JP2555682Y2 - クロスフロー水車 - Google Patents
クロスフロー水車Info
- Publication number
- JP2555682Y2 JP2555682Y2 JP1990028163U JP2816390U JP2555682Y2 JP 2555682 Y2 JP2555682 Y2 JP 2555682Y2 JP 1990028163 U JP1990028163 U JP 1990028163U JP 2816390 U JP2816390 U JP 2816390U JP 2555682 Y2 JP2555682 Y2 JP 2555682Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- guide vane
- water
- turbine
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Hydraulic Turbines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、クロスフロー水車に関する。
B.考案の概要 本考案のクロスフロー水車は、水車ランナの回転方向
後側に位置するガイドベーンの端辺部位に、水車ランナ
の径方向外側に突出する突部を形成し、ガイドベーンが
全閉となった際に突部が接触するパッキンを水車室ケー
シングに設け、ガイドベーンを全閉とした時に突部をパ
ッキンに密着させ、全閉時の水漏れを完全に防止するよ
うにしたものである。
後側に位置するガイドベーンの端辺部位に、水車ランナ
の径方向外側に突出する突部を形成し、ガイドベーンが
全閉となった際に突部が接触するパッキンを水車室ケー
シングに設け、ガイドベーンを全閉とした時に突部をパ
ッキンに密着させ、全閉時の水漏れを完全に防止するよ
うにしたものである。
C.従来の技術 水力エネルギー回収の一環として貫流水車を利用した
発電システムが知られている。
発電システムが知られている。
第３図には従来のクロスフロー水車の断面を示してあ
る。
る。
水の位置エネルギーにより回転されるランナ１には複
数のランナブレード1aが円筒状に取付けられ、ランナ１
はケーシング２に回転自在に支持された回転軸３に取付
けられている。ケーシング２とランナ１の上部外周面の
間には、水漏れや水流の飛散を防止するために上部ノズ
ル2aがケーシング２から延設されている。ランナ１の上
流側においてケーシング２には入口管４が接続され、ラ
ンナ１の下流側においてケーシング２には放水管５が接
続されている。
数のランナブレード1aが円筒状に取付けられ、ランナ１
はケーシング２に回転自在に支持された回転軸３に取付
けられている。ケーシング２とランナ１の上部外周面の
間には、水漏れや水流の飛散を防止するために上部ノズ
ル2aがケーシング２から延設されている。ランナ１の上
流側においてケーシング２には入口管４が接続され、ラ
ンナ１の下流側においてケーシング２には放水管５が接
続されている。
ケーシング２にはランナ１と同芯状の円環６が回動自
在に設けられ、ランナ１の入口側の部位の円環６にはス
ルースガイドベーン７が固定され、スルースガイドベー
ン７はケーシング２の水密パッキン2bに摺接して案内さ
れている。ケーシング２には送り装置８が取付けられ、
送り装置８によって円環６が回動されるようになってい
る。
在に設けられ、ランナ１の入口側の部位の円環６にはス
ルースガイドベーン７が固定され、スルースガイドベー
ン７はケーシング２の水密パッキン2bに摺接して案内さ
れている。ケーシング２には送り装置８が取付けられ、
送り装置８によって円環６が回動されるようになってい
る。
送り装置８によって円環６を回動させることにより、
スルースガイドベーン７がランナ１の外周部を旋回して
ランナ１の入口管４側の流路を開閉する。スルースガイ
ドベーン７の旋回によりランナ１に入る水の流量を調整
することができる。
スルースガイドベーン７がランナ１の外周部を旋回して
ランナ１の入口管４側の流路を開閉する。スルースガイ
ドベーン７の旋回によりランナ１に入る水の流量を調整
することができる。
D.考案が解決しようとする課題 上述したクロスフロー水車は、スルースガイドベーン
７が全閉位置では、スルースガイドベーンの先端が上部
ノズル2aの先端内側に密着すると共にスルースガイドベ
ーン７の後端が水密パッキン2bに摺接して水漏れを防止
している。スルースガイドベーン７を閉方向に回動させ
ることで先端と上部ノズル2aとの密着が完全になって水
漏れを極力抑えることが可能になる。ところが、スルー
スガイドベーン７の後端は水密パッキン2bに摺接してい
るだけなので、摩耗等により水漏れを完全に防止するこ
とが不可能であった。
７が全閉位置では、スルースガイドベーンの先端が上部
ノズル2aの先端内側に密着すると共にスルースガイドベ
ーン７の後端が水密パッキン2bに摺接して水漏れを防止
している。スルースガイドベーン７を閉方向に回動させ
ることで先端と上部ノズル2aとの密着が完全になって水
漏れを極力抑えることが可能になる。ところが、スルー
スガイドベーン７の後端は水密パッキン2bに摺接してい
るだけなので、摩耗等により水漏れを完全に防止するこ
とが不可能であった。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、ガイドベ
ーンを全閉にした際に水漏れを完全に防止することがで
きるクロスフロー水車を提供することを目的とする。
ーンを全閉にした際に水漏れを完全に防止することがで
きるクロスフロー水車を提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本考案の構成は、水車ラン
ナを水車室ケーシングに回転自在に支持し、該水車ラン
ナへの水の流路を開閉規制して流入水量を調節するガイ
ドベーンを、該水車ランナの外周部に該水車ランナと同
心円上で移動自在に支持したクロスフロー水車におい
て、前記水車ランナの回転方向後側に位置する前記ガイ
ドベーンの端辺部位に該水車ランナの径方向外側に突出
する突部を形成し、前記ガイドベーンが全閉状態になっ
た際に前記突部が当接するパッキンを前記水車室ケーシ
ングに取付けたことを特徴とする。
ナを水車室ケーシングに回転自在に支持し、該水車ラン
ナへの水の流路を開閉規制して流入水量を調節するガイ
ドベーンを、該水車ランナの外周部に該水車ランナと同
心円上で移動自在に支持したクロスフロー水車におい
て、前記水車ランナの回転方向後側に位置する前記ガイ
ドベーンの端辺部位に該水車ランナの径方向外側に突出
する突部を形成し、前記ガイドベーンが全閉状態になっ
た際に前記突部が当接するパッキンを前記水車室ケーシ
ングに取付けたことを特徴とする。
F.作用 ガイドベーンが全閉状態になった際には、突部がパッ
キンに密着して水車ランナの回転方向後側での密閉が完
全に行える。
キンに密着して水車ランナの回転方向後側での密閉が完
全に行える。
G.実施例 第１図には本考案の一実施例に係るクロスフロー水車
の断面、第２図にはその要部を示してある。尚、第３図
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略する。
の断面、第２図にはその要部を示してある。尚、第３図
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略する。
水車ランナとしてのランナ１の入口側の部位の円環６
にはランナ１の外周部に位置するガイドベーンとしのス
ルースガイドベーン11が固定され、スルースガイドベー
ン11はケーシング２の水密パッキン2bに摺接して案内さ
れている。ランナ１の回転方向後側に位置するスルース
ガイドベーン11の端辺部位としての後端11aには、ラン
ナ１の周方向外側に突出する突部としての突起12が形成
されている。スルースガイドベーン11が全閉状態になっ
た際（第１図中時計回り方向に回動）に突起12が当接す
る部位におけるケーシング２には、パッキン13が取付け
られている。
にはランナ１の外周部に位置するガイドベーンとしのス
ルースガイドベーン11が固定され、スルースガイドベー
ン11はケーシング２の水密パッキン2bに摺接して案内さ
れている。ランナ１の回転方向後側に位置するスルース
ガイドベーン11の端辺部位としての後端11aには、ラン
ナ１の周方向外側に突出する突部としての突起12が形成
されている。スルースガイドベーン11が全閉状態になっ
た際（第１図中時計回り方向に回動）に突起12が当接す
る部位におけるケーシング２には、パッキン13が取付け
られている。
上述したクロスフロー水車の運転を行うと、入口管４
から流入した水は、ランナ１を回転させて吐出流となっ
て放水管５から排出される。送り装置８による円環６の
回動によりスルースガイドベーン11の開度が変化し、流
量に合わせて効率良くクロスフロー水車の運転を行う。
から流入した水は、ランナ１を回転させて吐出流となっ
て放水管５から排出される。送り装置８による円環６の
回動によりスルースガイドベーン11の開度が変化し、流
量に合わせて効率良くクロスフロー水車の運転を行う。
スルースガイドベーン11を全閉状態にしてクロスフロ
ー水車の運転を停止する場合、送り装置８による円環６
の回動によりスルースガイドベーン11を第１図中時計回
り方向に回動させる。これにより、スルースガイドベー
ン11は先端がノズル2aに密着すると共に後側11aでは突
起12がパッキン13に密着し、ランナ１側へ水が漏れるこ
とがなくなる。更にスルースガイドベーン11を閉側に回
動させることにより、先端のノズル2aへの密着力及び突
起12のパッキン13への密着力が増して、水漏れを完全に
抑えることができる。
ー水車の運転を停止する場合、送り装置８による円環６
の回動によりスルースガイドベーン11を第１図中時計回
り方向に回動させる。これにより、スルースガイドベー
ン11は先端がノズル2aに密着すると共に後側11aでは突
起12がパッキン13に密着し、ランナ１側へ水が漏れるこ
とがなくなる。更にスルースガイドベーン11を閉側に回
動させることにより、先端のノズル2aへの密着力及び突
起12のパッキン13への密着力が増して、水漏れを完全に
抑えることができる。
上述したクロスフロー水車は、スルースガイドベーン
11を全閉状態にした際、突起12がパッキン13に密着して
後端11a側でも水漏れを防止することができる。また、
全閉状態からスルースガイドベーン11を更に閉側に回動
させることにより、突起12のパッキン13への密着力が増
してパッキン13等が摩耗した場合でも水漏れを防ぐこと
ができる。
11を全閉状態にした際、突起12がパッキン13に密着して
後端11a側でも水漏れを防止することができる。また、
全閉状態からスルースガイドベーン11を更に閉側に回動
させることにより、突起12のパッキン13への密着力が増
してパッキン13等が摩耗した場合でも水漏れを防ぐこと
ができる。
H.考案の効果 本考案のクロスフロー水車は、水車ランナの回転方向
後側に位置するガイドベーンの端辺部位に、ランナの周
方向外側に突出する突部を形成し、ガイドベーンが全閉
となった際に突部が接触するパッキンを水車室ケーシン
グに設けたので、ガイドベーンを全閉とした時に突部が
パッキンに密着して全閉時の水漏れを完全に防止するこ
とができる。また、ガイドベーンを更に閉側に回動させ
ることにより、突部のパッキンへの密着力が増してパッ
キン等に摩耗が生じても水漏れを確実に抑えることがで
きる。
後側に位置するガイドベーンの端辺部位に、ランナの周
方向外側に突出する突部を形成し、ガイドベーンが全閉
となった際に突部が接触するパッキンを水車室ケーシン
グに設けたので、ガイドベーンを全閉とした時に突部が
パッキンに密着して全閉時の水漏れを完全に防止するこ
とができる。また、ガイドベーンを更に閉側に回動させ
ることにより、突部のパッキンへの密着力が増してパッ
キン等に摩耗が生じても水漏れを確実に抑えることがで
きる。
第１図は本考案の一実施例に係るクロスフロー水車の断
面図、第２図はその要部拡大図、第３図は従来のクロス
フロー水車の断面図である。 図面中、 １はランナ、２はケーシング、３は回転軸、11はスルー
スガイドベーン、12は突起、13はパッキンである。
面図、第２図はその要部拡大図、第３図は従来のクロス
フロー水車の断面図である。 図面中、 １はランナ、２はケーシング、３は回転軸、11はスルー
スガイドベーン、12は突起、13はパッキンである。
Claims (1)
- 【請求項１】水車ランナを水車室ケーシングに回転自在
に支持し、該水車ランナへの水の流路を開閉規制して流
入水量を調節するガイドベーンを、該水車ランナの外周
部に該水車ランナと同心円上で移動自在に支持したクロ
スフロー水車において、前記水車ランナの回転方向後側
に位置する前記ガイドベーンの端辺部位に該水車ランナ
の径方向外側に突出する突部を形成し、前記ガイドベー
ンが前閉状態になった際に前記突部が当接するパッキン
を前記水車室ケーシングに取付けたことを特徴とするク
ロスフロー水車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990028163U JP2555682Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | クロスフロー水車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990028163U JP2555682Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | クロスフロー水車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03119575U JPH03119575U (ja) | 1991-12-10 |
| JP2555682Y2 true JP2555682Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=31530980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990028163U Expired - Lifetime JP2555682Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | クロスフロー水車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2555682Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS634166A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-09 | 大塚オ−ミ陶業株式会社 | 壁施工法 |
| JPS6397875A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-28 | Toshiba Eng Co Ltd | クロスフロ−水車 |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP1990028163U patent/JP2555682Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03119575U (ja) | 1991-12-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4120602A (en) | Method and apparatus for controlling a water turbine | |
| JP2555682Y2 (ja) | クロスフロー水車 | |
| JP6074558B2 (ja) | タービンにおける改良 | |
| CN208546322U (zh) | 一种不锈钢离心泵 | |
| JP2002235652A (ja) | フランシス水車 | |
| CN111535876B (zh) | 给水泵汽轮机调节阀与喷嘴组一体式结构 | |
| JP3940226B2 (ja) | 多機能型入口弁を用いた管路切換方式 | |
| US3973869A (en) | Turbine in-take baffles | |
| JPH09177651A (ja) | 貫流水車 | |
| JPS60138276A (ja) | クロスフロ−水車の弁支持装置 | |
| KR102661230B1 (ko) | 더블디스크 버터플라이밸브 | |
| US4735045A (en) | Limited discharge bidirectional thruster and method of operation | |
| JP5624523B2 (ja) | 軸流水車およびそのディスチャージリング | |
| JPH11107701A (ja) | 軸流タービン | |
| JP3830412B2 (ja) | スフェリカルバルブ | |
| JPH09100812A (ja) | 偏流羽根 | |
| JP3937493B2 (ja) | 全周流衝動水車 | |
| JPS60138280A (ja) | クロスフロ−水車 | |
| JP2573089Y2 (ja) | クロスフロー水車 | |
| JPS57108468A (en) | Fluid machine | |
| US4514138A (en) | Leakage water discharge method and apparatus in a reversible hydraulic machine | |
| JPH0874719A (ja) | 貫流水車のランナ | |
| JPH04104165U (ja) | クロスフロー水車 | |
| JPS608474A (ja) | Ｓ形チユ−ブラ水車 | |
| JPS59185803A (ja) | タ−ビン可変ノズル |