JPH09177730A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH09177730A
JPH09177730A JP34903195A JP34903195A JPH09177730A JP H09177730 A JPH09177730 A JP H09177730A JP 34903195 A JP34903195 A JP 34903195A JP 34903195 A JP34903195 A JP 34903195A JP H09177730 A JPH09177730 A JP H09177730A
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JP34903195A
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Mikio Nezu
幹夫 根津
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の挟持片間の間隔を狭めて該挟持片によ
るシート体の挟み付けをなすに先立って、一対の挟持片
間に差し入れたシート体の該差し入れ状態を仮に保持で
きるようにする。 【解決手段】 ベルトBの取付部10を備える本体部C
hと、シート体Sを挟み込む一対の挟持片21、22を
有する挟持部Ckとを備える。一対の挟持片21、22
は弾性変形可能な連結部Crにより連結されている。一
対の挟持片21、22にはシート体Sの挟持歯21c、
22aがそれぞれ突設してあると共に、この挟持歯21
c、22aの先端間の間隔がシート体Sの厚さよりも狭
くしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベルトなどの一
端に取り付けられる取付部を備えると共に、布などのシ
ート体を挟み込む挟持部を備え、該シート体に該挟持部
をもって挟み込み状に留め付けられて、前記ベルトなど
を該シート体に装着などさせるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】布などのシート体を挟み込む挟持部を備
え、該シート体に該挟持部をもって挟み込み状に留め付
け、装着されるクリップとして、特公昭57−4036
4記載のプラスチックス製挟持具がある。
【0003】かかる挟持具は、一対の第一および第二の
挟持板から構成されている。第一の挟持板は、一端側に
板面に直交する向きに突き出す後壁と突出壁とを略平行
に間隔を開けて備えると共に、この後壁と突出壁との間
に開口部を備えている。一方、第二の挟持板は、一端部
に板面に直交する向きに突き出す壁を備えると共に、こ
の壁の突き出し先端部に板面に略平行をなす作動板を備
えている。
【0004】そして、前記第一の挟持板の開口部から前
記第二の挟持板を前記作動板が設けられていない側から
差し入れると共に、当該作動板の一側縁部を前記第一の
挟持板の突出壁側にある前記開口部壁面に当接させ、か
つ、前記第二の挟持板の壁を前記第一の挟持板の後壁に
当接させることにより、前記のように差し入れられた第
二の挟持板と第一の挟持板との間でシート体を挟み付け
できるよう、第二の挟持板と第一の挟持板との他端側の
間隔を狭めた状態、すなわち閉止状態を維持させて当該
第一、第二の挟持板を組み付けできるものとされてい
る。
【0005】そしてまた、前記第一の挟持板の開口部を
塞ぐように、前記第一の挟持板の開口部壁面に一側部を
当接させている前記第二の挟持板の前記作動板を、当該
当接状態を解くように、前記開口部から引き出す向きに
持ち上げることにより、前記第二の挟持板と第一の挟持
板との他端側の間隔を広げさせることができ、これによ
り、前記のように第二の挟持板と第一の挟持板との間で
挟み付けられたシート体の挟み付けを解除できるものと
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
の挟持具にあっては、前記第二の挟持板の前記作動板を
前記開口部から引き出す向きに持ち上げた場合、前記特
公昭57−40364公報掲載の第6図に示されるよう
に、当該第二の挟持板は当該作動板の前記壁側に向けら
れた面を前記第一の挟持板の開口部縁に続く外面に接し
させる位置まで引き出され、第二の挟持板と第一の挟持
板とは当該開口部側から他端側に向けて相互の間隔を次
第に広げるように開き出される。
【0007】この結果、かかる従来の挟持具にあって
は、この開き出し状態において前記第一、第二の挟持板
の他端間にシート体を差し入れてもそのままでは当該差
し入れ状態を維持することができないものであった。す
なわち、かかる従来の挟持具にあっては、前記公報の第
4図に示されるように、再び、前記作動板の一側縁部を
前記第一の挟持板の突出壁側にある前記開口部壁面に当
接させ、かつ、前記第二の挟持板の壁を前記第一の挟持
板の後壁に当接させるように、前記作動板を押圧などし
て第二の挟持板が移動されて前記閉止状態に至るまでの
間、挟み付けられるシート体が第二の挟持板と第一の挟
持板との間から抜け出さないように両挟持板間に位置付
けておくことを余儀なくするものであった。
【0008】また、かかる従来の挟持具にあっては、前
記第二の挟持板の前記作動板を前記開口部から引き出す
向きに持ち上げた場合、当該第二の挟持板の前記壁と第
一の挟持板の後壁との当接状態が解かれる位置までさら
に当該作動板が持ち上げられてしまうと、前記第一の挟
持板の開口部から第二の挟持板が抜け出してしまい、当
該第一の挟持板と第二の挟持板との分離を招く可能性が
あった。
【0009】だからといって、このような第一の挟持片
と第二の挟持片との分離の可能性を低くするため、前記
第一の挟持片における後壁と、この後壁に向き合った前
記開口部壁面との間の間隔を狭くすると、当該第一の挟
持片の開口部に対し前記第二の挟持片を差し入れてなす
両挟持片の前記組み付けがスムースに行い難いものとな
る。
【0010】そこでこの発明は、かかる従来の技術の不
都合を解消することを目的とする。
【0011】また、一対の挟持片間の間隔を狭めて該挟
持片によるシート体の挟み付けをなすに先立って、該一
対の挟持片間に差し入れたシート体の該差し入れ状態を
仮に保持できるようにして、該シート体の挟み付け作業
を容易に行えるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、ベルトB等の取付部10
を備える本体部Chと、布等のシート体Sを挟み込む一
対の挟持片21、22を有する挟持部Ckとを備えるク
リップCにおける前記一対の挟持片21、22が、この
一対の挟持片21、22における前記シート体Sの挟み
込み側の端部を近接させるように弾性変形可能な連結部
Crにより連結されており、この一対の挟持片21、2
2の互いに向き合った面には、前記シート体Sの挟持歯
21c、22aがそれぞれ突設してあると共に、前記一
方の挟持片21の挟持歯21cと前記他方の挟持片22
の挟持歯22aの先端間の間隔が、挟み込まれるシート
体Sの厚さよりも狭くしてあり、さらに、前記本体部C
hは押圧板面11aを備えていると共に、この本体部C
hに対し前記挟持部Ckが、該挟持部Ckのいずれか一
方の挟持片21における外側面21aを前記本体部Ch
の押圧板面11aに接するように回動可能に組み付けて
あり、しかも、前記本体部Chの押圧板面11a又は該
押圧板面11aに接する一方の挟持片21の外側面21
aのいずれか一方には、前記挟持部Ckの回動に伴っ
て、前記一対の挟持片21、22の夫々の間隔を互いに
狭めるように、前記連結部Crを弾性変形させる突部2
1bが設けてある構成のものとした。
【0013】また、請求項2記載の発明では、ベルトB
等の取付部30を備える本体部Chと、布等のシート体
Sを挟み込む一対の挟持片41、42を有する挟持部C
kとを備えるクリップCにおける前記一対の挟持片4
1、42が、この一対の挟持片41、42における前記
シート体Sの挟み込み側の端部を近接させるように弾性
変形可能な連結部Crにより連結されており、この一対
の挟持片41、42の互いに向き合った面には、前記シ
ート体Sの挟持歯41a、42aがそれぞれ突設してあ
ると共に、前記一方の挟持片41の挟持歯41aと前記
他方の挟持片42の挟持歯42aの先端間の間隔が、挟
み込まれるシート体Sの厚さよりも狭くしてあり、さら
に、前記本体部Chは、前記一対の挟持片41、42に
おける前記シート体Sの挟み込み側と反対の側から該挟
持片41、42間に差し入れられる差し込み部31を備
えており、この差し込み部31を前記一対の挟持片4
1、42間に差し入れて前記挟持部Ckに組み付けられ
ていると共に、この差し込み部31の先端側に頭部32
を備えており、しかも、前記一対の挟持片41、42
は、前記シート体Sの挟み込み側と反対の側の端部に向
けて、当該挟持片41、42間の間隔を次第に狭める傾
斜面41b、42bを備えており、前記本体部Chを前
記一対の挟持片41、42間から引き出す向きに移動さ
せることに伴なう前記頭部32の前記傾斜面41b、4
2bに沿った移動により、該挟持部Ckを構成する一対
の挟持片41、42の前記シート体Sの挟み込み側の間
隔を互いに狭めるように、前記連結部Crが弾性変形さ
れる構成のものとした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図1ないし図8に基づいて、説明する。
【0015】なお、ここで図1は、第一の実施の形態に
かかるクリップCの全体構成を理解し易いように、該ク
リップCを構成する本体部Chと挟持部Ckとを分離し
た状態で示しており、また、図2は該本体部Chと挟持
部Ckとを組み付けた状態を示している。また、図3
は、前記挟持部Ckを構成する一対の挟持片21、22
間にシート体Sを差し入れて、該シート体Sを仮に保持
した状態を理解し易いように、前記クリップCを縦断面
の状態にして示している。また、図4は、前記一対の挟
持片21、22間に差し入れられたシート体Sを該シー
ト体Sの差し入れ側の該一対の挟持片21、22間の間
隔を狭めて最終的に挟み付けた状態を理解し易いよう
に、前記クリップCを縦断面の状態にして示している。
【0016】また、図5は、第二の実施の形態にかかる
クリップCの全体構成を理解し易いように、該クリップ
Cを構成する本体部Chと挟持部Ckとを分離した状態
で示しており、また、図6は該本体部Chと挟持部Ck
とを組み付けた状態を示している。また、図7は、前記
挟持部Ckを構成する一対の挟持片41、42間にシー
ト体Sを差し入れて、該シート体Sを仮に保持した状態
を理解し易いように、前記クリップCを縦断面の状態に
して示している。また、図8は、前記一対の挟持片4
1、42間に差し入れられたシート体Sを該シート体S
の差し入れ側の該一対の挟持片41、42間の間隔を狭
めて最終的に挟み付けた状態を理解し易いように、前記
クリップCを縦断面の状態にして示している。
【0017】先ず、この実施の形態にかかるクリップC
の一つは、ベルトB等の取付部10を備える本体部Ch
と、布等のシート体Sを挟み込む一対の挟持片21、2
2を有する挟持部Ckとを備えるクリップCにおける前
記一対の挟持片21、22が、この一対の挟持片21、
22における前記シート体Sの挟み込み側の端部を近接
させるように弾性変形可能な連結部Crにより連結され
ており、この一対の挟持片21、22の互いに向き合っ
た面に、前記シート体Sの挟持歯21c、22aがそれ
ぞれ突設してあると共に、前記一方の挟持片21の挟持
歯21cと前記他方の挟持片22の挟持歯22aの先端
間の間隔xが、挟み込まれるシート体Sの厚さよりも狭
くしてある構成を備えている。
【0018】したがって、この実施の形態にかかるクリ
ップCによれば、前記一対の挟持片21、22における
前記シート体Sの挟み込み側の端部を近接させるように
前記連結部Crを弾性変形させてなす最終的な当該シー
ト体Sの挟み付けに先立ってなされる当該一対の挟持片
21、22間へのシート体Sの一部の差し入れにより、
前記両挟持片21、22の挟持歯21c、22a間で差
し入れられたシート体Sの一部を弾性的に挟み付けて、
当該シート体Sの差し入れ状態を仮に維持することがで
きる。
【0019】また、前記実施の形態にかかるクリップC
にあっては、前記本体部Chは押圧板面11aを備えて
いると共に、この本体部Chに対し前記挟持部Ckが、
該挟持部Ckのいずれか一方の挟持片21における外側
面21aを前記本体部Chの押圧板面11aに接するよ
うに回動可能に組み付けてあり、しかも、前記本体部C
hの押圧板面11a又は該押圧板面11aに接する一方
の挟持片21の外側面21aのいずれか一方には、該挟
持部Ckの回動に伴って、該一対の挟持片21、22の
夫々の間隔を互いに狭めるように、前記連結部Crを弾
性変形させる突部21bが設けてある構成を備えてい
る。
【0020】したがって、この実施の形態にかかるクリ
ップCによれば、前記一対の挟持片21、22間に前記
シート体Sを差し入れ、この差し入れ状態を仮に維持さ
せた後、前記本体部Chに対して前記挟持部Ckを回動
させることにより、前記本体部Chの押圧板面11a又
は該押圧板面11aに接する一方の挟持片21の外側面
21aのいずれか一方に設けた突部21bを、当該突部
21bが設けられていない前記本体部Chの押圧板面1
1a又は前記挟持片21の外側面21aに接しさせて、
該挟持片21、22の夫々の間隔を互いに狭めるように
前記連結部Crを弾性変形させ、これにより、当該一対
の挟持片21、22間で前記シート体Sの最終的な挟み
付けをなすことができる。
【0021】すなわち、この実施の形態にかかるクリッ
プCによれば、前記連結部Crを弾性変形させてなす最
終的な前記シート体Sの挟み付けをなすための前記本体
部Chに対する前記挟持部Ckの回動操作をなすまでの
間、前記一対の挟持片21、22間からシート体Sが抜
け出し難いものとされ、この結果、かかるシート体Sの
挟み付け操作をスムースに行うことができる。
【0022】また、前記実施の形態において、前記本体
部Chに、前記挟持部Ckの前記シート体Sの挟み込み
側と反対の側の端部23を挟み込む一対の支持壁部11
b、12aを設けると共に、この挟持部Ckの端部23
又は支持壁部11b、12aのいずれか一方に軸穴11
c、12bを設け、かつ、この軸穴11c、12bが設
けられていない前記挟持部Ckの端部23又は支持壁部
11b、12aの他方に当該軸穴11c、12bに嵌込
まれる軸突部23aを設けることが、最良の実施の形態
の一つとされる。
【0023】かかる構成によれば、前記軸穴11c、1
2bに軸突部23a、23aが嵌込まれるように、前記
本体部Chの一対の支持壁部11b、12a間に前記挟
持部Ckの端部23を挟み込み状に収め入れることによ
り、容易かつ確実に、前記本体部Chに対して前記挟持
部Ckを回動可能な状態で組みつけることができる。
【0024】なお、前記一対の挟持片21、22の連結
部Crに所要の弾性変形特性を付与する観点、および前
記軸穴11c、12bに前記軸突部23aを収め入れる
ように前記一対の支持壁部11b、12a間に前記挟持
部Ckの端部23を挟み込み状に収め入れるため当該一
対の支持壁部11b、12aに所要の弾性変形特性を付
与する観点からは、この実施の形態にかかるクリップC
をプラスチック材料を用いて一体に成形して構成するこ
とが、最良の実施の形態の一つとされる。
【0025】次いで、この実施の形態にかかるクリップ
Cの他の一つは、ベルトB等の取付部30を備える本体
部Chと、布等のシート体Sを挟み込む一対の挟持片4
1、42を有する挟持部Ckとを備えるクリップCにお
ける前記一対の挟持片41、42が、この一対の挟持片
41、42における前記シート体Sの挟み込み側の端部
を近接させるように弾性変形可能な連結部Crにより連
結されており、この一対の挟持片41、42の互いに向
き合った面には、前記シート体Sの挟持歯41a、42
aがそれぞれ突設してあると共に、前記一方の挟持片4
1の挟持歯41aと前記他方の挟持片42の挟持歯42
aの先端間の間隔xが、挟み込まれるシート体Sの厚さ
よりも狭くしてある構成を備えている。
【0026】したがって、この他の一つの実施の形態に
かかるクリップCによれば、前記一対の挟持片41、4
2における前記シート体Sの挟み込み側の端部を近接さ
せるように前記連結部Crを弾性変形させてなす最終的
な当該シート体Sの挟み付けに先立ってなされる当該一
対の挟持片41、42間へのシート体Sの一部の差し入
れにより、前記両挟持片41、42の挟持歯41a、4
2a間で差し入れられたシート体Sの一部を弾性的に挟
み付けて、当該シート体Sの差し入れ状態を仮に維持す
ることができる。
【0027】また、前記他の一つの実施の形態にあって
は、前記本体部Chは、前記一対の挟持片41、42に
おける前記シート体Sの挟み込み側と反対の側から該挟
持片41、42間に差し入れられる差し込み部31を備
えており、この差し込み部31を前記一対の挟持片4
1、42間に差し入れて前記挟持部Ckに組み付けられ
ていると共に、この差し込み部31の先端側に頭部32
を備えており、しかも、前記一対の挟持片41、42
は、前記シート体Sの挟み込み側と反対の側の端部に向
けて、当該挟持片41、42間の間隔を次第に狭める傾
斜面41b、42bを備えており、前記本体部Chを前
記一対の挟持片41、42間から引き出す向きに移動さ
せることに伴なう前記頭部32の前記傾斜面41b、4
2bに沿った移動により、該挟持部Ckを構成する一対
の挟持片41、42のシート体Sの挟み込み側の間隔を
互いに狭めるように、前記連結部Crが弾性変形される
構成を備えている。
【0028】したがって、この他の一つの実施の形態に
かかるクリップCによれば、前記一対の挟持片41、4
2間に前記シート体Sを差し入れ、この差し入れ状態を
仮に維持させた後、前記本体部Chを前記一対の挟持片
41、42間から引き出す向きに移動させることに伴な
う前記頭部32の前記傾斜面41b,42bに沿った移
動により、該挟持部Ckを構成する一対の挟持片41、
42の前記シート体Sの挟み込み側の間隔を互いに狭め
るように前記連結部Crを弾性変形させ、これにより、
当該一対の挟持片41、42間で前記シート体Sの最終
的な挟み付けをなすことができる。
【0029】すなわち、この実施の形態にかかるクリッ
プCによれば、前記連結部Crを弾性変形させてなす最
終的な前記シート体Sの挟み付けをなすための前記挟持
部Ckの一対の挟持片41、42間からの本体部Chの
引き出し操作をなすまでの間、前記一対の挟持片41、
42間からシート体Sが抜け出し難いものとされ、この
結果、かかるシート体Sの挟み付け操作をスムースに行
うことができる。
【0030】また、この実施の形態にかかるクリップC
にあっては、前記本体部Chに取り付けられているベル
トBなどが前記シート体Sに対して引っ張られれば引っ
張られるほど、前記本体部Chが前記一対の挟持片4
1、42間から引き出される向きに移動されこの移動に
伴って前記挟持部Ckを構成する一対の挟持片41、4
2の前記シート体Sの挟み込み側の間隔は狭められるの
で、前記ベルトBなどに引っ張り力が強く加わっても前
記シート体Sの挟み付け状態を高く維持できる特長を有
している。
【0031】また、前記本体部Chは、前記一対の挟持
片41、42における前記シート体Sの挟み込み側と反
対の側から該挟持片41、42間に差し入れられる差し
込み部31を備えており、この差し込み部31を前記一
対の挟持片41、42間に差し入れて前記挟持部Ckに
組み付けられていることから、容易かつ確実に、前記挟
持部Ckに対して本体部Chを前記引き出し操作可能な
状態で組みつけることができる。
【0032】なお、前記一対の挟持片41、42の連結
部Crに所要の弾性変形特性を付与する観点、および前
記シート体Sの差し込み側と反対の側において前記一対
の挟持片41、42間に前記本体部Chを差し入れ、組
み付ける観点からは、この他の一つの実施の形態にかか
るクリップCにあってもプラスチック材料を用いて一体
に成形して構成することが、最良の実施の形態の一つと
される。
【0033】次いで、図1ないし図4に示される第一の
実施の形態にかかるクリップC−1について詳細に説明
する。
【0034】第一の実施の形態にかかるクリップC−1
は、ベルトB等の取付部を備える本体部Chと、布等の
シート体Sを挟み込む一対の挟持片21、22を有する
挟持部Ckとを主体に構成してある。
【0035】先ず、本体部Chは、この実施の形態にあ
っては、帯状をなすベルトBの差し込み、巻き付けに適
した長穴状をなす取付穴10aを備えた略長方板状の取
付部10を備えると共に、この取付部10における長手
方向に亘る一側部略中央より前記取付穴10aに略直交
向きに突き出す押圧板部11を備えている。
【0036】この押圧板部11の基部側には、当該押圧
板部11の板面に略平行な板面を備える支持板部12
が、連設部11eを介して、当該押圧板部11との間に
間隔を開けて設けてある。
【0037】一方、前記挟持部Ckは、互いに間隔を開
け、かつ、突き合った面を略平行とするように配される
長板状をなす一対の挟持片21、22を、幅側の一端側
でこの挟持片21、22間に亘る連結部Crにより一体
に連結して備えていると共に、この連結部Crにより連
結される側に、前記一対の挟持片21、22における一
方の外側面21aと一面を同面とし、かつ、該挟持片2
1、22の突き出し方向と反対との側に突き出す板状の
端部23を備えている。
【0038】また、前記一対の挟持片21、22はそれ
ぞれ、前記連結部Crによる連結側と反対の側にある他
端部における互いに向き合った面部に、当該挟持片2
1、22の幅方向に亘る断面略三角形状をなすリブ状の
挟持歯21c、22aを備えている。この実施の形態に
あっては、前記端部の一面と外側面21aを同面とする
一方の挟持片21に一条の挟持歯21cが設けてあると
共に、他方の挟持片22にこの一方に挟持片21におけ
る挟持歯21cの両側に位置するように二条の挟持歯2
2a、22aが設けてある。
【0039】また、前記挟持部Ckにおける前記挟持片
21、22の突き出し方向と反対の側に突き出す板状の
端部23両面にはそれぞれ、横断面形状を略円形とする
軸突部23a、23aがそれぞれ設けてあり、両軸突部
23a、23aはその軸中心線を前記端部23の肉厚方
向に沿った同一の直線上に位置させる構成としてある。
また、当該端部23の肉厚は、前記本体部Chにおける
押圧板部11と支持板部12の向き合った面間の寸法と
略同寸法としてある。
【0040】一方、この実施の形態にあっては、前記本
体部Chおける支持板部12には、前記挟持部Ckの端
部23における軸突部23aが収まる径の軸穴12bが
透設してあると共に、当該本体部Chにおける押圧板部
11の基部には、前記支持板部12の軸穴12bの軸中
心線上に軸中心線を位置させ、かつ、前記挟持部Ckの
端部23における軸突部23aが収まる径を備えためく
ら穴状をなす軸穴11cが設けてある。
【0041】したがって、この実施の形態にあっては、
前記本体部Chにおける支持板部12と押圧板部11の
基部との間、すなわち、互いに向き合った支持板部12
の支持壁部12aの壁面12a’と押圧板部11の支持
壁部11bの壁面11b’との間に、前記挟持部Ckの
端部23を、当該端部23に設けられている前記軸突部
23a、23aの突き出し寸法分両支持壁部12a、1
1b間の間隔を押し広げるように前記押圧板部11と支
持板部12との連設部11eを弾性変形させながら差し
込むと共に、このように弾性変形された連設部11eを
当該軸突部23a、23aを前記軸穴11c、12bに
収め入れた位置で弾性復帰させることにより、前記本体
部Chに対して前記挟持部Ckを、前記軸穴11c、1
2bと軸突部23a、23aとの嵌り合う位置を中心に
回動操作可能な状態で、ワンタッチで組み付けることが
できる。
【0042】また、この実施の形態にあっては、前記の
ように回動可能に本体部Chに組み付けられた前記挟持
部Ckの一対の挟持片21、22の一方が、その外側面
21aを前記本体部Chの押圧板部11の一方の板面に
接しさせる構成としてあると共に、この一方の挟持片2
1の前記連結部Crが設けられていない側の端部外側面
21aに突部21bが設けてある。また、前記一対の挟
持片21、22における挟持歯21c、22a間の間隔
xが、この挟持片21c、22a間に差し入れられるシ
ート体Sの厚さよりも狭くしてある。
【0043】したがって、この実施の形態によれば、図
2に示されるように、本体部Chの押圧板部11の突き
出し方向に略直交する向きに前記挟持部Ckの一対の狭
持片21、22が位置される状態において、当該一対の
挟持片21、22間に差し入れた当該シート体Sが両挟
持片21、22間から抜け出し難いようにこの一対の挟
持片21、22間で仮に保持できる。また、この後、当
該押圧板部11の突き出し方向に対して当該挟持部Ck
の突き出し方向が揃う位置まで前記挟持部Ckを回動操
作させることにより、前記本体部Chの押圧板部11の
一面を押圧板面11aとしてこの押圧板面11aに前記
挟持部Ckの一方の挟持片21、22の前記突部21b
を接しさせてこの一方の挟持片21、22をこの突部2
1bの突き出し寸法分、他方の挟持片21、22に向け
て近付けるように、両挟持片21、22を連結する連結
部Crを弾性変形させることができる。
【0044】そして、これにより、前記挟持部Ckの一
対の挟持片21、22における前記連結部Cr側と反対
の側の間隔、すなわち、前記シート体Sの差し込み側の
間隔を互いに挟めて、両挟持片21、22間に差し入れ
られたシート体Sの一部に特に前記狭持歯21c、22
aを喰い込ませて、前記一対の挟持片21、22による
前記最終的な挟み付けをなすことができ、この挟み付け
により、前記本体部Chの取付部10に取り付けられた
ベルトBなどを当該シート体Sに連結させることができ
る。
【0045】なお、この実施の形態にあっては、前記本
体部Chにおける押圧板部11に、この押圧板部11の
突き出し方向に前記挟持片21、22の突き出し方向を
揃えるように回動された前記挟持部Ckにおける一方の
挟持片21、22に設けられた前記突部21bの先端部
21b’を収める深さの凹部11dが設けてあり、この
凹部11dに前記突部21bの先端部21b’を収める
ことにより、前記押圧板部11の突き出し方向に前記挟
持部Ckの突き出し方向を揃えた状態、すなわち、前記
一対の挟持片21、22による前記シート体Sの最終的
な挟み付け状態を安定的に維持できる構成としてある。
【0046】また、前記一対の挟持片21、22による
前記シート体Sの最終的な挟み付けの解除は、前記本体
部Chの前記押圧板部11の突き出し方向に前記挟持片
21、22の突き出し方向が揃わないように、前記挟持
部Ckを前記本体部Chに対して回動させることによ
り、前記一対の挟持片21、22における前記シート体
Sの差し入れ側の間隔を挟めるように変形された前記連
結部Crを弾性復帰させてワンタッチでなすことができ
る。
【0047】次いで、図5ないし図8に示される第二の
実施の形態にかかるクリップC−2について説明する。
【0048】第二の実施の形態にかかるクリップC−2
は、ベルトB等の取付部30を備える本体部Chと、布
等のシート体Sを挟み込む一対の挟持片41、42を有
する挟持部Ckとを主体に構成してある。
【0049】先ず、本体部Chは、この実施の形態にあ
っては、帯状をなすベルトBの差し込み、巻き付けに適
した長穴状をなす取付穴30aを備えた略長方板状の取
付部30を備えている。
【0050】また、前記取付部30における長手方向に
亘る一側部に、前記取付穴30aに略直交する向きに突
き出す板状をなす差し込み部31を備えている、この差
し込み部31の両側部には、この差し込み部31の板面
に略直交する向きの板面を備える一対の側板部33、3
3が、該差し込み部31の両側部と一体をなすように設
けてある。
【0051】一方、前記挟持部Ckは、互いに間隔を開
け、かつ、向き合った面を略平行とするように配される
長板状をなす一対の挟持片41、42を、当該挟持片4
1、42の長さ方向の略中央部において、該一対の挟持
片41、42間に亘り、かつ、当該挟持片41、42の
幅方向に沿った板面を有する板状の連結部Crにより一
体に連結して構成してある。
【0052】また、前記一対の挟持片41、42はそれ
ぞれ、長手方向の一側部における互いに向き合った面部
に、当該挟持片41、42の幅方向に亘る断面略三角形
状をなすリブ状の挟持歯41a、42aを備えている。
この実施の形態にあっては、一方の挟持片41に一状の
挟持歯41aが設けてあると共に、他方の挟持片42に
この一方に挟持片41における挟持歯41aの両側に位
置するように二条の挟持歯42a、42aが設けてあ
る。
【0053】また、前記一対の挟持片41、42におけ
る前記挟持歯41a、42aが設けられている側と反対
の側にあって、両挟持片41、42の向き合った面部に
は、前記連結部Crから、当該反対の側の端部に向け
て、次第に両挟持片21、22間の間隔を狭める向きに
傾斜する傾斜面41b、42bがそれぞれ設けてある。
【0054】一方、前記差し込み部31の先端部には、
該差し込み部31の幅方向に亘って該差し込み部31の
両面側においてそれぞれ突き出す頭部32が形成してあ
る。
【0055】この実施の形態にあっては、前記頭部32
は、前記差し込み部31の両面側においてそれぞれ、該
板面に略直交する向きの基部面32aと、この基部面3
2aの上端縁から該頭部32の頂端32cに向けて傾斜
する斜面32bとを備えた略三角状の断面形状を呈する
ように構成してある。
【0056】また、この頭部32における前記基部面3
2aと斜面32bとが接し合う稜部32d間の寸法y
が、前記挟持部Ckにおける前記連結部Cr側における
前記両挟持片41、42間の間隔zとを略等しく、か
つ、前記傾斜面41b、42bが設けられている側の挟
持片41、42間の最小の間隔z’よりも小さく構成し
てある。
【0057】したがって、この実施の形態にあっては、
前記一対の挟持片41、42における前記挟持歯41
a、42aが設けられていない側の端部側から、該挟持
片41、42間に前記本体部Chにおける差し込み部3
1を、当該差し込み部31の頭部32における前記両稜
部32dを前記傾斜面41b、42bに接しさせながら
前記両挟持片41、42の間隔を広げるように前記連結
部Crを弾性変形させて差し込むことができると共に、
このように差し込まれた前記差し込み部31の頭部32
が前記連結部Cr近傍に達した位置で前記連結部Crを
弾性復帰させて前記傾斜面41b、42bが設けれられ
ている側の一対の挟持片41、42間の間隔を狭めるこ
とにより、前記本体部Chと挟持部Ckとをワンタッチ
で組み付けることができる。
【0058】また、前記一対の挟持片41、42におけ
る挟持歯41a、42a間の間隔xとは、この挟持片4
1、42間に差し入れられるシート体Sの厚さよりも狭
く構成してある。
【0059】したがって、この実施の形態によれば、図
7に示されるように、前記本体部Chの差し込み部31
の頭部32が前記連結部Cr近傍に位置されている状態
において、前記一対の挟持片41、42における前記挟
持歯41a、42aが設けられている側からシート体S
を差し入れて該シート体Sが両挟持片41、42から抜
け出し難いように仮に保持できると共に、この後、前記
本体部Chの差し込み部31の頭部32が前記傾斜面4
1b、42bに沿って該差し込み部31の端部側に移動
されるように該本体部Chを前記挟持片41、42間か
ら引き出す向きに移動させることにより、前記両挟持片
41、42の前記挟持歯41a、42aが設けれられて
いる側の端部間の間隔を互いに狭めるように、両挟持片
41、42を連結する連結部Crを弾性変形させること
ができる。
【0060】そしてこれにより、前記挟持部Ckの一対
の挟持片41、42における前記傾斜面41b、42b
が設けられている側と反対の側の間隔、すなわち、前記
シート体Sの差し込み側の間隔を互いに狭めて、両挟持
片41、42間に差し入れられたシート体Sの一部に特
に前記挟持歯を喰い込ませて、前記一対の挟持片41、
42によるシート体Sの最終的な挟み付けをなすことが
でき、この挟み付けにより、前記本体部Chの取付部3
0に取り付けられたベルトBなどを当該シート体Sに連
結させることができる。
【0061】また、この実施の形態にあっては、前記一
対の挟持片41、42における傾斜面41b、42bと
この傾斜面41b、42bが設けられている側にある前
記挟持片41、42の端部との間に、該挟持片41、4
2の幅方向に亘るように前記本体部Chの頭部32の前
記稜部32dを収める深さの係合溝41c、42cが設
けてある。したがって、この実施の形態にあっては、前
記挟持片41、42の前記挟持歯41a、42aが設け
られている側の間隔を互いに狭めるように前記連結部C
rを弾性変形させる位置、すなわち、当該挟持片41、
42の前記傾斜面41b、42bが設けられている側の
端部側位置に移動された前記頭部32を前記稜部32d
を前記係合溝41c、42cに収め入れ、係合させるこ
とにより位置付けることができ、前記一対の挟持片4
1、42による前記シート体Sの最終的な挟み付け状態
を安定的に維持することができる。
【0062】また、前記一対の挟持片41、42による
前記シート体Sの最終的な挟み付けの解除は、前記係合
溝41c、42cから前記頭部32の稜部32dが抜け
出され、かつ、前記本体部Chの頭部32が再び前記連
結部Cr近傍に位置されるように、該本体部Chを前記
一対の挟持片41、42間に差し入れる向きに押圧し
て、この頭部32の稜部32dと前記傾斜面41b、4
2bとの当接状態を解くことにより、前記シート体Sの
差し入れ側の一対の挟持片41、42間の間隔を狭める
ように変形された前記連結部Crを弾性復帰させて、ワ
ンタッチでなすことができる。
【0063】以上に説明した第一および第二の実施の形
態にかかるクリップC−1・C−2は、例えば、サスペ
ンダーを構成する吊りひもの端部を前記本体部Chの取
付部10・30に取り付け、前記挟持部Ckをもって当
該スラックスのウエストバンドを挟み付けて、このウエ
ストバンドに吊ひもを装着する場合等、各種のシート体
Sにバンドなどを連結させる用途に幅広く用いることが
できる。
【0064】
【発明の効果】この発明にかかるクリップCは、ベルト
B等の取付部10、30を備える本体部Chと、布等の
シート体Sを挟み込む一対の挟持片21、22・41、
42を有する挟持部Ckとを備えるクリップCにおける
前記一対の挟持片21、22・41、42が、この一対
の挟持片21、22・41、42における前記シート体
Sの挟み込み側の端部を近接させるように弾性変形可能
な連結部Crにより連結されており、この一対の挟持片
21、22・41、42の互いに向き合った面に、前記
シート体Sの挟持歯21c、22a・41a、42aが
それぞれ突設してあると共に、前記一方の挟持片21・
41の挟持歯21c・41aと前記他方の挟持片22・
42の挟持歯22a.42aの先端間の間隔xが、挟み
込まれるシート体Sの厚さよりも狭くしてあることか
ら、前記一対の挟持片21、22・41、42における
前記シート体Sの挟み込み側の端部を近接させるように
前記連結部Crを弾性変形させてなす最終的な当該シー
ト体Sの挟み付けに先立ってなされる当該一対の挟持片
21、22・41、42間へのシート体Sの一部の差し
入れにより、前記両挟持片21、22・41、42の挟
持歯21c、22a・41a、42a間で差し入れられ
たシート体Sの一部を弾性的に挟み付けて、当該シート
体Sの差し入れ状態を仮に維持することができる。
【0065】この結果、この発明にかかるクリップCに
よれば、前記連結部Crを弾性変形させてなす最終的な
前記シート体Sの挟み付け操作をなすまでの間、前記一
対の挟持片21、22・41、42間からシート体Sが
抜け出し難いものとされ、かかるシート体Sの挟み付け
操作をスムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップC−1の分解斜視図
【図2】クリップC−1の斜視図
【図3】図2におけるA−A線相当位置での断面図
【図4】クリップC−1の縦断面図
【図5】クリップC−2の分解斜視図
【図6】クリップC−2の斜視図
【図7】図6におけるB−B線相当位置での断面図
【図8】クリップC−2の縦断面図
【符号の説明】
C クリップ Ch 本体部 Ck 挟持部 Cr 連結部 B ベルト S シート体 10 取付部 21 挟持片 21c 挟持歯 22 挟持片 22a 挟持歯 30 取付部 41 挟持片 41a 挟持歯 42a 挟持歯 42 挟持片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト等の取付部を備える本体部と、布
    等のシート体を挟み込む一対の挟持片を有する挟持部と
    を備えるクリップであって、 前記一対の挟持片は、この一対の挟持片における前記シ
    ート体の挟み込み側の端部を近接させるように弾性変形
    可能な連結部により連結されており、 この一対の挟持片の互いに向き合った面には、前記シー
    ト体の挟持歯がそれぞれ突設してあると共に、前記一方
    の挟持片の挟持歯と前記他方の挟持片の挟持歯の先端間
    の間隔が、挟み込まれるシート体の厚さよりも狭くして
    あり、 前記本体部は押圧板面を備えていると共に、この本体部
    に対し前記挟持部が、該挟持部のいずれか一方の挟持片
    における外側面を前記本体部の押圧板面に接するように
    回動可能に組み付けてあり、 前記本体部の押圧板面又は該押圧板面に接する一方の挟
    持片の外側面のいずれか一方には、前記挟持部の回動に
    伴って、前記一対の挟持片の夫々の間隔を互いに狭める
    ように、前記連結部を弾性変形させる突部が設けてある
    ことを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 ベルト等の取付部を備える本体部と、布
    等のシート体を挟み込む一対の挟持片を有する挟持部と
    を備えるクリップであって、 前記一対の挟持片は、この一対の挟持片における前記シ
    ート体の挟み込み側の端部を近接させるように弾性変形
    可能な連結部により連結されており、 この一対の挟持片の互いに向き合った面には、前記シー
    ト体の挟持歯がそれぞれ突設してあると共に、前記一方
    の挟持片の挟持歯と前記他方の挟持片の挟持歯の先端間
    の間隔が、挟み込まれるシート体の厚さよりも狭くして
    あり、 前記本体部は、前記一対の挟持片における前記シート体
    の挟み込み側と反対の側から該挟持片間に差し入れられ
    る差し込み部を備えており、この差し込み部を前記一対
    の挟持片間に差し入れて前記挟持部に組み付けられてい
    ると共に、この差し込み部の先端側に頭部を備えてお
    り、 前記一対の挟持片は、前記シート体の挟み込み側と反対
    の側の端部に向けて、当該挟持片間の間隔を次第に狭め
    る傾斜面を備えており、 前記本体部を前記一対の挟持片間から引き出す向きに移
    動させることに伴なう前記頭部の前記傾斜面に沿った移
    動により、該挟持部を構成する一対の挟持片の前記シー
    ト体の挟み込み側の間隔を互いに狭めるように、前記連
    結部が弾性変形されることを特徴とするクリップ。
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