024】図1〜図6は本発明に係る自走式走査型プ
ローブ顕微鏡の第1実施形態を説明するための図であ
る。自走式走査型プローブ顕微鏡は、走査型プローブ顕
微鏡の本体をなす装置部分A(以下「SPM装置部A」
という)と、自走動作を行う機構部分B(以下「自走機
構部B」という)からなる。本実施形態では、SPM装
置部Aの一例として原子間力顕微鏡を示している。
【0025】まず、相対的に大きな変位を生じさせる自
走機構部Bを説明する。自走機構部Bは、図1〜図3に
示されるように、図中上部側端面部に位置する共通のプ
レート11に円筒型圧電素子12と円筒型剛体部13が
固設される。プレート11は所要の厚みおよび剛性を有
する。円筒型剛体部13は好ましくは円筒型圧電素子1
2の内側空間に同軸状態で配置され、後述するように、
自走による移動時に支柱として機能し、かつ内部空間が
SPM装置部Aの配置空間として使用される。円筒型剛
体部13と円筒型圧電素子12はプレート11を介して
一体的に形成され、円筒型剛体部13の軸方向と円筒型
圧電素子12の軸方向は同じ方向となっている。円筒型
圧電素子12の下端面には自走機構部Bの脚部となるリ
ング14が固設される。一方、円筒型剛体部13は、円
筒型圧電素子12が収縮したとき、自走機構部Bを支え
る支柱部としての機能を有する。好ましくは、円筒型圧
電素子12の軸方向の長さが標準的な長さ(例えば軸方
向に伸縮をしないときの長さ)であるとき、その長さと
円筒型剛体部13の軸方向の長さとはほぼ等しくなるよ
うに設定される。なお円筒型圧電素子12の上記標準的
な長さは任意に定義することができる。
【0026】円筒型圧電素子12では、図3および図4
(a)に示すように、その内側のほぼ全面に共通電極1
5が配置され、外側には、Z軸駆動用電極16、および
周方向に4分割されて形成されたX軸駆動用電極17、
Y軸駆動用電極18が2段構成で配置される。なおZ軸
方向は円筒型圧電素子12の軸方向と一致し、X軸およ
びY軸はZ軸に直交する平面に含まれ、かつ互いに直交
している。外側の電極16,17,18に対して適宜に
電圧を印加すると、X,Y,Zの3軸のいずれかの方向
またはそれらを組合せた方向に駆動することが可能とな
る。
【0027】なお円筒型圧電素子12の電極に配置構造
については他の構造を採用できる。例えば図4(b)に
示す円筒型圧電素子では、円周方向に4分割されること
によって形成されたX軸駆動用電極17とY軸駆動用電
極18からなるXY軸駆動用電極部を2個のZ軸駆動用
電極16で挟み込み、3段構成となっている。これによ
り、XY軸駆動部と円筒型圧電素子の両端面の各々との
距離を等しくし、円筒型圧電素子12の上端および下端
のどちらを固定したときでも、均一なXY軸方向の変位
を得ることができる。また図4(c)に示す円筒型圧電
素子では、Z軸駆動用電極16を2つのXY軸駆動用電
極部で挟み込むようにした3段構成となっている。これ
により、上下のXY軸駆動部の各々を独立して駆動する
ことが可能となり、XY軸方向に駆動する際に、回転方
向の移動を発生することなく水平に移動することができ
る。
【0028】円筒型圧電素子12の軸方向の長さが標準
的な長さであるとき、円筒型剛体部13の下端面とリン
グ14の下端面はほぼ同一面上にある。円筒型圧電素子
12のZ軸駆動用電極16に所要電圧を印加してZ軸方
向に駆動することにより、円筒型剛体部13の端面を円
筒型圧電素子12のリング14の端面から突出させた
り、逆にリング14の端面を円筒型剛体部13の端面か
ら突出させることができる。
【0029】円筒型圧電素子12の内面に設けられた共
通電極には基準電位が与えられている。円筒型圧電素子
12の外面の電極16,17,18のいずれかに必要な
電圧を加えることにより円筒型圧電素子12に移動のた
めの必要な変化を生じさせることができる。図1〜図3
において、円筒型圧電素子12の各電極に必要な電圧を
印加するための制御手段および電源に関する構成の図示
は、よく知られているので、省略している。自走機構部
Bは、円筒型圧電素子12のZ軸方向の伸縮動作と、移
動しようとする方向の変形動作、すなわちX軸方向また
はY軸方向の変形動作との組合せによって、これを多数
回繰り返すことによって、相対的に大きな変位での移動
を行うことができる。
【0030】次にSPM装置部Aについて説明する。S
PM装置部Aすなわち原子間力顕微鏡は、円筒型剛体部
13の内部空間に配置される。SPM装置部Aは、ホル
ダ21に固定された、先端に探針22を備えるカンチレ
バー23と、レーザ光源24および光検出器25からな
る変位検出機構部と、これらを取り付ける共通フレーム
26とを備える。なお、レーザ光源24に電力を供給す
る機構、および光検出器25から検出信号を取り出す機
構、検出信号を処理・表示する機構等はよく知られてい
るので、その図示を省略している。
【0031】またSPM装置部Aは、上記共通フレーム
26を下部に固定するインチワーム型微動装置27を備
える。微動装置27は、積層型圧電素子28,29,3
0から構成される。図2に示されるように、圧電素子2
8,30は、それぞれの両端が円筒型剛体部13の内壁
面に当接した状態にあり、上下位置にて平行な位置関係
にある。なお圧電素子28,30は、上下位置にて、例
えば上から見て直交または所定の角度で交差するような
位置関係に配置することもできる。圧電素子29は、圧
電素子28,30の各中間部を連結する。
【0032】かかる構成において、微動装置27は、圧
電素子28〜30を適宜に動作させることにより、イン
チワームの作動方式にて円筒型剛体部13の内部空間で
その軸方向に移動する。微動装置27が移動することに
よって、SPM装置部Aも共に移動する。なお図1中、
圧電素子28〜30を駆動するための制御および電源の
構成の図示は省略する。
【0033】次に本実施形態による自走式走査型プロー
ブ顕微鏡の動作について説明する。その動作は次の3つ
に分けられる。 (1)自走式走査型プローブ顕微鏡の移動動作(自走機
構部Bによる相対的に大きな変位の自走移動)。 (2)探針22の試料への接近動作(インチワーム型微
動装置27による接近動作)。 (3)SPM装置部Aによる測定動作(円筒型圧電素子
12によるX,Y,Zの各軸方向への変位動作)。
【0034】図5の(a)〜(e)を参照して、上記の
「(1)自走式走査型プローブ顕微鏡の移動動作」を説
明する。図5は、自走式走査型プローブ顕微鏡をX軸方
向に移動する例を示し、(a)〜(e)の基本動作から
なっている。
【0035】(a):円筒型圧電素子12をZ軸方向に
伸長駆動し、リング14の端面を突出させた状態で平ら
なベース面31上に設置する。この時、リング14の端
面のみがベース面31に接触して静立しており、この状
態を基準状態とする。
【0036】(b):円筒型圧電素子12をX軸方向に
変形駆動することにより、プレート11を介して、SP
M装置部Aを内蔵した円筒型剛体部13を当該X軸方向
に移動する。
【0037】(c):(b)の状態のまま、円筒型圧電
素子12を円筒型剛体部13の端面がリング14の端面
より突出するまでZ軸方向に収縮駆動し、円筒型剛体部
13の端面をベース面31に接触させて静立させる。
【0038】(d):円筒型圧電素子12をX軸方向に
変形駆動することにより、リング14をX軸方向に移動
する。
【0039】(e):再び、円筒型圧電素子12をZ軸
方向に伸長駆動して基準状態に戻すことにより、1周期
分の移動が完了する。このとき、SPM装置部Aの存在
位置は、初期の位置に対してX軸方向に微少量変位して
いる。
【0040】上記の動作(a)〜(e)を繰り返すこと
によって、単体の状態で大変位と高精度な微小変位とを
両立することが可能となる。上記の1周期分の移動量を
単位として多数回繰り返すことによって、自走方式に
て、大きな変位の移動を行うことができる。また繰り返
し回数を適当に少なく設定することによって、または静
止状態で変形を生じることによって微小な変位の移動を
行うことができる。
【0041】またY軸方向の移動に関しても、円筒型圧
電素子12のZ軸方向の伸縮駆動とY軸方向の変形駆動
を組合せることによって、上記と同様に大変位の自走移
動と高精度の微小変位を両立して行うことができる。
【0042】次に図6の(a)〜(f)を参照して、上
記の「(2)探針22の試料への接近動作」を説明す
る。この接近動作は、積層型圧電素子28〜30からな
るインチワーム型微動装置27により行われ、(a)〜
(f)の基本動作からなっている。基本動作(a)〜
(f)の内容は、以下の通りである。
【0043】(a):初期状態では、積層型圧電素子2
8,30は各々伸びた状態にあり、積層型圧電素子29
は縮んだ状態となっている。このとき、積層型圧電素子
28,30の両端部は円筒型剛体部13の内壁面に接触
しており、微動装置27が下方に落下するのを防いでい
る。
【0044】(b):下側の積層型圧電素子30を縮め
てその両端部を円筒型剛体部13の内壁面から離す。
【0045】(c):積層型圧電素子29を伸ばして、
積層型圧電素子30を下方に微小に移動する。
【0046】(d):積層型圧電素子30を伸ばし、そ
の両端部を円筒型剛体部13の内壁面に接する。
【0047】(e):積層型圧電素子28を縮めてその
両端部を円筒型剛体部13の内壁面から離す。
【0048】(f):積層型圧電素子29を縮めて積層
型圧電素子28を下方に微小に移動する。この状態で積
層型圧電素子28を伸ばしてその両端部を円筒型剛体部
13の内壁面に接することにより、1周期分の移動が完
了する。
【0049】上記の動作(a)〜(f)を繰り返すこと
によって、インチワーム型微動装置27は微小距離で移
動し、SPM装置部Aによる測定が可能となるまで探針
22を試料に接近させる。
【0050】次に「(3)SPM装置部Aによる測定動
作」について説明する。本実施形態の構成では、SPM
装置部Aの移動に用いた円筒型圧電素子12を、SPM
装置部Aによる測定の際に、探針22をXYの各軸方向
に走査し、かつZ軸方向に制御するスキャナとして用い
る。図5(e)に示す状態ではリング14の端面のみが
ベース面31すなわち試料面に接しているので、この状
態で円筒型圧電素子12を駆動することによって一般の
走査型プローブ顕微鏡におけるスキャナと同等の動作を
行うことができ、走査型プローブ顕微鏡による測定を実
現できる。
【0051】上記の実施形態によれば、走査型プローブ
顕微鏡(SPM装置部A)に圧電素子を利用して構成し
た自走用移動機構(自走機構部B)を付設し、走査型プ
ローブ顕微鏡に自走機能を付加することによって自走式
走査型プローブ顕微鏡を実現する。これにより、大型試
料の任意の場所を測定する際にも、大変位のための移動
装置を別に用いる必要がなくなる。従って、装置の大型
化、高価格化を招くことなく、かつ単体で大型試料の任
意の場所の測定を可能とする走査型プローブ顕微鏡を実
現することができる。また、走査型プローブ顕微鏡自体
の大きさも小型に作ることができるので、他の各種の装
置との複合の際にも高い汎用性を有している。
【0052】図7は本発明の第2実施形態を示す。本実
施形態では、円筒型剛体部41は、第1実施形態に比較
して軸方向の長さを短くして形成され、円筒型圧電素子
42を介してプレート11に固定される。それ以外の構
成は、前述の第1実施形態の場合と同じである。自走式
走査型プローブ顕微鏡の移動動作、および探針22の試
料への接近動作は、第1実施形態と同じである。SPM
装置部Aによる測定のための動作は、新たに付設された
円筒型圧電素子41をスキャナとして利用して行う。第
2実施形態によれば、SPM装置部Aによる測定の際
に、走査および制御する部分が、第1の実施形態に比べ
てプレート11の分だけ小さくかつ軽量となり、より高
速な測定が可能となる。また円筒型圧電素子42を自走
機構部の一部として利用することにより、1周期分の移
動量を大きくすることができ、より高速の移動が可能と
なる。
【0053】図8は本発明の第3実施形態を示す。本実
施形態では、SPM装置部Aを下部に備えるフレーム2
6が、円筒型圧電素子43を介して、インチワーム型微
動装置を形成する積層型圧電素子30に固定される。そ
れ以外の構成は、前述の第1実施形態と同じである。自
走式走査型プローブ顕微鏡の移動動作、および探針の試
料への接近動作は、第1実施形態と同じである。SPM
装置部Aによる測定は、円筒型圧電素子43をスキャナ
として利用して行う。第3実施形態によれば、測定の際
に走査および制御する部分が、第1実施形態に比べてプ
レート11、円筒型剛体部41、積層型圧電素子28〜
30の分だけ小さくかつ軽量になり、さらに高速な測定
が可能となる。
【0054】図9および第10図は本発明の第4実施形
態を示す。本実施形態では、円筒型剛体部44の内部が
例えば隔壁45によって2つに分割される。そして、一
方の内部空間(図9中右側)には前述したSPM装置部
A(本実施形態では原子間力顕微鏡)をインチワーム型
微動装置27と共に設け、他方の内部空間(図9中左
側)には他の種類のSPM装置部C(本実施形態では走
査型トンネル顕微鏡、46は探針である)を他のインチ
ワーム型微動装置47と共に設ける。第4実施形態によ
れば、1つの装置に、少なくとも2つの配置領域を形成
することによって少なくとも2つのSPM装置部A,C
を容易に配置し、測定能力を高めた自走式走査型プロー
ブ顕微鏡を作ることができる。
【0055】上記説明では走査型プローブ顕微鏡の自走
用移動機構として円筒型圧電素子を利用したものについ
て述べてきたが、自走用移動機構としては必ずしもこれ
に限定されるものではない。例えば積層型圧電素子や超
音波モータ等を用いても本発明の本質を変えることな
く、他の実施形態としての自走式走査型プローブ顕微鏡
を実現することができる。
【0056】図11は本発明に係る複合装置の第1実施
形態を示す。本実施形態は、除振台51上に設けられた
移動装置52、移動装置52上の試料テーブル53、さ
らに当該試料テーブル53上に設置された試料54に対
向するようにブリッジ55に固定されて設置された光学
顕微鏡(金属顕微鏡)56からなる大型試料対応の顕微
鏡装置に、前述した本発明に係る自走式走査型プローブ
顕微鏡の前記各実施形態で説明したいずれかの装置、す
なわち自走式走査型プローブ顕微鏡57を装備して構成
される。すなわち、大型試料対応の光学顕微鏡装置と、
走査型プローブ顕微鏡とが複合された装置構成を有す
る。
【0057】本実施形態では、自走式走査型プローブ顕
微鏡57は試料テーブル53上の一部に載置されてい
る。当該載置部分53aは試料54の表面と同じ高さと
なるように作られている。この構成によれば、他の移動
装置を付加することなく、また複合化のために大型の移
動装置を用意することなく、走査型プローブ顕微鏡57
と他の測定装置との複合が可能となる。また前述の通
り、自走式走査型プローブ顕微鏡57は小型に作ること
ができるので、試料テーブル53上に複数の自走式走査
型プローブ顕微鏡53を載置することができ、複合装置
として極めて汎用性の高いものとなる。
【0058】上記実施形態による複合装置によれば、走
査型プローブ顕微鏡と光学顕微鏡等の他の装置との複合
を図る際に、光学顕微鏡等の試料テーブル上に載置され
た試料の近傍に前述した自走式走査型プローブ顕微鏡を
載置して構成することにより、複合化のために大型の移
動装置を用意する必要がなくなり、装置の大型化、高価
格化を招くことなく走査型プローブ顕微鏡と他の装置と
の複合装置を実現することができる。
【0059】図12は本発明に係る複合装置の第2実施
形態を示す。本実施形態では、図11に示した実施形態
において、さらに、自走式走査型プローブ顕微鏡57を
試料54上に搬送し、載置するための搬送装置58が、
試料テーブル53上に設けられている。搬送装置58
は、例えば、取付け部または把持部を備え、搬送機能を
備えたアーム回転式の構造を有する。かかる構造によっ
て、試料54の厚み等に依存することなく、自走式走査
型プローブ顕微鏡57による測定が可能となる。すなわ
ち、試料表面と自走式走査型プローブ顕微鏡の載置面と
の間に段差や隙間が存在する場合にも、問題なく対処で
きる。搬送装置58は、小型の自走式走査型プローブ顕
微鏡57を試料54上に載置するためだけのものである
とすれば、小型の移動装置で充分である。また、搬送装
置58を用いて走査型プローブ顕微鏡57を試料54上
の任意の位置に位置合わせをして載置することを考える
場合、走査型プローブ顕微鏡57の自走用移動機構によ
って精密な位置合わせができるので、搬送装置58は位
置合わせ精度の粗いもので充分であり、安価なものを使
用できる。
【0060】ここで、図11および図12に示す複合装
置の実施形態では、光学顕微鏡(金属顕微鏡)との複合
を説明しているが、複合の対象はこれに限定されるもの
ではなく、例えば走査型電子顕微鏡などの他の測定装置
や検査装置、その他の成膜装置やエッチング装置などの
半導体製造プロセス装置や処理装置なども実現すること
ができる。
【0061】なお上記説明では原子間力顕微鏡について
述べたが、本発明を他の走査型プローブ顕微鏡一般に適
用できるのは勿論である。さらに、走査型プローブ顕微
鏡以外、たとえばレーザ光源や微小な熱源等を本発明の
構成に組み込むことにより、試料の任意の場所で局部的
な加工などを行う装置への応用も可能である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、走査型プローブ顕微鏡に圧電素子等を用いた自走
用移動機構を設けるようにしたため、走査型プローブ顕
微鏡自体に自走機能を付加することができる。これによ
り、大型試料の任意の場所を測定する際にも特別に他の
移動装置を用いる必要がなくなり、装置の大型化、高価
格化を招くことなく、かつ単体で大型試料の任意の場所
の測定を可能とする自走式走査型プローブ顕微鏡を実現
することができる。
【0063】また自走用移動機構と測定のための微動装
置とを1つの機構で兼ねるように構成したため、構成を
簡素にすることができる。
【0064】測定のための微動装置を自走用移動機構と
は別に設け、当該微動装置で、走査型プローブ顕微鏡の
みまたは走査型プローブ顕微鏡に直接的に関連する部分
のみを微小変位させるようにしたため、動作対象物を軽
量化することができ、測定時間を短縮することができ
る。
【0065】また走査型プローブ顕微鏡と光学顕微鏡等
の他の装置との複合を図る際に、走査型プローブ顕微鏡
に自走機能を設けたため、光学顕微鏡等の試料テーブル
の近傍に自走式走査型プローブ顕微鏡を載置して構成す
ることができ、これにより、複合化のために大型の移動
装置を用意する必要がなくなり、装置の大型化、高価格
化を招くことなく走査型プローブ顕微鏡と他の装置との
複合装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自走式走査型プローブ顕微鏡の第
1実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1中のD−D線断面図である。
【図3】第1実施形態の円筒型圧電素子の一部を切欠い
た外観斜視図である。
【図4】円筒型圧電素子の各種の実施形態を示す外観斜
視図である。
【図5】第1実施形態における自走機構部による移動動
作を説明するための図である。
【図6】第1実施形態における探針の接近動作を説明す
るための図である。
【図7】本発明に係る自走式走査型プローブ顕微鏡の第
2実施形態を示す縦断面図である。
【図8】本発明に係る自走式走査型プローブ顕微鏡の第
3実施形態を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係る自走式走査型プローブ顕微鏡の第
4実施形態を示す縦断面図である。
【図10】図9におけるE−E線断面図である。
【図11】本発明に係る複合装置の第1実施形態を示す
縦断面図である。
【図12】本発明に係る複合装置の第2実施形態を示す
縦断面図である。
【図13】従来の走査型プローブ顕微鏡の一例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
11 プレート 12,42,43 円筒型圧電素子 13,41,44 円筒型剛体部 14 リング 22 探針 23 カンチレバー 24 レーザ光源 25 光検出器 27 インチワーム型微動装置 28,29,30 積層型圧電素子 54 試料 56 光学顕微鏡 57 自走式走査型プローブ顕微鏡 58 搬送装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カンチレバーの先部に設けられ、試料に
    臨む探針と、当該探針と試料の間に働く物理量を検出す
    る手段と、前記探針と前記試料を3次元的に相対移動す
    る微動装置と、当該微動装置の動作を制御する制御手段
    とを備え、当該制御手段で生成される制御量に基づいて
    前記試料の表面の性状情報を得る走査型プローブ顕微鏡
    において、自走用移動機構を設けたことを特徴とする自
    走式走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記自走用移動機構は、電圧印加によっ
    て軸方向に伸縮しかつ前記軸方向に直交する平面に含ま
    れる方向に変形する円筒型圧電素子と、この円筒型圧電
    素子の内部に同軸的に配置される円筒型剛体部と、前記
    円筒型圧電素子と前記円筒型剛体部を固定する端面部材
    とからなり、前記円筒型圧電素子と前記円筒型剛体部
    は、前記円筒型圧電素子が標準の長さにあるとき、前記
    円筒型圧電素子の非固定端面と前記円筒型剛体部の非固
    定端面が同一面上に位置するように構成され、前記円筒
    型剛体部の内部に走査型プローブ顕微鏡ユニットが設け
    られ、前記円筒型圧電素子の伸縮動作と変形動作で自走
    することを特徴とする請求項1記載の自走式走査型プロ
    ーブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記走査型プローブ顕微鏡ユニットは、
    前記円筒型剛体部の内部に軸方向に移動自在に設けられ
    た接近用移動機構に固定されることを特徴とする請求項
    2記載の自走式走査型プローブ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記円筒型剛体部の内部は隔壁で少なく
    とも2つの領域に分けられ、前記領域の各々に前記走査
    型プローブ顕微鏡ユニットが設けられることを特徴とす
    る請求項2または3記載の自走式走査型プローブ顕微
    鏡。
  5. 【請求項5】 前記自走用移動機構は前記微動装置を兼
    ねることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の自走式走査型プローブ顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記自走用移動機構は前記微動装置とは
    別個に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の自走式走査型プローブ顕微鏡。
  7. 【請求項7】 前記微動装置は、前記端面部材に固定さ
    れる円筒型圧電素子であり、前記円筒型剛体部はこの円
    筒型圧電素子の非固定端面に結合されることを特徴とす
    る請求項6記載の自走式走査型プローブ顕微鏡。
  8. 【請求項8】 前記微動装置は、前記接近用移動機構と
    前記走査型プローブ顕微鏡ユニットの間に設けられる円
    筒型圧電素子であることを特徴とする請求項6記載の自
    走式走査型プローブ顕微鏡。
  9. 【請求項9】 金属顕微鏡、走査型電子顕微鏡、その他
    の検査装置、半導体製造プロセス装置、処理装置のうち
    いずれか1つの試料テーブル上に載置された試料の近傍
    に、請求項1〜8のいずれかに記載された自走式走査型
    プローブ顕微鏡を載置することによりなることを特徴と
    する複合装置。
  10. 【請求項10】 前記自走式走査型プローブ顕微鏡を前
    記試料の上に搬送する搬送機構を備えることを特徴とす
    る請求項9記載の複合装置。
JP35146495A 1995-12-26 1995-12-26 自走式走査型プローブ顕微鏡およびこれを含む複合装置 Pending JPH09178760A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6715345B2 (en) 2000-04-20 2004-04-06 Nec Corporation Coaxial probe with cantilever and scanning micro-wave microscope including the same

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