JPH09177651A - 貫流水車 - Google Patents
貫流水車Info
- Publication number
- JPH09177651A JPH09177651A JP7354726A JP35472695A JPH09177651A JP H09177651 A JPH09177651 A JP H09177651A JP 7354726 A JP7354726 A JP 7354726A JP 35472695 A JP35472695 A JP 35472695A JP H09177651 A JPH09177651 A JP H09177651A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- runner
- casing
- runner blade
- turbine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ランナ羽根の溶接応力を低減すると共にラン
ナ外部への漏水を防止して流水を有効に利用することの
できる貫流水車を提供する。 【解決手段】 ランナ羽根１ａ先端部を側板１ｄの外周
縁から張り出させ、側板の外周縁とケーシング４内壁と
の隙間を１０ｍｍないし５０ｍｍとし、側板間の寸法を
ケーシングの流路幅よりも１０ｍｍないし６０ｍｍ大き
くした構造とする。
ナ外部への漏水を防止して流水を有効に利用することの
できる貫流水車を提供する。 【解決手段】 ランナ羽根１ａ先端部を側板１ｄの外周
縁から張り出させ、側板の外周縁とケーシング４内壁と
の隙間を１０ｍｍないし５０ｍｍとし、側板間の寸法を
ケーシングの流路幅よりも１０ｍｍないし６０ｍｍ大き
くした構造とする。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、水力発電等に用い
られる貫流水車に関する。
られる貫流水車に関する。
【従来の技術】貫流水車の構造を図３に示す。ランナ１
は、水車軸２をシールして軸支する軸受３を介してケー
シング４内に回転可能に支持される。ケーシング４に
は、ランナ１の上流側に入口管５が接続される。入口管
５の出口側でランナ１の近傍に、ランナ１に入る流入量
を調整する翼型のガイドベーン６が開閉可能に設けられ
ている。一方、ランナ１の下流側にはケーシング４と接
続された放水管７が設けである。このような構造によ
り、入口管５から流入した水はガイドベーン６で調整さ
れてランナ１内に入り、ランナ１の下部外周に流下し、
放水管７で外部に排水される。図４は水車軸２に沿う断
面図であり、ランナ１とケーシング４の位置関係を示
す。入口管５から流入した水がガイドベーン６を経てラ
ンナ１に入る部分において、ランナ１の側板１ｂの外周
面とケーシング４との隙間を小さくして、ランナ１外へ
の漏水９をできるだけ少なくしている。ランナ１は、図
４、図５に示すように、水車軸２に固着された一対の側
板１ｂの相対向する面間に外周等間隔にランナ羽根１ａ
を取り付けた構造となっている。
は、水車軸２をシールして軸支する軸受３を介してケー
シング４内に回転可能に支持される。ケーシング４に
は、ランナ１の上流側に入口管５が接続される。入口管
５の出口側でランナ１の近傍に、ランナ１に入る流入量
を調整する翼型のガイドベーン６が開閉可能に設けられ
ている。一方、ランナ１の下流側にはケーシング４と接
続された放水管７が設けである。このような構造によ
り、入口管５から流入した水はガイドベーン６で調整さ
れてランナ１内に入り、ランナ１の下部外周に流下し、
放水管７で外部に排水される。図４は水車軸２に沿う断
面図であり、ランナ１とケーシング４の位置関係を示
す。入口管５から流入した水がガイドベーン６を経てラ
ンナ１に入る部分において、ランナ１の側板１ｂの外周
面とケーシング４との隙間を小さくして、ランナ１外へ
の漏水９をできるだけ少なくしている。ランナ１は、図
４、図５に示すように、水車軸２に固着された一対の側
板１ｂの相対向する面間に外周等間隔にランナ羽根１ａ
を取り付けた構造となっている。
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の貫流水
車においては、厚い側板１ｂと薄いランナ羽根１ａを付
根部Ｐで溶接している。ランナ羽根１ａは、側板内径か
ら外径へいくに従って薄くなっているので、この薄い部
分に大きい溶接応力と水流による外部応力がかかる。溶
接応力を低減するために、ランナ羽根１ａの先端部を側
板１ｂの外周縁から張り出させ、ランナ羽根１ａの比較
的厚い部分だけで側板１ｂと溶接した構造が考えられ
る。しかしこのようにすると、側板の外周縁とケーシン
グ内壁との隙間が大きくなるので、ランナ１外への漏水
が多くなるという問題がある。そこで本発明は、ランナ
羽根の応力とランナ外への漏水が共に低減された貫流水
車を提供することを目的とする。
車においては、厚い側板１ｂと薄いランナ羽根１ａを付
根部Ｐで溶接している。ランナ羽根１ａは、側板内径か
ら外径へいくに従って薄くなっているので、この薄い部
分に大きい溶接応力と水流による外部応力がかかる。溶
接応力を低減するために、ランナ羽根１ａの先端部を側
板１ｂの外周縁から張り出させ、ランナ羽根１ａの比較
的厚い部分だけで側板１ｂと溶接した構造が考えられ
る。しかしこのようにすると、側板の外周縁とケーシン
グ内壁との隙間が大きくなるので、ランナ１外への漏水
が多くなるという問題がある。そこで本発明は、ランナ
羽根の応力とランナ外への漏水が共に低減された貫流水
車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の貫流水車は、ランナ羽根先端部を側板の外周
縁から張り出させ、側板の外周縁とケーシング内壁との
隙間を１０ｍｍないし５０ｍｍとし、側板間の寸法をケ
ーシングの流路幅よりも１０ｍｍないし６０ｍｍ大きく
した構造とする。このような構造によれば、ランナ羽根
の溶接応力が低減されると共に、ケーシングからの流水
のうちケーシング内壁と側板外周との隙間を通って流れ
る漏水が少くなる。
に本発明の貫流水車は、ランナ羽根先端部を側板の外周
縁から張り出させ、側板の外周縁とケーシング内壁との
隙間を１０ｍｍないし５０ｍｍとし、側板間の寸法をケ
ーシングの流路幅よりも１０ｍｍないし６０ｍｍ大きく
した構造とする。このような構造によれば、ランナ羽根
の溶接応力が低減されると共に、ケーシングからの流水
のうちケーシング内壁と側板外周との隙間を通って流れ
る漏水が少くなる。
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を図１と図２
を用いて説明する。図１に示すように、側板１ｂの外周
縁とケーシング４内壁との隙間Ａの寸法を１０ｍｍない
し５０ｍｍとしたとき、ケーシング４の流路幅寸法Ｑに
たいして側板１ｄの間隔寸法Ｒを１０ｍｍないし６０ｍ
ｍ大きくする。また、ランナ羽根１ａの側板１ｄへの取
付部は、側板１ｄの外径を小さくし、ランナ羽根１ａと
側板１ｄの溶接は、図２に示すように、ランナ羽根１ａ
の厚さが厚い部分だけで行い、ランナ羽根１ａ先端部の
厚さが薄い部分は側板１ｄの外周縁から張り出させてお
く。このように構成した貫流水車においては、ケーシン
グ４から流入する水は殆どすべてランナ１に流れ込む。
また、ランナ羽根１ａの薄い部分は拘束されていないの
で、過大な応力の発生や疲労破壊を防ぐことができる。
を用いて説明する。図１に示すように、側板１ｂの外周
縁とケーシング４内壁との隙間Ａの寸法を１０ｍｍない
し５０ｍｍとしたとき、ケーシング４の流路幅寸法Ｑに
たいして側板１ｄの間隔寸法Ｒを１０ｍｍないし６０ｍ
ｍ大きくする。また、ランナ羽根１ａの側板１ｄへの取
付部は、側板１ｄの外径を小さくし、ランナ羽根１ａと
側板１ｄの溶接は、図２に示すように、ランナ羽根１ａ
の厚さが厚い部分だけで行い、ランナ羽根１ａ先端部の
厚さが薄い部分は側板１ｄの外周縁から張り出させてお
く。このように構成した貫流水車においては、ケーシン
グ４から流入する水は殆どすべてランナ１に流れ込む。
また、ランナ羽根１ａの薄い部分は拘束されていないの
で、過大な応力の発生や疲労破壊を防ぐことができる。
【発明の効果】本発明の貫流水車においては、ランナ羽
根の溶接疹力を低減すると共にランナ外部への漏水を防
止して流水を有効に利用することができる。
根の溶接疹力を低減すると共にランナ外部への漏水を防
止して流水を有効に利用することができる。
【図１】本発明の実施例の貫流水車の水車軸に沿う断面
図
図
【図２】上記実施例におけるランナ羽根と側板の結合関
係を示す図
係を示す図
【図３】従来の貫流水車の破断斜視図
【図４】従来の貫流水車の水車軸に沿う断面図
【図５】従来のランナの斜視図
１…ランナ、 １ａ…ランナ羽根、 １ｄ…側板、 ２
…水車軸、 ３…軸受、４…ケーシング、 ５…入口
管、 ６…ガイドベーン、 ７…放水管、９…漏水、
Ａ…隙間、 Ｐ…付根、 Ｑ…流路幅寸法、 Ｒ…側板
間寸法。…
…水車軸、 ３…軸受、４…ケーシング、 ５…入口
管、 ６…ガイドベーン、 ７…放水管、９…漏水、
Ａ…隙間、 Ｐ…付根、 Ｑ…流路幅寸法、 Ｒ…側板
間寸法。…
Claims (1)
- 【請求項１】 水車軸に結合された一対の円盤状の側板
の外周寄りに複数のランナ羽根を結合してなるランナが
ケーシング内に回転自在に支持された貫流水車におい
て、ランナ羽根先端部を側板の外周縁から張り出させ、
側板の外周縁とケーシング内壁との隙間を１０ｍｍない
し５０ｍｍとし、側板間の寸法をケーシングの流路幅よ
りも１０ｍｍないし６０ｍｍ大きくしたことを特徴とす
る貫流水車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7354726A JPH09177651A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 貫流水車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7354726A JPH09177651A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 貫流水車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09177651A true JPH09177651A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18439497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7354726A Pending JPH09177651A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 貫流水車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09177651A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005038467A1 (de) * | 2005-08-13 | 2007-02-15 | Wasserkraft Volk Ag | Durchströmturbine mit Tangential-Laufrad und mit ihren Enden jeweils an einem Laufradboden befestigten Schaufeln |
| JP2012007524A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Masa Tagome | 浮遊物回収用ポンプ装置および回収船 |
| JP2015092080A (ja) * | 2014-11-28 | 2015-05-14 | 雅 田篭 | 浮遊物回収用ポンプ装置および回収船 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7354726A patent/JPH09177651A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005038467A1 (de) * | 2005-08-13 | 2007-02-15 | Wasserkraft Volk Ag | Durchströmturbine mit Tangential-Laufrad und mit ihren Enden jeweils an einem Laufradboden befestigten Schaufeln |
| JP2012007524A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Masa Tagome | 浮遊物回収用ポンプ装置および回収船 |
| JP2015092080A (ja) * | 2014-11-28 | 2015-05-14 | 雅 田篭 | 浮遊物回収用ポンプ装置および回収船 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050623 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060110 |