JPH09177459A - 伸縮脚の固定装置 - Google Patents

伸縮脚の固定装置

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JPH09177459A
JPH09177459A JP34174595A JP34174595A JPH09177459A JP H09177459 A JPH09177459 A JP H09177459A JP 34174595 A JP34174595 A JP 34174595A JP 34174595 A JP34174595 A JP 34174595A JP H09177459 A JPH09177459 A JP H09177459A
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engagement
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Motohiro Nakao
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梯子等の主脚に摺動自在に連結した伸縮脚が
主脚に対して摺動しないようにロックできる、小型で簡
易な構成の固定装置を提供すること。 【解決手段】 梯子等の主脚に摺動自在に連結した伸
縮脚に凹凸状のラック面を摺動方向に沿って形成し、同
ラック面と係脱可能な係合面を形成したシュウを配設し
た伸縮脚の固定装置において、係合面をラック面に押圧
する押圧手段を、ラック面に沿って複数設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、梯子等の主脚に
伸縮自在に取付けた伸縮脚の固定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】梯子等の主脚に伸縮自在に取付けた伸縮
脚の固定装置として、出願人は、既に、実開平5-47298
において以下の構成のものを開示した。
【0003】すなわち、図14に示すように、梯子Hの各
主脚59に上下方向に摺動自在に連結した伸縮脚60の側面
に凹凸状のラック面61を形成し、同ラック面61と係脱可
能にシュウ63を配設した伸縮脚の固定装置であって、シ
ュウ63を梯子Hの踏桟69にスプリング62を介して取付
け、前記シュウ63に、主脚59及び踏桟69が形成する角部
に傾斜させて固着したブラケット67に摺接する傾斜面66
を形成するとともに、ラック面61との係脱を行う操作部
65を取付け、さらに、同操作部65にロック手段68を設け
た伸縮脚の固定装置Cである。
【0004】そして、スプリング62の反発力によりシュ
ウ63を鉛直上方に押し、傾斜面66をブラケット67に押圧
し、シュウ63をブラケット67に沿って摺動させることに
より、ラック面61と係合面64との係合状態を保持でき、
一方、操作部65をスプリング62の反発力に反して鉛直下
方に下げ、シュウ63をブラケット67に沿って摺動させる
ことにより、ラック面61と係合面64との係合を解除でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の固定装置Cにあっては、シュウ63とブラケット67と
が当接する傾斜面66を1カ所だけしか形成していないた
め、同傾斜面66の面積を大きくすると固定装置Cのラッ
ク面61からの張り出し量s が長くなってしまい、固定装
置Cが大型のものとなってしまうという問題点があっ
た。
【0006】そして、そのため、固定装置Cを踏桟69の
左右両側に配設すると、踏桟69上の足を置く場所が狭く
なってしまうという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、梯子等の主脚に摺動自在に連結した
伸縮脚に凹凸状のラック面を摺動方向に沿って形成し、
同ラック面と係脱可能な係合面を形成したシュウを配設
した伸縮脚の固定装置において、係合面をラック面に押
圧する押圧手段を、ラック面に沿って複数設けることと
している。
【0008】そして、係合面と鋭角を成す第一傾斜面を
シュウに形成するとともに、同第一傾斜面と摺接する第
二ガイド面を、主脚に固着したシュウガイドに形成して
押圧手段を構成し、さらに、第一傾斜面及び第二傾斜面
を相対的に押し付け合う付勢手段を設けることとしてい
る。
【0009】また、係合面とラック面との係合を解除す
るために、シュウに第一ガイド面を形成する一方、シュ
ウガイドに、第一ガイド面に対応する第二ガイド面を形
成し、第一ガイド面を第二ガイド面に当接させて摺動さ
せることにより、シュウをラック面より離反する方向に
移動可能としている。
【0010】また、第一傾斜面及び第一ガイド面を係合
面の裏側面に形成することとしている。
【0011】さらに、シュウ及び押圧手段を伸縮脚の内
側に収納配設することとしている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、梯子等の主脚に摺動自
在に連結した伸縮脚に凹凸状のラック面を摺動方向に沿
って形成し、同ラック面と係脱可能な係合面を形成した
シュウを配設した伸縮脚の固定装置において、係合面を
ラック面に押圧する押圧手段を、ラック面に沿って複数
設けたものである。
【0013】そのため、各押圧手段を小さくでき、固定
装置の梯子等からの張り出し量を小さくでき、固定装置
を小型にできる。
【0014】また、固定装置を梯子等の支柱の両側に設
けても、踏桟上の足を置く場所が狭くなることがない。
【0015】特に、係合面と鋭角を成す第一傾斜面をシ
ュウに形成するとともに、同第一傾斜面と摺接する第二
ガイド面を、主脚に固着したシュウガイドに形成して押
圧手段を構成し、さらに、第一傾斜面及び第二傾斜面を
相対的に押し付け合う付勢手段を設けることにより、押
圧手段を複雑な機構を必要としない簡易な構成にでき
る。
【0016】そして、複数の前記傾斜面を係合面の裏面
側に一体的に形成することによって、係合面を広くで
き、主脚と伸縮脚の固定を確実に行える。
【0017】また、シュウ及びシュウガイドは、アルミ
ニウムの押出し成形で製造できるため、部品精度に優れ
るとともに、大量生産が可能となり、安価に製造でき
る。
【0018】また、係合面とラック面との係合を解除す
るために、シュウに第一ガイド面を形成する一方、シュ
ウガイドに、第一ガイド面に対応する第二ガイド面を形
成し、第一ガイド面を第二ガイド面に当接させて摺動さ
せることにより、シュウをラック面より離反する方向に
移動可能とすることにより、固定装置のロックを解除す
る際に、シュウを前記傾斜面に沿って移動させて、係合
面とラック面との係合状態を容易に開放できる。
【0019】また、第一傾斜面及び第一ガイド面を係合
面の裏側面に形成することにより、係合面を広くでき、
伸縮脚が主脚から伸縮しないように確実にロックでき
る。
【0020】また、第一ガイド面及び第一傾斜面や第二
ガイド面及び第二傾斜面を一体的に形成できるため、シ
ュウ及びシュウガイドを安価かつ大量に生産できる。
【0021】さらに、シュウ及び押圧手段を伸縮脚の内
側に収納配設でき、その場合には、主脚及び伸縮脚を余
計な出っ張りのないフラットな形状にでき、不用意に固
定装置のロックを解除してしまうようなことを防止でき
る。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の実施
例について詳述する。
【0023】図1は、本発明に係る伸縮脚の固定装置を
具備する横転防止装置Dを梯子Hに装着した状態を示し
ており、同図に示すように、梯子等の横転防止装置D
は、梯子Hの支柱9,9 の下部に取付けて使用する。な
お、本実施例では、横転防止装置Dを脚立としても使用
できる中折れ式の梯子Hに取付けているが、脚立や作業
用足場台等に取付けることもできる。
【0024】横転防止装置Dは、左右の支柱9,9 の中途
に揺動脚2,2 を梯子Hの左右巾方向に揺動自在に取付け
るとともに、左右の支柱9,9 の下端部に支持梁3を連結
固定し、同支持梁3の左右側部に同支持梁3からそれぞ
れ左右に独立して伸縮自在とした張り出し梁5a,5b を取
付け、そして、同張り出し梁5a,5b の先端と揺動脚2,2
の下端部とを受金6,6 を介して揺動自在に連結してい
る。さらに、揺動脚2,2に、同揺動脚2,2 の下端からそ
れぞれ上下に独立して伸縮自在とした伸縮脚4a,4b を連
結し、同伸縮脚4a,4b を梯子Hの外側下方向に伸延して
接地することにより梯子Hを支持できるようにしてい
る。
【0025】また、揺動脚2,2 と伸縮脚4a,4b との連結
部には、伸縮脚4a,4b を所望する伸縮位置でロックする
ための固定装置1,1 を取付けている。また、支持梁3と
張り出し梁5a,5b との連結部にも、上記同様に、張り出
し梁5a,5b を所望する張り出し位置でロックする位置決
め装置8a,8b を取付けている。
【0026】次に、横転防止装置Dの各部の構成につい
て詳細に説明する。
【0027】図2は、支柱9と揺動脚2との連結部を示
しており、図3は、同連結部を梯子Hの上方より見た説
明図である。
【0028】図2及び図3に示すように、揺動脚2は、
その上端部を支柱9の外側面中途にビス10及びナット11
により固定された断面コ字状である支持材7に支持ピン
12を介して連結している。そのため、揺動脚2は、支柱
9に対し支持ピン12を枢軸として揺動自在となってい
る。
【0029】図4に、梯子Hと支持梁3、及び、揺動脚
2と張り出し梁5aとの連結部を示しており、支持梁3
は、その左右の端部を、支柱9,9 の下端部と連結材16を
介し、それぞれ連結固定している。すなわち、連結材16
は、ビス14及びナット15により支柱9,9 の下端部と、ま
た、リベット17により支持梁3と固定している。
【0030】また、図5は、図4のA-A 断面を示してお
り、同図に示すように、揺動脚2は断面コ字状に形成さ
れており、内周面側に断面ロ字状の伸縮脚4aが摺動自在
に嵌装されている。そして、揺動脚2の内側壁端部に、
スライド用溝2a,2b を形成し、一方、伸縮脚4aの外側壁
端部にはスライド用突起13a,13b を形成し、伸縮脚4aを
揺動脚2に対してスライド自在とし、伸縮脚4aを上下方
向への長さ調節を可能としている。
【0031】図6は、図4のB-B 断面を示しており、同
図に示すように、支持梁3は、前記揺動脚2と同様に、
断面コ字状に形成されており、内周面側に断面ロ字状の
張り出し梁5aを摺動自在に嵌装している。そして、支持
梁3の内側壁端部に、スライド溝3a,3b を形成し、一
方、張り出し梁5aの外側壁端部にはスライド突起18a,18
b を形成し、張り出し梁5aを支持梁3に対してスライド
自在とし、張り出し梁5aの張り出し量の調節を可能とし
ている。
【0032】次に、支持梁3と張り出し梁5a,5b との連
結部に取付けた位置決め装置8a,8bについて説明する。
【0033】図7に示すように、張り出し梁5aの端部内
側には、板バネ19をU字状に曲げて収納配設しており、
同板バネ19の一端に凸部19a を形成し、同凸部19a を張
り出し梁5aに形成した孔23に係合させるとともに、同板
バネ19の他端に位置決めピン20を取付け、同位置決めピ
ン20の先端部20a を、支持梁3の側壁に設けた位置決め
孔22a 及び張り出し梁5aの側壁に設けた貫通孔21に挿通
可能としている。なお、支持梁3には、複数の位置決め
孔22a,22b を設けている。
【0034】位置決め装置8a,8b を上記構成とし、位置
決めピン20の先端部20a を支持梁3の内部側に押込み、
位置決めピン20と位置決め孔22a 及び貫通孔21との嵌合
状態を開放することにより、張り出し梁5aをスライド自
在とすることができるようになっている。そして、張り
出し梁5aをスライドして、位置決めピン20が位置決め孔
22a(22b)の位置に来ると、再び位置決めピン20と位置決
め孔22a(22b)及び貫通孔21とが嵌合状態となり、張り出
し梁5aが支持梁3よりスライドできないようにして、張
り出し梁5aの左右外側への張り出し量を調節することが
できるようになっている。
【0035】張り出し梁5aの他の端部には、図4及び図
5に示すように、受金6を受金ピン24により揺動自在に
取付けている。同受金6は、揺動脚2及び伸縮脚4aを囲
むようにして、揺動脚2に対して摺動自在となってい
る。
【0036】そのため、前述したように、張り出し梁5a
を伸縮しても、受金6が、張り出し梁5aに対して揺動
し、かつ、揺動脚2に対して摺動するので、張り出し梁
5aは常に水平状態を保つことになる。
【0037】以上説明してきたように、横転防止装置D
は、左右の伸縮脚4a,4b を独立して上下摺動できるた
め、例えば、右側の伸縮脚4bを左側の伸縮脚4aよりも長
く伸ばすことにより、図8に示すような、傾斜地におい
ても安定した状態で梯子Hを設置できる。
【0038】また、横転防止装置Dは、左右の張り出し
梁5a,5b を独立して左右スライドさせることができるた
め、例えば、右側の張り出し梁5bを左側の張り出し梁5a
よりも長く伸ばしておくことにより、図9に示すよう
な、段差地においても安定した状態で梯子Hを設置でき
る。
【0039】次に、本発明の要部である固定装置1につ
いて詳細に説明する。
【0040】固定装置1は、図10に示すように、伸縮脚
4aの側面に凹凸状のラック面30を一体形成し、同ラック
面30と係合する凹凸状の係合面29を有するシュウ27と、
ブラケット25を介して揺動脚2に固着されたシュウガイ
ド26とをスプリング28により連結して構成している。ブ
ラケット25は揺動脚2にリベット58,58 で固着してお
り、同ブラケット25の内側に、ブラケット25及びシュウ
ガイド26に形成した貫通孔に連結ピン57,57 を嵌入して
シュウガイド26を保持している。なお、シュウガイド26
をブラケット25により揺動脚2に固着するとともに、ス
プリング28をシュウガイド26に取付けているため、固定
装置1を踏桟に取付ける必要はない。
【0041】シュウ27には、係合面29の裏面側に係合面
29と約45度の傾きを成す第一傾斜面31,32 を係合面29に
沿って2ケ所形成し、一方、シュウガイド26には、同第
一傾斜面31,32 と当接する第二傾斜面33,34 を形成して
いる。
【0042】そして、スプリング28の付勢力によってシ
ュウ27が第一傾斜面31,32 上を図中左上方へ摺動するこ
とにより係合面29とラック面30とが係合して、伸縮脚4a
が揺動脚2に対して摺動しないようにロックできるよう
にしている。
【0043】また、第一傾斜面31,32 は、シュウ27に形
成した係合面29に対し、それぞれ約45度の傾きを有して
いるため、梯子Hに人が乗り揺動脚2に鉛直下向きの荷
重が掛かると、第一傾斜面31,32 において、シュウガイ
ド26がシュウ27をラック面30側に押し込み、係合面29と
ラック面30との係合をより強固なものとすることができ
るようにしている。
【0044】図10に示すように、シュウ27には、係合面
29と約45度の傾きを成す第一ガイド面35,36 を係合面29
に沿って2ケ所形成し、一方、シュウガイド26には、同
第一ガイド面35,36 と当接する第二ガイド面37,38 を形
成している。
【0045】そして、固定装置1のロックを解除する際
には、図11に示すように、シュウ27の上端部に形成した
操作部39をスプリング28の付勢力に反して下方に押込
み、第一ガイド面35,36 と第二ガイド面37,38 とを当接
させ、さらに、操作部39を下方に押込み、シュウ27を第
二ガイド面37,38 に沿って移動させることにより、係合
面29とラック面30との係合状態を容易に開放することが
できるようにしている。
【0046】さらに、上記状態において、操作部39より
手を離すだけで、シュウ27は、スプリング28により上方
に付勢され、第一傾斜面31,32 と第二傾斜面33,34 とが
当接し、さらに、シュウ27が第二傾斜面33,34 に沿って
移動し、再び係合面29とラック面30とが係合状態となる
ようにしている。
【0047】上述したように、シュウ27とシュウガイド
26とが当接する第一傾斜面31,32 及び第二傾斜面33,34
を係合面29に沿って2ケ所設けているため、各第一傾斜
面31,32 及び第二傾斜面33,34 の面積を小さくできるの
で、ラック面30からの張り出し量hが小さい小型の固定
装置1とすることができる。
【0048】そのため、固定装置1を梯子Hの両側の支
柱9,9 に設けても、踏桟上の足を置く場所が狭くなるこ
とはない。
【0049】また、前記押圧手段を、シュウ27に形成し
た第一傾斜面31,32 及びシュウガイド26に形成した第二
傾斜面33,34 とから構成しているため、複雑な機構を必
要とせず、簡易な構成とすることができる。
【0050】また、シュウ27に、シュウガイド26と当接
する第一傾斜面31,32 及び第一ガイド面35,36 をそれぞ
れ2ケ所設けるとともに、それらを係合面29の裏面側に
一体的に形成しているので、ラック面と係合する係合面
29を広くすることができ、伸縮脚4aが揺動脚2から伸縮
しないように確実にロックすることができる。
【0051】さらに、シュウ27及びシュウガイド26は、
アルミニウムの押出し成形で製造することができるた
め、部品精度に優れるとともに、大量生産が可能とな
り、安価に製造できる。
【0052】なお、本実施例では、第一傾斜面31,32 を
2ケ所設けているが、さらに多くの面を設けてもよい。
【0053】図12及び図13は、固定装置1の他の実施例
を示した図であり、揺動脚2は、前記実施例と同様、断
面コ字状に形成されているが、内周面側に断面コ字状の
伸縮脚40a が摺動自在に嵌装されている。そして、揺動
脚2の内側壁端部には、前記実施例と同様、スライド用
溝2a,2b を形成し、一方、伸縮脚40a の外側壁端部に
は、スライド用突起41a,41b を形成し、伸縮脚40a を揺
動脚2に対してスライド自在とし、伸縮脚40a の上下方
向の長さを調節可能としている。
【0054】揺動脚2にブラケット43を配設し、同ブラ
ケット43により揺動脚2及び伸縮脚40a の内側にシュウ
ガイド26を配設保持し、さらに、シュウ27に形成した凹
凸状の係合面29と伸縮脚40a の内周側面に形成した凹凸
状のラック面42とを係合することにより、伸縮脚40a が
揺動脚2に対して摺動しないようにロックできるように
している。
【0055】上記のような構成としているため、固定装
置1を揺動脚2及び伸縮脚40a の内部に収納配設でき、
余計な出っ張りのないフラットな揺動脚2及び伸縮脚40
a とすることができ、不用意に固定装置1のロックを解
除してしまうようなことを防止できる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】(1) 請求項1記載の本発明では、梯子等の
主脚に摺動自在に連結した伸縮脚に凹凸状のラック面を
摺動方向に沿って形成し、同ラック面と係脱可能な係合
面を形成したシュウを配設した伸縮脚の固定装置におい
て、係合面をラック面に押圧する押圧手段を、ラック面
に沿って複数設けているため、各押圧手段を小さくで
き、梯子等からの張り出し量の小さい小型の固定装置に
できる。
【0058】そして、そのため、固定装置を梯子等の支
柱の両側に設けても、踏桟上の足を置く場所が狭くなる
ことはない。
【0059】(2) 請求項2記載の本発明では、係合面と
鋭角を成す第一傾斜面をシュウに形成するとともに、同
第一傾斜面と摺接する第二ガイド面を、主脚に固着した
シュウガイドに形成して押圧手段を構成し、さらに、第
一傾斜面及び第二傾斜面を相対的に押し付け合う付勢手
段を設けているため、押圧手段を複雑な機構を必要とし
ない簡易な構成にできる。
【0060】また、シュウに、シュウガイドと当接する
第一傾斜面を2ケ所設けるとともに、それらを係合面と
裏面側に一体的に形成することにより、係合面を広くで
き、伸縮脚が主脚から伸縮しないように確実にロックで
きる。
【0061】さらに、シュウ及びシュウガイドはアルミ
ニウムの押出し成形で製造できるため、部品精度に優れ
るとともに、大量生産が可能となり、安価に製造でき
る。
【0062】(3) 請求項3記載の本発明では、係合面と
ラック面との係合を解除するために、シュウに第一ガイ
ド面を形成する一方、シュウガイドに、第一ガイド面に
対応する第二ガイド面を形成し、第一ガイド面を第二ガ
イド面に当接させて摺動させることにより、シュウをラ
ック面より離反する方向に移動可能としているため、固
定装置のロックを解除する際に、シュウを前記傾斜面に
沿って移動させることにより、係合面とラック面との係
合状態を開放でき、固定装置のロックを容易に解除でき
る。
【0063】(4) 請求項4記載の本発明では、第一傾斜
面及び第一ガイド面を係合面の裏側面に形成しているた
め、係合面を広くでき、伸縮脚が主脚から伸縮しないよ
うに確実にロックできる。
【0064】また、第一ガイド面及び第一傾斜面や第二
ガイド面及び第二傾斜面を一体的に形成できるため、シ
ュウ及びシュウガイドを安価かつ大量に生産できる。
【0065】(5) 請求項5記載の本発明では、シュウ及
び押圧手段を伸縮脚の内側に収納配設することにより、
主脚及び伸縮脚を余計な出っ張りのないフラットな形状
にでき、不用意に固定装置のロックを解除してしまうよ
うなことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伸縮脚の固定装置を用いた横転防
止装置の説明図である。
【図2】同部分拡大図である。
【図3】同部分拡大図である。
【図4】同部分拡大図である。
【図5】同部分拡大図である。
【図6】同部分拡大図である。
【図7】同部分拡大図である。
【図8】横転防止装置の使用状態を示す平面図である。
【図9】横転防止装置の使用状態を示す平面図である。
【図10】本発明に係る固定装置を示す部分断面図であ
る。
【図11】同部分断面図である。
【図12】本発明に係る他の実施例を示す部分断面図で
ある。
【図13】同側面図である。
【図14】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 固定装置 25 ブラケット 26 シュウガイド 27 シュウ 28 スプリング 29 係合面 30 ラック面 31,32 第一傾斜面 33,34 第二傾斜面 35,36 第一ガイド面 37,38 第二ガイド面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梯子等の主脚に摺動自在に連結した伸縮
    脚に凹凸状のラック面を摺動方向に沿って形成し、同ラ
    ック面と係脱可能な係合面を形成したシュウを配設した
    伸縮脚の固定装置において、 係合面をラック面に押圧する押圧手段を、ラック面に沿
    って複数設けたことを特徴とする伸縮脚の固定装置。
  2. 【請求項2】 係合面と鋭角を成す第一傾斜面をシュウ
    に形成するとともに、同第一傾斜面と摺接する第二ガイ
    ド面を、主脚に固着したシュウガイドに形成して押圧手
    段を構成し、さらに、第一傾斜面及び第二傾斜面を相対
    的に押し付け合う付勢手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の伸縮脚の固定装置。
  3. 【請求項3】 係合面とラック面との係合を解除するた
    めに、シュウに第一ガイド面を形成する一方、シュウガ
    イドに、第一ガイド面に対応する第二ガイド面を形成
    し、第一ガイド面を第二ガイド面に当接させて摺動させ
    ることにより、シュウをラック面より離反する方向に移
    動可能としたことを特徴とする請求項2記載の伸縮脚の
    固定装置。
  4. 【請求項4】 第一傾斜面及び第一ガイド面を係合面の
    裏側面に形成したことを特徴とする請求項3記載の伸縮
    脚の固定装置。
  5. 【請求項5】 シュウ及び押圧手段を伸縮脚の内側に収
    納配設したことを特徴とする請求項1から請求項4いず
    れかに記載の伸縮脚の固定装置。
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