JPH09177135A - 建設機械等の旋回制御回路 - Google Patents

建設機械等の旋回制御回路

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JPH09177135A
JPH09177135A JP33637295A JP33637295A JPH09177135A JP H09177135 A JPH09177135 A JP H09177135A JP 33637295 A JP33637295 A JP 33637295A JP 33637295 A JP33637295 A JP 33637295A JP H09177135 A JPH09177135 A JP H09177135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回操作の容易な旋回制御回路を提供するこ
とを課題としている。 【解決手段】 吐出量可変油圧ポンプと油タンクを連通
するメイン油路に介挿した方向切換弁と該方向切換弁に
接続された上部旋回体を駆動する油圧モータと該油圧ポ
ンプの吐出量を調節するレギュレータと該レギュレータ
を制御する電磁弁と該電磁弁を制御するコントローラか
らなる建設機械等の旋回制御回路において、旋回体に設
けられた作業機の慣性モーメントを測定する慣性モーメ
ント測定手段を具備し、慣性モーメント測定手段により
求められた慣性モーメントに基づいて電磁弁を制御する
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械等の旋
回制御回路の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の上部旋回体の旋回を制御する
駆動回路は従来から種々の方式が提案されている。例え
ば、特許公開公報第平6−117406号には起動時に
おける回転負荷の急激な加速を防止した駆動回路が開示
されている。また、特許公開公報第平6−117407
号、第平6−123303には油圧モータと油圧シリン
ダを並列に接続して駆動する油圧制御装置が開示されて
いる。図5に示す旋回体の制御回路は本願発明に最も近
いと思われる従来装置である。以下、図5の回路につい
て説明する。
【0003】図5において、吐出量可変の油圧ポンプ1
と油タンク2はメイン油路3により接続されている。メ
イン油路3には方向切換弁4が介挿されている。方向切
換弁4の2次側ポートには、上部旋回体7を駆動する油
圧モータ5が油路6により接続されている。方向切換弁
4の1次側ポートの1つは油タンク8に接続され、他の
1次側ポートはチェックバルブ9を介してメイン油路3
に接続されている。また、油圧ポンプ1はエンジンなど
の動力源10に接続されていると共に、吐出量を調節す
るレギュレータ11に連結されている。
【0004】レギュレータ11は連接した2個のチャン
バーからなり、H形ピストン12によって4つの小油室
11a、11b、11c、11dに分けられている。ピ
ストン12の左端はロッド13に連結され、ロッド13
は油圧ポンプ1の吐出量を変化させる斜板に連結されて
いる。油圧ポンプ1はロッド13が矢印I方向に移動し
たときに吐出量が増加し、矢印D方向に移動したときに
減少するように構成されている。また、第1油室11a
にはスプリング14が内設されており、H形ピストン1
2を右方向に押圧している。第2油室11bは、油圧ポ
ンプ1の下流の油路3から分岐した分岐油路15により
接続されている。
【0005】分岐油路15は油圧ポンプ1の吐出圧が高
くなった場合はH形ピストン12を矢印D方向に押圧
し、吐出量を減少させる。また逆に、吐出圧が低くなる
と矢印I方向に押圧し、吐出量を増加させる。即ち、分
岐油路15によって、吐出馬力はほぼ一定に保たれる。
さらに、第4油室11dは電磁切換弁17の2次側ポー
トに油路16によって接続されている。第4油室11d
に圧油が供給されるとH形ピストン12、ロッド13は
矢印D方向に押圧され、吐出量または吐出馬力がその分
だけ制限されて、減少する。なお、第1油室と第3油室
は油タンク18に接続されている。
【0006】電磁切換弁17の1次側ポートは各々パイ
ロット油圧ポンプ18、油タンク19に接続されてい
る。また、電磁切換弁17のソレノイド17sはコント
ローラ20の制御電流出力端に接続されている。コント
ローラ20は制御電流として「1」または「0」を出力
する。制御電流として「1」が出力されると電磁切換弁
17はb状態となり、油路16とパイロット油圧ポンプ
18とが接続され、パイロット油圧が第4油室11dに
供給され、油圧ポンプ1の吐出馬力は制限されて小馬力
となる。逆に制御電流が「0」の場合は油路16と油タ
ンク19が接続されるため、吐出馬力は制限されず、大
馬力となる。
【0007】図6は油圧ポンプ1の吐出圧Pと吐出量Q
の関係を示した図である。曲線Aは大馬力、即ち制御電
流が「0」の場合の吐出圧と吐出量の定常状態の関係を
表し、略双曲線となる。吐出圧P1は設定圧力で、P1
以上の圧力では図示されていないリリーフ弁が開くた
め、供給油圧はP1以上になることはない。最初S1の
状態から出発して、S2の状態に達する。状態S2では
吐出圧P1、吐出量Q1である。油圧モータ5が静止ま
たは遅い速度で回転している間は流路抵抗が大きく状態
S2にとどまり、回転速度が上昇してくると流路抵抗が
小さくなり、吐出量Qが増加して最大吐出量Qmとな
る。一方、吐出圧Pは減少し、状態はS3の方向に移動
する。また、曲線Bは小馬力の場合、即ち制御電流が
「1」の場合の関係を示した図であり、大馬力の場合と
同様に動作する。
【0008】図7は油圧モータ5の特性を示した図であ
る。以下、油圧ポンプ1の出力馬力が大馬力(図6のA
曲線)の場合について説明する。曲線Cは負荷の慣性モ
ーメントが大きい場合の特性を示す。スタート段階では
旋回駆動圧pは直線的にP1まで上昇し、旋回速度があ
る値に達するまで(時刻t1まで)は慣性抵抗が大きい
ので旋回駆動圧はP1のままである。旋回速度vが上記
値を越えると(時刻t1以後は)慣性抵抗が減少するの
で、旋回駆動圧pは徐々に減少する。一方、旋回速度は
慣性モーメントが大きいため下側の曲線cの様に徐々に
増大し、最大旋回速度に達する。
【0009】曲線D、曲線dは負荷が小さい場合の特性
を示す。この場合は旋回駆動圧は、短時間(時刻t2ま
で)P1のままであるが、直ぐに下がり始める。また、
曲線dが示すように、旋回速度も短時間に上昇して最大
旋回速度に達する。なお、出力馬力が小馬力(図6のB
曲線)の場合の油圧モータの特性は、図7のグラフで時
間軸を引き伸ばした形状の特性曲線となる。
【0010】この旋回制御回路は上記のように構成され
ており、以下のように作動する。即ち、図示されていな
い操作レバーによって正回転側に操作されると、方向切
換弁4はa部の油路が各ポートと接続し、油圧ポンプか
らの圧油はメイン油路3、チェックバルブ9、方向切換
弁4を通って、油圧モータ5を左側から右側へと流れ、
油路6、方向切換弁4を通って油タンク8へ流れる。こ
れにより、油圧モータ5及び上部旋回体7は正回転す
る。操作レバーを逆回転側に操作すれば、b部の油路が
ポートと接続し、圧油は右側から左側へと流れ、逆回転
する。
【0011】この場合に、コントローラ20からの制御
電流を「0」にしておくと、油圧ポンプ1は、図6で説
明した様に大馬力を出力する。また、油圧モータの特性
は図7で説明したような特性曲線に従って動作する。制
御電流が「1」の場合は小馬力を出力する。即ち、制御
電流が「0」の場合で、作業機が図8(A)のように慣
性モーメントが大きい場合は図7の曲線C、曲線cのよ
うな動作をし、作業機が図8(B)のように慣性モーメ
ントが小さい場合は図7の曲線D、曲線dのように動作
する。また、制御電流が「1」の場合はこれらの動作の
時間軸を引き伸ばしたような特性の動作をする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
出力馬力が大きくて慣性モーメントが小さい場合は図7
のd曲線のように旋回速度が短時間でほぼ最大に達する
ので、例えば、作業機を90度または180度旋回させ
たい場合は目標位置で停止させるためには相当の技術と
労力が必要であり、逆に小馬力にして操作すると慣性モ
ーメントが大きい場合は目標値にまで旋回させるのに時
間がかかり過ぎると云う課題があった。また、作業機の
状態を見ながら大馬力と小馬力を切り換えて操作すると
操作が複雑になると云う課題があった。本発明は自動的
に慣性モーメントの大きさを測定して、旋回操作の容易
な旋回制御回路を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の旋回制御回路は、吐出量可変油圧ポ
ンプと油タンクを連通するメイン油路に介挿した方向切
換弁と該方向切換弁に接続された上部旋回体を駆動する
油圧モータと該油圧ポンプの吐出量を調節するレギュレ
ータと該レギュレータを制御する電磁弁と該電磁弁を制
御するコントローラからなる建設機械等の旋回制御回路
において、上部旋回体に設けられた作業機の慣性モーメ
ントを測定する慣性モーメント測定手段を具備し、慣性
モーメント測定手段により求められた慣性モーメントに
基づいて電磁弁を制御することを特徴としている。本装
置は、慣性モーメント測定手段により作業機の現在の慣
性モーメントを測定し、電磁弁を制御し、レギュレータ
への油圧を調整し、それによって油圧ポンプの出力馬力
を制限し、油圧モータの旋回速度を制御する。
【0014】また、請求項2に記載の旋回制御回路は、
請求項1の回路の慣性モメント測定手段を上部旋回体に
設けられた作業機の干渉防止回路の角度センサーからの
データと該作業機に関する所定のデータから慣性モーメ
ントを算出する演算手段からなり、電磁弁は比例式電磁
減圧弁からなることを特徴としている。本装置は、慣性
モーメントの測定手段を作業機の干渉防止回路に使用さ
れているセンサーを兼用して利用し、新たなセンサーを
設けない。また、電磁弁は比例式電磁減圧弁を使用し、
制御の線形化を図っている。
【0015】請求項3に記載の旋回制御回路は、吐出量
可変油圧ポンプと油タンクを連通するメイン油路に介挿
した方向切換弁と該方向切換弁に接続された上部旋回体
を駆動する油圧モータと該油圧ポンプの吐出量を調節す
るレギュレータと該レギュレータを制御する電磁弁と該
電磁弁を制御するコントローラからなる建設機械等の旋
回制御回路において、上部旋回体の位置又は旋回速度を
検出する旋回速度センサーを設け、該旋回速度センサー
からの出力に応じて前記電磁弁を制御することを特徴と
している。本装置は、上部旋回体の旋回速度等を検出
し、検出データに基づき電磁弁のソレノイドを制御し、
レギュレータへの油圧を調節し、油圧ポンプの吐出馬力
を制御している。それによって、上部旋回体の速度制御
を行っている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。実施形態1 図1は本願発明の実施形態1の構成を示す。図1におい
て従来例(図5〜図8)で説明したと同じ構成部分につ
いては同一の引用番号を付して詳細な説明は省略する。
図1において、上部旋回体7に設けられた作業機30に
はブーム角度センサー35、オフセット角度センサー3
4、アーム角度センサー33が取付けられている。これ
らのセンサー33〜35の測定データは、コントローラ
32に取り込まれる。コントローラ32はこれらのデー
タから比例電磁弁31に流すべき制御電流を決定し、ソ
レノイド電流として出力する。なお、センサー33〜3
5の測定データは作業機の干渉防止のために用いられて
いるデータを利用してもよい。
【0017】図2にコントローラ32の構成を示す。コ
ントローラ32はCPU(中央演算装置)、RAMメモ
リ、ROMのメモリ等からなっている。図2において、
角度センサー33〜35で検出されたデータはA/Dコ
ンバータ36〜38を介してメモリ39に記録される。
また、メモリ40には作業機のブームやアーム等の長さ
データ、重心位置データ、質量データ等が記録されてい
る。演算部41はメモリ39、40に記録されているデ
ータから上部旋回体7と作業機30の慣性モーメント値
またはそれと関連する値を求める。この値を求める方法
の例を以下の実施例1、2で説明する。なお、コントロ
ーラ32の演算はタイムシアリングでサイクル毎に行っ
てもよいし、オペレータが旋回操作レバーを握ったとき
に演算開始するようにしてもよい。
【0018】
【実施例1】上部旋回体7の慣性モーメントは不変であ
るから、予め求めておく。この値をJuとする。ブーム
角度S1、オフセット角度S2、アーム角度S3とすれ
ば、ブーム、オフセットアーム、アームの各々の長さ、
重心位置、質量がメモリ40に記録され、既知であるか
ら、これらのデータから作業機の慣性モーメントJsが
計算により求められる。JuとJsの和(又は合成ベク
トル)が求める慣性モーメントJtを与える。
【0019】
【実施例2】求める慣性モーメントJtをブーム角度S
1、オフセット角度S2、アーム角度S3の関数J(S
1,S2,S3)と考え、S1、S2、S3の各値に対
してJtを実験又は計算により予めJtの3次元テーブ
ルを作成しておく。与えられたデータS1、S2、S3
に対してテーブルからJtを求める。
【0020】次に、制御信号発生部42は、演算部41
で求められたデータに基づいて、Jtに逆比例した大き
さの制御信号を発生し、ドライバー43に出力する。ド
ライバー43の出力電流は比例電磁弁31のソレノイド
に流れ、ソレノイド電流に比例した圧油がパイロットポ
ンプ18から油路16に流れる。この圧油は、従来例で
説明したようにレギュレータ11を作動し、油圧ポンプ
1の出力馬力を制御する。
【0021】実施形態1は、上記のように構成されてい
るので以下のように作動する。例えば、オペレータが旋
回操作レバーを握ると演算開始信号がコントローラ32
に送られ、コントローラ32は、現在の角度データS
1、S2、S3をメモリ39から読み出して、慣性モー
メントを演算し、そのモーメント値に応じた制御信号を
発生する。この制御信号はドライバ43を介して比例電
磁弁31に送られる。
【0022】慣性モーメントが大きいときは油路16に
流れる油圧は小さくなる。逆に、慣性モーメントが小さ
いときは油圧は大きくなる。従って、求められた慣性モ
ーメントが小さいほどH形ピストン12は左方向に押圧
され、油圧ポンプ1の吐出馬力は小さくなる。その結
果、旋回体7が最高旋回速度に達するまで多くの時間が
かかり、操作が容易となる。実施形態1における油圧モ
ータの特性の1例を図5の曲線E、曲線eで示す。
【0023】以上説明したように、実施形態1は作業機
の慣性モーメントの大小にかかわらず、操作が容易であ
るという効果がある。また、作業機の干渉防止回路に使
用されている角度検出センサーのデータを利用すること
もでき、特別の装置を設けることを必要としない。
【0024】実施形態2 図3は本願発明の実施形態2の構成を示す。図3におい
て従来例(図5〜図8)及び実施形態1で説明したと同
じ構成部分については同一の引用番号を付して詳細な説
明は省略する。図3において、旋回体7の近く適宜の位
置に設けられた速度センサー45のデータがコントロー
ラ46に取り込まれる。コントローラ46は比例式電磁
弁31に制御電流を出力する。
【0025】図4はコントローラ46の構成を示す。図
4において、速度センサ45からの測定データはA/D
コンバータ47を介してメモリ48に記録される。一
方、メモリ49には、上部旋回体の好ましい旋回速度が
目標値として記録されている。この目標旋回速度は一定
値であっても、時間的に変化する値であってもよい。演
算器50はメモリ49のデータ値からメモリ48のデー
タ値の引算して偏差値を算出し、制御信号発生部51に
出力する。制御信号発生部51は、現在信号電流値から
偏差値に比例した微少電流分を減少させて、新信号電流
値としてドライバ52に出力する。ドライバ52は新信
号電流を比例式電磁弁31のソレノイドに出力する。
【0026】実施形態2は上記のように構成されている
ので以下のように作動する。即ち、速度センサ45から
速度データがコントローラ46に送られてくると、コン
トローラ46は実速度データと目標速度データとを比較
し、実速度データが小さい場合(偏差が負の場合)は信
号電流を小さくし、実速度データが大きい場合(偏差が
正の場合)は信号電流を大きくして信号電流を比例電磁
弁31に出力する。比例式電磁弁31は信号電流に比例
して油路16に供給する油圧を増減する。
【0027】偏差が負の場合は第4油室の圧油は降下
し、H形ピストンはI方向に移動し、油圧ポンプ1の出
力馬力は増加する。従って、上部旋回体7の旋回速度は
増大する。また、偏差が正の場合は出力馬力は減少し、
旋回速度は減少する。以上の動作により、上部旋回体7
の旋回速度はメモリ49に記録されている目標旋回速度
に一致する。
【0028】目標旋回速度を適当な値(または時間的に
変化する関数値)に定めておけば、作業機の慣性モーメ
ントの大きさに無関係に所定の旋回速度が得られるので
旋回操作が容易になると云う効果がある。
【0029】以上この発明の実施形態および実施例を図
面により詳細に説明してきたが、具体的な構成は以上の
説明又は例示されたものに限られるものではなく、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもこ
の発明に含まれる。例えば、電磁弁31は比例式電磁弁
に限るものではなく、逆比例式電磁弁を使用することも
できる。勿論この場合は制御信号発生部の動作が異な
る。また、慣性モーメントはその値を直接求めることは
必要でなく、これに関連した値を求めて制御することも
可能である。さらに、慣性モーメント及びこれに関連し
た値の算出方法は実施例に説明した方法に限られない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業機の状態如何に拘わらず旋回操作が容易になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施形態1の構成を示した図であ
る。
【図2】 実施形態1のコントローラのブロック図であ
る。
【図3】 本願発明の実施形態2の構成を示した図であ
る。
【図4】 実施形態2のコントローラのブロック図であ
る。
【図5】 従来装置の構成を示した図である。
【図6】 油圧ポンプの出力馬力を示した図である。
【図7】 油圧モータの特性を示した図である。
【図8】 (A)は作業機の慣性モーメントが大きい場
合を示し、(B)は慣性モーメントが小さい場合を示し
た図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 油タンク 3 メイン油路 4 方向切換弁 5 油圧モータ 7 上部旋回体 10 原動機 11 レギュレータ 30 作業機 31 比例式電磁減圧弁(電磁弁) 32、46 コントローラ 33 アーム角度センサ 34 オフセット角度センサ 35 ブーム角度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出量可変油圧ポンプと油タンクを連通
    するメイン油路に介挿した方向切換弁と該方向切換弁に
    接続された上部旋回体を駆動する油圧モータと該油圧ポ
    ンプの吐出量を調節するレギュレータと該レギュレータ
    を制御する電磁弁と該電磁弁を制御するコントローラか
    らなる建設機械等の旋回制御回路において、前記上部旋
    回体に設けられた作業機の慣性モーメントを測定する慣
    性モーメント測定手段を具備し、該慣性モーメント測定
    手段により求められた慣性モーメントに基づいて前記電
    磁弁を制御することを特徴とする建設機械等の旋回制御
    回路。
  2. 【請求項2】 前記慣性モメント測定手段は、前記上部
    旋回体に設けられた作業機の干渉防止回路の角度センサ
    ーからのデータと該作業機に関する所定のデータから慣
    性モーメントを算出する演算手段からなり、前記電磁弁
    は比例式電磁減圧弁からなることを特徴とする建設機械
    等の旋回制御回路。
  3. 【請求項3】 吐出量可変油圧ポンプと油タンクを連通
    するメイン油路に介挿した方向切換弁と該方向切換弁に
    接続された上部旋回体を駆動する油圧モータと該油圧ポ
    ンプの吐出量を調節するレギュレータと該レギュレータ
    を制御する電磁弁と該電磁弁を制御するコントローラか
    らなる建設機械等の旋回制御回路において、前記上部旋
    回体の位置又は旋回速度を検出する旋回速度センサーを
    設け、該旋回速度センサーからの出力に応じて前記電磁
    弁を制御することを特徴とする建設機械等の旋回制御回
    路。
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