JPH0814192A - 回転伝達経路のフランジ接合装置 - Google Patents

回転伝達経路のフランジ接合装置

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Publication number
JPH0814192A
JPH0814192A JP14627694A JP14627694A JPH0814192A JP H0814192 A JPH0814192 A JP H0814192A JP 14627694 A JP14627694 A JP 14627694A JP 14627694 A JP14627694 A JP 14627694A JP H0814192 A JPH0814192 A JP H0814192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
positioning pin
hole
screw
holding hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP14627694A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nishimura
弘一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0814192A publication Critical patent/JPH0814192A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジ接合箇所に要求される締結機能と芯
出し機能と回転トルク伝達機能とを備えたフランジ接合
装置において、芯出しと回転トルク伝達とを担う位置決
めピンでフランジとボス部との合わせ作業がじゃまされ
ないようにする。分解時に位置決めピンを容易に引き抜
くことができるようにする。 【構成】 ボルト8によってフランジ2とボス部4とを
締結する。フランジ2とボス部4とに亘る位置決めピン
保持穴21に、径大なねじ穴22を連通させて設ける。
位置決めピン23にねじ穴24を設ける。位置決めピン
保持穴21に挿入した位置決めピン23を、ねじ穴22
にねじ込んだピン押えねじ25で抜け防止する。位置決
めピン23を引き抜くときは、ピン押えねじ25を取り
外してから、位置決めピン23のねじ穴24にボルトな
どをねじ込んで引き抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転伝達経路のフラン
ジ接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型ポンプにおける主軸から羽根車のボ
ス部に至る回転伝達経路には、図3に示したように、主
軸1側のフランジ2に羽根車3のボス部4を結合した箇
所がある。この結合箇所には、フランジ2とボス部4と
の締結機能のほか、羽根車3の芯出し機能、回転トルク
伝達機能などが要求されている。そこで、従来より、上
記の各機能が発揮される構造として図4および図5や、
図6および図7に示した構造が採用されていた。図4や
図5に示した構造は頭付きリーマボルト5を用いた構造
である。この構造においては、主軸1側のフランジ2の
複数箇所にリーマ穴6aが貫通状に開設されていると共
に、ボス部4にリーマ穴6bとねじ穴7が同心状に設け
られている。そして、フランジ2とボス部4とを合わせ
てフランジ2側からリーマ穴6a,6bに挿通した頭付
きリーマボルト5のねじ部5aをボス部4側のねじ穴7
にねじ込んで締め付けてある。図6や図7に示した構造
は締結用ボルト8と位置決めピン9とを併用した構造で
ある。この構造においては、主軸1側のフランジ2の複
数箇所にボルト挿通穴(不図示)が設けられていると共
に、そのフランジ2の他の複数箇所とボス部4とに亘っ
て軸方向の両端が閉じた袋穴状の位置決めピン保持穴1
0が設けられている。そして、位置決めピン保持穴10
に位置決めピン9を保持させ、フランジ2のボルト挿通
穴に挿入した締結用ボルト8をボス部4側のねじ穴(不
図示)にねじ込んで締め付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4や図5で説明した
従来の構造では、リーマ穴6a,6bの内面とそのリー
マ穴6a,6bに挿通した頭付きリーマボルト5との隙
間がきわめて小さいため、頭付きリーマボルト5をねじ
込むときにこのリーマボルト5とリーマ穴6a,6bの
内面とが擦れて焼付きの起こるおそれがある。図6や図
7で説明した従来の構造では、ボス部4とフランジ部2
とを合わせるときに、ボス部4側のリーマ穴10に立て
られた複数の位置決めピン9…にフランジ2側のリーマ
穴10を嵌め込みながらそのフランジ2をボス部4に合
わせるという感覚的で困難な作業を行わねばならない。
また、位置決めピン9がリーマ穴10にしっくりとした
状態に嵌まり込んでいるので、フランジ2とボス部4と
を離した後、リーマ穴10から位置決めピン9を引き抜
くことに困難が伴う。本発明は以上の事情の下でなされ
たものであり、上述したような頭付きリーマボルトとリ
ーマ穴との擦れ合いに伴う焼付きの起こるおそれがな
く、また、ボス部とフランジとを合わせるときに感覚的
で困難な作業を行う必要がなく、さらに分解時などには
位置決めピンを容易に引き抜くことのできる回転伝達経
路のフランジ接合装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による回転伝達経
路のフランジ接合装置は、回転軸に設けられたフランジ
とこのフランジに対接される被接合部とに亘って設けら
れた位置決めピン保持穴に保持される位置決めピンと、
上記フランジにおける被接合部に対面しない側の面で開
口し上記位置決めピン保持穴に連通すると共にこの位置
決めピン保持穴よりも径大に形成されたねじ穴にねじ込
まれるピン押えねじと、フランジと被接合部材とを結合
する締結用ボルトと、を備え、上記位置決めピンに、フ
ランジのねじ穴を通して挿入したねじ軸体をねじ込み可
能なねじ穴が設けられているというものである。
【0005】
【作用】本発明のフランジ接合装置において、位置決め
ピンを位置決めピン保持穴に保持させるときには、被接
合部とフランジとを合わせた後、それらに亘る位置決め
ピン保持穴にフランジのねじ穴を通して位置決めピンを
挿入して保持させる。また、位置決めピン保持穴に保持
されている位置決めピンは、その位置決めピンのねじ穴
にねじ軸体をねじ込んで引っ張ることにより位置決めピ
ン保持穴から引き抜かれる。本発明のフランジ接合装置
において、ピン押えねじはフランジのねじ穴にねじ込ま
れる。そして、このピン押えねじによって位置決めピン
保持穴に保持されている位置決めピンの抜け出しが防止
される。さらに、本発明のフランジ接合装置において、
フランジとの結合箇所に要求される芯出し機能や回転ト
ルク伝達機能は位置決めピン保持穴に保持された位置決
めピンによって発揮され、フランジと被接合部との締結
機能は締結用ボルトによって発揮される。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例による回転伝達経路の
フランジ接合装置を使用した結合箇所の部分横断平面
図、図2は図1の要部を拡大した一部破断側面図であ
る。この実施例は、図3で説明した大型ポンプにおける
主軸1から羽根車3のボス部4に至る回転伝達経路にお
ける主軸1側のフランジ2と羽根車3側のボス部4との
接合に用いるフランジ接合装置についてのものである。
主軸1側のフランジ2の複数箇所にボルト挿通穴(不図
示)が設けられており、そのボルト挿通穴に挿入した締
結用ボルト8をボス部4側のねじ穴(不図示)にねじ込
んで締め付けてある。フランジ2の他の複数箇所とボス
部4とに亘ってリーマ穴でなる位置決めピン保持穴21
が設けられている。また、フランジ2には、このフラン
ジ2におけるボス部4に対面しない側の面で開口するね
じ穴22が上記位置決めピン保持穴21に連通する状態
で設けられている。このねじ穴22は位置決めピン保持
穴21よりも少し径大でしかも同心配置されている。2
3は平行ピンでなる位置決めピンであり、上記位置決め
ピン保持穴21に隙間なくしっくりと挿入できる直径を
有している。この位置決めピン23の一端面にはねじ穴
24が設けられている。25は六角穴付きボルトでなる
ピン押えねじであり、フランジ2の上記ねじ穴22にね
じ込むことができる。そして、ボス部4とフランジ2と
を合わせた後、フランジ2のねじ穴22にピン押えねじ
25をねじ込む前に、位置決めピン23がフランジ2の
ねじ穴22を通して位置決めピン保持穴21に挿入さ
れ、その後に、フランジ2のねじ穴22にピン押えねじ
25がねじ込まれている。このようにしてフランジ2と
ボス部4とが結合されていると、フランジ2とボス部4
との締結機能が複数箇所の締結用ボルト8…によって発
揮され、フランジ2とボス部4との結合箇所に要求され
る芯出し機能や回転トルク伝達機能が位置決めピン保持
穴21に保持された位置決めピン23によって発揮され
る。そして、ピン押えねじ25によって位置決めピン2
3の抜け落ちが防止される。図2においては、ピン押え
ねじ25が位置決めピン23に当接しているけれども、
位置決めピン23が位置決めピン保持穴21の中で軸方
向に摺動できる状態であってもよい。ただし、その場合
には、位置決めピン23が常時フランジ2とボス部4と
に跨がって配置されるようになっている必要がある。位
置決めピン23を位置決めピン保持穴21に挿入すると
きには、位置決めピン23を一本ずつフランジ2のねじ
穴22を通して位置決めピン保持穴21に挿入すること
が可能であり、そのようにすることにより、位置決めピ
ン23を位置決めピン保持穴21に挿入する作業を容易
にしかも確実に行うことができる。位置決めピン23を
位置決めピン保持穴21から引き抜くときには、フラン
ジ2のねじ穴22からピン押えねじ25を取り外した
後、フランジ2のねじ穴22から挿入したボルトなどで
なるねじ軸体(不図示)を位置決めピン9のねじ穴24
にねじ込み、次に、そのねじ軸体と共に位置決めピン9
を引っ張って引き抜けばよく、このようにすると、引抜
きを容易に行える。この実施例では大型ポンプにおける
羽根車3のボス部4をフランジ2に接合される被接合部
として説明したけれども、本発明を適用することのでき
るフランジや被接合部は大型ポンプの主軸のフランジや
羽根車のボス部に限定されない。たとえば、他の種類の
ポンプやポンプ以外の回転機械における回転伝達経路の
フランジ接合装置として広範に適用することができる。
【0007】
【発明の効果】本発明による回転伝達経路のフランジ接
合装置によれば、フランジと被接合部との締結機能が締
結用ボルトによって発揮され、フランジとの結合箇所に
要求される芯出し機能や回転トルク伝達機能が位置決め
ピン保持穴に保持された位置決めピンによって発揮され
る。そして、位置決めピン保持穴にはそれよりも径大で
フランジにおける被接合部に対面しない面で開口するね
じ穴が連通されているので、位置決めピン保持穴に位置
決めピンを挿入するときには、フランジと被接合部とを
合わせた後、フランジのねじ穴を通して位置決めピンを
一本ずつ位置決めピン保持穴に容易に挿入することがで
きるようになる。また、位置決めピンに設けられている
ねじ穴に、フランジのねじ穴を通して挿入したねじ軸体
をねじ合わせて引っ張ることにより、その位置決めピン
を容易に引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による回転伝達経路のフランジ
接合装置を使用した結合箇所の部分横断平面図である。
【図2】図1の要部を拡大した一部破断側面図である。
【図3】大型ポンプの主軸から羽根車に至る回転伝達経
路におけるフランジ接合箇所を一部破断して示した説明
図である。
【図4】従来のフランジ接合装置を使用した結合箇所の
部分横断平面図である。
【図5】図4の要部を拡大した一部破断側面図である。
【図6】従来の他のフランジ接合装置を使用した結合箇
所の部分横断平面図である。
【図7】図6の要部を拡大した一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 主軸(回転軸) 2 フランジ 4 ボス部(被接合部) 8 締結用ボルト 21 位置決めピン保持穴 22 フランジのねじ穴 23 位置決めピン 24 位置決めピンのねじ穴 25 ピン押えねじ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に設けられたフランジとこのフラ
    ンジに対接される被接合部とに亘って設けられた位置決
    めピン保持穴に保持される位置決めピンと、上記フラン
    ジにおける被接合部に対面しない側の面で開口し上記位
    置決めピン保持穴に連通すると共にこの位置決めピン保
    持穴よりも径大に形成されたねじ穴にねじ込まれるピン
    押えねじと、フランジと被接合部材とを結合する締結用
    ボルトと、を備え、上記位置決めピンに、フランジのね
    じ穴を通して挿入したねじ軸体をねじ込み可能なねじ穴
    が設けられていることを特徴とする回転伝達経路のフラ
    ンジ接合装置。
JP14627694A 1994-06-28 1994-06-28 回転伝達経路のフランジ接合装置 Pending JPH0814192A (ja)

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JP14627694A JPH0814192A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 回転伝達経路のフランジ接合装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP14627694A JPH0814192A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 回転伝達経路のフランジ接合装置

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ID=15404072

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JP14627694A Pending JPH0814192A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 回転伝達経路のフランジ接合装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007211583A (ja) * 2006-01-16 2007-08-23 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 連結ピンの脱着装置
JP2013066897A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Sekisui Chem Co Ltd かしめ工具
KR20190024733A (ko) * 2017-08-30 2019-03-08 한온시스템 주식회사 탱크 내 변속기 오일 냉각기용 금속 시일 피팅

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