JPH09175955A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH09175955A
JPH09175955A JP7353652A JP35365295A JPH09175955A JP H09175955 A JPH09175955 A JP H09175955A JP 7353652 A JP7353652 A JP 7353652A JP 35365295 A JP35365295 A JP 35365295A JP H09175955 A JPH09175955 A JP H09175955A
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hair
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hair cosmetic
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mud
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英二 中垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】毛髪へののび、ひろがりがよく良好な使用感を
有し、柔軟効果、保湿効果並びに整髪効果等のコンディ
ショニング性に優れた毛髪化粧料を提供する。 【解決手段】海藻抽出物及び海泥を含有する毛髪化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧料に関
し、更に詳細には、髪のべたつきやごわつきを抑え、毛
髪に対して優れた保湿効果、柔軟効果並びに整髪効果を
有する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料において、毛髪をしな
やかにする、しっとりさせる、あるいは整髪効果を付与
する等の目的で、ミネラル成分を含む各種海藻抽出物、
特に海藻由来の多糖類が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、海藻抽
出物を少量配合しただけでは充分な効果が得られないた
め、これらの効果を発現させるためには海藻抽出物を多
量に配合する必要があった。その結果、弊害として過度
な造膜性による毛髪のごわつきやべたつきを生じ、場合
によっては、粘性が増加して毛髪化粧料の流動性が悪く
なる、使用する際毛髪に塗布しにくい等の欠点を生じる
ことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究の結果、海藻抽出物と特定成分を組み合
わせて配合することにより上記課題を解決し得ることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明
は、次の成分(A)及び(B); (A)海藻抽出物 (B)海泥 を含有することを特徴とする毛髪化粧料を提供するもの
である。以下、詳細に説明する。
【0005】本発明で用いられる(A)成分の海藻抽出
物は、褐藻類(Phaeophyta)、紅藻類(Rh
odophyta)、緑藻類(Chlorophyt
a)等から水又は親水性溶媒により抽出して得られる物
質である。これらのいずれをも使用することができる
が、就中、海藻由来の多糖類及び/又はその誘導体が好
ましい。具体的には、カラギーナン、アルギン酸、ファ
ーセレラン等の天然多糖類やその誘導体等が挙げられ
る。(A)成分の含有量は特に限定されないが、好まし
くは0.01〜5重量%(以下、単に「%」と記す)よ
り好ましくは、0.01〜2%である。
【0006】一方、本発明に用いられる(B)成分の海
泥は、海洋由来の天然無機物質であり、主としてイオウ
を含んだ含水ケイ酸アルミニウムからなり、各種ミネラ
ルを含有する腐食泥である。採掘した海泥は、必要に応
じて、乾燥や粉砕等の処理を行ない用いることができ
る。市販品としては、ミロネクトン(大日本化成社製)
等が挙げられる。(B)成分の含有量は特に限定されな
いが、好ましくは0.01〜5%、より好ましくは、
0.1〜5%である。
【0007】本発明の毛髪化粧料には、上記必須成分に
加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲で粘
度調整剤、毛髪固定用被膜形成剤、髪質改良剤、pH調
整剤、洗浄剤、乳化助剤、乳化助剤等毛髪用化粧料にお
いて汎用される成分の配合が可能である。
【0008】例えば、粘度調整剤としてはメチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、キサンタンガム等の水溶性高分子や脂肪酸
アルキロールアミド等の非イオン性界面活性剤等を使用
することができる。
【0009】毛髪固定用被膜形成剤としてはカチオン化
セルロース、カチオン化デンプン、カチオン化グアガ
ム、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、ジアリル4級ア
ンモニウム塩重合物等のカチオン性重合体;ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルピロリドン−酢酸ビニルコポリ
マー、ポリビニルアルコール等の非イオン性重合体;メ
チルビニルエーテル−無水マレイン酸コポリマーハーフ
エステル、アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル
コポリマー等のアニオン性重合体:ジアルキルアミノエ
チル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリレートコポ
リマーのクロル酢酸両性化物、オクチルアクリルアミド
−ブチルアミノエチルメタクリレート−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート−アクリレートコポリマー等の両性
重合体等を使用することができる。
【0010】また、髪質改良剤としては、シリコーン
油、高重合シリコーン、環状シリコーン、ポリエーテル
変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カチオン性シ
リコーン等のシリコーン誘導体や陽イオン界面活性剤、
pH調整剤としてはクエン酸、乳酸等の酸又はその塩、
洗浄剤としては公知の陰イオン界面活性剤や両性界面活
性剤、乳化助剤として高級アルコールやグリセリン脂肪
酸エステル等を使用することができる。
【0011】さらにこれらに加えて、高級脂肪酸、直鎖
あるいは分岐鎖を有するエステル類、炭化水素、油脂類
等の油性成分、多価アルコール、低級アルコール等の水
性成分、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺
菌剤、美容成分等、通常化粧料に用いられる他の成分も
配合することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪化粧料は、シャンプ
ー、リンス、ヘアコンディショナー、ヘアパック等とし
て用いることができ、液状、乳液状、クリーム状、ゲル
状、粉末状等種々の形態にて実施することができる。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに説明
する。なおこれらは本発明を何等限定するものではな
い。
【0014】実施例1〜6及び比較例1〜3 ヘアコン
ディショナー 表1に示す組成および下記製法にてヘアコンディショナ
ーを製造し、使用後の髪の風合いの評価を行った。
【0015】
【表1】
【0016】(製造方法) A:成分1〜3を均一に加熱溶解する。 B:成分4〜8及び10を均一に加熱溶解し、これにA
を添加して乳化混合する。 C:Bを冷却後、成分9を添加して混合し、ヘアコンデ
ィショナーを得た。
【0017】(評価方法)人毛のウィッグ(かつら)を
市販の通常タイプのシャンプーで洗浄した。次に実施例
1〜6及び比較例1〜3のヘアコンディショナーを塗布
し、5分間放置した後洗浄して、乾燥したものを評価サ
ンプルとした。下記の評価基準により、使用性並びに使
用後の毛髪の風合い(毛髪の柔軟効果、保湿効果並びに
整髪効果)を専門評価者が評価した。評価基準を以下に
示す。
【0018】(評価基準)使用性については「毛髪への
のび、ひろがり」を、毛髪の柔軟効果については「べた
つき、ごわつきのなさ」を、毛髪の保湿効果については
「しっとり感」を、さらに整髪効果については「まとま
りやすさ」を各々下記基準にて評価した。 評価基準 ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不良。 ×:不良。 得られた評価結果を表1に示す。
【0019】表1の結果から明らかなように、本発明に
係わる実施例は、比較例1〜3のものと比較して、使用
性並びに使用後の風合いにおいて極めて優れた効果を示
していた。
【0020】実施例7〜12及び比較例4〜6 シャン
プー 表2に示す組成及び下記製法にてシャンプーを製造し、
使用性並びに使用後の髪の風合いの評価を行った。
【0021】
【表2】
【0022】(製造方法) A:成分4〜6を成分8の一部で加温溶解する。 B:成分1〜3及び成分8の残部を均一に混合し、Aを
添加混合した後、成分7を添加混合してシャンプーを得
た。
【0023】(評価方法)人毛のウィッグ(かつら)を
市販の通常タイプのシャンプーで洗浄した。次に実施例
7〜12及び比較例4〜6のシャンプーで洗浄し、乾燥
させたものを評価サンプルとした。評価項目並びに評価
基準は上述と同様に行った。得られた結果を表2に示
す。
【0024】表2の結果から明らかなように、実施例7
〜12のシャンプーは、比較例4〜6のものと比較し
て、使用性並びに使用後の毛髪の風合いにおいて、極め
て優れた効果を示していた。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の毛髪化粧
料は、海藻抽出物と海泥とを併用することにより、毛髪
へののび、ひろがりが良く良好な使用感を有し、毛髪に
対して優れたコンディショニング効果を付与することが
できるものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)及び(B); (A)海藻抽出物 (B)海泥 を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】(A)成分が海藻由来の多糖類及び/又は
    その誘導体であることを特徴とする請求項1記載の毛髪
    化粧料。
  3. 【請求項3】(A)成分の含有量が0.01〜5重量
    %、(B)成分の含有量が0.01〜5重量%であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の毛髪
    化粧料。
JP7353652A 1995-12-28 1995-12-28 毛髪化粧料 Expired - Lifetime JP2779926B2 (ja)

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