JPH09178461A - 歯車の歯厚測定方法 - Google Patents
歯車の歯厚測定方法Info
- Publication number
- JPH09178461A JPH09178461A JP7341905A JP34190595A JPH09178461A JP H09178461 A JPH09178461 A JP H09178461A JP 7341905 A JP7341905 A JP 7341905A JP 34190595 A JP34190595 A JP 34190595A JP H09178461 A JPH09178461 A JP H09178461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- gear
- measuring
- measurement
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
歯車測定機を利用して、歯厚の測定を短時間で正確に行
える歯厚測定方法を提供する。 【解決手段】 歯車測定機の測定子15を歯車Gの歯溝に
おけるピッチ円上に挿入する。一側の歯面Rと接触する
測定子15が、測定子15の回動支点13と測定歯車Gの中心
とを結ぶ線上にある測定子15の零点検出位置より他側の
歯面L側に位置するように測定歯車Gの回転状態を準備
設定する。測定歯車Gを回転することにより一側の歯面
Rに接触して追従する測定子15が零点検出位置を通過し
た時点で、角度検出手段11により測定歯車Gの回転角度
測定を開始する。その後、他側の歯面Lに向って切換え
られ接触した測定子15が測定歯車Gの回転に追従して零
点検出位置に到達した時点で回転角度測定を停止するこ
とにより、歯溝の幅に対応する歯溝の角度を測定する。
この歯溝の角度より歯厚に関連する値を演算する。
Description
法に関するものである。
規格の「平歯車およびはすば歯車の測定方法」(JI
S,B−1752−1989)により、次の3種が定め
られている。
いで歯厚Sm を測定するものであり、測定具としては歯
厚マイクロメータが市販されており、手作業で測定が行
われている。ただし、内歯歯車の測定は不可能である。
ゥイーンボール(ピン)法 図9において、(A)(B)は歯車Gが外歯の場合のオ
ーバボール(ピン)法を示し、(C)(D)は歯車Gが
内歯の場合のビトゥイーンボール(ピン)法を示す。
(A)(C)は偶数歯の場合、(B)(D)は奇数歯の
場合である。
(ピン)法は、外歯において互いに反対側にある歯溝に
適当な直径のボール(またはピン)を挿入し、その両側
のボール(またはピン)間の外径を汎用のマイクロメー
タによって測定する。その外径は、オーバボール(また
はピン)径OBD と呼ばれている。
ボール(ピン)法は、内歯において互いに反対側の歯溝
に挿入された適当な直径のボール(またはピン)間の内
径を測定する。その内径は、ビトゥイーンボール(また
はピン)径BBD と呼ばれている。
ピン)の直径dpは、歯数と転位係数との関係を示す線図
などによって決定する。
われるが、一部では卓上でダイヤルゲージを使った、す
なわち寸法のわかったゲージを利用して予め零セットを
行う比較測定の形式でも行われている。
業で測定するものであるが、安定した測定値が得られな
いため、一部の特殊な場合以外は殆ど使われていない。
測定法のうち、一般的に行われているのは(1)と
(2)の方法であるが、いずれの測定法も手作業による
計測法であり、個人誤差が多くて信頼性に乏しいととも
に、下記のような問題点を有している。
厚測定が困難であり、内歯歯車の歯厚測定は不可能であ
る。
トゥイーンボール(ピン)法は、はすば歯車の歯厚測定
において、またぎ歯厚法ほど困難ではないが信頼性が低
い。また、内歯歯車の歯厚測定も一応可能ではあるが困
難であり、特に、小径の内歯歯車の歯厚測定は不可能で
ある。
ーバボール(ピン)径などの歯厚を正確で迅速に測定で
きる歯厚測定法が求められている。さらに、内歯歯車、
特に小径の内歯歯車のビトゥイーンボール(ピン)径な
どの歯厚を測定できる歯厚測定法が要望されている。
ので、歯車の歯形誤差の測定や、歯すじ方向誤差の測定
に用いられていた歯車測定機を利用して、歯厚測定を短
時間で正確に行える歯厚測定方法を提供することを目的
とするものである。
明は、歯形測定用の歯車測定機により歯車の歯厚を測定
する方法であって、歯溝を介して対向する一側の歯面と
他側の歯面との間に挟まれたピッチ円上の歯溝の幅に対
応する歯溝の角度を測定し、この歯溝の角度より歯厚に
関連する値を演算する歯車の歯厚測定方法である。
載の歯車の歯厚測定方法において、歯形測定用の歯車測
定機にあって測定歯車の歯溝を介して位置する一側の歯
面と他側の歯面とにそれぞれ接触して追従するように回
動可能に設けられている歯面接触用の測定子を歯車の歯
溝におけるピッチ円上まで挿入し、一側の歯面と接触す
る測定子が、測定子の回動支点と測定歯車の中心とを結
ぶ線上にある測定子の零点検出位置より他側の歯面側に
位置するように測定歯車の回転状態を準備設定し、測定
歯車を回転することにより測定歯車の一側の歯面に接触
して追従する測定子が零点検出位置を通過した時点で、
測定歯車の回転角度を検出する角度検出手段により測定
歯車の回転角度測定を開始し、その後、他側の歯面に向
って切換えられ他側の歯面に接触した測定子が測定歯車
の回転に追従して零点検出位置に到達した時点で回転角
度測定を停止することにより、歯溝の幅に対応する歯溝
の角度を測定する歯厚測定方法である。
載の歯車の歯厚測定方法において、歯車の歯溝における
ピッチ円上まで挿入した測定子を零点検出位置より一側
にて測定歯車の一側の歯面に向け、測定歯車を測定子に
近付く準備方向に回転することにより一側の歯面に測定
子を接触させるとともに測定子を押動し、測定子が零点
検出位置を超えた位置で測定歯車を停止して逆転させる
ことにより、測定歯車を測定方向に回動するとともに一
側の歯面に接触した測定子を追従させ、測定子が零点検
出位置に復帰した時点で角度検出手段により測定歯車の
回転角度測定を開始し、測定子が測定歯車の回転に追従
できない状態に至ったとき測定子の向きを零点検出位置
より他側の歯面側へ切換え、測定歯車の測定方向への回
転を継続してその他側の歯面に接触した測定子をこの歯
面に追従させ、測定子が零点検出位置に到達した時点で
回転角度測定を停止することにより、歯溝の幅に対応す
る歯溝の角度を測定する歯厚測定方法である。
乃至図6を参照しながら説明する。
するために使用される歯車測定機を示す。この歯車測定
機は、本来は歯車の歯形誤差の測定や、歯すじ方向誤差
の測定に用いられていた数値制御式歯車測定機(以下、
NC歯車測定機という)である。
測定では、歯車の歯形の座標をデジタル的に測定し、こ
れを歯形のインボリュート曲線(理論値)と比較して、
その誤差を算出し、記録手段に出力するものであるが、
本発明は、このNC歯車測定機を歯厚の測定に利用した
ものである。
を説明すると、測定歯車Gの中心Oと同心にロータリエ
ンコーダ11が設けられている。このロータリエンコーダ
11は、測定歯車Gの回転角度を検出する角度検出手段で
あり、測定歯車Gと一体に回転する回転角スケール11a
と、定位置に固定され回転角スケール11a の目盛間隔で
パルスを検出する回転角センサ11b と、この回転角セン
サ11b により検出されたパルス数を積算して測定歯車G
の回転角を計測するカウンタ11c とにより構成されてい
る。
方向に進退自在に設けられ、この移動台12に回動支点13
を介して検出器本体14が回動自在に設けられ、この検出
器本体14の先端に歯面接触用の測定子15が取付けられて
いる。
により反時計方向または時計方向に弾力的に付勢され
る。その付勢方向は切換信号により選択される。したが
って、測定子15は、測定歯車Gの歯溝を介して位置する
一側の歯面Rと他側の歯面Lとにそれぞれ接触して追従
するように回動可能である。
の中心Oとを結ぶ線を基準線として動作し、その基準線
に対する測定子15の変位量を、検出器センサ16により電
流または電圧などの電気量に変換し、増幅器17により増
幅し、電流計または電圧計などの計器類18で表示する。
られている。このリニアエンコーダ19は、固定的に設け
られたリニア軸スケール19a と、移動台12と一体的に設
けられリニア軸スケール19a の目盛間隔でパルスを検出
するリニア軸センサ19b と、このリニア軸センサ19b に
より検出されたパルス数を積算して移動台12の直線移動
量をカウントするカウンタ19c とにより構成されてい
る。
パ20L ,20R により一定の範囲で係止される。
車Gの回転角度信号と、検出器センサ16により検出され
た測定子回動信号と、リニアエンコーダ19で検出された
測定子位置信号は、それぞれNC歯車測定機に備えられ
ているパーソナルコンピュータのインターフェース21を
介して中央処理装置(以下、CPUという)22に取込ま
れる。
キーボードおよび記録装置などの入出力装置23とを備
え、必要な演算処理を行うとともに、インターフェース
21を経て測定歯車GをL方向およびR方向に回転する測
定主軸の回転用パルスモータ(図示せず)や、移動台12
を進退する送りねじ軸の回転用パルスモータ(図示せ
ず)に制御信号を出力する。
歯車測定機を用いて歯厚を測定する方法の基本的原理を
説明する。
車Gの歯溝を介して対向する一側の歯面Rと他側の歯面
Lとの間に挟まれたピッチ円上の歯溝の幅W1 に対応す
る歯溝の角度X1 (ラジアン)を測定し、この歯溝の角
度X1 とピッチ円の半径roとの積によって歯溝の幅W1
を求める。
は、ピッチtから歯溝の幅W1 を差引いた値であり(S
=t−W1 )、歯溝の幅W1 は、上記の通り歯溝の角度
X1 とピッチ円の半径roとの積(W1 =ro・X1 )であ
るから、S=t−ro・X1 となり、ピッチtおよびピッ
チ円の半径roが既知である場合は、歯溝の角度X1 を測
定することにより歯厚Sを演算することができる。
に関連する値を演算するための歯溝の角度X1 を測定す
る具体的手順を、図4乃至図6に示されるフローチャー
トおよび説明図に基づき説明する。
定機の制御部に測定歯車Gの諸元を登録する(ステップ
1,2)。歯車測定に必要な登録項目は、測定歯車Gの
内歯または外歯、モジュール、圧力角、歯数、はすば歯
車のねじれ角、オーバボール法におけるボール径dpおよ
びオーバボール径OBD と公差との関係などである。
一体的に嵌着し(ステップ3)、測定子15を挿入するた
めの歯溝を選定し(ステップ4)、測定を開始する(ス
テップ5)。これ以降のサイクルは全て自動的に行われ
る。
定子15を測定歯車Gの半径方向に移動して測定歯車Gの
歯溝に挿入し、その歯溝におけるピッチ円上(歯車中心
Oより半径ro)に設定する(ステップ6)。
体14のスプリングによる測定圧を歯面Rの測定に自動的
に切換えて、測定子15を零点検出位置より測定歯車Gの
一側の歯面Rに向ける(ステップ7)。
モータにより測定主軸をR方向へ回転することにより、
この測定主軸に固定された測定歯車Gを測定子15に近付
くR方向(準備方向)に回転すると(ステップ8)、図
4(D)に示すように測定歯溝の一側の歯面Rが測定子
15に接触する(ステップ9)。
により測定子15を押動し、測定子15が零点検出位置を超
えると、検出器センサ16から出力される検出信号も零点
を通過するので(ステップ10)、その検出器センサ16
の零信号により測定主軸のパルスモータを停止させて、
測定歯車Gの回転を止める(ステップ11)。このと
き、検出器センサ16の検出信号は、やや+側にオーバー
している。
測定子15が、この測定子15の回動支点13と測定歯車Gの
中心とを結ぶ線上にある測定子15の零点検出位置より他
側の歯面L側に位置するように測定歯車Gの回転状態を
準備設定する。
に測定主軸のパルスモータをL方向へ逆転させることに
より、測定歯車GをL方向(測定方向)へ逆転させ、一
側の歯面Rに接触した測定子15を追従させる(ステップ
12)。
が零点検出位置に復帰した時点で、すなわち検出器セン
サ16の検出信号が零点を通過すると同時に、その検出器
センサ16の零信号により測定歯車Gの回転角度を検出す
る角度検出手段としての主軸ロータリエンコーダ11のカ
ウントを開始する。すなわち、測定歯車Gの回転角度測
定を開始する(ステップ13)。
15が測定歯車Gの回転に追従できない状態に至ると、歯
面Rが測定子15より離れるので(ステップ14)、図6
(C)に示すように、検出器本体14のスプリングによる
測定圧を歯面Lの測定に自動的に切換え(ステップ1
5)、測定子15の向きを零点検出位置より他側の歯面L
側へ切換える。
に、測定歯車GのL方向(測定方向)への回転を継続し
て、他側の歯面Lに接触した測定子15をこの歯面Lに追
従させ、図6(D)に示すように測定子15が零点検出位
置に到達した時点で、検出器センサ16の検出信号が零点
を通過する。この検出器センサ16の零信号により、測定
歯車Gの測定主軸を回転するパルスモータを停止させる
とともに、ロータリエンコーダ11のカウントを終了す
る。すなわち、測定歯車Gの回転角度測定を停止する
(ステップ16)。
とにより測定歯車Gの一側の歯面Rに接触して追従する
測定子15が零点検出位置を通過した時点で、測定歯車G
の回転角度を検出するロータリエンコーダ11により測定
歯車Gの回転角度測定を開始し、その後、他側の歯面L
に向って切換えられ接触した測定子15が測定歯車Gの回
転に追従して零点検出位置に到達した時点で回転角度測
定を停止するから、その測定開始から測定停止までのロ
ータリエンコーダ11のカウント数により、歯溝の幅W1
に対応する歯溝の角度X1 を測定することができる。
ように、半径roのピッチ円上での歯溝の幅W1 は、W1
=ro・X1 で求めることができる。
する歯溝、すなわち偶数歯の場合は第1回測定歯溝から
180°位相ずれの位置にある歯溝、また奇数歯の場合
はそのすぐ隣に位置する歯溝についても同様に行い、そ
の反対側の歯溝の幅W2 (図示せず)に対応する歯溝の
角度X2 (図示せず)を同様に測定する。
所の歯溝の角度X1 ,X2 と入力済みの既知データとか
ら、歯厚に関連する値として、例えば測定歯車Gが外歯
の場合はオーバボール径OBD の寸法を、また測定歯車G
が内歯の場合はビトゥイーンボール径BBD の寸法を、N
C歯車測定機のCPU22により演算し(ステップ1
7)、その寸法値(測定演算値)と理論演算値との誤差
が最初に設定された公差(許容値)の範囲内に入るか否
かを比較して、歯厚の合格または不合格を判定する(ス
テップ18)。
順は、NC歯車測定機に付属されているパーソナルコン
ピュータに予めソフトプログラムを組み込んで記憶さ
せ、必要な歯車諸元を入力することにより、全自動で計
測制御することができる。
ボール径BBD などの計算も、このパーソナルコンピュー
タにより自動的に行われ、予めローディングされたソフ
トプログラムにより決められたフォームで出力される。
バボール径OBD の計算方法を、図7に示された具体例に
基づき説明する。
は、(2)´式および(3)´式より、 Xg1=X1 −2θ1 =X1 −2{(ro2 −rg2 )1/2 /rg−cos -1(rg/ro)} …(5) となる。
径) X1 :円弧W1 の中心角(測定値) であり、これらは既知数であるから、Xg1を求めること
ができる。
ら Xg2=X2 −2{(ro2 −rg2 )1/2 /rg−cos -1(rg/ro)} …(6) から、Xg2を求めることができる。
に直径dのボール(またはピン)を挿入したときのオー
バボール(またはピン)径OBD の半分すなわち一側のオ
ーバボール半径R1 は、次のようになる。
θ1dを求めることができ、これらのΦ1dおよびθ1dと他
の既知数を(7)式に代入することにより、オーバボー
ル半径R1 を求めることができる。
オーバボール半径R2 を求めることができる。
ボール径OBD は、 OBD =R1 +R2 で求めることができる。
Gが奇数歯の場合は、180°反対側から1/2ピッチ
(角度β)隔った箇所のオーバボール径OBD を求める必
要がある。
β=π・m/2であるから、β=π・m/2・roとな
り、奇数歯のオーバボール径OBD は、 OBD =[{R1 −d/2 +(R2 −d/2 )cos β}2+
{(R2 −d/2 )sin β}2 ]1/2 +d で求めることができる。
形誤差の測定に用いられていた歯車測定機を利用して、
歯厚に関する値の測定を自動的に行える歯厚測定方法を
提供でき、短時間で正確に歯厚に関する合否判定を行う
ことができる。
載の歯厚測定方法における歯溝の角度を測定するための
好適な測定方法を提供することができる。
載の歯溝の角度測定における測定子の好適な制御方法を
提供することができる。
NC歯車測定機の一実施例を示す説明図である。
歯溝の角度X1 と歯溝の幅W1との関係を示す説明図で
ある。
チtと歯厚Sとの関係を示す説明図である。
ローチャート、(B)(C)(D)はそのステップ6,
7,8に対応する説明図である。
ローチャート、(B)(C)(D)はそのステップ10,
11,12に対応する説明図である。
ローチャート、(B)(C)(D)はそのステップ14,
15,16に対応する説明図である。
ール径を計算する際の条件式を導くための説明図、
(B)はそのボール挿入時の条件式を導くための説明
図、(C)はその測定歯車が奇数歯の場合の条件式を導
くための説明図である。
ある。
法を示す説明図、(C)(D)は内歯歯車のビトゥイー
ンボール法を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 歯形測定用の歯車測定機により歯車の歯
厚を測定する方法であって、 歯溝を介して対向する一側の歯面と他側の歯面との間に
挟まれたピッチ円上の歯溝の幅に対応する歯溝の角度を
測定し、 この歯溝の角度より歯厚に関連する値を演算することを
特徴とする歯車の歯厚測定方法。 - 【請求項2】 歯形測定用の歯車測定機にあって測定歯
車の歯溝を介して位置する一側の歯面と他側の歯面とに
それぞれ接触して追従するように回動可能に設けられて
いる歯面接触用の測定子を歯車の歯溝におけるピッチ円
上まで挿入し、 一側の歯面と接触する測定子が、測定子の回動支点と測
定歯車の中心とを結ぶ線上にある測定子の零点検出位置
より他側の歯面側に位置するように測定歯車の回転状態
を準備設定し、 測定歯車を回転することにより測定歯車の一側の歯面に
接触して追従する測定子が零点検出位置を通過した時点
で、測定歯車の回転角度を検出する角度検出手段により
測定歯車の回転角度測定を開始し、 その後、他側の歯面に向って切換えられ他側の歯面に接
触した測定子が測定歯車の回転に追従して零点検出位置
に到達した時点で回転角度測定を停止することにより、
歯溝の幅に対応する歯溝の角度を測定することを特徴と
する請求項1記載の歯車の歯厚測定方法。 - 【請求項3】 歯車の歯溝におけるピッチ円上まで挿入
した測定子を零点検出位置より一側にて測定歯車の一側
の歯面に向け、 測定歯車を測定子に近付く準備方向に回転することによ
り一側の歯面に測定子を接触させるとともに測定子を押
動し、 測定子が零点検出位置を超えた位置で測定歯車を停止し
て逆転させることにより、測定歯車を測定方向に回動す
るとともに一側の歯面に接触した測定子を追従させ、 測定子が零点検出位置に復帰した時点で角度検出手段に
より測定歯車の回転角度測定を開始し、 測定子が測定歯車の回転に追従できない状態に至ったと
き測定子の向きを零点検出位置より他側の歯面側へ切換
え、 測定歯車の測定方向への回転を継続してその他側の歯面
に接触した測定子をこの歯面に追従させ、 測定子が零点検出位置に到達した時点で回転角度測定を
停止することにより、歯溝の幅に対応する歯溝の角度を
測定することを特徴とする請求項2記載の歯車の歯厚測
定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34190595A JP3186963B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 歯車の歯厚測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34190595A JP3186963B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 歯車の歯厚測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178461A true JPH09178461A (ja) | 1997-07-11 |
JP3186963B2 JP3186963B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=18349660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34190595A Expired - Fee Related JP3186963B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 歯車の歯厚測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186963B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010055766A1 (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-20 | 三菱重工業株式会社 | 歯車測定方法 |
WO2011125533A1 (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-13 | 三菱重工業株式会社 | 歯車測定装置の校正方法 |
JP2013011443A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 形状測定用測定子の校正方法 |
CN103759693A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-04-30 | 安徽巨一自动化装备有限公司 | 一种齿侧间隙检测机构 |
JP2018004625A (ja) * | 2016-06-09 | 2018-01-11 | クリンゲルンベルク・アクチェンゲゼルシャフトKlingelnberg AG | 歯車ワークピースの歯面の接触測定 |
CN109238100A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-01-18 | 东莞天龙阿克达电子有限公司 | 一种内齿轮的轮齿尖内径测量仪 |
CN109781018A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-05-21 | 北方民族大学 | 一种利用激光跟踪仪测量特大型直齿轮齿距的方法 |
CN112923890A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-08 | 浙江万向精工有限公司 | 一种花键齿形误差测量评价方法 |
CN113074687A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-06 | 倪根林 | 一种测量仪及测量方法 |
CN114812349A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-07-29 | 济宁市金佳液压有限公司 | 一种定子套针齿槽形位公差检测装置及检测方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP34190595A patent/JP3186963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010055766A1 (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-20 | 三菱重工業株式会社 | 歯車測定方法 |
JP2010117196A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 歯車測定方法 |
WO2011125533A1 (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-13 | 三菱重工業株式会社 | 歯車測定装置の校正方法 |
JP2011215090A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 歯車測定装置の校正方法 |
CN102782441A (zh) * | 2010-04-02 | 2012-11-14 | 三菱重工业株式会社 | 齿轮测量装置的校正方法 |
US9212891B2 (en) | 2010-04-02 | 2015-12-15 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Method of calibrating gear measuring device |
JP2013011443A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 形状測定用測定子の校正方法 |
CN103759693A (zh) * | 2013-12-06 | 2014-04-30 | 安徽巨一自动化装备有限公司 | 一种齿侧间隙检测机构 |
JP2018004625A (ja) * | 2016-06-09 | 2018-01-11 | クリンゲルンベルク・アクチェンゲゼルシャフトKlingelnberg AG | 歯車ワークピースの歯面の接触測定 |
US10209051B2 (en) | 2016-06-09 | 2019-02-19 | Klingelnberg Ag | Contact measurement on the tooth flank of a gearwheel workpiece |
CN109238100A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-01-18 | 东莞天龙阿克达电子有限公司 | 一种内齿轮的轮齿尖内径测量仪 |
CN109781018A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-05-21 | 北方民族大学 | 一种利用激光跟踪仪测量特大型直齿轮齿距的方法 |
CN112923890A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-08 | 浙江万向精工有限公司 | 一种花键齿形误差测量评价方法 |
CN113074687A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-07-06 | 倪根林 | 一种测量仪及测量方法 |
CN113074687B (zh) * | 2021-04-01 | 2022-11-25 | 倪根林 | 一种测量仪及测量方法 |
CN114812349A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-07-29 | 济宁市金佳液压有限公司 | 一种定子套针齿槽形位公差检测装置及检测方法 |
CN114812349B (zh) * | 2022-06-28 | 2022-09-09 | 济宁市金佳液压有限公司 | 一种定子套针齿槽形位公差检测装置及检测方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3186963B2 (ja) | 2001-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3186976B2 (ja) | 歯車の偏心量測定方法 | |
JPH09178461A (ja) | 歯車の歯厚測定方法 | |
JPH0792383B2 (ja) | 歯車ピツチを検査する方法と装置 | |
JPS581724B2 (ja) | はすば歯車の正常インボリユ−ト歯形の管理測定用具 | |
CN111609777B (zh) | 用于校准齿轮切割机中的测量探针的方法 | |
CN111089530B (zh) | 行星减速电机的回程间隙的测量装置及回程间隙测量方法 | |
JP6474515B1 (ja) | 歯車測定装置 | |
CN114800048B (zh) | 一种齿轮在机测量过程中基于齿距测量的径跳检测方法 | |
US3757425A (en) | Apparatus for testing the profile and the pitch of involute gear teeth | |
US2026784A (en) | Machine for testing accuracy of gears | |
Yuzaki | Gear measuring machine by “NDG method” for gears ranging from miniature to super-Large | |
JP4484111B2 (ja) | 歯車歯面形状測定機の評価法 | |
JPH0469740B2 (ja) | ||
CN114087972A (zh) | 一种长孔类零件形状误差测量装置 | |
JPS5853843B2 (ja) | 回転軸の回転精度測定方法 | |
JP3593445B2 (ja) | スクロールラップの加工方法およびその加工装置 | |
JP2953765B2 (ja) | 螺旋状形状物の形状測定方法、螺旋状形状物の加工システム及びウォーム検査方法 | |
CN201378098Y (zh) | 非圆齿轮误差单面啮合滚动点扫描测量装置 | |
JPS587923B2 (ja) | ハグルマケンサホウホウトソウチ | |
JPH01165929A (ja) | 歯車のバックラッシ測定方法、及び同測定装置 | |
JPS60501968A (ja) | 歯車の歯型を測定する装置と測定方法 | |
JPH0755448Y2 (ja) | 多軸ワークの軸穴測定装置 | |
JPS63175716A (ja) | 歯形誤差測定装置 | |
JP2580125Y2 (ja) | めねじの有効径測定器 | |
JPS6154161B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |