JPH0469740B2 - - Google Patents

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JPH0469740B2
JPH0469740B2 JP60047000A JP4700085A JPH0469740B2 JP H0469740 B2 JPH0469740 B2 JP H0469740B2 JP 60047000 A JP60047000 A JP 60047000A JP 4700085 A JP4700085 A JP 4700085A JP H0469740 B2 JPH0469740 B2 JP H0469740B2
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JP
Japan
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gear
tooth
work
meshing
master
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JP60047000A
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JPS61205816A (ja
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Makoto Mizuno
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TPR Osaka Seimitsu Kikai Co Ltd
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Osaka Seimitsu Kikai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、測定基準歯車としてのマスタギヤと
被測定歯車としてのワークギヤとの2歯面を噛合
わせて、ワークギヤの歯面状態を検出する2歯面
噛合いによる歯車測定装置に関する。
〔従来の技術〕
通常、歯車の性能を著しく損う、ばり、かえり
は、ほとんど歯面の稜称部に発生する。
このような歯車の歯面状態を測定する例えば歯
車回動選別機等に用いられる歯車測定装置は、第
4図に示すように、インボリユート歯形に形成さ
れたマスタギヤ1と被測定歯車のワークギヤ2と
を平行に噛合わせて回転させることにより、その
各ギヤ1,2を軸支する各回転軸3,4の中心距
離の変動からワークギヤ2の歯面状態等の測定を
行つている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、通常歯車(ワークギヤ2)の歯面は、
第5図に示すように、その歯すじ方向に脹らみ
(クラウニング)を持たせ、歯車の加工誤差、歯
車ケースの加工誤差、組立時の誤差などを吸収す
るように構成されている。そのため、こようなワ
ークギヤ2を対称にして、いかに高い精度のイン
ボリユート歯形のマスタギヤ1と2歯面噛合いに
よる歯車測定を行つても、おのずから測定には限
界があつて、ワークギヤ2の稜称部のばり、かえ
り等を検出することができないことがある。
この対策として、第6図に示すように、歯すじ
方向に凹みを持たせたホローリード歯形のマスタ
ギヤ1aを採用することがあるが、ワークギヤ2
の脹らみ(クラウニング)の精度によつて、マス
タギヤ1aとワークギヤ2とがA点あるいはB点
しか当たらない場合が発生することが多くある。
また、このホローリード歯形のマスタギヤ1a
を採用した場合には、歯の偏心、あるいは寸法な
どの他の測定項目が著しく不安定になり、さら
に、このホローリード歯形のマスタギヤ1aで、
ワークギヤ2の歯形、歯すじ、歯みぞのふれ、ピ
ツチ誤差などについても高い検出精度を期するこ
とは著しく困難であり、たとえ可能だとしても、
マスタギヤ1aがかなり高価なものになる。その
ため、通常のインボリユート歯形のマスタギヤ1
を高精度にする方が加工が容易で、安価にであ
る。
以上のような理由から、ホローリード歯形のマ
スタギヤを採用することは全く特殊な場合に限定
され、通常のインボリユート歯形のマスタギヤに
よる限界を許容した上で使用される場合がほとん
どであり、そのため、正しいインボリユート歯形
のマスタギヤを用いた場合には、2歯面噛合いに
よる歯車測定、特にワークギヤの歯端部において
のばり、かえりの検出に十分な信頼性が得られな
かつた。
本発明は上述のような点に鑑みなされたもの
で、2歯面噛合いによる歯車測定に高い検出能力
を得ることのできる2歯面噛合いによる歯車測定
装置を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、測定基準歯車1と被測定歯車2との
2歯面を噛合わせて被測定歯車2の歯形を測定す
る2歯面噛合いによる歯車測定装置において、上
記各歯車1,2のいずれか一方の例えば歯車2を
回転可能に軸支するとともにこの一方の歯車2を
他方の歯車1に対して所定の測定圧で押圧する第
1の支持手段11を設け、かつ、上記他方の歯車
1を回転可能に軸支するともにその回転軸線を上
記一方の歯車2の回転軸線に対して平行および所
定角度に傾斜可能とされ、この他方の歯車1を上
記一方の歯車2に対して平行および傾斜状態で噛
合わせる第2の支持手段21を設け、そして、そ
の第1および第2の支持手段11,21の少なく
とも一方に、両歯車1,2の噛合いによる中心距
離の変動を検出する検出手段35を設け、この検
出手段35は例えば歯車2を支持する台車13の
前後移動状態を検出するものである。
〔作用〕
本発明は、測定基準歯車と被測定歯車の一方の
歯車に対して他方の歯車を平行および傾斜状態で
噛合わせて、被測定歯車の歯面の歯幅方向におけ
る中間部域および両端部域に測定基準歯車の歯面
を噛合させるものである。
〔実施例〕 次に、本発明の一実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
第1図において、11は第1の支持手段として
のワークギヤ支持手段で、この支持手段11は、
ワークギヤ2を支軸12により水平方向で回転可
能に支持し、この支軸12は、マスタギヤ1への
押圧方向(第1図矢印方向)に移動可能に設けら
れた台車13上に垂設されている。また、この台
車13の後端側(第1図左側)には、ワークギヤ
2をマスタギヤ1に対して所定の測定圧で押圧す
る例えばばね体などの押圧手段14が連設されて
いる。
21は第2の支持手段としてのマスタギヤ支持
手段で、この支持手段21は、マスタギヤ1を上
端に装着する支軸22が軸支持体23により回転
可能に支持され、この支持軸22の下端部には、
従動プーリ24が固定され、この従動プーリ24
と、駆動モータ25の駆動軸25aに固定された
駆動プーリ26との間にベルト27が架け渡され
て、駆動モータ25の回転駆動により支軸22な
どを介してマスタギヤ1が回転駆動される。
また、上記軸支持体23には、上記支軸22を
傾斜させるための傾斜手段31が設けられてい
る。この傾斜手段31は、軸支持体23の下端部
を、回動連結部材32により位置固定とする固定
体33に連設して、この回動連結部材32を中心
として上記支持軸22の上端部が、上記ワークギ
ヤ支持手段11の支持12の方向およびその反対
方向に揺動傾斜可能とし、さらに、軸支持体23
の回動連結部材32が設けられた側面上部に、支
軸22を傾斜制御するためのカム34などが当接
して、このカム34によりり軸支持体23を介し
て支軸22を連続的に傾斜させるようになつてい
る。
また、上記台車13には、この台車13の押圧
方向への移動量を検出手段として例えばダイヤル
ゲージなどの検出器35が設けられ、かつ、上記
支軸22の上端に装着されたマスタギヤ1の周面
(支軸22が垂直状態の時)に臨ませてセンサ3
6が配置されいる。
次に、2歯面噛合いによる測定について説明す
る。
マスタギヤ1をマスタギヤ支軸22に装着し
て、第2図のaに示すように、この支軸22をカ
ム34の回動によりワークギヤ支軸13の方向へ
垂線に対してθ°傾斜させるとともに、ワークギヤ
2をワークギヤ支軸12に装着して、台車13に
連設された押圧手段14により傾斜されたマスタ
ギヤ1に対して所定の測定圧でワークギヤ2を押
圧する。
次に、駆動モータ25を所定回転数で回転駆動
して、マスタギヤ1およびそのマスタギヤ1に噛
合するワークギヤ2を回転させ、この回転によつ
て、第3図に示す、ワークギヤ2の歯面2aのa
範囲がマスタギヤ1の歯面と噛合する。
そして、このワークギヤ2の歯面2aのa範囲
内においては、ばり、かえり等が存在した場合に
は、マスタギヤ1に対してワークギヤ2がそのば
り、かえり等により通常の噛合いに比較すれば大
きく移動し、支軸12および台車13を介して検
出器35により検出される。
次に、第2図のbに示すように、マスタギヤ支
軸22をカム34の回動により揺動させてワーク
ギヤ支軸13と平行状態に保持し、水平状態のマ
スタギヤ1に対してワークギヤ2を台車13に連
設された押圧手段14により所定の測定圧で押圧
する。
そして、上述と同様に駆動モータ25により、
マスタギヤ1およびこのマスタギヤ1に噛合する
ワークギヤ2を回転させることにより、第3図に
示す、ワークギヤ2の歯面2aのb範囲にマスタ
ギヤ1の歯面が噛合し、このワークギヤ2のb範
囲において、検出器35による歯面検出が行われ
る。
次に、第2図のcに示すように、マスタギヤ支
軸22をカム34の回動によりワークギヤ支軸1
3に対して反対の方向へ垂線に対して−θ°傾斜さ
せ、この傾斜されたマスタギヤ1にワークギヤ2
を台車13に連設された押圧手段14により所定
の測定圧で押圧する。
そして、上述と同様に駆動モータ25により、
マスタギヤ1およびこのマスタギヤ1に噛合する
ワークギヤ2を回転させることにより、第3図に
示すワークギヤ2の歯面2aのc範囲にマスタギ
ヤ1の歯面が噛合し、このワークギヤ2のc範囲
において、検出器35による歯面検出が行われ
る。
以上のように、ワークギヤ2に対してマスタギ
ヤ1を連続的に傾斜させて噛合いさせることによ
り、ワークギヤ2の歯面2aのa、b、c範囲の
状態を検出することができる。
また、マスタギヤ支軸22がワークギヤ12と
平行の状態、すなわち、マスタギヤ1とワークギ
ヤ2とが水平状態で噛合回転している際に、マス
タギヤ1に臨ませて設けたセンサ36を作動さ
せ、このセンサ36から信号を受けたときに、特
に、歯みぞの振れ、歯の寸法の測定を行えば、さ
らに、インボリユート歯形のマスタギヤ1による
2歯面噛合いによる測定の限界が著しく解消され
る。
また、ワークギヤ2の歯面2aの脹らみ(クラ
ウニング)が大きい場合には、マスタギヤ支軸2
2の傾斜角度θおよび−θを換えることによつ
て、歯面2aのばり、かえり等を検出することが
できるが、通常、クラウニング量が0.02〜0.03/
20(歯幅)mm程度では、噛合いの異常は発生しな
い。
また、上記実施例では、ワークギヤ2に対して
マスタギヤ1を傾斜させて噛合いさせたが、マス
タギヤ1を支軸12に取着するとともにワークギ
ヤ2を支軸22に取着して、マスタギヤ1に対し
てワークギヤ2を傾斜させて噛合させ、歯車測定
を行つてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、測定基準歯車と被測定歯車の
一方の歯車に対して他方の歯車を平行および傾斜
状態で噛合わせて、被測定歯車の歯面の歯幅方向
における中間部域および両端部域に測定基準歯車
の歯面を噛合させるようにしたので、被測定歯車
の歯形状態を広範囲に渡つて測定できるととも
に、特に、従来不可能であつた断面の稜称部にお
けるばり、かえり等を検出する能力を高めること
が可能となり、2歯面噛合いによる歯車測定にお
いて高い検出能力(特に歯端部におけるばり、か
えりなどについて)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す概要
図、第2図はその測定動作を示す説明図、第3図
はその被測定歯車の歯面を示す一部斜視図、第4
図は従来の装置の概要図、第5図は従来行なわれ
てきた噛合い状態の説明図、第6図はその測定基
準歯車の他の例を示す噛合い状態の説明図であ
る。 1……測定基準歯車、2……被測定歯車、11
……第1の支持手段、21……第2の支持手段、
35……検出手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 測定基準歯車と被測定歯車との2歯面を噛合
    わせて被測定歯車の歯形を測定する歯車測定装置
    において、 上記各歯車のいずれか一方を回転可能に軸支す
    るとともにこの一方の歯車を他方の歯車に対して
    所定の測定圧で押圧する第1の支持手段と、 上記他方の歯車を回転可能に軸支するともにそ
    の回転軸線を上記一方の歯車の回転軸線に対して
    平行および所定角度に傾斜可能とされ、この他方
    の歯車を上記一方の歯車に対して平行および傾斜
    状態で噛合わせる第2の支持手段と、 上記第1および第2の支持手段の少なくとも一
    方に設けられ両歯車の噛合いによる中心距離の変
    動を検出する検出手段と、 を具備したことを特徴とする2歯面噛合いによる
    歯車測定装置。
JP60047000A 1985-03-09 1985-03-09 2歯面噛合いによる歯車測定装置 Granted JPS61205816A (ja)

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Families Citing this family (8)

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