JPH09177621A - 吸気加熱装置の端子構造 - Google Patents

吸気加熱装置の端子構造

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JPH09177621A
JPH09177621A JP7340447A JP34044795A JPH09177621A JP H09177621 A JPH09177621 A JP H09177621A JP 7340447 A JP7340447 A JP 7340447A JP 34044795 A JP34044795 A JP 34044795A JP H09177621 A JPH09177621 A JP H09177621A
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JP
Japan
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case
radiators
heat
radiator
contact
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JP7340447A
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Hiroshi Asanuma
博 浅沼
Takio Suzuki
多喜夫 鈴木
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤組付の発生を無くすことができるととも
に、放熱体との溶接作業を不要にできて、電極ボルトや
放熱体との組付作業性を向上させることができる吸気加
熱装置の端子構造を提供すること。 【解決手段】 フィンを有した複数の放熱体25・2
7、両側の放熱体からの通電により発熱する電気ヒータ
29、ケース22、放熱体と電気ヒータとを接触させる
板ばね、ケースを保持するボディ21、ボディにナット
32・34止めされる一対の電極ボルト31・33、及
び、並列された放熱体の一つ置きにそれぞれ接続される
一対の端子26・28を備える。端子26・28は、各
々、対応する電極ボルト31・33に接続される接続片
部60・80と、ケース23に固定される固定部61・
81と、放熱体に接触する接触片部62・82と、を備
える。接触片部62・82は、ばね弾性的に押圧して放
熱体25・27と接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気通
路に配置される吸気加熱装置の端子構造であって、例え
ば、ディーゼル機関の冷間時や低回転時の吸気を加熱す
る吸気加熱装置の端子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸気加熱装置M0では、
図8・9に示すように、複数の放熱体5・7と、電気ヒ
ータとしてのPTCヒータ9と、ケース2と、押圧手段
としての板ばね10と、ボディ1と、一対の電極ボルト
11・13と、各電極ボルト11・13に接続される端
子6・8と、を備えて構成されていた(実開昭59−1
87085号公報等参照)。
【0003】各放熱体5・7は、多数のフィン5b・7
bを形成する波打プレート5a・7aの両側に、それぞ
れ平プレート5c・7cを溶接して導電性を有した板金
製として構成され、互い違い配置されるように並列され
ていた。
【0004】PTCヒータ9は、放熱体5・7の間に配
置されるとともに、接触している両側の放熱体5・7か
ら通電されることにより発熱するものであった。
【0005】ケース2は、絶縁性を有した合成樹脂製と
して、ロアケース3とアッパケース4とからなり、放熱
体5・7とPTCヒータ9とを収納して、吸気通路に固
定されるボディ1に保持されていた。ケース2は、放熱
体5・7のフィン5b・7bを露出可能に、アッパケー
ス4がロアケース5にスライドさせて組み付けるように
構成されていた。
【0006】そして、アッパケース4の左方におけるア
ッパケース4とボディ1との間には、アッパケース4を
介在させて、ケース2内の放熱体5・7とPTCヒータ
9とを、放熱体5・7の並列方向に沿って、押圧して、
放熱体5・7とPTCヒータ9とを接触させるための板
ばね10が配設されていた。
【0007】一対の電極ボルト11・13は、放熱体5
・7の並列方向と直交する方向で対向するボディ1の位
置に、ナット12・14止めされて取付固定されるもの
であり、ナット12・14止め時に、共締めされて、各
端子6・8が接続されていた。電極ボルト11は、PT
Cヒータ9を加熱させる制御回路の負極側に接続され、
電極ボルト13は、PTCヒータ9を加熱させる制御回
路の正極側に接続されることとなる。
【0008】端子6・8は、それぞれL字形の板金製と
して、並列された放熱体5・7の一つ置きにそれぞれ接
続されていた。すなわち、端子6は、左端側、真中、及
び、右端側の各放熱体5の一方の平プレート5cにスポ
ット溶接されて、3個準備され、それぞれ、電極ボルト
11を挿通させてナット12止め時に共締めされるよう
に構成されていた。また、端子8は、左から2番目と4
番目の各放熱体7の一方の平プレート7cにスポット溶
接されて、2個準備され、それぞれ、電極ボルト13を
挿通させてナット14止め時に共締めされるように構成
されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の端子6
・8では、ナット12・14止め時に、所定の順序で重
ねて電極ボルト11・13を挿通させなければならず、
重ねる順序を間違えれば、端子6・8が曲がり、平プレ
ート5c・7cとの溶接部位を剥してしまう場合が生じ
てしまうことから、組付性が良好でなかった。
【0010】また、各端子6・8自体も、重ねる位置
や、溶接される放熱体5・7の配置位置に応じて、それ
ぞれ、違う形状となるため、一律に製造することができ
ず、手間がかかることとなっていた。
【0011】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、誤組付の発生を無くすことができるとともに、放熱
体との溶接作業を不要にできて、電極ボルトや放熱体と
の組付作業性を向上させることができる吸気加熱装置の
端子構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る端子構造
は、多数のフィンを有して導電材料から形成され、並列
配置される複数の放熱体と、該放熱体の間に配置される
とともに、接触している両側の前記放熱体から通電され
ることにより発熱する電気ヒータと、前記放熱体と前記
電気ヒータとを収納する絶縁性を有した合成樹脂製のケ
ースと、該ケース内の前記放熱体と前記電気ヒータと
を、前記放熱体の並列方向に沿って、押圧して、前記放
熱体と前記電気ヒータとを接触させる押圧手段と、前記
ケースを保持するボディと、前記放熱体の並列方向と直
交する方向で対向する前記ボディの位置に、ナット止め
されて取付固定される一対の電極ボルトと、前記一対の
電極ボルトにそれぞれ接続されるとともに、並列された
前記放熱体の一つ置きにそれぞれ接続される一対の端子
と、を備えてなる吸気加熱装置の端子構造であって、前
記一対の端子が、それぞれ、対応する電極ボルトにナッ
ト止めされて接続される接続片部と、前記ケースに固定
される固定部と、該固定部から延びて前記放熱体に接触
する接触片部と、を備え、該接触片部が、前記放熱体
を、前記放熱体の並列方向と直交する方向で、かつ、導
通する側の電極ボルト側から対向している電極ボルト側
の方向へ、ばね弾性的に、押圧して、前記放熱体と接触
していることを特徴とする。
【0013】前記固定部は、前記ケースの縁に嵌合させ
て固定しても良いし、前記ケースの成形時に埋設させて
固定しても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る端子構造では、一対の端子
が、それぞれ、対応する電極ボルトにナット止めされて
接続される接続片部と、ケースに固定される固定部と、
固定部から延びて放熱体に接触する接触片部と、を備え
て、接触片部が、放熱体の並列方向と直交する方向で、
かつ、導通する側の電極ボルト側から対向している電極
ボルト側の方向へ、ばね弾性的に、押圧して、放熱体と
接触するように構成されている。
【0015】すなわち、本発明に係る端子は、一対の電
極ボルトに対応するように一対準備されるだけで良い。
そのため、各電極ボルトに接続させる際には、一対の端
子のそれぞれの1個ずつの接続片部を、各電極ボルトの
ナット止め時に共締めすれば良いことから、誤組付する
ことが無くなり、その電極ボルトとの組付作業も、従来
の端子のように、重ねる必要が無くなることから、容易
となる。
【0016】そしてまた、一対の端子のそれぞれの接触
片部が、ばね弾性的に放熱体を押圧して接触するように
構成されているため、各放熱体と接触片部とを従来のよ
うに溶接する必要が無く、それぞれの固定部をケースに
固定させた後、各放熱体をケース内に収納する際に、各
放熱体を嵌めるようにすれば、あるいは、ケース内に各
放熱体を収納しておいた後に、それぞれの固定部を利用
して一対の端子をケースに固定するようにすれば、自動
的に接触片部が各放熱体と接続されることとなり、一対
の端子と各放熱体との組付作業も容易となる。なお、接
触片部の放熱体の押圧方向は、放熱体と電気ヒータとを
接触させるための押圧手段における放熱体の並列方向に
押圧する押圧方向と、直交しているため、放熱体と電気
ヒータとの接触を阻害するものではない。
【0017】したがって、本発明に係る端子構造では、
誤組付の発生を無くすことができるとともに、放熱体と
の溶接作業を不要にできて、電極ボルトや放熱体との組
付作業性を向上させることができる。
【0018】そして、一対の端子のそれぞれの固定部
を、ケースの縁に嵌合させて固定するように構成すれ
ば、簡単に、固定部をケースに固定することができる。
また、一対の端子のそれぞれの固定部を、ケースの成形
時に埋設させて固定すれば、一対の端子のケースへの機
械的な固定作業を無くすことができ、吸気加熱装置の組
立工数を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1・2・3に示す第1実施形態の吸気加
熱装置M1は、複数ずつの放熱体25・27と、PTC
ヒータ29と、ケース22と、押圧手段としての板ばね
30と、ボディ21と、一対の電極ボルト31・33
と、各電極ボルト31・33に接続される端子26・2
8と、を備えて構成されている。
【0021】ボディ21は、図1〜3に示すように、ア
ルミニウム合金から形成され、四角筒形状としてケース
22等を収納する正面側の収納部21aと、収納部21
aの背面側に接続された略円筒状として、昇温させた吸
気(エア)を案内する案内テーパ部21fと、を備えて
構成されている。
【0022】収納部21aには、四隅に、ボディ21を
吸気通路に取り付けるための取付孔21b(図2参照)
が形成されるとともに、上下には、それぞれ、電極ボル
ト31・33を挿入するための内外周を貫通する挿通孔
21c・21d(図1参照)が形成されている。さら
に、収納部21aの内周面における左方側には、断面U
字形状の板ばね30の端部に形成された舌片30aを係
止させるための係止凹部21e(図3参照)が形成され
ている。
【0023】ケース22は、絶縁性を有したエポキシ樹
脂やPPS樹脂(ポニフェニレンサルファイド樹脂)等
の耐熱性樹脂から形成されるロアケース23とアッパケ
ース24とから構成され、放熱体25・27とPTCヒ
ータ29とを収納するものである。
【0024】ロアケース23は、図1・2・3・4に示
すように、ボディ21の背面側に配置される略正方形形
状の背面壁23aと、背面壁23aの左方の縁を除いた
周縁から正面側に突出する3つの側壁23d・23h・
23nと、を備えて構成されている。
【0025】背面壁23aには、PTCヒータ29の配
置位置付近を覆う4つの支柱部23cを残して、放熱体
25・27のフィン25b・27bを露出させるよう
に、5つの挿通孔23bが形成されている。
【0026】ボディ21の挿通孔21c・21dの近傍
に位置する側壁23d・23hは、それぞれ、正面側端
面に、正面側に突出する複数の突出壁23e・23iが
形成されている。側壁23dの突出壁23eは2個であ
り、側壁23hの突出壁23iは3個としている。そし
て、突出壁23eと突出壁23iとは、側壁23d・2
3hの対向方向で、互い違いの交互に形成されている。
さらに、各突出壁23e・23iの、放熱体25・27
の並列方向に沿う長さは、それぞれ、放熱体25・27
の幅寸法に2枚分のPTCヒータ29の厚さを加えた寸
法と略等しく、また、各突出壁23e・23iの形成さ
れていない切欠き23g・23kの、放熱体25・27
の並列方向に沿う長さは、それぞれ、放熱体25・27
の幅寸法と略等しく形成されている。そして、各突出壁
23e・23iの対向面には、切欠き23g・23kの
底面より若干浮いた位置(端子26・28の後述する連
結部61e・81eの厚さ分浮いた位置)に、アッパケ
ース24の正面壁24aをスライドさせて嵌め込むため
の挿入溝23f・23jが形成されている。
【0027】さらに、側壁23h側には、空間を開けて
延設壁23lが形成されている。この延設壁23lは、
電極ボルト33に螺合されるナット34をボディ21と
絶縁させ、また、ロアケース23をボディ21に取付固
定する役目を果すものであり、電極ボルト33を挿通さ
せる挿通孔23mを備えている。
【0028】側壁23nには、アッパケース24の正面
壁24aを各突出壁23e・23iの挿入溝23f・2
3jに嵌め込んでロアケース23に組み付ける際、その
正面壁24a先端を逃がすための挿入溝23pが形成さ
れている。
【0029】アッパケース24は、図1・2・3・4に
示すように、ロアケース23の背面壁23aと対向する
略正方形形状の正面壁24aと、正面壁24aの左方の
縁から背面側に延びる側壁24dと、を備えて構成され
ている。
【0030】正面壁24aには、PTCヒータ29の配
置位置付近を覆う4つの支柱部24cを残して、放熱体
25・27のフィン25b・27bを露出させるよう
に、5つの挿通孔24bが形成されている。側壁24d
には、ボディ21の係止凹部21eの対向部位に、板ば
ね30の係止孔30b(図3参照)に挿入させる2つの
係止突起24eが形成されている。
【0031】放熱体25・27は、それぞれ、導電性を
有した板金製として、図5に示すように、多数のフィン
25b・27bを形成する波打プレート25a・27a
と、各波打プレート25a・27aの周囲の四辺を囲む
ような、平プレート25c・27cと、コ字形プレート
25d・27dと、から構成され、平プレート25c・
27cとコ字形プレート25d・27dとが、波打プレ
ート25a・27aに溶接されて形成されている。各放
熱体25・27は、その上下方向(放熱体25・27の
並設方向と直交する方向)の長さが、ロアケース23の
側壁23d・23h間の寸法より短く設定されている。
【0032】一対の端子26・28は、導電性を有した
金属板ばね材から形成され、端子26が、3個の放熱体
25を電極ボルト31と導通させるものであり、端子2
8が、2個の放熱体27を電極ボルト33と導通させる
ものである。
【0033】なお、電極ボルト31は、PTCヒータ2
9を加熱させるための制御回路の負極側に接続されるこ
ととなり、電極ボルト33は、PTCヒータ29を加熱
させる制御回路の正極側に接続されることとなる。これ
らの電極ボルト31・33は、図1に示すように、それ
ぞれ、ボディ21の挿通孔21c・21dに挿通させ
て、膨出部31a・33aをボディ21の外周面に当て
て(なお、膨出部33aは絶縁性を有したカラー35を
介在させてボディ21と当てることとなる)、ナット3
2・34止めすることにより、ボディ21に取付固定さ
れる。
【0034】そして、端子26は、図1・2・4に示す
ように、対応する電極ボルト31にナット32止めされ
て接続される接続片部60と、ケース22のロアケース
23に固定される固定部61と、固定部61から延びて
放熱体25に接触する接触片部62と、を備えて構成さ
れている。
【0035】また、端子28も、同様に、図1・2・4
に示すように、対応する電極ボルト33にナット34止
めされて接続される接続片部80と、ケース22のロア
ケース23に固定される固定部81と、固定部81から
延びて放熱体27に接触する接触片部82と、を備えて
構成されている。
【0036】各接続片部60・80は、それぞれ、断面
コ字形として、固定部61・81に接続される断面L字
形の連結部60a・80aと、連結部60a・80aか
ら延びて、各電極ボルト31・33を挿通させる取付孔
60c・80cを有した座部60b・80bと、から形
成されている。
【0037】各固定部61・81は、それぞれ、連結部
60a・80a先端で左右方向に延びる連結基部61a
・81aと、連結基部61a・81aから延びる所定数
のクリップ部61b・81bと、を備えて構成されてい
る。
【0038】クリップ部61bは、放熱体25の数に対
応させて3個形成され、それぞれ、連結基部61aと共
用された挟持片部61cと、ロアケース23の側壁23
dの厚み分、挟持片部61cから延びる連結部61e
と、挟持片部61cと対向するように連結部61eから
延びる2つずつの挟持片部61dと、を備えたコ字形状
としている。
【0039】クリップ部81bは、放熱体27の数に対
応させて2個形成され、それぞれ、クリップ部61bと
同様に、連結基部81aと共用された挟持片部81c
と、ロアケース23の側壁23hの厚み分、挟持片部8
1cから延びる連結部81eと、挟持片部81cと対向
するように連結部81eから延びる2つずつの挟持片部
81dと、を備えたコ字形状としている。
【0040】そして、これらのクリップ部61b・81
bは、挟持片部61d・81dの先端に向かうにつれ
て、挟持片部61c・81c側に接近するように曲げく
せが形成されており、切欠き23g・23kの設けられ
た各側壁23d・23hの部位に嵌め込まれて、これら
の嵌合により、各端子26・28が、ケース22に固定
されることとなる。
【0041】各接触片部62・82は、各挟持片部61
d・81dの間から、各挟持片部61c・81cから遠
ざかる方向へ切り起こされて形成され、ケース22への
各端子26・28の固定後、ケース22内に収納された
各放熱体25・27を、放熱体25・27の並列方向と
直交する方向で、かつ、導通する側の電極ボルト31・
33側から対向している電極ボルト33・31側の方向
へ、ばね弾性的に、押圧して、放熱体25・27と接触
できるように構成されている。
【0042】吸気加熱装置M1の組み立てについて説明
すると、まず、各クリップ部61b・81bを切欠き2
3g・23kの設けられた各側壁23d・23hの部位
に嵌め込んで、ロアケース23の各側壁23d・23h
に各端子26・28を固定する。
【0043】ついで、ロアケース23の背面壁23a上
に、側壁23n側から順に、放熱体25・PTCヒータ
29・放熱体27・PTCヒータ29・放熱体25・P
TCヒータ29・放熱体27・PTCヒータ29・放熱
体25、を配置させる。その際、各放熱体25・27
は、各接触片部62・82によって、放熱体25・27
の並列方向と直交する方向で、かつ、導通する側の電極
ボルト31・33側から対向している電極ボルト33・
31側の方向へ、ばね弾性的に、押圧されて、仮保持さ
れる態様となる。なお、端子26・28は、ロアケース
23の背面壁23a上に、上記の放熱体25・27・P
TCヒータ29を配置させた後に、ロアケース23の側
壁23d・23hに固定させても良い。
【0044】その後、正面壁24aを突出壁23e・2
3iの挿入溝23f・23jに挿入させて、アッパケー
ス24をロアケース23に組み付ける。
【0045】ついで、板ばね30の係止孔30bに係止
突起24eを係止させて、ケース22と板ばね30とを
ボディ21の収納部21a内に配置させ、舌片30aを
係止凹部21eに嵌め込む。その際、板ばね30は、ア
ッパケース24の側壁24dを介在させて、ケース22
内の放熱体25・27とPTCヒータ29とを、放熱体
25・27の並列方向に沿って、押圧して、放熱体25
・27とPTCヒータ29とを接触させることとなる。
【0046】そして、挿通孔21c・取付孔60cに電
極ボルト31を挿通させて、ナット32止めし、また、
絶縁性を有したカラー35を挿通孔21dに嵌めるとと
もに、挿通孔21d・23m・取付孔80cに電極ボル
ト33を挿通させて、ナット34止めすれば、ボディ2
1に、電極ボルト31・33やケース22が取付固定さ
れるとともに、各端子26・28が所定の電極ボルト3
1・33に接続されることとなって、吸気加熱装置M1
を組み立てることができる。
【0047】その後、取付孔21bを利用して吸気通路
にボディ21を配設させ、各電極ボルト31・33に所
定のリード線等を接続させれば、吸気(エア)を昇温さ
せることができることとなる。
【0048】そして、第1実施形態の吸気加熱装置M1
の端子26・28では、一対の電極ボルト31・33に
対応するように一対準備されているだけであるため、各
電極ボルト31・33に接続させる際には、一対の端子
26・28のそれぞれの1個ずつの接続片部60・80
を、各電極ボルト31・33のナット32・34止め時
に共締めすれば良いことから、誤組付することが無くな
り、その電極ボルト31・33との組付作業も、従来の
端子のように、重ねる必要が無くなることから、容易と
なる。
【0049】そしてまた、一対の端子26・28のそれ
ぞれの接触片部62・82が、ばね弾性的に放熱体25
・27を押圧して接触するように構成されているため、
各放熱体25・27と接触片部62・82とを従来のよ
うに溶接する必要が無く、それぞれの固定部61・81
をロアケース23に固定させた後、各放熱体25・27
をロアケース23内に収納する際に、各放熱体25・2
7を嵌めるようにすれば、あるいは、ロアケース23内
に各放熱体25を収納しておいた後に、それぞれの固定
部61・81を利用して、一対の端子26・28をロア
ケース23に固定するようにすれば、自動的に各接触片
部62・82が所定の各放熱体25・27と接続される
こととなり、一対の端子26・28と各放熱体25・2
7との組付作業も容易となる。なお、各接触片部62・
82の放熱体25・27の押圧方向は、板ばね30にお
ける放熱体25・27の並列方向に押圧する押圧方向と
直交しているため、放熱体25・27とPTCヒータ2
9との接触を阻害するものではない。
【0050】したがって、第1実施形態の端子構造で
は、誤組付の発生を無くすことができるとともに、各端
子26・28の放熱体25・27との溶接作業を不要に
できて、端子26・28における電極ボルト31・33
や放熱体25・27との組付作業性を向上させることが
できる。
【0051】そして、第1実施形態では、一対の端子2
6・28における固定部61・81の各クリップ部61
b・81bを、アウタケース23の側縁23d・23h
の縁に嵌合させて固定する構造としているため、簡単
に、固定部61・81をロアケース23に固定すること
ができる。
【0052】なお、端子26・28の固定部61・81
のロアケース23への固定は、第1実施形態のような、
クリップ部61b・81bの機械的な嵌合の他、図6・
7に示す第2実施形態のように、ロアケース23の側壁
23d・23hに、端子46・48の固定部61・81
を埋設させるように構成しても良い。なお、図6・7に
おいて、第1実施形態と同様な部位には、同一の符号を
付してある。
【0053】この第2実施形態の吸気加熱装置M2の端
子46・48は、それぞれ、導電性を有した金属板ばね
製として、電極ボルト31・33と接続される接続片部
60・80と、側壁23d・23hに埋設される固定部
61・81と、固定部61・81から延びるとともに側
壁23d・23hから突出し、各放熱体25・27にば
ね弾性的に接触する接触片部62・82と、を備えて構
成されている。
【0054】各接続片部60・80は、それぞれ、断面
L字形として、固定部61・81に接続される連結部6
0a・80aと、各電極ボルト31・33を挿通させる
取付孔60c・80cを有した座部60b・80bと、
を備え構成されている。
【0055】各固定部61・81は、接続片部60・8
0から延びて、側壁23d・23h内で左右方向に延び
る板状に形成されている。
【0056】各接触片部62・82は、固定部61・8
1から各放熱体25・27に対応して突出するように形
成されている。
【0057】そして、この第2実施形態の各端子46・
48は、それぞれの固定部61・81をロアケース23
の成形時に埋設させて固定するものであり、このように
形成すれば、一対の端子46・48のロアケース23へ
の機械的な固定作業を無くすことができ、吸気加熱装置
M2の組立工数を低減することができる。なお、吸気加
熱装置M2の組み立ては、第1実施形態の吸気加熱装置
M1の組み立てに比べ、端子26・28をロアケース2
3に組み付ける作業が無いだけで、同様に、行なうこと
となる。
【0058】また、第1・2実施形態では、電気ヒータ
として、PTCヒータ29を利用したものを示したが、
他に、抵抗発熱体等を利用するようにしても良い。
【0059】さらに、第1・2実施形態では、放熱体2
5・27やPTCヒータ29を収納するケース22とし
て、ロアケース23とアッパケース24との2部品から
構成されるものを示したが、例えば、アッパケース24
の側壁24dを除いた形状として、そのアッパケース2
4の正面壁24aが、ロアケース23の側壁23d・2
3h・23nと連結された構造としたような形状であれ
ば、一体物のケースとして構成できる。ちなみに、この
場合の板ばね30は、係止孔30bを有せず、直接、左
端の放熱体25の平プレート25cに当接することとな
る。そして、このようなケースであっても、側壁23d
・23hに相当する部位に、端子26・28のクリップ
部61b・81bを嵌め込むように構成したり、端子4
6・48の固定部61・81を埋設するように構成する
ことができる。
【0060】さらにまた、第1・2実施形態では、放熱
体25・27やPTCヒータ29を、放熱体29の並列
方向に沿って、押圧して、放熱体25・27とPTCヒ
ータ29とを接触させる押圧手段として、板ばね30を
使用した場合を示したが、他に、金属製のコイルばねや
耐熱性を有したゴム状の弾性体を使用するように構成し
ても良い。
【0061】さらに、第1・2実施形態では、負極側の
電極ボルト31に導通する放熱体25を3個として、正
極側の電極ボルト33に導通する放熱体27を2個とし
た場合を示したが、各極の電極ボルト31・33に導通
する放熱体25・27は、それぞれ、1個以上あれば良
く、それらに対応して、端子26・28・46・48を
配設させれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の吸気加熱装置の縦断面
図であり、図2のI−I部位に対応する。
【図2】同実施形態の正面図であり、ケースのアッパケ
ースを外した状態を示す。
【図3】同実施形態の横断面図であり、図2のIII −II
I 部位に対応する。
【図4】同実施形態のケースと端子の分解斜視図であ
る。
【図5】同実施形態の放熱体の正面図である。
【図6】第2実施形態の吸気加熱装置の縦断面図であ
り、図7のVI−VI部位に対応する。
【図7】同実施形態の正面図であり、ケースのアッパケ
ースを外した状態を示す。
【図8】従来の吸気加熱装置の部分断面正面図である。
【図9】従来の吸気加熱装置の部分断面底面図である。
【符号の説明】
1・21…ボディ、 2・22…ケース、 5・7・25・27…放熱体、 5b・7b・25b・27b…フィン、 6・8・26・28・46・48…端子、 9・29…(電気ヒータ)PTCヒータ、 10・30…(押圧手段)板ばね、 11・13・31・33…電極ボルト、 12・14・32・34…ナット、 60・80…接続片部、 61・81…固定部、 62・82…接触片部、 M0・M1・M2…吸気加熱装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のフィンを有して導電材料から形成
    され、並列配置される複数の放熱体と、 該放熱体の間に配置されるとともに、接触している両側
    の前記放熱体から通電されることにより発熱する電気ヒ
    ータと、 前記放熱体と前記電気ヒータとを収納する絶縁性を有し
    た合成樹脂製のケースと、 該ケース内の前記放熱体と前記電気ヒータとを、前記放
    熱体の並列方向に沿って、押圧して、前記放熱体と前記
    電気ヒータとを接触させる押圧手段と、 前記ケースを保持するボディと、 前記放熱体の並列方向と直交する方向で対向する前記ボ
    ディの位置に、ナット止めされて取付固定される一対の
    電極ボルトと、 前記一対の電極ボルトにそれぞれ接続されるとともに、
    並列された前記放熱体の一つ置きにそれぞれ接続される
    一対の端子と、 を備えてなる吸気加熱装置の端子構造であって、 前記一対の端子が、それぞれ、対応する電極ボルトにナ
    ット止めされて接続される接続片部と、前記ケースに固
    定される固定部と、該固定部から延びて前記放熱体に接
    触する接触片部と、を備え、 該接触片部が、前記放熱体を、前記放熱体の並列方向と
    直交する方向で、かつ、導通する電極ボルト側から対向
    している電極ボルト側の方向へ、ばね弾性的に、押圧し
    て、前記放熱体と接触していることを特徴とする吸気加
    熱装置の端子構造。
  2. 【請求項2】 前記固定部が、前記ケースの縁に嵌合さ
    れて固定されていることを特徴とする請求項1記載の吸
    気加熱装置の端子構造。
  3. 【請求項3】 前記固定部が、前記ケースの成形時に埋
    設されることにより、固定されていることを特徴とする
    請求項1記載の吸気加熱装置の端子構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162098A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Denso Corp 電気ヒータおよび車両用空調装置
AT502873B1 (de) * 2006-11-30 2008-05-15 Avl List Gmbh Vorwärmeinrichtung für ein strömendes medium
KR100886673B1 (ko) * 2007-08-29 2009-03-04 우진공업주식회사 내연기관용 에어히터
EP4343139A1 (de) * 2022-09-26 2024-03-27 Eberspächer catem GmbH & Co. KG Einspritzvorrichtung und elektrische heizvorrichtung für eine entsprechende einspritzvorrichtung

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DE102022124676A1 (de) 2022-09-26 2024-03-28 Eberspächer Catem Gmbh & Co. Kg Einspritzvorrichtung und elektrische Heizvorrichtung für eine entsprechende Einspritzvorrichtung

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