JPH09174518A - 単板積層材集成材およびその製造方法 - Google Patents
単板積層材集成材およびその製造方法Info
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- JPH09174518A JPH09174518A JP5107096A JP5107096A JPH09174518A JP H09174518 A JPH09174518 A JP H09174518A JP 5107096 A JP5107096 A JP 5107096A JP 5107096 A JP5107096 A JP 5107096A JP H09174518 A JPH09174518 A JP H09174518A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単板積層材を積層接着して単板積層材集成材
を提供する。 【構成】 所定長さ毎にフィンガージョイント又はスカ
ーフジョイント結合した単板積層材を上記ジョイント結
合部を前後方向に位相をずらして、所定枚数積層接着し
た単板積層材集成材。
を提供する。 【構成】 所定長さ毎にフィンガージョイント又はスカ
ーフジョイント結合した単板積層材を上記ジョイント結
合部を前後方向に位相をずらして、所定枚数積層接着し
た単板積層材集成材。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の単板積層材を集
成接着してなる単板積層材集成材の改良に関するもので
ある。
成接着してなる単板積層材集成材の改良に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】挽板であるラミナを集成接着接合した集
成材や、単板を繊維方向を同一にして積層接着した構造
用単板積層材などが、従来より各種分野で広く用いられ
ているが、近年では大型木造建築物の梁や柱などの比較
的大規模な構造部材として用いられるようになってきて
いる。然しながら、断面や長さが長大であるので、これ
らの集成材や構造用単板積層材を用いたとしても、製造
はなかなか困難である。
成材や、単板を繊維方向を同一にして積層接着した構造
用単板積層材などが、従来より各種分野で広く用いられ
ているが、近年では大型木造建築物の梁や柱などの比較
的大規模な構造部材として用いられるようになってきて
いる。然しながら、断面や長さが長大であるので、これ
らの集成材や構造用単板積層材を用いたとしても、製造
はなかなか困難である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般に、長尺単板積層
材を製造するに当たり、ロータリー単板は、繊維方向と
直角の方向に削り出されるので、この方向には連続して
帯状にすることができるが、繊維方向にはロータリーレ
ースの巾及び原木の長さによって、その長さが決定さ
れ、単板の長さに限度があるので、長手方向に継ぐ必要
がある。充分な強度を確保するためには、上下に隣接す
る単板の継手位置は、単板の厚さの大略３０倍程度離さ
ねばならず、継手位置は同一断面付近に配置することが
できないものであって、歩留まりが低下する欠点があっ
た。また、多層の単板積層を一挙にホットプレスで熱圧
すれば長時間を要する。本発明は、簡単でかつ容易で量
産に向く新規な単板積層材集成材、並びにその製造方法
を提案するものである。
材を製造するに当たり、ロータリー単板は、繊維方向と
直角の方向に削り出されるので、この方向には連続して
帯状にすることができるが、繊維方向にはロータリーレ
ースの巾及び原木の長さによって、その長さが決定さ
れ、単板の長さに限度があるので、長手方向に継ぐ必要
がある。充分な強度を確保するためには、上下に隣接す
る単板の継手位置は、単板の厚さの大略３０倍程度離さ
ねばならず、継手位置は同一断面付近に配置することが
できないものであって、歩留まりが低下する欠点があっ
た。また、多層の単板積層を一挙にホットプレスで熱圧
すれば長時間を要する。本発明は、簡単でかつ容易で量
産に向く新規な単板積層材集成材、並びにその製造方法
を提案するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定長さ毎に
フィンガージョイント又はスカーフジョイント結合した
単板積層材を上記ジョイント結合部を前後方向に位相を
ずらして、所定枚数積層接着したことを特徴とする単板
積層材集成材、又上記、単板積層材集成材の外層部に一
枚の長尺の単板積層材をそれぞれ接着し、及び上記単板
積層材集成材を化粧用単板又は化粧紙等で包披接着した
単板積層材集成材、並びにその製造方法を提供しようと
するものである。
フィンガージョイント又はスカーフジョイント結合した
単板積層材を上記ジョイント結合部を前後方向に位相を
ずらして、所定枚数積層接着したことを特徴とする単板
積層材集成材、又上記、単板積層材集成材の外層部に一
枚の長尺の単板積層材をそれぞれ接着し、及び上記単板
積層材集成材を化粧用単板又は化粧紙等で包披接着した
単板積層材集成材、並びにその製造方法を提供しようと
するものである。
【０００５】
【作用】本発明は上記した通り、所定長さ毎にフィンガ
ージョイント又はスカーフジョイント結合した単板積層
材を上記ジョイント結合部を前後方向に位相をずらして
積層接着し、又これらの外層部に一枚の長尺の単板積層
材を接着し、更にこれらを一体的に化粧用単板で包披接
着してあるから、この単板積層材を適宜組み合わせるこ
とによって、薄板、厚板、柱等の単板積層材集成材が簡
単に効率よく作られるようになる。その結果、単板積層
材集成材が、住宅用材等の常用材として位置づけられる
ようになる。このような単板積層材集成材は乾燥等によ
るそりや割れもなく高品質化する。また化粧用単板等で
包披接着すれば、造作材、表面材、柱材等の内装材とし
て、装飾的、外観的な面においても、その品質が向上す
る。
ージョイント又はスカーフジョイント結合した単板積層
材を上記ジョイント結合部を前後方向に位相をずらして
積層接着し、又これらの外層部に一枚の長尺の単板積層
材を接着し、更にこれらを一体的に化粧用単板で包披接
着してあるから、この単板積層材を適宜組み合わせるこ
とによって、薄板、厚板、柱等の単板積層材集成材が簡
単に効率よく作られるようになる。その結果、単板積層
材集成材が、住宅用材等の常用材として位置づけられる
ようになる。このような単板積層材集成材は乾燥等によ
るそりや割れもなく高品質化する。また化粧用単板等で
包披接着すれば、造作材、表面材、柱材等の内装材とし
て、装飾的、外観的な面においても、その品質が向上す
る。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、所定長さ毎にフィンガージョイント結合
した単板積層材をフィンガージョイント結合部を前後方
向に位相をずらして、所定枚数積層接着した単板積層材
集成材で、１及び１’は単板積層材で、この単板積層材
に用いる単板は、主としてロータリーレースで剥板して
得られる単板であり、厚さは１．５mmから１０mmのもの
である。単板の繊維方向の長さはロータリーレースで剥
板する原木の長さに規定されるが、プレスの圧締板より
長くする必要はない。この単板木口部をスカーフ又はジ
グザグ等の噛み合わせ形状に成型して縦接合したり、単
板の繊維方向と直交する方向に横はぎ接合して、縦接合
した単板や横接合した単板を使用することは充分強度が
得られる方法であり、好ましい方法である。上記の単板
を繊維方向に複数枚積層接着したものが、所定寸法の単
板積層材１および１’である。２はフィンガージョイン
トで、このジョイントは上記の単板積層材の端部に周知
のフィンガージョイント２を成型加工し、このジョイン
ト２を図示のように前後方向に位相をずらして、所定枚
数積層接着して単板積層材集成材３を構成する。図２
は、所定長さ毎にフィンガージョイント結合した単板積
層材を、フィンガージョイント結合部を前後方向に位相
をずらして所定枚数積層接着し、それらの外層部に一枚
の長尺の単板積層材を接着した単板積層材集成材であ
る。図３は、所定長さ毎にフィンガージョイント結合部
を前後方向に位相をずらして所定枚数積層接着し、それ
を一体的に化粧用単板４で包披した単板積層材集成材で
ある。
する。図１は、所定長さ毎にフィンガージョイント結合
した単板積層材をフィンガージョイント結合部を前後方
向に位相をずらして、所定枚数積層接着した単板積層材
集成材で、１及び１’は単板積層材で、この単板積層材
に用いる単板は、主としてロータリーレースで剥板して
得られる単板であり、厚さは１．５mmから１０mmのもの
である。単板の繊維方向の長さはロータリーレースで剥
板する原木の長さに規定されるが、プレスの圧締板より
長くする必要はない。この単板木口部をスカーフ又はジ
グザグ等の噛み合わせ形状に成型して縦接合したり、単
板の繊維方向と直交する方向に横はぎ接合して、縦接合
した単板や横接合した単板を使用することは充分強度が
得られる方法であり、好ましい方法である。上記の単板
を繊維方向に複数枚積層接着したものが、所定寸法の単
板積層材１および１’である。２はフィンガージョイン
トで、このジョイントは上記の単板積層材の端部に周知
のフィンガージョイント２を成型加工し、このジョイン
ト２を図示のように前後方向に位相をずらして、所定枚
数積層接着して単板積層材集成材３を構成する。図２
は、所定長さ毎にフィンガージョイント結合した単板積
層材を、フィンガージョイント結合部を前後方向に位相
をずらして所定枚数積層接着し、それらの外層部に一枚
の長尺の単板積層材を接着した単板積層材集成材であ
る。図３は、所定長さ毎にフィンガージョイント結合部
を前後方向に位相をずらして所定枚数積層接着し、それ
を一体的に化粧用単板４で包披した単板積層材集成材で
ある。
【０００７】次に、上記記載した本発明の単板積層材集
成材の製造方法を、具体的な数値を当てはめて図４に基
づいて説明する。仮に、ロータリーレースに装着される
原木長を６尺（約１．８ｍ）とし、剥板される単板厚み
を２mmとした場合、このロータリーレースによって剥板
される単板は、繊維方向に６尺長さで、繊維と直交する
方向に連続状であり、この連続状の単板を繊維方向と直
交する方向へ３尺（約０．９ｍ）毎に定尺切断する。こ
の繊維方向へ６尺長さ、且つ繊維と直交する方向へ３尺
に切断された単板を繊維方向に平行に１０枚積層して接
着して、一旦３尺×６尺×１０枚（２０mm）を１単位と
した単板積層材を製造する。その後、この単板積層材を
繊維方向に直交する幅方向を１尺幅（約０．３ｍ）毎に
鋸断して１尺×６尺×２０mmのブロックとし、鋸断後の
ブロックを繊維方向に対して長尺とすべく、ブロックが
端部に用いられるものであれば、その繊維方向の一端部
または他端部、端部以外に用いられるものであれば両端
部をフィンガー状若しくはスカーフ状に成型加工する。
次いで、成型加工後の端部を繊維方向と平行にフィンガ
ージョイント又はスカーフジョイント結合して長尺な単
板積層材を得、仮に１尺×６尺×２０mmのブロックを５
ブロック長手方向に結合すれば、１尺×３０尺（約９
ｍ）×２０mmとなる。さらに上記ジョイント結合部を前
後方向に位相をずらして、１０枚の長尺な単板積層材を
積層方向へ接着して、１尺×３０尺×１０枚（２００m
m）の単板積層材集成材を得るものである。
成材の製造方法を、具体的な数値を当てはめて図４に基
づいて説明する。仮に、ロータリーレースに装着される
原木長を６尺（約１．８ｍ）とし、剥板される単板厚み
を２mmとした場合、このロータリーレースによって剥板
される単板は、繊維方向に６尺長さで、繊維と直交する
方向に連続状であり、この連続状の単板を繊維方向と直
交する方向へ３尺（約０．９ｍ）毎に定尺切断する。こ
の繊維方向へ６尺長さ、且つ繊維と直交する方向へ３尺
に切断された単板を繊維方向に平行に１０枚積層して接
着して、一旦３尺×６尺×１０枚（２０mm）を１単位と
した単板積層材を製造する。その後、この単板積層材を
繊維方向に直交する幅方向を１尺幅（約０．３ｍ）毎に
鋸断して１尺×６尺×２０mmのブロックとし、鋸断後の
ブロックを繊維方向に対して長尺とすべく、ブロックが
端部に用いられるものであれば、その繊維方向の一端部
または他端部、端部以外に用いられるものであれば両端
部をフィンガー状若しくはスカーフ状に成型加工する。
次いで、成型加工後の端部を繊維方向と平行にフィンガ
ージョイント又はスカーフジョイント結合して長尺な単
板積層材を得、仮に１尺×６尺×２０mmのブロックを５
ブロック長手方向に結合すれば、１尺×３０尺（約９
ｍ）×２０mmとなる。さらに上記ジョイント結合部を前
後方向に位相をずらして、１０枚の長尺な単板積層材を
積層方向へ接着して、１尺×３０尺×１０枚（２００m
m）の単板積層材集成材を得るものである。
【０００８】また、本発明の他の単板積層材集成材の製
造方法を、別な数値を当てはめて図５に基づいて説明す
る。仮に、ロータリーレースに装着される原木長を４尺
（約１．２ｍ）とし、剥板される単板厚みを３mmとした
場合、このロータリーレースによって剥板される単板
は、繊維方向に４尺長さで、繊維と直交する方向に連続
状であり、この連続状の単板を繊維方向と直交する方向
へ３尺（約０．９ｍ）毎に定尺切断する。この繊維方向
へ４尺長さ、且つ繊維と直交する方向へ３尺に切断され
た単板を繊維方向に平行に１０枚積層して接着して、一
旦３尺×４尺×１０枚（３０mm）を１単位とした単板積
層材を製造する。その後、この単板積層材の繊維方向の
一端部または他端部、端部以外に用いられるものであれ
ば両端部をフィンガー状若しくはスカーフ状に成型加工
する。成型加工後の端部を繊維方向と平行にフィンガー
ジョイント又はスカーフジョイント結合して長尺な単板
積層材を得、仮に３尺×４尺×３０mmの単板積層材を８
個長手方向に結合すれば、３尺×３２尺（約９．６ｍ）
×３０mmとなる。その後、この単板積層材を繊維方向に
直交する幅方向を１尺幅（約０．３ｍ）毎に鋸断して１
尺×３２尺×３０mmのブロックとし、さらに上記ジョイ
ント結合部を前後方向に位相をずらして、５枚の長尺な
単板積層材を積層方向へ接着して、１尺×３２尺×５枚
（１５０mm）の単板積層材集成材を得るものである。
造方法を、別な数値を当てはめて図５に基づいて説明す
る。仮に、ロータリーレースに装着される原木長を４尺
（約１．２ｍ）とし、剥板される単板厚みを３mmとした
場合、このロータリーレースによって剥板される単板
は、繊維方向に４尺長さで、繊維と直交する方向に連続
状であり、この連続状の単板を繊維方向と直交する方向
へ３尺（約０．９ｍ）毎に定尺切断する。この繊維方向
へ４尺長さ、且つ繊維と直交する方向へ３尺に切断され
た単板を繊維方向に平行に１０枚積層して接着して、一
旦３尺×４尺×１０枚（３０mm）を１単位とした単板積
層材を製造する。その後、この単板積層材の繊維方向の
一端部または他端部、端部以外に用いられるものであれ
ば両端部をフィンガー状若しくはスカーフ状に成型加工
する。成型加工後の端部を繊維方向と平行にフィンガー
ジョイント又はスカーフジョイント結合して長尺な単板
積層材を得、仮に３尺×４尺×３０mmの単板積層材を８
個長手方向に結合すれば、３尺×３２尺（約９．６ｍ）
×３０mmとなる。その後、この単板積層材を繊維方向に
直交する幅方向を１尺幅（約０．３ｍ）毎に鋸断して１
尺×３２尺×３０mmのブロックとし、さらに上記ジョイ
ント結合部を前後方向に位相をずらして、５枚の長尺な
単板積層材を積層方向へ接着して、１尺×３２尺×５枚
（１５０mm）の単板積層材集成材を得るものである。
【０００９】また、本発明の他の単板積層材集成材の製
造方法を、別な数値を当てはめて図６に基づいて説明す
る。仮に、ロータリーレースに装着される原木長を８尺
（約２．４ｍ）とし、剥板される単板厚みを１．５mmと
した場合、このロータリーレースによって剥板される単
板は、繊維方向に８尺長さで、繊維と直交する方向に連
続状であり、この連続状の単板を繊維方向と直交する方
向へ３尺（約０．９ｍ）毎に定尺切断する。この繊維方
向へ８尺長さ、且つ繊維と直交する方向へ３尺に切断さ
れた単板を繊維方向に平行に２０枚積層して接着して、
一旦３尺×８尺×２０枚（３０mm）を１単位とした単板
積層材を製造する。その後、この単板積層材の繊維方向
の一端部または他端部、端部以外に用いられるものであ
れば両端部をフィンガー状若しくはスカーフ状に成型加
工する。成型加工後の端部を繊維方向と平行にフィンガ
ージョイント又はスカーフジョイント結合して長尺な単
板積層材を得、仮に３尺×８尺×３０mmの単板積層材を
３個長手方向に結合すれば、３尺×２４尺（約７．２
ｍ）×３０mmとなる。その後、上記ジョイント結合部を
前後方向に位相をずらして、６枚の長尺な単板積層材を
積層方向へ接着して３尺×２４尺×６枚（１８０mm）と
し、さらに繊維方向に直交する幅方向を１尺幅（約０．
３ｍ）毎に鋸断して１尺×２４尺×１８０mmの単板積層
材集成材を得るものである。
造方法を、別な数値を当てはめて図６に基づいて説明す
る。仮に、ロータリーレースに装着される原木長を８尺
（約２．４ｍ）とし、剥板される単板厚みを１．５mmと
した場合、このロータリーレースによって剥板される単
板は、繊維方向に８尺長さで、繊維と直交する方向に連
続状であり、この連続状の単板を繊維方向と直交する方
向へ３尺（約０．９ｍ）毎に定尺切断する。この繊維方
向へ８尺長さ、且つ繊維と直交する方向へ３尺に切断さ
れた単板を繊維方向に平行に２０枚積層して接着して、
一旦３尺×８尺×２０枚（３０mm）を１単位とした単板
積層材を製造する。その後、この単板積層材の繊維方向
の一端部または他端部、端部以外に用いられるものであ
れば両端部をフィンガー状若しくはスカーフ状に成型加
工する。成型加工後の端部を繊維方向と平行にフィンガ
ージョイント又はスカーフジョイント結合して長尺な単
板積層材を得、仮に３尺×８尺×３０mmの単板積層材を
３個長手方向に結合すれば、３尺×２４尺（約７．２
ｍ）×３０mmとなる。その後、上記ジョイント結合部を
前後方向に位相をずらして、６枚の長尺な単板積層材を
積層方向へ接着して３尺×２４尺×６枚（１８０mm）と
し、さらに繊維方向に直交する幅方向を１尺幅（約０．
３ｍ）毎に鋸断して１尺×２４尺×１８０mmの単板積層
材集成材を得るものである。
【００１０】尚、上記
【０００７】、
【０００８】、
【０００９】にて記載した単板積層材集成材の製造方法
において、単板はロータリーレースによって剥板された
連続状の単板から切断したとしているが、ロータリーレ
ースによる回転切削に替えて、スライサによる平面切
削、或いは鋸による鋸断等で得られる矩形状の単板とす
ることも可能である。
において、単板はロータリーレースによって剥板された
連続状の単板から切断したとしているが、ロータリーレ
ースによる回転切削に替えて、スライサによる平面切
削、或いは鋸による鋸断等で得られる矩形状の単板とす
ることも可能である。
【００１１】
【発明の効果】従来の集成材は、ひき板若しくは小角材
等を積層接着して、集成材を製造しているが、本発明の
単板積層材集成材は、従来の集成材よりも生産性が向上
し原料に対する製品歩留まりが向上する。単板積層材集
成材は、節や割れ等の欠点が従来の集成材以上に分散さ
れ所望の強度を有する単板積層材集成材を簡単な設備に
より低価格で容易に得ることができる。単板積層材集成
材は、乾燥等による反りや割れ、くるいの少ない安定し
た住宅用材等として使用できるからそれだけ、品質の向
上が図れる。単板積層材集成材は、単板積層材集成材と
しての特性である均質性、安全性、耐久性、安定性及び
経済性を保有する。
等を積層接着して、集成材を製造しているが、本発明の
単板積層材集成材は、従来の集成材よりも生産性が向上
し原料に対する製品歩留まりが向上する。単板積層材集
成材は、節や割れ等の欠点が従来の集成材以上に分散さ
れ所望の強度を有する単板積層材集成材を簡単な設備に
より低価格で容易に得ることができる。単板積層材集成
材は、乾燥等による反りや割れ、くるいの少ない安定し
た住宅用材等として使用できるからそれだけ、品質の向
上が図れる。単板積層材集成材は、単板積層材集成材と
しての特性である均質性、安全性、耐久性、安定性及び
経済性を保有する。
【図１】単板積層材集成材の斜視図である。
【図２】上記単板積層材集成材の外層部に一枚の長尺の
単板積層材を接着した単板積層材集成材の斜視図であ
る。
単板積層材を接着した単板積層材集成材の斜視図であ
る。
【図３】上記単板積層材集成材を化粧用単板で包披接着
した単板積層材集成材の斜視図である。
した単板積層材集成材の斜視図である。
【図４】本発明の単板積層材集成材の製造方法を工程順
に示す説明図である。
に示す説明図である。
【図５】本発明の単板積層材集成材の他の製造方法を工
程順に示す説明図である。
程順に示す説明図である。
【図６】本発明の単板積層材集成材の他の製造方法を工
程順に示す説明図である。
程順に示す説明図である。
１，１’…単板積層材、２…フィンガージョイント、３
…単板積層材集成材、４…化粧用単板
…単板積層材集成材、４…化粧用単板
Claims (9)
- 【請求項１】 所定長さ毎にフィンガージョイント又は
スカーフジョイント結合した単板積層材を上記ジョイン
ト結合部を前後方向に位相をずらして、所定枚数積層接
着したことを特徴とする単板積層材集成材。 - 【請求項２】 所定長さ毎にフィンガージョイント又は
スカーフジョイント結合した単板積層材を上記ジョイン
ト結合部を前後方向に位相をずらして、所定枚数積層接
着し、それらの外周部に一枚の長尺の単板積層材をそれ
ぞれ接着したことを特徴とする単板積層材集成材。 - 【請求項３】 所定長さ毎にフィンガージョイント又は
スカーフジョイント結合した単板積層材を上記ジョイン
ト結合部を前後方向に位相をずらして、所定枚数積層接
着し、それを一体的に化粧用単板又は化粧紙等で包披接
着したことを特徴とする単板積層材集成材。 - 【請求項４】 ロータリーレースによって剥板した連続
状の単板を定尺に切断して繊維方向に平行に任意枚数積
層接着後、繊維方向に直交する幅方向を任意幅毎に鋸断
し、鋸断後の繊維方向の一端部および／または他端部を
フィンガー状若しくはスカーフ状に成型加工し、成型加
工後の端部を繊維方向と平行にフィンガージョイント又
はスカーフジョイント結合して単板積層材を得、上記ジ
ョイント結合部を前後方向に位相をずらして、所定枚数
積層接着したことを特徴とする単板積層材集成材の製造
方法。 - 【請求項５】 ロータリーレースによって剥板した連続
状の単板を定尺に切断して繊維方向に平行に任意枚数積
層接着後、繊維方向の一端部および／または他端部をフ
ィンガー状若しくはスカーフ状に成型加工し、成型加工
後の端部を繊維方向と平行にフィンガージョイント又は
スカーフジョイント結合して単板積層材を得、この単板
積層材の繊維方向に直交する幅方向を任意幅毎に鋸断
し、その後、上記ジョイント結合部を前後方向に位相を
ずらして所定枚数積層接着したことを特徴とする単板積
層材集成材の製造方法。 - 【請求項６】 ロータリーレースによって剥板した連続
状の単板を定尺に切断して繊維方向に平行に任意枚数積
層接着後、その繊維方向の一端部および／または他端部
をフィンガー状若しくはスカーフ状に成型加工し、成型
加工後の端部を繊維方向と平行にフィンガージョイント
又はスカーフジョイント結合して単板積層材を得、上記
ジョイント結合部を前後方向に位相をずらして、所定枚
数積層接着した後、繊維方向に直交する幅方向を任意幅
毎に鋸断したことを特徴とする単板積層材集成材の製造
方法。 - 【請求項７】 スライサまたは鋸断によって得た矩形状
の単板を繊維方向に平行に任意枚数積層接着後、繊維方
向に直交する幅方向を任意幅毎に鋸断し、鋸断後の繊維
方向の一端部および／または他端部をフィンガー状若し
くはスカーフ状に成型加工し、成型加工後の端部を繊維
方向と平行にフィンガージョイント又はスカーフジョイ
ント結合して単板積層材を得、上記ジョイント結合部を
前後方向に位相をずらして、所定枚数積層接着したこと
を特徴とする単板積層材集成材の製造方法。 - 【請求項８】 スライサまたは鋸断によって得た矩形状
の単板を繊維方向に平行に任意枚数積層接着後、繊維方
向の一端部および／または他端部をフィンガー状若しく
はスカーフ状に成型加工し、成型加工後の端部を繊維方
向と平行にフィンガージョイント又はスカーフジョイン
ト結合して単板積層材を得、この単板積層材の繊維方向
に直交する幅方向を任意幅毎に鋸断し、その後、上記ジ
ョイント結合部を前後方向に位相をずらして所定枚数積
層接着したことを特徴とする単板積層材集成材の製造方
法。 - 【請求項９】 スライサまたは鋸断によって得た矩形状
の単板を繊維方向に平行に任意枚数積層接着後、その繊
維方向の一端部および／または他端部をフィンガー状若
しくはスカーフ状に成型加工し、成型加工後の端部を繊
維方向と平行にフィンガージョイント又はスカーフジョ
イント結合して単板積層材を得、上記ジョイント結合部
を前後方向に位相をずらして、所定枚数積層接着した
後、繊維方向に直交する幅方向を任意幅毎に鋸断したこ
とを特徴とする単板積層材集成材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5107096A JPH09174518A (ja) | 1995-10-25 | 1996-02-13 | 単板積層材集成材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1995012642U JP3024107U (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 単板積層材集成材 |
| JP7-12642 | 1995-10-25 | ||
| JP5107096A JPH09174518A (ja) | 1995-10-25 | 1996-02-13 | 単板積層材集成材およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09174518A true JPH09174518A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=26348279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5107096A Pending JPH09174518A (ja) | 1995-10-25 | 1996-02-13 | 単板積層材集成材およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09174518A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002285501A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 回収材を原材料として利用した合成枕木の製造方法 |
| JP2007509357A (ja) * | 2003-10-27 | 2007-04-12 | ホルツインダストリー ライティンガー ゲゼルシャフト エム．ベー．ハー． | 長材の品質保証方法 |
| US7392831B2 (en) * | 2003-09-04 | 2008-07-01 | Yamaha Corporation | Component part for musical instrument, such as side board for piano body, and method for manufacturing the same |
| WO2016076039A1 (ja) * | 2014-11-12 | 2016-05-19 | 日東電工株式会社 | 光学フィルムの製造方法および採光フィルム |
| JP2019006000A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 永大産業株式会社 | 集成材及び集成材の製造方法 |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP5107096A patent/JPH09174518A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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