JPH09174453A - 管接合又は引抜き装置 - Google Patents

管接合又は引抜き装置

Info

Publication number
JPH09174453A
JPH09174453A JP34054795A JP34054795A JPH09174453A JP H09174453 A JPH09174453 A JP H09174453A JP 34054795 A JP34054795 A JP 34054795A JP 34054795 A JP34054795 A JP 34054795A JP H09174453 A JPH09174453 A JP H09174453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
holding
pressing
peripheral surface
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34054795A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Sato
太一 佐藤
Haruhiko Shimizu
晴彦 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yano Giken Co Ltd
Original Assignee
Yano Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yano Giken Co Ltd filed Critical Yano Giken Co Ltd
Priority to JP34054795A priority Critical patent/JPH09174453A/ja
Publication of JPH09174453A publication Critical patent/JPH09174453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管挿入接続作業時又は管離脱作業時に前記固
定具に作用する管軸芯方向の大きな外力(操作力)を有
効利用して、管外周面を傷付けることなく前記固定具を
挿入管部又は受口管部に強力に固定することができるよ
うにする。 【解決手段】 挿入管部2に着脱自在な外嵌固定される
固定具3と、受口管部1に対して着脱自在に係合状態
で、かつ、その係合状態での管軸芯方向に沿う移動操作
によって固定具3に管挿入接続方向又は管引抜き方向の
外力を付与する管移動操作機構4とを備えた管接合又は
引抜き装置であって、固定具3を、挿入管部2を管径方
向から挾持固定可能な挾持体5と、管挿入接続方向又は
管引抜き方向の外力が作用したとき、挾持体5との間で
の管軸芯方向への相対移動に連れて該挾持体5を管径方
向内方へ移動させるカム面6aを備えた押圧体6とから
構成するとともに、挾持体5の管挾持面5a側に、挿入
管部2よりも軟質材料製の管接触体7を付設してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受口管部に対して
管軸芯方向から挿入接続可能な挿入管部又は前記受口管
部に着脱自在な外嵌固定される固定具と、前記受口管部
又は挿入管部に対して着脱自在に係合又は固定状態で、
かつ、その係合又は固定状態での管軸芯方向に沿う移動
操作によって前記固定具に管挿入接続方向又は管引抜き
方向の外力を付与する管移動操作機構とを備えた管接合
又は引抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管接合又は引抜き装置では、図1
6に示すように、前記固定具03を構成するに、挿入管
部2の外周面に外套可能なほぼ半円環状の固定部材03
Aのうち管周方向の両端部及び中央部の各々に、管径方
向で貫通するネジ孔05を形成し、これら各ネジ孔05
に、前記挿入管部2の外周面に固定部材03Aを締付け
固定するためのボルト06をそれぞれ螺合していた。ま
た、前記管移動操作機構4を構成するに、前記受口管部
1のフランジ部1Aに対して管径方向外方から係合する
係止溝20を備えた2個のギアケース21に亘って、そ
れらの係止溝20が管軸芯に対する直交方向に向き合う
状態で固定するアーチ状の連結部材22を架設するとと
もに、前記各ギアケース21には、前記固定部材03A
に対して管軸芯方向から接当する押圧片23を備えたラ
ック24と、該ラック24に噛合うピニオンギア(図示
せず)、及び、該ピニオンギアを回転操作する操作軸2
5をそれぞれ設けていた。そして、前記挿入管部2を受
口管部1に挿入接続する場合には、図16に示すよう
に、前記挿入管部2に固定された固定部材03Aのフラ
ンジ部03aの管軸芯方向の両側面のうち、受口管部1
の存在側とは反対側の側面に前記管移動操作機構4の両
押圧片23を当て付け、この状態で前記各ギアケース2
1の操作軸25に係合したハンドル27を同時に回転操
作して、前記両押圧片23が受口管部1側に近づく方向
にラック24を移動させると、前記固定部材03Aに管
挿入接続方向の外力(操作力)が作用し、前記挿入管部
2と受口管部1とが管軸芯方向で相対近接移動して挿入
接続される。また、挿入接続されている挿入管部1を離
脱(接続解除)させる場合には、前記挿入管部2に固定
された固定部材03Aのフランジ部03aの受口管部1
側の側面に前記管移動操作機構4の両押圧片23を当て
付け、この状態で前記各ギアケース21の操作軸25に
係合したハンドル27を管挿入接続時とは逆方向に同時
に回転操作して、前記両押圧片23が受口管部1から遠
ざかる方向にラック24を移動させると、前記固定部材
03Aに管引抜き方向の外力が(操作力)が作用し、前
記挿入管部2と受口管部1とが管軸芯方向で相対離間移
動して接続が解除される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管接合又は
引抜き装置では、前記挿入管部2と受口管部1との挿入
接続作業時又は離脱作業時に作用する管軸芯方向の大き
な操作力に抗して、前記固定部材03Aを挿入管部2に
固定保持するためには、各ボルト06の先端が挿入管部
2の外周面に食い込む状態にまで強く締付け操作する必
要があり、その結果、挿入管部2の外周面にボルト06
の食い込み傷が発生するため、管挿入接続作業後又は管
離脱作業後に、挿入管部2の外周面の傷発生箇所を錆止
め塗料等で再び防蝕処理しなければならず、工事コスト
の高騰化と工期の増大を招来する問題があった。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、管挿入接続作業時又は管離脱作
業時に前記固定具に作用する管軸芯方向の大きな外力
(操作力)を有効利用して、管外周面を傷付けることな
く前記固定具を挿入管部又は受口管部に強力に固定する
ことができるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の管接合又は引抜き装置の特
徴構成は、受口管部に対して管軸芯方向から挿入接続可
能な挿入管部又は前記受口管部に着脱自在な外嵌固定さ
れる固定具と、前記受口管部又は挿入管部に対して着脱
自在に係合又は固定状態で、かつ、その係合又は固定状
態での管軸芯方向に沿う移動操作によって前記固定具に
管挿入接続方向又は管引抜き方向の外力を付与する管移
動操作機構とを備えた管接合又は引抜き装置であって、
前記固定具を、前記挿入管部又は受口管部を管径方向か
ら挾持固定可能な挾持体と、前記管挿入接続方向又は管
引抜き方向の外力が作用したとき、前記挾持体との間で
の管軸芯方向への相対移動に連れて該挾持体を管径方向
内方へ移動させるカム面を備えた押圧体とから構成する
とともに、前記挾持体の管挾持面側に、前記挿入管部又
は受口管部よりも軟質材料製の管接触体を付設してある
点にある。上記特徴構成によれば、前記挿入管部を受口
管部に挿入接続する場合には、挿入管部又は受口管部に
外嵌固定された固定具のうちの押圧体に、受口管部又は
挿入管部に係合又は固定状態にある前記管移動操作機構
の移動操作により管挿入接続方向の外力(操作力)を付
与すると、押圧体が挿入管部又は受口管部の外周面に位
置保持された状態の挾持体と管軸芯方向で相対移動し、
それに連れて押圧体のカム面により挾持体が管径方向内
方に押圧移動されて挿入管部又は受口管部の外周面に強
固に押し付けられ、該挾持体が挿入管部又は受口管部を
管径方向から一層強く挾持固定する。この状態では、挾
持体と挿入管部又は受口管部の外周面との間に、前記挿
入管部又は受口管部よりも軟質の材料から形成された管
接触体が介在するので、挾持体が挿入管部又は受口管部
の外周面に食い込むことがない。そして、前記挾持部が
挿入管部又は受口管部の外周面に挾持固定されると、そ
れ以上の挾持体の管径方向内方への移動が阻止されて、
前記押圧体に付与された管挿入接続方向の外力(操作
力)が挾持体を介して挿入管部又は受口管部に作用し、
前記挿入管部と受口管部とが管軸芯方向で相対近接移動
して挿入接続される。また、挿入接続されている挿入管
部を離脱(接続解除)させる場合には、挿入管部又は受
口管部に外嵌固定された固定具のうちの押圧体に、受口
管部又は挿入管部に係合又は固定状態にある前記管移動
操作機構の移動操作により管引抜き方向の外力(操作
力)を付与すると、押圧体が挿入管部又は受口管部の外
周面に位置保持された状態の挾持体と管軸芯方向で相対
移動し、それに連れて押圧体のカム面により挾持体が管
径方向内方に押圧移動されて挿入管部又は受口管部の外
周面に強固に押し付けられ、該挾持体が挿入管部又は受
口管部を管径方向から一層強く挾持固定する。この状態
では、上述の場合と同様に、挾持体と挿入管部又は受口
管部の外周面との間に、前記挿入管部又は受口管部より
も軟質の材料から形成された管接触体が介在するので、
挾持体が挿入管部又は受口管部の外周面に食い込むこと
がない。そして、前記挾持部が挿入管部又は受口管部の
外周面に挾持固定されると、それ以上の挾持体の管径方
向内方への移動が阻止されて、前記押圧体に付与された
管引抜き方向の外力(操作力)が挾持体を介して挿入管
部又は受口管部に作用し、前記挿入管部と受口管部とが
管軸芯方向で相対離間移動して接続が解除される。それ
故に、管挿入接続作業時又は管離脱作業時に前記固定具
のうち、押圧体に作用する管軸芯方向の大きな外力(操
作力)を、挾持体が挿入管部又は受口管部を管径方向か
ら挾持固定するための挾持力と、挿入管部と受口管部と
を管軸芯方向で相対移動させるための移動力とに有効利
用できるとともに、挾持体が挿入管部又は受口管部を管
径方向から挾持固定したとき、管接触体がこの挾持体の
挿入管部又は受口管部の外周面に対する食い込みを防止
するので、管外周面を傷付けることなく前記固定具を挿
入管部又は受口管部に強力に固定することができ、従来
装置に比して工事コストの低廉化と工期の短縮化を図る
ことができる。
【0006】本発明の請求項2記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記押圧体が、前記挿入管部又は受
口管部の外周面に沿って環状に連結可能な複数の分割押
圧部材から構成されている点にある。上記特徴構成で
は、前記押圧体を挿入管部又は受口管部の外周面に対し
て管径方向から着脱自在に外装することができるので、
押圧体の脱着作業を迅速かつ容易に行い易く、しかも、
挿入管部又は受口管部に外装した状態では押圧体が環状
に連結されるので、押圧体がCの字状に構成されている
ものに比べて、挾持体を管径方向内方に押圧移動する際
の反力を拡形変形等を招くことなく確実、強固に受け止
めることができる。
【0007】本発明の請求項3記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記挾持体の外周面又はこれの外周
面に突出形成されたリブの外面が、前記押圧体のカム面
と面接当可能な傾斜面に形成されている点にある。上記
特徴構成では、押圧体のカム面と挾持体とが面接触する
ので、該押圧体のカム面により挾持体を管径方向内方に
押圧移動する際、押圧体のカム面に集中荷重が作用する
ことがなく、押圧体のカム面と挾持体とが点接触又は線
接触するものに比べて、押圧体のカム面及び挾持体の接
当部分の磨耗や変形を抑制することができ、その結果、
固定具の耐久性を向上することができる。
【0008】本発明の請求項4記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記挾持体が管周方向に沿って配設
される複数の分割挾持部材から構成さていて、各分割挾
持部材が、前記押圧体に対して管軸芯方向及び管径方向
の一定範囲内で相対移動自在に連結されている点にあ
る。上記特徴構成によれば、前記各分割挾持部材が、押
圧体との相対移動により挿入管部又は受口管部に挾持固
定可能な状態で、押圧体に予め連結されているから、挿
入管部又は受口管部に対する押圧体の装着作業を行うだ
けで、挾持体も挿入管部又は受口管部に装着することが
でき、固定具の挿入管部又は受口管部に対する装着作業
の簡素化を図ることができ、かつ、押圧体と挾持体とを
一体的に取り扱うことができるので、作業現場における
資材管理の簡素化も図ることができる。
【0009】本発明の請求項5記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記挾持体が管周方向に沿って配設
される複数の分割挾持部材から構成さていて、各分割挾
持部材が、前記押圧体に対して管軸芯方向及び管径方向
の一定範囲内での相対移動を許容する弾性体を介して連
結されている点にある。上記特徴構成では、前記請求項
4記載の管接合又は引抜き装置と同様に、固定具の挿入
管部又は受口管部に対する装着作業の簡素化、作業現場
における資材管理の簡素化を図ることができるものであ
り、更に、押圧体と連結体とが弾性体の弾性変形により
相対移動するので、固定具の搬送時に、その振動により
押圧体と連結体とが相対移動して衝突することを抑制で
き、その結果、前記衝突による騒音の発生を抑制するこ
とができる。
【0010】本発明の請求項6記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記弾性体が押圧体の内周面に螺合
されたネジ部材に貫通保持されている点にある。上記特
徴構成では、弾性体をネジ部材に貫通保持させるだけで
弾性体を押圧体に連結することができるので、弾性体が
押圧体の内周面に螺合されたネジ部材に固着保持されて
いるものに比べて、弾性体自体も押圧体に対して相対移
動できるので、挾持体と押圧体との相対移動を更にスム
ーズに行わせることができる。
【0011】本発明の請求項7記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記押圧体が、管周方向で2分割さ
れたものであって、これら両分割押圧部材の管周方向の
一端部同士が管軸芯と平行な軸芯周りで揺動自在に枢支
連結されているとともに、前記両分割押圧部材の管周方
向の他端部同士をボルト・ナットにて締付け連結してあ
る点にある。上記特徴構成では、前記両分割押圧部材の
他端部同士を揺動離間させた状態で、該離間部分を通し
て挿入管部又は受口管部の外周面に押圧体を管径方向か
ら外套させ、その後両分割押圧部材の他端部同士を揺動
近接させて、該他端部同士をボルト・ナットにて締付け
連結するだけで、押圧体を挿入管部又は受口管部の外周
面に外嵌させた状態で装着することができるので、両分
割押圧部材の両端部同士を共にボルト・ナットにて締付
け連結するものに比べて、挿入管部又は受口管部に対す
る押圧体の装着作業の迅速化を図ることができる。
【0012】本発明の請求項8記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記一方の分割押圧部材の外周面の
他端部側に把持部が固着されている点にある。上記特徴
構成では、挿入管部又は受口管部の外周面に押圧体を装
着する際、押圧体の把持部を把持して装着作業を行うこ
とができるので、把持部が設けられていない押圧体に比
べてその装着作業を行い易い。しかも、把持部が一方の
分割押圧部材の外周面の他端部側に固着されているの
で、押圧体の把持位置と、両分割押圧部材の他端部同士
の揺動近接操作とを近い位置関係で行うことができ、そ
の結果、挿入管部又は受口管部の外周面の管径の大小に
係わらず両分割押圧部材の他端部同士の揺動近接操作、
及び、ボルト・ナットの締付け操作を把持部を把持した
ままで行い易い。
【0013】本発明の請求項9記載の管接合又は引抜き
装置の特徴構成は、前記管接触体が合成樹脂製ゴムから
形成されているとともに、該管接触体が前記挾持体の管
挾持面に固着されている点にある。上記特徴構成では、
前記管接触体を平打紐や不織布から構成するのに比べ
て、管径方向での弾性変位量を利用して固定具を更に強
固に固定することができる。
【0014】本発明の請求項10記載の管接合又は引抜
き装置の特徴構成は、前記管接触体に、少なくとも管径
方向内方側に向かって開口する貫通孔又は凹部が形成さ
れている点にある。上記特徴構成では、前記管接触体が
挿入管部又は受口管部の外周面に挾持体と共に押圧され
た状態では、貫通孔又は凹部が内が外気に比べて負圧と
なって吸盤効果を発揮し、挿入管部又は受口管部の外周
面に接触する面が平滑面に構成されている管接触体に比
べて、挾持体を挿入管部又は受口管部の外周面により強
固に挾持固定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1〜図7は、本発明の管接合又は引
抜き装置の一例である管引抜き装置兼用の管接合装置の
第1実施形態を示し、挿入接続される鋳鉄管、鋼管又は
塩化ビニル管等からなる一対の配管のうち、一方の配管
の受口管部1に対して管軸芯方向から挿入接続可能な他
方の配管の挿入管部2に着脱自在な外嵌固定される固定
具3と、前記受口管部1に対して着脱自在に係合状態
で、かつ、その係合状態での管軸芯方向に沿う移動操作
によって固定具3に管挿入接続方向又は管引抜き方向の
外力を付与する管移動操作機構4とを備えている。前記
固定具3は、挿入管部2の外周面を管径方向から挾持固
定可能な挾持体5と、挿入管部2の外周面との間に挾持
体5を介在させた状態で挿入管部2に装着され、前記管
移動操作機構4から付与される管挿入接続方向又は管引
抜き方向の外力(操作力)を先ず最初に受容する押圧体
6とから構成されている。
【0016】前記挾持体5の管挾持面5a側内周面に
は、挿入管部2よりも軟質材料製、例えば合成樹脂製ゴ
ムの一例であるウレタンゴム製の板材からなる管接触体
7を貼付け固着してあるとともに、この挾持体5の押圧
体6側外周面は、管軸芯方向一端側ほど管径方向外方に
位置する傾斜面5bに構成されている。
【0017】前記押圧体6の外周面には、図6に示すよ
うに、該外周面に沿う円環状のフランジ部6Aが形成さ
れているとともに、この押圧体6の内周面には、前記挾
持体5が、該押圧体6に対して管軸芯方向及び管径方向
の一定範囲内で相対移動自在に連結されている。前記押
圧体6の内周面は、前記挾持体5の傾斜面5bが面接当
可能な傾斜面6aに形成されていて、この押圧体6の傾
斜面6aが、押圧体6のフランジ部6Aに前記管移動操
作機構4により管挿入接続方向又は管引抜き方向の外力
(操作力)が作用したとき、前記挾持体5との間での管
軸芯方向に沿う両傾斜面5b,6aの近接方向への相対
移動に連れて、挾持体5を管径方向内方へ押圧移動させ
るカム面に構成されている。
【0018】更に、前記押圧体6及び挾持体5の構成を
詳しく説明すると、図4、図5に示すように、前記挾持
体5は、管周方向に沿って所定の間隙を備えた状態で配
設される4つの鋳物製の分割挾持部材8から構成されて
いるとともに、各分割挾持部材8の管挾持面5a側に、
前記管接触体7が夫々貼付け固着されている。また、前
記各分割挾持部材8の押圧体6側外周面には2本のネジ
軸9が各々管径方向外方に向かって突設されている。
【0019】図4、図5に示すように、前記押圧体6
は、挿入管部2の外周面に沿って環状に連結可能な2つ
の鋳物製の分割押圧部材10から構成されているととも
に、各分割押圧部材10の外周面に前記フランジ部6A
を構成する分割フランジ部材11が一体形成されてい
る。更に、前記各分割押圧部材10の管周方向の両端部
の各々には、両分割押圧部材10の一端部同士と他端部
同士の各々を、共にボルト12・ナット13にて締付け
て連結するためのボルト挿通孔14を備えた連結用フラ
ンジ部15が一体形成されている。前記挾持体5を構成
する4つの分割挾持部材8は、各分割押圧部材10に2
つずつ振り分け配置されていて、各分割挾持部材8毎
に、該各分割挾持部材8に突設されたネジ軸9が、各分
割押圧部材10に形成された管軸芯方向に長い長孔16
に挿通保持されて、該各分割押圧部材10に対して各分
割挾持部材8が管軸芯方向及び管径方向の一定範囲内で
相対移動自在に連結されている。尚、前記長孔16に挿
通保持されたネジ軸9の先端に螺合されているナット1
7は、該ネジ軸9の長孔16からの抜け出しを接当阻止
するためのものである。また、前記押圧体6のフランジ
部6Aに管軸芯方向に貫通形成されているほぼ矩形状の
孔19は、前記長孔16に沿って移動するネジ軸9及び
ナット17のフランジ部6Aに対する管軸芯方向での通
過を許容するためのものである。
【0020】図1〜図3に示すように、前記管移動操作
機構4は、前記受口管部1のフランジ部1Aに対して管
径方向外方から係合する一対の係止溝20を備えた2個
のギアケース21と、これらギアケース21に亘って架
設され、それらの係止溝20が管軸芯に対する直交方向
に向き合う状態で固定するアーチ状の連結部材22とか
ら構成されているとともに、前記各ギアケース21に
は、一端側に前記固定具3の押圧体6に形成されている
フランジ部6Aに対して管軸芯方向から接当する鋳物製
の押圧片23を備えた鋳物製のラック24と、該ラック
24に噛合うピニオンギア(図示せず)、及び、該ピニ
オンギアを回転操作する操作軸25をそれぞれ設けて構
成されている。そして、前記両押圧片23の各々は、ラ
ック24の一端側から挿入管部2の外周面側に向かう突
出長さを3段階に変更調節自在に構成されている。更
に、前記各ギアケース21内には、操作軸25の許容回
転操作方向を特定する切換え機構(図示せず)が設けら
れていて、該切換え機構を切替え操作する切替えレバー
26を挿入側に揺動操作すると、前記操作軸25が、押
圧片23を受口管部1側に近づく方向(管挿入接続方
向)にラック24を移動することができる方向にのみ回
転可能となり、また、前記切替えレバー26を離脱側に
揺動操作すると、前記操作軸25が、押圧片23を受口
管部1から遠ざける方向(管引抜き方向)へラック24
を移動することができる方向にのみ回転可能となるよう
に構成されている。尚、図1に示す前記切替えレバー2
6の位置は、前記切換え機構の中立位置であって、ラッ
ク24を直接手動操作で管挿入接続方向及び管引抜き方
向の両方向に移動させることができる。
【0021】上述の構成によれば、前記挿入管部2を受
口管部1に挿入接続する場合には、図1、図2に示すよ
うに、挿入管部2の外周面の所定位置に分割挾持部材8
を備えた両分割押圧部材10を、カム面6aが受口管部
1側ほど管径方向外方側に傾斜する姿勢で装着し、前記
両分割押圧部材10の管周方向の両端部の各々を、共に
ボルト12・ナット13にて締付けて連結固定し、4つ
の分割挾持部材8からなる挾持体5と2つの分割押圧部
材10からなる押圧体6とから構成された固定具3を挿
入管部2の外周面に外嵌固定する。この外嵌固定された
状態では、各分割挾持部材8に固着された管接触体7が
挿入管部2の外周面と接当して位置保持される状態とな
る。次に、前記管移動操作機構4の係止溝20を受口管
部1のフランジ部1Aに係合して、図6の(イ)に示す
ように、前記挿入管部2に固定された固定具3のうち、
押圧体6のフランジ部6Aの管軸芯方向の両側面のう
ち、受口管部の存在側とは反対側の側面に管移動操作機
構4の両押圧片23を当て付け、前記切替えレバー26
を挿入側に切替え操作し、この状態で前記各ギアケース
21の操作軸25にハンドル27を係合して、これら両
ハンドル27を同時に挿入側に回転操作すると、前記両
押圧片23を受口管部1側に近づける方向にラック24
が移動して、前記フランジ部6Aを介して押圧体6に管
挿入接続方向の外力(操作力)が作用し、図6の(ロ)
に示すように、押圧体6が挿入管部2の外周面に位置保
持された状態の挾持体5と管軸芯方向で相対移動して、
それに連れて押圧体6のカム面6aにより挾持体5が管
径方向内方に押圧移動されて挿入管部の外周面に強固に
押し付けられ、該挾持体5が挿入管部2を管径方向から
挾持固定する。この状態では、挾持体5と挿入管部2の
外周面との間に、前記挿入管部2よりも軟質のウレタン
ゴム製の管接触体7が弾性変形した状態で介在するの
で、挾持体5が挿入管部2の外周面に食い込むことがな
い。そして、前記挾持体5が挿入管部2の外周面に挾持
固定されると、それ以上の挾持体5の管径方向内方への
移動が阻止されて、前記押圧体6に付与された管挿入接
続方向の外力(操作力)が挾持体5を介して挿入管部2
に作用し、前記挿入管部2と受口管部1とが管軸芯方向
で相対近接移動して挿入接続される。尚、前記受口管部
1の内周面と、該受口管部1に挿入接続された挿入管部
2の外周面との間の間隙は、図1に示すように、環状の
シール材Sによりシールされるものであって、該シール
材Sは受口管部1に挿入管部2を挿入接続する前に、予
め受口管部1の内周面に装着されている。
【0022】また、挿入接続されている挿入管部2を離
脱(接続解除)させる場合には、図7の(イ),(ロ)に
示すように、挿入管部2の外周面の所定位置に分割挾持
部材8を備えた両分割押圧部材10を、カム面6aが受
口管部1側ほど管径方向内方側に傾斜する姿勢で装着
し、前記両分割押圧部材10の管周方向の両端部の各々
を、共にボルト12・ナット13にて締付けて連結固定
し、4つの分割挾持部材8からなる挾持体5と2つの分
割押圧部材10からなる押圧体6とから構成された固定
具3を挿入管部2の外周面に外嵌固定する。この外嵌固
定された状態では、上述の挿入接続する場合と同様に、
各分割挾持部材8に固着された管接触体7が挿入管部2
の外周面と接当して位置保持される状態となる。次に、
前記管移動操作機構4の係止溝20を受口管部1のフラ
ンジ部1Aに係合して、図7の(イ)に示すように、前
記挿入管部2に固定された固定具3のうち、押圧体6の
フランジ部6Aの管軸芯方向の両側面のうち、受口管部
1側の側面に管移動操作機構4の両押圧片23を当て付
け、前記切替えレバー26を離脱側に切替え操作し、こ
の状態で前記各ギアケース21の操作軸25にハンドル
27を係合して、これら両ハンドル27を同時に離脱側
に回転操作すると、前記両押圧片23を受口管部1から
遠ざける方向にラック24が移動して、前記フランジ部
6Aを介して押圧体6に管引抜き方向の外力(操作力)
が作用し、図7の(ロ)に示すように、押圧体6が挿入
管部2の外周面に位置保持された状態の挾持体5と管軸
芯方向で相対移動して、それに連れて押圧体6のカム面
6aにより挾持体5が管径方向内方に押圧移動されて挿
入管部の外周面に強固に押し付けられ、該挾持体5が挿
入管部2を管径方向から挾持固定する。この状態では、
上述の挿入接続する場合と同様に、挾持体5と挿入管部
2の外周面との間に、前記挿入管部2よりも軟質のウレ
タンゴム製の管接触体7が弾性変形した状態で介在する
ので、挾持体5が挿入管部2の外周面に食い込むことが
ない。そして、前記挾持体5が挿入管部2の外周面に挾
持固定されると、それ以上の挾持体5の管径方向内方へ
の移動が阻止されて、前記押圧体6に付与された管引抜
き方向の外力(操作力)が挾持体5を介して挿入管部2
に作用し、前記挿入管部2と受口管部1とが管軸芯方向
で相対離間移動して接続が解除される。尚、前記押圧片
23はラック24から挿入管部2側への管径方向での突
出長さを3段階に切替え調節可能に構成されているの
で、押圧片23の前記突出長さを押圧体6のフランジ部
6Aと管軸芯方向で接当することがない突出長さに切り
換えることにより、前記切替えレバー26を切替え操作
して操作軸25を回転操作する、又は、切替えレバー2
6を中立位置に位置させてラック24を直接移動操作す
るだけで、押圧片23をフランジ部6Aの管軸芯方向の
両側面側の何れか一方に選択的に移動させることができ
る。
【0023】〔第2実施形態〕図8、図9は、前記第1
実施形態の管接触体7の別実施形態を示し、管接触体7
に、管径方向内方側に向かって開口する複数の貫通孔7
aを形成して実施してもよい。その他の構成は前記第1
実施形態と同様に構成されている。
【0024】〔第3実施形態〕図10〜図12は、前記
第1実施形態の固定具3の別実施形態を示し、前記第1
実施形態と同様に押圧体6と挾持体5とから構成されて
いるとともに、更に、前記挾持体5は、管周方向に沿っ
て所定の間隙を備えた状態で配設される4つの鋳物製の
分割挾持部材8から構成され、かつ、前記押圧体6は、
挿入管部2の外周面に沿って環状に連結可能な2つの鋳
物製の分割押圧部材10から分割構成されていて、各分
割押圧部材10の外周面に前記フランジ部6Aを構成す
る分割フランジ部材11が一体形成されている。また、
前記両分割押圧部材10は、それらの管周方向の一端部
同士が管軸芯と平行な軸芯周りで揺動自在に枢支連結さ
れているとともに、両分割押圧部材10のうち、一方の
分割押圧部材10の管周方向の他端部の連結用フランジ
15には、ボルト12が管軸芯と平行な軸芯周りで揺動
自在に枢支連結され、かつ、他方の分割押圧部材10の
管周方向の他端部の連結用フランジ15には、両分割押
圧部材10を揺動連結する際、前記ボルト12が係入さ
れる切欠き溝14Aが形成されていて、これら両分割押
圧部材10の管周方向の両他端部同士が、切欠き溝14
Aに係入されたボルト12に対して蝶ナット13を締付
けることにより連結固定される。尚、前記ボルト12が
枢支連結されている一方の分割押圧部材10の外周面の
他端部側には門型の把持部30が一体的に固着されてい
る。
【0025】前記挾持体5を構成する4つの分割挾持部
材8は、各分割押圧部材10に2つずつ振り分け配置さ
れていて、この振り分け配置された2つの分割挾持部材
8同士が、弾性体の一例であるウレタンゴム製の連結ピ
ン31に連結保持されているとともに、この連結ピン3
1は、各分割押圧部材8の内周面の管周方向中央部に形
成されたネジ孔32に螺合固着されているネジ部材33
の先端に形成された貫通孔に貫通保持されている。ま
た、前記連結ピン31により連結保持された両分割挾持
部材8の管周方向両端部の各々にも、弾性体の一例であ
るウレタンゴム製の支持ピン34が固着されてい、この
支持ピン34は、各分割押圧部材の内周面の管周方向両
端部に形成されたネジ孔35に各別に螺合固着されてい
るネジ部材33の先端に形成された貫通孔に各々貫通保
持されている。前記連結ピン31及び支持ピン34は、
それらの端部を分割挾持部材8に形成された凹部に圧入
して固着されている。尚、連結ピン31及び支持ピン3
4の端部を分割挾持部材8に形成された凹部に圧入する
とともに、接着材にて接着固定してもよい。従って、前
記挾持体5と押圧体6との管軸芯方向での相対移動に連
れる、前記各分割押圧部材10に対する各分割挾持部材
8の管軸芯方向及び管径方向の一定範囲内での相対移動
は、図12の(イ),(ロ)に示すように、前記弾性体と
しての連結ピン31及び支持ピン34の弾性撓み変形、
及び、ネジ部材33の貫通孔に対するこれら連結ピン3
1及び支持ピン34の相対移動により許容されていると
ともに、前記挾持体5と押圧体6との管軸芯方向での相
対移動に連れて、前記各分割押圧部材10に対して各分
割挾持部材8が管軸芯方向及び管径方向に相対移動し
て、前記管接触体7が弾性変形され、挾持体5が挿入管
部2に挾持固定される。
【0026】上記の構成によれば、前記挿入管部2を受
口管部1に挿入接続する場合、又は、挿入接続されてい
る挿入管部を離脱(接続解除)させる場合には、図11
に示すように、ボルト12・ナット13の締付け連結を
解除して、分割挾持部材8を備えた両分割押圧部材10
を揺動開放し、前記把持部30を把持して挿入管部2の
外周面の所定位置に両分割押圧部材10を管径方向から
所定の姿勢に外嵌装着するとともに、前記両分割押圧部
材10の管周方向の他端部をボルト12・ナット13に
て締付けて連結固定すると、4つの分割挾持部材8から
なる挾持体5と2分割された分割押圧部材10からなる
押圧体6とから構成された固定具3を挿入管部2の外周
面に外嵌固定することができる。その他の構成は前記第
1実施形態と同様に構成されている。
【0027】〔第4実施形態〕図13〜図15は、前記
第1実施形態の固定具3の別実施形態を示し、前記第1
実施形態と同様に押圧体6と挾持体5とから構成されて
いるとともに、更に、前記挾持体5は、管周方向に沿っ
て所定の間隙を備えた状態で配設される4つの鋳物製の
分割挾持部材8から構成され、かつ、前記押圧体6は、
挿入管部2の外周面に沿って環状に連結可能な2つの鋳
物製の分割押圧部材10から分割構成されていて、各分
割押圧部材10の外周面に前記フランジ部6Aを構成す
る分割フランジ部材11が一体形成されている。
【0028】前記各分割挾持部材8の押圧体6側外周面
には、管軸芯方向に沿う3本のリブ8aが一体的に突出
形成されているとともに、各リブ8aの管径方向外面
が、管軸芯方向一端側ほど管径方向外方に位置する傾斜
面5bに構成されている。前記各分割押圧部材10の内
周面は、前記挾持体5のリブ8aの傾斜面5bが面接当
可能な傾斜面6aに形成されていて、この分割押圧部材
10の傾斜面6aが、押圧体6のフランジ部6Aに管挿
入接続方向又は管引抜き方向の外力が作用したとき、前
記挾持体5との間での管軸芯方向に沿う両傾斜面5b,
6aの近接方向への相対移動に連れて、挾持体5を管径
方向内方へ押圧移動させるカム面に構成されている。
【0029】前記両分割押圧部材10は、それらの管周
方向の一端部同士が管軸芯と平行な軸芯周りで揺動自在
に枢支連結されているとともに、両分割押圧部材10の
管周方向の他端部の各々には、該他端部同士をボルト1
2・ナット13にて締付けて連結するためのボルト挿通
孔14を備えた連結用フランジ部15が一体形成されて
いる。尚、前記一方の分割押圧部材10の外周面の他端
部側には門型の把持部30が一体形成されている。前記
各分割挾持部材8は各分割押圧部材10に対して分離自
在に設けられて、2分割された分割押圧部材10からな
る押圧体6を挿入管部2の外周面に外嵌装着したのち、
挿入管部2の外周面と押圧体6の内周面との間に差し込
むことにより、全ての分割挾持部材8が挿入管部2と押
圧体6とにより挾持される。従って、図15の(イ),
(ロ)に示すように、前記挾持体5と押圧体6との管軸
芯方向での相対移動に連れて、前記各分割押圧部材10
に対して各分割挾持部材8が管軸芯方向及び管径方向に
相対移動して、前記管接触体7が弾性変形され、挾持体
5が挿入管部2に挾持固定される。
【0030】上記の構成によれば、前記挿入管部2を受
口管部1に挿入接続する場合、又は、挿入接続されてい
る挿入管部を離脱(接続解除)させる場合には、図11
に示すように、ボルト12・ナット13の締付け連結を
解除して、分割挾持部材8を備えた両分割押圧部材10
を揺動開放し、前記把持部30を把持して挿入管部2の
外周面の所定位置に両分割押圧部材10を管径方向から
所定の姿勢に外嵌装着するとともに、前記両分割押圧部
材10の管周方向の他端部をボルト12・ナット13に
て締付けて連結固定すると、4つの分割挾持部材8から
なる挾持体5と2分割された分割押圧部材10からなる
押圧体6とから構成された固定具3を挿入管部2の外周
面に外嵌固定することができる。その他の構成は前記第
1実施形態と同様に構成されている。
【0031】〔第5実施形態〕図示しないが、前記各実
施形態において、前記受口管部1の外周面にも挿入管部
2に外嵌装着した固定具3と同様に構成された固定具3
を、その挿入管部2の固定具3とは反対向きに外嵌装着
して、前記管移動操作機構4の係止溝20を受口管部1
の外周面に外嵌装着された固定具3の押圧体6のフラン
ジ部6Aに係合して実施してもよい。この場合、管移動
操作機構4の係止溝20を挿入管部2の固定具3の押圧
体6のフランジ部6Aに係合して実施してもよい。
【0032】〔その他の実施形態〕 1.前記管移動操作機構4の構造としては、前記実施形
態で説明したものに限定されるものではなく、前記受口
管部1又は挿入管部2に対して着脱自在に係合又は固定
状態で、かつ、その係合又は固定状態での管軸芯方向に
沿う移動操作によって固定具3に管挿入接続方向又は管
引抜き方向の外力を付与するできる管移動操作機構4で
あるならば、その構成は適宜変更が可能である。 2.前記管移動操作機構4としては、固定具3に管挿入
接続方向又は管引抜き方向の何れか一方向の外力のみ付
与するものであってもよい。 3.前記管接触体7はウレタンゴム製のものに限定され
るものではなく、例えば、綿糸やポリエステル繊維等の
繊維から形成された平打紐や不織布から構成してもよ
く、受口管部1や挿入管部2よりも軟質の材料から構成
されているならば適宜変更が可能である。 4.前記管接触体7に、管径方向内方側に向かって開口
する複数の凹部を形成して実施してもよい。 5.前記挾持体5及び押圧体6を硬質の合成樹脂から形
成してもよい。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切り欠き側面図
【図2】平面図
【図3】管移動操作機構の正面図
【図4】固定具の分解斜視図
【図5】固定具の正面図
【図6】(イ)は挾持体が挾持固定される前の状態を示
す断面図 (ロ)は挾持体が挾持固定された状態を示す断面図
【図7】挿入接続された挿入管部を離脱(接続解除)さ
せる場合を示す部分断面図であって、(イ)は挾持体が
挾持固定される前の状態を示す断面図 (ロ)は挾持体が挾持固定された状態を示す断面図
【図8】第2実施形態の要部の断面図
【図9】第2実施形態の要部の斜視図
【図10】第3実施形態の固定具の分解斜視図
【図11】第3実施形態の固定具の正面図
【図12】(イ)は挾持体が挾持固定される前の状態を
示す断面図 (ロ)は挾持体が挾持固定された状態を示す断面図
【図13】第4実施形態の固定具の分解斜視図
【図14】第4実施形態の固定具の正面図
【図15】(イ)は挾持体が挾持固定される前の状態を
示す断面図 (ロ)は挾持体が挾持固定された状態を示す断面図
【図16】従来技術を示す平面図
【符号の説明】
1 受口管部 2 挿入管部 3 固定具 4 管移動操作機構 5 挾持体 5a 管挾持面 5b 傾斜面 6 押圧体 6a カム面 7 管接触体 7a 貫通孔 8 分割挾持部材 8a リブ 10 分割押圧部材 12 ボルト 13 ナット 31 弾性体 34 弾性体 33 ネジ部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口管部(1)に対して管軸芯方向から
    挿入接続可能な挿入管部(2)又は前記受口管部(1)
    に着脱自在な外嵌固定される固定具(3)と、前記受口
    管部(1)又は挿入管部(2)に対して着脱自在に係合
    又は固定状態で、かつ、その係合又は固定状態での管軸
    芯方向に沿う移動操作によって前記固定具(3)に管挿
    入接続方向又は管引抜き方向の外力を付与する管移動操
    作機構(4)とを備えた管接合又は引抜き装置であっ
    て、 前記固定具(3)を、前記挿入管部(2)又は受口管部
    (1)を管径方向から挾持固定可能な挾持体(5)と、
    前記管挿入接続方向又は管引抜き方向の外力が作用した
    とき、前記挾持体(5)との間での管軸芯方向への相対
    移動に連れて該挾持体(5)を管径方向内方へ移動させ
    るカム面(6a)を備えた押圧体(6)とから構成する
    とともに、前記挾持体(5)の管挾持面(5a)側に、
    前記挿入管部(2)又は受口管部(1)よりも軟質材料
    製の管接触体(7)を付設してある管接合又は引抜き装
    置。
  2. 【請求項2】 前記押圧体(6)が、前記挿入管部
    (2)又は受口管部(1)の外周面に沿って環状に連結
    可能な複数の分割押圧部材(10)から構成されている
    請求項1記載の管接合又は引抜き装置。
  3. 【請求項3】 前記挾持体(5)の外周面又はこれの外
    周面に突出形成されたリブ(8a)の外面が、前記押圧
    体(6)のカム面(6a)と面接当可能な傾斜面(5
    b)に形成されている請求項1又は2記載の管接合又は
    引抜き装置。
  4. 【請求項4】 前記挾持体(5)が管周方向に沿って配
    設される複数の分割挾持部材(8)から構成さていて、
    各分割挾持部材(8)が、前記押圧体(6)に対して管
    軸芯方向及び管径方向の一定範囲内で相対移動自在に連
    結されている請求項1、2又は3記載の管接合又は引抜
    き装置。
  5. 【請求項5】 前記挾持体(5)が管周方向に沿って配
    設される複数の分割挾持部材(8)から構成さていて、
    各分割挾持部材(8)が、前記押圧体(6)に対して管
    軸芯方向及び管径方向の一定範囲内での相対移動を許容
    する弾性体(31,34)を介して連結されている請求
    項1、2、3又は4記載の管接合又は引抜き装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性体(31,34)が押圧体
    (6)の内周面に螺合されたネジ部材(33)に貫通保
    持されている請求項5記載の管接合又は引抜き装置。
  7. 【請求項7】 前記押圧体(6)が、管周方向で2分割
    されたものであって、これら両分割押圧部材(10)の
    管周方向の一端部同士が管軸芯と平行な軸芯周りで揺動
    自在に枢支連結されているとともに、前記両分割押圧部
    材(10)の管周方向の他端部同士をボルト(12)・
    ナット(13)にて締付け連結してある請求項2、3、
    4、5又は6記載の管接合又は引抜き装置。
  8. 【請求項8】 前記一方の分割押圧部材(10)の外周
    面の他端部側に把持部(30)が固着されている請求項
    7記載の管接合又は引抜き装置。
  9. 【請求項9】 前記管接触体(7)が合成樹脂製ゴムか
    ら形成されているとともに、該管接触体(7)が前記挾
    持体(5)の管挾持面(5a)に固着されている請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の管接合又は引抜き装置。
  10. 【請求項10】 前記管接触体(7)には、少なくとも
    管径方向内方側に向かって開口する貫通孔(7a)又は
    凹部が形成されている請求項1〜9のいずれか1項に記
    載の管接合又は引抜き装置。
JP34054795A 1995-12-27 1995-12-27 管接合又は引抜き装置 Pending JPH09174453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34054795A JPH09174453A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 管接合又は引抜き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34054795A JPH09174453A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 管接合又は引抜き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09174453A true JPH09174453A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18338038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34054795A Pending JPH09174453A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 管接合又は引抜き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09174453A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247835A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Cosmo Koki Co Ltd 継手体の接続手段
JP2011064277A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Izumi Products Co 管の引き抜き工具
JP2011136386A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Reiji Nakamura 管体の周面把持具
JP5623665B1 (ja) * 2014-03-31 2014-11-12 有限会社坂井家起こし 鋼管杭打ち装置の打ち込み用キャップ及びこれを用いた打ち込み工法
KR101939759B1 (ko) * 2018-07-13 2019-01-17 엘아이지넥스원 주식회사 원통 구조물 고정장치
CN110293517A (zh) * 2019-07-29 2019-10-01 中国电子科技集团公司第十四研究所 一种带有限位功能的插件拆卸工具
CN110410383A (zh) * 2019-08-30 2019-11-05 扬州市永发气动液压设备有限公司 一种复合材料拉缸型液压缸
KR102217140B1 (ko) * 2020-11-25 2021-02-18 대성이엔에프(주) 공동주택용 종합 통신 단자함
JP2022158784A (ja) * 2021-04-02 2022-10-17 克是 佐々木 鋼材とチェンとゴム板を組み合わせた道具
CN116423446A (zh) * 2023-05-25 2023-07-14 南京同尔电子科技有限公司 一种具有防漏气机构的气管拔出辅助工具
JP2023123313A (ja) * 2022-02-24 2023-09-05 株式会社スペース二十四インフォメーション 長手部材引抜用チャックおよび長手部材引抜方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247835A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Cosmo Koki Co Ltd 継手体の接続手段
JP2011064277A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Izumi Products Co 管の引き抜き工具
JP2011136386A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Reiji Nakamura 管体の周面把持具
JP5623665B1 (ja) * 2014-03-31 2014-11-12 有限会社坂井家起こし 鋼管杭打ち装置の打ち込み用キャップ及びこれを用いた打ち込み工法
KR101939759B1 (ko) * 2018-07-13 2019-01-17 엘아이지넥스원 주식회사 원통 구조물 고정장치
CN110293517B (zh) * 2019-07-29 2024-03-19 中国电子科技集团公司第十四研究所 一种带有限位功能的插件拆卸工具
CN110293517A (zh) * 2019-07-29 2019-10-01 中国电子科技集团公司第十四研究所 一种带有限位功能的插件拆卸工具
CN110410383A (zh) * 2019-08-30 2019-11-05 扬州市永发气动液压设备有限公司 一种复合材料拉缸型液压缸
KR102217140B1 (ko) * 2020-11-25 2021-02-18 대성이엔에프(주) 공동주택용 종합 통신 단자함
JP2022158784A (ja) * 2021-04-02 2022-10-17 克是 佐々木 鋼材とチェンとゴム板を組み合わせた道具
JP2023123313A (ja) * 2022-02-24 2023-09-05 株式会社スペース二十四インフォメーション 長手部材引抜用チャックおよび長手部材引抜方法
JP2023123488A (ja) * 2022-02-24 2023-09-05 株式会社スペース二十四インフォメーション 長手部材引抜用チャックおよび長手部材引抜方法
CN116423446A (zh) * 2023-05-25 2023-07-14 南京同尔电子科技有限公司 一种具有防漏气机构的气管拔出辅助工具
CN116423446B (zh) * 2023-05-25 2023-10-13 南京同尔电子科技有限公司 一种具有防漏气机构的气管拔出辅助工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09174453A (ja) 管接合又は引抜き装置
JP5297392B2 (ja) サンダー
JP4156976B2 (ja) タイヤ成型ドラムの連結装置
JPH1030613A (ja) 導管操作治具
KR200203399Y1 (ko) 분할형 렌치
CN113799174A (zh) 一种适用于机械臂快速拆卸的卡箍装置及其应用
JP2010105062A (ja) 管離脱装置と管接合装置及び管脱着装置
CN210662081U (zh) 快速连接器
JP3543215B2 (ja) 管継手
US20230066981A1 (en) Pipe Joint Locking Tool
JPS6224100Y2 (ja)
CN218905168U (zh) 一种用于非金属管道的管钳
CN215748937U (zh) 振动装置
US6832426B2 (en) Device for decoupling the inner part and the outer part of a constant velocity joint from each other and the method
JPS6026897Y2 (ja) 工具着脱装置
JPH022143Y2 (ja)
JP2600509Y2 (ja) 圧入物交換器
KR200318199Y1 (ko) 고무 슬리브 고정 장치
KR960008490Y1 (ko) 너트 조임용 지그
KR200180962Y1 (ko) 볼트·너트용 개량소켓
JP3007341B1 (ja) 手動式管継手着脱装置
JPH0814192A (ja) 回転伝達経路のフランジ接合装置
JPH06134678A (ja) 管接続用のクランプ治具
JPH10113881A (ja) 管接続工具及び管接続工具用サドル
JP2003126917A (ja) フレア工具用パイプクランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041022

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041027

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050308

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02