JP3028293B2 - 温室カーテンワイヤ等の固定クリップ装置 - Google Patents

温室カーテンワイヤ等の固定クリップ装置

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JP3028293B2
JP3028293B2 JP8308727A JP30872796A JP3028293B2 JP 3028293 B2 JP3028293 B2 JP 3028293B2 JP 8308727 A JP8308727 A JP 8308727A JP 30872796 A JP30872796 A JP 30872796A JP 3028293 B2 JP3028293 B2 JP 3028293B2
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  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温室カーテンワイヤ
等の固定クリップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の固定クリップ装置は、例えば、
実公平3ー3171号公報に記載されているように、温
室カーテン等の開閉装置に使用されるものである。そこ
で、先ず、第6図及び第7図に示す一実施例により、従
来から使用されている温室等のカーテン自動開閉装置の
構成を説明すると、1は駆動モータ等によって正逆回転
する駆動軸で、その長手方向に所定間隔に開閉ドラム2
を一体的に設けてある。開閉ドラム2には中央ドラム3
が相対して回転自在に設けてあり、これらドラム2,3
間にはカーテン駆動ワイヤ4a,4bがエンドレスに巻
掛けてある。従って、両ワイヤ4a,4bは駆動軸1、
開閉ドラム2及び中央ドラム3の回転に伴って、矢票で
示すように、夫々相対向して移動することとなる。ここ
で、一方のカーテン駆動ワイヤ4aに上方のカーテン5
aの先端に位置する案内バー6aを連結し、他方のカー
テン駆動ワイヤ4bに下方のカーテン5bの先端に位置
する案内バー6bを連結すれば、理論上、両カーテン5
a,5bは駆動軸1の正又は逆回転によって同時に開又
は閉作動することとなる。
【0003】然るに、一般にカーテン5a,5bは相当
に広い温室の天井を覆うものであるから相当の重量を有
するのみならず、風による吹上げや露による湿気等があ
ると、更に荷重は増大することとなり、このカーテン5
a,5bの荷重は案内バー6a,6bとカーテン駆動ワ
イヤ4a,4bとの連結部に集中して加わることとな
る。第6図及び第7図において、7a,7bは夫々カー
テン駆動ワイヤ4a,4bとカーテン5a,5bの案内
バー6a,6bとの連結部に設けたクリップであるが、
このクリップ7a,7bにカーテン5a,5bの荷重が
集中することとなる。従って、このクリップ7a,7b
がカーテン駆動ワイヤ4a,4bから外れると、カーテ
ン5a,5bの開閉は不可能になるが、この場合、特
に、カーテン駆動ワイヤ4a,4bとクリップ7a,7
bとが滑って一体に移動しない場合には、カーテン5
a,5bの円滑な開閉は不可能である。
【0004】本発明では、カーテンの開閉方向に沿って
複数本のカーテン押えワイヤ13を該カーテンの上面に
所定間隔に張設してある。カーテン押えワイヤ13は各
クリップ7a,7bに一体に設けたリング枠部40を移
動自在に挿通している。他方、実施例のカーテン開閉装
置において、中央ドラム3に相対しては、開閉ドラム2
と対象に回転ドラム8が設けてあり、両ドラム3,8間
に前記同様にカーテン駆動ワイヤ9a,9bがエンドレ
スに巻掛けてある。そして、前記同様にカーテン駆動ワ
イヤ9aに上方のカーテン10aの開閉端案内バー11
aが連結してあると共に、他方のカーテン駆動ワイヤ9
bに下方のカーテン10bの開閉端案内バー11bが連
結してあり、上記カーテン10a,10bも矢票で示す
ように駆動軸1、中央ドラム3、回転ドラム8の正又は
逆回転によって同時に開又は閉動作を行うこととなる。
そして、このカーテン駆動ワイヤ9a,9bとカーテン
先端の案内バー11a,11bとの連結部にクリップ1
2a,12bが夫々設けてある。 従って、このクリッ
プ12a,12bがカーテン駆動ワイヤ9a,9bから
外れたりすると、カーテン10a,10bの開閉は不可
能になるが、この場合も、特に、カーテン駆動ワイヤ9
a,9bとクリップ12a,12bとが一体に移動しな
い場合には、カーテンの円滑な開閉は不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記実公平3ー
3171号公報には、カーテンの張設面に対してほぼ平
行方向の面をなす嵌合密着面に固定脚を有する雄型部
と、固定脚の嵌合する嵌合孔を有する雌型部との2個一
対の部材からなるクリップによりカーテン開閉端を支持
する一方、カーテン駆動ワイヤを挟持して固定するよう
になした温室カーテンワイヤ等の固定クリップ装置にお
いて、前記雄型部の千鳥足状に隣り合う固定脚間の間隔
をワイヤの直径以下の寸法に設定する一方、前記雌型部
にカーテン駆動ワイヤの引張方向に沿って設けた該ワイ
ヤの挿通する溝孔にくい込んで前記固定脚の嵌合する嵌
合孔を設けた構成からなり、カーテン駆動ワイヤ等の強
力な引張力を有するワイヤを、ワイヤの直径以下の狭い
千鳥足状の固定脚の間で屈曲、蛇行させ、且つ溝孔内に
おいて固定脚とこれに相対する狭い側壁でワイヤをその
直径以下に圧迫した状態で挟持し固定するものであるか
ら、カーテン駆動ワイヤの硬度が大きい場合等には、ワ
イヤの直径以下の狭い千鳥足状の固定脚の間で屈曲、蛇
行させ、且つ溝孔内において固定脚とこれに相対する狭
い側壁でワイヤをその直径以下に圧迫した状態で挟持し
固定することが困難で、無理に嵌合したりすると、雄型
と雌型が分割し易くなると共に、プラスチック製からな
るクリップの固定脚、嵌合孔及び溝孔が強度的に耐久性
を維持できない課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、カー
テンの開閉端の案内バーを支持すると共にカーテン押え
ワイヤに挿通してカーテンを開閉方向に移動するカーテ
ン駆動ワイヤと一体的に連動する前記クリップ7a,7
b,12a,12bのように、ワイヤから強大な引張荷
重が加わる温室カーテンワイヤ等の固定クリップ装置と
して、カーテン開閉端を支持すると共にカーテン押えワ
イヤを挿通するリング枠部を具備する一方、固定脚を有
する雄型部と、固定脚の嵌合する嵌合孔を有する雌型部
との2個一対の部材からなるクリップにより、カーテン
駆動ワイヤを挟持して固定するようになした温室カーテ
ンワイヤ等の固定クリップ装置において、前記雌型部に
カーテン駆動ワイヤの引張方向に沿って直線的に該ワイ
ヤを挿通する溝孔を設けると共に、該溝孔の中央部に該
溝孔を間に挟んで雄型部に向かって起立する掛け止め枠
を設け、更に該掛け止め枠の両側に位置する溝孔に前記
固定脚の先細状の先端部がカーテン駆動ワイヤの直線状
態で緩く嵌合しその基部が該ワイヤを屈曲して楔的に強
固に嵌合する嵌合孔を有する前記溝孔より幅の広い曲げ
溝部を設ける一方、前記雄型部の中央部に前記掛け止め
枠が弾性的に強固に嵌着する掛け止め孔を設けると共
に、該掛け止め孔の両側に前記カーテン駆動ワイヤの引
張方向に沿って該ワイヤに直線的に係合する前記先端部
と該ワイヤの張設域に楔的にくい込んで該ワイヤを屈曲
して固定する前記基部を有する前記固定脚を設けたこと
を特徴とする温室カーテンワイヤ等の固定クリップ装置
を提供しようとするものである。
【0007】
【作用】本発明は上記の構成を有するから、雌型部の溝
孔にカーテン駆動ワイヤを引張方向に沿って直線的に挿
通し、相対する雄型部を押圧すると、溝孔の中央部に起
立する掛け止め枠の先端が、雌型部の掛け止め孔に嵌合
する位置に相対すると共に、雄型部の固定脚の先細状の
先端部が雌型部の曲げ溝部に挿通した直線状態のカーテ
ン駆動ワイヤに緩く嵌合し、この状態で更に強く押圧す
ると、前記雌型部と雄型部の中央部において前記掛け止
め枠が弾性的に強固に掛け止め孔に嵌着すると同時に、
該掛け止め枠と掛け止め孔の両側の曲げ溝部内において
カーテン駆動ワイヤに緩く嵌合していた固定脚がその先
端部から嵌合孔に楔的に嵌合して行き、その基部が完全
に嵌合すると、カーテン駆動ワイヤは中央部の直線状に
対して幅広な曲げ溝内で固定脚により楔的に強固に屈曲
された状態に維持され、カーテン駆動ワイヤの強力な引
張力を有するワイヤをその引張方向に沿って強固に固定
することができる。
【0008】
【実施例】以下図示する実施例により、本発明に係る固
定クリップ装置を詳細に説明すると、本発明装置におけ
る上記クリップ7a,7b,12a,12bは、強度と
靱性の大きいプラスチック製で、第1図乃至第5図に示
す如く、カーテン5a、5b,10a,10bの張設面
に対してほぼ垂直方向の面をなす嵌合密着面50に固定
脚を有する雄型部20と嵌合密着面51に嵌合孔を有す
る雌型部30とからなり、雄型部20には4個の先細状
の固定脚22a,22b,22c,22dが突設してあ
る一方、雌型部31には前記固定脚22a〜22dが夫
々基部まで嵌合し得る嵌合孔32a,32b,32c,
32dが相対して設けてある。
【0009】雌型部30には、カーテン駆動ワイヤ4
a,4b,9a,9b等の引張方向に沿って直線的に該
ワイヤを挿通する溝孔33を設けてある。該溝孔33の
深さと幅は、前記カーテン駆動ワイヤの太さにほぼ一致
している。この場合、ワイヤが動かないほどきつ目に嵌
合するより自在に移動する程度にやや緩めに嵌合するほ
うが、クリップをワイヤの適宜な位置に固定する上で都
合がよい。溝孔33の中央部には該溝孔33を間に挟ん
で雄型部20に向かって起立する2個1対の掛け止め枠
31が設けてある。各掛け止め部31の先端部には溝孔
33の反対方向に鈎状をなす鈎部31aが一体に設けて
ある。34は掛け止め部31の鈎部31aを画成するた
めに鈎部31aの鈎基部にまで溝孔33の反対側に掛け
止め部31の側面と面一に設けた鈎画成孔である。な
お、鈎画成孔34は溝孔33と共に掛け止め枠31の起
立長さを増大しその弾性変形を容易にするのに寄与する
ものである。
【0010】雌型部30の掛け止め枠31の両側に位置
する溝孔33には溝幅の広い曲げ溝部35が設けてあ
る。曲げ溝部35には、両側に2個ずつ前記雄型部20
の固定脚22a,22b又は22c,22dの先細状の
先端部がカーテン駆動ワイヤの直線状態で緩く嵌合し、
且つ、その基部が該ワイヤを屈曲して強固に嵌合すると
ころの嵌合孔32a,32b又は32c,32dを設け
てある。ここで、雄型部20の固定脚22a〜22d
は、雌型部30の溝孔33の深さよりやや長い基部を具
備すると共に、その先に基部とほぼ同じ長さで徐々に直
径が縮小する先細状の先端部を具備している。なお、固
定脚の先端は丸くなっており、嵌合状態では嵌合孔32
a〜32d内に納まり、雌型部30の裏側に突出しない
長さに設定してある。また、雌型部31の嵌合孔32
a,32b,32c,32dは、固定すべきカーテン駆
動ワイヤの屈曲状態に合わせて曲げ溝部35内にくい込
んだ状態で穿設してある。36、37は掛け止め部31
の基部に位置する鈎画成孔34にまで嵌合密着面50に
穿設した分割用のマイナスドライバー等を挿入する分割
工具挿入孔である。
【0011】前記雄型部20の中央部には、前記掛け止
め枠31が弾性的に強固に嵌着する掛け止め孔21が設
けてある。掛け止め孔21の裏側部には、図2に破線で
示すように、前記雌型部の掛け止め枠31の先端部の鈎
部31aが弾性的に係合する鈎掛け段部21aが設けて
ある。掛け止め孔21の両側の位置には、前述の如く、
固定脚22a,22b及び22c,22dが設けてあ
り、その相対する先端部は、図2において想像線で符合
4aに示すように、前記カーテン駆動ワイヤ4aの引張
方向に沿って該ワイヤ4aに直線的に係合するように設
けてあると共に、その基部は、図3において想像線で符
合4aに示すように、ワイヤ4aの張設域にくい込んで
該ワイヤ4aを山形に屈曲するように設置してある。従
って、雄型部20と雌型部30とが嵌合密着した状態で
は、図4に示すように、カーテン駆動ワイヤ4a,4
b,12a,12bは、クリップの中央と両端部におい
て溝孔33により直線を維持されると同時に、中央と両
測部の間に位置する曲げ溝孔35内で固定脚22a,2
2b及び22c,22dによって無理なく屈曲されるこ
ととなり、クリップとカーテン駆動ワイヤは、強固に固
定されることとなる。
【0012】また、雄型部20には嵌合密着面51と面
一にその厚み内に前記カーテン5a,5b,10a,1
0bの案内バー6a,6b,11a,11bが嵌合し得
るバー受溝23が一体に設けてある一方、雌型部30に
は雌型部の厚みと嵌合密着面51から雄型部に向かって
前記バー受溝23の厚み分だけ拡張した幅を有するバー
受枠38が一体に設けてある。雄型部20の先端方向の
バー受溝23の溝縁には係止片24が設けてあると共
に、雌型部30の先端方向のバー受枠38の枠縁には係
合片39が設けてあり、図1又は図4に示すように、雄
型部20と雌型部30とが嵌合するときに、係止片24
と係合片39が係合して、バー受溝23とバー受枠38
とで、カーテン開閉端部を支持するカーテン案内バー6
a,6b,11a,11bをカーテン駆動ワイヤ4a,
4b,12a,12bと直交する方向に挟持するように
構成してある。
【0013】この場合、図示の実施例のように、本発明
のクリップは、カーテン案内バーと平行なカーテン5
a、5b,10a,10bの張設面に対して、雄型部2
0と雌型部30の嵌合密着面50、51がほぼ垂直方向
の面をなすから、カーテン案内バーを介してクリップに
加わるカーテンの荷重は、嵌合嵌着面50、51に平行
に受けることとなる。従って、実公平3ー3171号公
報に記載の従来のクリップがカーテンの張設面に対して
ほぼ平行方向の面をなす嵌合密着面に固定脚と嵌合孔を
有する雄型部と雌型部とからなり、カーテンの荷重を嵌
合嵌着面に垂直に受け、固定脚が嵌合孔から抜ける方向
の力を直接受けてクリップを分割する力が強く加わるの
に対して、本発明の上記実施例のクリップでは、嵌合孔
に嵌着する固定脚はその横方向からカーテンの荷重を受
け抜け方向の力を受けないこととなるから、風による吹
上げや露による湿気等による荷重に強力な耐久性を有す
る効果がある。なお、カーテン案内バーを支持するバー
受溝23とバー受枠38との基部付近の密着嵌合面5
0、51には、図示の如く、雄型部20と雌型部30と
が密着嵌合するときに貫通する位置に固定用孔52、5
3が設けてあり、クリップと共に係止片24と係合片3
9が係合状態を強固に維持するように、固定ワイヤ又は
ボルト・ナット等の固定手段を使用することができるよ
うに構成してある。
【0014】更に、前記クリップの雄型部20及び雌型
部30上には一体にリング枠部40を構成する雄型起立
枠41と雌型起立枠42がそれぞれ突設してある。雄型
起立枠41は雄型部20の嵌合密着面51に対して小さ
な段部41aを介して、また、雌型起立枠42は雌型部
30の嵌合密着面50に対して比較的大きな段部42a
を介して設けてあり、クリップの雄型部20及び雌型部
30が嵌合密着したとき段部41aと42aの形成する
隙間がカーテン押えワイヤ13が挿通するリング枠部4
0を形成するように構成してある。雄型起立枠41と雌
型起立枠42の上端部には、嵌合時に重り合って閉成す
る雄型リング閉成枠43と雌型リング閉成枠44がそれ
ぞれ一体に設けてある。雄型リング閉成枠43は雄型起
立枠41の先端から雌型リング閉成枠44方向に向かっ
て突出しており、その内側に雄型リング閉成枠43と係
合隙間43bを介して対面する掛け鈎部43aを具備し
ている。また、雌型リング閉成枠44は雌型起立枠42
の先端から雄型リング閉成枠43方向に向かって突出し
ており、その先端に前記係合隙間43bに嵌合して掛け
鈎部43aに係合する掛け鈎係合部44aを具備してい
る。掛け鈎部43aが係合隙間43bを介して対面する
雄型リング閉成枠43には、掛け鈎部43a成形用の透
孔45が穿設してある。雄型リング閉成枠43と雌型リ
ング閉成枠44との基部付近の雄型起立枠41と雌型起
立枠42には、図示の如く、雄型部20と雌型部30と
が密着嵌合するときにリング枠部40の隙間を介して貫
通する位置に固定用孔46、47が設けてあり、掛け鈎
部43aと掛け鈎係合部44aとが係合状態を強固に維
持するように、固定ワイヤ又はボルト・ナット等の固定
手段を使用することができるように構成してある。ま
た、雄型起立枠41と雌型起立枠42との基部には嵌合
時に連通する透孔48、49が設けてある。透孔48、
49は、任意の物体の連結する連結補助孔、取手用孔、
補強用孔、起立枠部の弾力性を増大する孔としての用途
の他に、成形合成樹脂材料の節減、重量の軽減等のため
に設けたものである。その他、54はクリップの雄型部
20と雌型部30を屈曲自在に連結するクリップ連結片
である。
【0015】上記の構成を有する本発明の固定クリップ
装置の実施例において、図3に示すように、雌型部30
の溝孔33にカーテン駆動ワイヤ4a、4b,9a,9
bを引張方向に沿って直線的に挿通し、バー受枠38に
カーテン案内バー6a、6b,11a,11bを挿通
し、雌型起立枠41にカーテン押えワイヤ13を挿通
し、相対する雄型部20を雌型部30に押圧すると、先
ず嵌合密着面50、51において、溝孔33の中央部に
起立する掛け止め枠31の先端が、雌型部30の掛け止
め孔21に嵌合する位置に相対すると共に、雄型部20
の固定脚22a〜22dの先細状の先端部が雌型部30
の曲げ溝部35に挿通した直線状態のカーテン駆動ワイ
ヤ4a、4b,9a,9bに緩く嵌合し、この状態で更
に強く押圧すると、前記雌型部30と雄型部20の中央
部において前記掛け止め枠31が弾性的に強固に掛け止
め孔21に嵌着すると同時に、該掛け止め枠31と掛け
止め孔21の両側の曲げ溝部35内において、カーテン
駆動ワイヤ4a、4b,9a,9bに緩く嵌合していた
固定脚22a〜22dがその先端部から嵌合孔32a〜
32dに楔的に強固に嵌合して行き、その基部が完全に
嵌合すると、図4に示すように、カーテン駆動ワイヤ4
a、4b,9a,9bは中央部の孔溝33の直線状に対
して幅広な曲げ溝35内で固定脚22a〜22dにより
強固に屈曲された状態に維持され、カーテン駆動ワイヤ
の強力な引張力を有するワイヤをその引張方向に沿って
強固に固定することができる。次いで、同時に、雌型部
30のバー受枠38に雄型部のバー受溝23が係合し、
カーテン案内バー6a、6b,11a,11bにクリッ
プを固定すると共に、リング枠部40を構成する雌型起
立枠片42の雌型リング閉成枠44に、雄型起立枠片4
1の雌型リング閉成枠43が係合し、カーテン押さえワ
イヤ13をリング枠部40に挿通することができる。
【0016】上記のリング枠部40を具備する構成から
なる本発明装置の使用態様を図6及び図7の実施例によ
り説明すると、駆動軸1が時計方向へ回転するとこれに
伴ってカーテン駆動ワイヤ4a,4b及び9a,9bが
夫々矢標で示す方向に相対向して移動し、カーテン駆動
ワイヤ4a,9aに連結された上方のカーテン5a,1
0aは案内バー6a,11aと共に上方に開き、カーテ
ン駆動ワイヤ4b,9bに連結されたカーテン5b,1
0bは案内バー6b,11bと共に夫々下方に開くこと
になる。このとき同時に各案内バー6a,6b,11
a,11bとクリップ7a,7b,12a,12bのリ
ング枠部40もカーテン押えワイヤ13に沿って移動す
るから、各カーテン5a,5b,5c,5dは、図7に
示す如く、夫々カーテン押えワイヤ13とリング枠部4
0及びクリップ7a,7b,12a,12bによって重
なり合って押えられることとなる。従って、このカーテ
ン押えワイヤ13をカーテンの張設巾に沿って任意の個
所に設け、これにリング枠部40を有するクリップと連
結することによって、各カーテンをカーテン開閉端から
はみ出したり、たるみや垂れ下がりが生じないように押
えることが可能となる。
【0017】
【効果】以上の通り、本発明に係る温室カーテンワイヤ
等の固定クリップ装置によれば、カーテン開閉端を支持
すると共にカーテン押えワイヤを挿通するリング枠部を
具備する一方、固定脚を有する雄型部と、固定脚の嵌合
する嵌合孔を有する雌型部との2個一対の部材からなる
クリップにより、カーテン駆動ワイヤを挟持して固定す
るようになした温室カーテンワイヤ等の固定クリップ装
置において、前記雌型部にカーテン駆動ワイヤの引張方
向に沿って直線的に該ワイヤを挿通する溝孔を設けると
共に、該溝孔の中央部に該溝孔を間に挟んで雄型部に向
かって起立する掛け止め枠を設け、更に該掛け止め枠の
両側に位置する前記溝孔に前記固定脚の先端部がカーテ
ン駆動ワイヤの直線状態で緩く嵌合しその基部が該ワイ
ヤを屈曲して楔的に強固に嵌合する嵌合孔を有する曲げ
溝部を設ける一方、前記雄型部の中央部に前記掛け止め
枠が弾性的に強固に嵌着する掛け止め孔を設けると共
に、該掛け止め孔の両側に前記カーテン駆動ワイヤの引
張方向に沿って該ワイヤに直線的に係合する先細状の先
端部と該ワイヤの張設域に楔的にくい込んで該ワイヤを
屈曲して固定する基部を有する前記固定脚を設けた構成
を有することにより、雌型部の溝孔にカーテン駆動ワイ
ヤを引張方向に沿って直線的に挿通し、相対する雄型部
を押圧すると、溝孔の中央部に起立する掛け止め枠の先
端が、雌型部の掛け止め孔に嵌合する位置に相対すると
共に、雄型部の固定脚の先細状の先端部が雌型部の曲げ
溝部に挿通した直線状態のカーテン駆動ワイヤに緩く嵌
合し、この状態から更に強く押圧すると、前記雌型部と
雄型部の中央部において前記掛け止め枠が弾性的に強固
に掛け止め孔に嵌着すると同時に、掛け止め枠の起立す
る中央部の溝孔でカーテン駆動ワイヤを直線的に維持す
る一方、該掛け止め枠と掛け止め孔の両側の曲げ溝部内
においてカーテン駆動ワイヤに緩く嵌合していた固定脚
がその先端部から嵌合孔に楔的に嵌合して行き、その基
部が完全に嵌合すると、カーテン駆動ワイヤは中央部の
直線状に対して幅広な曲げ溝内で固定脚により楔的に強
固に屈曲された状態に維持され、カーテン駆動ワイヤの
強力な引張力を有するワイヤをその引張方向に沿って楔
的に強固に固定することができるから、温室の天井を覆
う相当の重量を有するカーテンが、風による吹上げや露
による湿気等により、カーテン駆動ワイヤに強大な引張
力を加えるのに対して、大きな挟持力と摩擦抵抗をもっ
て強固にカーテン駆動ワイヤとクリップを連結する効果
があり、温室カーテン開閉端とカーテン駆動ワイヤを連
結すると共に、カーテン押えワイヤと供働するリング枠
部でカーテンを寄せ集めて開放する固定クリップ装置と
して、その益するところ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置に係るクリップの一実施例の正面
【図2】 その分解正面図
【図3】 その使用状態を示す正面図
【図4】 その他の使用状態の縦断正面図
【図5】 その他の使用状態を示す平面図
【図6】 本発明装置の一実施例の一使用状態を示す概
略斜面図
【図7】 その要部の他の作動状態を示す概略正面図
【符号の説明】
1・・・駆動軸 4a,4b・・・カーテン駆動ワイヤ 5a,5b・・・カーテン 6a,6b・・・カーテン案内バー 7a,7b・・・クリップ 9a,9b・・・カーテン駆動ワイヤ 10a,10b・・・カーテン 11a,11b・・・カーテン案内バー 12a,12b・・・クリップ 13・・・カーテン押えワイヤ 20・・・クリップの雄型部 21・・・掛け止め孔 21a・・・鈎掛け部 22a〜22d・・・固定脚 23・・・バー受溝 24・・・係止片 30・・・クリップの雌型部 31・・・掛け止め枠 31a・・・鈎部 32a〜32d・・・嵌合孔 33・・・溝孔 34・・・鈎画成孔 35・・・曲げ溝部 36、37・・・分割工具挿入孔 38・・・バー受枠 39・・・係合片 40・・・リング枠部 41・・・雄型起立枠 41a・・・段部 42・・・雌型起立枠 42a・・・段部 43・・・雄型リング閉成枠 43a・・・掛け鈎部 43b・・・係合隙間 44・・・雌型リング閉成枠 44a・・・掛け鈎係合部 45・・・透孔 46、47・・・固定用孔 48、49・・・透孔 50、51・・・嵌合密着面 52、53・・・固定用孔 54・・・クリップ連結片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテン開閉端を支持する
    と共にカーテン押えワイヤを挿通するリング枠部を具備
    する一方、固定脚を有する雄型部と、固定脚の嵌合する
    嵌合孔を有する雌型部との2個一対の部材からなるクリ
    ップにより、カーテン駆動ワイヤを挟持して固定するよ
    うになした温室カーテンワイヤ等の固定クリップ装置に
    おいて、前記雌型部にカーテン駆動ワイヤの引張方向に
    沿って直線的に該ワイヤを挿通する溝孔を設けると共
    に、該溝孔の中央部に該溝孔を間に挟んで雄型部に向か
    って起立する掛け止め枠を設け、更に該掛け止め枠の両
    側に位置する溝孔に前記固定脚の先端部がカーテン駆動
    ワイヤの直線状態で緩く嵌合し前記固定脚の基部が該ワ
    イヤを屈曲して楔的に強固に嵌合する嵌合孔を有する曲
    げ溝部を設ける一方、前記雄型部の中央部に前記掛け止
    め枠が弾性的に強固に嵌着する掛け止め孔を設けると共
    に、該掛け止め孔の両側に前記カーテン駆動ワイヤの引
    張方向に沿って該ワイヤに直線的に係合する先細状の前
    記先端部と該ワイヤの張設域に楔的にくい込んで該ワイ
    ヤを屈曲して固定する基部を有する前記固定脚を設けた
    ことを特徴とする温室カーテンワイヤ等の固定クリップ
    装置。
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